2016.11.16 

平成28年度 理学療法学科卒業研究発表会を開催!~教員レポート

2016年11月4日(金)、5日(土)の2日間、48演題の研究発表が行なわれました。
テーマは脳科学、循環系、動物実験による基礎研究、物理療法、バイオメカニクス、コミュニケーション、子ども・妊産婦・高齢者への調査などに加え、今年は一人の患者さんに対し治療プログラムを検討し、実際の治療効果を検討したケーススタディもあり、理学療法をさまざまな角度から考えぬいた内容がつまった発表ばかりでした。
すべての学生が原稿をもたず、前を向いて堂々と発表していたのが印象的で、必死に練習したのが伝わってきました。
 
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学生にとって1演題につき7分の発表と3分の質疑応答という10分間はとても長く、短く感じたのではないでしょうか?
教員としても、練習の成果をうまくだせるか心配で、こちらも緊張してしまいます。。。
特に質疑応答では、学生への質問が白熱して、教員同士のディスカッションになることもあります。教員同士が研究について議論している姿を見ることは学生にとっても、若手教員にとっても刺激的で、研究に対する想い、考え方を改めて知ることができました。
発表でうまくできた、またできなかった学生もいたかもしれませんが、今回の卒業研究を通して、物事を客観的に捉え、深く突き詰めていくことを経験し、患者さんをよりよくするために努力するマインド「All for Patients」がさらに育ったのではないかと思います。
「選ばれる理学療法士」になり続けるための土台として、本学の学びがあればうれしい限りです。
卒業研究が終わったと思ったら、すぐさま国家試験対策が始まります。
今年も国家試験100%合格を目指して、みなさん猛勉強!ファイト!

理学療法学科 助教 松本大輔

 
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今年も15のゼミから48演題の発表がありました。動物実験による基礎研究から症例検討まで、様々な領域での研究がなされており、自分が行った研究と違う分野の研究発表は少し難しく感じた学生もいたのではないかと思います。しかしながら、自分とは異なる視点を持った発表を聞いたり、また質疑応答を行う中で、自身の行った研究に対する理解がより深まったり、新たな可能性に気付くこともできたのではないでしょうか。
自分でテーマを見つけ、それを検証していく過程はとても大変だったと思いますが、その苦労の分だけ内容の濃い、素晴らしい発表ばかりでした。今回の卒業研究が、臨床で働くなかで何事にも疑問を持ち、それに対する仮説を立て、検証していくプロセスを踏むための第一歩となれば幸いです。そして、その成果を患者さんや社会に還元できる理学療法士になって下さい。
卒業研究の次は、休む間もなく国家試験の対策が待っています。春からそれぞれの道を歩めるよう、全員合格をめざして頑張って下さい!!

理学療法学科 助教 梶原 由布

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