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教育・教授活動に関する自主学習会を行いました~看護医療学科教員レポート

2019年1月4日(金)

平成30年12月25日(火)行われた全学FD研修会に引き続き、14:40から16:00まで、K204ゼミ室において教育・教授活動に関する自主学習会を開催しました。

助言者として、鈴木克明先生(熊本大学教授システム学研究センター長・大学院教授システム学専攻長)をお招きしました。

参加者は、看護医療学科、健康栄養学科、人間環境デザイン学科、現代教育学科の教員など15名が参加し、日々の教授活動に対する質問や授業や演習設計など教育上の悩みなどフリートークの機会としました。鈴木先生からはまさに「目からうろこ」といった斬新的なアドバイスを頂き大変、有意義な時間を過ごしました。

 

教育・教授活動に関する自主学習会1-1

 

鈴木先生が何度も強調されたことは「基礎から教えるのではなく、応用から学修して基礎にもどる」ことの意義でした。従来の看護医療学科のカリキュラムでは、1回生は「人体の構造と機能」など専門基礎科目と「基礎看護学」を中心にカリキュラムが組まれています。その後、2回生で専門基礎科目の「疾病の成り立ちと回復の促進」で病態や治療などについて学び、専門科目である「成人看護学・母子看護学・老年看護学・精神看護学・地域看護学」の対象論で概論的なことを学びます。更に2回生の後期から3回生の前期にかけて援助論でそれぞれの対象に対する援助の実際を学び、3回生の後期から臨地実習の中で今まで学んできたことを統合し、実践に役立つ知識と技術を身に付けます。しかし高校を卒業したばかりの1回生にとって、最初に学ぶ専門基礎科目は医学用語ばかりで難しく、またその知識が看護にどのように結びつくかイメージし難いため面白みに欠けます。

鈴木先生のご提案は、2回生・3回生で学ぶ各領域の看護学を1回生で学びます。その際、1人の模擬患者の事例を提示して、病態や治療など自分達で調べるようにしておきます。すると、学生は自ら学び、知識が深まるというものです。その後に専門基礎科目を学修すると、一度自分で調べた医学用語なので理解しやすく、知識の定着が容易にできるということです。

更に、講義についても、「教員がかみ砕いて説明している間では学生は自ら学習しない。毎回小テストを先に行い、自分で調べるようにすると理解が進み、学習したことも忘れないし国家試験対策にもつながる」、また演習科目については、「小テストの代わりにパフォーマンス課題を実施することも効果的である」との助言をいただきました。

 

演習や実習などにおいて、少し先に体験した学生(先輩が後輩に)にその内容を説明すると、説明を受けた側(後輩)、説明した側(先輩)ともに学びが深まる『ピアチューター』が効果的という報告もありました。このことは、本学の健康支援学生チームTASKが実践している方法であり、認知症カフェや学外ボランティア活動などのフィールドワークにおいても、活用できる教授方法だと考えました。

 

今回の自主学習会を通して、学生を惹き付ける魅力的な授業について深く考える機会となりました。また、学生の学びが深まるように、授業に対して様々な工夫を凝らし、日々悩み模索しながら学生に関わっている教員の皆様に感銘を受けました。

今回の学びを今後の糧として自己研鑽していきます。

 

看護医療学科助手 島岡昌代

●畿央大学FD研修会についての記事はコチラ

【所属カテゴリ】イベントレポート畿央の学びと研究看護医療学科

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