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看護医療学科
2016.02.01
教育方法・技術論(中等)で模擬授業を体験!~健康栄養学科
看護医療学科・健康栄養学科・人間環境デザイン学科2年次配当「教育方法・授業論(中等)」(担当:現代教育学科西端教授)」について、健康栄養学科の学生によるレポートが届きました。 ※畿央大学では教育学部以外でも教員免許の取得が可能です(看護医療学科:養護教諭、健康栄養学科:栄養教諭、人間環境デザイン学科:家庭科教諭) 2015年12月18日(金)、教育方法・技術論(中等)の時間に模擬授業をしました。 私は実際にみんなで何かを作ると楽しく学べるのではないかと考え体験型の授業にしました。今回は生クリームからバターを作りみんなでパンに塗って食べました。 方法 500mlペットボトルに塩1gと生クリーム100mlを入れひたすら振る。固形とホエイに分離したら完成。 原理 振ると生クリーム中の脂肪を覆っている薄い膜が破れ、水分を追い出し脂肪のみが固まる。 これがバター。 授業の感想 良かった点 ・みんなで楽しく協力できてよかった。 ・見回っていた点。10秒ずつ振るのを交代させることでバターになる変化を確認しやすかった。 ・一体感が生まれた。 ・盛り上がった。 ・協力することで仲が深まる。 ・話したことのない人とも会話ができた。 改善点 ・どういう材料・原理でバターができるのか説明があればよかった。 ・時間が足りなかった。 ・場所の間隔が狭かった。 ・最初に完成形の説明が欲しかった。 ・グループわけをもう少しスムーズにできるとよい。 ・流れを前に書く等見通しをたてると伝わりやすい。 学んだこと ・楽しいだろうという理由だけで参加型の授業を選択したが、「一体感が生まれた」「話したことのない人とも会話ができた」等の意見ももらって、体験型の授業なら食べ物のことを学ぶだけでなく、生徒同士の友だちづくりの手助けにもなると気づけた。 ・必死だったので詳しい説明をすることを忘れてしまっていた。もう少し話す内容も計画しておくべきだった。 ・資料を配布する、十分なスペースの確保等の配慮が足りなかった。 ・タイムスケジュールの見積もりが甘かった。 まとめ 実際に授業をすることでみんなの反応を見ることができたのが一番の収穫でした。不備もあったけど、みんな笑顔で楽しそうに授業を受けてくれました。終わった後も「楽しかった」「ありがとう」と言ってもらえて達成感があり、やってよかったと思いました。正直先生は大変な仕事というイメージしか持っていませんでしたが、生徒(クラスメイト)が喜んでくれることがこんなに励みになるとは思いませんでした。少しの時間でしたが、先生という職業の良さを知れたよい機会になりました。私が目指すのは栄養教諭なのでずっと生徒に関わることはできませんが、特殊な授業ならではの、楽しい体験の時間を作れる栄養教諭になりたいと思います。 健康栄養学科 2回生 今西綾実
2016.01.22
学生広報スタッフblog vol.196~災害看護論校外学習レポート第2弾!
こんにちは(^ω^) 学生広報スタッフ☆きーさんです! 今回は、看護医療学科4回生後期の選択科目「災害看護論」(担当:堀内美由紀先生)についてのレポート第2弾♪ 1月8日(金)、奈良市にある県営競輪場で奈良DMAT*隊員のSCU*展開訓練が行われ、私たち受講生も参加させて頂きました☆ ※DMAT(ディーマット;Disaster Medical Assistance Team=災害時派遣医療チーム)は、災害急性期に活動できる機動性を持った、トレーニングを受けた医療チームのことです。 ※SCU(Staging Care Unit=広域搬送拠点医療施設)は、広域災害時において災害現場から搬送されてきた傷病者の応急的な治療とトリアージを行い、重症度の高い人から優先的に、専門的な治療を行うために指定された災害拠点病院へ搬送するまでの治療場所をいいます。 (写真左)訓練場所は近鉄平城駅から徒歩10分弱の立地☆ (写真右)広い駐車場。もちろんこの日の競輪はお休みです! (写真左)SCU展開時の配置図や車両の動線についてシミュレート☆ (写真右)テント設営!ここで私たちも役割を分担して作業に当たりました(^^) 災害発生時は迅速にSCUを展開しなければいけないので、普段からの訓練で組み立て方など物品の取扱方法を熟知しておくことが大切なのはもちろん、緊急時に素早く行動するには作業を行う人や指示を出す人など、縦系列の役割分担(指揮系統の確立)も大事だと分かりました☆ (写真左)空気を送り込んで・・・ (写真右)完成!!思いのほか簡単に組み立てられました♪(もちろん、隊員の方々にお力添え頂いたからですが) (写真左)テント内に簡易ベッドを4床設置します☆ 限られた物品、スペースで最大限に効率の良い配置を考えます。治療や看護を行う際の動線も考慮に入れて、話し合いました☆ (写真右)完成!もちろん、「正解」は無いでしょうし、実際に運用しつつ微調整をして行かねばならないものだとは思いますが(^^) (写真左)別のテントではこういう配置に☆ (写真右)本部テントでは、県のSCU訓練史上初めてテレビが映りました♪ 災害時の情報収集にとても重要な媒体なのです(^^) ▲DMAT隊員の皆さんによる搬送デモンストレーション! ▲終了後はしっかりと後片付け☆ この日は時おり雨も降っていたので、しっかり水分を拭き取って撤収します。 (写真左)終了後のミーティングにも参加させて頂きました♪ (写真右)DMAT隊員の皆さん☆ 横一列で歩く姿がかっこいい! 今回の校外学習では、DMATによるSCU展開訓練を通して災害急性期に必要とされるCSCATTT(Command,Safety,Communication,Assessment,Triage,Treatment,Transportation)確立の実際も学ばせて頂けたように思います☆ また、隊員の皆さんの精悍な雰囲気が格好良く思えました(^^) このような貴重な機会を与えて頂き、本当にありがとうございました! 【「災害看護論」関連記事】 学生広報スタッフblog vol.195~「災害看護論」校外学習レポート! 災害に強い地域づくりへの大学の貢献を考える-DMAT訓練を通して- SCU(広域搬送拠点臨時医療施設)の設営を体験!~看護医療学科「災害看護論」 災害に強い大和の町づくりネットワーク活動 研修会を開催!
2016.01.09
NHKが看護医療学科堀内先生を取材!~阪神淡路大震災から21年。災害看護~
NHK取材『阪神淡路大震災から21年。次世代に伝えたいもの』 2016年1月17日 阪神淡路大震災から21年をむかえます。 毎年この時期になると「あれから○年」という言葉がよく聞こえてきます。 昨年11月中旬、NHKの記者さんから大学へ電話がかかってきました。「来年で阪神大震災から21年になりますが、震災後20年と何かと大きく取り上げられた今年(つまり昨年)と変わることなくNHKでは“私たちは決して忘れない”という思いで取り上げたい・・」と、確かそのような話でした。 被災地支援ののびのびキャンプのブログや以前の新聞記事にはすでに目を通しておられるようでした。 阪神淡路大震災への想いや記憶、東日本大震災および紀伊半島大水害をきっかけに立ち上げた「災害に強い大和の町づくりネットワーク」の活動の話を聞きたいとの説明がありました。 より多くの方々が災害について考える機会を提供したいという信条に合っていたのか、その時は、あまり深く考えず、特に気負いもなく、違和感もなく、取材を「承諾」しました。 しかし、考えてみれば、テレビの取材は初めてでした。 打ち合わせで来校された記者さんに(この時はこれが取材だと思っていた)一気に話をしました。次の週には福島に行く予定もあり、口はいつも以上に滑らかだったと思います。しかし、これまでの取材のようにレコーダーもなく、写真を撮られるわけでもなく、「小さい記事なのかな」と思っていました。 「で、本番なのですが・・」 「えっ?」 「はい、撮影の日です。当方NHKですから、基本は動画です。」 「そうなのですね・・」(笑) ▲ 自宅、「災害看護論」校外学習(DMATの訓練に参加)の様子 その後、3日間にわたる取材から編集されたものが「阪神淡路大震災から21年」を特集して、1月14日・15日放送のニュース番組で5分程度放映されるとのことです。 どのような番組構成になるのかはわかりませんが、「記憶が薄れてほしくない」という被災された方々の言葉の意味は、「被災によって多くの方々の命や生活が奪われた、そうした辛い経験をしっかり活かした整備(備え)であれ」という事だ、という事が、これからを担う若者たちに伝わればと被災経験者として思います。 本日、1月9日(土)「災害看護論」を履修した学生たちにそう伝え、最終講義のまとめとしました。 ▲災害看護論最終授業 看護医療学科 教授 堀内美由紀 ◆下記の番組で放送されます!ぜひご覧ください! 1/14(木)18:30~18:52 NHK奈良放送局 「ならナビ」 1/15(金)7:45~8:00 NHK大阪放送局 「おはよう関西」 なお、放送後には堀内先生宛てに、たくさんの励ましのメッセージやお手紙が寄せられました。 【堀内教授から、視聴者の皆さんへコメント】 1月14日,15日の阪神淡路大震災に関連するNHKの放送をご覧になりご連絡いただきました皆様,ありがとうございました。 同じ放送内容をご覧いただいているのですが,皆様のこの21年が様々であったことを改めて感じるお便りばかりでした。 貴重な活動記録や書籍もありがとうございます。拝読させていただきます。 筆が遅くまだ皆様にお返事ができておりません。 本学ホームページからで恐縮ですが,まずはお礼を申し上げます。
2015.12.28
学生広報スタッフblog vol.195~「災害看護論」校外学習レポート!
こんにちは☆ 学生広報スタッフの、きーさんです(^ω^) 今回は看護医療学科の選択科目「災害看護論」(担当:堀内美由紀先生)についてレポートします♪ 4回生後期の選択科目なので履修生は10人弱ですが、災害看護に関心のあるメンバーを中心にゼミのような雰囲気で学んでいます♪ 12月26日(土)、校外学習として大阪市にある市立阿倍野防災センターに行ってきました(^^) ちなみに、畿央大学の災害復興ボランティア部「HOPEFUL」の訪問レポートもあるので、そちらも是非読んでみて下さい。【コチラです】 (写真左)天王寺駅から徒歩10分弱。センターに到着! (写真右)入口には小さい消防車がありました☆ (写真左)消火器の特徴や使い方を学びます。いざという時に素早く、的確に使えるといいですね♪ (写真右)緊急時の通報要領を体験☆ 焦らず、的確に!(^^) ▲応急処置について。 ネクタイや段ボール、ビニール袋など、すぐ用意できるものを使って止血や骨折の処置を行えるんです☆ ▲被災後の街を再現したエリア☆ ここで救助法やポンプを使った消火法も学びました♪ この他にも、低姿勢で煙の害を避けながら避難することや震度7の揺れなど、”体験”してこそ分かる”学び”がいっぱいありました☆ ここで得た『被災時の行動』や『防災についての知識』と、『今まで学んできた看護の知識』とを統合し、災害時には迅速・的確に動ける看護師になれればと思います☆ 【「災害看護論」関連記事】 災害に強い地域づくりへの大学の貢献を考える-DMAT訓練を通して- SCU(広域搬送拠点臨時医療施設)の設営を体験!~看護医療学科「災害看護論」 災害に強い大和の町づくりネットワーク活動 研修会を開催!
2015.12.21
『サルコペニアとフレイル』 書評
日本では急速に高齢化が進んでおり、現在では4人に1人が65歳以上となっております。 これは今後もさらに進むと予想されています。 その高齢者に関する最近のトピックスが本著のタイトルにもなっている『サルコペニアとフレイル』です。 サルコペニアは筋肉量と筋力低下による身体機能の低下、フレイルは要介護状態になる前の高齢者の虚弱を言います。 本著は、総論と各論の2部構成になっており、その各論においては、さらに動脈硬化や肝疾患、慢性腎臓病、認知症などとフレイル・サルコペニアとの関連性や、それら疾患から生じる嚥下障害やオーラルフレイルを詳しく知ることが出来ます。 さらにその各論の後半部分では、フレイル・サルコペニアに関する治療に関してまとめられており、栄養介入や運動介入、介護予防などリハビリテーションに関する臨床的な内容まで含まれているため、非常に参考になります。 前半部分に関しましては、フレイル・サルコペニアを理解するための1つのテキストとして非常に役立つものと思われます。 私は本学において老年系理学療法学を担当しているため、これから講義を実施するにあたり非常に有意義な情報をいただけたことを嬉しく思っています。 また後半部分での、より臨床的な内容は、現場で活躍している看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、介護福祉士など高齢者に関わる専門職の方々に役に立つ内容かと思います。 また本著には、本学健康栄養学科の金内雅夫教授が「フレイルと生活の質」について総論を執筆されており、特定の疾患ごとのフレイルとQOL等について医学博士の観点から最新の知見を紹介されています。 最後に、特に私個人にとって、非常に興味を抱かせてくれた内容として、本著は論文や基礎研究の内容を存分に活用されていること、かつ骨格筋に関する基礎研究や分子メカニズムに関して色々とまとめてくださっているところは、今後の研究にも役立てられると思いました。 本著は、一般の方から、今後専門職をめざす方々、現在臨床で活躍されている医療者、また、高齢者研究をされている研究者と幅広い方々に読んでいただける内容かと思われます。 理学療法学科教授 今北英高
2015.12.17
平成27年度 臨地実習指導者研修会を開催しました~看護医療学科
2015(平成27)年12月12日(土)午後よりP302講義室において、看護医療学科「臨地実習指導者研修会」を行ないました。 この研修会は、看護医療学科の臨地実習指導者および本学教員が学生の看護実践能力の向上に向けて協働し、効果的な実習指導を行うことを目的として、また日頃の学生指導を振り返るとともに相互の交流と親睦を深める機会として年1回開催しており、今回で4回目となります。 当日は暖冬の影響か、12月にしては暖かい日となりましたが、各施設・病院から41名の臨地実習指導者の方々にご参加いただきました。 第1部は、大阪府看護協会理事・看護師職能委員会Ⅱ委員長 社会医療法人美杉会佐藤病院理事・看護部長 認定看護管理者の髙須久美子先生に、「“いまどきの新人看護師”の特徴について -特に早期離職の問題に焦点をあてて-」というタイトルでご講演をいただきました。 先生のご講演から、内容をかいつまんでご紹介したいと思います。 新人看護師は、専門的な知識・技術が不足しており、医療事故を起こさないか不安であると悩んでいます。また、その不安が離職の理由にもなっているようです。新人看護師の離職・退職理由として、よく挙げられるのが「人手不足で新人なのに頼れる先輩がいない」、「仕事の覚えが悪く、周りに迷惑ばかりかけてしまう」というもので、人間関係のストレスや業務に体や心がついていけないことが多いようです。また、新人看護師にせよ看護学生にせよ、指導者や教員とは年代が異なることが多く、褒められて育ったなど、若い世代の特徴を汲むことが大事です。また、悩みを抱えている新人看護師に対し、指導の方法もそうですが、例えば、一人でご飯を食べている、食欲がないなどの「サインを見逃さない」ことが重要です。 効果的なコミュニケーションのためには、相手を理解し、相手が受止めやすい形で伝えたいことを伝えることが必要です。そのときに有効な手段の一つが「リフレーミング」です。半分の水が入ったコップを「もう半分しかない」と捉えるか「まだ半分ある」と捉えるか、人によって価値観という枠組み(フレーム)が異なります。そのフレームを別の視点から見るようにするのがリフレーミングです。リフレーミングを行うと、人間関係も好循環のスパイラルを生むのではないかと思います。 非常に素晴らしいご講演でした。先生のご講演を伺いながら、「臨地実習の現場(新人看護師)」も「大学の現場(学生)」もやはり共通した問題を抱えていると感じることができました。 第2部では、「早期離職の問題と基礎教育の在り方について」というテーマで、指導者のみなさまと教員の混合編成により9つのグループに分かれ、白熱したディスカッションを行いました。その後、各グループより発表を行いました。 各グループの『若い看護師・看護学生を育てるには、どうすればよいか』の発表の要点は次のような内容でした。 ・「現状を理解し、すべてを受け入れる心を持つ」 ・「見守り続ける・認める・評価する。ささないな一言をかける。先輩ナース(教員)が行っているコミュニケーション+看護を実際に見せる」 ・「新人看護師(学生)の特徴を理解し、先輩ナース(教員)がフォローしながら成長させる」 ・「達成感を得る、誰が聞いてもわかるようにする、適材適所、自身の看護を見つめなおす」 ・「次世代を担う人材を育てる気持ちで、学生時代に受け持った患者さんのようにスムーズにいかないこともある、そのギャップがわかるように育てていく」 ・「新人ナース(学生)も人間だ!頭ごなしに怒らない」 ・「達観-仏の心、抱え込まない」 ・「看護の素晴らしさを体験。学生の個性を引き出す」 ・「教えることは学ぶこと」 最後に、第1部にて講演いただいた髙須久美子先生、本学看護医療学科長の河野由美教授から講評をいただきました。 どれも納得のいく「なるほど!」と思えるようなことで、非常に貴重な示唆を得ることができました。しかしながら実際におこなっていくには少し工夫が必要なこともあります。1部、2部両方を通じて、臨地実習指導者も教員も同じ課題を抱え、かつ「同じ思い」を共有しながら前進していける関係であることがわかり、本研修会を催して本当によかったと思います。また研修会のアンケートからも、このような場を設けることの意義をご記入いただいたものもあり、実りの多い研修会でありました。 今後も臨床側、大学側が「同じ思い」で進みつつ、学生に還元できるよう努力を重ねていきたいと思います。 看護医療学科 准教授 文 鐘聲
2015.11.27
第3回Kioオレンヂ喫茶(カフェ)in和里(にこり)を開催しました~看護医療学科
11月21日(土)14:00~15:00に、大和高田にある社会福祉法人 太樹会 介護老人保健施設 和里(にこり)の南館1階の喫茶コーナーで、<第3回Kioオレンヂ喫茶(カフェ)in和里(にこり)>を開催しました。 <Kio オレンヂ喫茶(カフェ) in 和里(にこり)>は介護老人福祉施設 和里のご協力をいただき、国の「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」の中の<認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指す>という基本的な考え方にのっとり、地域の人々へ参加を呼びかけて、畿央大学看護医療学科 老年看護学領域の教員と健康栄養学科 林京子講師、そして和里(にこり)の管理栄養士 空先生とが行っているものです。 今回のテーマは「絵手紙を描こう =自由に表現してみよう=」でした。 入所されている高齢者が3名、短期入所を利用されている高齢者が3名、面会に来られた1名の合計7名が参加してくださいました。また、奈良県の認知症看護の認定看護師3名も参加してくださいました。 最初は「上手く描けないわ」とおっしゃっていた方も、気がつけば2枚描いておられました。手の力が弱く、全部は描けなくても、向日葵の花の中心を書いてくださった方もおられました。看護医療学科の学生が描いた絵手紙を見て「すてきね」「うまいね」とおっしゃる方もおられました。 絵手紙の後は、林先生が作ってくださった豆乳と大豆を使ったデザートとコーヒーをいただきました。 皆さん「また次も来ます」と笑顔でおっしゃっていました。 次回は、平成28年2月13日(土)です。 地域の皆さんのご参加をお待ちしています。 看護医療学科 講師 南部登志江 【Kioオレンヂ喫茶(カフェ)関連記事】 12/6(日)「畿央大学シニアキャンパス~ロコモと認知症の意外な関係~」を開催します。 御所市連携コミュニティカフェ~「kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かちあいin御所」 Kio オレンヂ喫茶(カフェ) in 和里(にこり)を開催しました。
2015.11.27
看護医療学科『母性看護学援助論Ⅰ』~教員による授業レポート
2年次後期配当科目『母性看護学援助論Ⅰ』 ~2・3回生のコラボ授業を開催しました~ 看護医療学科2回生は、現在、母性看護学援助論及び病態医学において、妊娠期・分娩期の正常・異常、看護の実際を学んでいます。そして、まさに同時期、同学科3回生は、病院での母性看護学臨地実習で、母性看護の実際を学んでいる最中です。 今年度はどちらの科目も私が担当しているため、ちょうど母性看護学の臨地実習が終わって学内で学生実習をしている3回生に、2回生の授業に参加してもらいました。 2回生は、初めての先輩からの真剣な説明に、いつもとはまた違った真面目な表情でしっかりとメモを取り、熱心に聴いていました。かつ、後輩の緊張も十分わかっている先輩ならではの和やかな質問には、緊張しながらも、積極的に答えていました。 講義終了後の感想は、「とてもわかりやすかった」「先輩のようにしっかりと勉強しないといけないと思った」など、全員が満足していました。 ~担当してくれた3回生のコメント~ (先生方へ)母性看護学臨地実習、ご指導ありがとうございました。また、2回生の授業を担当することで多くを学ぶことができました。(2回生へ)ちゃんと聞いてくれてありがとうございました。こちらも勉強になりました。今回のことを今後に役立ててくれたら光栄です。知識もまだ未熟で、実習に向けて不安も大きいと思いますが、実習に出ることで実感することや学びが深まることも多く、楽しいです。今は焦らず、目の前の授業をしっかり聴いて、実習用のノートづくりなどを頑張ってください。 笠井、太田、神垣、佐藤、山下、泉谷 実際の母性看護学の臨地実習での体験でとても成長した3回生が見れたとともに、今の2回生と同じような経験をしてきたからこそできる説明があると痛感しました。 3回生へ「今後も続く、各看護学実習を頑張ってくださいね。」 2回生へ「これから一緒に頑張りましょうね。」 看護医療学科 母性看護学領域 講師 鷲尾弘枝
2015.11.17
御所市連携コミュニティカフェ開催レポートvol.36~「kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かちあいin御所」
今までの「認知症カフェ」が本日より名称を変更しました!! 11月13日(金)「金曜日カフェ~つどい~」(御所市連携コミュニティカフェの新名称)では、「kioオレンヂ喫茶(カフェ) 分かちあいin御所」を開催しました。 今年1月に厚生労働省が認知症高齢者にやさしい地域づくりとして新オレンジプランを策定しました。このオレンジプランの目的と名称を受けて、看護医療学科山崎尚美教授を中心とした老年看護学領域の先生方が実施するものを「kioオレンヂ喫茶(カフェ)」と呼んでいます。実施する目的は、住民や当事者の方々の思いを聞きながら、これからの認知症ケアのあり方を考えることにあります。 「金曜カフェ~つどい~」では、今年4月より毎月「認知症カフェ」を開催し認知症についての学習を重ねてきました。本日からは「kioオレンヂ喫茶(カフェ) 分かちあいin御所」と名称を変え、午前中は地域住民の方を対象とした学習会を開催し、午後からは認知症および介護をされている家族の方を対象とした集いの場にリニューアルいたしました。 午前は看護医療学科の山崎尚美教授による認知症の正しい理解を講義形式で学びました。この講義の受講者は、認知症サポーターの証として“オレンジリング”がもらえます。その後は、お茶や珈琲を飲みながら認知症に対する思いやイメージについて自由に語り合いました。 午後は御所市地域包括支援センター長の西村さんと看護医療学科の老年看護学領域の先生方5名も参加され真剣にお話されていました。また参加された皆さんが頂いた”オレンジリング”を早速身に着けている姿を見受けることが出来ました。 残念ながら今回、当事者の方のご参加はいただけなかったのですが、今後の方向性について参加者で話をしました。話し合いの結論としては現在、御所市にはない「認知症家族の会」を発足させることを目的にしようということになりました。 この「kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かちあいin御所」が今後しっかりと浸透し、認知症高齢者にやさしい地域づくりに貢献できるよう私たち一同頑張っていこうと思います。毎週金曜日に”金曜日カフェ~つどい~”を開催しておりますので、是非一度お越しください。斎藤ゼミ一同皆様にお会いできるのを心からお待ちしております。 人間環境デザイン学科4回生 堀田晃平 【今後のスケジュール】 御所市連携コミュニティカフェ イベントスケジュール 【kioオレンヂ喫茶(カフェ)の取り組み】 Kio オレンヂ喫茶(カフェ) in 和里(にこり)を開催しました。
2015.10.19
「ハンセン病療養所訪問学習を通しての学び」報告会を開催しました。~看護医療学科
第13回畿央祭ウェルカムキャンパス 看護医療学科企画 「ハンセン病療養所訪問学習を通しての学び」報告会 -あなたにも知ってほしい ハンセン病とともに生きる人々のことー 10月17日(土)畿央祭・ウェルカムキャンパスにおいて、看護医療学科4回生のプロジェクトメンバー9名による『ハンセン病療養所訪問学習での学びの報告会』を開催しました。この企画は、8月25・26日に岡山県の長島愛生園と邑久光明園を訪問した「健康学特論」履修生29名の中からプロジェクトメンバー9名を選出し、「健康学特論」でのグループ発表の内容をさらに再編・統合し、自分たちの事前学習のときに感じていたことと現地での見聞を通して感じ、考えたことを中心に「見学学習に参加する人たちに知ってほしいこと・伝えたいこと」を報告しました。 プロジェクトメンバー9名のうち、6名の学生は保健師課程の臨地実習中であり、他の学生も国家試験の勉強をしなければならない中、リーダーの岸君を中心に発表内容を検討し、パワーポイントの作成、発表練習に励みました。また当日の配布資料として、奈良県中和保健所より奈良県作成のハンセン病パンフレットをご提供いただきました。 プログラムは第1部として長島愛生園歴史館学芸員の田村朋久氏を招いての講演、第2部として学生の学びの報告の後、参加者全体での意見交換を行いました。 講演では、田村氏から、ハンセン病に対する国の対策の歴史や療養所での生活など貴重な資料や写真を提示して、わかりやすく講演していただきました。 続いての学生の学びの報告では、ハンセン病における隔離対策や断種、国内外での差別、医療と看護などについて人権の観点から、事実だけでなく自分たちで見て聞いて感じたことや考えたことを中心に報告しました。主な内容は、療養所での生活は厳しく、疾病の治療に専念する実態ではなく、自分たちで住居を建て、食料を自給自足し、逃走や反抗的な態度をとれば、監禁室に監禁され、自殺する人や栄養失調等により死亡した人の遺体を患者自ら火葬しなければならないなど、想像を絶する状況の中でも、祭りや芝居、文学など“人らしく”生きるための楽しみや希望を持ち続けていたことを報告しました。 元患者の自治会長さんの語りを聞いての学びでは、療養所での過酷な生活のほか、里帰り事業で奈良まで行っても家には帰らないでほしいとの家族の申し出に実家に帰ることができず、母親の死も第三者から聞いたことなどの体験や「人間が人間をしばってきた歴史を残したい」と国の補償を求める活動を始めたときに療養所内外で迷惑だと反発されたことなど、学生なりに自治会長さんの思いを理解したことを報告しました。自治会長さんが奈良県出身ということで、偶然の一致ともいえる何かのご縁を感じたものです。 参加者は延べ28名で期待していたよりも少なかったのですが、参加してくださった方は、非常に熱心に聞いてくださいました。意見交換では、それぞれの発表を聞いての感想や思いを述べていただき、学生の発表を通して、今まで知らなかったことがわかりやすく報告されていて、よく理解できたこと、自分自身もぜひ長島愛生園に行ってみたいと感じたことなどの感想がありました。特に本学の看護学生においては、看護学のカリキュラムの中でハンセン病について学習することは、保健師課程を選択の学生のみで、「病名は知っていたけれど、今日聞いたことは知っておく必要があると感じた」とアンケートに綴られており、保健師課程選択学生以外にも学習する機会を設ける必要性を感じました。 田村氏からは、見学後に一般の方に向けての報告会が開催されることは少ないので、非常に意義があることと、学生の報告に対する真摯な姿勢が感じられ、ぜひ看護者となってもその思いを持ち続けてほしいとの嬉しいエールをいただきました。 企画者として、厳しい時間調整の中、最後までやり通した9名のプロジェクトメンバーの頑張りを称えたいと思います。 畿央祭ウェルカムキャンパス企画担当 看護医療学科教授 松本泉美 【関連記事】 看護医療学科4回生が国立ハンセン病療養所を訪問!~「健康学特論」 看護医療学科4回生が国立ハンセン病療養所を訪問(2日目)!~「健康学特論」 看護医療学科4回生が国立ハンセン病療養所を訪問~学生レポート「健康学特論」
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