2017.07.24
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.45~7月勉強会はヨガ!
こんにちは、健康支援学生チームTASK※、健康栄養学科2回の尾嵜朱音です。 7月13日(木)、理学療法学科の学生が主体となり、ヨガの勉強会をしました。 ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 腹式呼吸をしながらゆっくり体を伸ばしました。 ヨガにはリラックス効果があるので、勉強で疲れた時にやるのもおすすめです! 最後はヨガのポーズでTASKのTのポーズ! 次回のテーマ「正しい筋トレ方法」です。来月の勉強会も頑張りましょう! 健康栄養学科2回生 尾嵜朱音 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2017.07.21
書評~庄本康治教授執筆「エビデンスから身につける物理療法」
理学療法学科の庄本康治学科長が羊土社より「エビデンスから身につける物理療法」を発行されました。庄本先生をはじめとする執筆者15名のうち11名(教員3名、大学院修了生7名、卒業生1名)が大学院・学部関係者で構成されています。 執筆者の一人であり客員研究員でもある小嶌康介先生から書評が届きました。 ▼理学療法学科長の庄本教授(研究室にて) 庄本教授が編集された物理療法書籍「エビデンスから身につける物理療法」をご紹介させていただきます。庄本先生をはじめ急性期や回復期のリハビリテーション現場で物理療法を実践し、研究成果を発表している若手の先生が多数共同執筆されています。 主な読者対象は理学療法士の学生ということで私自身、学生に戻った気持ちで読ませていただきました。まず感じたことは最新のエビデンスが多く含まれており、知識的な学びという点だけでも内容が非常に充実している点です。また具体的な実践方法について写真と動画が多く掲載され、細かい解説がなされているので分かりやすく臨場感があります。この点では臨床のセラピストの技術力向上にも大いに活用出来る書籍だと思います。 疼痛や関節可動域制限などの機能障害、また様々な物理刺激について生理学、病理学、物理学など関連学際領域の解説がしっかりと書かれています。これにより、病態と治療効果を十分理解した上で物理療法を正しく選択し、効果的に用いる能力が身につく、まさに書名通りの内容となっています。 国家試験に関連した領域にはマーキングがなされており、試験対策にも当然活用できるでしょう。ただし、ここまでも述べた通り本書の最大の魅力はエビデンスの理解とともに臨床での実践能力を養うことができる点であると思います。臨床実習に臨む学生にも是非本書を熟読した上で物理療法の実践体験をしてほしいと願います。 庄本先生が序論で書かれていますが、本邦では物理療法はまだまだ積極的に実践されていません。本書にはこの問題を根底から解決するための答え、すなわち学生時代における物理療法への興味と理解を深め、使用経験を促していくための魅力が詰まっています。本書の読者が患者を治療する上で物理療法を「当たり前に存在するオプションの一つ」と考えて実践していくことで、物理療法は更なる発展が期待できます。職種や分野を問わず、臨床現場での実践を通して物理療法が研究課題となり、学術成果として発展し、「クライエントに良い影響」をもたらすという庄本先生の祈念に強く共感を感じています。 西大和リハビリテーション病院 畿央大学大学院健康科学研究科 客員研究員 理学療法士 小嶌 康介
2017.07.20
日本における感染症対策ーハンセン病の歴史ーを学ぶ~看護医療学科
2017年7月17日(月)、第14回目の授業となる2年次配当「地域看護学概論」と4年次配当「健康学持論(保健師選択科目)」で岡山県瀬戸内市にある国立療養所長島愛生園歴史館から学芸員の田村朋久様を講師にお招きし、合同講義をしていただきました。 日本における感染症対策―ハンセン病の歴史― 地域看護学概論は、看護活動の場の一つである「地域」を生活の基盤として捉え、地域で生活する人々の健康特性・健康課題を認識し、健康レベルに対応した看護活動について学ぶ科目です。個人に対する看護だけでなく、個人の集合体であるコミュニティー(地域・学校・産業・国際保健)における看護の理論や健康政策・法律など健康支援システムにについて学習します。また医療従事者として、人間の尊厳や生命への畏敬について理解し、人の痛みや健康への願いを汲み取ることができる感性を養うことをめざしています。また、ハンセン病の学習については、2015年から4年生の保健師選択科目「健康学特論」で取り入れましたが、看護者を目指す学生に正しい知識と現状を理解してもらいたいと、2016年からは全員が履修する地域看護学概論の授業に組み込んでいます。 田村様には、3年前から本学での講演や講義をお願いしています。授業の前に事前学習として、学生のハンセン病に対する学習経験や、ハンセン病に対するイメージを書いてもらい、また疾患について調べてもらいました。 小中高および大学での人権教育や他の授業で、アニメーション映画の「もののけ姫」で全身に包帯を巻いた人々が、ハンセン病の人々であると聞いた学生が1割ほどで、発病することで療養所に隔離収容されてきたことは理解できていました。 講義では、パンフレットを2種類提供していただき、ハンセン病の歴史から、療養所および島内での人々の生活をわかりやすく説明していただきました。そして島内で60年生活された方が、住み慣れた我が家を追われるようにして療養所に来たこと、療養所では別名を名乗り、ご両親の死去さえ連絡されない状況での思いをとつとつと語られる姿を映像にした貴重な動画をみせていただきました。語られた方がすでに亡くなられた方であるとの話を聞いて、学生も真剣に観ていました。 授業後の感想では、想像していたよりも過酷な状況に置かれていたこと、そして、病気そのものは治っていても、後遺症を抱えながら生活されていることが理解できたことや、無知や無関心による差別を無くしていくことの大切さを考えることができたという記述が多くありました。 4年生の保健師資格取得をめざす19名と看護医療学科の希望学生5名の計24名は、19日に長島愛生園を訪問し、実際に国立療養所の職員の方や、島内で生活されている方のお話と聴き、さらに学習を深めていきます。 看護医療学科教授 松本泉美 【関連記事】 ハンセン病療養所長島愛生園を見学~看護医療学科
2017.07.18
第15回畿央祭実行委員Blog vol.4~副実行委員長からのメッセージ!
こんにちは!第15回畿央祭の副実行委員長をさせていただくことになりました、片岡優奈です。一生懸命がんばるのでよろしくお願いします! 今年は少し早いですが各部署、夏休みまでにできることの役割分担や夏休みの活動日程などを決めるなどして動き出しています!私は副実行委員長として各部署のお手伝いをしたり、実行委員全員で着るつなぎの背中に文字を書いていただく書家もーちゃんさんと連絡をとったり、校舎にかける垂れ幕のデザインをしてくれる1回生のリーダーさんと話し合いをするなどしています。 今回も200人をこえる実行委員がいますが、準備を通してみんなが畿央祭当日には、仲良く楽しく活動していることを期待してます(^^) ▼昨年の様子(つなぎの色はケンブリッジブルー。今年はオレンジになります!) 去年の畿央祭をもっともっと良くできるように、楽しい畿央祭にしたいです! 教育学部 現代教育学科 2回生 片岡優奈 ●これまでの実行委員Blogはこちらから!
2017.07.18
2017年度「マミポコ親子ひろば」第5回活動報告!
近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。 7/11(火)に今年度5回目のマミポコ親子ひろばを開催し、以下の内容で交流を楽しみました。 〇自由遊び 〇素話 「七夕」 〇七夕制作 今回は2組の親子が参加してくださいました。自由遊びではやわらかいボールを転がして遊んだり、ぽぽちゃんのベビーカーを押したりするなど、体を動かして遊ぶ姿が見られました。 素話では織姫と彦星のいわれについて知り、七夕製作ではお母さんと一緒に星の短冊に手作りシールを貼ったり、織姫と彦星のお顔を書いたりするなど、親子でやりとりしながら製作を共に楽しんでいただけたように思います。 これからも親子で一緒に楽しめるような場を作っていきたいと思いますので、宜しくお願い致します。 次回の活動は、7月25日(火)に和室で行います。前期の最終回となりますので、ご参加お待ちしております! 後期の第1回目の活動日は9月26日(火)です。 なお、今年度は定員にまだ余裕がありますので新規のご参加受付しております。 ●お申し込みはコチラから! 現代教育学科3回生 笹井綾子 【関連記事】 2017年度「マミポコ親子ひろば」第3回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第2回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」初回の活動報告!
2017.07.14
授業&作品レポート~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅰ」
人間環境デザイン学科1年次配当「立体表現Ⅰ」は、基礎的な造形を学ぶ授業です。課題は鳥のカタチを用いて具象と抽象の立体をつくることから始め、次に喜怒哀楽の感情を表現するモニュメントを制作します。その後、1/5スケールの椅子、1/100の住宅(リートフェルトのシュレーダー邸)と続いていきます。 ▼1/5スケールの椅子 上記4つの課題を、それぞれ約3週間かけてつくるので、案外ハードなスケジュールになります。人間環境デザイン学科での学びの内容を縦横に横断しながら自分自身の造形表現を磨くことができるように課題を組み立てています。自分で考えて手を動かし、あれこれ悩みながら実際にモノをつくることはデザインの基本となります。 楽しく学ぶことが、制作意欲を継続するポイントです。 今回の課題である「1/5の椅子」というのは、縮尺S=1/5でリートフェルトのレッド&ブルーチェア(大学のエントランスホールに展示してあるもの)をつくり、その手法を学んだ後にオリジナルチェアをつくるものです。 1回生には難しすぎる課題ですが、未熟でも完成させる、とにかくつくってみる姿勢で取り組んでもらいました。作品の中には、座れない椅子、倒れてしまう椅子、壊れてしまう椅子など、問題のある椅子がほとんどでしたが、失敗して学ぶことの方が大事だと思っています。造形実習室は常に満員御礼で、楽しく共育させてもらっています。 人間環境デザイン学科 准教授 加藤信喜 学生の作品とコメント ▲人間環境デザイン学科1回生 荒木完 高い位置から急降下している鳥をイメージしました。先端にいくにつれ、細くしていくことによって鋭さを表現しました。同時にくちばしも表しています。 ▲人間環境デザイン学科1回生 松本真穂 手本となる鳥が小さくふっくらとしたカタチだったので、丸みを出せるように努力しました。鳥の中で特に丸みのある腹や頭の部分は、色を塗る時、毛の色の変化などに気を付けて丁寧に仕上げました。 ▲人間環境デザイン学科1回生 福嶋南帆 具象の鳥と抽象の鳥をそれぞれ「温かい鳥」と「冷たい鳥」とイメージして作りました。抽象の鳥は冷たい無機物になるように平面を組み合わせた形取りしています。乾かすときの置き方に苦労しました。 ▲人間環境デザイン学科1回生 奥村綾 私は今回、喜怒哀楽の「哀」のモニュメントをつくりました。雲と雨で、心のモヤモヤと涙を表しました。色もこの作品のポイントで、様々な「哀」を美しい色で表現できたと思っています。とても楽しく制作出来て、完成品も想像していた以上に、ずっと良いものになったので良かったです。 ▲人間環境デザイン学科1回生 辻沙希 私は”喜”の文字を選びました。元々モチーフは、体の部位にしようと決めていたので、明日を夢見るという意味で目にしました。目の周りをカラフルにすることで様々な喜びがあることを表現し、雲を浮かせることで重みがないことや、芝生をひくことで爽やかさを出すことにもこだわりました。
2017.07.13
ヘルスチーム菜良の四大学交流会が行われました!~健康栄養学科
7月2日(日)に、ヘルスチーム菜良(*)の四大学交流会が畿央大学で行われ、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学、畿央大学の学生、合わせて約40名が参加しました。 (*)ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動、レシピ開発に取り組んでいます。 はじめに、各大学から昨年度の活動報告がありました。報告を聞き、他の大学がどんな活動をしているのか具体的に知れたので良かったです。中には、奈良県内のスーパーで学生が考案したピザを販売する取り組みなど、畿央大学がやっていないような活動もあり、今後の参考になりました。 その後、他大学の方とお話をしながら、それぞれの大学が作ってきたお菓子を食べました。畿央大学は、抹茶と大納言のパウンドケーキを作りました。どのお菓子もおいしく、使う材料も工夫されていました。途中でレクリエーションもはさみ、楽しい雰囲気で交流できました。 ↑手前から時計回りに、帝塚山大学:グラノーラのスコーン、近畿大学:野菜を使ったカラフルビスコッティ、畿央大学:抹茶と大納言のパウンドケーキ、奈良女子大学:おからブラウニー 最後に、今後の活動内容について話し合いました。ヘルスチーム菜良には、体が野菜でできた「ミーゴちゃん」というウサギのキャラクターがいます。そこで、ミーゴちゃんをモチーフにしたメニューを考えることになりました。グループごとに話し合った結果、カレーやハンバーグ、ロール白菜など多くのアイデアが出てきました。まだ企画の段階ですが、実現に向けて大学間で協力していくことになり、実際に販売されるのが今から楽しみです! 昨年度は、四大学合同で活動するという機会があまりなかったので、今年度はもっと増えればいいなと思いました。これからもヘルスチーム菜良の様々な活動に、積極的に参加したいです。 健康栄養学科2回生 竹元優花 【過去の「ヘルスチーム菜良」のBLOG記事を読む】
2017.07.13
2017年度「マミポコキッズ」第5・6回活動報告!~現代教育学科
こんにちは、マミポコ・キッズです! 私たちは畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行っています。今回は、2017年度前期の第5回、第6回活動の様子を振り返ってご紹介します! 第5回 夏祭りをテーマにした活動を行いました。「さかなすくい」、「はてなボックス」、「コロコロコーン」、「わなげ」、「打ち上げ花火」、「くじ引きクイズ」の6つの屋台をグループごとにまわって遊びました。屋台のお兄さんお姉さんにあいさつしたり、グループで協力する様子が多く見られました。 『さかなすくい』おおきな金魚をみんなですくっているよ! 『わなげ』まとをねらって、たくさんいれるよ! 『うちあげはなび』みんなではなびになりきっているよ! 『くじ引きクイズ』みんなでどれだけ正解できたかな? 第6回 浦島太郎をアレンジした「らい太郎」というお話にあわせて、カメを助けて竜宮城につれていってもらいました。最後はあき殿様と一緒にりゅうぐうのまいを踊りました。それぞれのグループで海の生き物とそれに合った踊りを考えて、6種類の海の生き物になってみんなでおどることができました。 『殿(との)さがし』たこさんからヒントをもらおう! 『殿(との)さがし』クイズに正解してどんなヒントをもらったかな? 『りゅうぐうのまい』あき殿様と一緒に踊ったね! 最終回ということで、子どもたちもマミポコ・キッズの雰囲気に慣れて、最初から最後まで、たくさんの笑顔で活動できました。最後に、グループリーダーと今までの振り返りをしました。グループリーダーからプレゼントを受け取って子どもたちはとてもキラキラした笑顔をしていました。 保護者の方のアンケートには、「参加してよかった」「子どもが毎回楽しみにしていた」「次のマミポコも参加したい」といった、うれしいご感想・ご意見をたくさんいただきました。保護者の方からのご意見も励みにしながら、より良いマミポコ・キッズにしていきたいです。 2017年前期マミポコ・キッズはこれで終了となりますが、これからも、子どもたちとの活動を通して、子どもたちの成長はもちろん、大学生一人ひとりも成長できる場になるように頑張ります! 今期の活動にはなんと60数名の当日スタッフさんに参加していただきました。その中には6回中5回も参加してくれる当日スタッフもいました。マミポコ・キッズは当日スタッフの皆さんの協力により活動ができています。今後の活動もお待ちしております。ありがとうございました。 現代教育学科 3回生 竹田卓司 2回生 樋口茉悠 元神有未 【関連記事・リンク】 マミポコ親子ひろば 2017年度「マミポコ・キッズ」第3・4回活動報告!~現代教育学科 2017年度「マミポコ・キッズ」第1・2回活動報告!~現代教育学科
2017.07.13
エコール・マミにて栄養教室を開催!~健康栄養学科
7月10日(月)13時~17時、大学に隣接するショッピングセンター エコール・マミにて、健康栄養学科3年次配当「栄養教育論実習II」で作成した媒体を使用した栄養教室を実施しました。 「今日からできる高血圧予防!」「まちがったダイエットの危険」「しっかり食べよう朝ごはん」などの展示コーナー、「貧血は食事で予防できる!?」「今日からあなたも減塩マスター」などのゲームやクイズを通して学ぶことができる体験コーナーの2つのブース展開をしました。 会場では来場者の方から「LDLコレステロールの数値が高いが食生活で何に気をつけたらよいか」「キウイフルーツや桃を食べると喉が痒くなるが何か対策はないか」「塩分計はどこで購入できるのか」といった普段の学生同士の実習では出ないような質問を投げかけて頂き、学生たちはとても貴重な経験をすることができました。 今回の栄養教室を通して、栄養教育の観点から、どのようにすればお客様がより興味を持って参加して頂けるのかを考えるきっかけとしても、よい機会となりました。 健康栄養学科 准教授 並河信太郎 助手 横田佳奈
2017.07.13
NEW EDUCATION EXPO2017参加レポート~現代教育学科西端ゼミ
今年で22回目を迎える教育関係者向けのセミナー&展示会イベント「NEW EDUCATION EXPO」。6月16日(金)・17日(土)の2日にかけて行われ、西端ゼミからも12名が参加しました。 「次期学習指導要領」や「プログラミング教育」、「小学校英語」、「主体的・対話的で深い学び」など教育に関する旬のテーマのセミナーが開催されていました。また、電子黒板、デジタル教科書やタブレット、3Dプリンタ、ネットワーク機器などの最先端ICT教育機器の他、理数教育や特別支援教育、国産材を活用した教育空間など、多くの企業展示ブースがありました。 このイベントには小・中学校・高校・大学教員に向けたセミナーも同時開催されており、私たちは「化学は、おもしろく、身近にあふれている!体感する理科実験」に参加させて頂きました。 一瞬で燃え上がる和紙 和紙に火をつけるとどのように燃えるでしょうか。激しく燃え上がることが予想できるでしょう。しかし、私たちの目の前で起きたのは、その予想をはるかに上回る燃え上がりでした。「ハリーポッター」をご存知の方は、ダンブルドアの不死鳥であるフォークスが燃え上がるシーンを想像してください。まさに、あの燃え方です。この正体は、ニトロセルロース紙という和紙を濃硝酸と濃硫酸で処理し、燃えやすくしているとのことでした。私も体験させて頂きましたが、目の前で、ぼうっと上がる火の柱にただただ感動しました。 溶ける金属?? この正体はガリウムという低融点合金で、なんど温度29度で溶けてしまうという金属です!ぎゅっと握っていると、体温であっという間にドロドロです。参加者全員に配付され、こちらのガリウムは思い出の一品になりました。 心の色を表す謎の液体 「この液体は、心の色が分かるのですよ。」と言われて、セミナーの先生から渡された透明な液体は突然、色が変わってしまいました…。これは、ヨウ素酸カリ、亜硫酸水素、デンプンを用いた実験で、演出例としては、色の変化でのロシアンルーレットが一番盛り上がり、大人気だそうです。私は、巧みな演出から、受ける側の興味・関心の引き出し方に心打たれました。 これら数々の体験は、自分が教員になったときの授業をを考える良い機会となりました。理科の実験道具も、利便性、簡易性にこだわったものが次々に開発されており、授業の進め方についても工夫ができるようになりました。化学の本質や面白さを、「演出」で伝えるといった進め方もできるということをサイエンスショーのセミナーから学びました。 また、展示ブースでは、ICT機器や、プログラミング教育用の教材がたくさんありました。ICT教育は、これからの情報化社会において欠かせないものであると同時に、進化する技術の中で、私たちはどのように関わっていくべきなのかについて、改めて考える機会となりました。 現代教育学科3年生 石田千衿 鈴木和磨
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