2023.10.18
生活期リハビリテーションにおける理学療法士の役割と働き方~理学療法学科 第9回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」
最前線で活躍する卒業生が講演! 第9回テーマは「生活期リハビリテーションにおける理学療法士の役割と働き方」 理学療法学科では昨年度から新たに「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」を開催しています。 リーダーシップをもった次世代の理学療法士育成を目的にし、臨床現場はもちろん、スポーツ現場や地域リハ、教育機関など幅広い分野の第一線で活躍する卒業生がその魅力や想いを後輩のためだけに語ります。在学生にとっては入学後早期から職業理解を深め、自らのキャリアを考えることやモチベーション向上へとつなげる絶好の機会になります。 他大学に先駆けて理学療法学科を開設した畿央大学にしかできない先進的な取り組みです。 今年度は、第7回の佐藤 秀幸さん(4期生/甲南医療センター)、第8回田津原 佑介さん(3期生/貴志川リハビリテーション病院)に続き、今年度3回目となる第9回は木村 圭佑さん(7期生/(株)アールイーコンセプト 事業部長)を講師に迎え、「生活期リハビリテーションにおける理学療法士の役割と働き方」をテーマに講演いただきました。木村さんは卒業後、大阪狭山市にあるさくら会病院で理学療法士として急性期・回復期・外来リハを経験。病院でのリハビリを終えた方の生活や入院を繰り返す方の再発防止ができないかという問題意識から生活期リハビリや、予防領域への興味を持つようになり、生活期領域に関わる(株)アールイーコンセプトに入社。現在は事業部長として社内全体を統括されています。 講演では、「地域住民の医療・介護・健康づくりの拠点となる、かかりつけヘルスケアコミュティを創造する企業」という企業理念のもと、フレイル予防プロジェクト、要支援・事業対象者向けデイサービス、要介護者向けデイサービス、訪問看護ステーションという4つの事業を説明いただきました。 説明の中で、加齢、病気、ケガなど心身の状態が変わる中、継続的にかかわる為には、その状態に合った受け皿を作ることが必要とし、現在事業を複数展開していること、利用し続けてもらうためにも、もらって嬉しい計画書づくりや、コミュニケーションをとれる機会を増やす為に、データ管理やトレーニングメニュー作成を簡略化することなど、利用者の視点に立った取り組みが端々に見受けられたように感じました。 講演後の質疑応答では、1回生だけでなく、学外実習を終えた4回生からも質問があり、それぞれの疑問に対して、丁寧にご対応いただきました。 講演後も質問に来る学生の姿があり、在学生の為に時間を割いていただきありがとうございました。 木村さんから後輩の皆さんへのメッセージ セミナーに参加してくださった皆様、遅い時間にも関わらずありがとうございました。セミナーの冒頭で皆様にお尋ねした「生活期リハビリテーションのイメージ」と、セミナーを終えてからのイメージは変わりましたか? 今回セミナー後にいただいた質問に「デイサービスや訪問サービスをなかなか卒業できない場合どうするのか?」というものがありました。確かにサービスを利用しなくても生活が安定していれば、利用終了することは可能かもしれません。ですが、利用終了した後その方はどう過ごすのでしょうか?デイサービスに行かなくなったものの、その後運動せず閉じこもってしまえば、また体が弱ってしまいます。私が、生活期リハビリテーションで大事にしているのは、その人のその時に応じた受け皿を提供し、安心して自分らしい生活を送っていただくことです。今回のセミナーでもその部分を一番伝えたいと思い、お話しさせていただきました。その時に応じた受け皿を提供するために、理学療法士として、適切な評価や治療を行うスキルを磨くことはもちろん大切ですが、評価や治療の手前で、その人としっかり話をして、信頼関係を築くことはもっと大切なことだと思います。 理学療法士を目指す皆様には、これからさまざまな壁や困難があるかと思います。しんどくなることも、疲れてしまうこともあるかと思います。知識を深めるために勉強すること、適切な評価や治療のために技術練習をすることは、大切ですが大変なことです。大変な思いをしてまで何のために勉強し、技術を磨くのでしょうか?その本質は、担当する方に信頼してもらうこと、喜んでもらうことではないでしょうか。知識、技術を高めることが最終目標ではなく、その先にある担当患者様、利用者様との信頼関係や、喜んでいただくことを目標にすれば、大変なときも踏ん張れるのではないかと思います。理学療法士を目指した初心を忘れず、卒業までの大切な時間を過ごしていただき、また理学療法士として一緒にお仕事ができれば幸いです。 次回は11月29日(水)18:00〜19:30、小森 清伸さん(7期生/堺市立総合医療センター)を講師に迎え「理学療法士としての目覚め」をテーマに講演いただきます。 【関連リンク】 理学療法学科 回復期リハビリテ−ション病棟で勤務する理学療法士の魅力~理学療法学科 第8回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 急性期病院で勤務する理学療法士の魅力~理学療法学科 第7回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 「臨床・教育・研究」が揃ったスポーツ理学療法士の魅力~理学療法学科 第5回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 女性理学療法士が活躍できる場所~理学療法学科 第4回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 卒業生に学ぶチーム医療のリアル~理学療法学科 第3回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 大学病院で働くということ~理学療法学科 第2回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」を開催 第1回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」を開催!~理学療法学科
2023.10.17
第21回 畿央祭実行委員Blog vol.5~学長先生に開会式のご挨拶をお願いしました!
こんにちは!第21回畿央祭副実行委員長の竹中 瑞貴です。 畿央祭開催まで残り一週間を切りました! 10月4日(水)、学長先生に再度ご挨拶に伺いました。今回は畿央祭当日の「開会式のご挨拶」を依頼するための訪問となります。 依頼を了承いただいた後は、少し歓談の時間となりました。 畿央祭準備の進捗状況や今年力をいれて取り組んでいることなどをお話しさせていただきました。思う通りに進まない部署や順調に進んでいる部署など様々ですが畿央祭当日まで実行委員217人で頑張っていきます! コロナ禍が明け制限のない畿央祭で楽しみが大きい分、不安もありますが精一杯準備を進めていきます。 是非皆様畿央祭にお越しください! 第21回畿央祭副実行委員長 健康栄養学科 2回生 竹中 瑞貴 畿央祭の詳細はコチラ Instagramアカウント 【関連リンク】 第21回 畿央祭実行委員Blog vol.4~各部署のまとめ役「統括」の仕事を紹介! 第21回 畿央祭実行委員Blog vol.3~各部署紹介! 第21回畿央祭実行委員Blog vol.2~学長先生に実行委員がご挨拶に行きました! 第21回畿央祭実行委員Blog vol.1~217名の実行委員が始動!
2023.10.17
英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.1~ホームステイ先に到着!
2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。今年度は、2回生3名が、2023年9月23日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。現地からの学生リポート第1弾です! こんにちは!教育学部 現代教育学科2回生の仲林 陽水です。現在、私はカナダのビクトリアに留学中です。今から、日常生活やホームステイ先での生活をリポートしていきます。 私が住んでいるところはビクトリアのダウンタウンから車で15分ほど離れた郊外に位置しており、自然が豊かな場所です。ここで生活していると、時間がゆっくり流れているような気分になります。 休日の天気の良い日には、家族と一緒に出かけて、散歩をするついでに自然を見に行くなど、ここビクトリアの良さを存分に味わうことができています。時には、一緒に野球をしたり出掛けたりすることが多く、家族と過ごす時間をとても大切にしているのだと思いました。私は小さい頃から野球をしていて、休日も練習に時間を費やしていたため、家族で出かけるという経験があまりありませんでした。そのため、ホストファミリーと一緒に過ごす時間がとても楽しく感じます。私も日本に帰ったら、私の運転で家族とどこかに出かけようと思います。 ▲休日の過ごし方withホストファミリー 10月の第2月曜日はThanksgiving Day(感謝祭)でした。最初は収穫を祝うものとして始まりました。現在のThanksgiving Dayでは伝統的に七面鳥を食べたり、パンプキンパイを食べたりするなど、伝統的な料理を家族や友人と一緒に楽しみ、感謝の言葉を述べあったりするのだそうです。後に、語学学校の先生に教えてもらったのですが、この日になぜ七面鳥(鳥肉)を食べるのかというと、昔は鶏肉が牛や豚に比べて手に入りやすく、かつ1羽で大勢の人を満腹にすることができるため、鶏肉が使われるようになったそうです。 たくさんの会話をして、とても貴重な時間を過ごすことができました。10月はホストファミリーの息子さんと娘さんの誕生日会やハロウィンなどまだまだイベントがたくさんあるので楽しみです。 ▲Thanksgiving Dayの様子 なんとカナダにもみなさんご存じの「あのお菓子」が売っていました!ここはFUJIYAというお店で日本の食べ物が多く売っていました。お菓子以外にもカップヌードルやみそ汁、お米、寿司などさまざまな物があり、どれも恋しいものばかりでした。しかしながら…気づいている人もいるとは思いますが、値段を見てください。コアラのマーチは6.75ドル、今のレートで日本円換算するとだいたい1,000円ぐらいです。日本の物はとても高いですが、それでもそのおいしさもあってか、買いに来る人が大勢いました。日本人に限らず、現地の人も買いに来るほどで、日本の食べ物がとても人気であるということを知ることができました。 日本にずっといると、円安について考える機会があまりなかったのですが、こちらに来てからは日々円安や物価の違いに悩まされています。みなさんが留学をする際は円安がもう少しおさまっているといいですね。 ▲スーパーで日本のお菓子を発見! さて、10月といえば、どんなイベントがありますか?さまざまなイベントがあると思いますが、注目は何といっても「ハロウィン」ではないでしょうか。ここビクトリアではハロウィンが近づくと、Galey Farmsという場所でPumpukin Festivalが開催されます。 地面一面に広がるオレンジ色の物体があります。これ実はすべてパンプキンです。数えきれないほどのパンプキンがあり、本当に驚きました。多くの人はこの中から、大きなパンプキンを見つけ出し、それを買って家に持ち帰っていました。これは私の予想ですが、おそらく持ち帰ったパンプキンをくりぬいて、ランタンを作ったりするのだと思います。なんにせよ日本と比べてスケール感が違うことに驚きが隠せません。きっとハロウィン当日も間違いなく大盛り上がりするでしょう。とても楽しみです。 ▲Pumpukin Festival カナダに来て3週間が経過しましたがまだまだ英語を使って話すことには慣れません。苦労することもたくさんありますがこれからも引き続き頑張っていきたいと思います。 最後までご覧いただきありがとうございました。 現代教育学科2回生 仲林 陽水 【関連記事】 短期語学留学の記事はコチラへ 現代教育学科英語教育コース セメスター留学の記事はコチラへ
2023.10.17
2023年度 看護医療学科卒業研究発表会を開催!
2023年10月7日(土)に看護医療学科「2023年度卒業研究発表会」が開催され、看護医療学科4回生が各教員のゼミに所属し頑張って取り組んできたきた「卒業研究」(看護医療学科4年次科目)を発表しました。また3回生の学生も実習期間ではありますが、発表会に参加していました。 今年度の卒業研究発表会について、2つのゼミから学生のレポートをお届けします。 室谷ゼミより 今回、約9か月間かけて卒業研究を進めました。研究は、文献研究を中心として、これまでに講義や実習を通して学んだことが、実際にはどのように研究され、成果として公表されているのか分析し、論文としてまとめました。 就職活動や実習、国家試験の勉強など多忙な中での卒業研究で大変でしたが、そんな中、研究内容や方法について、ゼミの仲間や担当の先生と試行錯誤を繰り返し、無事に発表会を迎えることができました。 午前の部では、終末期看護、救急看護、母子看護、地域医療など幅広い研究が発表されました。その様子について、一部ではありますが報告させていただきます。 それぞれ分野の異なる発表は、非常に興味深いものばかりでした。今回の発表会で他の学生の研究を聴くことで、新しい知識を得ることもでき、とても良い機会になりました。 今回の研究で得られた経験や知識を4月から始まるそれぞれの舞台で存分に発揮し、日々精進していきたいと思います。最後にご協力いただいた方々並びにご指導頂きました先生方に厚く御礼申し上げます。 看護医療学科 室谷ゼミ 4回生 安藤 悠乃、池島 和子、藤原 瑞希、藤原 萌花 小林ゼミより ゼミの所属が1月に決まり、4月から本格的に卒業研究を行ってきました。インターンシップ実習や就職活動・試験、国家試験対策などがあり忙しい日々を送っていましたが、その間個人で進め、大学に集まって他のメンバーから意見をもらい、また先生から丁寧なアドバイスもいただき、お互いに助け合いながら作成していました。途中、何度も挫折しそうになりましたが、励まし合いながらメンバー全員が卒業研究を終わらせることができました。 私たちのゼミでは「ワークライフバランスの影響要因と改善に向けたスタッフナース・管理者の取り組みについての文献検討」、「男性看護師における性差による業務上の困難」、「早期離床を促す術前の看護援助についての文献検討」、「新人看護師のストレス要因・症状とその対処方法」というテーマについて研究し発表しました。昨年度はオンラインでの発表会でしたが、今年から対面で行うようになり、一人一人の表情が見える中で前に立って発表することに緊張しました。しかし、プレゼンテーション資料を作成して伝えたいことをまとめることで、相手に自分の研究内容を自信をもって伝えることができたと思います。 他のゼミの発表では、小児がんや脳血管疾患、高齢者や発達障害に関するものなど私たちが行ったテーマとは異なる様々な分野について研究されており、発表を聞くことで新たな知識を得ることができました。 この卒業研究で学んだことを、さらに今後の看護研究で深め、看護の実践の場で活かしていきたいと思います。 看護医療学科 小林ゼミ 4回生 安田 杏奈、辻 涼雅、小谷 明日香、綱谷 早起 【関連記事】 令和4年度 看護医療学科卒業研究発表会をオンラインで開催! 令和3年度 看護医療学科卒業研究発表会をオンライン開催! 令和2年度 看護医療学科卒業研究発表会、初めてオンラインで開催! 令和元年度 看護医療学科卒業研究発表会を開催!
2023.10.16
看護実践研究センター「親子のつどいサロン秋祭り」を開催しました
看護実践研究センター地域包括ケア部門は、乳幼児から高齢者までの看護分野における連携および他職種との連携と協働からのケアシステムおよびケアのあり方を探求するとともに、それらに関連する情報を提供し、健康増進に寄与することを目的とした研修会や事業活動をしています。 今年度は、母子分野の事業活動として、障がい児ボランティアの育成および親子のつどいサロン「安心感の輪子育てプログラム」の普及啓発を行う「安心感の輪子育てプロジェクト」を展開しています。 そのプロジェクトの一環として、10月9日(月・祝)に畿央大学アリーナで親子のつどいサロン秋祭りを開催しました。重症児放課後ディサービス・訪問看護ステーション・障がい児ボランティアサークルの学生による運営スタッフ38名で、お子様74名(医療的ケア児、重症児等含む)、保護者71名、計145名の参加がありました。 運営スタッフであるアイデルリハビリ訪問看護ステーションの皆様には、企画の段階より専門的サポートをご協力いただき、学生ボランティアも運営スタッフとして大活躍でした。 今回の秋祭りでは、安心感の輪子育てプログラムの紹介、二胡・ピアノ・ギター演奏、ゆるキャラダンス、綿あめやヨーヨー釣り等を楽しんでいただきました。 ご参加くださった方からは「障がい児が参加できるイベントは少ないですが、いろいろ工夫してくださっていたので親子で楽しめました」「将来障がい児に関わる可能性がある学生さんに一緒に遊んでもらえて良かった」とのお声をいただきました。 またお子様の様子を通して「肢体不自由の子どもが参加できるよう各ブースで工夫してくれたので子どもも楽しんでいた」「周囲の目を気にせず、広いアリーナで喜んで遊べました」との感想をいただき、障がい児のきょうだいを含めた親子で和やかに楽しく過ごせる機会となったと思います。 学生ボランティアからは「多くの子ども達と関わり楽しくボランティアをすることができました。また参加したいと思いました」という感想の声がありました。 親子のつどいサロンでは、これからも地域で障がい児とそのご家族の皆様がほっと楽しめる居場所を学生ボランティアや専門職の皆様と創っていきたいと思います。畿央生の皆さん、ぜひ一緒に活動してみませんか! ★子育て応援ボランティアSMILEではメンバー募集しています。見学も大歓迎です★ 本年度の看護実践研究センター地域包括ケア部門の活動として、以下の開催を予定しております。 10月21日(土):畿央祭がんカフェにて、産婦人科専門医による特別講演会 「子宮頸がん最新情報― HPV ワクチンによる予防と治療の進歩」 詳しくはコチラ 11月25日(土):研修会「地域共生社会の実現に向けて~様々な在留資格による外国人介護職受け入れの現状と課題~」 詳しくはコチラ こちらへのご参加をお待ちしております。 看護実践研究センター 地域包括ケア部門 看護医療学科 准教授 田中 陽子 【関連記事】 畿央大学 看護実践研究センター 看護実践研究センター第8回研修会「医療的ケア児と家族が安心して暮らせる地域づくり」を開催しました。 2022畿央祭・ウェルカムキャンパスで、がんカフェ「きらめき」 を3年ぶりに対面実施!~看護医療学科 畿央大学看護実践研究センター第7回研修会 「地域で・笑顔で 生きるとは」を開催しました。
2023.10.16
2023年明日香村竹テントワークショップvol.4【最終日】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ
人間環境デザイン学科2・3回生対象「プロジェクトゼミ」では、学年をこえたグループを組み、フィールドワークや学生相互の話し合いを通して、具体的な課題を見つけ出し解決策を考える力を身につける事を授業の到達目標としています。 人間環境デザイン学科の陳ゼミでは9月19日~21日までの3日間、竹テントワークショップに参加しました。このワークショップは、明日香村商工会、商工会青年部が中心となり、使われなくなった古民家を修復し新たな活動拠点の創造を目的とする「明日香スタンド(旧岡本邸プロジェクト)」の一環として行われたものです。 陳ゼミの学生12名は2泊3日の宿泊しながら竹テントを制作しました。今回は作業最終日の様子を報告させていただきます。 ▶前回の記事はこちら(準備編、1日目、2日目) 竹テント作り最終日!午前中は1日目・2日目に続き、2種類のテントそれぞれの骨組みの組み立てからスタートしました。 竹テントType A「座りぃなbamboo」 まずは竹テントType A「座りぃなbamboo」です。主にサンシェードの柱と竹床の制作を進めました。竹床は昨日に引き続き一本一本丁寧に結んでいきました。 サンシェードの柱は屋根の一部になる布を支える重要部分なので慎重に作業を進めました。竹が割れるなどのトラブルも多く、何度も竹を製材しなおし苦戦しました。現地の方からもたくさんアドバイスしていただきました。 また、テントが左右の揺れにも耐えられるようにしっかり補強しました。ロープを強く張るほど揺れに強くなり、ロープの強さを実感しました。 そして完成形がこちらです!竹の暖かさや香りなど、竹の良さをしっかり感じることができるテントになりました。明日香村で愛される休憩テントになったら嬉しいです。 竹テントType A「座りぃなbamboo」が完成しました。 竹テントType X「いらっしゃいbamboo」 続いて竹テントType X「いらっしゃいbamboo」です。 このテントは、骨組みが完成しましたがバランスが不安定だったので、左右に倒れないようロープで筋交いを作り強度を高めました。 午前中は雨が降ってきたので中断し、午後からは残りの骨組みの完成と机や屋根を作る作業をしました。 机は約40本の竹をロープで縛っていき、一枚の板のようにしていきます。屋根の布は大学で事前に用意していたので、それを風に飛ばされないように固定させました。 そしてついに完成!!予定通りいかず何度もやり直しましたが、みんなで協力しながら完成させたテントはとてもかっこいい形になりました! 竹テントType X「いらっしゃいbamboo」が完成しました。 学ぶこともたくさんあり、3日という短さで完成させることができるか不安でしたが、無事に完成させることが出来てよかったです。 暑かったけどとても楽しく、いい経験ができたと思います!明日香村商工会の方や竹取指導の方、ボランティアの方々や民泊の家主さんの温かさを良く感じたワークショップになりました。ありがとうございました! なお、この様子はKCN(近鉄ケーブルネットワーク)さんに取材いただき、その模様がKスタ!という番組内で放送されました。現在YouTubeでもご覧になることができますので、是非ご覧ください! また、明日香村商工会の明日香スタンド(旧岡本邸)Youtubeチャンネルでも動画として紹介していただいています。 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 3回生 川端 ひより、戸田 菜月、吉田 香葉 【関連記事】 2023年明日香村竹テントワークショップvol.3【2日目】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2023年明日香村竹テントワークショップvol.2【1日目】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2023年明日香村竹テントワークショップvol.1【準備編】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.9~最終日、無事に帰国しました! 河合町佐味田の居場所計画 「佐味田みんなの縁側」制作・発表~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所計画で「佐味田みんなの縁側」“縁台”を提案!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 畿央大学付属広陵こども園で使う子ども用スツールが完成しました!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」
2023.10.15
2023年明日香村竹テントワークショップvol.3【2日目】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ
人間環境デザイン学科2・3回生対象「プロジェクトゼミ」では、学年をこえたグループを組み、フィールドワークや学生相互の話し合いを通して、具体的な課題を見つけ出し解決策を考える力を身につける事を授業の到達目標としています。 人間環境デザイン学科の陳ゼミでは9月19日~21日までの3日間、竹テントワークショップに参加しました。このワークショップは、明日香村商工会、商工会青年部が中心となり、使われなくなった古民家を修復し新たな活動拠点の創造を目的とする「明日香スタンド(旧岡本邸プロジェクト)」の一環として行われたものです。 陳ゼミの学生12名は2泊3日の宿泊しながら竹テントを制作しました。今回は作業2日目の様子を報告させていただきます。 ▶前回の記事はこちら(準備編、1日目) 9月20日(水)、明日香竹テント作り2日目です。今日は2 回生も新たに参加しました! 竹テントType A「座りぃなbamboo」 竹テントType A「座りぃなbamboo」の班は、フレームの組み立て・竹床作りを分担して行いました。 フレームの組み立て作業では、インパクトドライバーで竹に穴を開け、ボルトや紐を使い、竹同士を接合しました。 まず、三角形のフレームを2つ組み立てました。次に、横架材を紐で接合しました。紐で結ぶ際、固く結ばないと接合部が緩んでしまうので、できるだけ固く結ぶことを意識しました。高いところの横架材は、脚立を使い結びました。 お昼休憩の際に、紐の結び方をみんなで練習したので、スムーズに作業を進めることができました。 竹床作りでは、一本一本丁寧に竹を紐で結んでいきました。竹が足りない時には、自分たちで竹を伐採し、竹の枝を鉈でカットし、製材を行いました。同じ大きさの竹を集めるのが難しかったです。 炎天下の中の作業は大変でしたが、しっかり休憩を挟み水分補給をしながら、声を掛け合い最後まで作業を頑張りました! 竹テントType A「座りぃなbamboo」のフレームを組み立てました。 竹テントType X「いらっしゃいbamboo」 竹テントType X「いらっしゃいbamboo」の班はフレームの組み立て作業を行いました。 竹に穴を開け、ボルトで竹と竹を接合します。 まずはインパクトドライバーで竹にボルトを通すための穴を開けていきます。しかし、竹が乾燥していないため、穴を開けようとすると、水が出てきて力加減が難しく、苦戦しました。 穴を開けた後は、テントの軸となるフレーム部分の組み立て作業を行いました。 この時に、両サイドの横架材が平行にならないとテントの形がアンバランスになってしまいます。なので、平行になることを意識して組み立てていきました。 しかし、メジャーでしっかり測っていたとしても、竹が歪んでいたり、穴を開ける際にインパクトドライバーが斜めになってしまっていると、うまく接合することができません。 私たちも半日以上何度も組みなおしをしました。 竹テントType X「いらっしゃいbamboo」のフレームを組み立てました。 苦戦したことが多く、集中力も低下しましたが、しっかり水分補給をし、美味しいお昼ご飯を食べたので、みんなで楽しく乗り越えることができました。 ボルトで竹を繋ぐことに苦労しましたが、2回生も一緒に手伝ってくれたので、作業も捗りにぎやかな雰囲気で進めることができました。3日目の完成に向けて、まだまだ課題はありますが、チームのみんなでコミュニケーションを取りながら頑張りたいです! 夜はBBQをして、ひと夏の思い出になりました! なお、この日の様子は明日香村商工会の明日香スタンド(旧岡本邸)Youtubeチャンネルに動画として紹介していただいています。 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 3回生 富久 菜乃華、中谷 天音、大谷 麻結 【関連記事】 2023年明日香村竹テントワークショップvol.2【1日目】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 2023年明日香村竹テントワークショップvol.1【準備編】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.9~最終日、無事に帰国しました! 河合町佐味田の居場所計画 「佐味田みんなの縁側」制作・発表~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所計画で「佐味田みんなの縁側」“縁台”を提案!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 畿央大学付属広陵こども園で使う子ども用スツールが完成しました!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」
2023.10.13
2023年明日香村竹テントワークショップvol.2【1日目】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ
人間環境デザイン学科2・3回生対象「プロジェクトゼミ」では、学年をこえたグループを組み、フィールドワークや学生相互の話し合いを通して、具体的な課題を見つけ出し解決策を考える力を身につける事を授業の到達目標としています。 人間環境デザイン学科の陳ゼミでは9月19日~21日までの3日間、竹テントワークショップに参加しました。このワークショップは、明日香村商工会、商工会青年部が中心となり、使われなくなった古民家を修復し新たな活動拠点の創造を目的とする「明日香スタンド(旧岡本邸プロジェクト)」の一環として行われたものです。 陳ゼミの学生12名は2泊3日の宿泊しながら竹テントを制作しました。今回は作業1日目の様子を報告させていただきます。 ▶前回の記事はこちら 9月19日(火)明日香村商工会と畿央大学陳ゼミのワークショップ1日目の作業が始まりました。 今日は主に竹テントの材料となる竹の伐採、笹取り、部材の準備に取り掛かりました。 竹の伐採 まず始めに皆で現地の竹林に入り、林業の久住さんに竹の伐採方法を教えていただきました。 竹がしなっている方向に倒れるように竹の根元にのこぎりを入れ切り落としました。実際に竹林に足を踏み入れたことも、丸々一本の竹を持ったことも初めての経験でした。 枝落とし その次に伐採した竹の枝落としをしました。のこぎりやなたを使い、刺さらないように枝を切り落としていくのは難しかったですが、作業を進めるにつれて、道具をうまく使いこなすことができるようになり、効率よく作業が進んでいきました。 部材の準備 次に、部材の寸法を測り、竹をカットしていきました。 竹の太さを大中小と分類し、それぞれの竹に墨付けをし、テントの上部が竹の節の部分になるように竹を切っていきました。節が上になるようにしたのは竹の中に雨水などが溜まらないようにするためです。 木材よりもカットしやすく、この作業はスムーズに進みました。 これらの竹の伐採、竹の枝落とし、部材をカットしていく作業はそれぞれ数人に分かれて進めていきました。 最後に、ボルトで固定する位置に穴をあけました。 竹は丸いので、同じライン上に穴を開けるのが難しかったです。 また、1日目のお昼では明日香村でつくっているお弁当をいただきました。 とても豪華でおいしくておなか一杯になり、午後も頑張れました! 夕方には明日香村で販売しているアイスを差し入れでいただきました。 様々な味があり、フルーツの味がとても濃厚でとてもおいしかったです。明日香村に行ったときにはぜひ! 夜は民宿に泊まりました。 夜ご飯は明日香村の郷土料理である飛鳥鍋をいただきました。味噌と牛乳が加わり、とてもコクがあり美味しかったです。 沢山食べてよく寝て明日も頑張れそうです! なお、この日の様子は明日香村商工会の明日香スタンド(旧岡本邸)Youtubeチャンネルに動画として紹介していただいています。 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 3回生 濱畑 桃花、廣瀬 舞果、林 和樹、前川 慧帆 【関連記事】 2023年明日香村竹テントワークショップvol.1【準備編】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.9~最終日、無事に帰国しました! 河合町佐味田の居場所計画 「佐味田みんなの縁側」制作・発表~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所計画で「佐味田みんなの縁側」“縁台”を提案!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 畿央大学付属広陵こども園で使う子ども用スツールが完成しました!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」
2023.10.12
2023年明日香村竹テントワークショップvol.1【準備編】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ
人間環境デザイン学科2・3回生対象「プロジェクトゼミ」では、学年をこえたグループを組み、フィールドワークや学生相互の話し合いを通して、具体的な課題を見つけ出し解決策を考える力を身につける事を授業の到達目標としています。 人間環境デザイン学科の陳ゼミでは9月19日~21日までの3日間、竹テントワークショップに参加しました。このワークショップは、明日香村商工会、商工会青年部が中心となり、使われなくなった古民家を修復し新たな活動拠点の創造を目的とする「明日香スタンド(旧岡本邸プロジェクト)」の一環として行われたものです。 陳ゼミの学生12名は2泊3日の宿泊しながら竹テントを制作しました。今回はワークショップに向けた事前準備の様子を報告させていただきます。 竹テントの設計・事前準備 竹テントワークショップ当日に向けて、大学ではゼミの時間や夏休みに作業を行っていました。 はじめに、実際にワークショップが行われる敷地である明日香村岡地区岡本邸を見学させていただきました。明日香村商工会や設計事務所の方からプロジェクトの内容を教えていただき、イメージがとてもつきました。 初めに敷地見学にて広さや雰囲気などを把握した上で後日、大学でこのプロジェクトに適しているテントはどのようなものなのか議論をしました。現地の竹を使って、竹テントを製作するにあたり、コンセプトとして「結び」という言葉をあてさせていただきました。竹と竹の結び、竹テントと竹テントの結び、また、畿央大学と明日香村の方々とで一緒に作るものであるため、その関係の結び合わせという意味も込めております。 それを踏まえ、竹テントを考える際には、組み立てが簡易的であること、用途によって使い分けができること、同時に多くの人が利用できること、竹の心地よさを感じられることが重要だと考え、その条件に適している 2つの竹テントに決定しました。 竹テントType A「座りぃなbamboo」 用途:休憩所 特徴:縦横約2メートルの竹床・用途によっての可変性・広々としたサンシェード下のスペース 竹テントType X「いらっしゃいbamboo」 用途:屋台(販売)や飲食 特徴:屋台にも飲食スペースにもなること・雰囲気のある暖簾 それからは、10分の1の模型を作り、組み立てや接合方法を考えました。その次は試作で、竹で実際の想定の7割のテントを製作しました。竹の歪みや重みでなかなかうまくバランスが取れず、試行錯誤を繰り返し、接合方法を変えたり、補強を加えたりしながらなんとか形にすることができました。 竹テントの接合方法については、主に2種類の方法を考えました。 準備を整え、7月21日(金)には明日香村商工会の方と明日香村で林業をされている方をお招きして大学で発表会を行いました。好評をいただき、また実際に制作するための問題点なども挙げていただき、さらに身の引き締まる思いで、とても良い発表会となりました。 それからは、ロープの結び方を練習して、サンシェードの布を大学で製作しました。 材料表や図面を仕上げ、いざ明日香村へ!絶対に良い竹テントを完成させるぞ!という意気込みで、大学での事前準備作業は終了しました。 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 3回生 天野 夏菜、上野山 陽香 【関連記事】 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.9~最終日、無事に帰国しました! 河合町佐味田の居場所計画 「佐味田みんなの縁側」制作・発表~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所計画で「佐味田みんなの縁側」“縁台”を提案!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 畿央大学付属広陵こども園で使う子ども用スツールが完成しました!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」
2023.10.12
次世代教育センター主催「プレゼンテーション力養成講座~PowerPointの活用~」を開催!
2023年9月20日(水)に、次世代教育センタープログラム「プレゼンテーション力養成講座~PowerPointの活用~」を開催しました(対象:全学年)。本講座は、今年度初めての開催となります。今年度の参加者は1回生4名、2回生1名、3回生1名の合計6名の学生さんが参加してくれました。 ※次世代教育センターは2021年4月、次世代社会のニーズに応えられる幅広い教養を身につけた人材の育成を目的として開設されました。毎年度、様々なテーマを取り上げた講座を実施しています。 本学キャリアセンターが実施する各種ガイダンスでお世話になっている、(株)ワークアカデミーから講師の方をお招きし開催しました。 本講座では、まずはPowerPointの基本操作を押さえていきながら、資料作成のスキルの向上をめざしました。自らが発信したい内容、伝えたい内容を資料に落とし込みながら、資料作成の高速化・効率化ができる便利な機能等を学んでいきました。在学中のゼミ等はもちろん卒業後の将来も見据えて、実務に役立つスキルを獲得できます。 ▼実際にPowerPointを使って、資料作成に取り組みました。いろいろな機能がありますね。 ▼作ったものをグループワークで共有。他の人の資料からヒントを得ることもたくさんあります。 受講生からは、 これからの学生生活でも使うことができるので、より効率的に作業ができそうで助かりました。 PowerPointの便利な機能を知ることができました。 プレゼンテーションの効果的な方法が分かりました。 といった声がありました。 次世代教育センターでは、今後も学生の皆さんにとって役立つスキルを磨いていける講座を企画していきます。多くの皆さんからの参加をお待ちしています! 今回参加いただいた皆さん、ありがとうございました! 2023年度 次世代教育センタープログラム 畿央大学 次世代教育センター 次世代教育センター 関連記事 次世代教育センター主催「コミュニケーション力養成講座~相手に伝わる発信力強化~」を開催! 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~基本編~」(2023年度2回目)を開催! 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~基本編~」を開催! 次世代教育センター主催 「ひとの生活を支える近未来テクノロジー」を開催! 次世代教育センター主催「モバイルプラネタリウム上映会」を開催!!~協力:畿央大学サイエンスコミュニケーションサークル 次世代教育センター主催 「Excel集中講座」を開催!(今年度2回目) 次世代教育センター主催「Excel集中講座」を開催! 次世代教育センター主催「コミュニケーション力養成講座~プレゼンテーション」を開催! イベントプログラム「これからも『ひと』と『ロボット』は共存できるのか」を開催!~畿央大学次世代教育センター 次世代型情報教養プログラム「ロボットとプログラミング」を開催しました~次世代教育センター
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