2022.05.26

「第15回基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科

学年をこえた交流を通して、自己学修に取り組む!   基礎看護学領域では、学修した基礎看護技術の修得状況を学生自身が把握し、意欲的に自己学修に取り組むきっかけとすること、異なる学年同士が交流する機会をもつことをねらいとして「基礎看護技術自己学修会」を開催しています。今年度2回目となる今回は5月20日(金)に開催し、4年生6名と3年生2名、2年生4名の合計12名が参加しました。   4年生1名と3年生または2年生1名がペアになり、点滴実施中の対象者の寝衣交換とバイタルサインの観察を行いました。4年生と3年生は2年生前期に履修した「診療過程援助技術」で点滴について既に学んでいるため、学修会で使用する点滴の準備を行いました。点滴ルートに輸液を満たす際には、久しぶりに実施する技術ということもあって四苦八苦している様子もありましたが、お互いに手技や知識を確認しながら準備することができました。2年生にとってはこれから学修する内容でもあり、テキストと照らし合わせながら、関心を持って先輩の手技を見学していました。   その後、準備した点滴を使用して、点滴実施中の対象者の寝衣交換とバイタルサインの観察を行いました。4年生の中には、各看護学実習で点滴をしている受け持ち患者さんに寝衣交換を実施したことがある学生もいましたが、どの学生も苦戦している様子でした。「難しい…」と言いながらもペアで意見交換し、教員のアドバイスを受けながら実施することができました。学修会開始時は緊張した面持ちの学生もいましたが、技術の実施をとおして徐々に打ち解けることができた様子でした。       参加した学生からは以下のような感想がありました。   ・先輩方と交流できる機会が、コロナ禍でサークル活動が中々ないため、色々お話しできて良かったです。最初は緊張していましたが、先輩方が優しく接してくれたのでリラックスして楽しい時間を過ごせました。また、技術面もこれからの演習の予習になり、とても勉強になりました。 ・今回参加して忘れていた技術を練習することができ、さらに、先輩方にも授業や実習について相談することができたので不安な気持ちが和らぎました。楽しかったです。学修会を開催していただきありがとうございました。 ・実習で色々なことが身についたかなと感じていたのに、実施するとなると全然覚えていなかったことに気づけてよかったです。 ・今日の学修会を通して、点滴の準備と点滴中の寝衣交換のどちらも全然できなかったのですが、2年生と一緒に考えながら楽しく実施できました。本当にピンチのときは先生方がわかりやすく教えて下さったので聞きやすかったです。インターンシップも近いので復習できる機会があってよかったです。       3年生・2年生にとっては、少し先を行く4年生の先輩の生の声を聞くことで、今抱えている不安の軽減や今後の学修に対する意欲を高めるきっかけになったのではないかと思います。来年4月には臨床で看護師として勤務することになる4年生にとっても、後輩とともに技術を実施し、今後の課題が明らかになったのではないかと思います。 異なる学年との交流をとおして学生の学修意欲を高め、患者さんにより良い看護を実践できるように、今後もサポートしていきたいと思っています。   看護医療学科 基礎看護学領域 林 有学・須藤 聖子・小林 智子・中西 恵理 【関連記事】 3・4回生対象「第14回基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 2回生対象「第13回基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 2・4回生対象「第12回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 3回生対象「第10回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 3回生対象「第9回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 3回生対象「第8回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科

2022.05.20

「離島・へき地医療体験実習」発表会を開催しました!~看護医療学科

3年ぶりの現地開催!各地での学びを共有しました   看護医療学科では、4回生統合発展科目として、その人の顔の見える看護や保健医療を体験することで、看護の本質を考えることを目的とした「離島・へき地医療体験実習」を宇陀市、川上村、五條市大塔町、山添村にご協力をいただいて実施しています。                 過去2年間は、コロナ禍の影響により臨地に赴くことが不可能となり、実習目標を到達できるようリモートを活用して臨地の住民への健康支援を展開されている機関や人々とやりとりをしながら実施し、発表会もリモート開催でした。今年度は3年ぶりに、各臨地の方々のご理解とご協力をいただいて、それぞれの地域に赴き各市地域毎に特色ある学びを展開しました。5月18日(水)には、離島・へき地医療体験実習発表会を学内で対面開催し、学生間で学びの共有を行いました。             新型コロナウイルス感染症の動向を鑑み、へき地への訪問期間を短縮した地域やコロナ前を変わりない日程で住民の方を対象とした健康チェックやインタビューを実施できた地域などそれぞれでの活動状況には違いがありましたが、短期間の地域においても、住民の健康支援機関や支援者、そして住民の方に目的を持った関わりをさせていただきました。             現地での学生は、地区踏査を通して地域の環境を観察し、人々と触れ合うことで五感を通してへき地で暮らす人々の生活のありさまと支援者の思いを感じ、またその体験を通して、得た情報整理からへき地の健康課題を導き出し、健康ニーズに沿ったケアの提供を考えることができました。以上を通して、生活者である対象理解とそれらの人々の健康やQOLの向上を図っている医療保健福祉関係者の思いや活動の意味への理解、そして看護者となる学生そのものの看護の考え方が深まったのではないかと思います。これら学生の学びは、発表できちんとスライドに示されていました。         それを示す例として、へき地医療体制は、医療の確保が困難であり、へき地診療所、巡回診療や医師派遣など、地域により様々な体制が取られていることや、緊急時の救急搬送システムが構築されていることやへき地における看護の役割として、診療の補助にとどまらず、健康相談や生活上の指導、予防意識を高める働きかけが重要であると示されていました。             またへき地で暮らす人々の、顔の見える関係性や、関係諸機関との連携、豊かな自然との触れ合い、伝統行事を大切に継承される地域の人々の思いの深さなどから、人のつながりの大切さを再認識していました。   これらのことから、子どもから高齢者まですべての人に対して、保健、医療、福祉との連携としての地域包括ケアシステムを構築していくことの重要性と住民同士でお互いに支え合うへき地の人々の暮らしは、地域の強みであることを学びとしてまとめていました。           私は、今年度の4月に本学に着任したばかりですが、この実習に向けた準備期間での学内実習や臨地での実習期間中、主体的に学ぶ学生たちの姿と発表会で聞く人にわかりやすく発表する姿、質問への応答も的確にしている様子を見て、4回生としてこれまで積み上げてきた学びを統合し発揮することができていると確かな成長を感じ感銘を受けました。     発表会終了後、実習を担当した教員より「実習という体験にとどまらず、これを機会にまた実習地域との関わりを継続してほしい」とコメントがあったように、卒業後もつながる関係性ができれば、この実習の真の成果となることと思います。     ▼山添村児童館館長様より頂いた手描きの書と絵     コロナ禍にも関わらず実習を受け入れてくださいました、宇陀市、川上村、五條市大塔町、山添村の皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。                              看護医療学科 准教授 前田則子       【関連記事】 離島・へき地医療体験実習(川上村)で応急手当ポケットカードを作成!~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(山添村)レポート~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(宇陀市大宇陀地区)レポート~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(川上村)レポートvol.2~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(川上村)レポートvol.1~看護医療学科

2022.05.18

「セメスター留学」が始まります!~現代教育学科

畿央大学では、2020年度の英語教育コースの設置にあわせて、6か月間英語圏で生活し学ぶ「セメスター留学」を2回生後期の授業として開講しました。本来なら2021年の秋に2回生となった1期生が留学に出発する予定でしたが、パンデミックの影響で延期となっていました。しかし、昨今の世界的な規制緩和の傾向や現地での安全情報を踏まえて、2022年秋に6か月の留学をスタートできるよう準備を進めています。     2022年4月28日(木)には留学を希望する学生を対象に、2022年5月14日(土)には保護者を対象にした留学の説明会を開催しました。昨年、延期になったために、今年度は3回生と2回生の希望者が留学に参加することになります。           説明会では、様々な手配をお願いしているJTBの担当者から、現地の最新情報や保険、危機管理などの安全についてお話がありました。また本学教員からは、現地での学習やホームステイ先についての説明がありました。渡航を予定しているカナダのビクトリアは、畿央大学の「短期語学留学」で2週間の語学研修を行っていたところです。そのプログラムを実施した際の写真や授業の様子などを聞き、学生は留学への気持ちを高めたようです。   ▶短期語学留学の様子はこちらから         とはいえ、パンデミックを経験し、現地がどのように変化したのかは、実感としてはわからないこともあります。そこで、畿央大学では、留学をスタートする前に複数の教員が現地の下見を行い、その結果を留学前のオリエンテーションで学生と共有する予定です。         まだまだ事態は流動的ですが、どのような変化が生じても安全に充実した留学を行うことができるように、出発までに様々な準備を行い万全の体制を整えます。   教育学部 現代教育学科 教授 竹下 幸男

2022.05.17

地域住民と5大学が参加!「奈良きたまちインターカレッジコンペティション2022」を今年度も開催します!~人間環境デザイン学科「フィールドワーク演習」

人間環境デザイン学科では、昨年度から「フィールドワーク演習」を開講しています。実際の市町村の課題に基づき、解決につながる提案のプレゼンテーションを対象地域の皆様に行う実践的な授業です。全15回の授業を通して、地域問題を学び分析し、発表に向けた調査を行い、提案内容を検討するものです。   授業の集大成として、8月9日(火)「奈良きたまちインターカレッジコンペティション2022」に参加して、本学を含む計5大学(畿央大学、奈良県立大学・同志社女子大学・奈良女子大学・天理大学)の学生がフィールドワークの成果を競います。   今年度も対象地域は「奈良きたまち」です。近鉄奈良駅の北側に広がるレトロで落ち着いたまちです。転害門や奈良少年刑務所跡など数々の歴史的建造物も残っています。「ならまち」へは観光などで訪れたことがある学生もいましたが、「奈良きたまち」へは訪れたことがないということだったので、地域の皆様にご協力いただき4月16日に「まち歩き」を行いました。   昨年度はオンラインでまち歩きをしましたが、今年は実際にきたまちを訪れ探索することができました。   まずは奈良公園バスターミナルのレクチャーホールで、オリエンテーションとして『きたまちの歴史』や『成り立ち』について教えていただきました。       ▼歴史、地形、景観、人、きたまちの由来について話していただきました。       ▼5大学(畿央大学・奈良県立大学・同志社女子大学・奈良女子大学・天理大学)があつまり、少し緊張気味…。       オリエンテーション終了後、9チームに分かれ、地域の方々にご案内いただきました。 9チームそれぞれにテーマがあり、案内ルートも違います。       ▼きたまちにある初宮神社。       ▼奥まった通りにある長屋。空室を見せていただきました。       ▼説明を受け、いろんな質問も飛び交いました。       この日はお天気にも恵まれ、様々なスポットを探索することができました。 地域のみなさん、本当にありがとうございました。   8月9日(火)には、奈良きたまちインターカレッジコンペティション2022が開催されます。各グループが授業を通してまとめた成果を発表します。 発表の様子は、次回ブログでお伝えします。     人間環境デザイン学科 助手 中井 千織     【関連記事】 地域住民と4大学が参加!「奈良きたまちインターカレッジコンペティション2021」を開催しました~人間環境デザイン学科「フィールドワーク演習」|KIO Smile Blog

2022.05.17

平城京天平祭2022春「さくら茶会」に参加しました!~茶道部

2022年5月3日(火・祝)~5日(木・祝)、奈良市「平城宮跡」で開かれる「平城京天平祭」の初日に、畿央大学茶道部(指導顧問:健康栄養学科 冬木 啓子教授)が「さくら茶会」に参加しました。   一昨年に引き続き昨年もコロナ禍のため平城京天平祭が開催されず、久しぶりの「さくら茶会」となりました。平城宮跡という歴史ある地で茶道部一同お茶会をすることができ、誠に光栄に思います。         普段のお稽古の成果を公共の場で披露させていただくことは、部員にとってとても貴重な経験となりました。普段は着ることのない着物を着させていただき、茶道のおもてなしの心を大切にしながら、お越しいただいたお客様に日本文化の誇りである「茶道」の素晴らしさが少しでも伝わるように心を込めてお茶をたてることが出来たと思います。   ▲田中宗三先生社中の方々                     慣れないことで上手くいかないこともありましたが、いつも暖かくご指導くださっている先生方、田中宗三先生社中の皆様、天平祭のボランティアスタッフの皆様に支えていただいたおかげで、無事に終えることができました。この場をお借りして深く感謝申し上げます。             これからも、今回体験した「おもてなしの心や人を思いやる心」を大切にしながら、日々のお稽古に励んで参りたいと思います。     茶道部部長 人間環境デザイン学科3回生 今村 水紀   【関連記事】 平城京天平祭2019春「さくら茶会」に参加しました!~茶道部

2022.05.16

理学療法学科初の卒業生教員!瀧口先生ってどんな人?Part3~「教員」編

2022年4月に着任した瀧口述弘先生は、理学慮法学科の5期生(2011年3月卒業生)!理学療法学科では初の卒業生教員が誕生しました。瀧口先生っていったいどんな人なのか、インタビュー形式で全3回にわたってご紹介します。Part1「学生時代」編、Part2「臨床現場・大学院」編に続いて、Part3は「教員」編です! 研究テーマや専門は? 私は、電気を流したり温めたりして治療をする物理療法の研究や痛みに対しての研究を中心にしておりました。身体に痛みがありながら生活をしている方は全人口に対して2割ほどいらっしゃるというデータもあります。私はそのような方に電気療法をし、痛みに対する効果を検証していました。 また、近年では、理学療法でもロボットを用いた治療が試みられており、歩行練習用ロボットの開発研究にも関わっています。このような物理療法やロボット等の治療用機器を用いた理学療法が私の専門になります。私が最も関心があることは、最先端の技術で開発された治療機器を患者さんに還元させることです。これが私のミッションだと思っています。       病院では身体にけがなどをしてしまうことで身体が動きにくくなる運動器疾患の方に対して理学療法を実施していたので、物理療法や運動器の理学療法に関わる授業を担当する予定です。 畿央大学は、2007年に入学し、畿央大学大学院、客員研究員として15年間お世話になった大学です。畿央大学の教育を受けた理学療法士であるルーツを生かして教育に励みたいと考えています。   OBとして見た畿央や理学療法学科の印象は? 卒業してから伸びていく、もしくはリーダーとして活躍することができる理学療法士を輩出することを意識している大学だと感じました。とあるリハビリテーション専門の医師から「畿央大学出身の理学療法士はすごいねぇ」と言われました。もちろん私が畿央大学卒業生とは知らず、お世辞抜きに出た言葉です。これは、学会発表や論文発表などで成果を上げている理学療法士に畿央大学の卒業生が多いためです。学会会場では畿央大学の先輩後輩とたくさん出会うので、同窓会のようになります。私の同期、先輩、後輩でも教員になった人や、その他先駆的な取り組みをしている人がたくさんいて、いつも刺激をいただいています。 もちろん、理学療法学科を卒業し、国家試験に合格しスタートラインに立てることはいうまでもなく大切ですが、その後に違いを生む理学療法士を輩出させるのが、畿央大学だと思っています。 大切にしていることは何ですか? 努力と感謝の気持ちを忘れないようにしたいと考えています。 今の私があるのは自分なりのペースで努力をし続け、周りの方の支えがあったからです。何歳になっても成長し続け、感謝して生きることができれば、これ以上幸せなことはないと思っています。   趣味や好きなことは? 趣味は広く浅く色々とやっています。家庭菜園、山登りや釣りなどのアウトドア、ゴルフ、コーヒー、音楽はギター、ベースができます。他には「Back to the Future」のような少年の心を掻き立てる夢のある映画が好きです。すべてが友人から教えてもらい始めたものです。趣味だけを考えても、多くの人に影響を受けてきたと思います。 今一番ハマっているのは自分の家の庭でする家庭菜園です。初心者ですが、今までキュウリ、ピーマン、トマト、かぼちゃ、すいか、ズッキーニ、ゴーヤ、じゃがいも、さつまいも、ねぎ、玉ねぎ、えんどう豆、いちご、人参、かぶらなど…多くの野菜を作りました。     野菜を作っていて思ったのは、人間の育ち方と似ているいうことです。野菜それぞれ、育て方が違います。まず環境面である土作りから野菜によって違います。与える水の量や、肥料の種類、タイミングも違います。頻繁に世話をする必要がある野菜もあれば、何もする必要もないたくましく育つ野菜もあります。人も人それぞれで、適切な育て方があると思います。環境面、与えるアメとムチの量とタイミング、そもそも干渉しないなど、人それぞれ時期によって育て方が異なると思いますが、野菜作りと通ずるものはあると思います。 私はこれから教育に従事しますが、野菜作りのように人それぞれに適した教育をしたいと思います(笑)   理学療法学科 助教 瀧口 述弘   関連記事 理学療法学科初の卒業生教員!瀧口先生ってどんな人?Part1~「学生時代」編 理学療法学科初の卒業生教員!瀧口先生ってどんな人?Part2~「臨床現場・大学院」編

2022.04.27

2022年度新入生研修 学科別レポートvol.5~健康栄養学科

畿央大学では入学後の不安を取り除き、担任や同級生との絆を深めるため、学科ごとに新入生宿泊研修を入学式直後に行っています。コロナ禍で一昨年は中止、昨年は感染対策を講じたうえで学内での1日開催となりましたが、今年度は3年ぶりに学外・日帰りで実施しました。最後に健康栄養学科の様子をお伝えします!! 2022年4月7日(木)に健康栄養学科による新入生研修が奈良ロイヤルホテルにて行われました。新入生96名、研修のサポートを行う在学生スタッフ3名、教員6名の総勢105名が参加しました。   今年度も「充実した学生生活・楽しい大学生活を送るために」を目的に、4年間の学生生活に向けての研修が行われました。   この2年間は新型コロナウイルス感染症の影響で学外での研修が行えていませんでしたが、今年度は十分な感染対策を行ったうえで学外での研修を実施することができました。   研修のはじめでは、学科長の栢野先生からの激励がありました。         研修の注意事項や様々なお話があった後、クラスごとに分かれてのクラスアワーを行いました。 クラスアワーでは自己紹介を行い、ディスカッションなどを行いました。 あまりに盛り上がりすぎて時間が足りないくらいでした。           昼食はテーブルマナーを学びながら洋食のフルコースをいただきました。慣れない雰囲気での食事で初めは緊張している様子でしたが、美味しい料理を食べているうちに自然と会話も増え、楽しい食事の時間となりました。         食事のあとは「食支援に関わる職種に伝えたいお口の情報」について医療法人小向井歯科クリニック 院長 小向井 英記 先生が講演を行ってくださいました。         講演後は、在学生スタッフによる学生生活のお話がありました。身近な先輩の話を聞いて、より大学生活に対してより前向きになってくれたのではないかと思います!         最後に、「夢をチカラに」をテーマに作文を書きました。今回の研修を通して学生生活、管理栄養士に対する意識が変わったのではないでしょうか?         一緒にこの研修を受けた仲間とともに、有意義で充実した4年間にしていきましょう!     ▼クラスごとに記念撮影!(上から順番に1組、2組、3組)             ※撮影時のみマスクを外しています。     関連記事: 2022年度新入生研修 学科別レポートvol.1~現代教育学科 2022年度新入生研修 学科別レポートvol.2~看護医療学科 2022年度新入生研修 学科別レポートvol.3~理学療法学科 2022年度新入生研修 学科別レポートvlo.4~人間環境デザイン学科

2022.04.25

3・4回生対象「第14回基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科

技術の確認をしながら、学年をこえて交流!   基礎看護学領域では、学生が既に学修した基礎看護技術の修得状況を学生自身が把握し、意欲的に自己学修に取り組むきっかけになれば…と考え、2018年4月から「基礎看護技術自己学修会」を定期的に開催していましたが、新型コロナウイルス感染症流行の影響を受け、2020年度と2021年度は開催できませんでした。   しかし、授業や実習で学生と関わる中で、新型コロナウイルス感染症防止対策の影響から学生同士の関係性が希薄になっていることや、異なる学年との交流が減少したことで、これまでであれば先輩に質問すれば解決できていた疑問が解決できず、学生の不安が増しているといった様子が見受けられました。   そこで、今年度は異なる学年同士が交流する機会になることをねらいとして、2022年4月22日(金)に「第14回 基礎看護技術自己学修会」を開催し、4年生3名と3年生5名が参加しました。         4年生1名に対して3年生が1~2名というグループ分けに緊張した様子の学生もいましたが、最初に実施したベッドメイキングで、久々の技術の実施に苦戦する3年生に4年生がアドバイスをする中で、すぐに打ち解けることができました。その後に実施したバイタルサインの観察では、4年生が実習での体験をもとに事例を設定し、3年生が観察点を考えて実施する等、臨地実習をイメージして技術練習に取り組むことができました。また、技術を実施するだけではなく、3年生が疑問に感じていることを4年生に質問し、具体的なアドバイスをもらう等して和気あいあいとした雰囲気で学修会を行うことができました。 参加した学生からは以下のような感想がありました。         ・先輩方に血圧測定の手順や実習のことなど、たくさん教えていただいて、良い機会になりました。事例を決めてバイタルサイン測定の手順を考えることもでき、「実習がんばろう」と思えました。 ・先輩に不安なことやわからないことなど色々聞けるので、とてもためになりました。バイタルサイン測定やシーツ交換も忘れているところが多かったので、復習になってよかったです。また次も参加できたらしたいです。 ・ベッドメイキングとバイタル測定の実施方法を忘れてしまっていたけれど、本日参加したことで測定できるようになり自信につながりました。先輩方にもテストや実習、その他先輩が経験した話を聞かせていただけて楽しかったです。 ・コロナ禍でサークル活動もあまり参加できておらず、後輩とのつながりが全くなかったため他学年と交流できてよかったです。楽しく技術を確認することができました。         3年生は、入学当初から新型コロナウイルス感染症防止対策として様々な制限が課される中で、大学生活を送ってきました。入学前に想像していたものとは程遠い大学生活になり、先が見えない状況が続く中で学修意欲を保つことは非常に努力を要したのではないかと思います。4年生との交流をとおして看護に対する意欲を高め、3年生後期の各看護学実習では患者さんに対してより良い看護を実践できるように、今後もサポートしていきたいと思っています。   看護医療学科 基礎看護学領域 林 有学・須藤 聖子・小林 智子・中西 恵理         【関連記事】 2回生対象「第13回基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 2・4回生対象「第12回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 3回生対象「第10回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 3回生対象「第9回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 3回生対象「第8回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科

2022.04.19

学部卒で研究成果が「Brain Sciences」に掲載!理学療法学科13期生大西 空さんをインタビュー!

研究成果が国際誌「Brain Sciences誌」に掲載された理学療法学科13期生の大西空さん。実は学生時代は「不真面目だった」と語る大西さんに、理学療法士のやりがいや研究にのめり込んだきっかけなどについて語っていただきました! 今はどこで何を? 宝塚リハビリテーション病院で理学療法士をしています(4年目)。 どんな大学生でしたか? 特に、1-3回生の私はとても不真面目な生徒だったと思います。学校の定期試験は前日に1夜漬けして行くことが多く、日々の授業における復習も疎かにしていました。そのため、再試験となることが多く、実習先でも知識不足が原因で困ることが多々ありました。担任の前岡先生やゼミ担当の宮本先生には大変ご迷惑をおかけしたと思います。実習で実際の臨床現場を経験することを通して、理学療法士として働くやりがいや責任の重さを感じて以降、必死で勉強するようになったと思います。   ▼卒業式(宮本ゼミ)   ▼卒業式(13期生) 畿央大学での思い出 国家試験や定期テストの前に自習室で同じ学科の友人と夜遅くまで勉強したことや、息抜きにエコール・マミ(大学隣のショッピングセンター)でご飯を食べたことなど、楽しい時や忙しい時を同じ学科の友人と共有しながら過ごした時間は大切な思い出です。また、ソフトボール部にも所属しており、日々の練習や食事会などを通して他学科と交流できたことも貴重な時間でした。     ▼卒業式(ソフトボール部)   理学療法士として働くやりがい 患者さんの今後の人生に関わる仕事であるため、責任も伴いますがそこが大変やりがいを感じる点だと思います。病気を発症した患者さんに対して(症状が重くても軽くても)、これほどまで身近に回復や経過を見ることができる職種は少ないかと思います。特に、入院当初は自立歩行が困難であった担当患者が、屋外を笑顔で歩くことができるようになった際などには大変やりがいを感じます。   ▼fNIRSを用いて担当患者の臨床症状を評価・ディスカッションしている時 どうして研究を? 研究に興味を持ったのは、職場の尊敬する先輩方が熱心に学会発表や研究活動に取り組んでおり、患者さんに対する介入効果や入院してから退院するまでの経過をまとめることの重要性を教えていただいたことがきっかけです。現在は、自立歩行困難な脳卒中患者(特に運動麻痺重症例)に対して、どうすれば歩行能力の回復を促進することができるのか研究を進めています。   ▼宝塚リハビリテーション病院で新しい機材の使用方法をディスカッションしている様子 臨床と研究を両立する意義とは? 臨床をしながら研究をする意義としては、患者さんの機能や活動レベルの経時的変化を最も近くで評価できることだと思います。特に、担当患者における経時的変化は臨床で働いているからこそ観察する事ができる点だと思います。また、臨床現場で働くことで、従来の研究では明らかにされていない病態やアプローチに関するヒントを見つけやすいと思います。 研究がアクセプトされた感想は? 大変嬉しいです。特に、畿央大学の森岡先生をはじめ、普段よりお世話になっている宝塚リハビリテーション病院で務める先輩方のご指導を、このように形に残せたことを大変嬉しく感じています。   ▼第19回日本神経理学療法学術大会(宝塚リハビリテーション病院スタッフ) 最後にメッセージをお願いします! これから理学療法士をめざす方へ 理学療法士は本当にやりがいを感じる仕事です。患者の機能が1日前より少し良くなった、1日前より少し笑顔になった、などの日々の少しの変化を最も近くで見ることができる仕事です。私は理学療法士になり一度も後悔したことはありません。少しでも理学療法士に興味がある方々は是非頑張って下さい。 卒業研究を控える後輩の皆さんへ 卒業研究で学ぶことは今後研究をするかどうかに関わらず、臨床に出てから非常に役に立つことだと思います。特に、一つの疑問を解決するために、論文を探すことや周りの方と議論をすることは、臨床に出てからも患者さんへのアプローチを考える際の基盤になります。卒業研究を進めていくにあたり大変なこともあるかもしれませんが、必ずいい経験になると思いますので精一杯頑張って下さい。 同じく臨床研究を進める卒業生の皆さんへ 臨床研究における研究テーマは、日々の臨床を通して見つかることが多いかと思います。特に、対象患者に対するアウトカムや研究デザインを決めた上で、患者の症状における経時的変化をしっかり評価し先行研究と比較することが重要かと思います。目の前の患者を良くすることに加えて、これからの臨床の発展に向け一緒に研究を進めていく方が増えれば幸いです。     関連記事: 両側補足運動野への経頭蓋直流刺激が重症な運動麻痺を有する脳卒中患者の下肢運動機能に及ぼす影響:症例研究 | 畿央大学

2022.04.18

理学療法学科初の卒業生教員!瀧口先生ってどんな人?Part2~「臨床現場・大学院」編

2022年4月に着任した瀧口述弘先生は、理学慮法学科の5期生(2011年3月卒業生)!理学療法学科では初の卒業生教員が誕生しました。瀧口先生っていったいどんな人なのか、インタビュー形式で全3回にわたってご紹介します。Part1「学生時代」編に続いて、「臨床現場・大学院」編です! 就職活動や臨床現場での経験について 就職活動は多くの施設に見学に行き、自身の希望に最も近いところをよく探すことをおすすめします。私は医聖会というグループの八幡中央病院、学研都市病院に11年間勤務しました。私のやりたいことを支援して下さり、私を成長させてくれました。自身のやりたいことができる施設を探して下さい。施設側もそれを求めているはずです。自身のやりたいことと施設が求めているものが合致すれば、内定もいただきやすいと思います。 臨床現場では、整形外科疾患の患者様を担当させていただくことが多かったです。私は3年間臨床現場で経験を積んだ後、2016年に畿央大学大学院 健康科学研究科修士課程に入学し、庄本研究室に入りました(2019年博士後期課程修了)。   疼痛(痛み)に対する電気刺激療法の研究を臨床現場で働きながら、研究を続けてきました。 ▶瀧口先生の研究成果(リサーチマップ)     ▼瀧口先生も卒業生として出演!「今の仕事のやりがいは?」理学療法士編   学会発表について 私は大学院に入学してから、毎年3回以上は学会発表をしていました。国際学会でも2回発表し、デンマークに院生仲間と行ったのはとても良い思い出です。   デンマークでは私の研究している経皮的電気神経刺激の世界的権威の先生の一人であるリーズ大学のマーク・ジョンソン先生にお会いすることができ、先生の公式Facebookアカウントに私の研究を紹介して頂くサプライズもありました!   ▼マーク・ジョンソン先生との1枚       学会発表は施設外の多くの先生と知り合え、話し合える貴重な機会です。私も多くの出会いがあり、多くの刺激を頂きました。学会発表は理学療法の発展にはもちろんですが、自身の成長のためにも不可欠なものです。   ▼院生と学会発表でデンマークに行った際の1枚     仕事と研究の両立について 私は学部生の時にゼミ活動でお世話になった庄本学科長に、臨床での質問をした際に、「それはまだわかってないことだから、大学院に入って研究して明らかにしてみてはどうか?」という話から大学院入学を決めました。元々、臨床経験を積んだ後、大学院進学を考えていたので、すぐに入学を決めました。 私は病院で働きながら、臨床研究、基礎研究を実施しました。研究をするようになり、理学療法は発展途上の学問であるという認識を強く持つようになり、ますます理学療法を勉強することが楽しくなりました。   理学療法士をめざしている高校生、学部生の方も、自らが理学療法を創っていくものだと思って下さい。ますます勉強することが楽しくなると思います!     次回Part3では、教員としてスタートした現在についてご紹介します!     理学療法学科 助教 瀧口 述弘     【関連記事】 理学療法学科初の卒業生教員!瀧口先生ってどんな人?Part1~「学生時代」編 理学療法学科初の卒業生教員!瀧口先生ってどんな人?Part3~「教員」編