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現代教育学科
2015.01.08
同窓会レポート~教職クラブODEN同窓会を開催しました!
2014年12月28日(日)に教職クラブODENの同窓会が行われました。 毎年恒例で行われているこの同窓会ですが、今回は卒業生25名、在学生48名の合計73名の大人数でおこなれました。 小学校、幼稚園や一般企業に務めている卒業生と在学生の交流を目的として毎年行われています。 卒業生にとっては、大学の頃の熱い気持ちを思い返す良い機会で、在校生にとっても社会で働いている卒業生と話ができる良い機会です。 卒業生は、クラブの話、大学でしていた活動などの話を在学生と一緒に語り合いました。この同窓会には一期生も居るので、このクラブができた目的やどのような苦労があったなど、直接在学生に話をしていました。 大学の時に抱いていた未来に向かった熱い思いなどを聞くことができて、私自身とても刺激を受ける良い機会になりました。 それとともに、真剣な話も、他愛もない話もできる仲間がこんなにもたくさん居ることに嬉しさを感じることもできる良い同窓会だったと思います。 現代教育学科2期生 關 苗貴 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。 詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2014.12.11
在学生・卒業生合同で京都にゼミ旅行!~現代教育学科西端ゼミ
現代教育学科 西端ゼミは11月8日(土)~9日(日)にゼミ旅行で京都に行ってきました。 現役生と卒業生、もちろん西端先生もいっしょに、20人近くの大所帯です!笑いあり、涙ありの、楽しい旅行について書こうと思います。 一日目は、少し肌寒いけれども、絶好の旅行日和。 まずは京都駅に集合。10時集合のところ、5分前集合は当たり前の西端ゼミ。遅刻しないように、早めに来ている人が多いですね! 地下鉄に乗って、丸益西村屋で摺込友禅に挑戦です! 摺込友禅は色ごとに切り抜かれた型紙を使って染める方法で、「画伯」の自分にも簡単にきれいな友禅染ができました。 染めたハンカチの周りをさらに染めたり、オリジナルのキャラクターなどを描いたりして、それぞれのハンカチを作っていきました。 昼食後、近くの京都芸術センター見学に向かいました。 京都芸術センターは、廃校となった、旧・京都市立明倫小学校の校舎を使って様々な芸術的な催し物を行ったり、芸術作品の制作のためなどにスペースを提供したりしている施設です。 2008年には国の重要文化財に指定を受けています。そんな施設を自由に見学しました。整備工事がされているといっても、昔ながらの木造の校舎のなごりがたくさんありました。 夕食は、「ゆばんざい」をいただきました。 ゆばんざいとは、湯葉とおばんざいのことで、伝統的な京料理が現代風にアレンジされたものを楽しみました。 夕食後、歩いて二条城のアートアクアリウムへ。 夜の二条城には金魚や錦鯉が独特な水槽に赤や青のライトを当てたものや、灯篭の中に金魚がいるものなど、金魚と光で幻想的な雰囲気でゆっくりと楽しめました。 夜はホテルの一室で二次会の始まり。 先輩方が用意してくださったお酒や飲み物で雑談をしていきました。OG、OBの方たちの卒業論文の話や卒業後の話、就職活動の話を聞いたり、ゲームをしたり、学年を超えてさまざまに楽しみました。 二日目は、あいにくの雨。予定は早く、8時にホテルをチェックアウト。 座禅体験のために勝林寺へ急ぎます。 勝林寺は静かな雰囲気と紅葉がとてもきれいでした。座禅は15分を2回で叩いてもらいたい時に警策で叩いてもらうものでした。 1回目は皆さん叩かれるのをためらっていましたが、2回目からは率先して叩かれていました。 残念ながら途中笑い声もありながら、皆さん自分としっかり向き合いました。 座禅終了後は、京都市学校歴史博物館見学へ。 学校歴史博物館は一日目の京都芸術センターと同様に、廃校となった小学校の建物を利用しており、日本で唯一の学校歴史博物館です。 当時の学校で使われていた物や、明治初期から昭和後期までの教科書などを見て回りました。学芸員の方に質問する機会をつくっていただき、指導要領の変遷、学校の成り立ちなど多くの質問に答えていただきました。 昼食後は、京都国際マンガミュージアムに向かいました。 こちらも廃校となった小学校を利用していますが、見た目はきれいな小学校で、中には国内外から集められた漫画やアニメに関する資料が30万点保存されています。 展示されている漫画は、廊下や階段など、好きな場所で読むこともできます。日本だけでなく、海外からの利用者の方も多いらっしゃいました。 今年の西端ゼミの旅行も無事に終わりました。 卒業生とこんなにも関われるゼミは他にはないと思うので、西端ゼミで良かったことを改めて思いました。 気が早いですが今から来年のゼミ旅行が楽しみです! 現代教育学科3回生 佐野 尚樹
2014.12.09
ICT(情報通信技術)を活用した公開授業研究会に参加しました!~現代教育学科
11月6日(木)、第50回奈良県放送教育研究大会/第1回奈良県小中学校メディア教育研究大会「豊かな学力」と「豊かな人間性」をはぐくむ放送・視聴覚教育を創造しよう~教育メディア環境の変化に対応した活用~というテーマで五條市立阿太小学校にて公開授業が行われ、教育学部3回生3人、大学院生1人、そして現代教育学科 教授 西端律子先生の5人で参加させていただきました。 第1学年から第6学年全ての学年でICT(情報通信技術)機器を使った授業が同時進行で公開されました。 参加者は自由に自分が見たい授業の教室に行き、授業風景を観察することができるような形を取っていました。 私が見た第6学年では、班ごとにiPadが配られていました。班でまとめた意見をiPadで教室の前にある電子黒板(ビッグパッド)に送信したり、班ごとに出た意見を電子黒板で比較したりしていました。 45分間驚きの連続でした。 公開授業の後は、体育館・多目的ホールで実践交流会が行われました。 実際にICT機器を活用した授業を行っている小学校の先生方が、どのような使い方をしているか、どういったことで苦労しているか等を話す意見交流の場になりました。 今回の交流会に参加させていただくことで、ICT機器を取り入れた授業の可能性と、自分の中のICT活用に対する考え方の幅が広がったと思います。 そして何より、教員になった後でも、学び続けている参加者の先生方の姿を見て、大変素晴らしいと思い、自分もこうなりたいと思いました。 これからも日々いろいろな経験を積み、勉強していきたいと思います!
2014.11.21
2014年度 英語科教育実習報告会を実施しました。
11月13日(木)、教育学部の2限目の授業で中学校英語科教育実習の実習報告会を行いました。 今回の報告会は、後期に教育実習を終えた3回生、4回生からの報告会でした。(前期に教育実習を終了した学生の報告会は、すでに実施済みです) また、今回は、次年度に中学校英語科教育実習に行く予定の学生も出席し、実習に向けた準備や心構え等の意見交換もすることができました。 それぞれの報告内容から実習で学んだことと感じたこと、そしてこれから実習に参加する学生に向けてのメッセージをまとめました。 ○実習で学んだこと感じたこと ・発音が難しい。例えばsheとseaなどの類音単語を正しく発音する。 ・オリジナルの語呂合わせを紹介すると喜んでくれた。例えば、三人称単数のesをつける単語の覚え方。s,o,x,ch,sh(ソックスチッシャー)の後ろにはesをつける。 ・具体例や実物をたくさん示し、生徒自身が学習内容に気づくことができる授業をつくる。 ・他の実習生とのコミュニケーションをとる。情報交換をしたり、実習生同士の模擬授業をしたりすることによって充実した実習になる。 ・生徒との関わり方に苦労した。授業内だけでなく、部活動や学校行事に積極的に参加して生徒の様子を観察し、共に活動することで関わる時間を増やした。 ・最初の1週間は何をしたら良いのかわからず、大変だった。 ・状況を把握するために、生徒の声に耳を傾けることが大切である。 ○これから実習に参加する学生に向けて ・クラスルームイングリッシュを意識した授業づくりをする。生徒が聞き取りやすい簡単な英語を使うことを心がける。慣れないうちは台本づくりをして練習し、授業中に英語が自然に出るようにする。 ・わからないことや気になることは自分から指導教諭に質問する。勝手に判断せず、指示を仰ぐことも時には大切。 ・指導教諭の授業は単に見るのではなく、授業スタイル(工夫している点、配慮している点等)を観察し、自分の授業にいかす。 ・事前準備が大切である。事前訪問時にクラスの様子、授業の範囲や進度、クラスの名簿や座席表、英語の授業以外の実習内容(朝のHR、道徳、給食指導など)を確認する。 ・大学ではできないことを積極的にする。先生方と話をしたり、たくさんの生徒とかかわったりする。 ・自分が苦手なこと(発音、文法、板書、教壇での振舞い、生徒への質問の仕方など)を見つけて改善していく。 発表内容から、英語科教育実習ではクラスルームイングリッシュが必要になることが分かります。中学校の現場では英語で授業をする機会が増えてきています。 つまり、英語で授業ができるように日頃から準備、学習しておく必要があります。 さらには、中学校の教育実習は小学校の教育実習と違い、部活動に参加することもできます。積極的に参加し、部活動でしか見ることができない、生徒の顔を見ることも大事だと思います。 今年の教育実習で各々が課題になったものが明確になりました。在学中にその課題を克服するため、引き続き学んでいきたいと思います。 実習を受け入れてくださった各学校の先生方、ありがとうございました。 現代教育学科4回生 横田 彩 3回生 島 卓也
2014.11.20
第20回クリーン&歴史ウォークに参加しました。~幼児教育研究部KIDS
11月16日(日)に、「第20回クリーン&歴史ウォーク」が行われ、今回は第20回の記念イベントということで、午前に第1部の「クリーン&歴史ウォーク」、午後の前半には第2部の「歴史フォーラム」が開催されました。 午後2時から後半の「歴史イベント」がエコール・マミのマミホールにて 開催され、 ・人形劇「竹取物語」 ・大型紙芝居「きつねの井戸」 ・勾玉作り ・歴史ゆるキャラ撮影会 ・お楽しみ抽選会 のイベントに幼児教育研究部KIDSメンバー12名がボランティアとして参加して、盛り上げてくれました。 その様子をKIDSの学生が報告します。 【人形劇 竹取物語】 午後2時から人形劇「竹取物語」が始まりました。 人形劇団の方々はとても上手で本当におじいさんとおばあさん、かぐや姫が話しているようでした。 照明の使い方も素敵で最後のかぐや姫が月に帰ってしまうところは、感動しました。 子どもたちも真剣に楽しそうに劇を見ていました。 なかでも印象に残っているのは場面転換のため人形たちが舞台から離れるたびに、小さいお子さんがバイバーイと手を振っている姿がとてもかわいかったです。 【勾玉作り】 午後2時15分からは勾玉作りが行われ、子ども達だけでなく、大人の方も数多く参加されていました。 中には、今日の勾玉作りを楽しみにして朝早くから来てくれていた子もいました! 作業が始まると皆黙々と石をやすりで削っていました。 石を勾玉の形にまで削るには時間がかかり、疲れている子もいましたが、「手が疲れた~」と言いながらも必死に削っている子どもたちの姿がとても印象的でした(*^^*) 子どもたちの勾玉を見ていると、同じ勾玉でも一人一人微妙に形が違い、面白いなぁと感じました。 【大型紙芝居&折り紙】 午後2時30分からは紙芝居「きつねの井戸」のお話がありました。 香芝市の「狐井」という地域のお話で身近なところがお話の舞台になっていてとても面白いなと思いました。 お話が始まる前には気分転換に「ぺんぎんたいそう」をして飛んだりしゃがんだり全身をたくさん動かして、子どもたちも楽しそうでした。 そのあとには狐の手遊びをしてお話しを始めていました。 紙芝居が終わってからはお話にちなんで折り紙できつねを作りました。作り方も簡単で小さい子でも一緒に折ることができました。 出来上がったきつねに子どもたちは思い思いの顔を書いて楽しそうでした。 【ゆるキャラ撮影会】 午後3時30分からは「ゆるキャラ撮影会」でした。 エコール・マミのキャラクターのマーミン、ミーマンに、せんとくん、 長屋君(平群市)、ひみこちゃん(桜井市)、蓮花ちゃん(葛城市)が来てくれました。 子ども達から大人の方まで近くでゆるキャラと触れ合い写真撮影をしていてとても楽しそうでした。 私はせんとくんの付き添いをしました。 普段はできない貴重な経験でした。せんとくんが子どもたちやお年寄りの方に手を振るとみんな笑顔になっていて、やっぱりゆるキャラはすごいパワーを持っているなと思いました。 今日一日ボランティアに参加させて頂いて、奈良の歴史に触れることが出でき、とてもよかったです。 今後もKIDSで学外のボランティア活動に積極的に参加していきたいと思います! 現代教育学科2回生 石橋 茜 上原 佳奈
2014.10.29
将来を見据えて、自ら学ぶ ~現代教育学科2回生合同ゼミ取り組み
現代教育学科2回生合同ゼミⅡでは、前期に、学生のキャリア形成を支える新たな取り組みを行いました。 “学生が自ら考え、自ら学ぶ”を基本方針として、5つの選択授業と社会人になるために必要な一般教養の学習から個々に必要な学びを自ら組み立て、自ら学ぶ取り組みでした。 後期になり、更に力を付ける取り組みを行っています。 自らの将来のために今何をするべきかを考える「キャリア設計コース」 教養を高める「理科講義コース」と「自主学習コース」 実践力を高める「模擬授業コース」と「模擬保育コース」 の5つのコースから、カフェテリア方式で自分のスケジュールを作り、学ぶ取り組みです。 5つのコースの様子を紹介します。 ▼「キャリア設計コース」 第1回目に自分の将来設計について改めて考えました。 第2回目は、実際にエントリーシートを書いてみました。 その結果、書けない、あるいは書く材料が十分にないことが分り、エントリーシートに“書ける”自分になるために、今するべきことについて考え、取り組むきっかけとなりました。 ▼「理科講義コース」 自然科学に求められる一般的な知識のベースは中学校理科の学習内容にあります。 そこで、化学、地学、物理のうち質問が多い内容に絞って学びます。 この回は、「酸化・還元反応」を学んでいます。 知識のベースを強固にしようと、多くの学生が受講しています。 ▼「自主学習コース」 あらかじめ、一般教養のテキスト問題を解いてから参加しま す。 時間の前半は必修科目の相互解説、後半は選択科目の相互解説を行います。わからないところがあれば、今年教員採用試験を受験した上回生SAがサポートしてくれます。 問題に取り組み説くだけでなく、さまざまな解き方・考え方があることに気付くことで、実力アップにつながっています。 ▼「模擬授業コース」 先生役と子ども役になり、実際に40分程度の授業を実施します。 先生役は学習指導案を書き、授業をします。子ども役は、その学年の子どもが学ぶことができる教え方をしているのかどうかを判断しながら参加します。 授業後には自分たちで振り返りのための討議会を行ない、授業者は自分自身の教え方がよいのか、子ども役は子どもの立場から学習指導が適切なものであったのかどうかを検討します。 討議会の最後には担当の教員から助言を受け、それらを自分自身の学びへと転換します。 こうした活動を通して先生役・子ども役のどちらも授業へのスキルアップをしています。 ▼「模擬保育コース」 先生役と子ども役になって、保育をします。 先生役は指導案を書き、保育を実施します。子ども役は、事前に調べてきた発達段階を基に子ども役を演じ、その年齢に応じた活動かどうかを判断しながら参加します。保育後の話し合いで、保育のねらいは達成できていたか、子どもへの援助・配慮は適切だったか、進め方はスムーズだったかなど、様々な観点から保育を振り返ります。 2回生は、この夏、保育所での実習を終えています。 来年夏の幼稚園での実習までに、さらに、スキルアップしていることと思います。 それぞれのコースで、参加してよかったという声が上がっています。 企画した2回生担任団としては嬉しい限りです。 【現代教育学科2回生担任団】 西尾正寛、岡本啓子、粕井みづほ、衛藤昌子、Randy Muth、八木義仁、細越寛樹、横山朋子
2014.08.26
第27回KSM(Kio Study Meeting)を開催しました!
平成26年8月24日(日)、畿央大学4期卒業生が中心になって行っている「理学療法勉強会」、KSM (Kio Study Meeting)を開催しました。今回で27回目の開催となります。 今回は藤原さん「歩行の神経制御」、山野君「腰痛について」、上田君「職場での健康づくり 労働安全と健康増進について」の3テーマの発表でした。 歩行の姿勢制御の発表では歩行・姿勢制御の神経機構から始まり、脳卒中患者の歩行の特徴、その介入戦略についての話でした。特に介入戦略については症例も取り上げ、様々な意見を出し合い、共有しました。たくさんの視点を知ることで自分の不足していた箇所を補うことができ、有意義なディスカッションになりました。 腰痛については山野君が腰痛の評価の捉え方を自信の視点も交えて発表しました。エビデンスの理解も重要である一方、自信の経験からの推察も評価には重要であり、その進め方に関する話や、実技を交えた評価、介入方法も説明してくれました。効果に絶対的なものはなく、使うものの特性を理解するように、といった話が特に印象的でした。 上田君の発表は、最近産業理学療法と呼ばれている、労働者の健康障害予防と健康の保持増進を目的に行われる活動に関する話しでした。一般企業などで働く健康な方々への予防的介入は近年注目されており、身体をよく知る理学療法士の果たすべき役割、期待されている部分は大きいと感じています。まだまだ未完成の分野ではありますが、上田君を中心に、その役割について皆で話し合いました。 発表者三名とも、各テーマについて深く調査しており、自身の考えを発信し、皆と意見交換するといった流れが定着していました。私自身も専門分野外の話にも触れることができ、毎回大変勉強になります。理学療法士として働き出してから4~5年が経過しましたが、皆それぞれの臨床や現場での発展のため、意識高く臨んでいると感じました。 毎回開催させていただくことへの感謝を忘れず、今後も研鑚に励みたいと思います。次回は9月7日(日)開催予定です! 畿央大学理学療法学科 4期生 佐藤達也 【今までの記事】 第26回 KSM(Kio Study Meeting)を開催しました! 第25回 KSM(Kio Study Meeting)を開催しました! 第24回 KSM(Kio Study Meeting)を開催しました! 第23回 KSM(Kio Study Meeting)を開催しました!
2014.08.21
ネットワークを利用した小学校の図工の授業に協力~教育学部
小学校の図工の授業に、ネットワークを利用して学生が参加しました! 教育学部の西尾先生、西端先生らの研究プロジェクトとして、大和高田市立陵西小学校の図工科の授業に大学からネットワークを利用して、西尾ゼミ生4人と西端ゼミ生3人の計7人が参加させていただきました。 グループに1台のタブレット端末から、子どもたち一人ずつ作品の写真が、頑張ったところ、工夫した所など一言メッセージと共に専用サイトを通じてアップロードされ、大学生が随時コメントを返していきました。 この専用サイトはプロジェクトにご協力くださっている東大阪大学の鴨谷先生と太田先生が制作されました。 活動中は、自分の担当する班だけでなく、ほかの班の子ども達の作品をみて意見を出し合ったり、実際に質問を返してやりとりを続けてみたりと、とても盛りあがりました! 最後に大学生同士で行った振り返りでは、子どもたちの状況がわかりにくく、どのようなコメントを返せばよいかわかりにくい、など、いろいろな意見が出ましたが、楽しかったです。また、自分が小学生なら絶対やってみたいと思う!などの声もあがりました。 このプロジェクトに参加させていただき、実際にタブレット端末やコンピュータなどの情報通信機器を取り入れていくという新しい授業方法について触れ、考える機会となりました。 私自身、コンピュータを使う事に苦手意識があったこともあり、授業に取り入れると考えても少し堅苦しいイメージがあったのですが、実際に体験してみると、とても新鮮で、また違った楽しさがありました。 お互い離れていて、顔も、様子もわからない状況で、リアルタイムでやりとりができるという楽しさと、相手の表情が見えない状況でコミュニケーションをとっていく事の難しさを改めて感じ、自分の気持ちを伝える力や、相手の気持ちを考える力にも、つながっていくのではないかなと思いました。 (3回生 森田理沙) ▲活動中の大学生 ▲小学校の授業後の様子
2014.08.13
現代教育学科1回生が大阪教育大学附属池田小学校を訪問しました。
「学校現場に学ぶ 学習・生活・安全」 平成26年6月26日(木)、教育学部現代教育学科1回生が大阪教育大学附属池田小学校(以下、附属池田小学校)を訪問しました。教育学部の必修科目であるベーシックセミナーと現代教育論との拡大授業です。訪問は、今年で5年目になります。 訪問の目的は、教育にかかわる仕事を志す学生たちが、1回生の段階で臨場感あふれる学校現場で、授業や休み時間そして給食時間を通して学校生活について参与観察を行い、児童に対する先生方の指導やかかわり方を具体的に学ぶこと。そして、現在の附属池田小学校の在り方にもつながる「命の重さ」に向き合う時間をもち、安全で安心な学校づくりの重要性について認識をもつことです。 平成13年6月8日、刃物を持った男が附属池田小学校に侵入し、幼い1、2年生8名の命が奪われました。13名の児童と2名の教員が負傷しています。この事件によって、「学校は安全」という神話が崩れ去りました。そのときから、教職員や保護者、大学関係者などが心を合わせて「安全で安心できる学校づくり」に取り組んできました。そして附属池田小学校は、平成22年3月には、日本で初めてWHO(世界保健機関)の“International Safe School”に認証されました。 附属池田小学校訪問という「授業」には、痛ましい事件を語り継ぎ、「安全で安心できる学校づくり」を積み重ねてきた足跡と、学校で「いま」を生き、「未来」に向かって生きようとしている子どもたちの姿と重ね合わせて、学生たちが命の重さに向き合い、将来教育を担う者としての使命について考える機会となってもらいたいという思いが込められていました。 午前:子どもたちの環境、学習、生活を参与観察する 10時30分に集合した学生たちは、正門前で「来校者」の名札をつけ、警備員の方の前を通り、小学校玄関におられた先生や職員の方々に挨拶をして校舎内に入りました。 校舎の中に入ると、見通しが良い建物の構造、ドアも壁もできるだけ取り払われたオープン教室、そして、先生方や子どもたちの声や動きが目に広がってきます。先生は、いつも子どもたちの目の届くところにおられます。休み時間でも、各階の要所に設けられた「先生コーナー」で先生に質問をする子どもたちの姿が見られました。ガラス張り壁面の職員室や体育館など、できる限り見通しの良さが工夫された建物は、安全・安心の砦となります。 校舎内を歩き、学生たちは各教室に分かれて、3、4時間目の授業を参観させていただきました。先生方の授業展開、教具・教材の使い方、子どもたちへの目配せ、説明の際の言葉・用語の選び方、そして児童の学習態度や先生の発問に対する応答など、学生たちは授業に引き込まれていました。傾聴してメモを取り、ときには児童に交じって「学習」を体験しました。 休み時間には、子どもたちから教室の掲示物や授業についての説明を受け、多くのことを学ばせていただいているようでした。 学生はお弁当を持参して、昼食も子どもたち給食班の中に入って一緒にいただきました。食事のときを分かち合うことで会話がはずんだようです。子どもたちが何を思い、何に関心があり、どのような言葉でそれを表現するのか・・・・、小学生という時代の子どもたちの心に、少しふれることができた時間でした。 午後:附属池田小学校「事件」に学ぶ 午後は、体育館で、現代教育学科学科長・安井先生の講義「子どもを守る-附属池田小学校事件から-」を受けました。事件当時、安井先生は大阪教育大学におられ、事件への対応に心を尽くされ「安全・安心」への取り組みに関わってこられました。その13年にわたって得られた教訓を、学生たちに語っていただきました。 学生たちは、附属池田小学校に着いてから、目にした正門の管理、入校証、教室のオープン化、整理整頓された教室、各階に設けられた先生コーナー、ガラス張りの建物、塀の高さなど、正門の安全、玄関の安全、可視化、分散管理のすべて、そして何よりも教職員が一体となった「子どもを守る」意識の高さが、「学校が安全で安心できる場所となる」ことを願い、附属池田小学校で取り組まれてこられた産物であることを確認していきました。 事件当日の状況、そこで命を終えた子どもたちがいたこと、13年間、「亡くなった子どもたちを思い続け」、そして「事件を忘れない責任」に向き合われた安井先生の重たい言葉を受け止めながら、全員で体育館から「祈りと誓いの塔」に向かい、献花を行い、黙祷をささげ、学生の代表が鐘を鳴らさせていただきました。 やさしい緑に囲まれて立つ「祈りと誓いの塔」には、事件で亡くなった8名の子どもたちの名が刻まれています。このような事件を二度と起こさないよう学校が安全・安心の場となることを誓い、この事件で悲しむ人びととともに祈りをこめて建てられたモニュメントです。 講義を挟んで、安井先生の説明を受けながら、犯人の侵入経路を歩き、事件の現場となった旧校舎での当日の様子をたどりました。それは、子どもの安全を守り、子どもが安心できる学校をつくることがどれほど重要かを実感した時間でした。 今回の附属池田小学校訪問は、将来、教育にかかわる仕事を志す学生たちが、学校での学習・生活をとおして、先生方の子どもへの関わり方を学ぶとともに、今を生きる子どもたちの様子にふれる機会になりました。また、子どもたちの笑いや思いや仲間意識が、そして希望に満ちた未来が、学校の「安全・安心」の上にはぐくまれていくことを、学生たちの心に刻むことができたように思います。 最後に、現代教育学科学生全員の訪問を快く受け入れてくださった附属池田小学校の校長先生ならびに全教職員の皆さま方のご厚意とご配慮に感謝申し上げます。そして、学習に対する素晴らしい姿勢、休み時間や昼食時に温かい会話と笑顔で学生をもてなしてくださった附属池田小学校の児童たちにも心からお礼を申し上げます。ありがとうございます。 参加学生には、附属池田小学校訪問で感じたことについてのレポートを課題として出しました。 以下にレポートの一部を紹介します。 ■授業参観では、子どもたちが積極的に授業に参加している様子に驚いた。授業後、板書を写真に撮っておられた先生の姿を拝見し、常に授業を改善していく努力をされていることを実感した。メリハリのある指示だけでなく児童をほめる言葉、一人一人に発表の場を与え、児童の発言を大切にする姿勢、児童自らが答えを見いだせるようにする指導など、先生方の高い指導技術を見ることができた。 ■授業中の態度とはちがい、無邪気でどんどん話しかけてくれた。とても素直であり、私たちがとる行動の良い面も悪い面もすぐに吸収するように感じた。このような子どもの前に立つ教師になるには、常に見られているという意識を持たなければならないと思う。 ■子どもにとっては自分たちも先生であることを自覚した。早く先生になって教えたいと思った。 ■高いフェンスや非常用押釦など安全性を高める設備だけでなく、校舎内から外部が見通せる構造、ドアが全開できるオープン教室、教室の近くに設けられた教員スペースなど、教員が安全を確保する行動を重要視していることがよく分かった。 ■池田小学校で起こった事件の話を聞いて、教員という仕事の責任の重さを感じ、しっかり覚悟をして教員にならないといけないと思った。また、このような事件を二度と起こさないためにも、悲しい事件だけれども語り継いでいく必要性を感じる。そして、この話を聞かせていただいた自分たちが、事件の教訓を受け継いでいきたいと感じた。 (引率教員:安井義和、西尾正寛、生野勝彦、大久保賢一、奥田俊詞、小谷恵津子、竹下幸男、辰巳智則、古川恵美、渡邉健治、小野尚香)
2014.08.12
在英日本人とイギリス人の外部講師を招いて講演会を行いました。~教育学部
7月3日(木)教育学部の卒業研究指導ゼミの時間に、竹下・ムース・石川・深田ゼミの合同で、在英日本人とイギリス人の外部講師を招いて講演会を行いました。 在英10年以上にもなり、現地で日本人のためにイギリス生活講座などの受け入れ事業を行っている田代さんと、その夫であり、ロンドン大学の講師Alanさんにイギリスや多文化社会の在り方などについての講演をしていただきました。 当日はゼミ生だけではなく、過去に短期語学留学に参加しイギリスでの生活を経験した学生も聴講し、まるで同窓会のようにイギリスでの経験を懐かしんでいました。 当日の講演内容について、出席した教育学部の横田さんと信長さんにレポートしていただきました。 田代さんはイギリス人の旦那様と共にイギリスで生活されており、本学の短期語学留学の現地でのサポートをしてくださっています。 まず、英国・イギリスのイメージについて。イギリスに行ったことのない学生と研修で行ったことのある学生から意見を聞き、視野を広げてから写真を使って意外とも思えるイギリスの姿を見ていきました。私は、イギリスが多文化・多民族国家であるとの認識をあまり持っていなかったので、とても新鮮な発見でした。 そして、話はイギリスという「国の成り立ち」に移りました。イギリスはもともと4つの国に分かれたいたものが統合され、現在1つの国になって存在しています。そのため、それぞれの地域が独立した意識をもっており、通貨や宗教が異なったりするとのことでした。 そして最後はイギリスの「教育」についてのお話しを聞きました。ハリー・ポッターに出てくる魔法学校の設定や様子が、イギリスの私立学校をモデルにしていることを知りました。イギリスと日本の教育には様々な違いがあり、それは国の歴史と深い関係があります。机上の知識としてそれらに触れるのではなく、実際に現地に足をはこび、自分の目で見て感じることによって学びへと繋げていきたいと思いました。 語学研修の参加者は口をそろえてまた行きたいと言っており、短期間でそのように思えた魅力のある国に私もぜひ行ってみたいです。 今回の講話を通して、今までの知識や認識とは少し違う、生のイギリスについてのお話しを聞くことができ、イギリスの魅力を肌で感じたいとの思いを強くもちました。 (教育学部4回生 横田彩) 英国というと白人のイメージがありましたが、黒人や中国人、インド人、イスラム教の人々など、様々な人種の人も暮らしていることを知り、大変驚きました。 今後、私は英国へ旅行してみたいと考えているので、その際は事前に異国の文化を学んでおき、現地で戸惑うことのないようにしておきたいです。また、様々な人種が入り乱れていることで、言語のなまりがあるようですが、それについては実際に聞いてみないとよく分からないと思いました。私自身、英語の抑揚や切れ目などの発音は上手ではないので、英国の人々にも通じるか不安があります。 教育については、英国では寮制が普通で、それも自宅から遠く離れたところに通っているということに驚きました。日本では大学生でも実家から通っている人もいるので、日本と英国では学校に対する親や子どもの考え方が異なっているのかなと思いました。英国のほうが、学校は勉学とともに生活面や協調性を学ぶ場であるという考え方が強いように思います。 また、英国にある大学130校のうち、私立大学が僅か2校という、私学の少なさに驚きました。私立はエリート教育を目指しているようで、公立との差別化が図られているように感じました。英国には西暦500年頃の学校も残っているそうなので、旅行に行った際は、一度見てみたいと思いました。この日学んだ日本と外国の学制の違いから生じる学力への影響を、卒業論文の作成に向けて調べていきたいと思いました。 最後に、Are you English? や Are you British? など、他国の文化をよく知らないと、失礼な表現を使ってしまう恐れがあることに気づきました。真の意味でのコミュニケーションをとるためには、文化的側面の学習もしていく必要があることを知りました。 (教育学部4回生 信長洋輔)
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