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看護医療学科
2017.06.28
マダム信子氏の講演会&意見交換会を開催!~第1回認知症の人と課題解決のステーションづくり in 畿央大学
マダム信子氏による講演会 「第1回認知症の人と課題解決のステーションづくり in 畿央大学」を開催! 6月23日(金)12:10~12:50、L303講義室にて「第1回認知症の人と課題解決のステーションづくり in 畿央大学」と題して、マダム信子氏の講演会が行われました。今回の企画は、認知症の当事者や家族の方が地域で安心して生活できる一助となるよう、一般社団法人SPSラボ若年認知症サポートセンターきずなやと看護医療学科の山崎教授がコラボして開催したものです。 マダム信子氏の講演には、学生・教職員合わせて40名の参加がありました。昼休みということもあって、お弁当を食べながら講演を聞く人も多く見られました。 まず、一般社団法人SPSラボ若年認知症サポートセンターきずなやの菅さんが、きずなやの紹介をしました。若年認知症や認知症の当事者と家族に対し、居場所や働く場所を提供するなどの支援を行っており、その活動は新聞やテレビでも紹介されています。代表者は認知症の人を10年以上支援されている若野達也氏です。 その後、マダム信子氏の講演が行われました。信子氏は株式会社カウフードシステム代表取締役で、洋菓子店「マダムシンコ」を展開しています。企業家の立場から認知症の人に関する支援活動をしており、今回の講演も「学生や地域の人に認知症についてもっと興味や理解をしてほしい」という思いから行われたものです。 今回の講演の中で、自分が認知症の活動を支援するきっかけとなった、お母様の話をされました。「母親が大好きで愛していた」「両親においしいものを食べてほしかった」こと。お母様が認知症になった時、自分が優しく接したら、母親も優しく返してくれたこと、穏やかで最後まで認知症とは思わなかったこと。けれど、「もっと認知症のことを理解していたら母親にもっと優しくできたのに」との思いを持っておられること。両親とお兄様を亡くされていることから認知症の支援活動をはじめて3年目だそうです。信子氏が「母が大好き」という気持ちで精一杯接していたことが、お母様もBPSDなどの症状も見られず、信子氏の前では優しい母親のままで過ごせたのではないでしょうか? 講演終了後、一度退室してからまた教室に入ってこられて質問を受けてくださり、学校への思いなどを述べられていました。 <この講演会の様子は、マダムシンコHPでも紹介されています。> その後13:00~14:30までK204ゼミ室で意見交換会が行われ、介護予防リーダー養成講座の修了生によるボランティアグループKEEP(Kouryo・Kashiba Elderly Encouragement Project)メンバーをはじめとする地域の方や学生、当事者や支援者、教職員16名の参加がありました。その中で地域の方が「どう取り組んだらいいのかよくわからないが、相手の目線に立って話をすることが大切」とコミュニケーションの重要性を話されました。また、「認知症を理解して地域でのトラブルをなくしていけるような支援や場所作りが必要」という意見も聞かれました。これらの意見から地域と大学の連携の必要性を確認することができました。 認知症について理解することは難しいことと構えないで、「挨拶する」「気にかける」「受け入れる」ことから始めればいいのではないでしょうか。 看護医療学科 准教授 南部登志江 【関連記事】 認知症高齢者の緩和ケアをテーマに「第1回 認知症高齢者の終末期ケア研修会」を開催しました。 「広陵町・香芝市×畿央大学 介護予防リーダー養成講座」修了式を開催しました。 第2回畿央大学シニアキャンパスを開催しました。
2017.06.26
BLS(一次救命処置)ブロバイダーコースを開催!~看護医療学科
はじめまして、看護医療学科の3回生高田咲貴です。私と、同じ看護医療学科の谷田有加・上田恵実香の3名の学生が集まって、学部でNCPR(新生児蘇生法)を開催している藤澤弘枝先生、ヒトの遺伝学を教えてくださっている小児外科の医師である小角卓也先生の5名でタッグを組んで、「大切な人を守る実践活動」をモットーに、その実践活動の一環として、BLSプロバイダーコースを開催したのでご紹介します! BLSプロバイダーコースは、アメリカをはじめ世界各国で開催されている医療専門家・救命のプロフェッショナルのための世界最高水準の一次救命処置(BLS:Basic Life Support)教育訓練プログラムです。 大人の傷病者に対する人工呼吸と胸骨圧迫(心臓マッサージ)、AEDの使い方に加えて、乳児と小児のCPR、気道異物除去など、国際コンセンサスに基づいた一次救命処置(BLS)のほぼすべてを網羅しています。 これだけを聞くと、医療専門職者以外関係ないのでは?と感じますよね。しかし、BLSプロバイダーが受講対象としているHealthcare Provider という言葉は、医療専門職者に限らず人々の健康維持・管理に責任ある立場の職種・立場の人すべてが含まれます。そのため、どなたでも、医師・看護師・救急救命士などと同じ高いレベルの一次救命処置(BLS)技術を習得できます!心疾患は世界の死因第三位です。あなたは、目の前で倒れた大切な人を救えますか?? ※本コースの全課程を修了し、筆記試験・実技試験に合格すると、2年間有効のAHA公式BLSプロバイダー BLS Provider 認定カードが発行されます。世界で通用する医療従事者レベルの心肺蘇生技術認定です。 説明が長くなりましたが、そんなBLSプロバイダーコースを2017年6月25日(日)9時にメンバーが集合し、いざ準備して…講習して、片づけて、また、会議して…記念すべき第1回目を、10時から17時を過ぎても行いました!定員は4人でしたが、あまり広報する時間もなかった中、看護医療学科2回生が定員制限ギリギリの4人も参加してくれました! これからも活動していきたいと思いますので、学部学科問わず、興味のある方は講習会に参加、もしくは、一緒にやって下さるメンバーも募集していますので、ご連絡くださ~い! 看護医療学科3回生 高田咲貴 お昼の食事も水分もみんな自前で用意し、食べるのもそこそこに、一生懸命教えて学んでいた学生さん。 BLSブロバイダーのインストラクターの3回生は、初の大役なのに「楽しかった!」と満面の笑顔でした(赤いユニフォームがお似合いです。)今回の講習会を受講した2回生は、「大変だった」「思った以上に難しかった」と言っていましたが、最後の試験は4名全員が合格しました!!!念願のAHA公認BLSブロバイダーに認定です! 英文の認定カードが届くまで1か月くらいかかりますが待っててくださいね。 看護医療学科 講師 藤澤弘枝 【関連記事】 新生児蘇生法(NCPR)講習会を開催!~看護医療学科 新生児蘇生法(NCPR)の結果発表!~看護医療学科 「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」講習会を開催!~助産学専攻科
2017.06.23
日本老年学会にてKAGUYAプロジェクト研究成果を発表!
第30回日本老年学会にて、KAGUYAプロジェクト高齢者ベースライン調査に基づく研究成果を発表しました! 6月14日~16日、名古屋国際会議場にて、第30回日本老年学会が開催されました。この学会は、2年に1度開催され、老年系の7学会(日本老年医学会、日本老年社会科学会、日本基礎老化学会、日本老年歯科学会、日本老年精神医学会、日本ケアマネジメント学会、日本老年看護学会)で構成された合同学会という形式で行われています。 KAGUYAプロジェクトではプロジェクト高齢者ベースライン調査のデータを用いて、この合同学会において第59回日本老年医学会学術集会に2報、第59回日本老年社会科学会大会に1報、第22回日本老年看護学会学術集会に1報、それぞれ発表を行いました(通算6,7,10,11報目)。 KAGUYAプロジェクトに参画する研究者は多職種にわたるため、このような合同学会でなければなかなか一堂に会した発表は難しく、貴重な機会となりました。また、本学会においては、「『治し支える医療』へ向けて、医学と社会の大転換を」を共通テーマにしており、特に多職種連携に関することが多くディスカッションされていました。 本プロジェクトにて発表した演題について、筆頭演者からご紹介いたします。 演題名:地域在住高齢者のソーシャル・キャピタルと抑うつとの関連(口演)(第59回日本老年医学会) 演者:文鐘聲(看護医療学科)、高取克彦(理学療法学科)、山崎尚美(看護医療学科)、松本大輔(理学療法学科)、宮崎誠(教育基盤センター) KAGUYAプロジェクトでは、「ソーシャル・キャピタル」(地域のつながり)を主眼に見ていますが、本発表はその中でも「互酬性の規範」と呼ばれるもの(本研究では具体的に「情けは人の為ならず」に同意するか、実践しているか)が精神的な健康(抑うつ)にどう影響を及ぼすかを解析しました。その結果、抑うつ群は非抑うつ群に比べて年齢が高く、生活習慣病に多くかかっており、社会経済的状況も良くないことが明らかになりました。また、「情けは人の為ならず」に同意することだけでは抑うつに影響せず、実践するほど抑うつを低下させることも明らかになりました。今後も、両者の違いに注目して解析を進めていきたいと思います。 演題名:新興住宅地域と旧村地域におけるソーシャル・キャピタルと健康の地域間格差―KAGUYAプロジェクト高齢者ベースライン調査 (ポスター)(第59回日本老年社会科学会) 演者:文鐘聲(看護医療学科)、山崎尚美(看護医療学科),高取克彦(理学療法学科),松本大輔(理学療法学科),宮崎誠(教育基盤センター),吉田浩子(広陵町地域包括支援センター) 本発表では、旧村地域と新興住宅地域の2つに分け、健康状態等を比較しました。旧村地域の平均年齢が新興住宅地域に比べて2歳ほど高く、高次生活機能が低く、生活習慣病の罹患などが高いことがわかりました。また、ソーシャル・キャピタルの側面においては、近所付き合いの度合いは旧村地域が高く、趣味・サークル活動は新興住宅地域が高いという特徴も明らかになりました。今後、その特徴を踏まえた計画を練る必要があります。KAGUYAプロジェクトでは、いくつかの事業を町内で展開していきますが、その際の資料となることでしょう。 演題名:地域高齢者における自己認識年齢と健康関連指標および日常生活活動能力との関係 (ポスター)(第59回日本老年医学会) 演者:高取克彦、松本大輔(理学療法学科)、宮崎誠(教育基盤センター),山崎尚美,文鐘聲(看護医療学科) 昨年度に学会員となり,今回初めて研究成果発表での学会参加をいたしました。私は「地域高齢者における自己認識年齢と健康関連指標および日常生活活動能力との関係」という演題でのポスター発表でした。一般演題およびセミナーなどにおいては「フレイル」をキーワードとしたものが非常に多く,「特定高齢者」などの表現が使われていた時代からの急速な考え方の変化を実感しました。常連的に参加する理学療法士やリハビリテーション専門職中心の学会と異なり,老年内科医や看護師,保健師,栄養士など多職種が参加される学会は非常に刺激的でした。 KAGUYAのライバルともなる学官連携プロジェクトも多く存在しましたが,住民リーダー育成,認知症カフェの展開などの介入を含む点がKAGUYAの独自性と強みであると実感しました。来年度も引き続き他のプロジェクトに負けない研究成果を発表していきたいと思います。 演題名:高齢住民のエンパワーメント力と認知症の認識との関連性―KAGUYAプロジェクト高齢者ベースライン調査―(ポスター)(第22回日本老年看護学会) 演者:山崎尚美、文鐘聲(看護医療学科)、高取克彦、松本大輔(理学療法学科)、宮崎誠(教育基盤センター)、南部登志江、島岡昌代、寺田美和子、福森貢、松本泉美(看護医療学科)、吉田浩子(広陵町地域包括支援センター) 第22回日本老年看護学会学術集会において、示説発表をいたしました。今回は「高齢住民のエンパワーメント力と認知症の認識との関連性」について発表しました。一般演題としては、「End-of-Life Care」「最後までその人らしく輝いた人生」、認知症関連では「若年性認知症」「当事者とともにつくる」「認知症カフェ」に関する発表や講演が多く、看護職は認知症の人の代弁者になることが強く求められていると思いました。 評価尺度についての意見交換やエンパワーメント力の育成のための基礎データとなることの示唆をいただき、大変有意義な学会となりました。 このように、KAGUYAプロジェクトは多方面からの解析、考察を行っています。地域住民のみなさまが健康で幸せに暮らしていけるよう、これからも研究を続けていきたいと考えています。 看護医療学科 准教授 文 鐘聲 教授 山崎尚美 理学療法学科 准教授 高取克彦 助教 松本大輔
2017.06.20
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.45~認知症カフェ@大和園に協力!
健康支援学生チームTASK※ の看護医療学科2回生の東條愛実、増田朱莉、理学療法学科1回生の小松億の3人が、6月18日(日)に特別養護老人ホーム大和園で行われた「認知症カフェ」にボランティアとしてお邪魔しました!広陵町に住んでおられる認知症の方やその家族の方、認知症を予防したい方、医療従事者など様々な方が参加していました! ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 はじめに、最近よく耳にする『食中毒』についての講義があり、管理栄養士さんから食中毒の原因や対策を教えていただきました。作り置きで細菌が繁殖することや、手で握ったおにぎりが食中毒になるということを聞いて、みなさん驚かれていました。細菌やウイルスの名前はカタカナが多くて、難しい顔をされていました(-“-)笑いありの講義で、たのしく学ぶことができました!これで、これからの時期に多くなる食中毒に、きっとかからないはずです!!(^^)/ 次に『苔玉づくり』をしました!いつもはお菓子を作るそうなのですが、今回は植物を使ってアレンジしました。 苔玉は土とケト土(湿らせている土)をよく混ぜて、苗を植えてまわりに苔をつけて、糸を巻いて作りました。シンプルな作りですが、苔をつけて糸を巻き付けて固定することが難しく、大変でした(^^;参加者さんは大きくて立派なものを作っておられて、満足気でした!苔玉は持って帰ることができて、これから大切に育てるそうです! 続いて『シナプソロジー』を行いました。これは頭で考えながら体を使うことで、脳を活性化して認知症を予防することができます。椅子に座って足踏みして転倒を予防する体操を行ったり、後出しジャンケンで勝ったり負けたりしました。ほかにも、右手で四拍子、左で二拍子を同時に行うゲームや、歌を歌いながら手足を動かすゲームを行いました!私たち学生でも難しいと感じるゲームもあり、間違ってしまっても笑って、楽しんで脳を活性化することができました(^^♪ 最後にティタイムで参加者さんに話を聞くことができました。今回初めて参加された方でも楽しく行うことができたので、周りの参加者さんと打ち解けておられました!皆さん、とても元気で笑顔がたくさん見られました!!これからもどこかに出かけたり、こういったイベントに参加したりして元気に過ごしてほしいと思います。 今回の活動では参加者さんが楽しみながら、認知症に向き合っていることがわかりました。また、たくさんの方が参加されていて、認知症についてたくさんの人が関心を持っていることがわかりました。私たち学生からも、大学で学んだことを地域の方たちに広めていくことができるのではないかと思いました。 看護医療学科2回生 増田朱莉
2017.06.20
看護医療学科×奈良県川上村~村おこしで無料の「七夕コンサート」を開催!
看護医療学科の4回生配当科目「離島・へき地医療体験実習」の実習地であり、看護医療学科の卒業生が保健師として活動している奈良県川上村では、教員も地域包括ケアに関する実践研究を行っています。 【関連記事】 看護医療学科教員が、川上村の地域包括ケアシステム構築に向けての研修会企画・講師を担当! 平成27年度 離島・へき地医療体験実習発表会~看護医療学科 その一連の流れの村おこしイベントとして、川上村教育委員会事務局にも協力をお願いして、7月8日(土)に川上村の川上総合センターやまぶきホールで「七夕コンサート」(無料)が開催されることになりました。コンサート会場に笹と七夕飾りを用意して、参加してくださる皆さんに短冊に願いを書いていただけるよう、畿央大学の学生がお手伝いします。 ピアノコンサートの演奏者には、韓国研究の中でご縁をいただいたHakuei・Kim(ハクエイ・キム)氏に依頼しました。 ▲クリックでチラシにリンクします。 日本の韓国統治時代に日本人でありながら韓国の人々と文化を愛し韓国陶磁器の発掘を行い美術品としての価値を見出した日本人に、浅川巧氏がいます。その浅川氏の生涯を描いた映画「道―白磁の人」のテーマ曲を作曲したピアニストがHakuei氏です。私がHakuei氏を知るきっかけになったのもこの映画で、映画のシーンに寄り添うような美しいメロディに感動したことを今でも覚えています。 ジャズピアニストとしては、トリオ「トライソニーク」を結成し、韓国の打楽器チャンゴ奏者で有名なミン・ヨンチ氏とコラボレーションした「新韓楽」で国内外を問わず幅広く活動し、そのテクニックは高く評価されています。 今回は、特別に川上村の自然と七夕に合せて厳選した曲を披露してくださいますので、その美しいピアノの音色をこころゆくまで楽しんでいただきたいと思います。 開催日時 2017年7月8日(土)14時開演(13時開場) 会場 奈良県川上村総合センター やまぶきホール ピアノ演奏者 Hakuei・Kim(ハクエイ・キム)氏 参加費 無料(定員になり次第締め切り) 申込み方法 電話で、川上村教育委員会まで申込みしてください。 ☎0746-52-0144 受付時間 平日9:00~17:00 <受付7/6(木)まで> また当日は、会場近くの丹生川上神社上社の1年に一度の大祓式・七夕灯篭祭も合わせて開催されます。川上神社の境内上空には、満天の星が輝き、流れ星を観ることができます。 ぜひ川上村に来て、美しい自然と音楽と星空を堪能してください! 看護医療学科 教授 松本泉美
2017.06.15
日本母性看護学会学術集会 参加レポート!~助産学専攻科
6月11日(日)武庫川女子大学で開催された「第19回日本母性看護学会学術集会」に参加してきました。 現在、助産学専攻科では助産研究の科目において4つのグループに別れ、それぞれに興味がある分野の研究を行っています。 今回は、さまざまな先生方の発表を聞き、自分たちの研究の学びとすることを目的に学術集会に参加しました。今年のテーマは「ライフサイクルにおけるセクシュアリティ支援~多様性の意識化と実践~」でした。セクシュアリティについては講義などで勉強していたつもりでしたが、実際の現場における問題や、支援の幅広さを学びました。特に印象に残った講演は、学校現場におけるセクシャルマイノリティの実際についての講演です。「セクシャルマイノリティ」という言葉はだんだん知られては来ていますが、学校現場ではまだまだ理解が広まらない実際などを知りました。性と向き合う助産師としてのあり方についても考えさせられました。 ほかにも、一般演題の口演や、ポスター展示、ランチョンセミナーなどもあり、さまざまな研究発表の形があることを学びました。助産師として女性を支援していく上で、その人の文化や環境、家族とのかかわりなど幅広い目で対象を捉えることの大切さを学ぶことができました。 これらの学びを生かし、助産研究を進めて、各々が理想とする助産師像に近づけるように勉強していきたいと思います! 助産学専攻科 高瀬和
2017.06.09
畿友会(学生自治会)だよりvol.45~新入生歓迎会レポート&球技大会予告!
こんにちは!畿友会広報部署長のあみです。先月に行われましたクラブ代表者会議にて正式に広報部の部署長になりました。これからもブログなどを通して情報の発信や、活動を報告していきますので是非チェックしてくださいね! さて、畿友会にも新しい1回生メンバーが加わりました!そこで、5月28日(日)に新入生歓迎会として大阪の舞洲でBBQをしました!天気にも恵まれBBQ日和の1日となりました。この日が1回生と初めての顔合わせだったので、まずはレクリエーションを通して2.3回生や1回生同士の親睦を深めていきました。 レクリエーションの後はBBQ♪ BBQを楽しみながら2.3回生と自己紹介をしたり、1回生は各部署(※畿友会では広報部の他にも企画部、課外活動総本部、会計部の4部署で活動しています)がどんな活動をしているのか、大学生活についてなどを先輩に聞いたりしていました! 食べ終わった後は水鉄砲をしたり、マシュマロを焼いてみんなで食べたり、、、 1回生や2.3回生も「楽しかった!」と言ってくれたので企画して本当に良かったです。幹事だけではここまでスムーズにできなかったので協力してくれたみんなにはとても感謝しています。これから1回生とは畿友会のメンバーとしてこれから一緒に活動していきます! < 畿友会からのお知らせ!!!> 6月17日(土)に、畿友会主催で「球技大会」を行います!!! 【球技大会のお知らせ】 開催日:6月17日(土) 場所:アリーナ 内容:ドッチボール 参加費:無料 ・受付開始:12時45分~ ・開始時間:13時15分 ・終了時間:15時30分頃予定 ・持ち物:体育館シューズ、動きやすい服装、 飲み物(熱中症予防のため多めに) ※優勝チームには1万円相当の景品があります! 同回生チームやクラブ・サークルのチーム、混合チームなどを作ってチーム対抗で行います!団体参加(1団体20人まで)はもちろん、個人参加も可能。参加費は不要です! 参加は当日受付なので、直接アリーナへ来てください。回生、学部、学科を問わず畿央生なら誰でも参加可能です。ドッチボールを楽しみながら、交友の輪を広げましょう!ご参加お待ちしております! 畿友会Twitter (@kiyu_kai_kouhou)でも情報を発信していますので是非ご覧ください☆
2017.06.08
第18回日本認知症ケア学会でKAGUYAプロジェクトの研究成果を発表!~看護医療学科
017年5月26日(金)~27日(土)に沖縄で開催された『日本認知症ケア学会』へ参加しました。今回この学会には、看護医療学科老年看護学の教員6名、教育学習基盤センターの宮崎先生が参加しました。 KAGUYAプロジェクトの成果報告として、5月26日(金)午後から山崎、共著として宮崎特任助教、文准教授、高取准教授、松本助教、南部講師、寺田講師、島岡助手、広陵町地域包括支援センターの吉田課長による示説発表がありました。 講演や発表では、「認知症に優しい地域作り」「認知症と共に生きるために必要な支援」といった、地域でその人らしく生活するための支援や課題についての報告が多く見られました。 今後は「認知症に対する正しい理解」が、さらに必要となると考えられます。会場では、認知症のことを「ニンチ」と言わない啓発活動や徘徊と言わない啓発が行われていました。 また、KAGUYAプロジェクト高齢者ベースライン調査の結果として、「認知症の準備性」に関する発表を行いました。研究の目的は、地域住民の認知症に対する準備性について、殊に不安の有無・知りたい情報の有無・物忘れの自覚・認知症のへの関心との関連について明らかにすることです。広陵町に在住する65歳以上の高齢者8,004人全員のうち、調査票の返送のあった3,593人のなかで、認知症への準備の有無について回答のあった3,288人を対象としました。認知症に関する不安や関心はあっても準備していない人については、認知症カフェなどでその原因を把握しつつ、困難にしている環境を整えるための支援体制を整備する必要があることが示唆されました。 今回発表した研究について、共同研究者である他大学の教員を交えて、意見交換や愛媛大学の谷向医師との情報交換会を実施して、学会は無事終了しました。 ※本研究は、私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(平成27年度~31年度)の助成を受けて実施した(No.9)。 看護医療学科 教授 山崎尚美 【関連リンク】 広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクト ホームページ ADI(国際アルツハイマー病協会)国際会議でKAGUYAプロジェクトの研究成果を発表!~看護医療学科教員
2017.06.05
第18回日本認知症ケア学会に参加・発表!~看護医療学科教員
2017年5月26日(金)~27日(土)に沖縄で開催された日本認知症ケア学会へ参加しました。今回は、山崎教授、寺田講師、島岡助手が示説発表を行い、看護医療学科老年看護学の教員6名、教育学習基盤センターの宮崎助教が参加しました。 講演や発表では、「認知症に優しい地域作り」「認知症と共に生きるために必要な支援」といった、地域でその人らしく生活するための支援や課題についての報告が多く見られました。 地域における支援については、現在、畿央大学は御所市の地域包括支援センターと協働して「オレンヂカフェ」を開催しています。認知症カフェについての発表や自主企画が多く見られ、関心の高さがうかがえました。 認知症の人が地域で生活するためには、地域の人の理解と協力が必要となります。認知症についての理解を深める方法として、「認知症サポーター養成講座」がありますが、成人を対象とするばかりでなく、小学生や幼児に対する講座も開催されており、その効果と課題についての発表も見られました。 さらに会場には「未来をつくる子どもたちの作文コンクール 受賞作品」が発表されていました。子どもたちの認知症に対する理解が、今後さらに必要となると考えられます。 ▼寺田講師発表 座長の山田律子先生と共に 認知症カフェにおける「認知症高齢者のためのボランティア活動に関する研究の動向」について、発表しました。まだまだ、文献数は少なく総説や事例研究なども含めて情報収集することの助言をいただきました。 ▼島岡助手発表 「認知症高齢者グループホームの終末期ケアに関する文献レビュー -過去10年間の研究動向-」について、発表しました。座長の先生から発表前に「認知症高齢者のグループホームにおける終末期の問題は現場で直面している問題として早く何とかしたいとみんなが思っているが、まだこのような取り組みがなく、この発表を楽しみにしていた」とご紹介して下さいました。終了後も、「このテーマはとても重要な課題であり、大学という環境に所属しているからこそできる研究、認知症の人にとってとても意義深い研究であるのでさらなるこれからの研究活動に期待する」とのコメントをいただきました。 今回発表した研究について、共同研究者である他大学の教員を交えて、26日及び28日に会場等で研究に関する会議を実施して、学会は無事終了しました。 看護医療学科 准教授 南部登志江 【関連記事】 ADI(国際アルツハイマー病協会)国際会議でKAGUYAプロジェクトの研究成果を発表!~看護医療学科教員 ADI(国際アルツハイマー病協会)国際会議で「認知症カフェ」の取り組みを発表!~看護医療学科教員
2017.05.29
認知症高齢者の緩和ケアをテーマに「第1回 認知症高齢者の終末期ケア研修会」を開催しました。
5月22日(月)畿央大学にて「第1回 認知症高齢者の終末期ケア研修会『認知症高齢者の緩和ケア-メルボルンにおける緩和ケアの実際-』」を開催しました。 この講演会は「文部科学省 基盤研究C(代表 山崎 尚美) グループホームの終末期ケアにおける看護連携を強化する教育支援システムの開発」の助成を受けて開催しています。 講師はJulie Paul氏です。彼女はオーストラリアの緩和ケア分野のナース・プラクティショナー※1であり、メルボルンのBanksia Palliative Care Officeの施設長です。 ※1 ナース・プラクティショナー(NP:Nursing Practicioner) 大学院等において専門的な教育を受け、比較的安定した状態にある患者を主たる対象として、自律的に問診や検査の依頼、処方等を行うことが認められた看護師のこと。 当日は看護医療学科の実習施設の方や介護老人施設の方々はじめ、認知症高齢者の終末期ケアに関心のある方々約71名と本学看護医療学科学生106名、教員を加え200名近くが講演を聴かせていただきました。 日本では「緩和ケア」というと、がん患者さんを対象としたケアをイメージされる方がまだまだ多いのですが、みなさんはいかがでしょうか? 緩和ケアとは生命に関わる病気(HIV感染症、末期の呼吸器疾患や心臓疾患など)や高齢化に伴う課題に直面する(認知症など)、個人とその家族の「QOL(生活の質)」向上へのアプローチであると話されました。では「QOL(生活の質)向上」とは何でしょう? Julie氏は「何が『QOL(生活の質)』向上かはその人が決めること」と言われました。なるほど!と思いました。病気のとき、何が大切なのか、どうしてほしいのかは人それぞれです。決めるのはケアを受けているその方です。 これから認知症の方が増えてくるのは日本もオーストラリアも同じです。認知症の方は日常生活を他者に依存することが多くなること、コミュニュケーションの表現力や受容力に支障が生じやすいので緩和ケアが必要、と話されました。また、どの疾患のケアにも必要な「痛み」についても「看護師の観察」の大切さを説明してくださいました。 90分の講義の間、みなさん真剣な表情で耳を傾けられ、大きな拍手で講演が終了しました。 講演会後はJulie氏を囲んでランチを食べながらの懇親会を持ちました。Julie氏と夫のTim氏、認知症家族会の方、他大学教員、認定看護師、ケア・マネージャー、本学教員も参加させていただいての懇親会でした。 ▼懇親会の前には昨年海外インターンシップでお世話になった看護医療学科の学生がご挨拶 懇親会では、終末期に食べてもらうことがいいのか、自分の終末期について意思表示しておくこと、高齢施設への入居基準、高齢者虐待、子どもへの「死」に関する教育など、オーストラリアも日本も同じような課題を抱えていることがわかりました。そしてオーストラリアも日本も本人、家族、専門職などそれぞれが認知症高齢者その人ののぞむQoLをめざして援助していることもわかりました。 来日頂いたJulieさん、Timさん、わかりやすい通訳してくださった通訳の方、ありがとうございました。 また暑い中ご来校くださった参加者の方々、学生の皆さんにも御礼申し上げます。 看護医療学科 寺田美和子 【関連リンク】 看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.3
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