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現代教育学科

2016.12.26

2016年度「マミポコ・キッズ」後期活動報告!~現代教育学科

こんにちは、マミポコ・キッズです!私たちは畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行っています。 前回に引き続き今回は第3回、第4回の活動の様子を振り返ります!   第3回の活動では、地域の方々に来ていただき、伝承遊びを教えていただきました。たくさんの遊びの中には、子どもたちにとって初めての遊びもありましたが、地域の方々に教えていただいたり、子どもたち同士で助け合ったりしながら活動する姿が見られました。最後は、地域の方々と一緒にみんなで「からすかずのこ」をして楽しく活動しました       第4回の活動では、”冬のパーティー“をテーマに活動しました。3つのゲームをクリアしながら破れた招待状のかけらを集めて、最後にマミポコ・キッズのみんなで「パーティーゲーム」をしました。 最終回ということもあり、緊張している子どもも少なく、最初から笑顔いっぱいの活動ができました。最後に、グループリーダーと今までの活動を振り返りました。また、グループリーダーから手作りのプレゼントをもらって、子どもたちはとてもうれしそうでした。     また、最終回の活動に参加していただいた保護者の方対象でアンケートを実施しました。アンケートには「参加してよかった」「子どもが毎回楽しみにしていた」「家でも、マミポコの話をしてくれる」といった、うれしい感想・意見がたくさんありました。保護者の方からのご意見も励みにしながら、よりよいマミポコ・キッズにしていきたいです。   2016年度後期マミポコ・キッズはこれで終了となりますが、これからも、子どもたちとの活動を通して、子どもたちの成長はもちろん、大学生一人ひとりも成長できる場になるように頑張ります。 今後も活動の様子はブログで紹介します。その都度チェックしていただけるとうれしいです。 今期の活動には例年と比べてたくさんの当日スタッフに参加していただきました。マミポコ・キッズは当日スタッフの皆さんの協力により活動ができています。ありがとうございました!   現代教育学科 2回生 竹田卓司 1回生 志智拓斗 樋口茉悠 元神有未  

2016.12.26

「発達障害教育特論」で理学療法学科と現代教育学科の教員が特別対談!~現代教育学科

特別支援学校教諭になるために様々な講義を受けていますが、そのうちの1つである「発達障害教育特論」は、理学療法学科教授で畿央大学ニューロリハビリテーションセンター長の森岡先生が講義をしてくださっています。普段は森岡先生が発達障害と脳機能を関連させて講義を進めてくださいますが、今回の講義は、現代教育学科の大久保先生との特別対談という形で発達障害について学ぶ機会となりました。森岡先生は脳科学の視点から、大久保先生は心理学(応用行動分析学)の視点から、発達障害について対談し、私たち学生もその対談を聴きながら発達障害について考えました。     対談の内容は、大きく分けて、「①能動的な行動や学習意欲を生み出すためには?」「②発達障害はどこまでわかっているのか?そして、どのように関わればいいのか?」「③私たち自身がダイバーシティ(多様性)の意識を持つためには何が必要か?」の3つで進められました。   どの内容も興味深いものばかりでしたが、その中でも私が特に印象に残った話は、「報酬と罰」と「ダイバーシティ社会」についての対談です。まず、「報酬」とは褒めたりご褒美を与えたりすることであり、「罰」とは叱ったりご褒美をなしにしたりすることを指します。報酬を与えられた場合は脳の線条体という部分が働き、「もっとやってみよう」という能動的な行動・学習意欲が見られることが多いです。一方、罰を与えられた場合は脳の扁桃体という部分が働き、「言われたことを守ろう」という受動的な行動・学習意欲が見られることが多いです。そのため基本的には、罰より報酬を与えるようにすることが求められます。しかし私たちは、これまで部活動などで罰を与えられたことにより、能動的な行動を起こしたり成長したりした経験があるのではないでしょうか。受講している学生や、対談している先生方も、そのような経験がある様子でした。ただ、ここで注意すべきこととして、その能動的な行動や成長は、罰によるものなのか、それとも異なる理由によるものなのかが不明確なことです。私たちは、罰によって成長できたと思いこむことで、自身に対する整合性を保とうとしているのではないだろうかと意見を聴いて、確かにそのような一面もあるなと感じました。罰も報酬も、結果的には何かしらの行動を起こすことに繋がります。むしろ、罰の方が数回与えるだけで、行動の変容が見られることが多く、多用してしまいがちです。しかし、能動的な行動・学習意欲を引き出すためにも、時間や労力はかかりますが、報酬を適切に与えながら、子どもと接するように努めたいと改めて感じました。   ▼(左)現代教育学科 大久保賢一准教授 (右)理学療法学科 森岡周教授   また、「ダイバーシティ社会」とは、様々ある国籍やライフスタイル、宗教、価値観、障害などを認め合い、ともに生活していく社会のことを指します。講義の内容上、今回は「障害」に注目してダイバーシティ社会の実現に向けて考えました。まず、特別支援学校教諭など教育に携わるものとして、発達障害児への適切な支援を行うことが求められるのはもちろんですが、それと併せて定型発達児への障害に対する意識の教育も重要なことです。ただし、自身と異質な存在を排除しようとする行動は、ヒトが本能的にもっているものです。そのため、ダイバーシティ社会を実現するためには、この本能的な意識・行動を超えていく必要があります。つまり、障害に対する偏見をなくす、他者の多様性を許容できるような意識を培うことが、教育において求められると強く感じました。     難しい言葉を並べて、分かりづらい文章になってしまいましたが、今回の講義・対談の感想を簡潔にまとめると、楽しくて時間があっという間に過ぎてしまったということです(笑)森岡先生も大久保先生も、話がとても上手なお二方なので、難しい内容でも噛み砕いて分かりやすく伝えてくださいますし、講義の中で学生が笑う場面が何度も見られました。また、「脳科学」と「心理学」という異なる分野・視点から、【発達障害・特別支援教育】という1つのテーマについて考えることは、学びを深めてくれると感じました。 畿央大学の魅力の1つである異なる学部同士の交流が、学生同士だけでなく、学習内容にまで及び、知をみがくことにつながっていくことを実感した90分間でした。   現代教育学科3回生 細川 光生

2016.12.16

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.33~実習前健康診断に協力

こんにちは!健康支援学生チームTASK※、健康栄養学科2回生の今北知世菜です。   ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。   12月10日( 土 )に理学療法学科、看護医療学科、現代教育学科の実習前健康診断のお手伝いをさせていただきました。     今回はヘモグロビン、体組成、骨密度、握力、垂直とび、長座体前屈、足趾把持力の7種類を測定しました。 私は足趾把持力(足の指の握力)を測らせてもらいました。最初は「もっともっと〜〜」と声かけするのが恥ずかしかったですが、声かけによって対象の方が踏ん張ってもう少し力を出してくれることが嬉しかったです。声かけの重要さを改めて感じました。     土曜日ということもあり人数が少なく2回生主体の活動でしたが、大きな失敗や機械のトラブル等もなくスムーズに測定を行うことができました。 理学療法学科、看護医療学科、現代教育学科の皆さん!実習頑張ってください!   朝早くからお疲れ様でした。最後はみんなでお決まりのT〜〜\( ˆoˆ )/      健康栄養学科2回生 今北知世菜     ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。

2016.12.01

在学生・卒業生合同で名古屋にゼミ旅行!~現代教育学科西端ゼミ

11月12日(土)~13日(日)に西端ゼミ14名(在学生9名、卒業生5名)で名古屋に行ってきました。 行き先は3回生とOB.OGさんがプレゼンテーションをし、投票で決まりました。たくさん電車を乗り継ぎ、色々な体験ができたのでレポートしたいと思います。   1日目 特急で11時前に名古屋駅に到着!矢場町の味噌カツで有名な「矢場とん」で昼食を食べました。白ご飯と味噌カツがこれまたよく合う!本場の味噌カツは、お肉が柔らかく味噌が濃厚でとても美味しかったです。 昼食の後は矢場町自由散策でした。先輩や同期と一緒に神社に行ったり、PARCOに行ったり、商店街を散策し名古屋の街の雰囲気を味わいました。     その後は同期やOB.OGさんとチームを組んで脱出ゲームをしました!チームで協力をして謎を解き、脱出できたチームは参加した全8チーム中、西端先生率いるOB.OGさんチームただ1チームだけでした!     ホテルに到着し、夕食まで時間にガチャガチャミュージアムに行きました。懐かしのアニメやリアルな動物、最近はやりの芸人やキャラクターのガチャガチャ。様々な物があってみんな財布の紐が緩み、子供に戻ったかのように時間を忘れて楽しみました!     夕食後はホテルに戻り、お風呂に入った後みんなで1つの部屋に集まり、卒論やOB.OGさんの就職のお話など様々な話を聞けました。     2日目 2日目は名古屋観光ルートバスメーグルの1DAYチケットで移動をしました。1DAYチケットは500円で購入することができ、メーグルのパンフレットに掲載されている観光施設の入館料割引などお得な特典が付いています。またバスの車内では名古屋おもてなし武将隊の案内放送が流れており、楽しみながら回ることができます。 午前中はバスに乗り「ノリタケの森」に行きました。ここでは、クラフトセンターで真っ白なボーンチャイナのお皿かマグカップを選び、絵付けを体験しました。思っていたよりも難しくみんな一生懸命に時間をいっぱいまで使って楽しく描いていました。建物の周りには自然を感じることができる木が植えられていたり、施設内のさまざまな建物が歴史を感じることができる赤レンガで作られていたりしました。私たちの行った時にはクリスマス仕様にとても可愛く飾り付けがされていました。     お昼ご飯はバスで移動し、古民家を改装したカフェでランチを頂きました。木や緑が多くレトロなとても居心地のいいお店で、ランチは美味しい肉汁とおかずとご飯のセットでした。食後には優雅にドリンクとクッキーを頂きました。     午後は徒歩で移動し徳川美術館に行きました。ここでは刀や太刀の説明をして頂いた後、実際に刀の解体、組み立て、また刀や太刀の装着を体験させて頂きました。ほとんどの学生が初めて刀に触れたため緊張していましたが、教えて頂きながら貴重な体験になりました。また刃の波紋もそれぞれ異なっていてとても面白かったです。館内の展示や徳川美術館ならではのお土産も面白かったです。     写真は、西端ゼミの「N」のマークです。 今年のゼミ旅行にもOG・OBの方々も参加してくださり、食事中や宿泊先でもためになるお話をたくさん聞くことができました。また、ゼミ旅行を通して現役生同士の仲も深まったように感じました!   現代教育学科3回生 西端ゼミ 9期生 坂本菖・金谷麻里     在学生・卒業生合同で神戸にゼミ旅行!~現代教育学科西端ゼミ 在学生・卒業生合同で京都にゼミ旅行!~現代教育学科西端ゼミ

2016.11.14

「サイエンスアゴラ2016」でJST賞・フジテレビ賞のW受賞!~畿央大学サイエンスコミュニケーションサークルKSCC

国立開発研究法人科学技術振興機構の科学イベントで、JST賞・フジテレビ賞をダブル受賞!   こんにちは。KSCC(畿央大学サイエンスコミュニケーションサークル)代表、現代教育学科3回生の宮武です。 さて、いきなりですが、11/3(木)~6(日)の4日間『サイエンスアゴラ 2016』が開催されました。「サイエンスアゴラって何?」という方も多いと思いますが、全国から200を超える企画が東京お台場に集合する大規模なイベントです。     私たち畿央大学サイエンスコミュニケーションサークル(KSCC)は「科学にチャレンジ―親子でミッションをクリアーしよう!-」という企画で参加しました。下はサイエンスアゴラのHPに掲載された紹介ページです。     準備の段階ではサークルのメンバーだけでなく多くの人に協力していただきました。「電磁石の仕組みを理解しておもちゃを作ろう」という企画に使う材料として、サランラップの芯を多数提供していただいたり、200近いコイル巻を手伝っていただいたりなど、本当に多くの人に支えられて実現した企画でした。 アゴラ開催のお台場へは、3回生3名、4回生3名のメンバーが参加しました。授業のために参加できなかった1回生、2回生の思いとともに頑張ってきました。   ▲KSCCが出展したフジテレビ湾岸スタジオ会場   ▲出展したブース   企画ではたくさんの方に訪れていただき、親子でミッションにチャレンジしていただきました。子どもたちは保護者の方と協力しながら取り組みはじめますが、しばらくすると自分で考えミッションをクリアーすることに夢中になります。そして、その姿を見ながら保護者の方はとてもうれしそうでした。 自分で考えながら試行錯誤し目標を達成する中で、科学的・論理的思考を育てるこの企画は大成功だったと思います。     多くの理系大学や企業が参加されていた中で、私たちKSCCの企画が表彰されました。しかも「JST賞」と「フジテレビ賞」のダブル受賞となりました。思ってもいなかった結果に、メンバー全員が驚きで一杯でした。「JST賞」は、日ごろの取り組みがサイエンスコミュニケーションの趣旨によって評価されたもので、「フジテレビ賞」は当日の企画内容そのものに対する評価で、200以上ある企画の中で唯一選ばれました。     先日、学長先生に授賞報告させていただき、激励のお言葉とともに今後の活動に向けてのご指導をいただきました。その後お願いして記念写真も撮らせていただきました。   KSCCの先生方よりコメントをいただきましたのでこちらに掲載させていただきます。 就学前~小学校6年までの子どもと親に学生が企画の指導をするのですが、教える(説明する)だけではなくて、親子でしっかりと考えさせるように、年齢に応じて指導している様子をみていて感動しました。畿央大学の学生を代表するような見事な振る舞いでした。多くの親子から何度もお礼を述べられて大成功でしたが、このような学生たちがいるということがなにより誇りに感じました。 あるお母さんからは、「アンケートにここが一番楽しかったと書きましたからね」と言っていただきました。それが何のアンケートかを私は理解していなかったのですが、後になれば受賞の理由のひとつになったのかなとも思いました。     最後にKSCCについて書かせていただきます。 子どもたちにサイエンスの楽しさを伝えるために奥田先生が取り組んでおられた活動に福森先生が賛同され、小学校科学クラブでのレゴロボットを活用したプログラミング指導や、地域や学校での天体観測の指導など協力して取り組んでおられました。その活動にサポート役として参加していた学生が中心になり、発足したのが畿央大学サイエンスコミュニケーションサークル(KSCC)です。小学校で科学に取り組むことの楽しさをわかってもらい、理系に対するネガティブな印象を少しでも改善できればと思い、活動しています。またその活動を通じて、私たち学生も多くのことを学ぶことができます。たとえば、一緒にいる保護者の方がともに活動を楽しむことで子どもの活動意欲が高まるということや、子どもが達成感を感じている表情により私たちのモチベーションが高まることなど、科学そのものに対する学びだけでなく、科学を通じたコミュニケーションの大切さを実感できます。 実験の内容そのものよりも、「子どもにかかわる場面をどのようにすればいいのか」を大切にして、今後も活動していきたいと思います。 KSCC代表 現代教育学科3回生 宮武政充  

2016.11.14

2016年度「マミポコ・キッズ」後期活動報告!~現代教育学科

こんにちは、マミポコ・キッズです! 私たちは畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行っています。 2016年度後期の第1回、第2回活動の様子を振り返ってご紹介します!   第1回の活動では、個性豊かな世界に一つだけの名札づくりを行った後に、となりのとなりというゲームで、同じグループの友だちの名前を覚えることができました。初めてグループとして一緒に遊ぶ子どもたち同士でしたが、時間がたつにつれ緊張もほぐれ、たくさんの笑顔が見られた活動でした。     第2回の活動では、外遊びということで、畿央大学のグラウンドを使って活動をしました。一番盛り上がったのは、バナナおにというゲームです。このゲームは鬼にタッチされるとバナナのポーズをしてかたまり、仲間にタッチしてもらうとまた逃げることのできるゲームです。バナナになった友だちを助けるために、子どもたちで協力する姿がたくさん見られたステキなゲームでした。     第3回(11月27日(日))の活動では地域の方々をお招きして、伝承遊びをはじめ、さまざまな遊びを教えていただきます。当日スタッフの方々のご参加お待ちしています。今後ともマミポコ・キッズをよろしくお願いします。     現代教育学科2回生 竹田 卓司                                1回生 志智 拓斗                                    樋口 茉悠                                    元神 有未

2016.10.26

ボランティアレポート~高田高校卒業生が母校の「野外活動体験学習」に協力!

教育学部の学生5名が出身高校の野外活動でボランティアを行いました!   8月17日(水)・18日(木)の2日間、現代教育学科の5名が、奈良県立高田高等学校教育コースの野外活動体験学習にスタッフとして参加しました(全員、高田高校教育コースの卒業生です)。   高田高校教育コースは、主に小学校教員を目指す生徒が集まったクラスです。私たちは、野外活動のサポートという立場から、高田高校の伝統や良さを母校の後輩に再認識してもらい、継続してもらうことを目標に今回の活動に参加しました。活動について報告します。   まず1日目は、バス車内でのレクリエーションと到着後の現地でのレクリエーション活動を行いました。この2つは主に2回生が担当してくれたのですが、ゲームの内容や進め方だけでなく、準備から本番、説明の時の言葉遣いなど細かいところまで気を配りながら進めていて、私自身も見ていて勉強になりました。また、キャンプファイヤーでは、先生方も交じって一緒にゲームを楽しむことができました。     2日目は、室内でのレクリエーションを1回生の2人で行いました。予定外のことがたくさん起きたので、臨機応変に動けるよう様々なパターンを想定しておくことが必要だと強く感じました。またゲームの意味や目的が伝わるように説明することは、とても難しかったです。   今回の活動を通して、何かを人の伝えるときの言葉選びの大切さを知ることができました。同じ言葉を使っていても、相手によって受け取り方が変わることもあるので、しっかりと言葉を選んで使うことが大事だと思いました。また、普段関わることのない高校生との関わりを通して、教員という仕事の厳しさを改めて知ることができ、教員になりたい気持ちが更に強くなりました。厳しいからこそ、これからの大学生活を無駄にせず、過ごしていきたいと思います。今回の活動に参加することができて本当に良かったです。     現代教育学科1回生 安本 凪沙

2016.09.27

イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.10~担当教員からの総括!

9月3日(土)から9月23日(金)にかけて、毎夏実施されているイギリスでの集中講義、短期語学留学が実施されました。本年度の参加者は9名(女性5名、男性4名)で、昨年同様カンタベリーの語学学校コンコルド・インターナショナルで2週間の語学研修を行い、その後、ロンドンに移動して5日間、学んだ英語を実際に使う機会を設けました。   到着翌日には現地在住の日本人・イギリス人によるオリエンテーションが行われ、慣れない海外での生活への適応を少しでも問題なくできるようにしています。重要な安全上の問題や、生活の上で気を付けること、イギリス人の気質的な特徴や、自己表現のテクニックなど、内容は多岐にわたりますが、こちらでの生活を円滑にするための大切な情報ばかりなので、学生は熱心に聞いています。   カンタベリーでの語学研修中は、全員地元の家庭にホームステイをして学校に通います。コンコルド・インターナショナルの授業はレベルが高く、初日のプレイスメントテストによって、実力相応のクラスに配置されているにも関わらず、なれるまでにはじかんがかかります。授業開始時には難しいと感じる学生がほとんどです。一方で慣れない環境でのホームステイも始まったばかりで、こちらも勝手のわからないことばかりです。このような状況のため、研修開始後3日間ほどは、帰りたくなる参加者も多くいます。   しかし、徐々に慣れ始め、一人でなんでもできるようになれば、日々の生活は楽しくなり、また授業にもついていけるようになると、英語が身についていくことが実感でき、楽しく受講することができるようになります。最初は難しくても、2~3日で聞き取りや授業の進め方のコツが理解できるようになり、そうすれば、難しい授業は英語のレベルアップに大いに役立ちます。   2週間の研修を終えた学生は、最初の戸惑いが嘘のように、自信に満ちた顔つきになっています。毎回の研修で、このような大きな変化を見ることができるのが、引率をする際の大きな喜びです。それぞれが苦労し、初めてのことに戸惑いながらもチャレンジし、困難を乗り越えた結果得られる成長だと思われます。英語の上達も大切なことですが、現代の複雑な社会の中で生き抜く知恵も同時に身についていると実感できます。しかもイギリスは、日本よりも極度に進んだ多文化社会。ここでの経験が学生たちの今後の学び、卒業後の人生に大きな影響を与えることは間違いありません。   帰国の2日前に、それまでの振り返りを行いましたが、みんな「帰りたくない」と言っていました。イギリスの良さは、人々が積極的にコミュニケーションを取ろうとしていること。外国人である我々にも、見知らぬ人が気軽に話しかけ、笑いあう機会がたくさんあります。このような環境の中で、英語を使うことの重要性ともっと学びたいという意欲が醸成されていきます。帰国後も英語の勉強を続け、彼らが再びイギリスに戻ってくること、また、経験を生かして将来の生活に役立ててくれることを強く望んでいます。   ▲現地オリエンテーション1     ▲現地オリエンテーション2   ▲現地オリエンテーション3   ▲現地オリエンテーション4   ▲現地オリエンテーション5   ▲British Museum   ▲いよいよホームステイ開始   ▲学校のカフェテリア   ▲クラスの様子1   ▲クラスの様子2   ▲学校主催のケンブリッジへの遠足1   ▲学校主催のケンブリッジへの遠足2   ▲研修終了後のロンドン観光   ▲帰国   現代教育学科 准教授 竹下 幸男 【関連記事】 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.9 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.8 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.7 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.6 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.5 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.4 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.3 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.2 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.1  

2016.09.21

「東アジア・サマースクール2016」参加レポート!

奈良県ではグローバルに活躍する人材を育成することを目的として「東アジア・サマースクール」が開催されています。 今年度の「東アジア・サマースクール」は、平成28年8月18日(木)~30日(火)の13日間にわたり奈良県立大学を中心会場として実施され、本学からは教育学部現代教育学科4回生の中村祥子さんと同学科2回生の加田翔太さんが参加しました。   東アジアから来日した学生達と奈良県内の学生が共に学び、グループ討議をしたのちに成果発表を行うなどして、相互交流を深めました。参加学生は「このスクールを通して多くのことを得ることができた」「東アジアとのつながりを感じられた」と有意義な13日間を過ごし、成長を感じることができたようです。次世代を担う未来のリーダーとなることを期待しています。    ▲フェアウェルパーティ(8/29)に冬木学長先生が来てくださいました。   参加した学生からのコメントです。   «現代教育学科4回生 中村祥子» 奈良市で開催されている「東アジア・サマースクール」に参加してきました。サマースクール期間中は奈良市内のホテルに宿泊し、今回は日本、中国、韓国、台湾、ベトナム、モンゴル、アメリカ、オーストラリアの国からの44名の参加者と日本語で共に学習をしました。私たちのグループは、歴史分野のグループで「中国・韓国・日本の今日の仏教」というテーマで、サマースクールに参加している中国人、韓国人、日本人にアンケート調査を行ったり、奈良県立大学の図書資料を使用したりしてパワーポイント作成や、発表原稿作成に取組みました。グループのメンバーが中国人2人、韓国2人、そして日本人の私の5人構成でしたので、グループディスカッションでは、宗教はもちろん、中国や韓国の日常生活について多く話を聞くこともできました。 このスクールを通して多くのことを得ることができました。講義の質疑応答の時間には、涙を流しながら自分の国や地域について話をしたり、それを聞いて深く考えたりする時間がありました。東アジア各国の友人と、それぞれの国交について本音で会話をすることで、これからの東アジアがまた世界各国がどうなっていけばよいのかをみんなで一緒に考えました。私は、友達ができたからこそ日本だけではなく他の国を自分事として考えることができるようになったと感じています。そして、このスクールは東アジアの多くの国について興味を持つきっかけになり、それぞれの国の友達の文化や言葉をもっと理解して、今後も交流を続けていきたいと考えています。 このスクールでの学びや、できた友人は、私にとって一生の財産です。     «現代教育学科2回生 加田翔太» 今回「東アジアの可能性」というテーマで全8か国、44人の受講生で講義を受け、ディスカッションを行い発表したり、橿原考古学研究所や東大寺などに視察に行きました。ディスカッションではグループごとにその日の講義内容について思ったことを共有しあい、与えられたテーマについて討論し発表しました。 視察では普段は入れない場所を見学し、様々なことを説明いただき、とても勉強になりました。初日のオリエンテーションで話す機会が多くあり特に距離が縮まりました。期間中の夕食は様々な受講生と食事に行き、距離がどんどん近くなり、自由時間も会話が絶えない有意義な時間を過ごすことができました。 そういった環境で感じたことがあります。参加者同士で様々な話をしましたが、それぞれの考え方や思っていることは違います。ですがその中にも共通点があり、同じことを思っていることはたくさんありました。今回のテーマである「東アジアの可能性」は小さな共通点から広がっていくものだと私は思いました。 このスクールは学びだけではなく東アジアのつながりを感じられるものとなっています。興味のある人は、来年に是非参加してみてください。  

2016.09.20

イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.9

9月3日(土)から9月23日(金)にかけて、9名の畿央生がイギリスのカンタベリーでの短期語学留学プログラムに参加しています。留学も折り返し点を過ぎました。当初は違い環境での生活や英語に苦労していた学生たちも少しづつ慣れ、イギリス生活を楽しむことができるようになっています。 学生からのレポート、第9弾です!     まず初めに私がこの留学に参加しようと思った理由は、海外の慣習や文化を感じることで多くのことに寛容になれると思ったからです。はじめは不安がありましたが、ホストファミリーはとても親切で海外での生活に馴染めるよう気を遣っていただいたおかげで上手く馴染めることができました。   イギリス(海外)に滞在することで様々な違いや日本との違いを感じています。それは食生活、学校生活、建造物など様々な面にわたります。   食生活に関して言えば、主食が全く違うものなので、とても驚かされました。食事の場面でのマナーでは(ホームステイ先にイタリアの方も住んでいるのですが)テーブルからものを落としたとき、イタリアでは拾ってはいけないと聞いて食事マナーでも大きく違うのだと驚きました。   学校生活では、授業の形式の違いが大きく心に残りました。参加したコンコードインターナショナルでの授業はディスカッション形式であり、生徒が積極的に授業に参加できる形式となっていました。まず生徒に題材に興味を持たせるために、まずその話題について考えさせて授業に入りやすくしているのがとても興味深かったです。例を挙げれば、今世界で問題となっていることを授業で取り上げる場合には、まず生徒に今自分の国で多くの話題を呼んでいる問題を5つ挙げさせ、そのあと2人ペアでその話題について話し合わせた後、本格的な授業に入っていきました。 アクティブラーニングについて何度か調べる機会がありましたが、まさにアクティブラーニングが取り入れられている状況でした。言語の違いこそありますが授業形式に関しては日本で取り入れるべきことが多くありました。今回感じられたことを教師になった時に生かしていこうと考えています。 海外の人は個人を大切にしている、とも感じました。誰かが発言しようとした際には相手の話を聞く姿勢を取り、自分が発言する際には自分が言いたいことが伝わるまで諦めない姿勢が見られました。   日本に帰っても他の国の人から学んだ姿勢を実践し続けたいです。特に他人の意見に耳を傾けることは大切にしていきたいと思います。「しゃべっているときに相槌を打ってあげるだけで相手が意見を言いやすくなる」ことを発言する側として経験したので、今度はそれを話を聞く側として実行していきたいと思います。   英会話のスキルを身につけると多くの人とコミュニケーションが取れるとわかったので、今後も力を入れていきたいと考えています。学習の方法も、今までとは違う形にも目を向けたいと思います。   現代教育学科1回生 西倉慧