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卒業生に学ぶ心肺蘇生法!~看護医療学科「急性期看護援助論Ⅱ」

2019年4月24日(水)

看護医療学科の3回生前期に開講している急性期看護学援助論Ⅱ」では、102名の受講生を対象に、救急看護や周手術期看護の実践場面を想定した演習を取り入れた授業を行っています。

 

今回は、その中でも学生が高い関心を持って取り組んでいる心肺蘇生法の演習について報告します。

 

心肺蘇生法の演習「急性期看護学援助論Ⅱ」1-1

▲玉置看護師による胸骨圧迫のデモンストレーションの様子

 

今年の演習には、大阪市立大学医学部付属病院の救急部門で活躍中の玉置将己さんが、学生の指導にきてくれました。畿央大学看護医療学科卒業生である玉置さんは、正確な胸骨圧迫の手技を披露してくれたほか、後輩たちにも熱心なアドバイスをあたえてくれました。

 

心肺蘇生法の演習「急性期看護学援助論Ⅱ」2-1-down

▲玉置看護師のアドバイスを受けて胸骨圧迫

 

質の高い心肺蘇生を行うために、ひとりひとりがモデル人形に胸骨圧迫や人工呼吸を行いましたが、「胸のまんなかを押す」「胸骨圧迫の深さは5㎝」という基本を学んでトライしたにも関わらず、的確な部位に適切な圧迫を行うことが容易ではなく苦戦していました。

また、気道を効果的に開通させるために、頭部後屈あご先挙上(あごを挙げて頭部を後ろにそらせる)のポジションを保持しながら、モデル人形の胸郭が膨らむように人工呼吸を行う労力は、学生たちの予想を超えていたようです。

演習の中では、胸骨圧迫30回に対して人工呼吸2回のサイクルで展開する心肺蘇生の手技を約2分間継続しましたが、初夏の陽気も手伝って汗ばみながらの実施となりました。少し緊張しながらも、設定されたシナリオに基づいて、意識があるかどうか・呼吸をしているかどうか・動脈は触れるかなどを確認するところから、応援者と協力してAEDのボタンを押すところまでをJRC蘇生ガイドライン2015の手順に則って経験しました。

 

心肺蘇生法の演習「急性期看護学援助論Ⅱ」5-1

▲AEDの指示に従って電極パッドを貼る様子

 

わが国では、2004年7月に一般市民によるAED使用が認められるようになり、突然の心停止の原因である心室細動に対する一刻も早い除細動が、救命率の向上に不可欠であるといわれています。現在日本では、救急車の到着に平均8.6分の時間を要しています。救急車到着までに、居合わせた市民が勇気を出して、心肺蘇生を行うことは、傷病者の予後に大きくかかわります。看護師をめざす学生は、身の回りで心肺停止や意識消失などの対象に遭遇したとき、質の高い心肺蘇生を提供できるよう、この演習を役立ててくれることを願っています。

 

              看護医療学科 急性期看護学

林田麗・大友絵利香・大島恵子・菊谷美代子

 

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