畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!

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健康科学研究科

2012年10月30日(火)

岡崎 眞教授が厚生労働大臣表彰を受けられました!

岡崎先生厚生労働大臣表彰1.jpg

健康栄養学科の岡崎 眞教授が厚生労働大臣表彰「栄養士養成功労者」に選ばれました。
栄養士の養成のために、特に顕著な功績があったと評価されての受賞です。
以前には、北海道栄養士会会長表彰や日本栄養士会会長表彰などを受賞されています。

岡崎先生は、食事摂取基準の利用、栄養評価法、食・栄養調査理論、管理栄養士に対する統計学教育、食情報システムの利用、管理栄養士養成における教育法をテーマとして、「ヒトを対象とした21世紀的管理栄養士業務の実践的方法論および管理栄養士養成における20世紀的旧態からの脱却」を目的に日々研究をされています。

 
岡崎先生厚生労働大臣表彰2.jpg

これは、疫学・社会調査演習の授業風景です。
この授業では、食事調査データの基礎的な取り扱いができる能力を習得するため、食生活や健康に関するデータ収集と解析の方法について演習します。
この授業での先生から学生へのメッセージは「覚えようとせずに理解してください。」です。
また、先生は「わからないことはいつでも質問することが大切です。」とおっしゃっています。学生のみなさんは、わからないことはそのままにしておかず、その都度質問してください。きっとこの写真のように、熱心に解説してくださると思います!

今回の受賞を受けて、先生からは「励ましとして、評価に応えるように頑張りたいと思います。」というお言葉を頂きました!
これからも、21世紀にふさわしい、よりよい管理栄養士を育てていただきますよう、ご活躍をお祈りいたします!

 

【関連記事】

岡崎眞教授が「栄養士養成施設の教員顕彰」を受賞されました。
https://www.kio.ac.jp/information/2010/11/post-328.html

2012年10月24日(水)

この度、2012年度海外研究助成を受けて、アメリカ合衆国ミネアポリスで開催されましたXIIth Congress of the International Society of Bone Morphometry(会期:10/15-19)に参加し、“Changes of trabecular bone micro architecture in rats with spinal cord injury”との演題(本学共同研究の内容の一部)でポスター発表しました。
峯松先生海外学会発表.JPG

本学会は骨関連領域の中でも骨形態計測分野を主眼としており、他の国際学会と比較して小規模の学会です。しかし、学会内容はかなり充実していると思います。本学会では多くの参加者と交流ができるのはもちろんのこと、著名な先生と身近に接し、会話をする機会もありますし、口頭発表、ポスター発表と技術セミナーから構成されていますので、とても充実した時間を過ごすことができます(今回、技術セミナーは参加できませんでしたが)。

今回の学会場は1つで口頭発表、ポスター発表が行われました。僕はポスター発表を行いましたが、口頭発表前の朝の時間、口頭発表の休憩時間(午前、午後)、昼食時の1日4回、2日間のポスターセッションが設けられており、多くの参加者と議論を交わす事ができました。研究の方法論、結果の内容、今後の研究とその展望など、幅広い質問と建設的なアドバイスなどをもらい、貴重な情報を得る機会となりました。遂行可能な課題については、しっかりと取り組みたいと思っています。

学会に参加する機会と助成をいただきました事に感謝しますとともに、今回の学会で得られた情報を今後の研究に活かしていくだけでなく、本学の教育にも還元できればと考えております。 

理学療法学科 教授 峯松亮

2012年10月10日(水)

科学雑誌Newton(ニュートン)は、第一線で活躍する研究者を取材した正確でわかりやすいレポートで人気を博する日本で最も有名な科学雑誌です。

そして絶賛発売中の2012年11月号に、健康栄養学科の山本隆教授のインタビュー記事が掲載されています。
誰もが知りたい「食欲」の正体について、これまでのご研究内容を中心に視覚に訴えるイラストでわかりやすく解説されています。

気になる見出しをピックアップ!

― 脳の摂食中枢と満腹中枢が、食欲を支配する
― ストレスは食欲を旺盛にする物質も減退させる物質も出す
― 別腹は脳の前頭連合野がつくっている
― ご飯のあとでも甘い物なら食べられるのはなぜ?
― やみつきになる食べ物はかむ回数が少なくてすむ物?
― ダイエットのコツは、食事の量を少しずつ減らすこと

食欲は「脳」がつくっているのです。
正しい知識を身につけると太らない!?
正しい食生活と、脳の食欲中枢を上手にコントロールすることで、理想的な体型を維持しながら食を楽しむことも夢ではありません。

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一般の方を対象としたわかりやすい内容ですが、管理栄養士をめざす本学科学生にはとても勉強になる内容です。
みなさん、ぜひ読んで下さいね♪

2012年10月6日(土)

2012年9月8日(日)、9日(日)に名古屋市中小企業振興会館において、『第17回日本ペインリハビリテーション学会学術大会』が開催されました。

 

院生平川1.jpg

この学会は2001年に「痛みを基礎から臨床まで考える会」として発足し、昨年より学会認証され「日本ペインリハビリテーション学会」へと生まれ変わりました。会長が松原貴子教授(日本福祉大学健康科学部)、副会長が沖田学教授(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科)と本学の森岡周教授であり、私も理事の一員を務めさせていただいています。今回は150名ほどの参加者を迎え、テーマを「ペインリハビリテーションの今後」とし、特別講演と一般演題発表に加えシンポジウム、リカレントセッション、ケースディスカッション、セミナーが行われました。大会は今回で17回目でしたが、学会発足後としては初開催であり、新たな船出として大きな意義を持つものでした。

 

院生平川2.jpg特別講演では、大阪大学疼痛医学寄付講座教授の柴田政彦先生から「厚生労働省研究班による痛み教育の取り組み」と題して、昨年から本格始動した「痛みの教育」のコンテンツが紹介されました。
リカレントセッションには、本学大学院健康科学研究科博士後期課程の大住倫弘さんが「健常人における痛みのhabituationの脳内機構」と題してその研究結果と、今後の展開としてヒトのストレス順応に重要な安静時の脳活動に関する知見を発表され、その後の質疑応答では非常に活発な意見交換がなされました。
またケースディスカッションでは私が「術後痛の慢性化にNeglect-like symptomsが与える影響」と題し、慢性疼痛患者が有すると報告されている Neglect-like symptomsという症状の紹介と、この症状が整形外科的手術後の術後痛に与える影響に関し報告させて頂きました。発表後は様々な貴重なご意見を頂き、非常に有意義な時間になりました。
一般演題には本大学健康科学研究所の信迫悟志さんが「視線方向認知課題による経時的介入が慢性頚部痛に与える効果」と題し、頚部痛を有する患者に対する視線方向を推測する課題(視線方向認知課題)の有効性に関し発表されました。この演題は特に優秀な演題発表として表彰されました。

院生平川3.jpg

最後のプログラムであるシンポジウムは「ペインリハビリテーションを検証する」というテーマで、沖田副会長より「末梢に対するペインリハビリテーション」、森岡副会長より「中枢に対するペインリハビリテーション」、松原会長より「ペインリハビリテーションの現状と展望」として講演がありました(司会:平川)。各先生方の専門領域から「ペインリハビリテーション」の現状とともに、先生方の私見を踏まえた今後の展望が講演内で展開され、司会を務めさせていた私も非常に楽しい時間でした。シンポジウムならではの質問やシンポジスト間の議論も活発に行われ、予定時間を30分程オーバーさせてしまいました。

私はこの会に参加させて頂いて5年程になります。この学会は会長・副会長の先生方の人柄が反映されて(?)、非常に議論が活発で、若い参加者でも自分の意見を出しやすい学会だと思います。また痛みに関するリハビリテーションの専門的な学会は他にはみられません。痛みは、それを有する患者の個体要因、社会背景、成育歴など多くの因子が複雑に絡み生じることも今学会で報告されました。今後より社会的・学際的なニーズが高まるペインリハビリテーションを、この学会が包括的に発展させていく位置付けにあることを感じると共に、本学健康科学研究科の果たすべき役割も肌身で感じられました。
来年は福岡が開催予定地にしています。私は準備委員長(大会長:沖田教授)に任命され、学会後帰福して早々にその準備に取り掛かっています。九州での初開催となりますので、今回に劣らぬ充実した内容の学会にしたいと考えています。多くの方々のご参加をお待ちしております。

畿央大学大学院 健康科学研究科
博士後期課程 平川 善之

2012年10月5日(金)

2012年6月24日~30日にノルウェーのトロンヘイム市で開催された第20回国際姿勢と歩行学会(ISPGR’s 20th Joint World Congress + Gait & Mental Function Conference)に、参加させて頂きました。
 
現地までは伊丹空港から飛行機を3回乗り継ぎ、ほぼ丸1日かけてトロンヘイム(ノルウェー)に到着しました。現地時間の午前0時を過ぎていましたが、この季節は1日中ほとんど日が沈まないので屋外でも明るく、とても不思議な感覚がしました。
 
トロンヘイムはノルウェー第3の都市であり、海や川沿いに店やホテル、民家がある凄くきれいな街並みで、少し肌寒いくらいでした。

 

植田耕造1.jpg

『国際姿勢と歩行学会』は、名称の通り姿勢制御や歩行の研究を専門とする世界各国の研究者が一堂に会する学会です。
また、姿勢、歩行は私たち理学療法士がアプローチする代表的な動作であるため、日本を含め世界中の理学療法士が参加していました。
学会では、姿勢、歩行に関する基礎研究、臨床研究などのポスター、口述発表や、シンポジウム、基調講演があり、どれも大変面白く勉強になりました。
その中でも、歩行をイメージした状態の脳活動を測定することにより、歩行の神経基盤を明らかにしようとしているKlaus Jahnら(ドイツの研究グループ)は、健常人や患者さんを対象とした実験だけでなく、動物実験も行っており、自分達の仮説を証明することに対する意気込みに感銘を受けました。

 

植田耕造2.jpg私がこの学会に参加した目的は、大学院の修士課程中に行った研究結果の一部をポスター発表(演題名:Changes in cortical activities during gait preparation: Normal gait versus step-to gait)するためです。
歩き方を変える時には、歩きだす直前の脳活動が変化するということを明らかにした研究です。
ポスター発表は、Lunch & Poster Sessionという形式で、昼食を食べながら各ポスターの内容を見たり、議論したりできました。
私の発表に対しても10名程度の方から質問を受け、有意義な情報交換が行えました。
特に、今回使用した機器であるfNIRSを使用している方や、歩行の脳イメージング研究をされている方からの質問が多かったです。特にfNIRSは日本において多く使用されていることから、外国の方も興味がある様子でした。
 
学会全体を通して充実した日々を過ごすことができ、よい勉強になり、またすごく楽しかったです。
最後になりましたが、今回の学会参加は畿央大学の研究費で行かせて頂きました。また、森岡教授をはじめとする多くの方々のご指導や、ご協力の上に可能となりました。貴重な大変をさせて頂いたことをここに記し、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

畿央大学大学院 健康科学研究科 博士後期課程
 植田耕造 (理学療法学科3期生)