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現代教育学科

2021.08.10

小学生向けに「ストロートンボ」動画を公開!~2021年度「マミポコ・キッズ」前期第3回活動

こんにちは、マミポコ・キッズです! 私たち「マミポコ・キッズ」は、畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行ってきました。しかし、現在は新型コロナウイルスの影響により、対面での活動が難しい状況にあります。そこで、前回に引き続き子どもたちが何か楽しめることを遠隔で提供できないかと考え、子どもたちが1人あるいはお家の方と楽しめる遊び第3弾の動画配信を企画・制作しました。   今回の動画では、ストローを使った「ストロートンボ」を紹介しています。ストローや牛乳パックなど、家にあるもので簡単に作ることができます。飛ばし方のコツも詳しく説明しているので、ぜひ動画をご覧になってください!   <準備・撮影の様子> ※感染対策を徹底したうえで、練習や準備作業をしています。   どんな動画に仕上がっているか、ぜひご覧ください!     次の配信に向けて楽しい動画を企画中ですので、お楽しみに! 子どもたちのたくさんの笑顔があふれる活動をめざして頑張ります! 今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願い致します。     現代教育学科3回生   御崎夢乃(ゆめ) 森美月 (みー)   【関連記事】 小学生向けに「でんでらりゅうば」動画を公開!~2021年度「マミポコ・キッズ」前期 第2回活動 小学生向けに「切り絵で遊ぼう」動画を公開!~2021年度「マミポコ・キッズ」前期 第1回活動

2021.08.03

第19回畿央祭実行委員Blog vol.7~「アリーナ部署」紹介!

第19回畿央祭実行委員ブログ 今年のテーマは「咲~わらう~」   こんにちは~!第19回畿央祭実行委員アリーナ部署長の畝森初音(うねもりはつね)と小柳なつみ(おやなぎなつみ)です! 畿央祭の運営には6つの部署(舞台・アリーナ・広報・学内・模擬・展示)があり、その部署を管理・補佐をする実行委員長と副実行委員長の5人の統括がいます。今回はアリーナ部署の具体的な活動内容について紹介します!   ▼2019年度の様子   アリーナ部署は、例年子どもたちを対象にボールプール、ぞうさんのすべり台など、アリーナを主に使用し、子供たちに喜んでもらえるような、楽しんでもらえるような遊びを考えて、提供しています!!     しかし今回の畿央祭は、コロナ禍というもあり、学内には畿央生しか入れない形となったので、子どもたちに遊びを提供することが出来なくなってしまいました。なので、今回は例年とは違う形で、「子供の頃の気持ちに戻ってもらおう」というコンセプトの元、童心に戻れるような遊びを企画して、作っていこうと思います。 コロナ禍で登校をあまりしていないから、学生生活をまだ思う存分楽しんでいない!!という1回生・2回生はもちろん、全学年アリーナ部署が楽しませますよ~~! アリーナ部署に入った皆さん、コロナ禍ではありますが、例年以上のものを今年、作れるように一緒に頑張りましょう~!   第19回畿央祭実行委員 アリーナ部署長 人間環境デザイン学科3回生 畝森初音 小柳なつみ 【関連リンク】   開催日時:2021年10月23日(土)、10月24日(日)9:30~17:00 実施形態:来場型企画(事前予約制・本学学生限定)、オンライン企画 ※画像をクリックすると、畿央祭HPへリンクします!   ●これまでの実行委員Blogはこちらから!

2021.07.12

小学生向けに「でんでらりゅうば」動画を公開!~2021年度「マミポコ・キッズ」前期 第2回活動

こんにちは、マミポコ・キッズです! 私たち「マミポコ・キッズ」は、畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行ってきました。しかし、現在は新型コロナウイルスの影響により、対面での活動が難しい状況にあります。そこで、前回に引き続き子どもたちが何か楽しめることを遠隔で提供できないかと考え、子どもたちが1人あるいはお家の方と楽しめる遊びの第2弾の動画配信を企画・制作しました。   今回の動画では、長崎県に伝わるわらべうた《でんでらりゅうば》を紹介しています。聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?遊んだことがなくても楽しめるように、手の動きを一緒に確認したり、歌詞の意味を伝えたりしています。動画を見て、一緒に遊んでみてください!     ⇒感染対策を徹底した上で準備を進めました。         ⇒どんな動画に仕上がっているか、ぜひご覧ください!     次の動画は、8月頃に配信する予定です。楽しい企画を考えているので、お楽しみに! 子どもたちのたくさんの笑顔があふれる活動を目指して頑張ります! 今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願い致します。   現代教育学科3回生 御崎夢乃(ゆめ) 森美月 (みー)  

2021.07.05

手遊びと紙人形劇の動画を公開!~2021年度「マミポコ・親子ひろば」前期第2回活動

「マミポコ・親子ひろば」は、近隣の未就園児とその保護者の皆さんに遊びと交流の場を提供する取り組みです。親・子・大学生のコミュニケーションの場として、自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどを提供し、元気いっぱい活動をしてきました。   現在はコロナ禍により対面での実施が難しいため、「おうちでできる簡単な遊び」を企画・製作しました。今回は七夕にちなんで、セリフや動きも自分たちで考え、きらきら星の手遊びと彦星と織姫の出会いの物語をペープサート(紙人形劇)で演じました。是非おうちでお子様と一緒に楽しんでください! 親子一緒にお家で楽しめる遊びを考え、動画配信することになりました。まだまだ皆さんと会うことが難しい中で、少しでも明るく楽しい気持ちになっていただければと思います。   【第2回:7/1(木)】 〇手遊び「きらきら星」 〇ペープサート(紙人形劇)「彦星と織姫の出会い」     〈準備の様子〉  ※感染対策を徹底したうえで、練習や準備作業をしています。   〈撮影の様子〉   これからも、より安心・安全に楽しく活動できるような内容を考えていきたいと思います。 子ども達や保護者の方々の笑顔を見られることを楽しみにしています! 動画は順次配信していく予定ですので、チェックしてください!   現代教育学科3回生 荒井斗子 岡村遥佳   【関連記事】 親子で簡単にできる手あそび動画を公開!~2021年度「マミポコ・親子ひろば」前期第1回活動

2021.06.14

小学生向けに「切り絵で遊ぼう」動画を公開!~2021年度「マミポコ・キッズ」前期 第1回活動

こんにちは、マミポコ・キッズです!   私たち「マミポコ・キッズ」は、畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行ってきました。しかし、現在は新型コロナウイルスの影響により、対面での活動が難しい状況にあります。そこで、子どもたちが何か楽しめることを遠隔で提供できないかと考え、子どもたちが1人あるいはお家の方と楽しめる遊びの動画配信を企画・制作しました。   今回の動画では、折り紙を使った「切り絵」を紹介しています。誰もが遊んだことのある折り紙、子どもたちにも馴染み深いものだと思います。折ったり、線を書いたり…。どんな形が出来上がるでしょうか?続きはぜひ動画をご覧になってください!     ▼いろいろな種類の切り絵を作ってみたよ!動画のどこに登場しているかな?     ▼折り紙を準備して、作ってみよう!     ▼新聞紙でも作ることができるよ!     次回の動画は、6月末に配信する予定です。楽しい企画を考えているので、お楽しみに! 子どもたちのたくさんの笑顔があふれる活動をめざして頑張ります! 今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願いいたします。   現代教育学科3回生 御崎夢乃(ゆめ)  森美月(みー)   【関連記事】 「マミポコ・キッズ」の取り組みはコチラ!!

2021.06.08

親子で簡単にできる手あそび動画を公開!~2021年度「マミポコ・親子ひろば」前期第1回活動

「マミポコ・親子ひろば」は、近隣の未就園児とその保護者の皆さんに遊びと交流の場を提供する取り組みです。親・子・大学生のコミュニケーションの場として、自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせや体操遊びなどを提供し、元気いっぱい活動をしてきました。 現在はコロナ禍により対面での実施が難しいため、「おうちでできる簡単な遊び」を企画・製作しました。是非おうちでお子様と一緒に楽しんでください!   【第1回:5/27(木)】 〇手遊び「かたつむり」 〇ふれあい遊び「ロンドン橋」 〇タッチ遊び「あめふり」     親子一緒にお家で楽しめる遊びを考え、動画配信することになりました。まだまだ皆さんと会うことが難しい中で、少しでも明るく楽しい気持ちになっていただければと思います。 是非ご覧ください!   〈準備の様子〉 ※感染対策を徹底したうえで、練習や準備作業をしています。     ▼こんな感じに出来上がります!     〈撮影の様子〉       これからも、より安心安全に楽しく活動できるような内容を考えていきたいと思います。 子ども達や保護者の方々の笑顔を見られることを楽しみにしています! 動画は順次配信していく予定ですので、チェックしてください!   現代教育学科3回生 荒井斗子 岡村遥佳 【関連記事】 「マミポコ親子ひろば」の取り組みはコチラ!!

2021.05.17

2021年度 新入生学科別研修会レポート~現代教育学科

畿央大学では入学後の不安を払拭し、担任や同級生との絆を深めるため、「新入生宿泊研修」を学科ごとに入学式直後に行っています。今年度は2020年度に引き続き十分な感染対策を講じたうえで、その代わりとなる「新入生学科別研修会」を学内で開催しました。今回は現代教育学科の研修会の様子を報告します!   2021年4月7日(水)と8日(木)の2日間にわたって新入生向けの学科別研修が行われました。平時であれば、1泊2日の宿泊での研修ですが、現状ではできません。教育学部は人数も多い(193名)ので、密を避けるためにコース別に2日にわけて実施しました。時間も可能な限り圧縮して、充実した内容にすることをめざしました。     10時に集合した学生たちは、まずMicrosoft Teamsの使い方を練習しました。今後、ますます必要になってくるオンラインでのコミュニケーションが円滑に行えるようにするための練習です。最初は戸惑っている様子でしたが、さすがにデジタル・ネイティブの世代、すぐに慣れて使いこなしています。     学科別研修担当の奥田先生からの説明の後、クラスごとに別れてTeamsを使いながら自己紹介などを行います。この時間の進行は、同じコースの先輩学生が担当してくれました。同時に1回生からの、履修や大学での勉強の仕方など、さまざまな質問にも答えます。高校までとは異なる大学での勉強について不安を抱いていた1回生も、先輩の経験談やアドヴァイスを聞いて、安心して大学生活に進むことができるようです。     お昼休みは、個別に昼食をとります。先輩への質問や聞きたいことなどはまだあるようですが、会話は昼食を摂った後に行いました。感染防止のために、話をせずに食べる時間とコミュニケーションの時間を分けています。   午後は、4、5名の小グループに別れて学内で脱出ゲームを行いました。グループでクイズに答えながら、課題をクリアしていくゲームです。グループ内でのコミュニケーションを進めることと、教室をいくつか巡ることで学内の地理に親しむことも目的です。グループ内での距離や密になることに配慮しながら、知恵を出し合ってクイズを解いていきます。先輩たちはこの活動では、ヒントを出して1回生の課題のクリアを助けます。 こういった研修に先輩が参加してくれるのは畿央大学の良いところではないでしょうか。忙しい中、手伝ってくれた上級生に感謝です。     予想以上に難しい問題で、最後まで解けたグループは少なかったですが、本来の目的である1回生同士のコミュニケーションの醸成は達成できたようです。これから始まる大学生活に備えて、友人や仲間づくりの第一歩になった2日間でした。   現代教育学科 教授 竹下幸男   【関連記事】 2021年度 新入生学科別研修会レポート~健康栄養学科 2021年度 新入生学科別研修会レポート~理学療法学科 2021年度 新入生学科別研修会レポート~人間環境デザイン学科 2021年度 新入生学科別研修会レポート~看護医療学科

2021.03.12

オンラインで追いコンを開催!~現代教育学科 西端ゼミ

2020年度は新型コロナウイルスの流行により、新歓や飲み会等は軒並み自粛をしなければなりませんでした。そして、当たり前に追いコンも今年はできないだろうと思っていました。   そう思っていたところ、西端先生の提案により、オンラインで追いコンをすることに決まり、日程調整もすべてオンラインで行いました。ご飯については、nonpi foodboxというオンライン飲み会の食事を参加者の自宅まで届けてもらうサービスを利用して各ゼミ生の自宅へと配達されました。 追いコン当日まで先生はもちろんゼミ生とも対面することはなく、対面しなくても飲み会が開催できるすごい時代になったなと感心していました。     追いコンは、Microsoft teamsでのビデオ通話を使っての開催になりました。3回生10人、4回生11人と先生で合計22人全員が参加できました。     「どれが美味しかった?」「これ温めたらよかったよ。」と話す場面もあり、オンラインならではの話だと感じるとともに、それぞれが食事を用意するよりも、同じものを食べることで一緒に食事しているような一体感のようなものも感じられて良かったです。   話すタイミングが被ってしまったり、話が途中で途切れてしまったりする場面があるところが、対面よりも難しいところだと感じます。また、咀嚼音が他の人に聞こえるのではないかなど、オンラインならではの気をつかう場面もありました。   食事がひと段落してからは4回生一人一人からこれからの進路やこれまでの大学生活について、3回生へのアドバイスなどをしていただきました。     記念撮影後、学生だけになってからは、4回生のこれからの生活や就活、採用試験の話題で盛り上がりました。これから一人暮らしをするための料理の話やどんなところに住むのかなど日常的な話をしたり、就活や採用試験の対策についての話が聞けたりして良かったです。   今年度のゼミは対面でお話しすることもあまりなく、オンラインでの追いコンは不安なところもありましたが、最後まで残っていた人たちは23時半までとすごく長い時間話していて、時間をあまり気にすることなく話せるというところはオンラインだからこその良さだと感じました。個性豊かな先輩たちのおかげで楽しく過ごすことができました。ありがとうございました!     【卒コンに参加した学生のコメント】 このご時世、追いコンすらできていないゼミ、サークルもあると思います。オンラインという形ではありましたが、最後に3回生・4回生、西端先生みんなで顔を合わせられたことはすごく良い思い出になりました。新型コロナウイルスの影響でオンライン開催となりました。感染状況のより早い収束を願い、次回は直接的にお互い顔を合わせ交流ができることを願っております。最後になりましたが、大変お忙しい中、このような機会を与えてくださった西端先生、4回生を快く送り出してくれた3回生、2年間一緒に過ごした同期には心より感謝申し上げます。 現代教育学科4回生 小武内幸弥     西端ゼミでは現役で教員になる先輩もいれば、就職する先輩もおり、いろいろな方面からのお話が聞けて参考になりました。その後、3回生からはそれぞれの卒論や進路に関して伝えさせていただきました。挨拶のときにも伝えさせてもらいましたが卒論で悩んだ時などは先輩に連絡してアドバイスをいただけると嬉しいです。   現代教育学科3回生 細井尚希

2021.02.24

小学校1日見学、今年はオンラインで開催!~現代教育学科

年度はオンラインでの小学校1日見学 -大阪教育大学附属平野小学校  1回生で開講している「小学校1日見学」は主に3回生で「小学校教育実習」「養護実習」を履修するために必修の「早い時期に学校の現場を経験すること」をねらいにした畿央大学教育学部が独自に設置している科目です。 平成22年度より大阪教育大学附属小学校並びに大阪教育大学のご厚意で「小学校1日見学」を受け入れていただいてきました。平成30年まで附属天王寺小学校、翌年からは附属平野小学校(以下、平野小学校)でお世話になっています。例年は8時30分に小学校の正門に集合し、午前中は4時間の授業を参観、午後は副校長先生の教職をめざす講話を伺い、1日の学修のレポートを作成して終了というプログラムです。 今年は春からの新型コロナ感染拡大を受け一学期のうちに、平野小学校副校長 岩﨑 千佳 先生 と「11月頃の状況で実施方法を確認しましょう」と協議していました。11月には第三波と呼ばれる感染拡大が起きており、例年通りの実施は不可能と判断し、どのような方法が可能かという検討になりました。本当にありがたかったのは、この時に「今年は中止にして下さい」と仰らなかったことです。附属平野小学校は教育実習指導とともに教育研究開発校でもあり、今年は学外の研究協力員とオンラインでの授業記録動画の共有、テレビ会議による協議などに取り組まれており、その手法を応用して1日見学を実施することになりました。残念ながら1日の計画とはなりませんでしたが、実施できたことがなにより重要でした。 履修学生は実習に臨む身だしなみで9時30分までに大学の大教室に集合、最低限の距離をとった座席に着席しました。いろいろな事情で出席が叶わなかった学生には大学と自宅とをオンラインで結び受講できる環境も設定しました。     9時30分から「小学校1日見学」の目的、流れ、受講についての注意事項の説明の後、前半のプログラムである動画による授業見学を始めました。1つめは6年生の算数「ばあいの数」、2つめは1年生の未来そうぞう科「ひら小たんてい」です。未来そうぞう科とは聞き慣れませんが、平野小学校が10年後の教育を見据えて文部科学省から研究指定を受けて開発している新しい科目です。どちらも平野小学校の先生方による撮影、編集されたものです。児童が授業の初めに先生の呼びかけに応じて学習の自分の目的や進め方を決め、自分なりに学習を進め、終わりにその成果や鑑賞を述べ合う進行です。教科や学年が変わっても基本的な進め方が変わらなければ児童は安心して自分らしく学習に取り組めることが伝わってきました。     後半は岩﨑 千佳 副校長先生の講話です。 「自分がなりたい教師のイメージは?」「よい先生とは?」の問いかけで始まったお話は、「誰にとってよいのか」と展開し「子どもにとってよい」事が大事と続きます。先生をめざす者は、みな一度は「自分がなりたい先生は…」と考え、自分の理想像に子どもを組み込んでしまいがちになります。そうして先生になり子どもに接すると先生としてうまく行かないことに気付き、子どもの成長段階に見られる特徴を理解し、その時々の子どもの思いに寄り添い、実現できるようにする先生が「よい先生」であり「求められる先生」であることに気付くことを岩﨑先生はご自身の経験と未来そうぞう科の授業場面の動画を通して具体的にお話してくださいました。 加えて学級づくりは学習の指導と生活の指導の両面があること、それらを通して先生としての人権感覚を大切にすること、先生は子どもに影響をもつ存在であり時に学級の児童が担任に似てしまうこと等をお話くださいました。例え低学年の子どもでも、多くのことを考え、試み、表現する力をもっていると示されるお話には平野小学校の先生方の子どもへの温かな眼差しが表れており、学生にもきっと伝わったことだと思います。     では、学生のレポートの「振り返り」から何編かを紹介します。文字表記に関しては、学生本人の元の表現を尊重しています。短い時間で作成しましたので拙い内容も残っておりますが、ご容赦下さい。     〇算数、未来そうぞう科それぞれの授業内での工夫が多く見て取れた。算数では最初に子どもたちに算数とは関係のない質問をすることによって楽しい話題で子どもたちをひきつけたまま授業を行うことに成功していた。自分の考えをまとめ、子どもたち同志で話し合い、1つの答えに対していくつかの考え方を導き出し、全員が主体的に学んでいるように思えた。 未来そうぞう科の授業でも、子どもたちは自分たちで調べる対象を決め、積極的に取り組んでいる姿を見ることができた。難しいこと、分からないこと、できないことに先生は手を貸しすぎず「どうしたらいいかな?」「じゃあ、みんなならどうする?」と子どもたちに考えるきっかけを与えていた。それが子どもたちの新しい学びや発見、考えの育成につながっているんだと考えた。   〇6年生の算数科において、先生は児童を中心として問題をつくり、そして、児童自らが考えに励むように、あくまでサポート的役割を担っていた。考えにつまっている児童がいても、先生がヒントを与えたり、他の児童が教えたりしていて、協力している場面が多く見られた。また、学校に導入されたパワーポイントも上手に活用して、プレゼンテーションを複数人で行って、先生が直接答えを教えるのではなく、児童が出した答えを確かめあっているように感じた。   〇1年生の授業で、女の子たちが、石を一所懸命どかそうとしていました。どう見ても動きそうにないのですが、先生はできる限り石をどかそうとしていました。「石をどかすのは、やめようか。」と、先生がおっしゃるのかなと思ったのですが、「どうやったらどかせるか、考えようか。」とおっしゃいました。このように、あきらめない姿勢を自分が子どもたちに見せることも大切だと知りました。   〇授業を視聴して1番強く感じた事は、どの場面でも先生方は、児童の意見や発言を全く否定せず、全て肯定し、明るくリアクションをしたり、児童の考えを深めるために質問をしているという事です。この事を思ったまま、副校長先生のお話を聞くと、その理由がよく分かりました。私が授業視聴をして強く感じた事は、どの先生方も子どもから「学ぶ」ことをし、子どもを尊重しているから感じたのだと思います。そして、そのような先生だから児童は非常に先生方をしたい信頼しているとも感じました。この授業までは、自分の理想ばかりふくらみ、そのような教師になりたいと考えていました。しかし、そうではなく、子どもにとって良い教師を目指そうと考えを改めました。子どもをひっぱり教える存在ではなく、子どもに寄り添い、成長し続ける存在になりたいと考えます。   〇授業視聴では、小6の「算数」と小1の「未来そうぞう科」の授業形態の違いが見られた。小6の授業では、タブレットやホワイトボード、プロジェクターのように道具が多く使われているのに対して、小1の授業は、ホワイトボード、探検ボードを利用している。これは子どもの発達段階に応じて学年ごとに授業形態を変え、「分かりやすさ」を求めた授業になっていることが分かった。また、共通点は教師が子ども達の発言に否定しないことである。子ども達の発言に教師は必ずアプローチし、生徒の主体的な学びを確立しているといえる。また、最も大切なことは次につなげることだと思った。あまり思うようにできなかった子ども達に「良いアイデアだね」「次やってみよう」のように立ち止まらず、さらなる学びをつかめるためにフォローすることが大切だとわかった。   〇教師が教えるというのではなく、子どもたち自らが学ぼうとしている姿勢が印象的だった。教え合うことで、わからない子も理解できるし、分かってもらおうと説明するかや自分の考えをまとめる力も養えると感じた。ホワイトボードやタブレット、プロジェクタを効果的に使い、子どもたちが学びやすくわかりやすい授業展開になっていたと思う。また、未来そうぞう科では、子どもたち自身で考え、試行錯誤し、調べて気付き、学ぶといったサイクルが1時間の全て凝縮されていた。講話でもおっしゃっていたが、教師は子どもたちの学びをサポートする立場が全てにおいて共通する部分であったと思う。   〇副校長先生がおっしゃっていた「よい教師に欠けてはいけないもの」について、「尊重」という言葉がとても印象的でした。(中略)特に、講話内の動画で、こどもたちが飼いたい動物について様々な意見を伝えたり、考えを裏付ける根拠を探しているシーンで先生が必ず「どうしてかな」「なんでかな」「すごいね」「がんばったね」という声かけをしている所に、この「尊重」を感じました。先生が全て答えるのではなく、自分で考え、探す。そのためには、先生が全力でサポートをしたり、意見を一人一人大切にしたりすることが重要であることを今日一番感じました。   〇実際の授業の様子や、現場で働いておられる先生方の話を聞ける機会はなかったので貴重でした。一番はじめに理想のよい教師とはなにか尋ねられた時に、自分の理想を考えてしまいました。しかしこの職業は子どもがいるからこそ成り立つし、子ども中心であるべきことであるのでもう一度頭に入れ直しておきたいといました。授業の様子から先生が子どもの話を一生懸命に聞こうとしておられる姿が本当に印象的でした。一斉に話すこともありますが順番に平等に話を聞き、どんな内容であっても決して否定せずに一度は受け入れるという姿勢が非常に素敵だなと感じました。   〇小学校一日見学を通して、自分の考える理想の「よい教師」に変化があった。これまでの自分の考える理想の「よい教師」は、子どもにとっても「よい教師」ではなく、自分にとっての「よい教師」であった。授業視聴での先生の姿は、子どもたちをしっかりと観察をしながら授業を進め、疑問に思ったことに対して、自分でどんどん調べたり、考えたり、分かったことを友だちや先生と共有しながら、子どもたちだけではなく、先生も一緒に楽しみながら学習していた。この様子から、学びの主体は「子ども」ではあるものの、先生も子どもたちと一緒に学び、成長できるような教師が、子どもにとっての「よい教師」につながるのではないかと思った。   〇私は、今回の授業を受けて、「子ども達のすばらしさ」に改めて気付くことができました。どうしても低学年というと幼児期から児童期のつながりの年で、教師が「小学校」というものを教え、慣れていくような年であると思っていました。でも、子ども達は自分達の知りたい気持ちから、自分自身で行動することができ、考え、結論を出していました。そのため教師の役割は決して教えることではなく、子ども達の学ぶ気持ちをどのようにサポートするのか、であることを学びました。子ども達の世界は大人の私たちよりも広く大きく自由です。そして、それはとても重要で、その考えがあるからこそ、これからの世の中をもっと良いものにできると私は考えます。だからこそ、子ども達の考えを尊重し、子ども達にとって誇ることのできる「私」=「教師」になりたいと講話を聞いて思いました。子ども達の豊かな心を守ることができ、受け入れ、子ども達から多くのことを学べるようになりたいです。 今日の授業で私にとっての「良い教師」とは「子ども一人一人違った豊かな考えを尊重し、受け止め、子ども達と共に成長できる教師」になりました。   対面の見学であれば、授業の合間に子どもと話し、昼休みには運動場で遊び、掃除を一緒にするなどもっと多様な経験ができたはずですが、授業参観と講話の視聴と絞り込んだオンライン見学になったことで、現場体験を蒸留したような時間になりました。 2回生は、大学や自宅近隣での学校ボランティアやインターンシップに参加し、先生になるための教育実習に向けて経験を積むべき時期になります。新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き、今まで夢としていた「先生になること」を「よい先生」「求められる先生」のイメージを伴った具体的な目標とできるようになることを期待して本報告を終わります。   現代教育学科 教授 西尾正寛   【関連記事】 小学校1日見学に145名が参加!~現代教育学科 大阪教育大学附属池田小学校を訪問し、「安全で安心できる学校づくり」を考える~現代教育学科 小学校1日見学に159名が参加!~現代教育学科 1回生が大阪教育大学附属池田小学校を訪問!~現代教育学科 小学校1日見学に134名が参加!~現代教育学科

2020.11.11

教員紹介「ムース先生」編~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.70

1回生の皆さんを応援する”新入生応援!やさしさを「チカラ」に変える”プロジェクト”。後期からは1回生クラス担任以外の先生方もご紹介します。今回は現代教育学科のムース先生です!     【1】氏名および研究分野・担当科目 Randy Muth(ランディ ムース)現代教育学科 准教授   担当科目:英語A、オーラルコミュニケーション、特級英語、異文化コミュニケーション論、英米文化と社会   研究分野は言語文化学です。言語に関連する幅広い研究、例えば文学、言語取得、外国語学習法、文化思潮などを取り扱っています。最近、言語とアイデンティティの関係について様々な研究を行っており、外国語の取得により新しく構築するアイデンティティについて特に興味を持っています。また、CLIL (Content Language Integrated Learning) 内容言語統合型学習法という第二言語学習法、要するに言語と内容を並行して学習することについても研究を行っています。   【2】モットーや好きな言葉、大切にしていること 「やればできる」という表現をとても気に入っています。 人生の中で、様々な挑戦を直面するにあたって緊張したり、自信をなくしたりする時に「やればできる!」と思ったら、大体の目的を達成することができると思います。   【3】趣味・特技など 最近、歴史的な人物の自伝を読むことにハマっています。人の自伝を読むことで、何故その人が現代に至るまで話題になる功績を残せたか、またその偉大さを生み出した家庭環境や背景が何なのかを知り、人生の秘訣に気づくことがよくあります。面白いことに、こういう自伝を読めば読むほど、その偉大と思われる人物像は、一般的に美化されているものであることがわかります。最近、野口米次郎の自伝に感動しました。野口米次郎は、西洋の文学界に松尾芭蕉の俳句論を導入した、長期間アメリカに滞在していた明治文学の人物です(Wikipedia)。是非読んで見てくださいね。     子供の頃から大学まで野球をしており、日本に来てからは熱烈な阪神ファンになりました。国はスペインがとても好きで、何回も行ったことがあり、スペイン語もちょっと話せます。 唯一の特技は人の名前を覚えることです。しかし、年とともにそれはだんだん特技ではなくなってきているかもしれません。上で紹介したことに興味がなくても、大体の話には合わせられると思いますので是非声をかけてください!   【4】先生から見た畿央大学(または所属学科)や畿央生の印象は? 畿央生は”やさしさを「チカラ」に変える。”という本学のモットーを体現していると自信をもって言えます。挨拶、謙虚な態度、助け合い意識や積極的に頑張ることを重視する大学の風土がしっかり根付いているので、学生は入学して自然にそれらを身につけることができると思います。毎朝大学に来て学生と話せることは、とても楽しみです。   【5】1回生(畿央生)にメッセージを!  We should take nothing for granted. Every moment of everyday is a new opportunity to learn and develop. Everyone is a student and everyone is a teacher. University is a place where these values should be fomented and nurtured. I am extremely fortunate to be able to share this space with such outstanding students and teachers alike.   教員実績