畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!

畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!
理学療法学科 , 畿央の学びと研究

卒業生の論文が国際雑誌Journal of Physical Therapy Science 誌に掲載!~理学療法学科

2016年3月18日(金)

理学療法学科4期生、飛田良さんの論文が国際雑誌Journal of Physical Therapy Science [Vol.28(2016) No.2 February p.621-625]に掲載されました!以下、飛田さんによる研究内容の紹介です。

 

 

この研究は、わが国における80歳以上の心臓手術(冠動脈バイパス術)後患者の心臓リハビリテーションにおける歩行自立の目安を6日と示したものです。

 

「Clinical characteristics of functional recovery after coronary artery bypass graft surgery in Japanese octogenarians」

Ryo T, Kentaro I, Kenta K, Satoshi Y, Masayuki T, Keisuke O, Tomoyuki M, Satoko O, Megumi K, Yusuke H, Michitaka K, Masakazu S, Koji S, Tetsuya T.

za1

 

本研究は、所属する滋賀医科大学医学部附属病院が参加している「Cardiovascular surgery Physiotherapy Network 略称:*CPN」の活動の一環として、第78回 日本循環器学会 学術集会にて発表した内容であり、その後当雑誌に投稿し掲載の運びとなりました。

 

*CPN…わが国における心臓血管外科術後理学療法の実態把握と普及、およびエビデンス構築のために代表世話人である東京工科大学 高橋哲也教授が中心となって設立された全国規模のネットワークのこと。活動内容は、主に施設間でのデータベースの構築や共同研究の実施、本会主催によるセミナーの開催などを行っている。H28年3月現在で参加施設数は、24施設となっている。

 

未曽有の超高齢社会に突入しているわが国における80歳以上の冠動脈バイパス術(Coronary artery bypass grafting; CABG)後患者の身体機能の回復について、80歳未満の患者と比較しその特徴を明らかにしたものであり、世界に向けて超高齢者を対象とした多施設共同研究です。対象は、当時CPNに所属していた全国12施設で手術を受けられた927例を対象としました。それを80歳未満群(840例)と80歳以上群(87例)の2群に分け、術後のリハビリテーションの進行状況(座位・立位・歩行練習の開始日、病棟内歩行自立日数)を比較しました。結果より、わが国では80歳以上のCABG後患者は、80歳未満の患者と比べて歩行自立にいたる日数がやや遅れるものの、手術後早期から立位や歩行を開始することができており、80歳未満の患者と同等に早期離床・歩行自立が獲得できました。本研究により、80歳以上の超高齢CABG後患者であっても術後の理学療法に対して臆する事なく、リハビリテーションを進められるという根拠になり得ると考えます。

 

za2

 

滋賀医科大学医学部附属病院 リハビリテーション部

理学療法士 飛田良(理学療法学科4期生)

【所属カテゴリ】理学療法学科畿央の学びと研究

ブログトップへ