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畿桜会(卒業生)NEWS
2013.04.10
第11回KSM(卒業生の理学療法勉強会)を開催しました!
畿央大学理学療法学科四期生の及川です。 3/31に第11回KSM(kio study meeting)を開催しました。 KSMが発足してからもうすぐ一年が経過しようとしています。 同じ理学療法学科で学んだ仲間達と現在もこうして臨床に対する意見交換が出来ることに幸せを感じています。 時間が経つのは早いもので、今年度からは私達も臨床4年目のセラピストとなりました。KSMはこれまで積み上げてきたものを大切にしながら、貪欲に自己研鑽に励んで参りたいと考えています。 今回は新しい取り組みとして、他大学の卒業生が中心となって行われている勉強会と合同勉強会を行いました。 私が働いている病院の先輩である中本氏に声をかけて頂き、今回の合同勉強会が実現しました。 まず、双方の勉強会のメンバーで、臨床で感じている疑問点を出し合い、その中で最も多かった「筋緊張の評価・抑制」についてディスカッションを行いました。 ディスカッションを行う前に、私と中本氏が筋緊張の基礎とその抑制メカニズムについて、末梢組織、脊髄、脳幹、大脳皮質レベルに分けて発表しました。 質問や疑問があれば、発表中でも気軽に発言が出来るスタイルで行い、理解を深めやすい環境づくりを心掛けました。 発表後にディスカッションを行いました。最初は初めて顔を合わせた者同士、緊張で思うようなディスカッションが出来ませんでした。しかし、臨床の話をする内に次第に打ち解け、議論はヒートアップしていきました。その中で、自分が担当した患者様を何とかしたいという熱い気持ちが伝わってきました。 今回の合同勉強会では、そんな熱い気持ちをもったセラピストに出会うことが出来ました。 今回ご一緒させて頂いた勉強会は発足から既に2年が経過しているそうです。勉強会を立ち上げる団体は多くても、それを継続して開催出来ている団体は少ないと聞きます。長く続けることは本当に大変なことであり、私たちも見習わなければなりません。 今年度も全力で活動していきたいと思いますので、今後ともKSMをよろしくお願いします。 最後になりましたが、いつも快く大学の施設を使用させてくださる理学療法学科長の庄本先生、並びに大学事務員の方々に心から感謝をお伝えしたいと思います。 来月の開催は4月21日です! 【過去の勉強会の様子】 ▼第1回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-502.html ▼第2回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2ksm.html ▼第3回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/3ksm.html ▼第4回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/4ksm.html ▼第5回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/4ksm-1.html ▼第6回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/10/6ksm.html ▼第7回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/11/7ksm.html ▼第8回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/12/8ksm.html ▼第9回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2013/02/ksm.html ▼第10回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2013/03/post-636.html
2013.03.31
現代教育学科卒業生が「公立幼・保対策ゼミ同窓会」を開催!
公立幼稚園教諭・保育士になった教育学部の卒業生が、学年を超えて集合! 2013年3月23日(土)、今年度の公立幼稚園・保育園採用試験をくぐり抜けた現代教育学科4期生(2013年3月卒)と私たちの先輩である1~3期生による「公立幼・保対策ゼミ同窓会」が大阪市内で行われました。 仕事がお忙しい中でたくさんの卒業生に参加していただいた結果、20名近い人数となり、この日のためにわざわざ遠方から駆けつけて下さった人もいらっしゃいました。先輩方は働き始めるとなかなか会えない同期の友人達との久々の再会ということもあり、日々の仕事の疲れもこの時間の間は忘れ、さまざまな会話や写真撮影を楽しんでおられました。中には時間を忘れて保育について熱く語っていた先輩もおられ、私たち新卒業生は少しでも多くの情報や考え方を学ぼうと真剣に耳を傾けていました。他にも4月から社会人となり働くうえで気になっていたことや質問も先輩方からたくさん教えていただき、本当に充実した時間となりました。 またこの同窓会には、卒業生だけでなく在学中や卒業後もお世話になっている先生にも参加していただいているため、苦しかった採用試験勉強中に生まれたネタや、思い出話もたくさん出てきて、あっという間に楽しかった時間が過ぎ去ったように感じました。 今回の同窓会は去年に続いて2回目の開催で、先輩との関係作りや同期との近況報告が行えるこのような素晴らしい機会をこれからも大切にしていきたいと、強く感じました。 今年の採用試験を受ける学生の皆さんも、今はしんどいことがたくさんあると思いますが、その先にはそんな辛かった日々を超える楽しさやわくわくが待っています。来年の第3回の同窓会で皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!がんばってください! 現代教育学科 卒業生 岩本 翔太
2013.03.25
客室研究員の論文が「Body in Mind」に掲載されました!
畿央大学健康科学研究所客員研究員で大学院健康科学研究科の客員講師である信迫悟志氏の研究成果が「Body in Mind」 (http://www.bodyinmind.org/)の記事に掲載されました! このサイトは、痛みの臨床研究で世界的に有名なLorimer Moseley教授が、臨床家や基礎研究者と共に、身体・脳・心について関係のある研究を取り上げ、活発な議論を展開しています。痛みに関する研究が中心に取り上げられますが、他分野の興味深い研究が取り上げられたり、実際の論文では明記されていない内容の議論までされているので非常に参考になります。今回、そのサイトに本学の客員研究員の信迫氏の研究である「慢性頸部痛に対する視線方向認知課題の効果」が「Is GDR effective in the treatment of chronic neck pain?」というタイトルで掲載されました! 記事では、信迫氏が独自に考案した「他者の後方観察による視線方向認知課題」の着想に至るまでの経過や、実際に信迫氏が今までに行った脳イメージング研究と臨床研究の成果が書かれています。 信迫氏の研究成果としては2012年に国際雑誌に掲載されたものですが、その7年前である2005年から『頸部痛に対するより良いリハビリテーションはないだろうか?』という自問をしていたこともこの記事から知ることができます。2005年当時は、運動イメージによる痛みの改善や、ヒトのミラーニューロンシステムに注目が集まった時期です。信迫氏は当時の最新の臨床研究や神経科学の知見に加えて、頸部の「目標物を視覚で捉えるための協調運動」という機能に着目し、「視線方向認知課題」を考案しました。このような記事を読むと、頸部痛に対するリハビリテーションへの想い、その当時の学術的背景と歴史、自身が考案した介入を地道に科学的方法で効果検証していく姿が想像でき、感慨深い気持ちになりました。注目をされるまで努力を怠らず、粛々と臨床と研究を継続することの意味性を考えさせられました。 「Body in Mind」は、痛みの研究をしている者にとっては非常に有用な情報源であり、世界的に知られているサイトです。今回の信迫氏の記事が掲載されたことは、このような視点の痛みのリハビリテーションが世界的に認められてきているということでもあります。今後、さらなる成果を皆で協力して残して、痛みのリハビリテーションをより良いものしていくという皆の想いを強くさせてくれました。 畿央大学大学院健康科学研究科博士後期課程 大住 倫弘 【今回の記事に関する信迫氏の論文】 1. 信迫悟志, 他: 後方観察における視線方向認知の脳内機構―機能的近赤外分光法を用いた検討―. 理学療法科学 25(3); 419-425, 2010. 2. 信迫悟志, 他: 視線方向認知課題が頸部関節可動域と痛みに与える効果. 理学療法学 38(2); 65-73, 2011. 3. Nobusako S, et al.: Effectiveness of the gaze direction recognition task for chronic neck pain and cervical range of motion: a randomized controlled pilot study. Rehabil Res Pract. 2012;570387. 4. Nobusako S, et al.: Gaze Direction Recognition Task for the Rehabilitation of Chronic Neck Pain. J Nov Physiother. 2012; S1-006. これら論文のうち,1が修士論文,3は博士論文
2013.03.08
開学10周年事業:大卒業展及びシンポジウムを開催しました。
~人間環境デザイン学科2012年度卒業研究・作品展~ 2013年3月2日(土)および3日(日)、人間環境デザイン学科2012年度卒業生(7期生)の4年間の集大成である「卒業研究・作品展」が行われました。今年度は畿央大学開学10周年事業のプレイベントの位置づけとして、「大卒業展」と銘打って開催。また、初日の午後には1期生から6期生までの卒業研究で優秀賞を受賞した卒業生を招き、自分自身の経験と今の現状を語っていただくシンポジウムを開催しました。 会場は奈良文化会館、近鉄奈良駅からすぐです! ▼看板の字は、4回生(2012年度卒業生)高橋さんに書いていただきました! ▼例年以上の人出でした!! ▼今年度、みごと学長(最優秀)賞を受賞した中井千織さんのモバイル茶室では、ご本人が着物を着て実演をしていました!! ▼作品に試乗?する子どもさんも。(写真左) また、昨年度までの最優秀・優秀作品もパネル化して展示されていました。(写真右) シンポジウムでは、「卒業研究で考えたこと、そして今」をテーマに、卒業研究の研究・もしくは制作のときに考えたこと、思い出を語ってもらい、そして今の卒業生たちの近況を一人ひとり伝えてもらいました。 ▼卒業生の話を聞くことはめったにない機会で、皆さん興味深そうに聞いています。 卒業生全員の話が終わった後、似たような作品の制作に取り組んだ在校生から質問や感想が出ました。 今年度優秀賞を取った守行くんは、同じく古民家再生を行った1期生俊田くんに質問を。 蚕から育てて着物を製作した野神さんは、5期生学長賞の鈴木君に質問。 などなど、在校生と卒業生とのやりとりという滅多に見る機会のない光景が見られました。 最後には卒業生と教員とで記念撮影をしました。 遠くから忙しいところを来ていただいた卒業生の皆さん、ありがとうございました!! 【関連ブログ】 ▼人間環境デザイン学科大卒業展、ポスター・DM(ハガキ)デザイン決定!! https://www.kio.ac.jp/information/2012/12/dm.html ▼卒業作品展の会場を下見に行ってきました!!人間環境デザイン学科 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/post-555.html
2013.03.07
第10回KSM(卒業生の理学療法勉強会)を開催しました!
畿央大学理学療法学科4期生の南です。2/24のKSM(Kio Study Meeting)の開催で記念すべき第10回目を迎えることができました。これからもメンバーの熱い気持ちがある限り20回、30回と継続し続けられると確信しておりますので、今後ともKSMをどうぞよろしくお願い申し上げます。 KSMとは4期生が中心になって行っている「理学療法勉強会」です。普段様々な現場で理学療法士として働いているメンバーが月に一度集まり、講義・ディスカッションをしています。内容としては、各々の得意分野の講義~苦手分野に対してアドバイスを求めること、また経験症例の検討など多岐にわたっています。 今回の講義内容は…① 森岡くん(4期生):症例検討~反復性肩関節脱臼患者の保存療法~ラグビー選手のタックルにおける反復性脱臼について、タックルの準備動作である構え姿勢やポジションによる競技特性から症例の問題点、トレーニング方法や今回の課題についてディスカッションしました。② 上田くん(5期生):フィジカルアセスメント 理学療法士は医療現場において、フィジカルアセスメントが不足しているきらいがあります。そこから理学療法士としてスクリーニングする必要のある身体所見について、訪問リハビリを行っている立場から講義・実技をしてくれました。③ 佐藤くん(4期生):脳卒中患者への電気刺激治療について電気治療について、ラットの研究から脳卒中患者に対する研究におけるevidenceデータの文献紹介をしてくれました。また、彼の勤務先で現在行っている電気治療の臨床研究についても紹介してくれました。 今回もスポーツ選手の症例検討、内科的なリスク管理の実技、物理療法のEBMなどの幅広いテーマについて、各々の勤務現場で培った知識や臨床思考をもとに活気あるディスカッションができ、各自が得たものを明日から実践できるような有意義な時間を過ごすことができました。次回は以前より企画していた別の学校出身グループとのコラボ勉強会を実施する予定です。 【過去の勉強会の様子】▼第1回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-502.html▼第2回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2ksm.html▼第3回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/3ksm.html▼第4回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/4ksm.html▼第5回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/4ksm-1.html▼第6回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/10/6ksm.html▼第7回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/11/7ksm.html▼第8回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/12/8ksm.html▼第9回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2013/02/ksm.html
2013.02.27
第3回 養護教諭の勉強会を行いました。
畿央大学教育学部卒業生(1期生)の廣田有加です。 平成25年2月16日(土)に、現役の養護教諭をメイン対象に「第3回養護教諭の勉強会」を行いました。 この勉強会は、平成23年11月に第1回目を実施し、教育、心理、医療など幅広い分野に携わる養護教諭として、卒業後も常に最新の知識を習得すること、様々な地域・校種の養護教諭の情報交換の場となることを目的として開催してきました。 今回の勉強会では大和高田市の山根整形外科医院長である山根先生より「救急処置」の講義、畿央大学教育学部教授の岡本先生より「養護教諭のコーディネーション」の講義と演習をしていただきました。 「救急処置」では、外傷の基本から、分かりやすく、笑いも交えながら、講義をしていただき、様々な症例写真より今後同じような事象が起こったときどのように動くか、学ぶことができました。 「養護教諭のコーディネーション」では、コーディネーションの定義、また実際にどんなところでコーディネーションが行われているか、これからどのような視点でコーディネーションしていくかを講義していただきました。学校内外を問わず組織で連携することが求められる中、養護教諭としてどのようにコーディネートしていくかを学ぶことが出来ました。 また、学生時代に授業を受けていた岡本先生の講義を久しぶりに聴けてとっても嬉しかったです。 勉強会の後は五位堂駅近くのおしゃれカフェbrarivaにて懇親会を開催しました!! 男性の参加者はひとりだけ。ほとんど女子会状態で、あんなことやこんなこと、話しもかなり盛り上がりました。 卒業後もみんなと勉強できて意欲が高まり、また同じ職種の人たちと現場での楽しいエピソードから悩みまで色々と話し合えたことで、仲間がいることを再確認できました。みんな仕事柄でしょうか・・・とても聴き上手、しゃべり上手です(笑) これからは、グループワークや討議など、形式ももっと工夫しながらみんなで勉強し高め合っていきたいと思います。畿央大学の卒業生以外の参加も可能としていますので、また新たな出会いがあることも楽しみにしにしています。
2013.02.16
リカレント教育「理学療法特別講演会」を行いました。
乳幼児から高齢者までを対象に、地域に根差したリハビリテーション活動の実践! 2013(平成25)年2月9日(土)14時から16時までの2時間、畿央大学KB04講義室において大阪府大東市保健医療部/理学療法士の逢坂伸子先生を講師にお招きして、『第6回理学療法特別講演会』を実施しました。この講演会は畿桜会(畿央大学同窓会:会長唄大輔)が卒業生のためのリカレント教育の一つとして毎年開催しているもので、この日も多くの卒業生が聴講しました。 逢坂先生は行政機関に勤める理学療法士として地域保健事業に携わっておられ、大阪府大東市では1960年代から理学療法士が地域リハビリテーションに関わりはじめ、以降半世紀にわたって乳幼児から高齢者までを対象に地域に根差したリハビリテーション活動を実践しています。行政で働く常勤セラピストの市町村配置率はまだまだ低く、高齢化率が高くなりつつあるなか業務が広範囲にわたっているのが現状です。めざすリハビリテーションとは何か、機能マヒの回復だけでなく、全人間的復権をはかる=やりたいことがやれるようあらゆる面でサポートしていくのが地域リハビリテーションではないか、と熱く語っていただきました。 また、講演会後の質疑応答では新卒理学療法士がいきなり訪問リハ部門に配属されたときの困惑や患者さんへの接し方、あるいは地域包括ケアシステムと大学との関わりなどについての質問にお答えいただきました。 ★第6回理学療法学科同窓会(懇親会) 特別講演会の後は、駅前の居酒屋(風神 五位堂駅前店)に会場を移して、毎年恒例の懇親会を行いました。今回は、卒業生と先生方合わせて13名で懇親会を行いました。 少ない人数だからこその、アットホームな懇親会!先生方、先輩、後輩の枠を超えて、あんな事やこんな事、総合して楽しい楽しいトークが盛沢山でした!なので、あっという間の2時間半でした! もちろん真面目な話も含まれています。現場での悩み事、人生の悩み事、一人の大人として、人として、そして理学療法士としてこれからの自分について真剣に話合いました。来年度行われる、10周年の特別事業でも、そのような内容についてシンポジウムが行われる予定です。ぜひ参加してください! 卒業生の皆さん!社会に出て、なかなか先生方や卒業生との交流の機会が減っていると思います。1年に1度の同窓会を利用して、近況報告や、日頃の悩みを話しあいませんか?畿央大学卒業生だからこその、楽しい場にぜひ来てくださいね!
2013.02.04
第9回KSM(卒業生の理学療法勉強会)を開催しました!
畿央大学理学療法学科、4期生の佐藤達也です。 1月27日(日)に第9回KSM(Kio Study Meeting)を開催しました。 KSMとは4期生が中心になって行っている「理学療法勉強会」です。普段様々な現場で理学療法士として働いているメンバーが月に一度集まり、講義・ディスカッションをしています。様々なテーマの勉強ができ、毎回大変刺激になっています。今回は畿央大学が入試のため、9名で中田家での開催となりました。 今回は、熊本君が「失行症について」、桜井君が「肩関節の機能解剖」、中谷さんが「急性期呼吸理学療法において、セラピストとして知っておくべきこと」について講義し、ディスカッションを実施しました。 失行症については基本的な知識から運動イメージとの関連について触れ、各自注意していること、どの様に評価、介入を行っているか話し合いました。失行症状を実際にみることが少ない者もおり、様々な観点を共有できました。 肩関節の機能解剖に関しては肩複合体の知識全般の整理と、類似する靱帯の特性の違い、後関節包を中心とした制限因子の評価、介入方法などについてディスカッションしました。桜井君は臨床で多くの肩関節疾患患者様を担当しており、その多様な評価・アプローチ方法は大変参考になりました。 呼吸理学療法については肺の状態把握について、酸素化、ガス交換の病態理解を、症例を基に皆で検討し、リスク管理の重要性を再認識しました。理学療法士として何ができるのか、何が分かっていないのか、様々なデータから知識を整理し、共有することができました。 メンバーの多くは今春から、理学療法士4年目へと突入します。3年間の各自のフィールドから生まれた疑問、得意分野をこのような場で共有し、自分たちの担当患者様へ還元していけるよう努力することは、とても有意義なことであると感じています。悪い意味で、慣れや、その病院の固定観念にとらわれがちな時期でもあると感じます。皆と勉強をし、新たな発見をする度、己の未熟さを認識し、身が引き締まる思いです。 3月には他の勉強会グループと共同し、脳卒中リハビリテーションに関して、テーマをいくつか決め、ディスカッションを企画しています。メンバーの役割も決まり、一歩一歩、発展を感じることができる会となりつつあります。このようなメンバーに出逢うことができた大学生活に感謝し、今後も皆で理学療法の発展に努めていきます! 【過去の勉強会の様子】 ▼第1回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-502.html ▼第2回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2ksm.html ▼第3回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/3ksm.html ▼第4回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/4ksm.html ▼第5回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/4ksm-1.html ▼第6回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/10/6ksm.html ▼第7回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/11/7ksm.html ▼第8回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/12/8ksm.html
2013.01.08
教職クラブODEN同窓会を開催しました!
今年で3年目となったODEN同窓会です。 ODEN同窓会は、社会人と学生との交流を目的とした同窓会です。学生時代は、教職クラブODENという場で同じ志をもった仲間と夢に向かって切磋琢磨してきました。その中でかけがえのない仲間と出会いました。私自身卒業して2年、今でも私たちのいた頃と変わらず、後輩たちがODENという場で仲間と高め合っていると聞きます。 同窓会では、顔や名前も知らない後輩もいました。しかしそんな後輩と交流する中で、私たち社会人にとっては、学生のころの熱い気持ちを思い出し、学生にとっても実際の現場の話を聞ける良い機会になりました。 また、後輩だけではなく、同輩や先輩、先生方と出会えるのも同窓会の良いところです。学生のときは毎日会うのが当たり前だった同輩や先輩、先生方ですが、社会に出てからはなかなか時間が合わず会えない日々でした。しかし、ODEN同窓会があることで、再会の場になり近況を報告し合ったり、悩みを打ち明けたりすることができました。 卒業してからでもこのように学び続けられる場、帰りたいと思える場があることは幸せなことだと思いました。 教育学部2期生 高橋苗貴
2012.12.21
第8回KSM(卒業生の理学療法勉強会)を開催しました!
畿央大学理学療法学科4期生の熊本です。 12/16に第8回KSM(Kio Study Meeting)を開催しました。 KSMとは4期生が中心になって行っている「理学療法勉強会」です。普段様々な現場で理学療法士として働いているメンバーが月に一度集まり、講義・ディスカッションをしています。僕は岡山県の回復期リハビリテーション病院に勤務しており、月に一度このKSMに参加させてもらっていますが、いつもとても良い刺激をもらっています。 今回は急な勤務変更などにより、5人での開催となりました。 初めに今後のKSMを進めていくに当たって、個人の役割分担を話し合いました。今までは代表の中田君主体で進んでいた運営も、日程調整係、発表者管理係、会場係など各個人が担当を持つこととなり、それぞれがより主体的に取り組んで行く形へと変化していこうとしています。 さて、今回の講義内容としては、上田君が「呼吸筋に対するストレッチ(thixotropy stretch)」という内容で、呼吸困難感の改善を目的とした講義をしてくれました。彼は現在デイサービスで理学療法業務をしているということで、集団で行う治療体操という視点から話してくれました。その中でマンツーマンのリハビリテーションとは異なる利用者さんとの関わり方や、治療効果にまつわる話などのディスカッションが出来ました。少人数ということでより近い距離で、より密度のある話し合いになったと思います。 後半は実技中心の内容となりました。メンバーの中に腰痛がある人がいたため、それを対象に様々な視点から動作観察、関節個別の評価などを行いました。病態解釈を話し合うことも出来、とても有意義な時間となりました。 今後は他のグループとコラボした勉強会の企画提案も出ています。別の学校出身の方々とディスカッションが出来るということで、より実りのあるものにしていければと思います。来春に一年を迎えるKSMですが、徐々に基礎が固まりまた新たなステップに進みつつあるように感じられました。 【過去の勉強会の様子】 ▼第1回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-502.html ▼第2回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2ksm.html ▼第3回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/3ksm.html ▼第4回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/4ksm.html ▼第5回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/4ksm-1.html ▼第6回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/10/6ksm.html ▼第7回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/11/7ksm.html
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