2017.12.15

「母性看護学援助論Ⅰ」教員による授業レポート~看護医療学科

『母性看護学援助論Ⅰ』で「妊産褥婦(じょくふ)に対する指導技術演習」を行いました。   看護医療学科3回生の母性看護学実習では、看護師の大きな役割の一つである妊産褥婦への各種指導を行います。しかし、各実習施設の実施状況や日程によっては、学生が実際に経験できる指導項目は限られてくるのが現状です。 そのため、今年度は2回生後期配当の「母性看護学援助論Ⅰ」で、学生自身が妊産褥婦への指導を行う体験をするという新たな取り組みを行いました。   12月14日(木)1・2時限目 学生が指導する看護師と聴講する妊産婦役になって、妊娠初期から後期のⅠ~Ⅳに分けて「母親学級」を開催しました。   母親学級Ⅰ:妊娠初期の妊婦さん向け まずは、同じ時期に同じ施設で出産するお母さんの交流のために、それぞれの自己紹介をしてもらいます。     続いて、妊娠初期の異常をわかりやすく説明していきます。       母親学級Ⅱ:妊娠初期から中期の妊婦さん向け この時期には、妊娠中の食事や運動などを指導します。     やはり、妊娠中には、たばこやお酒をやめることが大切です。   母親学級Ⅲ:妊娠中期から後期の妊婦さん向け 男子学生も妊婦さんの気持ちになって必死に指導します。     妊婦体操を実際に指導しています!       母親学級Ⅳ:妊娠後期の妊婦さん向け いよいよ、お産の経過について、しっかりと説明します。     産痛に苦しむ産婦さんへのマッサージを実演しています。     学生たちはこの指導をするために、妊産褥婦と新生児の正常な経過を再学習し、知識を深めるとともに人に分かりやすく伝える指導案を考えたことで、さらなる学習の必要性に気づき、知識をさらに広く深く掘り下げて学習してくれました。人を指導するという行為はみんな初めてでしたので「照れ」はありましたが、指導するという体験を通して看護師の仕事や役割を再認識してくれたように思います。 皆さん、お疲れさまでした。後半グループの1月の発表が待ち遠しいです。   看護医療学科 母性看護学領域 講師 藤澤弘枝   【関連記事】 看護医療学科「母性看護学援助論Ⅱ」レポート、第2弾! 看護医療学科「母性看護学援助論Ⅱ」レポート! 看護医療学科『母性看護学援助論Ⅰ』~教員による授業レポート 

2017.12.14

同窓会レポート~「チーム橿原市で働く理学療法士」同窓会!

平成29年11月30日(木)に近鉄大和八木駅近くにあるcafé&barを貸し切り、奈良県橿原市で働く畿央生の理学療法士で親睦会兼忘年会を開催しました。 急性期病院、回復期病院に勤務している理学療法士だけではなく、通所介護施設や介護老人保健施設で働く理学療法士が20名集まりました(うち畿央大学の卒業生は10名が参加)。また、リハビリテーション専門医の先生にも2名お越しいただき、これからのリハビリテーションを盛り上げるべく、楽しい会になりました。     オープニングとして弾き語りとダンスのコラボで始まり、ビュッフェ形式の食事とお酒を交わしつつ、各施設や個人の研究発表やディスカッションをしました。 2010年度卒の田口先生「当院でのブレースカンファレンスと装具療法に対しての提案」の発表後、畿央1期生~11期生のディスカッションはリハビリテーション専門医も出席して頂いていたこともあり、時間が足りないほどに盛り上がりました。また即興歌サプライズでは全員で合唱し賑やかな場面もありました。     他施設、様々な分野の先生、畿央生の先輩後輩と、患者様についての相談や情報交換、プライベートの話などで深く交流でき有意義な親睦会兼忘年会であったと実感しています。今後も畿央大学が位置する広陵町の近くの橿原市に勤務する畿央生が奈良県の中心としていろいろと交流し、発信していきたいと思います。 2017年、お疲れ様でした。皆さん、良いお年を♪   理学療法学科10期生 青木美紗子   ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。

2017.12.14

ボランティアレポート~気仙沼市への復興支援バスツアーに現代教育学科4名が参加!

平成29年11月10日(金)~13日(日)にかけて、私たち現代教育学科の学生4名が奈良県社会福祉協議会主催の復興支援ボランティアバスツアーに参加し、宮城県気仙沼市へ行ってきました。このツアーは、各地で災害が相次ぐ中、被災地における住民の暮らしや想いに寄り添い、復興にむけた取り組みを学ぶとともに、災害に強い地域づくりをめざした活動に活かすために、奈良県福祉協議会が主催しているものです。   【1日目 震災総合学習】 1日目は現地の震災復興語り部ガイドさんとともに、内湾、階上地区、リアス・アーク美術館をめぐりました。   特に印象に残ったのは、向洋高校跡地です。当時の生徒170名と教員50名は全員無事だったそうです。校舎は4階まで窓ガラスが割れていて、2階に車が乗りあげていました。屋上付近まで津波が押し寄せ、屋上に避難された先生方は死を覚悟されたという話、内陸に避難する途中、恐怖で腰が抜け歩けなくなった生徒さんもいたという話を聞き、想像を絶するような恐怖が、この場所で起こっていたことを知りました。この向洋高校跡地は津波の脅威を伝承するため、校舎全体を震災遺構として保存されることが決まっているそうです。     リアス・アーク美術館には、実際に津波でボロボロになった物資や写真が展示されていました。車や鉄の柱が曲がっていて、津波の脅威をひしひしと感じました。また1つ1つのものに、現地の方がかかれた言葉やエピソードが添えられていて、悲しさ、辛さ、虚しさ、やるせない気持ちがとても伝わってきました。普段何気なく使っているものにもそれぞれの思い出があって、それが大切な人との最後の思い出になっているものも沢山ありました。今感じたこの気持ちを忘れてはいけないと思いました。   【2日目 復興ボランティア活動】 2日目は仮設住宅(反松公園住宅)での草刈りや窓ふきなどの清掃活動、海岸の清掃活動を行いました。反松公園住宅では、8割ほどの方々は災害公営住宅や新たに再建した自宅へと移られましたが、まだ2割の方々が仮設住宅で生活をしておられました。 清掃活動後には、集会所に地域の方が集まってくださり、お茶会という形で交流会をしました。私たち4人はレクリエーション活動をさせていただき、皆さんの楽しそうな笑顔を見ることができ、嬉しく思いました。   仮設住宅に住まわれている方々は、まるで親戚のように仲良くお話されていましたが、お話を伺うと、仮設住宅に来るまで全くつながりはなかったそうです。一緒に支え合ってきた縁だとおっしゃっていて、人の温もりや生きる力を感じました。また、気仙沼には年配の人が多く、若者は賃金や便利のいい仙台などに出て行ってしまうという現状もありました。 まだ復興していない地域も沢山あり、震災から7年たった今でも仮設住宅で生活をしている方々がいらっしゃいます。家族や大切な人を亡くしたり、思い出のつまった家や物を流され、たくさんのものを失い、深い傷を抱えた方々もいらっしゃいます。 実際に被災地に足を運んだことで、テレビや新聞では報道されていない被災地の現状や、被災者の想い、復興への歩みを知りました。被災地のために、災害に備えるために、自分たちには何ができるのか、今回の経験を通してもう一度考えていきたいです。     現代教育学科3回生 伊藤慧 大原麻由   【関連記事】 学生広報スタッフblog vol.232~熊本のための募金活動 in 畿央祭2017! 平群町社会福祉協議会ボランティアスクールで講演!~災害復興ボランティア部HOPEFUL 気仙沼でのボランティアレポートvol.1~5

2017.12.13

「サイエンスリンクin大阪」に参加!~畿央大学サイエンスコミュニケーションサークル

こんにちは!KSCC(畿央サイエンスコミュニケーションサークル)の現代教育学科3回生松岡紗夜です。私たちKSCCは、12月10日(日)に大阪市立科学館で開催されたサイエンスリンクin大阪に参加しました。   サイエンスリンクは、子ども向け科学実験を通して科学をひろく伝える活動をしているサークルなどを集めた学生による合同の体験型科学イベントです。(HPより)   今回、私たちは、子どもたちに科学に触れて楽しんでもらえるよう、①と②の企画をしました。   ①「ペットボトルマジック~実験で、ペットボトルマジックのたねあかしに挑戦~」   学校教員を目指す私たちは、科学を教えることよりも、子どもに科学することに対する意欲を持ってもらうことを重視しています。そこで、マジックショーで科学の不思議を解決したいという気持ちを引き出した後、実験を通してマジックのたねを解明してもらいました。このペットボトルマジックについては、前回の科ボ研のブログにも掲載しています!   ②「レゴロボットを動かそう~プログラミングで、コース走行や算数の問題に挑戦~」   まずはパソコンを使ってプログラムを作った後、ロボットにプログラムを読み取らせ、コースを走行させます!     うまくコースを走らなかった場合には、どのプログラムを直せばいいか、どんなプログラムに直せばいいかを考え、プログラムを修正します。そしてコースを走らせる…といったことを繰り返す中で、自然と子どもたちは試行錯誤し、課題をクリアしていきます!その中で、プログラミング的思考を身に付けることを私たちは期待しています。   来場者は延べ500人、様々な年齢の子どもたちが遊びに来てくれました!年齢に応じて、難易度(取り組むプログラミングや課題、提供するヒントの種類など)を変えることも、私たち、教員を目指す学生には勉強になります。たくさんの子どもたちの笑顔を見ることができて、とても楽しい時間を過ごすことができました。   また、サイエンスリンクを通して他大学や他団体の方々と交流させていただき、皆さんの取り組みから学んだことが多くありました。それらをKSCCにも取り入れて、もっともっと子どもたちと楽しく科学していきたいです!   KSCCは、科学に興味がある人だけでなく、子どもが好きな人なら誰でも活躍できます。また、科学の苦手な人こそ、科学の不思議さに触れ、わかった瞬間がとても楽しいです!随時、メンバーを募集しているので、気軽に理科室を訪れてきてください!(Twitterで活動報告をしています!)   現代教育学科3回生 松岡紗夜 【関連記事】 科学教育ボランティア研究大会に参加!~畿央大学サイエンスコミュニケーションサークル バンビシャス奈良の公式キャラクター「シカッチェ」と科学実験!~畿央サイエンスコミュニケーションサークル 小学校での学習支援ボランティア&天体観測レポート!~畿央大学サイエンスコミュニケーションサークル ホタル&天体観測会を開催!~畿央大学サイエンスコミュニケーションサークル サイエンスコミュニケーションサークルが橿原市「サイエンスフェスティバル」に出展参加!

2017.12.12

畿友会(学生自治会)だよりvol.49~「クリスマス会」開催レポート!

こんにちは。畿友会です。平成29年12月8日(金)に畿友会主催のクリスマス会を開催しました! 今回は、すごけん。、ばんびっ子、ADVANCE#、TINKERSの皆さんにクリスマス会を盛り上げていただきました。   ▼すごけん。の弾き語り   ▼ばんびっ子のアイドルコピーダンス   ▼ADVANCE#のアカペラ   ▼すごけん。とADVANCE#のコラボ   ▼TINKERSのチアダンス   今回もおいしいオートブルを用意しました。会場にいる皆さんと楽しくいただきました。     最後には恒例のビンゴ大会を開催!!豪華景品から少し面白い景品がたくさん用意されていました。今年の畿友会一押し景品はチェキでした!!!     ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!来年もお楽しみに!!     クリスマス会でも使ったツリーがエントランスホールに飾られています。ぜひクリスマスを味わってください!!       畿友会広報部署長 健康栄養学科3回生 岡本愛海

2017.12.11

100食限定!ヘルスチーム菜良×学食コラボ第3弾「クリスマスランチ」12/19(火)・20(水)に発売!

畿央カフェカトレアにてヘルスチーム菜良*と学食のコラボメニューを販売します。12月上旬に販売された第2弾「旬の野菜をたくさん摂ろう!」に続き、今回は第3弾となります。 ヘルスチーム菜良*では、学食と連携してコラボメニューを販売する活動を行っており、今年度も4回のコラボメニューを企画しています!   *ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓豪活動、レシピ開発に取り組んでいます。   『ボリューム満点!クリスマスランチ』 ワンコイン(500円)で、大豆をふんだんに使った料理が食べられます。 12/19(火)・20(水)@学食(畿央カフェ カトレア)   いつもと一味違う大豆料理を食べてみませんか?     先日、第三弾を担当するグループで、最終の打合せを行いました。食堂の調理担当者の方が私たちの考えた案にできる限り近づくように検討してくださり販売がより楽しみになりました!     今回は、「大豆」をテーマとしたクリスマスメニューです! ソースに入れる大豆の大きさや、シチューの豆乳の分量などを決めるために試作を重ねてきました。     食後にはアンケートにご協力をお願いします。各日100食限定です! ぜひお待ちしています。   健康栄養学科2回生 山田さくら   【関連記事】 100食限定!ヘルスチーム菜良×学食コラボ第2弾「旬の野菜をたくさん摂ろう!」12/6(水)・7(木)に発売! 100食限定!ヘルスチーム菜良×学食コラボ第1弾「秋のヘルシーランチ」を11/29(水)・30日(木)に発売! ヘルスチーム菜良の取り組みを読む

2017.12.08

2017年度「マミポコ親子ひろば」後期第2回活動報告!

近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。 今回は、11月の活動を報告します。   11/14(火) ◯自由遊び ◯絵本「ちょんちょんちょん」 ◯ふれあい遊び「きゅうりができた」     今回は6組の親子が参加してくださいました。 自由遊びではお母さんから離れ、ひとりでも滑り台やブランコで活発に遊ぶ姿や、ままごとセットや木製レールなどで楽しく遊んでいました。手遊び「はじまるよ」では、親子で一緒に手を動かして楽しんでいる姿を見ることができました。その後、絵本「ちょんちょんちょん」を読むと、絵本好きの子どもさんが前に来て夢中で見てくれました。その後、親子ふれあい遊び「きゅうりができた」を行いました。親子の温かく微笑ましいふれあいの様子を見ることができて、とても嬉しかったです。 親子広場は子ども達が楽しく活動できる場であると同時に、保護者同士の関係も深めていただける場でもあります。これからも親子で楽しめる場になるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。   11/28(火) ◯自由遊び ◯絵本「やさいさん」 ◯ふれあい遊び「きゅうりができた」、「ばすごっこ」     8組の親子が参加してくださり、とてもにぎやかな雰囲気でした。 子どもたち同士の関わりも、少しずつ増えてきているように思います。他の子と比べ少しお姉ちゃんの子が、小さい子におもちゃを貸す姿が見られるなど、とても微笑ましい姿もありました。また、この間まではおすわりをしていた子どもが一人歩きをするようになっていたり、身体面や精神面での発達に私たち学生もとても驚かされました。ふれあい遊びでは、「ばすごっこ」をしました。お母さんの膝の上にのせてもらい、子どもたちがみんな嬉しそうにしている様子から、親子で一緒に遊びを楽しんでいただけたように思います。   次回の活動は、12月12日(火)にクリスマス製作をします。親子で製作やふれあいを楽しんでいただけるような空間をつくっていきたいと思いますのでお待ちしております! 現代教育学科3回生 笹井綾子   【参考記事】 2017年度「マミポコ親子ひろば」後期第1回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第6回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第5回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第4回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第3回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第2回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」初回の活動報告!

2017.12.08

第76回日本公衆衛生学会でKAGUYAプロジェクト研究成果を発表!~看護医療学科教員

平成29年10月29日~11月1日、鹿児島県文化ホール(宝山ホール)他にて、第76回日本公衆衛生学会総会が開かれました。   会場となった宝山ホールのすぐ横には西郷さんの像が、そして10分くらい歩くと桜島が見えるというシチュエーションでの学会でした。     KAGUYAプロジェクト※では、2016年3月に行った高齢者ベースライン調査、同年11~12月に行った壮年期(40歳~64歳)ベースライン調査の両方が揃い、分析を始めることとなりました。   ※広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクトは、地元広陵町と畿央大学が連携して地域住民の健康を支援しながら「元気のヒケツ」を探る地域密着型研究プロジェクトです。詳細はホームページをご覧ください   今回の発表タイトルは、「地域住民のソーシャル・キャピタルと主観的健康感-KAGUYAプロジェクト」というものでした。このKAGUYAプロジェクトでは、「ソーシャル・キャピタル」(地域のつながり)が重視されていますが、このソーシャル・キャピタルと健康に関する調査は、国内では主に高齢者の方々を中心に調査されてきました。KAGUYAプロジェクトでは、①「高齢群」と「壮年群」を比較することで、何が見えてくるか、②主観的健康感(本当に病気があるかどうかとは別に、健康だと思う気持ち)の要因はどのようなものか、を調べてみました。     高齢群に比べて壮年群では、新興住宅地域に多く住み、教育年数が高く独居者は少ない結果となりました。一方、高齢群は睡眠状態が良かったものの主観的健康感が低く、生活習慣病の罹患、転倒が多いことがわかりました。ソーシャル・キャピタルについては、社会参加、近所付き合いの頻度、近隣への信頼という項目については壮年群より高齢群の方が高かったのですが、互酬性の規範(本プロジェクトでは「情けは人の為ならず」)に同意しているか、また、実践しているかという項目は壮年群の方が高い結果となりました。   これらより、高齢者と壮年期住民とでは違いがよく見えてきました。現役世代は、まだまだ働きに出ていることもあり、ご近所付き合いが密になりにくい環境にあるのかもしれません。しかしながら、互酬性の規範については壮年期の方が高かったのは、ご近所付き合いはまだそこまでできていないけれども、職場を含む日常生活においては「世のため人のため」を実践しており、高齢期になって地域に戻ってきた後に、地域活動等において大いに期待が持てるのではないでしょうか。   主観的健康感については、年齢、性別、居住地域を調整しても社会経済的状況及びソーシャル・キャピタルが主観的健康感に影響する要因であることが示されました。このことから、地域のつながりは、高齢者のみならず壮年期を含めても健康に影響を及ぼすことがわかります。健康の維持増進のためにも、地域とのつながりを保つことが大切であると言えます。   このように、KAGUYAプロジェクトは、地域住民のみなさまが健康で幸せに暮らしていけるよう、これからも研究を続けていきたいと考えています。   ※この事業は、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(平成27 年度~平成31 年度)「ソーシャル・キャピタル創出とヘルスケアデータ一元化による地域包括ケアシステム研究拠点の形成」の助成を受けて実施されます。   看護医療学科 准教授 文 鐘聲   ●広陵町×畿央大学「KAGUYAプロジェクト」ホームページ KAGUYAプロジェクトに関する記事はコチラから!

2017.12.07

ダイバーシケアに関するセミナー「異文化の理解と異文化におけるコミュニケーションのあり方」を開催!

異文化・多様性を実践的に学ぶ講演とワールドカフェを開催!   平成29年11月25日(土)にダイバーシケア(Diversicare)※1に関するセミナー『異文化の理解と異文化におけるコミュニケーションのあり方』(協力 在大阪オーストラリア総領事館)を開催しました。   ※1ダイバーシケア:1989年にクイーンズランド少数民族コミュニティ協議会(The Ethnic Communities Council of Queensland Ltd [ECCQ] )のコミュニティ・サービス部門として設立され、異なる言語や文化的背景を持つ高齢者や、障害を持つ若い人々とその介護者に対し、文化の多様性に配慮した自宅サービスを提供している組織です。   第1部は、講師にオーストラリアのブリスベンからMs. Jenni Pickrell ( Operation Manger Diversicare )をお迎えし、約140名がダイバーシケアについて講演を聴きました。   ▲公演中のMs. Jenni Pickrell   講演は「Cross Cultural Awareness 」「Cross Cultural Communication 」「Multicultural Service Delivery」、「Culture and End of Life Care」と盛沢山でした。その中から2つご紹介します。 皆さんも、ある指の形が国によって意味が異なることをご存じと思います。例えば「OK」の指。その意味はアメリカでは「Okay」、日本では「お金」、フランスでは「ゼロ」、トルコやブラジルでは「身体の一部」を現わすことを講義されました。また、異文化コミュニケーションへの恐れは、初めての人と会うときに感じるものと同じだと言われました。自分が恥をかくのではないか、相手に恥をかかせるのはないだろかという気持ちです。 では、異文化コミュケーションを円滑に行えるよう心がけることは何でしょうか?まずは「包摂(ほうせつ)」。多様な見方、見識を共有することです。 次にYes-Noで尋ねるのではなく、意見を言ってもらうことです。そして自分が意見を言う時は相手にも意見を求める、常に人を尊重する態度でいることです。これらのことはコミュニケーションを図るときの原則です。異文化であってもコミュニケーションを図る相手は「ひと」、コミュニケーションの原則が活かされます。   ▲多くの方にご参加いただきました。   第2部は、異文化における価値観の違い認識するために「自分が病気になったときして欲しいこと」をテーマについてインド料理(カレー、ナン、餃子)を食べながらのワールドカフェ※2実施しました。   ※2 ワールドカフェ:カフェで行うような自由な会話を通して、活き活きとした意見の交換や、新たな発想の誕生が期待できるという考えに基づいた話し合いの手法。   5つのテーブルにわかれてカフェを実施しました。 ・アジア圏では病気のときはお粥やリンゴジュース、アメリカではチキンスープを食べることが多い ・日本では病気になると病院を受診して回復するが、ケニアではお金がないと何もしてもらえず2日後に死亡した ・フィリピンやベトナムは家で亡くなると死亡診断書は不要 ・死者を家に入れないベトナムでは終末期は自宅に戻り、自宅で亡くなる ・日本は外国人を診察することを嫌がる ・日本の医療機関には通訳がいない など、他国の考え方を知ることができました。   ▲インド料理を食べながらのワールドカフェ   ▲参加者で記念撮影。参加国はアメリカ、ケニア、フィリピン、ベトナム、アルゼンチン、インド、オーストラリア、日本でした。   たくさんのご参加ありがとうございました。   看護医療学科 講師 寺田 美和子 【関連記事】 認知症高齢者の緩和ケアをテーマに「第1回 認知症高齢者の終末期ケア研修会」を開催しました。

2017.12.07

男子・女子バスケットボール部、滋賀県で開催された「Second Stage」に出場!

2017年11月10日(金)~12日(日)に滋賀県今津市で開催された、「Second Stage」という大会に男子8名、女子13名の計21名で参加してきました。この大会には、名古屋大学や立命館大学を始めとした、男子 計18チーム、女子 計14チームが参加していました。     【男子バスケットボール部】 男子はA~Fブロックある中のBブロックでした。1試合目は名古屋大学(GFC)との試合でしたが、相手のフィジカルの強さとシュート成功率に対抗できず、負けてしまいました。2試合目は名古屋工業大学(Quintet)との試合でした。この試合は、4Qの残り時間が少なく負けている状況でキャプテンの大津留くんがスリーポイントを決め、延長戦になる好ゲームでしたが、惜しくも2点差で負け、悔しい結果になってしまいました。また、この試合で、大学からバスケを始めた1回生の岩本くんがフリースローを決め、試合での初得点を果たしました。   2日目はCトーナメントでした。1試合目は立命館大学(Bloom)、2試合目は愛知大学(FAUST)との試合でしたが。接戦の末、負けてしまいました。しかし、最後の試合でキャプテン大津留くんのスリーポイントが爆発し、1試合で7本(4Qで6本)もスリーポイントを決め、前日の結果と合わせて全チームの選手の中からスリーポイント王に選ばれました。さすがキャプテン!の一言です。 試合ではいい結果は残せませんでしたが、これからの練習につながるいい試合になったと思います!     【女子バスケットボール部】 女子はa~dブロックある中のaブロックに入りました。1試合目は立命館大学(Bloom)との試合でした。試合は終始接戦でしたが、全員が出場して勝つことができました。2試合目は愛知大学(FAUST)との試合でした。こちらも接戦で、後半が始まってもどちらが勝つかわからない状況でしたが、副キャプテン樫井さんのバスケットカウント(ファールをされたがシュートが入ること)が決まり、そこから畿央が流れをつかんで勝つことができました。 2日目はaトーナメントでした。1試合目は泉北高校のOGチームとの試合でした。前半はなんとか食らいついていましたが、後半で点差を開けられ、負けてしまいました。最後は名古屋大学(GFC)との試合でした。試合中は常に畿央が少しリードしていましたが、気の抜けない状況でした。そして、後半ではスリーポイントが決まり、ディフェンスも効いて、無事勝つことができました。結果は全体の5位でした。 接戦の試合が続く中で勝つことができたのはとても自分たちの力になったと思います。また、課題もたくさん見つかったのでこれからの練習に繋げていきたいです!     新チームになってから初めての遠征試合でしたが、とても楽しく実りのある3日間でした。1回生は各試合でとてもいい活躍をしてくれました。2回生は先輩としての自覚を再確認できたとともに、これからもっとチームを引っ張っていこうと思いました。また、遠征を通してよりチームの仲が深まったと思います! 次は男女共に良い結果を残せるように頑張ります!応援よろしくお願いします!   現代教育学科2回生 永田 弥子 【関連記事】 男子バスケットボール部「LOOSE」新チームが始動! 「SPALDING CAMP 2017 WINTER WEST」に出場!~バスケットボール部