2017.12.26

2017年度「マミポコ・キッズ」後期第3・4回活動報告!

こんにちは、マミポコ・キッズです! 私たちは畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行っています。今回は、2017年後期の第3、4回の活動の様子を振り返ってご紹介します!   第3回:11月26日(日) 地域の方をお招きして、伝承遊びを教えていただきました。「けん玉」「紙飛行機」「お手玉」「こま回し」「風車」「あやとり」の6つのブースをグループごとにまわって遊びました。「こま回し」では、回し方を地域の方に教わったり、自分で工夫して回し方を考えたりする姿が多く見られました。最後に、お題の文字の数に合わせた人数で集まるゲーム「みんなであつまれ」をしました。違うグループの友達や地域の方と仲良く手をつないで遊ぶことができました。   ▼「レッツリズム」歌に合わせて体を動かそう!   ▼「紙飛行機」地域の方におり方を教えてもらおう!   ▼「みんなであつまれ」地域の方と一緒に集まろう!      第4回:12月17日(日) 後期最後の活動ということで、グループのみんなと協力してボールを運ぶ「おとしちゃだめよ」というゲームをしました。グループで作戦を立ててからゲームを行ったので、グループごとに違った工夫が見られました。また、一番最後のゲームとして行った2人組になってなんでもバスケットをする「ふたりでひとり」では、グループを越えてたくさんの友達と2人組になり、遊ぶことができました。   ▼「ことばづくし」リズムをとってお題に合った言葉を言おう!   ▼「おとしちゃだめよ」グループで工夫してボールを運べるかな?   これで後期の活動は終了となりますが、来年度前期からまた新たな活動を行います。子どもも大学生も成長でき、楽しめる活動になるよう、頑張っていきます。今後も活動の様子をブログで紹介するので、ぜひご覧ください。また、マミポコ・キッズでは毎回当日スタッフの方のご協力のもと活動を行っています。これからも、たくさんの当日スタッフの方の参加をお待ちしております。今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願い致します!     現代教育学科 2回生 樋口茉悠 元神有未 1回生 岡田舞香 奥田奈緒 中木屋佑香   関連記事・リンク】 マミポコ・キッズ マミポコ親子ひろば 2017年度「マミポコ・キッズ」後期第1回活動報告! 2017年度「マミポコ・キッズ」第5・6回活動報告!~現代教育学科 2017年度「マミポコ・キッズ」第3・4回活動報告!~現代教育学科 2017年度「マミポコ・キッズ」第1・2回活動報告!~現代教育学科

2017.12.23

大学院生が第41回日本高次脳機能障害学会学術集会で発表!~健康科学研究科

畿央大学大学院健康科学研究科博士後期課程の大松です。 2017年12月15日~16日と第41回日本高次脳機能障害学会学術集会に参加してきましたので、報告させて頂きます。本学会は医師や心理、作業療法士、言語聴覚士が多く参加されており、特に症例報告で丁寧な観察が目立ちました。 今回の学会テーマは「わかりあうを科学する」でした。パッと見ではわかりにくい高次脳機能障害を科学の知見から少しでも探求し理解できるように学び合い、症例をどのように読み解き、対応していくかについてのディスカッションが飛び交っていました。また、実際に関わった特異な症例と類似する症例報告などもあり、病態解釈するうえで大変勉強になりました。     本研究室からは、客員教授の河島則天さん、博士課程の高村優作さん、藤井慎太郎さん、大松が参加し、半側空間無視に関する演題発表を行いました。共同研究チームで口述4演題、ポスター4演題、計8演題行いました。 無視症状を注意ネットワークの障害として捉え、200名を超える症例から特徴的な症例をピックアップし脳画像と症状特性から考察した報告や、動画、3D空間などより実際的な視空間情報処理に対する新たな評価手法を取り入れた報告、無視症状に随伴する全般性注意障害との関係やその縦断的報告、病態に合わせた介入報告など、病態分析から介入まで一貫して報告することができたため、多くの方々に聞いていただき、ディスカッションできて有意義な時間を過ごすことができました。     今回の経験を生かして、症例の病態解釈や研究につなげていきたいと思います。   健康科学研究科 博士後期課程 大松聡子   ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターHP ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターFacebook 【関連記事】 大学院生が第22回日本ペインリハビリテーション学会学術大会で優秀賞をW受賞!~健康科学研究科 大学院生が第10回欧州疼痛学会でポスター発表!~健康科学研究科 大学院生が第41回日本神経心理学会学術集会で発表!~健康科学研究科

2017.12.22

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.52~「認知症カフェ」でクリスマス会!

こんにちは、健康支援学生チームTASK※、看護医療学科2回の野口美波です。私たちTASKの学生が広陵町にある特別養護老人ホーム大和園で行われた「認知症カフェ」にボランティアとしてお邪魔しました!この認知症カフェは広陵町×畿央大学「KAGUYAプロジェクト」の一環で行われており、大学教員(看護医療学科の山崎先生、寺田先生)も参加しています。   ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。   今回はクリスマス会ということもあり、参加して頂く方々に楽しんでもらいながら、認知症予防を行うという企画でした!まず初めにクリスマスカードを皆さんで作って頂きました。皆さん、最初は苦戦していたものの、だんだんとコツをつかみ、最後にはとてもきれいなクリスマスカードが出来上がっていました!     この次に「シナプソロジー」を行いました。頭を使って考えながら体を動かす活動でした。 机に手を置いて、ゆっくりと立ち上がるスクワット。体幹はそのままで手を上に向けて左右に動かすストレッチなど、たくさん体を動かす体操を行いました。皆さんも、クリスマスカードで細かい作業をしていたため、体操すると気持ちがすっきりしているようでした! そして最後は「クリスマスケーキ作り」をしました!     管理栄養士さんによる清潔指導のもと、皆さん一生懸命ケーキを作っておられました。     みなさん美味しそうにケーキを食べておられました。「こんなに幸せな時が昔は来るとは思わなかった」と戦時中の話や昔の話をしている方々もおられ、とても勉強になりました!また最近の心配事なども話して下さり、このような集まりはただ楽しむだけでなく高齢者の皆さんの気持ちを表出できる貴重な機会であるということも学びました。 次回のKAGUYAプロジェクトの認知症カフェは1月21日(日)、次々回のKAGUYAプロジェクトの認知症カフェは2月18日(日)に開催されます。両日とも開始時刻は13時30分からとなります。(16時まで)皆さんも一緒に参加しませんか? 看護医療学科2回生 野口美波   ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。 ●広陵町×畿央大学「KAGUYAプロジェクト」ホームページ

2017.12.22

学生広報スタッフblog vol.237~アカペラ部ADVANCE# 畿央祭レポート!

こんにちは!学生広報スタッフの田里日向子です!大変遅くなりましたが、10月に行われた畿央祭におけるアカペラ部の活動をレポートさせていただきます!今年も去年と同様、模擬店・展示・舞台に分かれて、各長を中心に活動しました。   《模擬店》 去年に引き続き、白玉を販売し、今回は黒蜜きな粉・あんこ・フルーツの3種類と、新しくアイスクリームがトッピングできるようにしました!追加料金でトッピング追加もできたので、全部トッピングをされるお客様もいらっしゃいました!(^O^)全体的に黒蜜きな粉が人気でした(^O^) 今年は台風における雨の影響で、客足が途絶えることが多くなることが予想されましたが、なんとか売上目標を達成することができました!これも、模擬班長の2人と、手伝ってくれた多くの部員のおかげです。本当にありがとう!     《展示》 夏休み前に組んだ縦割りバンドや、夏合宿で組んだバンドなど、多くのバンドが出演しました!アップテンポで盛り上がる曲や、しっとりバラードまで幅広い曲が演奏されました(^O^) OGさんからも講評をいただき、これからの活動に繋げていきたいです!1回生もうまくなっていてびっくりしました!!! 残念ながら2日目に出演予定だったバンドは、台風の影響により中止になってしまい、歌うことができませんでした(:_;) 非常に悔しい気持ちでいっぱいでした・・・。また次の機会に歌えたらと思います!!聴きに来てくださった方々、ありがとうございました!       《舞台》 部内オーディションを勝ち抜いたバンドが出演し、雨にもかかわらず多くの方に聴いていただくことができました!お客さんと一体になれることができ、一緒にタオルを回したり、ハモったりと、盛り上がる場面では、全力で盛り上がっていただき、ありがとうございました!(笑)しかし、舞台も展示と同様に、台風の影響により2バンドが出演できませんでした。個人的に聴くのを楽しみにしていたバンドだったので、本当にやるせない気持ちでいっぱいでした。     今年の畿央祭は、天候の都合で今まで準備してきたことができなくなることが多々あり、悔しい思いをする場面が多かったです。しかし、そんな時でも臨機応変に動いてくれた、模擬班長・展示班長・舞台班長、そして、ほかの団体の兼ね合いで忙しいのにも関わらず手伝ってくれた部員達のおかげで、笑顔が絶えない、非常に充実した2日間となりました。本当にありがとうございました。来年こそは、晴れてほしいですね!!     そして!ここでADVANCE#から大切なお知らせです!! 毎年恒例のADVANCE#単独ライブが来年1月に開催されます!! テーマは「声春」 2次にわたるオーディションを通過し、バラエティ豊かな7バンドがステージで皆さんをお迎え致します。ミュージカルのような演出を目指して日々練習を重ねています。アカペラを通して私たちと一緒に、「声春」しませんか?   【畿央大学アカペラ部 ADVANCE# Winter Live2018『コエハル』】 ◎日時:2018年1月14日(日)Open:12:00/Start:12:30 ◎場所:アゼリア大正ホール ◎チケット:学生¥500/一般¥800   チケット購入方法などはADVANCE#部員、もしくはADVANCE#ウィンターライブ公式Twitterでご確認ください!お待ちしております(^O^)      健康栄養学科2回生 田里日向子   【関連リンク・記事】 ADVANCE#Twitter 畿央祭(学園祭)実行委員Blog 学生広報スタッフblog vol.230~アカペラ部ADVANCE#の夏合宿! 学生広報スタッフblog vol.224~アカペラ部新入生歓迎会を開催! 学生広報スタッフblog vol.223~アカペラ部の新歓LIVE@サンクンガーデン!

2017.12.21

学生広報スタッフblog vol.236~奈良マラソンでボランティア!

こんにちは !学生広報スタッフで 現代教育学科1回生の浅川です。2017年12月10日(日)に、奈良マラソンのボランティアに参加してきました!   きっかけは、ボランティア募集のチラシを見かけたことです。今回のような「スポーツに関わるボランティアもしてみたい」と思い、申し込みました。   配属先は【給水・給食】で、ヴァームウォーターや水、飴をランナーの方に提供します。当日は、事前説明会で配られたウェアもしっかり着て、朝から送迎バスに乗り、担当のエリアに向かいました。     ランナーの方が来るまでは準備をしていました。私のグループはヴァームウォーターの提供をしました。その準備段階では、ヴァームウォーターの入ったペットボトルを段ボールから開けたり、開栓してスタンバイしたりしました。寒い中で手がかじかんで、普段はなんともない開栓作業が大変でした。   ランナーの方が走ってきてからは、紙コップに一定量のバームウォーターを汲み入れて机に並べました。途中、ピークのときには、大勢のランナーの方が立ち寄ってくださったので、机に並べてもすぐになくなり、開栓して、汲んで、並べて、をそれぞれ分担して行いました。     それだけではなく、応援も大切な仕事でした。「がんばれ~ !」「あと○キロです !」という声かけはもちろん、ゼッケンに名前の表記してある方には、名前を呼んだりして、笑顔で声援を送りました。老若男女、色々な方が参加していましたが、ランナーとして参加された畿央大学の職員の方にもお会いすることができました ! 仮装して走ってる方もいてとても道路が賑やかでした。とてもつらそうに走ってる方もいましたが、そんな中でも、「ヴァームウォーターいただきます !」という一言や、応援に対して「ありがとう~ !」「がんばります !」という返事をいただきました。とても嬉しかったです。   今回、初めての参加で不安もありましたが、それ以上に終わった後に「楽しかった !」「参加してよかった !」と思うことができました。ぜひ、ボランティアにも、そしてマラソンにも参加してみてください。 寒い中でしたが、ランナーの方の元気に走る姿や、細かな気遣いにとても心が温かくなりました。   現代教育学科1回生 浅川佳美 【関連記事】 学生広報スタッフblog vol.231~奈良タンゴ祭にボランティアとして参加!

2017.12.20

2017年度「マミポコ親子ひろば」後期第3回活動報告!

近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。 今回は、12月の活動を報告します。   12/12(火) ◯自由遊び ◯手遊び「はじまるよ」 ◯クリスマス製作     今回は6組の親子が参加してくださいました。 自由遊びでは、食べ物のおもちゃを握って遊んだり、ボールプールのおもちゃに夢中になって遊ぶ子ども達の元気な姿が見られました。     手遊びは「はじまるよ」をしました。 その手遊びの後にクリスマス製作でツリーとリースを作り、最後には親子で完成した作品を持ちながら写真撮影を行いました。私たち学生にとっても子どもたちと一緒に楽しく活動することができ、とてもいい経験となりました!ありがとうございました!!     次回の活動は、1月9日(火)に和室で行います。今年度最後の活動です!ぜひたくさんの参加お待ちしております!! 現代教育学科3回生 笹井綾子   【参考記事】 2017年度「マミポコ親子ひろば」後期第2回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」後期第1回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第6回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第5回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第4回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第3回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第2回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」初回の活動報告!  

2017.12.19

第1回学食コラボメニュー「秋のヘルシーランチ」を販売!~ヘルスチーム菜良~

こんにちは!!ヘルスチーム菜良*では食堂とのコラボメニュー作成に取り組んでいます。   *ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動、レシピ開発に取り組んでいます。   私たちのグループは、この企画に向けて6月から取り組みを始めてきました。ハロウィンは終わり、まだクリスマスでないこの時期に、どのようなテーマで献立を作成するかに悩みました。そしてテーマを「ボリュームがあるけどヘルシー」に決めました。     スケジュールの都合上、夏休みに集まりや試作があり、なかなか人が集まれず大変な時もありましたが、無事メニューが決まった時には、達成感がありました。献立を作成する際、主食・主菜・副菜・デザートの組み合わせで、たんぱく質、脂質、炭水化物などの栄養素のバランスを取ることの難しさを強く感じました。特に今回のテーマには「ヘルシー」が含まれていたため、エネルギーと脂質には特に気を使いました。   ▼当日販売したメニュー   みなさんが秋をイメージしやすい、かぼちゃやきのこを取り入れ、さらにヘルシーということで豆乳も使用したメニューにしました。当日「学食コラボメニューがすべて売り切れた」と報告を受け、嬉しかったです。また、学食コラボメニューを食べた友人から「美味しかった」と聞き、この取り組みに参加して良かったと思いました。     活動していく上で、ご協力いただいた食堂の皆さんや健康栄養学科の先生・先輩方からの提案やアドバイスは、献立作成を初めて行う私たち1回生にとってたくさんの学びがありました。今回の学食コラボメニューでの経験をこれからの学業に役立て、管理栄養士として活躍できるよう成長していきたいです。   直近の第3回学食コラボメニューは12月19日(火)・20日(水)です!栄養満点でおいしい素敵なメニューとなっているので、ぜひ食べてみてください。   健康栄養学科1回生 岩武茉由   【関連記事】 100食限定!ヘルスチーム菜良×学食コラボ第3弾「クリスマスランチ」12/19(火)・20(水)に発売! 100食限定!ヘルスチーム菜良×学食コラボ第2弾「旬の野菜をたくさん摂ろう!」12/6(水)・7(木)に発売! 100食限定!ヘルスチーム菜良×学食コラボ第1弾「秋のヘルシーランチ」を11/29(水)・30日(木)に発売! ヘルスチーム菜良の取り組みを読む

2017.12.19

畿友会(学生自治会)だよりvol.50~クリスマスツリー&イルミネーションを飾りました!!

みなさんこんにちは!畿友会広報部の吉村です。 実は12月8日(金)からクリスマスツリーが大学のエントランスホールにて飾られています!このツリーは畿友会によるものです。とてもきれいなので、エントランスを通った際はぜひ一度足を止めてご覧になってください!このクリスマスツリーは12月22日(金)まで飾られる予定です。     また、お気づきの方も多くおられると思いますが、12月7日(木)から畿央大学の正門などでイルミネーションの点灯が始まりました。このイルミネーションも毎年恒例となっており、年々規模が大きくなりつつあります。     ちなみにこのイルミネーションの設置は毎年、畿友会が行っています。今年は昨年よりメンバーが増えたので大人数で取り付けを行うことができました。夜になるとイルミネーションにより学校全体の雰囲気も変わりますね。授業や部活や勉強などで遅くまで大学に残って疲れているときにイルミネーションを見て癒されていただければ光栄です(^^)/このイルミネーションは1月26日(金)の放課後まで飾られています。 冬ならではの美しさを堪能しましょう!!!  畿友会広報部 現代教育学科1回生 吉村風花   【畿友会(学生自治会)だよりの関連記事】 畿友会(学生自治会)だよりvol.49~「クリスマス会」開催レポート! 畿友会(学生自治会)だよりvol.48~クリスマス会開催のお知らせ!

2017.12.19

日本理学療法学生協会(JPTSA)「畿央大学主催 関西支部大会」2017 活動報告!

こんにちは!日本理学療法学生協会(JPTSA) 畿央大学運営委員広報部、理学療法学科2回生の入川 桂一です。 先日、2017(平成29)年12月10日(日)に畿央大学で行われた日本理学療法学生協会 畿央大学主催 関西支部大会について報告させていただきます。よろしくお願いします。 ※日本理学療法学生協会についてはこちらをご参照下さい。   テーマ「痛みと理学療法~知らなきゃ損する痛みの真実~」   関東・中部・近畿・中四国・九州の大学から理学療法士をめざす学生約80名が集まってくれました。   ▼受付の様子   今回の講演は、次の2名の先生方をお招きいたしました。   「Pain Scienceから考える情報リテラシー -だまされないために-」 甲南女子大学に所属し、大阪大学医学部附属病院疼痛医療センターでお勤めの西上先生には、痛みについて正しい知識を持つことが適切な情報を選択できることにつながることから、痛みの発生・抑制のメカニズムと痛みに影響する因子などについて講演していただきました。     「難治性疼痛のリハビリテーション」 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターに所属されている大住先生には、「難治性疼痛のリハビリテーション」をテーマに「複合性局所疼痛群(CRPS)」の特徴とそのリハビリ効果を専門分野である脳の研究を用いて講演していただきました。     また講演の他に「痛みを知るために」という題で学生発表も行いました。     ディスカッションは午前と午後の2回に分けて行いました。午前のディスカッションでは、痛みを表す表現で多い「ズキッ」以外に、どのような表現があるかを学ぶために症例別に比喩・擬音語を使って意見を出してもらいました。午後のディスカッションでは、「態度によって良い印象悪い印象かの捉え方は、患者と健常者では違う事」を学んでいただきました。皆それぞれ違った意見を持っており、お互いを刺激し合えたディスカッションになったと思います。     すべてのプログラムが終わった後は、食堂で懇親会を行いました。「聖徳太子ゲーム」というゲームをグループ対抗で行い、参加者全員で盛り上がることができたと思います。     畿央大学の運営委員で2年間広報部として活動したことで、他大学の友達や畿央大学の先輩・後輩と出会い、たくさんのつながりを持つことができました。今回の先生のお話を聞いて、このつながりを卒業してからも大切にし、同じ医療者として協力し合える仲であり続けたいと強く感じました。     来年も畿央大学にて支部大会を開催する予定です。次は自分たちが主体となり運営していくため、少しばかり不安がありますが来年も皆さんが楽しんでいただけるような支部大会を作りあげていきたいと思っています! 最後になりましたが、開催にあたりご協力してくださった方々、参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました!      日本理学療法学生協会 畿央大学運営委員広報部 理学療法学科2回生 入川 桂一   【関連記事】 12/10(日)日本理学療法学生協会(JPTSA)畿央大学主催関西支部大会のご案内! 日本理学療法学生協会(JPTSA)が開催したJapan Study Tourに参加!~理学療法学科 日本理学療法学生協会「畿央大学主催 関西支部大会」2016 活動報告!

2017.12.15

脳科学×特別支援教育で教員特別対談!~現代教育学科「発達障害教育特論」

特別支援教育に関する3回生後期の配当科目「発達障害教育特論」(担当教員:理学療法学科・ニューロリハビリテーション研究センター長森岡周教授)では、12月13日(水)の授業で、昨年に引き続き、現代教育学科の大久保先生に来ていただき、森岡先生と大久保先生の対談形式の講義になりました。   本年度のテーマは、「社会性がないという位置づけは必要なのか?社会的いじめとは?」です。 発達障害児に特性がありますが、発達障害児から見れば、定型発達児にも「社会性がある」という特性があります。その特性があるからこそ起こる問題が「いじめ問題」であるのではないか?と大久保先生から投げかけられました。     今まで、定型発達の目線から発達障害の特性ばかりを見ていた私たちからすると、大久保先生の発達障害の目線から定型発達の特性を見る、という考えはとても斬新なものに感じました。しかし、定型発達した人が発達障害のある人に対し、自分たちとの違いを感じることと同様に、発達障害のある人も定型発達した人に対し違いを感じることは当然のことだと思います。今までそのことに気付いていなかったという事実に衝撃を受けると同時に、とても興味深く感じました。   まず「定型発達特性」について、対談が始まりました。内容は、「①利己的な選択に基づいて利他的な行動が行われているのではないか?」「②定型発達の社会性に対する意識の方向性は?」「③文脈力があるからこそ残虐になれるということがあるのではないか?」の順で進められました。   どの話も考え深いものばかりでしたが、その中でも私たちが特に印象に残ったことは、「いじめる側の脳のメカニズム」です。達成することを目標にする学級目標を立てることは、集団の統率を取ることには有効的ですが、反対に集団の中での圧力が強まり、逸脱すると排除しやすくなります。人間の、集団から一部を排除しようとする行動は、アンフェアな存在に対し嫌悪感を抱き、その嫌悪感が理由づけになり、行動するといった脳の認知能力が起こしています。このような脳のメカニズムが、いじめに関係しており、発達障害がある子の逸脱行動は、定型発達児にとってアンフェアな存在という認識のきっかけになり、いじめへとつながると考えられます。   先生方のお話から、教育を行う立場である教師が、「障害」という言葉をマイナスなイメージで広げていくのではなく、プラスなイメージで広げていけるようにするためにも、私たち自身が障害特性についてきちんと理解しておくことが大事だと思いました。また、発達障害児の目線にも立ち、定型発達児の考え方を必要に応じて教えていくことも大切だと思いました。そして、共通して大切なことは、定型発達児も発達障害児もお互いが「アンフェアな存在」と認識しない説明ができるようになることだと感じました。また、達成することを目標とする学級目標ではなく、学級を一定の方向に向けるための方向的な目標を設定することも重要なことだと思いました。   この対談で私たちが感じたことは、将来教員をめざす身として、発達障害児の特性だけでなく、定型発達児の特性も踏まえて、これからの教育の仕方や学級経営の仕方を考えていくことが重要だということです。定型発達児の、社会性があるからこそ起こる問題に対する完璧な解決策は、今の私たちには考えつくことはできません。しかし、この対談で発達障害児から見た視点やいじめと脳機能の関係性について知ることができ、このような課題を考えるきっかけになり、発達障害の特性のみに焦点を向けるのではなく、定型発達だからこそ起こり得ることにも焦点を置き、両方の視点から子どもたちを見ていくことが大切だと感じました。   現代教育学科3回生 西田 昌樹・前田 祐果 【関連記事】 「発達障害教育特論」で理学療法学科と現代教育学科の教員が特別対談!~現代教育学科(2016年)