畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!

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人間環境デザイン学科

2021年9月15日(水)

人間環境デザイン学科では、今年度より『フィールドワーク演習』を開講しました。実際の市町村の課題に基づき、解決につながる提案のプレゼンテーションを対象地域の皆様に行う実践的な授業です。全15回の授業を通して、地域問題を学び分析し、発表に向けた調査を行い、提案内容を検討するものです。

 

今年度の対象地域は「奈良きたまち」です。近鉄奈良駅の北側に広がるレトロで落ち着いたまちです。転害門や奈良少年刑務所跡など数々の歴史的建造物も残っています。

ほとんどの学生が「奈良きたまち」を訪れたことがないということだったので、地域の皆様にご協力いただき「オンラインまち歩き」を行いました。

手元に番号を振った地図を用意し、事前に撮影した写真や歴史的背景などを地域の方々からご説明いただきました。

 

人間環境デザイン学科 フィールドワーク演習1-1

▲オンラインまち歩きで使用した地図 

 

人間環境デザイン学科 フィールドワーク演習2-1

▲100近くのスライドを地図の番号に沿ってご説明いただきました。

 

この授業の一つの集大成として、2021年7月17日(土)には、奈良公園バスターミナル レクチャーホールにてコンペを行いました。本学の他に、奈良県立大学、奈良女子大学、大阪経済大学を加え、10グループ計43名の学生が参加し、景観や空き家、まちづくりに関する提案を地域の皆様に向け発表しました。

 

本学の学生は5グループに分かれて発表を行いました。

① きたまちらしさ探検Lab

きたまちらしさってなんだろう…住民と建築業者を対象にアンケート調査を行いました。

人間環境デザイン学科 フィールドワーク演習3-1

 

② カホナナホ

ならきたまち法蓮町と東包永町の表構え(伝統的意匠と現代的意匠)を提案しました。

人間環境デザイン学科 フィールドワーク演習4-1

 

③ まちと地蔵

お地蔵さんが点在するきたまちに駄菓子屋さんを提案しました。

人間環境デザイン学科 フィールドワーク演習5-1

 

④ 店舗による店舗のための店舗設計

長屋改修型店舗「きたまちコンシェルジェ」の設計提案をしました。

人間環境デザイン学科 フィールドワーク演習6-1

 

⑤ リボーン計画チーム

空き家を改修し、コインランドリーを併設するコミュニティーキッチンを提案しました。

人間環境デザイン学科 フィールドワーク演習7-1

 

惜しくも最優秀賞を逃し、悔しさを隠せない学生もいましたが、各グループに地域賞が授与されました。

 

人間環境デザイン学科 フィールドワーク演習8-1-down

 

今年度のみの開催ではなく、来年、再来年と続けて開催することで、その町にあったより良いまちづくりの提案を探っていきます。

 

  人間環境デザイン学科 助手 中井千織

2021年9月1日(水)

人間環境デザイン学科では2・3回生合同の科目「プロジェクトゼミ」で地域の課題解決に取り組んでいます。

今回は大和高田市天神橋筋商店街の空き店舗の調査を進める過程から生まれたプロジェクトへの取り組みをご紹介します。

地域の人たちが集う場を作ろうと、三井田ゼミと清水ゼミの学生が立ち上がりました。

 

『きらきら☆ステーション』大和高田さざんかホールにある空きレストランをリノベーションし、2020年3月に完成し、4月にオープンの予定で進めていましたが、新型コロナウイルスの影響を受け準備が整わず、今年7月にようやくオープンを迎えることができました。

この模様は読売新聞にも取材いただき、記事が掲載されました。

 

『きらきら☆ステーション』完成までの道のり~人間環境デザイン学科1-1

 

学生たちが完成までの道のりを記した活動記録があります。

この記録を見ていただければ、学生たちがどんな思いで作業に取り組んだのかわかっていただけると思いますので、是非ご覧ください。

 

絵本の画像をクリックすると、PDFにまとめた活動記録が開きます。

『きらきら☆ステーション』完成までの道のり~人間環境デザイン学科2-1

 

現在、きらきら☆ステーションにはいろんな絵本が並び、読み聞かせ会などが行われています。

コロナ過のため、当面は予約制となりますが、多世代の方が気軽に集まり、おしゃべりを楽しんでいただける

楽しい場所になってくれることを願っています。

みなさんもお近くに行かれた際はぜひのぞいてみてくださいね!!

 

オープンセレモニーの様子も次回お伝えいたします。

 

人間環境デザイン学科 助手 中井千織

2021年8月25日(水)

 

人間環境デザイン学科3回生対象「アパレル構成実習Ⅲ」では平面構成の学びとして浴衣の製作に取り組みました。非常勤講師の三宅恭子先生のご指導のもと、和裁の基礎知識から製作、保管方法や手入れの仕方まで学んでいます。

 

人間環境デザイン学科3回生対象、「アパレル構成実習Ⅲ」1-1

▲実習室で行う授業は、十分に間隔を保って実施しています。

 

衣服の構成方法には平面構成(和服)と立体構成(洋服)があります。平面構成の代表で、日本の民族衣装である着物について基礎知識を学び、あわせて製作を行うことで、より構成についての理解を深めることを目標としています。

 

先日、15回目の授業を終え、履修生全員が浴衣を完成させることができました。これまでアパレル構成実習Ⅰ・Ⅱで学んできた洋裁との製作工程の違いに開始早々戸惑いながらも、三宅先生のご指導のもと、一つ一つ丁寧に進めていきました。

 

人間環境デザイン学科3回生対象、「アパレル構成実習Ⅲ」2-1

 

和裁では、手縫いが中心になります。これまでに習ってきた手縫いの方法とは違ったものである為、学生たちは何度も先生に確認しながら進めていきます。途中、上手くいかず、縫ってはほどいての繰り返し…という日もありましたが、なぜ上手くいかなかったのか、どうすれば上手く出来るのか、この縫い方をする意味を考えながら解決することができました。

 

人間環境デザイン学科3回生対象、「アパレル構成実習Ⅲ」3-1

 

完成した浴衣は、学生自身が選んだ生地、それぞれ自分のサイズ、世界に一つしかない作品です。最後まで自分で作った物を大切にしてほしいという想いを込めて、最終授業日にはたたみ方、着付け、手入れの仕方も教わりました。

 

人間環境デザイン学科3回生対象、「アパレル構成実習Ⅲ」4-1

▲たたみ方の練習

 

人間環境デザイン学科3回生対象、「アパレル構成実習Ⅲ」5-1-down

▲着付けを教わっている様子

 

コロナ禍で夏祭りや花火大会などの開催が難しく、浴衣の出番が少ない状況ですが、早くこの浴衣を着て楽しめる日が来るように願っています。

 

人間環境デザイン学科3回生対象、「アパレル構成実習Ⅲ」7-1

 

人間環境デザイン学科 助手 小松智菜美

 

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「建築設計演習Ⅰ」初めての講評会!~人間環境デザイン学科

「服飾史」授業レポート~人間環境デザイン学科

キャンパス内のあちこちでデッサン!~人間環境デザイン学科「デッサンⅠ」

2021年8月24日(火)

人間環境デザイン学科の2回生配当科目『建築設計演習Ⅰ』の課題講評会が行われました。

この科目は、建築まちづくりコースとインテリアデザインコースの特別推奨科目です。

1回生配当科目の『建築図学』で学んだ基礎知識をもとに学生自らが考え設計し、図面や模型を制作します。

今年度も60名近く履修しており、2日間かけての講評会となりました。

 

例年は、履修生全員が集まり、それぞれ作品を見せ合うのですが、このような状況下のため、分散して登学してもらい、1時間に6名ずつの講評会となりました。

課題は「週末住宅」「戸建て住宅」の2課題です。

 

週末住宅は課題の縛りが少なく、学生の自由な発想で設計してもらいました。

地下を持つ建物や大きな橋に浮かんだ別荘、大きなテラスのある家など個性豊かな作品が並びました。

 

2回生「建築設計演習Ⅰ」講評会1-1-down

 

戸建て住宅は、プライバシー、日当たり、個室の確保、居心地の良さなど考えることも多く、なかなか計画がうまくいかなかった学生もいたようです。

それでも、具体的な家族像などを思い浮かべ、イラストにしてプレゼンテーションをした学生もいました。

 

2回生「建築設計演習Ⅰ」講評会3-1

 

初めての講評会で緊張している様子でしたが、それぞれ自分の作品に自信をもってプレゼンテーションをしてくれていました。

 

2回生「建築設計演習Ⅰ」講評会4-1-down

 

後期の『建築設計演習Ⅱ』では、幼稚園や店舗付き住宅などの課題に挑戦します。

これからどんな作品が生み出されていくのかとても楽しみです。

 

人間環境デザイン学科 助手 中井千織

 

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「服飾史」授業レポート~人間環境デザイン学科

キャンパス内のあちこちでデッサン!~人間環境デザイン学科「デッサンⅠ」

2021年8月2日(月)

人間環境デザイン学科3回生の「服飾史」の集中講義がスタートしました。

この授業では、昔から今日にいたるまでの服飾の変遷を学びます。そして、服飾のはたした機能を知り、その変化の意味を理解することを目標とします。日本服飾史・西洋服飾史・下着の変遷等、各分野の専門の先生にご指導いただきます。

 

第1回目~5回目は、西洋服飾史の授業です。神戸ファッション美術館学芸員の中村圭美先生にご担当頂き、18世紀から現代までの西洋服飾スタイルについて学びました。

 

学内での授業では、画像や映像を使って西洋服飾史についての講義をしていただきました。服飾史には、その時代の歴史背景が深く結びついている事、また名前を聞いたことのある有名ブランドのスタイルについても解説していただきました。

 

服飾史の授業レポート~人間環境デザイン学科1-1

▲7月20日の講義風景

 

2021年7月24日(土)は神戸ファッション美術館で講義を受けました。

はじめに、普段入ることの出来ないファッション資料室で、美術館のコレクションをご紹介していただきました。

昔の手書きのテキスタイル図案などを実際に手に取り、中村先生の説明を聞きました。

 

服飾史の授業レポート~人間環境デザイン学科2-2-down

 

西洋のボタンやリボン、レースなどのコレクションや、神戸ブランドファミリアのコレクション、港の町神戸ならではの軍服のコレクションにも触れることができました。目で見て、手に取り、触れることで当時の技術の繊細さを感じることが出来ました。

 

服飾史の授業レポート~人間環境デザイン学科7-1

 

棚には軍服や有名ブランドのコレクションが並んでいます。着用できませんが、触れることで素材感を確かめることができました。

 

服飾史の授業レポート~人間環境デザイン学科8-2

 

また、美術館では現在、『ドレスコレクション展「スポーツの祭展@神戸ファッション美術館」』としてコレクション展示がされています。講義で紹介していただいた各時代のドレスを着たマネキンが、現在でもなじみのあるスポーツを楽しんでいる様子が展示されていました。

 

服飾史の授業レポート~人間環境デザイン学科9-1

 

当時は実際にこのようなドレスを着てスポーツを楽しんでいたそうです。また、360度全方向から見ることが出来るので、写真だけでは分からないドレスの広がり方や動き方が分かりました。

 

服飾史の授業レポート~人間環境デザイン学科10-1

 

18世紀~19世紀に作られた衣装は、200年近く時がたった今でも擦り切れや色褪せはなく、驚くほど綺麗な状態で展示されていました。今と同じように、当時にもその時代の「流行り」があり、ドレスのデザインから装飾、髪型やお化粧まで再現されています。ミシンなどの機械がない時代にこんな技が出来るのかと驚くものばかりでした。

 

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▲18世紀~19世紀の人々が時空を超えてコラボレーションし、スポーツを楽しむ様子

 

中村先生に分かりやすく解説していただきながら見学することで、時代ごとに少しずつ変化していくスタイルを学ぶことができました。思わず「可愛い!」と声に出るデザインや装飾を見ていると、時代は違えども、人の好みは共通しているのだなと実感しました。

 

中村先生、神戸ファッション美術館の皆様、普段の座学では経験できない貴重な機会を作っていただきありがとうございました。お話を聞き、自分の目で見て作品に触れることは、一生忘れることのない学びに繋がります。

特別に見せていただいたたくさんの作品、資料を忘れることなく、1年後の卒業研究に活かしてほしいと思います。

 

服飾史の授業レポート~人間環境デザイン学科12-1

 

服飾史後半は、日本服飾史、下着の変遷についての講義です。西洋の文化との違いや共通点、現代の私達にどのように繋がっているのか、お話を聞くのが楽しみです。

 

人間環境デザイン学科 助手 小松智菜美

 

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