2017年の記事

2017.08.03

気仙沼でのボランティアレポートvol.5~現代教育学科古川ゼミ

教育学部の古川恵美准教授は東日本大震災以降、継続して宮城県の気仙沼で活動されています。 「気仙沼で学生がボランティアできる活動がある」と古川先生から聞いて、古川ゼミ4回生の竹内さやか、児玉歩美、宮尾春花、辻本真理奈の4人で、6月8日(木)~10日(土)まで3日間、ボランティアで気仙沼を訪問しました。多くのことを学ぶ機会をいただいたので報告させていただきます。     1日目、仙台駅から高速バスを利用して気仙沼駅へ到着したとき、新しく綺麗な駅や街の様子を見て「ああ、復興は進んでいるんだ」と感じました。しかし電車の線路が震災によって被害を受けたため、現在は仮復旧として列車の代わりにBRT(Bus Rapid Transitの略語)というバスが運行していることを聞き、震災による被害の大きさや、復興には長い時間がかかるんだと感じました。   また、タクシーの運転手さんに大川付近を案内して頂いたのですが、この辺りは建物がほとんどなく、かさ上げ工事が行われている様子に唖然としました。このとき、まだ復興途中であることや今もなお仮設住宅で暮らしている人がいること、津波の被害を受けた学校の生徒は仮設校舎で学校生活を送っていることを、決して忘れてはならないと強く思いました。   気仙沼でよく目にするのが『東日本大震災,津波浸水深ここまで』という目印です。「こんなところまで津波が来たんだ。」と声に出してはいるものの、建物の二階を飲み込むような津波の恐ろしさに、実感が伴いませんでした。   被災された方々が「津波を見て、何が起きているのか、実際に起こっていることなのか分からなかった。」とお話をされていましたが、まさに“ありえない光景”であったことを想像させられました。また、地震や津波の恐怖は、実際に被災された方々にしか分からないものだと思いました。   「何か起きたときのための備えをしておくことが大切だ」   これは、きっと誰もが聞いたことがある言葉ですが、分かってはいても「自分には関係ないだろう。」という気持ちからか、日頃から備えが出来ていない人もいると思います。気仙沼向洋高等学校の先生方から多くのことを教わりました。誰もが日頃から、少し気を付けておけば出来る「携帯電話を充電しておく」「ガソリンが1/4を切る前に給油をしておく」など、私にとって、普段の生活を見直す良い機会でした。   最終日に訪れたリアス・アーク美術館では、東日本大震災に関する展示が行われています。気仙沼向洋高等学校の畠山先生が、一枚一枚の写真について当時を振り返りながら、そのときの状況や思いをお話ししてくださいました。実際に見た津波の恐ろしさ、高校の屋上で死を覚悟したこと、ぐちゃぐちゃになった建物や車、臭い等、写真を見るだけでは想像できないことや思いを知ることができました。     自然を甘く見ないこと、少しの油断が生死を分けること等を、実際に被災地を訪れることで以前より強く思うようになりました。また、被災地の学校にスクールカウンセラーが派遣されていること、養護教諭の加配措置がなされていることから、子どもの心身の健康を支えることの重要性を身に沁みて感じました。災害発生時の子どもの心のケア、子どもや教職員の心身の安全の確保、養護教諭とスクールカウンセラーの連携など、時間が足らず、学べなかったこともたくさんあります。今回の3日間のボランティアで終えるのではなく、また気仙沼を訪れて学びたいと思います。   現代教育学科4回生 竹内さやか、児玉歩美、宮尾春花、辻本真理奈 【関連記事】 気仙沼でのボランティアレポートvol.1 気仙沼でのボランティアレポートvol.2 気仙沼でのボランティアレポートvol.3 気仙沼でのボランティアレポートvol.4

2017.08.03

平成29年度 夏季エコパトロールを行いました~エコキャンパス推進委員会

平成29年度 夏季エコパトロールを実施しました!   日頃はエコキャンパス推進活動にご協力いただきありがとうございます。 さて、今年の夏も大学キャンパス内のエコパトロールを7月18日(火)から7月26日(水)のうちで5日間、昼休みや放課後に実施しました。エコパトロールでは、エコキャンパス推進委員会の教職員が緑色のタスキをつけて、校内にあるエアコンの設定温度や稼働状況、室温を巡回して確認しました。 夏季のエアコンは、基本的に「28℃設定」に協力をお願いしていますが、教室の場所や活動内容、使用人数等を考慮して、各教室に設置されている温度計を確認しながら適切なエアコンの使用を心がけてください。   ▼エコパトロール時の様子 左から隅蔵先生(健康栄養学科)、八木先生(現代教育学科)、大友先生(看護医療学科)   ▼事務室の室温とエアコン設定温度を確認する金澤さん(総務部)   ▼教育学習基盤センターに部分消灯をお願いしたり(写真左)、巡回中は適切な温度設定に協力をお願いしました。   巡回していると、わずかながらも、誰もいないのに照明が点けっ放しの教室がありました。教室を退出する際には、今一度、エアコンと照明OFFへのご協力をお願いします!   また、各フロアーに設置してある「リサイクルボックス」をご存じですか?不要になった用紙類は、個人情報に配慮した上で是非リサイクルしてください。昨年度は16,000kgもの紙類が再利用されました。     そして、今年もエコキャンのポスターを人間環境デザイン学科の学生に作成してもらいました。力作揃いでしたので、複数のポスターを選出して教室の出入り口に掲示しています。みなさんありがとうございました。   ▼エコキャンパスポスター Design by N.Kさん (人間環境デザイン学科3回生)     ▼エコキャンパスポスター Design by M.Sさん (人間環境デザイン学科3回生)       最後に、エコパトロールの結果を健康支援センターの山根先生に見て頂き、暑い夏を乗り切る上で気をつける点をお聞きしました。   夏はエアコンで室温を下げすぎると、屋外との温度差がヒートショックとなり、身体への負担が大きくなります。実際に7月以降、体調不良を訴えて保健室にくる学生や教職員が増えたそうです。急に大量の汗が止まらなくなった、気分が悪くなった、寒気がする、だるい等の症状は暑さの影響が大きいと考えられます。通学時にはエアコンの効いた電車から駅から大学までの道のり、そして教室と温度差の大きい環境に身体がさらされるので、寝不足、朝食を抜く、水分の補給が充分でない時などには要注意です。 汗を多くかいた時には水分だけでなく、電解質を含むスポーツ飲料や経口補水液等を摂るように心がけましょう。ついつい無理をしがちな試験期間中は、特にヒートショックに気をつけてください。   エコキャンパス推進委員会 【関連記事】 平成28年度 冬季エコパトロールを実施 平成28年度 夏季エコパトロールを実施

2017.08.02

2017年度「マミポコ親子ひろば」第6回活動報告!

近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。   7月25日(火)に今年度6回目のマミポコ親子ひろばを開催し、以下の内容で交流を楽しみました。   〇自由遊び 〇絵本「いいこいいこ」「だるまさんと」 〇ふれあい遊び「ばすごっこ」   今回は2組の親子、どちらも姉弟、姉妹で参加してくださいました。自由遊びでは、おままごとをしたり、柔らかいボールを投げて遊んだりしていました。また、今回は異年齢の関わりもありました。少しずつ活動をしていく中で、お互いに関心を示す行動が増えてきたように思います。     絵本は「いいこいいこ」と「だるまさんと」の2冊を読みました。「いいこいいこ」では、お母さんに頭をなでてもらい、恥ずかしがりながらも嬉しそうにしている子どもたちの姿を見ることができました。また、「だるまさんと」は、だるまさんシリーズを好きな子どもが多く、楽しんでいただけたように思います。   前期は今回の活動でおしまいです。後期にまた参加していただく際、子どもたちの成長を楽しみにしております。ありがとうございました!   後期の1回目の活動は、10月10日(火)に和室で行います。ご参加お待ちしております! なお、今年度は定員にまだ余裕がありますので新規のご参加受付しております。   ●お申し込みはコチラから!   現代教育学科3回生 田地野佳奈 【関連記事】 2017年度「マミポコ親子ひろば」第5回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第4回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第3回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第2回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」初回の活動報告!

2017.08.02

学生広報スタッフblog vol.225~JICA関西・WHO神戸センターで学ぶ国際看護!

こんにちは!看護医療学科4回生 学生広報スタッフの當摩宥佳です!   看護医療学科4回生の必修科目として「国際看護論」という授業があります。今回は、授業の一環として訪問した「JICA(国際協力機構)関西センター」と「WHO(世界保健機関)神戸センター」での学外学習について書きたいと思います!(^O^)   国際看護論とは、『国際社会の動向や世界の中の日本という立場を理解し、グローバルな視点で活動できる基礎を養うことを目的とする。 政治、経済、文化、など、さまざまな考慮すべき視点について考え、わが国の国際医療協力の概要と実例にも触れながら、異文化を持つ人々や異文化圏に住む人々への看護の在り方に対する理解を深めていく』(シラバスから抜粋)授業です。 日本と諸外国との保健医療の課題を比較し、国際看護(国際交流と国際協力)の意義と必要性を考えることや、看護師の国際間移動など、看護師を取り巻く国際状況、在日外国人の医療問題についても取り上げ、考えていきます。   私達は、7月26日(水)にJICA関西センターとWHO神戸センターを訪れました。まず、私達はJICA関西でJICA専門家※である柴田さんと、WHO神戸センターの職員である野崎さんのお話を聞きました。   ※JICA専門家とは、途上国からの要請や政府間の国際約束に基づいて、政府機関、教育機関などに出向し、政府や関係機関の職員に、技術や知識を伝えたり、制度や組織の改善を提案します。活動分野は教育や保健、医療、農業、環境など多岐にわたり多くの専門家は『技術移転型』の支援を行っています。   ▼JICA関西     まず初めにJICA関西の柴田様からご講義いただきました。柴田様は、JICA専門家としても活動されており、ODA(政府開発援助)の援助の1つである青年海外協力隊としてスリランカにボランティアで派遣されたことや、JICA専門家としての活動や技術協力プロジェクトの実際についてお話し頂きました。   ▼講義して下さったJICA関西センターの柴田様     講義の中では、途上国で亡くなった6か月の女の子の事例をだしていただき、その事例について、なぜそうなってしまったのかという「原因」と、どうすれば防げたのかとい「解決策」をグループで話し合いました。   ▼参加メンバーでのグループワーク     事例の原因と解決策を考え、それを言葉にするだけならそれほど大変ではありません。しかし、自分たちが住んでいない、行ったこともない国での問題は、実際に現地に行って住民の生活や価値観を知ったうえで、その国その地域に合った解決策を考えることが重要だと考えました。   ただ現地に行き援助を行うということは、簡単なことではありません。日本から物資を送るだけではなく、現地で住民と触れ合い知り合いながら、技術提供や教育・必要なシステム作りなど、援助を行うといった活動がとても重要であると感じました。   ▼WHO神戸センターの野崎様     次にJICA関西に隣接するWHO神戸センターの野崎様に、WHO組織や取り組みについてご講義いただきました。世界全体の「健康」を考えるにあたり、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジという考え方が重要だということ。ユニバーサル・ヘルス・カバレッジとは「全ての人が適切な質の保健医療サービスを適切な費用で受けられる」といった考え方です。WHO神戸センターはこのユニバーサル・ヘルス・カバレッジを目標にしていると分かりました。    また、これからの世界は、感染症との闘いや高齢化の進展により、医療費の高騰や保健医療人材の不足が考えられます。これから求められるイノベーションの答えは、千差万別であり、その答えを探すために、WHO神戸センターでは、様々な国のモデルを参考に研究を行っていることが分かりました。   ▼その後、WHO神戸センターの内部を、野崎様に案内していただきました!     とても貴重な機会で、みんなも興味津々で見ていました。この学外学習を通し、実際に途上国に行き援助を行った方や、世界を見ている方々のお話を聞いたことで、自分の中での国際協力や海外支援といったことへの考え方が変わったような気がします。 日本にいながら、他の国で必要な援助を考えるのではなく、自ら現地に行き、実際の生活やそこに住む人々を知り、日本とは全く違う生活・価値観の中で私達は現地の人々へどんなことが出来るかを考えることが非常に需要なのだと学ぶことが出来ました。今回の学びを活かし、私も貢献できることは無いか考えながら生活をしていかなければいけないと感じました。   一緒に参加した他のメンバーにも意見を聞いたので紹介します♪   『講義を聞いて、ボランティアで日本の母子健康手帳の制度を他国に持ち込んで知識や技術を広めていることを学びました。そして、その際には、他国の言葉、文化などを知ったうえで、取り組んでいく必要があると考えました』   『今回講義を聴講させていただき、実行すること・実現させることの難しさを感じました。途上国で起こる問題について、自分が変えたい・力になりたいと思い一歩踏み出すことは容易ではなく、実現させるために試行錯誤の連続で、何十年もそのことについ考える必要があると学びました。国際協力を行うためには、文化や環境の違いなどその場に行かなければ知ることのできない現状を調査しながら、実現に向けて現地の方々と共に学び、成長していくことが大切なのではないかと感じました』   【参加メンバーでの集合写真】   今回、ご講義いただきました柴田様、野崎様、本当にありがとうございました。また、このような貴重な場を設けてくださった堀内先生、ありがとうございました!                       看護医療学科4回生 當摩 宥佳 【関連記事】 指定難病の一つ「多発性硬化症」を学ぶ~看護医療学科「成人看護学対象論」 第32回奈良県母性衛生学会学術講演会 参加レポート!~看護医療学科 廣金・藤澤ゼミ

2017.08.01

「インテリア設計士2級」に23名全員が合格!~人間環境デザイン学科

全員合格!!!「インテリア設計士2級資格検定試験」   第57回「インテリア設計士2級資格検定試験」が、本学において2017年7月8日(土)、7月9日(日)の2日間で行われました。本年度からは人間環境デザイン学科2回生対象の資格試験として取り組むことになりました。 今回は23名が受験しましたが、なんと全員合格の快挙を成しとげました。 ちなみに全国では768名が受験して合格者は581人、合格率は75.6%ですから、本学の合格率は突出しております。       ◎合格者は下記の23名です。(敬称略) 青木紗耶・太秦柚香里・梅野奈々・江藤公美・金谷若奈・倉田真琴・鈴木詩織・竹葉海翔・田中沙紀・田中里佳・土井絵梨華・中西菜摘・西垣明花・西田茉央・藤本隼輝・藤原大輔・藤原朋香・古市桃子・堀之内珠実・松岡聖奈・宮本亜香里・山下和也・安田理恵   皆さん、本当におめでとうございました。   人間環境デザイン学科 准教授 加藤信喜  【過去の成績】 2016年度 インテリア設計士2級試験結果 2015年度 インテリア設計士2級試験結果 2014年度 インテリア設計士2級試験結果 2013年度 インテリア設計士2級試験結果 2012年度 インテリア設計士2級試験結果 2011年度 インテリア設計士2級試験結果 2010年度 インテリア設計士2級試験結果 2009年度 インテリア設計士2級試験結果

2017.07.28

第15回畿央祭実行委員Blog vol.6~広報部署長からのメッセージ!

こんにちは。第15回畿央祭実行委員広報部署長の宮本真成と中村瑠璃斗(理学療法学科2回生)です。   昨年の畿央祭を経験して広報部署の仕事の役割、達成感、苦労したことなどがあるので、その経験を生かして、昨年よりも良い畿央祭を作り上げていきたいと思い、今年の部署長を務めさせていただきました。また2年連続実行委員をやることによって、自分にとっても何か得るものがあると思いました。   広報部署の主な仕事は、畿央祭のパンフレットの作成です。パンフレットは畿央祭当日に大活躍する、とても重要な冊子です。事前にパンフレットを作成し、当日には他部署の活動のお手伝いに行ったりしています。   先日、学長先生のもとに畿央祭実行委員の幹部全員でご挨拶に伺い、それぞれ自己紹介や畿央祭に向けての意気込みを伝えてきました。     今年の畿央祭のテーマは「虹」ということで、各部署が協力して様々な色を放ち、その中でも特に広報部署が輝けるように頑張っていきたいと思います。    第15回畿央祭広報部署長 理学療法学科2回生 宮本真成 中村瑠璃斗 ●これまでの実行委員Blogはこちらから!

2017.07.27

第15回畿央祭実行委員Blog vol.5~副実行委員長からのメッセージ!

こんにちは!現代教育学科2回生の松岡優也です。第15回畿央祭の副実行委員長を務めさせていただきます。一生懸命がんばりますので、よろしくお願いします!   これからテスト期間に入るので、畿央祭実行委員は今は各部署活動を休止していますが、8月中旬から夏休みになり、そこから本格的に準備が始まります。 夏休みの間に、パンフレットの作成や垂れ幕の制作、体育館で行う遊びの制作から出展団体との打ち合わせや協賛店回りなどの様々な準備が行われます。 部署によって準備の方が大変だったり、当日がすごく忙しかったりなど様々ですが、やり遂げた後の達成感はすごく気持ちいいですし、何より大学生活の素敵な思い出の一つが出来ます!!   ▼昨年の畿央祭フィナーレの様子!   今年の畿央祭のテーマのように、実行委員みんなで仲良く協力し、各部署が個性豊かな光を放てるよう、統括と部署長が率先して力を合わせより良い畿央祭にしたいです!     ▼今年の幹部が集合!   現代教育学科2回生 松岡優也   ●これまでの実行委員Blogはこちらから!

2017.07.27

東向アーケードサイン・デザインコンペに挑戦!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ

この夏、『東向アーケードサイン・デザインコンペティション2017』に挑戦します!   近鉄奈良駅前から南北に三条通りまで続いているメイン商店街が、東向(ひがしむき)商店街です。アーケード上部に「ひがしむき」と書いたサインはありますが、人の目線よりはるかに上にあり高すぎて視界に入りづらいのが実情です。アーケードはすでに出来てから32年が経ち、照明のLED化も含め奈良の玄関に相応しい斬新なアーケードサインが求められることになります。       ▲クリックで拡大します。   人間環境デザイン学科加藤ゼミでは、このデザインコンペに挑むことを決めました。   【今後のスケジュール】 ・応募作品の締切     平成29年9月15日 ・1次審査結果発表   平成29年10月6日 ・1次審査通過作品展示 平成29年10月16~20日 ・2次審査結果発表(東向商店街でプレゼン・即日決定・表彰式)   平成29年10月21・22日頃 ・施工    平成30年5月1日~8月15日   7/20(木)の午後には、現地調査に行ってきました。当日参加したのは4回生2名(矢野・安川)と3回生4名(松本・前田・清水・谷口)の計6名で、採寸をしたり写真を撮ったりして、くまなく調査しました。     奈良の中心まで来たついでに見聞を広めようと、東大寺・奥村記念館・氷室神社にも足を運びました。 〇東大寺南大門の荘厳な大仏様構造美に感動 〇鹿せんべいは現在150円、すぐに鹿が寄ってきておねだりします 〇奥村記念館では館長が奥村組の得意とする技術・免振装置について丁寧に説明していただきました。 〇実は氷室神社の境内でかき氷が食べられるのです。氷室神社は1300年も前から氷の神様として奉られてきました。かき氷を祭壇にお供えして祈祷したあとに、お裾分けとしていただけるわけです。猛暑の中、歩き疲れた身体に冷たさがしみわたり元気回復。 さあ、夏休み返上で頑張るぞー!!         我々は平成29年9月に東向商店街アーケードサイン・デザインコンペ案を提出しました。 ▼東向商店街アーケードサイン・デザインコンペ案 ▼提出した作品   残念ながら落選しまい、その年の秋に最優秀作品が決定しました。 ところが平成30年夏には最優秀案で全面リニューアルの予定でした。 しかし、予算の関係か最優秀案でもなく、表面を木目調にして完成しました。     コンペにはいろいろな結末があります。   人間環境デザイン学科准教授 加藤信喜

2017.07.26

オープンキャンパスで栄養バランスチェック!~健康栄養学科ヘルスチーム菜良

7月15日(土)に畿央大学オープンキャンパスが開催され、ヘルスチーム菜良*ではオープンキャンパススタッフとして11名が参加しました。私たちは「食育サッとシステム体験*」という企画を担当し、フードモデルを使って1食分の栄養バランスをチェックした後に、一人ひとりにアドバイスを行いました。当日は約70名の方にお越し頂き、たくさんの方に食事の大切さを伝えることができました。   *ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動、レシピ開発に取り組んでいます。     参加したスタッフはほとんど1回生で、まだ知識が豊富でない人が多かったため、事前に栄養について学習を行いました。しかし、まだまだ知識が足りず、過剰摂取している栄養素や不足している栄養素についてのアドバイスの難しさを実感しました。   また、健康栄養学科を志望する高校生には、栄養のアドバイスの他に入試についてのアドバイスもさせて頂きました。すごく熱心に聞いていただけ、先輩としても管理栄養士を目指してもらいたいと思いました。高校生の皆さん、頑張ってください!     これからもヘルスチーム菜良で食育などを通して栄養に関わる様々な活動をしていきたいと思います!   健康栄養学科1回生 吉田菜摘 【過去の『ヘルスチーム菜良』のBlog記事を読む】

2017.07.25

第32回奈良県母性衛生学会学術講演会 参加レポート!~看護医療学科 廣金・藤澤ゼミ

平成29年7月22日(土)13:30より、奈良県橿原市の奈良県医師会館で、奈良県下の医師、助産師、看護師、看護師・助産師養成所の教員及び学生が集合して、第32回奈良県母性衛生学会学術講演会が開催されました。     看護医療学科廣金・藤澤ゼミでは、毎年、教員・現在のゼミ生と昨年のゼミ生が一緒にこの講演会に参加するようになり今年で3年目になります。昨年それぞれのゼミに所属し、現在は本学助産専攻科に所属している看護医療学科6期生学生4名が、卒業研究で行った母性に関する研究を今年は4題も発表しました。また、現ゼミ生である看護医療学科7期生の8名は、10月の卒業研究発表会に向けて、その発表を聴講しました。     「正常分娩・正期産児における早期母子接触の実際とその効果の検討」 甲村弥生 看護医療学科3月卒業(6期生)・(現)助産学専攻科学生     ー終了後の感想 「発表して質問や講評をいただいたことで、自分の研究の中で不足している点や、検討すべき課題が明確になりました。また、他の発表も聞かせていただき、今後は助産師として働く上で、活かしていきたい学びがたくさんありました」     「無痛分娩を選択した妊婦の特性と医療者としてできること」 佐藤 美沙都 看護医療学科3月卒業(6期生)・(現)助産学専攻科学生     ー終了後の感想 「発表は緊張しましたが、他者の視点から質問をいただき、新たな発見や課題を見つけることができました。また、他の発表も聞くことで、さらなる学びを深めることができて良かったです」     「月経前緊張症を有する女性に対する看護師の介入方法に関する文献検討」 青山加奈 看護医療学科3月卒業(6期生)・(現)助産学専攻科学生     ー終了後の感想 「今回発表をさせていただき、貴重な質問・意見を受けることで、私自身の研究の不足点や今後深める課題に気づきました。他の発表・講評を聴くことで新たな興味・関心も湧き、非常によい経験ができました」   「出生前診断における遺伝カウンセリングへの看護職の支援に関する文献検討」 高瀬 和 看護医療学科3月卒業(6期生)・(現)助産学専攻科学生     ー終了後の感想 「たくさんの方の前で発表するということで、不安や緊張もありましたが、自分の取り組んだ研究を大きな場で発表でき、様々な質問や講評をいただき、学びが深まり成長につながる経験が出来たと思います。このような機会をいただきありがとうございました」     ▲真剣な表情でメモを取っている発表者の4名のゼミ生たち       【後列】現廣金・藤澤ゼミ生たち 【前列(左から)】青山加奈・高瀬和(廣金ゼミ発表者)・奈良県助産師会会長 宮田英子様・佐藤美沙都・甲村弥生(藤澤ゼミ発表者)・藤澤 弘枝講師・廣金 和枝准教授   <聴講したゼミ生の感想> 「発表を聞いて、今まで知らなかった現状や実態を知ることが出来た。また、そこから母親のニーズや今後、医療従事者に求められていることを知り、自分で考えるきっかけとなった。研究を通して、今後のより良い看護や医療につなげてことの大切さが分かった」-古城咲季   「今回、複数の発表を聞かせていただき、研究の目的が明らかにされており、研究の意義がわかりやすかった。また、研究でわかったことから発展させて、今後どのような行動に移していくのか、深めて研究をするのかまで考えていることから、深みのある研究になっていると感じた。今回の学びを卒業研究にも活かしていきたいと考える」ー菅野里穂   「発表を聞き、自分が実習で学んだことが研究されていたりして、興味深い内容のものが多かった。有意義かつわかりやすい発表が多く、学ぶべきところも多くあり、自分の研究や発表にも活かそうと考えた」ー吉井彩絵   「母子の領域での現在の問題や情報を知ることが出来た。またスライドや発表方法など、これからスライドを作る中で参考になった」-田中来実   「発表を通して、卒業研究をどのようにパワーポイントにまとめれば分かりやすく伝えることができるのか、参考になる部分が多くあった。また、問題やその問題の対しての対応などの情報について知識を得ることができた」ー吉岡李恵   「文献研究の結果からカテゴリーに分類して考察されていて理解しやすい発表だった。また、今後も研究を続けていって看護実践に活かしていくところまで視野に入れており、とても参考になった」-内芝綾香   「今日の発表を聞いて、スライドの構成や発表の方法について具体的に理解することが出来た。今回の研究から、今後臨床の場で研究結果を活かしたケアを行いつつ、研究を継続して考えていくことも学べた」ー田中祐衣   「発表を聞き、自分の卒業研究でのまとめ方や発表スライドの作り方などを考える際の参考になった。自分の研究内容にも関わる部分もあったため、問題について考えていきたいと思った。今後母子に関わっていくため、研究を参考に学びを深めてケアに活かしていきたいと思った」ー石井優子     学術集会の最後には特別講演として、出産ジャーナリスト、東京医科歯科大学非常勤講師である河合 蘭 先生が「不妊・高齢出産を取材した私が、いま出産施設に望むこと」をテーマにお話しくださいました。その中で日本は、女性の出産年齢が遅い国としてワースト2位である。スェーデンなど、高齢出産が多い国は他にもあるが、出生率が日本ほど少ない国は他にないということでした。それには、不妊症に対する治療が各施設によって対応がまちまちであり、妊娠成功率は世界でも非常に低いことがその要因であることがわかりました。さらに、日本の出生率が世界でも非常に低い理由の1つとして、日本の20歳代の女性は結婚したいと思っている人は多いが、20代の男性は非正規雇用などによって収入が低く、結婚できないことがあげられていました。具体的なデータや貴重な資料を提示してわかりやすく日本の現状を教えてくださり大変勉強になりました。   【写真左】 出産ジャーナリスト、東京医科歯科大学非常勤講師 河合 蘭先生 【写真右】 奈良県立医科大学教授 小林 浩先生   聴講したゼミ生の皆さん!10月の看護医療学科の卒業研究発表会に向けて、今日の学びを活かして頑張りましょう! 看護医療学科 講師 藤澤 弘枝 関連記事 日本母性看護学会学術集会 参加レポート!~助産学専攻科 第5回助産学研究科卒業研究発表会を開催!~学生レポート 奈良県母性衛生学会学術講演会に参加!~看護医療学科 廣金・藤澤ゼミ