2019.07.10

2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第3回活動報告!

近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。     【第3回:6/25(火)】 〇好きな遊び 〇手遊び『まあるいたまご』 〇絵本『もこもこ』 〇ふれあい遊び『ロケットペンギン』   今回は6組の親子が参加してくださいました。 好きな遊びでは、子どもたちがそれぞれ好きなおもちゃを見つけて遊んでいました。積み木を自分の背丈よりも高く積もうとする姿、電車を長くつなげて遊ぶ姿が見られ、指先を上手に使い夢中になって遊んでいました。さらに子どもたち同士でおもちゃの貸し借りをしたり、お友達が遊んでいるのをみて真似て遊び始めたりするなど、お友達を意識して遊んでいるように感じられました。     絵本では、子どもも一緒に「にょき」とつぶやいて擬音語を楽しんでいる姿がみられました。ふれあい遊びの「ロケットペンギン」は、ほとんどの子どもが初めてでテンポも速い曲でしたが、リズムにのって体を動かしながら楽しんでいました。     子どもたちの成長を温かく見守り、これからも、安心して楽しく活動できる場を作っていけるよう学生一同努力していきたいと思います。     次回の活動は、7月9日(火)に和室で行います。前期最後の活動となりますのでたくさんのご参加をお待ちしております!   現代教育学科3回生 古川咲   【関連記事】 2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第2回活動報告! 畿央大学付属幼稚園の園児たちが大学に来てくれました!~マミポコ・親子ひろば 2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第1回活動報告!

2019.07.05

学生広報スタッフblog vol.245~手話サークルが小学生に手話を教えました!

初めまして!Smile Blogからこんにちは!手話サークルです! 令和元年6月29日(土)に奈良県の広陵中央公民館で小学5年生に対して手話を教えに行きました!奈良県で平成29年度に施行された「手話言語条例」、広陵町で平成31年度に制定された「ともにはぐくむ手話言語条例」から、小学生にも手話というものがどういうものなのかを実際に体験してもらえる時間を過ごしました。   初めに「手話ってどういうときに使うのだろう」「音が聞こえないってどういうことだろう」ということを一緒に考え、学びました。実際に観てもらって音が聞こえない世界を体験してもらいました。   次に手話表現を教えました。挨拶や指文字をみんなで手を使って勉強しました。また自己紹介や相手の名前を聞く練習も行い、グループで相手の名前を聞きあったり、自分の名前を手話で伝えることもしました。   ▼「おはよう」の手話を練習中   指文字に慣れてきたら今度は指文字ゲーム!私たちが何の言葉を手話で表しているのかを当てるゲームをしました。2文字、3文字、4文字と数が増えていくにもかかわらず、みんなすぐに分かって元気に手を挙げていました。   ▼指文字を必死に確認して手を挙げていました。   最後は歌に合わせて手話をしました。曲はFoorinさんの「パプリカ」という曲です。「知ってる人!」って聞くと全員が手を挙げて驚きました!知ってる曲だからこそみんなより一層楽しみながら手話を使って歌っていました。   ▼みんな興味津々!私の後に続いて練習してくれました。   さすがは小学生、みんな元気で大学生はへとへとでした(笑)でも元気いっぱいの小学生に囲まれて手話を教えることができたのでとっても楽しかったです! 今回、手話を教えた小学5年生は7月に福井県の美浜町に行くそうです。毎年交流があり一緒に釣りやバーベキューなどをするそうですが今年はさらに美浜町の小学生に手話を教えるそうです。今回学んだことを活かして手話を教えてもらえたらいいなと思います。パプリカも手話をしながら歌ってきてほしいな~ 楽しんでいってらっしゃい!     現代教育学科3回生 播間あかね

2019.07.05

看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 事前校内プログラムレポ―トVol.1

看護医療学科 海外インターンシップ研修 ~事前校内プログラム オーストラリアの文化・医療の発表会~   看護医療学科では海外インターンシップが、2019年8月24日(土)から8月31日(土)、オーストラリアで行われます。海外インターンシップの目的はオーストラリアの文化・風習に触れ、その中で築かれた保健・医療・福祉制度に関する事情や課題を知ることで日本の制度や保障との比較をすることです。また、グローバル化に対応できる看護職者として、世界共通語である英語力の向上やコミュニケーションスキルを身に付けることも目的の一つです。 研修訪問先は、オーストラリア ヴィクトリア州 メルボルンで、今年は2回生8名がこの研修に参加します。   事前校内プログラムとして、参加する学生が研修先の「歴史や文化・風習」・「保健・医療福祉制度」・「高齢者や家族支援」・「幼少期からの世代間交流」「日本の医療制度・保障の比較」についてそれぞれ調べ、語学力UPの為、英語でプレゼンに挑戦しました。   ▼英語でプレゼンに挑戦!   ▼遅い時間の授業ですが、みんな頑張っています。   ▼いくつかの小グループに分かれてプレゼンしました。   たくさんの質問が出たので、次回の事前プログラムまでにはブラッシュアップし、再度プレゼンテーションを行います。次回はもっと上手に英語で話せる学生が増えるはずです。頑張りましょう! 最後に、この研修に参加している学生の意気込みを以下に紹介します。   「私たち2回生8人は、本日3週間ぶりに海外インターンシップ研修で集まりました。各々でオーストラリアの医療や歴史についてのパワーポイントを制作し、発表を行いました。初めての発表でとても緊張しましたが、アットホームな雰囲気でみんな質問や、意見が出ていました!実際にオーストラリアに行くまで、あと2ヶ月を切りました。テストや課題など大変な中、忙しくて実感があまりありませんが、みんなで楽しく準備をしています!」                    看護医療学科2回生 中田萌・森屋奈菜実                        看護医療学科講師 對中百合   ●過去の看護医療学科の海外インターンシップの記事はコチラから

2019.07.03

畿央大学に滞在中のタイ人研究者にインタビュー!~ニューロリハビリテーション研究センター

畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターでは7月3日(水)から約1か月、タイのチュラロンコ-ン大学から研究者を受け入れています。     Ph.D. Anchalee Foongchomcheay Assistant Professor, Physiotherapist Department of Physical Therapy Faculty of Allied Health Scicences Chulalongkorn University   アンチャリーさん(以下アンさん)に、今回の滞在にいたった経緯や訪問目的をくわしく伺いました。   Q.1 アンさんと畿央大学は何がきっかけでつながったのでしょうか? APTSA(アジア理学療法学生連盟)で畿央大学の松本先生が学生を連れてチュラロンコーン大学に来られたのが最初のきっかけです。そのご縁で後日、松本先生には私たちの学生に誤嚥にナラん!体操のレクチャーをお願いしました。 その後、国際的な研究交流を推進していく中で、森岡周教授の論文を読んでニューロリハビリテーション研究センターのことを知り去年訪問したのですが、2時間ほどしか見学できませんでした。ニューロリハビリテーションをチュラロンコーン大学で推進する足掛かりにするために、今回は大学の補助を受けて1か月滞在させていただくことにになりました。   ▼理学療法学科松本大輔准教授とアンさん   Q.2 勤務先の「チュラロンコーン大学」はどんなところですか? チュラロンコーン大学は100年以上の歴史がある国立大学で、国内で最も古く、最も大きな総合大学です。大学名は王の名前にちなんでいますが、その王はイギリスやポルトガルをはじめとする多くの国を歴訪して見識を広め、大学の設立や郵便システムの構築、電車などの交通インフラ整備など多方面で貢献されました。科学的なエビデンスや研究に基づいた知識を備えた人材を育成し、優秀な卒業生を輩出することで国を豊かにしていく、という考え方は今でも根付いています。 ※ちなみに同大学は世界大学ランキングで7年連続1位(タイ国内)に輝いており、「タイの東大」とも呼ばれています。   Q.3 アンさんはチュラロンコーン大学で日頃どのように働かれているのでしょうか? 私は理学療法士や作業療法士、放射線技師などを養成するAllied Health Sciences(本学でいう健康科学部)という学部の、理学療法学科に所属しています。大きく分けて私は「学生のため」「患者さんのため」「社会のため」に働いています。理学療法学科の学年定員は60名。教員一人が担当できる学生の上限が7名と決まっており、少人数教育を行っています。医学部には附属病院もあるのですが、それとは別に学科に小さなクリニックが併設されていて、週12時間はそこで勤務し、臨床で患者さんと向き合っています。その他、地域での活動や論文執筆なども社会活動として業務の一部としてカウントされます。国際化を進めることも大きな方針になっていて、今回の滞在は大学から補助を受けて実現しています。   Q.4 タイ国内の環境や理学療法士の役割はいかがですか? 日本ほどの「超」高齢社会ではありませんが、日本の10年遅れくらいのペースでタイは高齢者社会に突入していきます。少子化も進んでいて、日本と同じような社会環境にあると言えます。以前研修で日本には160,000人の理学療法士がいると聞きましたが、タイには6,000人ほどしかいません。単純に人口で割ると日本は国民280人に1人の理学療法士がいるのに対し、タイでは30,000人に1人という状況です。医療費削減ともあわせて病気の予防や健康増進といった分野でも理学療法士の力が必要になってきます。訪問リハに行っても浴室やトイレに手すりがない住宅も少なくなく、建築やユニバーサルデザインの知識を培ったり、多職種と連携しながらリハビリテーションやQOLの向上をめざしていく必要があります。理学療法士の専門知識はもちろん、お互いの仕事の内容や役割を知り、チーム医療を実践していく必要性を教えています。   Q.5 今回畿央大学に滞在する目的や体験したいことを教えてください。 リハビリを通して患者さんの症状が改善していくときに、「いったい脳で何が起こっているんだろう?」と疑問を持つようになり、ニューロリハビリテーションにも興味を持つようになりました。患者さんのQOLを改善していく上では、ニューロリハビリテーションの視点は重要な要素になると感じています。ニューロリハビリテーション研究センターにあるような研究設備は、残念ながらチュラロンコーン大学にはありません。1か月の滞在では研究を具体的に進めるには時間が足らないので、センターにどんな研究機材が揃っていて、どんな実験が可能で、何が計測できるのかをしっかり把握すること、それによって私たちの研究とどうリンクできるのかを考えることが今回の最大の目的です。   Q.6 今後の研究に関する展望を教えてください。 帰国後にはニューロリハビリテーション研究センターの施設や設備で出来ることをベースに、具体的な研究計画を練って提案することが今回の訪問の具体的な成果になっていきます。願わくば、研究協力のような形で畿央大学とコラボした研究ができないか、森岡センター長の力をお借りして模索していきたいと考えています。   ▼左からアンさん、森岡センター長、トルコから短期留学中のブルジュさん   アンさんが目的を達成できるよう、畿央大学もしっかりサポートしていきたいと思います。 日本での生活が馴染んできた頃に、奈良での生活について改めてインタビューをお届けする予定です。   【関連記事】 畿央大学に短期留学中のトルコ人研究者にインタビュー!~ニューロリハビリテーション研究センター トルコ人研究者に日本や理学療法のあれこれを聞いてみた!~Burcu Dilekさんロングインタビュー 

2019.07.02

「病院インターンシップ実習発表会」学生レポート!~看護医療学科

こんにちは!2019年6月28日(金)に病院インターンシップ実習発表会があり、これですべての実習が終わりました~!みんなお疲れさま!!   1回生夏の「チーム医療ふれあい実習」から始まり、1回生後期の「基礎看護学実習」、3回生後期に半年にわたる各領域実習、そして4回生になって「離島・へき地医療体験実習」と「病院インターンシップ」…やっとここまでたどり着くことができました。実習中はしんどいこと、つらいこともあったり朝起きる時間がものすごく早いなど大変でしたが、実習メンバーや仲のいい友達、実習担当の先生、家族などたくさんの人に支えていただきながら、乗り越えることができたと思います。長かった実習が、今思い返せばいい思い出もあり、あっという間だったと思います。   さて、今回の病院インターンシップでは、統合分野ということもあり、   実際の現場で看護師はどのように優先順位を決め、時間管理を行っているのだろう? 病棟内での連携はどのように取っているのだろう? チーム医療での看護師の役割は?   というような目標を個々やメンバー間で決めて実習に臨んできました。2週間の実習が終わり、それぞれの病院での学びを共有するために、発表会が開かれました。発表会にはお忙しいところ、多くの先生方が授業の合間を縫って来てくださいました。ありがとうございました!     発表したいことが多く、限られた時間の中で、各病院で学んだことをすべて伝えることは難しいと思うほど、多くのことを学ぶことができた実習でした。   今までの実習では考える機会の少なかった「複数の患者さんを受け持った際の看護師がどのように優先順位を立て、時間管理をおこなっているのか」について、実際のメンバー看護師のシャドーイングや実際に2人や3人の患者を受け持たせていただくことで、考え学ぶことができました。 また、チームで働く看護師のシャドーイングを通して、チームにおける看護師の立場や役割について学ぶことができたと思います。     学びもたくさんありましたが、課題を見出すことができた実習でもありました。 次に白衣を着るのは、それぞれが看護師として就職する病院の白衣。正直、まだそんな実感もありません…(笑)     実習を受けてくださった病院、指導してくださった先生方、支えてくれた家族や友人に感謝の気持ちを忘れず、今までの実習での学びを大切にして、期待に応えられるように頑張りましょう!     国家試験の全員合格をめざして、頑張っていきます! みなさん、本当にお疲れさまでした!!   看護医療学科4回生 湊本みのり   【関連記事】 市立東大阪医療センターの合同災害訓練に、学生が患者役として参加!~看護医療学科 ホスピス見学実習での学びを共有!~看護医療学科「終末期ケア論」

2019.06.28

同窓会レポート~健康栄養学科8期生

畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)では、卒業後の同窓生のつながりを活性化することを目的に、一定数以上集まる同窓会の開催を補助しています。   ▶同窓会開催にかかわる補助について(大学ホームページ)   今回は、健康栄養学科8期生の同窓会レポートをお届けします!     『みなさんと出会ったのは10年前です』という、元学科長の北田先生からのお言葉から始まった栄養学科8期生の同窓会。 私たちが畿央大学に入学した時から数えると、間もなく10年の年月を迎えるということに驚きましたが、良くも悪くもみんな変わらず、学生時代のように笑い合い、お互い仕事やプライベートなどの近況報告もしました。 元学科長の北田先生、担任の岡崎先生・柴田先生も参加してくださり、全員で16名での同窓会開催となりました。卒業以来はじめての再会となった友達もいましたが、そんなことを感じないくらい和気あいあいとした雰囲気で、思い出話にも花が咲き、楽しい時間を過ごしました。     私たちの年代は、結婚をしたり子供ができたり、家を買ったり、また社会人6年目で仕事での責任も大きくなってきています。それぞれに大きい変化がある年代です。集まることもなかなか難しくなってきますが、節目の年だけでも集まることができるように、これからも畿央大学で出来た繋がりを大事にしていきたいと思います。   健康栄養学科8期生 辻本(島田)実佳

2019.06.27

日本老年看護学会第24回学術集会で教員が研究成果を発表!~看護医療学科

2019年6月6日(木)~8日(土)まで日本老年看護学会第24回学術集会(開催:仙台国際センター)に参加しました。 今年度は、日本老年医学会や日本ケアマネジメント学会、日本歯科学会などとの同時開催であり、相互乗り入れ可能で視野を広げた討論ができるように企画運営されていました。日本老年看護学会への参加は1,964名、合同開催された8学会の中で最も多い参加者となり、高齢社会の進行とともに看護の役割への関心が益々高まっていることがうかがえました。会場は仙台国際センターをメインに、市内5か所にわかれ、多くの講演やシンポジウムが、繰り広げられました。看護以外の学会に参加する機会があり、たいへん有意義な時間になりました。その一部をご紹介いたします。     会長講演では「対話・協働・調和の視点で考える老年看護学の未来」日本老年看護学会の大塚眞理子理事長が講演されました。大塚先生は以前に、老々介護のご夫妻への訪問看護に行き詰まり、悩んだ際に「聞く」「聴く」「訊く」ことによってご夫婦への理解が深まり、看護の方向性が見えてきたというご経験があって、いかに「対話」が大切であるかということを実感されたそうです。そして、「対話」によって老年者と応答し、目標を共有して一緒に行う「協働」と、多様な状況のバランスをとりながらチャレンジし、振り返り、またチャレンジして不確かなことを確実にしていくという「調和」を大切にされてきたとのことでした。 老年者・家族と看護者との対話・協働、また、他の専門職や多職種、地域の人々と看護者の対話・協働からそれぞれに調和がうまれること、老年看護の目標である「老年者の豊かな生の創出」のためには「支えあいのある調和的な環境づくり」が必要であるということを再認識しました。   6月7日(金) には老年精神医学会、 “希望と尊厳をもって生きる”のシンポジウムに参加しました。このシンポジウムでは、認知症の当事者の方々がシンポジストとして、自身の体験を含めて援助と被援助の枠組みをこえて、新しい関係性を発信する企画となっていました。とりわけ、認知症の当事者による“ぴあサポート”、つまり同じ経験を持つ仲間同士のサポートの報告が印象的でした。認知症と診断され落ち込んでいる方を勇気づけることは、思いのほか簡単なものではありません。自身の体験をもとに共感的に関われる当事者の強みを生かしての先進的な取り組みが紹介されました。進行を務められた丹野智文さんは、38歳で若年性認知症と診断されましたが、現在はネッツトヨタの広報部として全国各地から海外においても認知症の啓発活動に携わっています。丹野さんは当事者の気持ちを置き去りにして物事を決めないでほしいことやできることまで奪わないでほしいことを強調されていて、自分たちのケアのあり方を振り返る機会になりました。 丹野さんには、今年度10月に畿央大学においてもご講演いただく予定です。     6月7日(金)、本学看護医療学科の山崎教授は、教育講演で座長を務めました。2011年3月11日に発生した東日本大震災における、宮城大学老年看護学領域の「仮設住宅で暮らす高齢者の健康と生活を支えてきた地域支援の取り組み」について、新潟県立看護大学の小野幸子教授から学生とともに復興支援に取り組んだ具体的で示唆に富んだご講演を聴くことができました。自らも被災しながら支援されていた皆々様のご努力に心を打たれました。また、小野先生らとともに当時、宮城県女川仮設住宅や仮設グループホームでの復興支援に携わってこられた山崎教授は、復興は物理的な問題ではなく、被災者の心には今もまだ孤独や寂しさとの葛藤のなかで生活していることを忘れてはならないと講演をまとめられていました。この学術集会の大会長である大塚眞理子先生が、ご挨拶でようやく学会を担当できるようになったとおっしゃった深い意味を改めて実感しました。   また、島岡助手も、これまで継続して取り組んできた“へき地での認知症カフェ”の実践について示説発表をしました。認知症カフェの参加者が認知症を受け止め前向きな言動や日常生活の中に行動を取り入れるなど、変容が見られている事、またへき地での活動を継続することが今後の課題であるなどの発表をされていました。会場からは、認知症カフェの広報活動についてどのように行ったのかの質問があり、地域特有のご近所付き合いによる誘い合わせや回覧板などが有効だったとの話をし、座長からは、地域を活性化させる貴重な実践だとのコメントがありました。     6月8日(土)、山崎教授が「グループホームの終末期ケアにおける看護職のための教育内容の検討」について成果報告を致しました。この研究は、約12年において取り組んできた認知症高齢者グループホームの終末期ケアにおける教育介入の内容を検討することを目的とした研究です。介護職と看護職の連携促進のための①教育プログラムおよび②教育効果の測定するために終末期ケアの質指標を作成し、Action Researchとして介入した実践研究の報告でした。研修プログラムの内容や介入方法についての質疑応答がありました。                          看護医療学科助手 杉本多加子   【関連記事】 第1回国際交流企画 韓国・大邱市からの訪問団を迎えました~看護実践研究センター 2019年度 奈良県認知症ケア専門士会総会&第13回研修会を開催しました!~看護医療学科 2019年度第1回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 津越」を開催!~看護医療学科 2019年度第1回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 御所」を開催!~看護医療学科

2019.06.24

大和丸なすピザが競演!4大学対抗「P-1グランプリ」参加レポート~ヘルスチーム菜良

令和元年6月8日(土)・9日(日)にイオンモール大和郡山で行われた「P-1グランプリ」に本学のヘルスチーム菜良※が出場しました。   ※ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。   大和郡山市、石釜ピッツェリア&BARサンプーペーとヘルスチーム菜良は、大和の伝統野菜「大和丸なす」をはじめとした大和郡山産野菜を使用した各大学1種類合計4種類のピザを共同開発。4大学対抗のピザバトルを「P-1グランプリ」と銘打ち、奈良女子大学からは「レモン薫る初夏のビタミンカラーピザ」、帝塚山大学からは「和風とカレーのコラボ!パリッともっちもちピザ」、近畿大学からは「大和野菜をはさんだ2種のソースピザ」、そして畿央大学からは「初夏を感じる大和野菜たっぷりモッチリーザ」がそれぞれ出品されました。     今回、販売においてピザの試食会も行われ、四大学のピザを食べようとたくさんの人が集まりました。試食のピザを用意するのが大変でしたが、無事にすべてのピザを提供することができました。「おいしい!」という声が多く聞こえ、ピザのこだわりの点などを伝えることができ、たくさんのピザが売れたのでとてもうれしかったです。     そしていよいよ結果発表の時が来ました! 結果は…帝塚山大学の「和風とカレーのコラボ!パリッともっちもちピザ」が優勝でした!!   畿央大学は惜しくも優勝を逃しましたが、大和郡山産野菜を4種入れたことやお餅を入れたこと、紫陽花に見立てた盛り付けなどを高く評価されました。     2連覇を達成をした帝塚山大学さん、おめでとうございます!   P-1グランプリ、試食会ともに大盛況のまま終わることができて、四大学合同の活動で他大学の方々と交流することもできたので、とてもいい体験をすることができました。 イオンモール大和郡山店へお越しいただいた皆さま、ありがとうございました!   健康栄養学科1回生  五反田奏   ~参加したメンバーの感想~ ピザのメニュー開発を通じ、限られた食材の中でインパクトのあるメニューを考えるのは非常に難しいことを学びました。しかし、イオン、シェフ、農家などのたくさんの方々からアドバイスをいただいたおかげで独自性のあるピザを販売することができました。 残念ながら私達のピザは最優秀賞に選ばれませんでしたが、ピザバトルに参加したことによりメニュー開発の難しさ、大和野菜(特に大和丸なす)、私達が考えもしなかった他大学のアイデアを知ることができ、勉強になりました。 来年もピザ開発をする機会があれば、チャレンジしたいと思います! 3回生 徳原有実   ●ヘルスチーム菜良とピザが奈良テレビ「はじめましてツキムラです。」に取材されました。 ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。                  

2019.06.24

オープンキャンパス企画「一食の栄養量を調べよう」レポート!~ヘルスチーム菜良

令和元年6月9日(日)に畿央大学のオープンキャンパスが開催されました。 ヘルスチーム菜良*1では、学生がスタッフとして参加し、食育サッとシステム*2を用いて日頃の食生活がどれほどのカロリーか、どれほどの栄養を摂取できているのか、などを見直してもらう体験コーナーを実施しました。   (※1)ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。 (※2)食育サッとシステム…フードモデルを用いて1食分の食事バランスを栄養価で計算し、5段階で評価されるシステムです。     今回、14時から17時の間に、なんと80名もの方に参加していただきました!     評価が少し厳し目の食育サッとシステムは、5つ星のうち星が2つでも十分な方ですが、今回の参加者の方々は星が3つ、4つの方が沢山おられました。普段から栄養に気を遣って食事をされている方が多く、中には星が5つ出た方もいらっしゃいました。     私たち学生も、たくさんの来場者の方々と栄養についてお話ができ、とても楽しい時間を過ごせました。 1回生はまだまだ未熟者ですが、改めて栄養についてもっと深く学びたいと思える機会にもなりました。 参加してくださった方々に少しでも参考になったと感じていただければいいなと思います!     健康栄養学科1回生  前川彬乃   ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。

2019.06.18

2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第2回活動報告!

近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。   【第2回:6/11(火)】 〇好きな遊び 〇手遊び『さかながはねて』 〇絵本『おしくら・まんじゅう』 〇ふれあい遊び『バスに乗って』   今回は6組の親子が参加してくださいました。 好きな遊びでは、積み木やままごとなど子どもたちそれぞれが好きな遊びを見つけ、自分が興味を持ったもので夢中になって遊ぶ姿が見られました。     ふれあい遊びでは歌に合わせて親子の触れ合いを楽しみ、たくさんの笑顔があふれる活動となりました。 今回のメッセージカードは「カエル」でした!紙からカエルが飛び出す仕掛けのカードに子どもたちも興味津々な様子で嬉しかったです。       ▲ 参加してくれた子どもたちへのプレゼントを一生懸命作っています。     子どもたちの成長を温かく見守り、これからも、安心して楽しく活動できる場を作っていけるよう学生一同努力していきたいと思います。 次回の活動は、6月25日(火)に和室で行います。たくさんのご参加をお待ちしております!   現代教育学科3回生 大西真央   【関連記事】 畿央大学付属幼稚園の園児たちが大学に来てくれました!~マミポコ・親子ひろば 2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第1回活動報告!