タグ

ボランティア

2024.03.27

災害復興ボランティア体験談~ボランティアの魅力発見プロジェクト

畿央大学ボランティアセンターでは、日々寄せられるボランティア募集の情報を学生・教職員に紹介し、学生がボランティア活動に積極的に参加することで社会貢献を果たすようサポートを行っています。前回のブログでは、学生がボランティア活動紹介のため、香芝市ボランティア団体のインタビュー動画作成に取り組む様子をお伝えしました。その3名の学生が災害復興ボランティア部「HOPEFUL」のメンバーでもあることから、今回は、能登半島地震の復興ボランティアの体験談を伺いましたので、紹介します。 来月の4月2日(火)と3日(水)に「ボランティアの魅力発見プロジェクト」として、香芝市ボランティア団体との連携によるボランティア活動紹介を行います。   日 時 2024年4月2日(火)12:00-13:30 2024年4月3日(水)15:00-17:00 場 所 学生食堂(なごみ)   ボランティア活動紹介で活用する「ボランティア団体へのインタビュー動画」の作成を行った際、インタビュアー、カメラマンとしてインタビュー動画ボランティアに参加した3名が、能登半島地震の復興ボランティアにも参加したことを伺いました。今回はその体験談を学内に共有させていただきたいと思います。 3名は皆、本学の災害復興ボランティア部「HOPEFUL」のメンバーであり、部長である現代教育学科2回生の西條 志歩さんと一緒に有志で参加したそうです。以下に、参加した4名の感想を紹介します。 私たちは七尾市で災害復興活動をさせていただきました。行った時の状況としては、地震の影響で雨漏りしているのか、ブルーシートがかけられた屋根がたくさんあり、道も割れているところが多くありました。活動は主に壊れた家具などを運搬することでした。依頼された方とボランティアの連携が取れるようなシステムができており、職員の方が的確な指示をくださるおかげで円滑に活動ができました。そんなシステムを作りあげたのも、七尾市の職員さんのみなさんです。自分の家族、家にも被害があるはずなのに、ボランティアより何倍も忙しい運営に奮闘してくださってる姿は胸に迫るものがありました。 私たちのグループは、一人暮らしの高齢者の方のご自宅に伺わせていただきました。活動後、ありがとうと深々お辞儀をして、泣いて喜んでくださいました。活動を行う前までは、自分の無力さを突きつけられる経験になるのだろうと思っていました。しかし、この経験から私たちが些細なことに思っている活動でも、被災者の方にとっては大きな援助になることがあると知ることができ、私でもできることがあるのかもしれないと、自分の中でボランティアを行う意義を見つけることができました。 地震直後はたくさんニュースになり、被災者の方も応援されていると実感し、頑張ることができます。しかし、時が経つにつれ、被災者の方の生活は何も変わっていないのに、どんどんテレビでは報道されなくなっていきます。そうして被災者の方は頑張る気持ちが途切れてしまうことがあります。何件も回って、汗水流して活動することも重要ですが、一人ひとり被災者の方と丁寧に向き合い、お話をして、少しでも笑顔になってもらうこと、元気を届けることもとても大切であると感じました。   現代教育学科2回生 竹田 藍 この度、能登の災害復興ボランティアに行かせていただき、学校では経験することのできない学びがたくさんありました。まず、ボランティアに参加するにあたり、活動を通して現地の方々のお力になりたいという気持ちはもちろん、元気と笑顔も届けたいという気持ちで参加させていただきました。 現地に行き、自分の目で確かめたものは、テレビやネットで見ていたものよりも胸に訴えてくるものが多く、衝撃的でした。そして、瓦が落ちている家の多さや倒壊しかけている家に驚き、改めて災害の恐ろしさを実感しました。 ボランティアの活動時間は4時間程度で、各ご家庭の災害ゴミを運搬したり、整理したりという活動がほとんどでした。私が担当したお家の方は、お会いした際にお疲れの様子がうかがえました。しかし、私たちの作業が終わり、帰る時には「ありがとうございました」と笑みを浮かべておられたので、自分たちの活動がお役に立てたという喜びと達成感、「ありがとう」の言葉の重みを感じました。 この度の石川県の災害復興ボランティアを通して、災害が起きてからではなく、防災意識を高め、いつ災害がおきても大丈夫なように災害に備えた取り組みを行っていきたいと思いました。また、ボランティアのやりがいや素晴らしさも感じたので、これからもボランティアを通して社会に貢献していきたいです。   現代教育学科1回生 田阪 るな 今回、1月1日に発生した石川県能登地方の災害復興ボランティアへ寝屋川市の消防士さんのボランティアチームと協力し、ボランティアに参加しました。我々が行った七尾市は、石川県でも比較的被害の少ない地域でした。しかし、仮設のトイレが設置されていたり、アスファルトが隆起していたり、住宅が崩れてしまうため角材で支えているようなところもありました。活動内容は使わなくなった家財道具を運び出すのが中心でした。いつ崩れてもおかしくないような家屋に住んでおられる方もおられ、ボランティアをしながらも不安を感じる場面もありました。今回は日帰りだったので作業時間が短く、最後までやり切れなかったため、少し悔しい気持ちがありました。しかし、自分にとっても、さまざまなことを考えさせられる経験、貴重な体験になりました。   人間環境デザイン学科1回生 藤井 岳 実際に被災された方のお宅に伺い、家具が倒れたり食器が割れたりしているのを見て、思い出の詰まった一つ一つのものが地震という一瞬の出来事によって壊れてしまうというのはすごく切なくて悔しいことだろうと感じました。またボランティア活動をしていると被災された方が心から感謝してくださり、こちらからすると些細なことであったとしても被災された方々の状況等を踏まえると大きな意味を持つと実感しました。ゆえに、被災された方の要望がボランティアの始まりであるため、その要望された方々の想いに寄り添い、満足してくださるような活動や関わりをすることが重要だと思いました。   現代教育学科2回生 西條 志歩 4名の体験談を読まれて、どのようなことを感じられましたか。私は、その場の状況が目に浮かぶ思いでした。実際にその場に立ち、被災された方々と出会い、思いを知り、共に活動することで、表現しがたいさまざまな思いが生まれる、その胸に迫る思いが更なる原動力になるのだろうと感じました。「自分にできること」を行うことは、誰かの心を温かな方向へと照らす一助となり、その温かさが反射し、自分の心もじんわりと温まっていくものなのではないかと思いました。   4名が所属しています、本学の災害復興ボランティア部「HOPEFUL」は、4月2日、3日のクラブ・サークル紹介に参加するとのことです。災害復興ボランティアだけでなく、地域に根ざしたボランティアも行っているとのことですので、話を聞きに、学生食堂(なごみ)の方に立ち寄ってみてください。   ボランティアセンター長 現代教育学科 中垣 州代   【関連記事】 ボランティア団体へのインタビューと動画撮影に挑戦しました!~ボランティアの魅力発見プロジェクト クラブ・サークル紹介とあわせて「ボランティア活動紹介」を開催!~ボランティアの魅力発見プロジェクト 災害時に避難所を運営する模擬体験ゲームに取り組みました!~災害復興ボランティア部HOPEFUL 災害復興ボランティア部(HOPEFUL)紹介~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.41

2024.03.26

ボランティア団体へのインタビューと動画撮影に挑戦しました!~ボランティアの魅力発見プロジェクト

畿央大学ボランティアセンターでは、日々寄せられるボランティア募集の情報を学生・教職員に紹介し、学生がボランティア活動に積極的に参加することで社会貢献を果たすようサポートを行っています。今回は「ボランティアの魅力発見プロジェクト」として新入生に向けてボランティア活動紹介を行うにあたり、香芝市ボランティア団体のインタビュー動画作成に取り組みました。その様子についてボランティアセンター長の中垣先生よりレポートをいただきましたのでお届けします。 来月の4月2日(火)と3日(水)に「ボランティアの魅力発見プロジェクト」として、香芝市ボランティア団体との連携によるボランティア活動紹介を行います。   日 時 2024年4月2日(火)12:00-13:30 2024年4月3日(水)15:00-17:00 場 所 学生食堂(なごみ)   その活動の一環として、香芝市ボランティアセンターから本学の学生に「ボランティア団体へのインタビューと動画撮影」のボランティア募集依頼がありました。各団体のボランティア内容やボランティアをされている方々の思いを、学生の皆さんに短時間で知ってもらえることを目的としたインタビュー動画作成です。   その依頼に、教育学部現代教育学科2回生の竹田 藍さん、同じく現代教育学科1回生の田阪 るなさん、健康科学部人間環境デザイン学科1回生の藤井 岳さんが希望し、3月12日(火)に実施されました。そこに、私(中垣)も同行しましたので、今回は、その様子をお伝えします。   ▼左から竹田 藍さん、藤井 岳さん、田阪 るなさん   午前中に、本企画を中心となって運営してくださっている香芝市ボランティアセンターの山崎さん、ボランティア団体「あいすのぼう」の沖本さんたちと打ち合わせを行い、午後には、ボランティア9団体の代表の方々と個々で打ち合わせ、それから、インタビュー動画を作成するという流れで進められました。打ち合わせ段階では、それぞれの団体のボランティアの良さをどうすれば引き出せるか、どうすればその魅力が学生の皆さんに伝わるかを考えて、丁寧に打ち合わせをしていました。ボランティアに携わっておられる皆さんへの敬意をもって、個々に応じたインタビューや動画撮影を行っている3名の姿に感心しました。   ▼打ち合わせの様子   ▼インタビューの様子   ▼動画撮影の様子   今回のインタビュー動画作成に関わった竹田 藍さん、田阪 るなさん、藤井 岳さんから感想やメッセージをいただきました。   今回9団体のボランティアの皆様にインタビューをさせていただき、ボランティアをする原動力が、みなさんがより良く生きられるようにという本当に純粋な思いで成り立っているのだと実感しました。また、1人ではできなくても、同じ志を持った人で集まれば、社会に大きな貢献ができるということを学びました。これを読んでくださっている皆さんにも、こんなことしてみたいなという密かな思いはあるのではないでしょうか。ボランティア活動は、そんな自分を昇華させる場でもあると思います。自分と同じ志を持ったボランティア団体を見つけて、ぜひ、その意欲を人の役に立ててほしいと思っています。いきなり活動するのが難しいという方は、ボランティアに参加し、支援される側を体験されても良いと思います。ボランティアは、自分が助けてもらったから、私も助ける側になりたいと、優しさの連鎖で成り立っている部分もあると思います。ボランティアをすることが全てなのではなく、ボランティアの方々に支援してもらってこそ分かることもあります。ボランティア活動は、自分自身が得られるものも大きいです!これを読んでボランティアしてみよう!と思って下さる方が1人でも増えればうれしいです!   現代教育学科2回生 竹田 藍 9つのボランティア団体のみなさんにインタビューをさせていただける貴重な機会を設けていただいたことありがたく思います。ボランティア団体の皆様は、とてもいきいきとされており、ボランティアに対する熱い思いを感じました。また、様々なボランティア活動があることで優しい温かい街になり、多様な人々が暮らしやすい素敵な街になるのだと分かりました。ボランティア団体の方のお話をたくさん聞くことができて、自分の世界が広がった感じましたし、一緒に活動させていただくことができて良かったです。   現代教育学科1回生 田阪 るな 今回、香芝市のボランティア9団体の方々にインタビューにカメラマンとして参加させていただきました。撮影しながらお話を伺う形となったのですが、団体ごとに活動内容は全く違いますが、熱量はどの団体も高く、街の活性化、高齢や障がいがある方の暮らしやすさ向上のため日々活動していることが分かりました。私が所属しているボランティアクラブ「HOPEFUL」は、災害復興以外にも地域に根ざしたボランティアもしており、今回インタビューさせていただいた香芝市ボランティア団体の方々の活動内容とは異なるのですが、目指しているものは同じだと思いました。また、一緒に活動できたらと思いました。さらに、これを読んでくださっている皆さんには 「HOPEFUL」にも興味を持っていただけるとうれしいです。   人間環境デザイン学科1回生 藤井 岳 竹田 藍さん、藤井 岳さん、田阪 るなさんは、本学の災害復興ボランティア部「HOPEFUL」のメンバーで、能登半島地震の復興ボランティアにも参加したとのことです。ボランティアを行う中で、涙を流して喜んでくれた人がいたとの話を聞き、ボランティアを経験したからこそ得られた感情が、その後のより良い言動、より良い人間関係、より良い社会づくりに大きく影響していくのだろうと思いました。今回のインタビュー動画作成では、3名がこれまでボランティアで得てきた力が発揮されているように感じました。   インタビュー動画の方は、4月2日(火)、4月3日(水)に新入生対象に行われる畿友会主催「クラブ・サークル紹介」の場所、なごみにて、視聴していただけます。1団体1分の短い動画に、ボランティアの魅力がギュッと詰まっています。皆さん、どうぞ、見に来てください。   ボランティアセンター長 現代教育学科 中垣 州代   【関連記事】 クラブ・サークル紹介とあわせて「ボランティア活動紹介」を開催!~ボランティアの魅力発見プロジェクト 災害時に避難所を運営する模擬体験ゲームに取り組みました!~災害復興ボランティア部HOPEFUL 災害復興ボランティア部(HOPEFUL)紹介~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.41

2024.03.04

クラブ・サークル紹介とあわせて「ボランティア活動紹介」を開催!~ボランティアの魅力発見プロジェクト

畿央大学ボランティアセンターでは、日々寄せられるボランティア募集の情報を学生・教職員に紹介し、学生がボランティア活動に積極的に参加することで社会貢献を果たすようサポートを行っています。今回は「ボランティアの魅力発見プロジェクト」として、香芝市ボランティア団体と連携して、新入生に向けてボランティア活動紹介を行うことになりました。ボランティアセンター長の中垣先生よりメッセージをいただきましたのでお届けします。 入学予定の皆さん、在学生の皆さん、「ボランティア」と聞いて、どんなイメージをもちますか?また、ボランティアをしてみたいと思いますか?早稲田大学大学院、荒井さん(2016)の研究によると大学生のボランティア活動には、イメージと参加志向動機・不参加志向動機に密接な関係性があるようです※。皆さんはこれまで、地域の清掃など何らかのボランティア活動を経験してきているのではないでしょうか。この機会に「ボランティアのイメージ」「これまでの自分とボランティア」について振り返ったり、「なぜ、ボランティアが必要なのか」「ボランティアの良さは何なのか」「自分にボランティアは必要ないのか」など少し考えてみませんか?   ※引用:荒井俊行(2016).「大学生のボランティア活動へのイメージが参加志向動機・不参加志向動機に及ぼす影響」『日本教育工学会論文誌』40(2),85-94.   「無償より有償の方がいいから、アルバイトをしたい」と思うかもしれません。では、ボランティア活動をしておられる方々は、なぜ、無償にも関わらず、ボランティアを続けておられるのでしょうか?その魅力とは何なのでしょうか?   本学に近い香芝市には、ボランティアセンターがあり、現在95団体1260名がボランティアに携わっておられます。畿央大学のボランティアセンターでは、香芝市ボランティアセンターと協力して、学生の皆さんの「ボランティア」へのイメージが広がる企画を考えています。   まずは、その第一弾として、新入生対象に行われる畿友会主催「クラブ・サークル紹介」と同時開催で、香芝市ボランティア団体との連携によるボランティア活動紹介を行います。ボランティアの内容、魅力、やりがいなどを聞いたり、数分間でできるワークショップで体験したりすることができます。     日 時   2024年4月2日(火)12:00-13:30   2024年4月3日(水)15:00-17:00   場 所     未定 ※畿央大学学内(クラブ・サークル紹介の実施場所)   ▼以前のクラブ・サークル紹介の様子       2月26日(月)の打ち合わせでは、当日参加してくださる団体の1つ、子育てサポートを行っている「Doula Club」の三木さんが、「ボランティアで自分の居場所を見付けることができる」と、ボランティアの良さを語ってくれました。活動の橋渡しをされている「あいすのぼう」の沖本さんは、「学生のためとなるボランティアにしていくことが大事だ」と、ボランティア精神が育つ関わり、サポートの大切さをお話くださいました。   2月27日(火)に香芝市総合福祉センターで行われた全体説明会では、本学の学生がボランティアに関心をもてるよう、何ができるかを練り合ってくださいました。       4月2日(火)、3日(水)に開催するボランティア紹介活動では、「自分が得意なことをやってみることがボランティアにつながる」「自分のゆとりがある時間に気軽に始めていい」「さまざまな人とのつながりづくりとなる」などといった、ボランティア活動に対する新しい視点やボランティアを始めるきっかけが見付けられると思います。是非、皆さん、立ち寄ってみてください。       ボランティアセンター長 中垣州代

2023.07.04

災害時に避難所を運営する模擬体験ゲームに取り組みました!~災害復興ボランティア部HOPEFUL

みなさんこんにちは!災害復興ボランティア部HOPEFULです。   2023年7月1日(土)、ボランティアチームけれけれで活動しておられる方2人とHOPEFUL前代表者で健康栄養学科卒業生の田宮さんに来ていただき、一緒に「避難所運営ゲーム(HUG)」をしました。HOPEFULからは、9人が参加しました。   HUGとは、避難所運営を皆で考えるためのひとつのアプローチとして静岡県が開発したもので、避難者の年齢や性別、国籍、それぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。   まずはゲームの内容や条件、やり方の説明を聞きます。時期は2月、雨の日を想定して行います。     しっかり理解した後は、2グループに分かれてゲーム開始!     読み手が避難者の情報が書かれたカードをどんどん読み上げていきます。避難所は小学校なので、体育館や1年~6年の教室の他にも保健室、図書室、家庭科室、理科室、校長室、職員室、プール…などたくさんの部屋や施設があります。   「子ども部屋をつくる?」「傷病者をひとつの部屋に入れようか」「歩行困難だから入口に近いところがいいんじゃない?」など、意見を出しながら避難者を振り分けていきます。     疾患のある高齢者、アレルギーやぜんそくのある子ども、体調不良者やけが人、乳幼児を連れた妊婦さん、障害者、歩行困難者、ペットを連れた人、日本語が話せない外国人、両親とはぐれた子ども、ひとりごとが激しい人、認知症の人、人工透析が必要な人、糖尿病の人、盲導犬を連れた全盲の人、泥酔している人、ホームレス…それぞれの事情を考慮しながら部屋に入れていきますが、悩んでいる間にも、たくさんの人が次々と避難してきます。   毛布やテント、仮設トイレ、食料などの支援物資も次々と届き、どこに設置するのか、誰に優先的に配るのか…相談しながら決めていきます。   授業で習った内容もグループ内で共有しながら、進めていきました。     終わったあとは、自分たちの避難所を振り返り、グループ内で意見交換をしました。どこが良かったのか、どういう時に困ったのか、反省点などを書き出し、話し合います。   「発熱や吐き気がある人とそうでない人を同じ部屋にすると感染症が広がる恐れがあるのでは?」 「他人の男女が隣り合わないように配慮する必要があるよね」 「トイレをここに設置したけど、これで良かったのかな?」 「家庭科室や理科室は包丁や薬品があるから、小さい子どもを入れるのは危険だ。」 「家が全壊した人は長く避難所にいるはずだから、授業の早期再開を目指すためには教室に入れない方がいいんじゃない?」 「マスコミの取材を忙しくて断ってしまったけど、この忙しさを伝えてもらうためにも受けるべきだったかな?」 「障害や病気のことなど、知識がないとどう対応していいか分からないね」 「動物がいる部屋の近くは騒音やにおい、アレルギーなどに配慮しないといけないね」 「トリアージなどの専門用語が出てくると、グループ内の共通認識ができていないから大変だった」 「グループ内であまり連携がとれていなかったかも」 「途中で助産師さんが来てくれた時、すごく心強かったね」 「車で避難してきた人は車で寝泊まりしてもらったけど、エコノミークラス症候群にならないように配慮するべきだったんじゃないかな」 など、たくさんの意見が出ていました。     その後はそれぞれのグループの避難所を見てみて、いいところを共有します。   「そこにテレビ置いたんだ!」 「何時に物資が届くか掲示板に書いてあると、不安が軽減されるかもしれないね」 「地域ごとに分けると近所同士の繋がりがあるから安心できるかもね。安否確認もしやすいし。でももしかしたらご近所トラブルがあるかもしれない」 「犬は室内に入れたんだね。確かに2月だから外は寒いかも」 「疾患ごとに部屋を分けていると、物資が届いた時にどの部屋に届ければいいか分かりやすくて良いね」 など、同じ人が避難してきていても、部屋の使い方や分け方などが異なり、新しい発見がたくさんありました。     「避難してきた人の中で、動ける元気な人には運営を手伝ってもらうのもいいかもね」といった意見や、「遺体が運び込まれてきたらどうしたらいいんだろう?」といった疑問も出ました。   避難所をどのように運営すれば良いのか、避難者のニーズにどう応えるべきかなどを考えることができ、防災について勉強することの重要性を深く感じました。このゲームの中で困ったことや悩んだことを大切にし、今後の学びにつなげていきたいです。   災害復興ボランティア部「HOPEFUL」代表 現代教育学科3回生 青山 幸加   ●災害復興ボランティア部 HOPEFULの活動記録はコチラ!

2023.03.29

3回生10名が「いこまスポーツの日」にボランティアとして参加!~看護医療学科

2023年3月21日(祝)、生駒市主催「いこまスポーツの日」に、実習施設である一般社団法人イーデンホール様よりコラボ出展のお誘いを受け、看護医療学科3年生のボランティア学生10名と教員が参加しました。   イベントは、一般市民参加型のスポーツイベントで、陸上競技からサッカー、ピラティス、卓球、グランドゴルフ、eスポーツなどなど、様々な競技・教室があり、リオパラリンピック銀メダリストの「山本篤さん」も来場するなど、子どもから大人まで楽しめる内容でした。     今回、私たちはI-Net(生駒市障がい福祉ネットワーク:アイネット)企画の一部として、健康チェックブースを開催、骨密度測定・体組成測定・アルコール依存症スクリーニングテストを実施しました。 アイネットは、障がい者・障がい児が利用する福祉サービス事業者11団体で構成された団体で、交流・学習などを通じ、障がいのあるなしに関わらず、誰もが住みやすい街づくりを、事業所の垣根を越えて進めておられます。私たちも、市民への精神疾患・障がい理解の促進及び地域との連携を広げることを目的に参加させていただきました。   ボランティア学生は、骨密度の測定や結果説明などは初めての体験でしたが、準備や測定練習をしっかりと行い、当日の動きも手際よく、3回生後期の各領域の臨地実習を終えて大きく成長した力を発揮していました。また、当日は精神看護学実習でお世話になったスタッフの方々と再会し、和やかな雰囲気でイベントを楽しむことができました。     参加した学生からの感想を紹介させていただきます。 今回、精神看護学のボランティアに参加しました。実習先でお世話になった「いろどり」以外にも、様々な事業所が出店していました。その中で、1つの事業所の方に、知的障害や精神疾患を抱えた方が通う事業所にて、利用者と共にトマトや人参を栽培し、それらを使って外の業者も連携し、ジュースやドレッシングを作成しているというお話を聞かせていただきました。また、他の事業所では、事業所のパンフレットを置いて、食べ物を出店していたり、当事者の方も一緒に販売に参加していることろもありました。 これらのことから、スポーツのイベントであり、精神疾患などに直接的な繋がりはありませんが、少しでも多くの人に、知的障害や精神疾患を抱えた方がいること、その方々がどのようなことをしているのかといったことを知ってもらう機会にしているのだということを学べました。 また、高齢者だけでなく、幼児から小中学生といった子どもやその親など様々な年代の方々と触れ合うことができました。実習では、関われる年代が限定していたり、受け持ちの方としか関わることができなかったため、このような多くの世代の方々と触れ合うことができ、とても楽しく、良い経験になりました。   看護医療学科 3回生 菊池 菜那 ご協力いただいた市民のみなさま、アイネットのみなさま、イーデンホールのみなさま、そして学生ボランティアのみなさんに感謝申し上げます。   看護医療学科 助教 中谷香江   【関連記事】 認知症ケアサークルが「2022年度Orange Project®記念式典」にオンライン参加! 2・4回生対象「第18回 基礎看護技術自己学修会」を開催しました!~看護医療学科

2020.11.19

クリーン活動ボランティア「KCV53」、6年で300回に到達!!

KCV53とは、大学最寄の近鉄「五位堂」駅から畿央大学正門までの通学路のゴミ拾いをするボランティア活動です。   2014年5月30日が記念すべき第1回目でした。5月30日に始めたきっかけは、この日が「ごみゼロの日」だったからです。積み重ねて300回、雨の日も風の日も・・・とは違って雨の日は中止をして緩やかに続けてきました。ところがです。今年度は思いもよらずコロナ禍になってしまいました。昨年度(2020年3月末)までに291回まで進んでいましたが、前期は遠隔授業が主だった為、活動が停滞することとなってしまいました。 後期になって対面授業が増えました。1回生数人に手伝ってもらいながら9月後半から再開し、一時は目標の300回を半ば諦めていたのですが、救世主1回生の活躍で到達することができました。記念すべき300回目は2020年11月16日(月)の朝9時に五位堂駅に総勢12名が集まりました。この日は晴天に恵まれ最高のゴミ拾い日でした。   ▼ゴミ袋とゴミ拾い用のトングをもって活動スタート!   ▼まずは駅前の階段、スロープに落ちているゴミ拾いから   ▼駅前のベンチには毎日のように捨てられるゴミもていねいに片付け   ▼今年は使い捨てマスクもよく落ちています。   ▼この日は紅葉も楽しめました!   ▼一番多く捨てられているのは、タバコの吸い殻。歩きタバコ、ポイ捨てはやめましょう!   ▼側溝に落ちているゴミも忘れずに・・・   ▼大学に近づけば近づくほど、拾えるゴミは少なくなっていきます。   ▼あともう少し!   ▼大学に到着!後期から活動をしている分、ゴミは少なめ。ゴミ袋にはKCVマーク。   ▼最後に全員で記念撮影!   また、参加してくれた教員・学生一同から300回を記念としてプレゼントもいただきました。ありがとうございます。   ▼「KCV53 300回達成おめでとうございます!立体表現2A班一同より」とメッセージが入っていました。   実は「KCV53ひとり」という状態もありましたが、300回まで続けてこられたのも学生たちのボランティア精神があったからです。これからも続けてほしいものです。   【KCV53に参加した人間環境デザイン学科学生からのコメント】 私は1回生の時も加藤先生とKCVを行っていました。五位堂から畿央大学までのゴミ拾いはとても清々しい良い活動で、これからも行っていければと思います! 2回生 奥野皓晴   はじめて参加したときは特に駅前のベンチの近くにたくさんのゴミがあったので驚きました。参加したときは毎回ゴミがあったので、もしこの活動がなかったら駅前はゴミで溢れてしまうのだろうと思いました。300回おめでとうございます! 1回生 青木佑夏   数回でしたがKCV53に参加して、自分たちの周りの環境を考えるいい機会になりました。これからもこの活動を続けられたらいいなと思います。 1回生 阿舍利陽菜   KCV53は、早起きする習慣がつく、自分が通学する道がきれいになるというような良いことが多くある活動だと思いました。活動中に声を掛けて下さる方がいることや、道が綺麗になったのを見ることで参加して良かったと思えます。300回、おめでとうございます。 1回生 今村水紀   300回記念、おめでとうございます!ゴミ拾いのボランティアは、小学生の時以来で新鮮でした。普段大学までの道を歩いている時は意識していなかったものの、実際に自分がゴミ拾いをしていると意外と沢山落ちていることに気がつきました。 道が綺麗になるとゴミを捨てる人がいなくなるのではと思うので、これからもこの活動を続けられると良いなと思います。 1回生 上出那奈実   コロナ禍の中、300回目のボランティアに参加できたことは光栄に思います。もしこの活動に参加できていなければ、五位堂からのゴミの量に気づけなかったと思います。私たちが街を綺麗にしていることを実感できて良かったです。 1回生 岡村夢真也   「KCV53」300回達成おめでとうございます。私はほんの数回しか参加していないですが、みんなと一緒に朝からゴミ拾いをし、道が綺麗になっていくのが嬉しかったです。これからもまだ続けられたらいいなと思っています。 1回生 奥野菜花   通学路には結構ゴミが散乱していて、こういうボランティアでゴミを拾っているおかげで綺麗な通学路になっているのだなと思いました。 1回生 角野歩希   【撮影のため同行した職員からのコメント】 コロナ禍に突入して加藤先生や畿央生が大学に来れない間に、通学路(特に五位堂駅周辺)には目に見えてゴミが増えていきました。皆さんの地道な取り組みが快適なまちづくりにつながっていることを実感しながら、微力ながら不定期にゴミ拾いをしていました。今後もぜひ活動を続けていただければ幸いです。 広報センター 伊藤 誠     ・・・皆さん、ありがとうございました。通常のKCV活動は、毎週月曜日の午前9時に五位堂駅をスタートしています!学生の皆さん、今後ともご協力をお願いします。   人間環境デザイン学科 教授 加藤信喜   【マーク】 「K」は畿央大学・広陵町・香芝市の共通の頭文字、「C」はクリーン活動、「V」はボランティア、「53」はゴミを表しています。 畿央大学の最寄り駅は五位堂駅で、駅からの通学路は香芝市、校舎が建っているのは広陵町になります。このマークはゴミ袋にもプリントされていて、見た通りゴミ拾いをしているデザインです。胴体は広陵町と香芝市の合体地図になっています。      【KCV53のこれまでの活動の様子】 2018年11月23日(祝・金)、第200回KCV53活動の様子 2016年9月23日(金)、第100回KCV53活動の様子 2014年5月30日(金)、加藤ゼミ生「第1回KCV53」活動の様子

2020.02.19

2019年度第4回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 御所」を開催!~看護医療学科

畿央大学と御所市高齢者対策課地域包括支援センター、住民が共同で運営している「金曜カフェ~つどい~」で「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」(認知症カフェ)が2020年2月14日(金)に開催されました。「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」は、御所市認知症啓発事業として畿央大学健康科学部看護医療学科老年看護学教員と御所市高齢者対策課地域包括支援センター、住民が共同して行っているものです。当日の様子をレポートさせていただきます。     今回は、地域の方17人、地域のボランティア4人、大学教員2人、オレンジプロジェクトの学生6人、社会福祉士の大学院生(見学者)1人、が参加しました。今回は、御所市(上田洋品店跡)で行われる最後のカフェ(延べ、27日間開店)になりました。そして、私たちオレンジプロジェクトの記念すべき第一回の活動日でした。 今回は午前の部に参加させていただきました。   <午前の部> ~ミニ講義~ 畿央大学の島岡助手による認知症サポーター養成講座が行われました。テーマは、「認知症を学び地域で支えよう」です。講義を聴いて印象に残っているのはデンマークのサポート制度についてです。高齢者の難聴が認知症に影響を及ぼす可能性があるということで、デンマークでは高齢者の補聴器の使用率が高く、補聴器の使用者の特徴にあわせた機能を追加することなどのアドバイスを、補聴器の使用歴が長い高齢者ボランティアが行うということに驚きました。補聴器についての助言をメーカーの人に聴くのではなく、実際に使用している人に聴くということは、これから補聴器を使用する人が相談しやすいということだけでなく、補聴器についてアドバイスをする人にとって人の役に立っている、社会に貢献しているという満足感を得ることができると思いました。こういった補聴器の使用のサポート体制は、加齢による老人性難聴が原因で日常生活に困難が生じることを防ぎ、これから補聴器を使用する人、これから使用する人に助言をする高齢者ボランティア両者のQOLを高めることにつながると思いました。 御所市の「金曜カフェ~つどい~」で講義の前に住民の方が百歳体操を行っていました。地域の人が集いやすい場所で、互いに健康を維持し支えようとする取り組みをおこなうことは認知症であろうとなかろうと社会から孤立しないため、お互いのQOLを高めるには大切な活動だと学びました。   ▲ミニ講義の様子   ~フリートーク~ 御所市の住民の方とフリートークをさせてもらいました。最初は緊張していましたが、参加してくださったかたが日常の生活での不安や趣味だったことをたくさん話してくださいました。多くの人と話し関わることで、自分とは違う生活の様子を知ることができました。話してくださっていることに対して相槌を打ちながら聴き、自分から発言をするということはあまりありませんでしたが、フリートーク後に「話を聴いてくれてすっきりできた」と言っていただきました。自分がその人の話に対して相槌を打ち聴こうとする態度をとることが大切だと改めて実感することができました。   ▲カフェで住民さんとの交流   初めてオレンジプロジェクトに参加させていただき、少ない時間でありましたが学ぶこともありました。今回で御所市でのオレンヂカフェの開催が最後ということで、1回しか参加できませんでしたがありがとうございました。   ▲ボランティアさんと集合写真   看護医療学科2回生 東條真納美   <午後の部> 午後は「認知症について語る会」を行いました。参加者は、認知症の方のご家族、地域包括支援センター職員、介護関連施設の職員、ボランティアの方、畿央大学(老年看護学)の教員、見学者2人などで、9人が集いました。 今回は、認知症のご家族を介護しておられた方の話が中心となりました。独居生活をされていた認知症の方のご家族が、真夜中に何度もご本人から電話がかかってその都度車で駆けつけたり、タクシーで迎えに行き受診したりしたご苦労を語られていましたが、その方のお顔には最後まで義父を看取った満足感のようなものを感じました。このように自分の介護経験を振り返り誰かに話すことで、ご家族にとっても心の整理になる。認知症カフェはいろんな職種や立場の違う方々が集い、認知症のことを真剣に話し合う場だからこそ、安心して介護の苦労も話すことができるのだと改めて実感しました。   6年間、御所市と共同・連携して行ってきた「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」は今回をもって一旦終了となります。これまで参加してくださった皆様、ボランティアの方々、長い間本当にありがとうございました。   次年度からは、オレンジプロジェクトメンバーが中心となり、広陵町地域包括支援センターと協働で広陵町内にオレンジカフェ(認知症カフェ)を企画・運営する予定です。お近くの方や認知症にご興味のある方はぜひ立ち寄りください。私たちと一緒に認知症について考えましょう。   看護医療学科 助手 島岡昌代   【関連記事】 ・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む

2019.12.02

台風19号被災地のボランティア活動に参加!~災害復興ボランティア部HOPEFUL

こんにちは。災害復興ボランティア部 HOPEFULです。   2019年10月26日(土)27日(日)に、台風19号で被災した地域でボランティア活動を行いました。 以前からお世話になっている消防士さんや社会人のみなさんと一緒に、HOPEFULからは7名で活動させて頂きました。   【1日目:栃木県佐野市での活動】 26日は、栃木県佐野市の社会福祉協議会の下で活動を行いました。 佐野市の街の建物には、大人の腰の辺りにまで水位が上がっていたことが分かる線がついており、あちらこちらで、建物からの泥のかきだし作業や道の清掃活動が行われていました。     私たちは、川の氾濫により、床上・床下浸水の被害を受けたお宅での活動でした。まだ大量の土が手つかずのまま残っており、独特の匂いが漂っていました。物置の倉庫は、水を多く含んだとろとろの泥で埋め尽くされており、家の周りや中は、流れてきた土が渇き、硬くなっていました。硬い土は、なかなかスコップですくうことが出来ず、細かく砕いたり、削ったりしながら片付けていきました。それらの土を運んで、庭にできた大きな水たまりを埋めたり、土嚢袋につめたりしていきました。   ▲とろとろの泥を運んで汚れた服   力仕事だったので、現役の消防士さんも、「腰にくるなあ。」と言っておられ、私たちもいつもは使わない体の部分を使い、節々が痛くなり、疲労が大きかったです。しかし、活動後、おばあさんからの「ありがとう。」という言葉と涙に、少しでもお力になることができたという安心感と嬉しさでいっぱいになりました。 また、実際に現地に行き、土がこんなにも運びづらいことや、社協さんのところにボランティアを求める声が絶えないこと、再開できていないお店も多いことなど、たくさんの現状を知りました。報道されるのは、「川が氾濫した」という起こった出来事だけで、それからどのような苦労をされているのかといった、被災された方々の現状は、あまり伝えられていないということを知りました。実際に現地に足を運びボランティアをすることは大変だけれど、被災された方々に少しでも寄り添うことができ、報道で見たときとは違うものを感じ、またボランティアとして活動しようと思うことが出来ました。   【2日目:千葉県館山市での活動】 27日は、千葉県館山市にて、一般社団法人「TSUNAGARI」さんの下での活動でした。 屋根の瓦が飛ばされたままになっていたり、屋根のない部分がブルーシートで覆われていたり、館山の景色を実際に見て改めて、災害の恐ろしさを痛感しました。 宿泊所で一緒だったボランティアの方は、風の通り道となっている屋根ばかりが何度も飛ばされ、工事も間に合わず、ボランティアがブルーシートをひたすらはがれては貼りなおしているという現状だと教えて下さいました。また、館山だけでなく、いわき市やその他の被災した地域にボランティアさんが流れていて、どの場所でも人手不足だと仰っていました。     そのため、ボランティア先では、「今日は人数がたくさんいて嬉しいなあ。」「若い力で元気になるわ。」といった温かいお言葉をかけて頂きました。まだ活動も始めていない時だったので、私たちの姿を見るだけでとても喜んで頂けたことにものすごく驚きました。それと同時に、私たち大学生が、被災地でボランティア活動をすることは、復旧作業の助けとなるだけでなく、現地の方々に元気を届けることもできる、という気付きがありました。   私たちは、強風により木や屋根が飛ばされ、散らかっている状況だった神社での活動でした。ひたすら転がっている丸太や竹をトラックに積んで、災害ごみを集めている所に運んでいきました。飛ばされた屋根にはたくさんの釘や金属の板がついていたのでそれらを取ったり、落ち葉を集めて裏山に運んだりといった作業も行いました。     二日間を通して、一人ひとりたくさんのことを感じ、その思いを伝え合いました。 その中でも、「私たちが活動できたのは、災害が起きてから活動してきてくださったボランティアさんのおかげであり、今回の私たちの活動はまた明日のボランティアさんの活動に繋がっていく」という意見を聞いた時に、ボランティアの繋がりによって被災地は復興へと向かっていくということを感じたし、微力ではあっても、ボランティア活動は誰かのためになっているんだなあと感じました。   こうした助け合いの輪を広げるためにも、被災地の現状を伝えたり、防災について考えたりすることの大切さを強く感じました。今回の活動で、より一層自分たちの活動に力を入れていこうという思いが強まりました。募金や現地でのボランティアなど、自分たちにできる支援を継続していきます。   災害復興ボランティア部「HOPEFUL」広報 現代教育学科2回生 増谷美穂   ●災害復興ボランティア部 HOPEFULの活動記録はコチラ!

2019.10.01

現代教育学科の学生が「香芝警察署一日署長」に!

2019年9月20日(金)、香芝警察署からの依頼を受け、秋の交通安全運動に一日警察署長として参加しました。今年は広陵町役場にて開催されました。   「委嘱式」では、香芝警察署長から委嘱状を受け取りました。続いて「出発式」では、交通事故を防ぐため、交通安全宣言を読み上げました。   ▼写真左:「委嘱式」の様子  写真右:「出発式」の様子   「街頭啓発活動」の様子 香芝市内事故多発交差点第一位である香芝高校前交差点でドライバーに向けて交通安全グッズの配布を行いました。この交差点は畿央生も多く通るため、事故には十分に気を付けてほしいです。     「一日警察署長を終えて」 街で見かけることがある警察官の制服を自分たちが着た時は、とても緊張しました。出発式でも交通安全運動にかかわるたくさんの方々や警察の人たちに見守られながらの宣言は、言葉を言い間違えそうになりながらも頑張りました。警察の制服を着て交通安全運動に参加させていただき、少しでも交通事故が減ってほしいと思うと同時に、自分たちの気持ちも引き締まりました。とても貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。   ▼パトカーとの記念写真   ▼ナポくんとの記念写真   現代教育学科2回生 長谷部佳菜・竹村真浩

2019.07.17

2019年度 第2回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 御所」を開催!~看護医療学科

畿央大学と御所市高齢者対策課地域包括支援センター、住民が共同で運営している「金曜カフェ〜つどい〜」で2019年度第2回「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」(認知症カフェ)が7月12日(金)に開催されました。「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」は、御所市認知症啓発事業として、畿央大学健康科学部看護医療学科老年看護学教員と御所市高齢者対策課地域包括支援センター、住民が共同して行っているものです。当日の様子を参加した学生と教員がレポートします。   こんにちは!今回の認知症カフェ(通称:オレンヂカフェ)には、老年看護学分野の教員2名と私たち学生8名が参加してきました!   また地域の方たちの参加は、住民の方々や、御所市の地域包括支援センターの方、地域ボランティアの方も含めて15名の参加がありました。   ▲学生ボランティア   <午前の部> ~認知症についての講話~ 午前の部は認知症サポーター養成講座として、畿央大学の島岡先生による認知症についての講話が実施されました。   ▲認知症についての講話   講話では、認知症高齢者の介護経験がある方が書かれた絵本「ばあばはだいじょうぶ」の紹介や認知症の統計、分類、症状、改善・予防・対応方法についての話が行われました。絵本では小学生の主人公の祖母が認知症になっていくことに対する戸惑いや作者の思いなどを感じとることができ、私たちも聞いていて胸が熱くなりました。また、最新の情報として、高齢者の難聴が認知症に影響を及ぼす可能性があるという話もあり、認知症への理解が深まりました。   ~学生によるアクティビティ~ 講話の後は、脳を刺激する活動として学生によるアクティビティ『後出しじゃんけん』と『もしもしかめよの手遊び』を実施しました。   『後出しじゃんけん』は、学生に勝つ、もしくは負けるように、後出しでじゃんけんをするゲームで、初めは手だけを使用していましたが、後半では足も使用し、手と足同時にじゃんけんを実施しました。皆さん、勝つ方はわりと簡単にできるようですが、自分が負けるように後出しじゃんけんをするのは難しく、苦戦されていました。後になるにつれてどんどんと難易度が上がっていき、「手は学生に勝つ、足は学生に負けるように出してください」という説明に、「えー!難しい!!」という声も上がっていましたが、笑顔で楽しみながら参加してくださいました。   ▲皆さん一緒に後出しジャンケン♪   『もしもしかめよの手遊び』は、童謡「うさぎとかめ」のリズムに合わせながら、片手をグー、もう片方の手をパーにして、グーにした方の手を隣の人のパーにした手の上に乗せ、手を一回叩くごとに交互に変えていくゲームです。はじめは隣の人と手を合わせるのをためらう様子も見られましたが、学生が間に入り一緒に行うことで、皆さんが一体化してゲームを楽しむことができました。手を一回叩くごとにパー・グーを交互に変えるのは難しそうにされていましたが、何度か実施していくうちに慣れてこられ、リズムのスピードを上げながら実施していきました。こちらも皆さん笑顔で、歌も歌いながら楽しそうに参加してくださいました。   ▲もしもしかめよの手遊び   アクティビティ後は学生も一緒にコーヒーをいただきながら、参加してくださった皆さんとお話をすることができました。「楽しかった」と言って下さる方も多く、学生自身も楽しみながらカフェに参加することができました。認知症について、基本的な知識だけでなく、認知症の方を介護している人の思いや最新の情報なども学ぶことができ、認知症について改めて考え直す良い機会になったと感じました。   ▲参加者さんとの語らい(ご本人様の許可を得て写真を掲載しております。)   看護医療学科4回生 田中香名子   <午後の部> ~認知症の人の介護について語る会~ 午後は「認知症の人の介護について語る会」として、認知症の人やその家族・介護者、介護経験者やケアマネジャー、地域包括支援センター職員、大学教員などが集い、認知症の人の介護について語り合う場を設けています。今回も11名の参加がありました。 今回は、認知症の人や介護者に対する地域の支援の在り方や、ご近所との付き合い方等について話し合いました。 認知症高齢者が一人暮らしをしていると、何かとお世話をしてくださる近隣の方がいてくださりありがたい反面、距離が近すぎて、離れて暮らす家族がプレッシャーに感じることがあるという話や、新興住宅地ではあまり近所のことを干渉しないため、何かあった時に不安と感じているという話もありました。しかし、地域によっては、住民同士の話し合いで、75歳以上の人はゴミ当番の立哨を免除しようと決めたり、自分がゴミ出しする際はついでに隣人の高齢者にも声を掛けて一緒にゴミを持っていくなどの工夫をしていらっしゃる方もおられました。また、御所市では、大型ゴミや不燃物の回収を電話で依頼すると家の前まで取りに来てくれるサービスが始まったそうです。 このように、地域の住民や行政が協力し合って認知症の方やその介護者が暮らしやすくなる地域をつくっていくことが大切だと再認識しました。   ▲認知症の人の介護について語る会   認知症の人の介護の話を他人事として捉えず、みんなで分かち合えばもっといろんな解決策が出てきて、たとえ自分が認知症になったとしても安心して過ごすことができる地域づくりにつながると考えます。認知症にご興味のある方は、ぜひ一度お越しください。   次回は10月11日(金)10時から、若年性認知症の丹野さんをゲストにお招きして行います。皆さんのご参加をお待ちしています。   看護医療学科 助手 島岡昌代   【関連記事】 ・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む