2020.01.16
客員教授が「第71回保健文化賞」を受賞しました。
本学客員教授の岡本新悟氏(岡本内科こどもクリニック院長)が、第71回保健文化賞を受賞しました。おめでとうございます。
保健文化賞は、第一生命保険株式会社によって1950年に保健衛生の分野における立派な業績と長年にわたるご労苦に感謝と敬意を捧げるために創設されました。近年では生活習慣病対策、高齢者や障がい者への福祉、海外医療や疾病対策など、その時代におけるさまざまな課題に、継続的に取り組んできた方々が顕彰されており、厚生労働省、朝日新聞厚生文化事業団、NHK厚生文化事業団が後援しています。第71回保健文化賞では10団体、5個人が受賞しました。
岡本客員教授の受賞の業績は、長年にわたるバングラデシュにおける医療・福祉支援活動です。岡本客員教授は、奈良県立医科大学在職中に、バングラデシュからの留学生であるモハマド・セリム・リザ医師の指導にあたられました。
リザ医師の帰国後、無医村に病院を建設したいというリザ医師の夢に岡本客員教授が援助の手を差し伸べて、バングラデシュの無医村に病院を設立した他、マンゴー園を建設し医療費を払えない患者の援助をしてきました。また、身寄りのない寡婦の為にホームを建設し、生活の糧が得られる枠組を構築する等、バングラデシュの医療と福祉の充実に貢献しています。
2019年12月17日(火)には、保健文化賞の贈呈式が開催され、受賞者は贈呈式翌日の18日(水)に皇居に参内し、天皇皇后両陛下の拝謁を賜りました。
岡本客員教授は「世界の誰もが同じレベルの医療を受けることができる」という医療の機会均等に対する熱い思いを持ち、リザ医師の夢は自分の夢でもあると2008年に病院建設を開始して以来10年以上支援を続けています。「夢を力に」を実践されている岡本客員教授の益々のご活躍と更なるプロジェクトのご発展を祈念します。
健康栄養学科 教授 前原佳代子
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