2022.11.26
2・4回生対象「第18回 基礎看護技術自己学修会」を開催しました!~看護医療学科
基礎看護学領域では、学修した基礎看護技術の修得状況を学生自身が把握し、意欲的に自己学修に取り組むきっかけとすること、異なる学年同士が交流する機会をもつことをねらいとして「基礎看護技術自己学修会」を開催しています。
今年度5回目となる「基礎看護技術自己学修会」を11月17日(木)に開催し、4年生8名と2年生7名の合計15名が参加しました。
今回の学修会では「口腔ケアと食事介助のポイント」をテーマに、医療法人青心会 郡山青藍病院 摂食嚥下障害領域認定言語聴覚士 廣瀬庸介先生をお招きして、学修会を行いました。はじめに、解剖生理学的な知識の確認、口腔ケアと食事介助の援助のポイント、臨床あるある…といった、幅広い内容についてご講義いただき、学生同士でペアとなって口腔ケアと食事介助の演習を行いました。
参加した学生からの感想
●口腔ケア、食事介助ともに3種類のスプーンを使用したり、姿勢の角度を変えたりと、様々な角度から演習することができて良かったです。また、実施者と対象者の両方の役を体験することで、それぞれの感じ方の違いを実感することができました。言語聴覚士さんに実際に教えていただいたので、臨床での実際を知ることができて、これから働く上で良い経験になりました。
●私はもともと摂食嚥下(飲食物を飲み込むこと)に関わる看護に興味を抱いていました。今回言語聴覚士の方が現場でどのような工夫をされているのか詳しく聞くことができ、とても嬉しかったです。今後ケアを提供する立場として働く上で、自分も患者さん目線で体験することで、より良い看護ができると実感しました。貴重な経験をありがとうございました。
●口腔ケアや嚥下機能の低下した患者さんへの看護は国家試験でも頻出の分野であるため、今回参加させていただいて本当によかったと思いました。食事介助の演習で、ゼリーを口腔内に運んでスプーンを引き抜くときに思わず上に引いてしまい、国家試験の問題なら絶対に誤っているとわかるのに、実際に実施してみると無意識に行っていて、一つ一つの行動が患者さんに影響を及ぼすことを考えながら、慎重に行うことが重要だと改めて感じました。また口腔ケアの演習では、患者役をして「これから何をされるのだろう」と不安になることもあり、一方で看護師役ではケアに対しての恐怖心がありました。「看護師の恐怖心や不安は患者さんに伝わるため、自信を持って患者さんと接したりケアを行うとともに、患者さんの不安を少しでも軽減させるためにも、声かけを行うことが重要」というお話しが印象的でした。現場での話も聴かせていただき、すごくイメージしやすかったですし、実習が4回生前期で終了し、今学期はほとんど技術練習をする機会がないため、身体を動かしながら学ぶことができてよかったです。
人間にとって「食べる」ということは、生きていくうえで必要不可欠なものであり、生きる楽しさや喜びにもつながっています。しかし、健康障害等によって、食べることに制限を受けている患者さんは少なくありません。今回の学びを忘れずに、一人ひとりの患者さんの「食べる」楽しさや喜びを支えられる看護者になってほしいと願っています。
看護医療学科 基礎看護学領域
須藤 聖子・小林 智子・中西 恵理
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