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畿央大学×地域連携

2024.05.10

2024年度 へき地医療体験実習(宇陀市大宇陀地区)3日目レポート~看護医療学科

看護医療学科では特色ある科目として、4年次に「へき地医療体験実習」を開講しています。4月当初から学内での実習を開始し、準備を整えて奈良県内4か所の地域で実習を行っています。看護医療学科大友准教授から3日目の様子が届きました。 5月7日(火)から9日(木)までの3日間は、吉野郡川上村・五條市大塔・山辺郡山添村・宇陀市大宇陀の4つの地域で臨地実習を行います。2日目報告に続き今日は、宇陀市大宇陀地区での実習3日目の様子についてリポートします。   実習地に入って2日間は、まちの保健室企画や移動診療車の見学、家庭訪問、カンファレンスなど、グループごとに多くの学びを得てきました。 大宇陀の方々から、温かいおもてなしを受け、学生たちは充実した時間を過ごしています。   この実習は「統合実習」に位置付けられています。これまでの「領域実習」を経験した4回生でしか経験できない多くのことを学ぶ3日間となります。   大宇陀での実習も最終日です。お世話になった宿泊場所で、今日もおいしい朝ごはんをいただきました。   ▼民泊施設では、焼き立てパンや手作りジャム・マーマレードなどをいただきました     荷物をまとめて、ご挨拶を済ませた学生たちは今日の実習に向かいます。 訪問看護や看取りが近い高齢者へのケア、地域診療担当医の往診見学など、今日も盛りだくさんな内容です。   施設に到着した学生は、早速私から課題を与えられました。 腎臓がん終末期で、全身浮腫や呼吸困難感を呈している高齢女性の全身清拭、更衣、シーツ交換、浣腸などの看護ケアです。   女性は、生まれてからずっと生活し続けた宇陀の地で看取りを希望しています。   終末期特有の多くの症状を抱えた女性を目の前にした学生たちは、これまでの学習や演習、実習で得た知識を絞り出します。身体症状に配慮しながら、爽快感を得られるケアの方法を考えながら、丁寧に関わりました。   家族が看取りのときに、この女性と対面しても「ああ、きれいな顔してる。大事に看取ってもらったのやね」という記憶を残していただけるようケアに向き合いました。住み慣れた地域で看取ることの意義や、亡くなる瞬間までその人らしく生きるためのケアが実践できた時間でした。   あわただしく時間は過ぎて、次は地域医療に携わる医師・看護師の往診に同行しました。   ▼往診医診察の様子     下咽頭がんで終末期を迎えた対象や、全身熱傷で下肢切断・人工肛門造設を余儀なくされた対象など自力で病院への受診が難しい事例は、宇陀市立病院総合診療科の医師が往診しています。学生たちは体温や血圧を測定し、医師に報告します。また、対象が抱えている問題について提起し、医師と治療方針について話し合いました。   往診実習を行った学生の一人は、偶然にもリハビリ病院での領域実習中に、受け持った患者と再会しました。再会に驚きを隠せませんでしたが、あまりの偶然に学生が涙する場面もありました。   往診見学後は、学生から地域診療の醍醐味や大宇陀の医療が抱える課題について医師に質問をしました。   ▼地域医療のやりがい、大宇陀の医療が抱える課題について医師とカンファレンスする様子     地域診療医とカンファレンスする中で、学生はへき地医療に携わる喜びや課題に向き合う時間をいただきました。   ▼宇陀市立病院総合診療科潮見医師・山口看護師と学生たちの様子     あっという間に時間は過ぎて、昼食となりました。本日の地元メシは・・・・・?   ▼筍と山椒の佃煮。もちろんすべて大宇陀産の食材を調理しました     ▼お待たせしました。デザートは差し入れの「きみごろも」です。     3日間、大宇陀ラガール栄養科の方々から美味しい昼食を提供していただき、今日も午後からの実習に臨みました。 午後からは、家庭訪問や訪問看護、地区踏査、小規模多機能施設での活動を行いました。   ▼小規模多機能施設で骨密度測定や指導を行いました。     ▼骨密度測定後、健康指導内容を振り返る対象の様子     ▼小規模多機能施設で頭の体操を行う様子     小規模多機能施設は、地域密着型で宇陀市に住所を置く高齢者が訪問介護やデイサービス、ショートステイなどを利用しながら生活支援を受ける場所です。住み慣れた地域でその人らしさを支える介護の実際を学ぶことができました。   3日間の実習も終わりを迎えました。お世話になった施設の会場を片付けたあと、ご挨拶を済ませました。   ▼学生たちは丁寧な言葉で学びを伝えました。     ▼プログラム企画から多大なる協力をいただいた大宇陀ラガールの内田相談員からエールをいただきました。     3日間の実習は、学生の頑張りも素晴らしいものでしたが、住民の方々や大宇陀の医療介護従事者、宇陀市の医療従事者の皆さんから支えられて成り立ちました。 こちらからの依頼をすべて受け入れて協力いただいた皆さんのお力添えのもとに私たちは、この実習を終えることができました。   内田相談員から「よいかかわりをすれば、必ず笑顔や前向きな反応が得られます。それを心にとめて、実習での学びを生かしてください。看護師としての高みを見続けて研鑽してほしい」というエールをいただきました。   ▼修了し、帰路に就く前に記念撮影をしました。     3日間大雨も降らず、健康を維持して実習ができたことをうれしく思います。   私は宇陀の住民ですので、あらためて大宇陀の人々の温かさや人を育てる力に触れこの地域の住民であることを誇りに思いました。 さあ、明日からは実習の総まとめです。実践報告会で学びのすべてを発揮できることを期待しています。   看護医療学科 准教授 大友 絵利香 【関連記事】 2024年度 へき地医療体験実習(宇陀市大宇陀地区)1日目レポート~看護医療学科|KIO Smile Blog 2024年度 へき地医療体験実習(宇陀市大宇陀地区)2日目レポート~看護医療学科|KIO Smile Blog 2023年度 離島・へき地医療体験実習(川上村)レポート~看護医療学科|KIO Smile Blog 「離島・へき地医療体験実習」発表会を開催しました!~看護医療学科|KIO Smile Blog 離島・へき地医療体験実習(川上村)で応急手当ポケットカードを作成!~看護医療学科|KIO Smile Blog

2024.05.09

2024年度 へき地医療体験実習(宇陀市大宇陀地区)2日目レポート~看護医療学科

看護医療学科では特色ある科目として、4年次に「へき地医療体験実習」を開講しています。4月当初から学内での実習を開始し、準備を整えて奈良県内4か所の地域で実習を行っています。   5月7日(火)から9日(木)までの3日間は、吉野郡川上村・五條市大塔・山辺郡山添村・宇陀市大宇陀の4つの地域で臨地実習を行います。1日目報告に続き今日は、宇陀市大宇陀地区での実習2日目の様子についてリポートします。   ▼地元の野菜と美味しいお米で温かい朝食です   今朝の大宇陀は5月と思えないくらい肌寒く、山手にある宿泊施設ではこたつに入るのが心地よいくらいです。昨日はフカフカの布団でゆっくり休んで、実習に備えました。今日は全員で準備して臨む「まちの保健室」企画の日です。腹ごしらえが済んだら、さあ出発!   ▼民泊施設のお嬢さんと仲良しになりました   「まちの保健室」は、大宇陀中心部にある「道の駅 宇陀路大宇陀 阿騎野宿」の皆さんのご協力のもと会場をお借りしました。   ▼畿央大学の旗のもと、会場準備が整いました   開始時間の10時前から、イベントに関心を持った住民の方が次々と来てくださいました。学生たちは役割に沿って、問診や測定、健康指導、日常生活の様子を聴くなど、学内でのリハーサルを思い出しながら進めていきます。   ▼日課の散歩に来ていた地元の高齢者と学生の様子   大宇陀の高齢化率は45%に迫っているため会場を訪れる住民の大半は高齢者でしたが、皆さん生き生きと健康管理に気遣っておられる様子を話してくれました。   ▼問診や測定を行う様子   近年大宇陀は町屋整備に力を入れ、近隣の府県から多くの観光客が立ち寄る町になっています。奈良県内各地や遠くは山梨県から紀伊半島に旅行に来られたご夫婦も保健室に立ち寄ってくださいました。奥様が元助産師さんであった方が来られ、学生たちは緊張しながら測定や指導を行っている様子もみられました。これから山梨までドライブして帰るというご夫婦から差し入れをいただき、力をもらうひと時もあった保健室企画でした。 総勢60名の方々が企画に参加してくださり、イベントは大成功!「さっき友達が来たみたいで、行っておいでと声かけてくれたから来ました」と、会場に足を運んでくれた方も大勢おられたことから、学生は住民同士のコミュニティが良好に保たれている様子を実感することができました。   午後からは、大宇陀特別養護老人ホームラガールの乃美幸彦施設長から『高齢化と人口減少が進む町でどのようにして”住み慣れた地域で最期まで暮らす”ことを支えるか』といった大宇陀の介護医療福祉連携についてお話を伺いました。   宇陀市は人口の3割が、ケアネットシステムに登録しており、地域包括ケアシステムが円滑に機能しています。施設長は、「他職種で意見を出し合うこと」「一人の人に多数の目を向け方向性を確認すること」「ニーズのある人からドアをノックされたら必ず全力で応えること」が、医療介護に従事する者の基本姿勢であることを学生たちに教えてくださいました。   ▼乃美施設長からのお話のあと、学生からは終末期の意思決定支援について質問が出ました   実習も2日が終わりましたが、学生たちは実習目標達成に向けて取り組んでいます。   ▼関戸地区への家庭訪問   ▼家庭訪問で生活指導を行う様子   今日は雨が降ることもなく、訪問看護や移動診療車の見学などそれぞれの実習地で元気に活動しました。 明日は3日目です。大宇陀の方々への感謝を忘れず現地実習の仕上げができるよう頑張りましょう。   ▼宿に戻って、美味しい夕食をいただき明日に備えます。   野菜を使ったお料理で明日への活力をいただきます。   ▼本日のお楽しみ:地元の一品は昨日の筍に続いて蕗でした   明日は何かな!   健康科学部看護医療学科 准教授 大友 絵利香   【関連記事】 2024年度 へき地医療体験実習(宇陀市大宇陀地区)1日目レポート~看護医療学科 2023年度 離島・へき地医療体験実習(川上村)レポート~看護医療学科 「離島・へき地医療体験実習」発表会を開催しました!~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(川上村)で応急手当ポケットカードを作成!~看護医療学科

2024.05.08

2024年度 へき地医療体験実習(宇陀市大宇陀地区)1日目レポート~看護医療学科

看護医療学科では特色ある科目として、4年次に「へき地医療体験実習」を開講しています。4月当初から学内での実習を開始し、準備を整えて奈良県内4か所の地域で実習を行っています。 5月7日(火)から9日(木)までの3日間は、吉野郡川上村・五條市大塔・山辺郡山添村・宇陀市大宇陀の4つの地域で臨地実習を行います。   今日は、宇陀市大宇陀地区での実習1日目の様子についてリポートします。   実習開始のこの日の大宇陀は朝から大雨でしたが、学生が現地に入る時間には雨も上がって、緑も美しい景色が広がるほどになりました。学生たちは元気に実習拠点となる施設に集合しました。その後、オリエンテーションを受け、各部署にご挨拶を済ませて、いよいよ実習開始です。   アクティビティや家庭訪問準備、会場準備のあと昼食をいただきました。この日は、地元の方が掘ってきてくださった筍を使って、教員が筍ごはんを作りました。施設の厨房で調理していただいた、副食やデザートとともに1升以上の筍ごはんは、あっという間に完食!腹ごしらえをして午後の実習に備えます。   ▼地元の方がくださった筍を使って筍ごはんを作っていただきました。   ▼おなか一杯いただきました。   昼食後はそれぞれの活動場所に分かれて、いざ出発。   家庭訪問・宇陀移動診療車見学・デイサービス利用者の健康測定とアクティビティ・訪問看護・重要文化財片岡邸宅訪問・退院カンファレンス参加など盛りだくさんな内容で、充実した実習を行いました。高齢者との関わりや、地域の医療福祉介護連携などを体験することで、利便性のない地域で自助・互助・共助の兼ね合いが円滑に進んでいる現状や、意思決定を促進しながら、よりよい人生を送るための、医療者の役割についても考える時間をいただきました。大宇陀の皆さんは学生を快く受け入れてくださり、どこに行っても温かいおもてなしをしてくださいます。学生たちも何か役立てることを探して、住民の皆さんとコミュニケーションを図っていました。   ▼訪問した田中さんは、大学の創設者 故冬木智子先生のご親戚でした。   ▼デイサービス利用の高齢者とアクティビティ   ▼家庭訪問先で楽しい時間を過ごしました。   ▼終末期の意思決定支援カンファレンスに参加   実習終了後はそれぞれの宿に入りました。今年度は、大宇陀関戸地区にある民泊施設にお世話になっています。カエルの鳴き声が田んぼに響く中、獣除けのライトや鉄柵に驚きながら、ゆったりと宿で過ごしました。宿では温かいおもてなしや美味しい夕食をありがたくいただきました。明日への英気を養いながら、楽しい夜が更けていきます。   ▼民泊施設でリラックス   ▼美味しいピザとオーガニック野菜   ▼手作りケーキに元気をいただきます。   ▼野菜たっぷりのサラダが明日への活力です。   今日の大宇陀は肌寒く、大学のある広陵町と同じ奈良県とは思えないくらいです。   明日はみんなで協力して運営する「大宇陀まちの保健室」を企画します。元気に頑張れるように、今夜はゆっくり休むことにします。   健康科学部看護医療学科 准教授 大友 絵利香   【関連記事】 2023年度 離島・へき地医療体験実習(川上村)レポート~看護医療学科|KIO Smile Blog 「離島・へき地医療体験実習」発表会を開催しました!~看護医療学科|KIO Smile Blog 離島・へき地医療体験実習(川上村)で応急手当ポケットカードを作成!~看護医療学科|KIO Smile Blog

2024.04.24

地域住民と4大学が参加!「インターカレッジフォーラム2024 in 奈良きたまち」を開催します!~人間環境デザイン学科

今年で4年目を迎えた「奈良きたまちインターカレッジコンペティション」。今年からは、より親しみやすく、地域住民の皆さまをはじめ、多くの方に興味をもっていただけることを期待し、新たに「インターカレッジフォーラム2024in奈良きたまち 」と名称変更を行い開催します。畿央大学からは学生10名が参加し、同志社女子大学、奈良学園大学、奈良県立大学の学生含め、合計33名の学生が集まりました。   「インターカレッジフォーラム2024 in奈良きたまち」は、奈良市の旧市街地である「奈良町」の北側、近鉄奈良駅より北の「きたまち」というフィールドを対象に、複数の大学の学生や教員、地元まちづくり団体や地域住民、行政が関わりながら、まち歩きを実施し、地域に入って調査を行い、地域課題に取り組む、課題解決型のプログラムです。   まずは4月20日(土)に、地域のまちづくり団体にご協力いただき、奈良県立大学でオリエンテーションとして、奈良きたまちの歴史や成り立ちについて教えていただきました。   ▼まずはグループに分かれ自己紹介。すぐに打ち解けていました。     ▼きたまちの成り立ちや景観、地域の暮らしなどについて話していただきました。     その後、グループに分かれ「まち歩き」を行いました。まち歩きのグループには、「空き家」「店舗」「歴史」などそれぞれテーマがあります。グループごとに異なる視点から、奈良きたまちについて知る事ができました。   ▼きたまちの昔の写真を見ながら、たくさんのスポットを巡りました。       8月9日(金)には、奈良公園バスターミナルにて、各グループがまとめた成果を発表・提案します。発表の様子は、次回ブログでお伝えします!   人間環境デザイン学科 助手 中井千織   【関連記事】 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.5~最終日を迎えました! 旧豆山荘(旧河合町役場)の保存再生デザイン報告会〜人間環境デザイン学科前川ゼミ 2023年明日香村竹テントワークショップvol.5 【完成編】~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 河合町佐味田の居場所「佐味田みんなの縁側」の活用状況調査~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 「奈良きたまちインターカレッジコンペティション2022」を開催!~人間環境デザイン学科「フィールドワーク演習」 地域住民と5大学が参加!「奈良きたまちインターカレッジコンペティション2022」を今年度も開催します!~人間環境デザイン学科「フィールドワーク演習」  

2024.04.22

エリシオン真美ケ丘・エリシオン真美ケ丘アネックス「ひまわりカフェ」4月活動報告!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学

Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・熊本県立大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学・天理大学)、大阪府(四天王寺大学)、愛知県(同朋大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体です。   “認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体で、2019年9月に畿央大学では「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に、サークルとして発足しています。   2024年4月7日(日)広陵町にある介護付き有料老人ホーム「エリシオン真美ヶ丘・エリシオン真美ヶ丘アネックス」で開催されている「ひまわりカフェ」にボランティアとして参加させていただきました。     「ひまわりカフェ」は認知症の方や認知症の家族がおられる方、地域の方々、施設ケアマネジャーや生活相談員、施設長などが集い、楽しいイベントや世間話、介護相談など地域の人々の交流の場として1か月に1回開催されています。   今回のひまわりカフェでは、約20名の方が参加されていました。友達同士で参加されている事が多く、会話を楽しんでおられました。ひまわりカフェは地域の人との交流の場としても重要な役割を果たしていると感じました。   皆さんが集まられてから、昼食をいただきました。今回のメニューは豆ごはん、菜の花のおひたし、天ぷら、にゅう麺でした。私達もご一緒させてもらい、皆さんとお話しながらおいしくいただきました。       昼食が終わると、自宅でもできる脳トレを実施しました。じゃんけんのグー、チョキ、パーで両手をそれぞれ違う手にし、交互に変えていく体操や、職員の人が手を叩いたら即座に手を叩き、手を叩くのを止めた時は手を叩くのを止める脳トレを行いました。また、座ったまま体を動かす運動も行いました。それは、足を上げたり、腕を回したりする体操でした。「難しいな~」「これならできそう」などそれぞれの感想が聞かれ、体操を楽しんでおられる様子でした。   体操の後は、同じテーブルの人で曲名を当てるクイズを行いました。同じテーブルの人と話し合い答えを考えました。このクイズは過去の出来事を思い出す、記憶のトレーニングを目的としています。昔の歌だった事もあり、私は全く分かりませんでした。「曲は分かるけどタイトルが出て来ない」と苦戦されている方や「これは分かる」と正解されている方もいらっしゃいました。       その後、ポップコーンを食べながら、職員の方が昔の紙芝居のオジサン風に紙芝居「はなさかじいさん」を披露してくださいました。職員さんの迫真の演技に皆さんとても楽しそうでした。     最後にお菓子、コーヒーでカフェタイムをしました。私達も参加者の方とお話しました。   エリシオン真美ヶ丘・エリシオン真美ヶ丘アネックスの皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。これからもOrange Project®は地域のイベントに貢献しながら認知症の啓発活動を行っていきます! Orange Project®サークルに興味のある方は、ぜひお声掛けください!   連絡先:サークル代表 健康科学部 看護医療学科 2回生 四方 千尋・森 愛華 サークル顧問 看護医療学科 島岡 昌代 e-mail : m.shimaoka@kio.ac.jp   これからもOrange Project®をどうぞよろしくお願いします。     理学療法学科2回生 上杉 さつき   【関連記事】 畿央祭で認知症カフェを開催しました!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 エリシオン真美ケ丘・エリシオン真美ケ丘アネックス「ひまわりカフェ」9月活動報告!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 エリシオン真美ヶ丘・エリシオン真美ヶ丘アネックス「ひまわりカフェ」7月活動報告!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 真美ケ丘子ども会の児童に、認知症の啓発活動!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 エリシオン真美ケ丘・エリシオン真美ケ丘アネックス「ひまわりカフェ」活動報告!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学 認知症ケアサークルOrange Project®が活動を再開!~エリシオン真美ケ丘「ひまわりカフェ」活動報告

2024.04.04

人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.5~最終日を迎えました!

畿央大学×成功大学×高雄大学 International Workshop in Asuka 2024   人間環境デザイン学科では2年次前期配当「フィールドワーク演習」の一環として、2024年3月18日(月)から23日(土)まで、『明日香村国際ワークショップ2024』を開催しています。 旧集落における地域課題の発見と解決方法の模索・提案によって、明日香村の地域活性化へつなげることを目的として、畿央大学(人間環境デザイン学科)の2~4回生の学生29名と教員6名、台湾の国立高雄大学の学生17名と教員6名、国立成功大学の学生22名と教員2名の計83名が明日香村に集います。   2019年8月にも、畿央大学と台湾高雄大学の学生が明日香村に集い「明日香村国際サマーワークショップ2019」を開催しました。また、昨年2023年8月には、畿央大学の学生25名が台湾台南市を訪れ、「2023 Taiwan Summer Workshop」として、成功大学の学生と屋台を制作し、学年や国を越えた交流を行いました。 今回は、明日香村の岡地区と八釣地区を主な対象地域として以下の3つを実践します。   地域に根ざした伝統的な木造家屋の構造や空間構成を学ぶ。 伝統的な木造家屋の空間構成やしつらえを現代的な暮らしに活かす工夫を考える。 伝統的な木造家屋(空き家)をまちづくりに活かす方法・方策を模索する。 6日目 3月23日(土) ワークショップ最終日です!畿央大学、成功大学、高雄大学の合同で法隆寺や奈良県民俗博物館、奈良公園などを散策しました。法隆寺と民俗博物館では、日本の寺院や民家を目の前に、カメラを一生懸命に構え、興味津々で見学していた学生さんの様子が印象的でした。奈良公園では、成功大学、高雄大学の学生さんがお土産を両手いっぱいに抱え、観光を楽しんでいました。あいにくの雨でしたが、学生同士とても仲良くなり、充実した最終日となりました。         そして夜には、奈良ホテルでの送別会を行いました。学生、教員全員が、この1週間の苦労や思い出を語り合い、ワークショップ成功の喜びを分かち合いました。       明日香村村長の森川様にもご出席いただき、「また、必ず明日香村に来てください!」という力強いお言葉を頂戴しました。学生にとって、今後も明日香村に興味を持ち、学びを深めていくきっかけになったのではないかと思います。       また、この日は畿央大学と成功大学、畿央大学と高雄大学の連携協定調印式もおこないました。 さて、いよいよお別れの時です。6日間共に過ごした時間はとても濃く、充実したものでした。「また会いましょう」と言葉を掛け合う様子を見て、こうして人との縁が次に繋がっていくのだなと感じました。           成功大学、高雄大学の学生、先生方、本当にありがとうございました。お互いの頑張りを認め合い、別れが寂しくなる程の出会いができたことに心から感謝します。   主催:畿央大学 共催:台湾国立高雄大学、台湾国立成功大学 後援:明日香村役場   人間環境デザイン学科3回生 辰巳 心太 助手 中井 千織、小松 智菜美   【関連記事】 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.4~活性化案を発表しました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.3~現地調査や意見交換を進めました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.2~課題への取組がスタート! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.1~台湾から大学生・教員が到着! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.8~台南市の建築を見学! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.7~屋台がついに完成! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.6~台湾での屋台制作が本格スタート! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.5~台湾でのワークショップがスタート! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.4~ついに台湾へ! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.3~台湾の学生とオンラインで交流、企画案をプレゼン! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.2~台湾でつくる屋台のデザインが進行中! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.1~台湾でのワークショップに向けて! 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.7~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.6~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.5~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.4~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.3~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.2~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.1~人間環境デザイン学科

2024.04.03

人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.4~活性化案を発表しました!

畿央大学×成功大学×高雄大学 International Workshop in Asuka 2024   人間環境デザイン学科では2年次前期配当「フィールドワーク演習」の一環として、2024年3月18日(月)から23日(土)まで、『明日香村国際ワークショップ2024』を開催しています。 旧集落における地域課題の発見と解決方法の模索・提案によって、明日香村の地域活性化へつなげることを目的として、畿央大学(人間環境デザイン学科)の2~4回生の学生29名と教員6名、台湾の国立高雄大学の学生17名と教員6名、国立成功大学の学生22名と教員2名の計83名が明日香村に集います。   2019年8月にも、畿央大学と台湾高雄大学の学生が明日香村に集い「明日香村国際サマーワークショップ2019」を開催しました。また、昨年2023年8月には、畿央大学の学生25名が台湾台南市を訪れ、「2023 Taiwan Summer Workshop」として、成功大学の学生と屋台を制作し、学年や国を越えた交流を行いました。 今回は、明日香村の岡地区と八釣地区を主な対象地域として以下の3つを実践します。   地域に根ざした伝統的な木造家屋の構造や空間構成を学ぶ。 伝統的な木造家屋の空間構成やしつらえを現代的な暮らしに活かす工夫を考える。 伝統的な木造家屋(空き家)をまちづくりに活かす方法・方策を模索する。 5日目 3月22日(金) ワークショップ5日目です!今日は、畿央大学、国立高雄大学、国立成功大学の3大学の学生共同で考えた明日香村の活性化案の発表の日でした。午前中に各班最終確認を行いました。発表に備えて、プレゼン資料がより伝わりやすく、良い提案だと伝わるように、試行錯誤して作業を進めました。       成功大学と高雄大学は、4回生や大学院生の学生さんが多かったので、図面の書き方やトレースの仕方、着色の仕方、線の書き方のコツや工夫をたくさん教えてもらいました。用意された材料と限られた時間の中で、より良いプレゼン資料を作る工夫を学びました。       いよいよ午後から発表が始まりました。地域の総代さん、住民の方、役場の方など、多くの方に参加していただきました。はじめのうちは皆とても緊張していた様子でしたが、時間が経つにつれ緊張が解けていきました。参加者の方や教員からはたくさんの質疑やアドバイスがあり、会場にいた全員が、明日香村を良くしていきたいとい想いで溢れた時間となりました。       成功大学・高雄大学・畿央大学の教員による審査の結果、岡地区の提案・八釣地区の提案にそれぞれ1班ずつ最優秀賞が選ばれました。   岡地区最優秀賞「穏やかな集いの場」 岡地区花井邸、岸田邸周辺を活用した野菜の協同組合、図書室、交流の空間の提案でした。水路を上手く活用した導線の提案が魅力的でした。       八釣地区最優秀賞「井村家OPEN SPECE」 八釣地区井村邸を活用した農業と地域交流スペースの提案でした。プレゼン資料の完成度が高く、とても伝わりやすい内容でした。       明日香村にはじめて訪れた学生が多い中、どの班もとても魅力的な地域活性化の提案ができたと思います。地域を知るところから始まり、新しいアイディアを出すことは、簡単なことではありませんでしたが、学生同士協力しながら充実した時間を過ごすことができました。言葉の壁は無く、同じゴールに向かって進んでいくことの大切さを実感できました。     人間環境デザイン学科 3回生 佐々木 皇祐     明日香村での活動はこの日で最終日です。開催にあたりご協力いただきました明日香村役場みなさまありがとうございました。また、学生のために課題を提供してくださり、ヒアリング調査では様々な視点からご意見をいただきました住民の皆様にお礼申し上げます。 主催:畿央大学 共催:台湾国立高雄大学、台湾国立成功大学 後援:明日香村役場 人間環境デザイン学科 助手 中井 千織、小松 智菜美   【関連記事】 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.3~現地調査や意見交換を進めました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.2~課題への取組がスタート! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.1~台湾から大学生・教員が到着! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.8~台南市の建築を見学! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.7~屋台がついに完成! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.6~台湾での屋台制作が本格スタート! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.5~台湾でのワークショップがスタート! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.4~ついに台湾へ! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.3~台湾の学生とオンラインで交流、企画案をプレゼン! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.2~台湾でつくる屋台のデザインが進行中! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.1~台湾でのワークショップに向けて! 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.7~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.6~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.5~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.4~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.3~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.2~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.1~人間環境デザイン学科

2024.04.02

認知症予防講座「歌って、笑って若返り」を開催しました~看護実践研究センター認知症ケア部門

看護実践研究センター認知症ケア部門では、認知症を持つ人とその家族の生活の安定が図られる地域における支援体制の確立、さらに認知症を持つ人自ら認知症に向き合い共存していく生活への支援を追及すべく「認知症の早期発見から早期対応への支援プロセスの構築」を目的に地域住民や介護職、医療職、福祉職と連携活動を進めています。 「歌って笑って若返りましょう」 をテーマに認知症予防講座を開催しました。 令和6年3月29日(金)13時~14時15分、広陵町はしお元気村小ホールで開催いたしました。本活動は、本学の地域貢献活動の一端として実施し、内容は歌唱療法を用いた脳活性体操です。     歌唱療法士を招き、集団歌唱療法を60分間実施しました。歌唱療法前には、本学の教員から「認知症予防のための自分自身と周囲の人々への気づき」について意識啓発を行いました。本会の対象は、広陵町在住の高齢者の方々です。その中でも、健康意識の高い「かぐや姫会」 の方々に協力を得ました。皆さんは、はしお元気村で毎週体操サロンに参加されている高齢者メンバーです。本会は、広陵町地域包括支援センター自治体職員の方、地域で高齢者を支える活動団体、日本認知症予防協会などの組織的連携と協働で実施されました。今回は学生2名の参加がありました。   定員30名のところ、当日参加を含め39名の参加があり、年齢層は60~90歳代の方々でした。高齢者の皆さんが、友人や知人に声掛けをされ参加された方が多くおられました。講師は、歌唱療法士の皆美 音久先生に協力をいただき快くお引き受けいただきました。皆美先生は、養成機関の教育を受け歌唱療法士として認定され長年市民講座などで活動を継続されておられます。皆美先生は、「歌って、笑って、楽しく集い合うことを大切に思います」と話され、初めての参加で緊張されている皆さんに声掛けをされ、場を和ませながら笑いを誘い、次第に歌唱と脳トレに集中していく状況に誘われました。時間はあっという間に過ぎ、今回計画した60分では短いと感じられた参加者も多くおられました。参加者のほとんどが歌うことが好きと言われる方々でしたが、中には歌うことは好きではない、集まることにも消極的な方もおられました。終了後は、参加者全員が参加したことに高評価を示され継続を希望をされておられました。この回だけで、その効果を図ることはできませんが、参加者の100%が、歌うこと、歌詞で回想すること、集団で歌うことに高評価を示され、疲労感がほとんどなく心身のリラックス効果があり心地よいものであることを高く評価されました。     講師の皆美先生も参加者の皆さんの状況を把握しながらプログラムを進めていかれ、「皆さんが積極的に参加されている状況が明らかに伺えました」と話され、担当されたことに喜びを示されておられました。そして、生活の場においても今回の経験を活かしていただき、皆さん個々に継続していただければさらに認知症予防に繋がることを話されました。認知機能訓練(注意力、集中力、記憶力、判断力、遂行力、言語機能など)を構成した歌唱療法は、集団で能動的に実施し、参加者に苦痛を与えることなく終了しました。 歌唱療法は、能動的に、大きな声を出して歌うこと、集団で歌うこと、回想しながら楽しむことなど、心地良い楽しいという感情、笑うことなど、表情の変化や実施状況から明らかにポジティブ反応を認めました。 今回、非薬物療法の一つである歌唱療法の実施を通して、地域包括支援センターの自治体職員、その他団体、専門職者、大学教員・学生が、広陵町に在住する地域の高齢者を対象に「認知症予防」を目標に活動を行うことができました。   本活動は、小規模ながらも認知症ケアの地域共生社会の取り組みの一旦として、地域の多様な人々や組織同士が連携し協働し合う仕組み作りを実践したものです。 今後、地域の認知症予防と認知症バリアフリーの推進をめざし、地域の方々と継続実践に向け、大学の役割を踏まえながら活動を継続していきたいと思います。     看護実践研究センター認知症ケア部門 看護医療学科 教授 原田 俊子   【関連記事】 畿央大学 看護実践研究センター 看護実践研究センター認知症ケア部門主催「高齢者看護・ケアに活かすホリスティック・ナーシング」講演会を開催しました。 看護実践研究センター第9回研修会「地域共生社会の実現に向けて~様々な在留資格による外国人介護職受け入れの現状と課題~」を開催しました。 新たな産育コミュニティをめざして「マタニティクラス」を開催しました!〜看護実践研究センター 2023畿央祭・ウェルカムキャンパスで、がんカフェ「きらめき」開学20周年記念拡大版を開催!~看護医療学科 看護実践研究センター「親子のつどいサロン秋祭り」を開催しました 看護実践研究センター第8回研修会「医療的ケア児と家族が安心して暮らせる地域づくり」を開催しました。

2024.03.26

ボランティア団体へのインタビューと動画撮影に挑戦しました!~ボランティアの魅力発見プロジェクト

畿央大学ボランティアセンターでは、日々寄せられるボランティア募集の情報を学生・教職員に紹介し、学生がボランティア活動に積極的に参加することで社会貢献を果たすようサポートを行っています。今回は「ボランティアの魅力発見プロジェクト」として新入生に向けてボランティア活動紹介を行うにあたり、香芝市ボランティア団体のインタビュー動画作成に取り組みました。その様子についてボランティアセンター長の中垣先生よりレポートをいただきましたのでお届けします。 来月の4月2日(火)と3日(水)に「ボランティアの魅力発見プロジェクト」として、香芝市ボランティア団体との連携によるボランティア活動紹介を行います。   日 時 2024年4月2日(火)12:00-13:30 2024年4月3日(水)15:00-17:00 場 所 学生食堂(なごみ)   その活動の一環として、香芝市ボランティアセンターから本学の学生に「ボランティア団体へのインタビューと動画撮影」のボランティア募集依頼がありました。各団体のボランティア内容やボランティアをされている方々の思いを、学生の皆さんに短時間で知ってもらえることを目的としたインタビュー動画作成です。   その依頼に、教育学部現代教育学科2回生の竹田 藍さん、同じく現代教育学科1回生の田阪 るなさん、健康科学部人間環境デザイン学科1回生の藤井 岳さんが希望し、3月12日(火)に実施されました。そこに、私(中垣)も同行しましたので、今回は、その様子をお伝えします。   ▼左から竹田 藍さん、藤井 岳さん、田阪 るなさん   午前中に、本企画を中心となって運営してくださっている香芝市ボランティアセンターの山崎さん、ボランティア団体「あいすのぼう」の沖本さんたちと打ち合わせを行い、午後には、ボランティア9団体の代表の方々と個々で打ち合わせ、それから、インタビュー動画を作成するという流れで進められました。打ち合わせ段階では、それぞれの団体のボランティアの良さをどうすれば引き出せるか、どうすればその魅力が学生の皆さんに伝わるかを考えて、丁寧に打ち合わせをしていました。ボランティアに携わっておられる皆さんへの敬意をもって、個々に応じたインタビューや動画撮影を行っている3名の姿に感心しました。   ▼打ち合わせの様子   ▼インタビューの様子   ▼動画撮影の様子   今回のインタビュー動画作成に関わった竹田 藍さん、田阪 るなさん、藤井 岳さんから感想やメッセージをいただきました。   今回9団体のボランティアの皆様にインタビューをさせていただき、ボランティアをする原動力が、みなさんがより良く生きられるようにという本当に純粋な思いで成り立っているのだと実感しました。また、1人ではできなくても、同じ志を持った人で集まれば、社会に大きな貢献ができるということを学びました。これを読んでくださっている皆さんにも、こんなことしてみたいなという密かな思いはあるのではないでしょうか。ボランティア活動は、そんな自分を昇華させる場でもあると思います。自分と同じ志を持ったボランティア団体を見つけて、ぜひ、その意欲を人の役に立ててほしいと思っています。いきなり活動するのが難しいという方は、ボランティアに参加し、支援される側を体験されても良いと思います。ボランティアは、自分が助けてもらったから、私も助ける側になりたいと、優しさの連鎖で成り立っている部分もあると思います。ボランティアをすることが全てなのではなく、ボランティアの方々に支援してもらってこそ分かることもあります。ボランティア活動は、自分自身が得られるものも大きいです!これを読んでボランティアしてみよう!と思って下さる方が1人でも増えればうれしいです!   現代教育学科2回生 竹田 藍 9つのボランティア団体のみなさんにインタビューをさせていただける貴重な機会を設けていただいたことありがたく思います。ボランティア団体の皆様は、とてもいきいきとされており、ボランティアに対する熱い思いを感じました。また、様々なボランティア活動があることで優しい温かい街になり、多様な人々が暮らしやすい素敵な街になるのだと分かりました。ボランティア団体の方のお話をたくさん聞くことができて、自分の世界が広がったと感じましたし、一緒に活動させていただくことができて良かったです。   現代教育学科1回生 田阪 るな 今回、香芝市のボランティア9団体の方々にインタビューにカメラマンとして参加させていただきました。撮影しながらお話を伺う形となったのですが、団体ごとに活動内容は全く違いますが、熱量はどの団体も高く、街の活性化、高齢や障がいがある方の暮らしやすさ向上のため日々活動していることが分かりました。私が所属しているボランティアクラブ「HOPEFUL」は、災害復興以外にも地域に根ざしたボランティアもしており、今回インタビューさせていただいた香芝市ボランティア団体の方々の活動内容とは異なるのですが、目指しているものは同じだと思いました。また、一緒に活動できたらと思いました。さらに、これを読んでくださっている皆さんには 「HOPEFUL」にも興味を持っていただけるとうれしいです。   人間環境デザイン学科1回生 藤井 岳 竹田 藍さん、藤井 岳さん、田阪 るなさんは、本学の災害復興ボランティア部「HOPEFUL」のメンバーで、能登半島地震の復興ボランティアにも参加したとのことです。ボランティアを行う中で、涙を流して喜んでくれた人がいたとの話を聞き、ボランティアを経験したからこそ得られた感情が、その後のより良い言動、より良い人間関係、より良い社会づくりに大きく影響していくのだろうと思いました。今回のインタビュー動画作成では、3名がこれまでボランティアで得てきた力が発揮されているように感じました。   インタビュー動画の方は、4月2日(火)、4月3日(水)に新入生対象に行われる畿友会主催「クラブ・サークル紹介」の場所、なごみにて、視聴していただけます。1団体1分の短い動画に、ボランティアの魅力がギュッと詰まっています。皆さん、どうぞ、見に来てください。   ボランティアセンター長 現代教育学科 中垣 州代   【関連記事】 クラブ・サークル紹介とあわせて「ボランティア活動紹介」を開催!~ボランティアの魅力発見プロジェクト 災害時に避難所を運営する模擬体験ゲームに取り組みました!~災害復興ボランティア部HOPEFUL 災害復興ボランティア部(HOPEFUL)紹介~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.41

2024.03.24

人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.3~現地調査や意見交換を進めました!

畿央大学×成功大学×高雄大学 International Workshop in Asuka 2024   人間環境デザイン学科では2年次前期配当「フィールドワーク演習」の一環として、2024年3月18日(月)から23日(土)まで、『明日香村国際ワークショップ2024』を開催しています。 旧集落における地域課題の発見と解決方法の模索・提案によって、明日香村の地域活性化へつなげることを目的として、畿央大学(人間環境デザイン学科)の2~4回生の学生29名と教員6名、台湾の国立高雄大学の学生17名と教員6名、国立成功大学の学生22名と教員2名の計83名が明日香村に集います。   2019年8月にも、畿央大学と台湾高雄大学の学生が明日香村に集い「明日香村国際サマーワークショップ2019」を開催しました。また、昨年2023年8月には、畿央大学の学生25名が台湾台南市を訪れ、「2023 Taiwan Summer Workshop」として、成功大学の学生と屋台を制作し、学年や国を越えた交流を行いました。 今回は、明日香村の岡地区と八釣地区を主な対象地域として以下の3つを実践します。   地域に根ざした伝統的な木造家屋の構造や空間構成を学ぶ。 伝統的な木造家屋の空間構成やしつらえを現代的な暮らしに活かす工夫を考える。 伝統的な木造家屋(空き家)をまちづくりに活かす方法・方策を模索する。 3日目 3月20日(水) 雨のため、自転車ではなくバス移動の1日でした。朝8時半に飛鳥駅に集合し、成功大学の学生さんと共にバスで明日香村役場まで行きました。午前中は、昨日に引き続いて、現地調査を行い現地で実際に見ながらディスカッションする班や、明日香村役場でボードを使いながらコミュニケーションを取る班などそれぞれの班で分かれて活動していきました。       台湾の学生さんと、拙い英語ではありますが、昨日よりもコミュニケーションが取りやすくなり段々と仲も深まってきました。現地で作業していた班は12時に明日香村役場へ戻り、お昼ご飯のお弁当をいただきました。   午後は各班それぞれのプランについて話し合いました。三井田先生から、表の間の活用法や土間と建物の外との関係性についてアドバイスをいただきました。 学生たちは前のめりで話を聞き、たくさん質問をして対象地域と建物への理解を深めることができました。       話し合いの中でGoogle翻訳と片言の英語を駆使して台湾の学生さん達とコミュニケーションをとり、互いの意見を深め合いました。話し合いの合間には、お菓子を食べながらお互いの言語を教えあったりもしました。日本と台湾の言葉に共通の単語があったり、発音やイントネーションの教え合いでとても盛り上がりました。       午後4時ごろにはあられが降りました。普段あられや雪を見ることのない台湾の学生さん達は、外に出てお祭り騒ぎでした。       明日からは提案がより具体的になるように引き続き頑張りたいと思います! 主催:畿央大学 共催:台湾国立高雄大学、台湾国立成功大学 後援:明日香村役場 人間環境デザイン学科 2回生 上田 葵 1回生 森本 元 助手 中井 千織、小松 智菜美   【関連記事】 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.2~課題への取組がスタート! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.1~台湾から大学生・教員が到着! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.8~台南市の建築を見学! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.7~屋台がついに完成! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.6~台湾での屋台制作が本格スタート! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.5~台湾でのワークショップがスタート! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.4~ついに台湾へ! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.3~台湾の学生とオンラインで交流、企画案をプレゼン! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.2~台湾でつくる屋台のデザインが進行中! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.1~台湾でのワークショップに向けて! 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.7~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.6~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.5~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.4~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.3~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.2~人間環境デザイン学科 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.1~人間環境デザイン学科