2013.03.25
学生広報スタッフblog vol.59~ボランティアレポート 3月11日、宮城県南三陸にて
学生広報スタッフとして初投稿、健康栄養学科2回生の稲垣美穂です。 東日本大震災から満2年を迎えた3月11日(月)。 私はバスを乗り継ぎ、18時間かけて被災地宮城県南三陸の地に、NPOバタフライ・エフェクトのボランティアスタッフとして立っていました。 ▼被災前、被災後の南三陸町町役場 私が訪れた南三陸は元々豊かな自然に恵まれ、特に漁業や海産物加工が盛んで、多くの商店街や昔ながらの家が立ち並ぶ街でした。それが、震災であっという間に更地になってしまったのです。 ▼元の街並み(志津川地区) ▼震災後(戸倉地区) ▼有名な歌津大橋 そして今、やっとワカメを収穫できるまでに至りました。しかし、今のこの期間以外は全くお仕事がないとのことでした。今だに進まぬ復興、忘れ去られるのではないかという不安に苛まれながらも現地の方々は、日々の生活を必死に笑顔を絶やさず生き抜いてらっしゃいます。 東北の方々は本当に優しくて良い人ばかりで、本当にこれでボランティアになるのかな?と思うほど、楽しい時間を共に過ごしました。冗談を言いあって笑いながらワカメの芯ぬきをしたり、メカブを湯がいたり… 「 おらの孫の嫁さなってくんねべかー?!」 「 おしょす〜笑(恥ずかしい~)」 とか言い合ってきました。現に、お子さんは超美男子、国立大学生!! 「 あれけー(あれ、たべなさいよ)」「これくー(これ、食いなさいよ)」と、お菓子の山! 「メカブくーたら、頭もお肌もお通じも良くなるだっちゃ!」 「メカブすげー」…とボランティアのみんなは大絶賛! 本当に素朴で優しくて暖かい人たちでした!なんでこんな良い人たちがこんな目に…とも思いましたが… 本当に南三陸に嫁に行っても良いと思えるぐらい素敵な方達でした\(^o^)/ 今まで震災については、ニュースでの報道や、新聞を見聞きしたりするだけで、「へぇ、そうなんだぁ、大変なんやなぁ…」と思っているだけでした。また、震災のボランティアはしていたのですが、実際現地でボランティアするということは今までありませんでした。ところが、今回、現地を目の当たりした途端、「あの報道はなんだったんだ?被災された方の気持ちをちゃんと伝えているのか?どんなにきつい生活を強いられている方々がいると思っているんだ?」と今までの自分の意識が一変しました。実際、見て感じ、触れないと分からない事がいかにたくさんあるのかということを実感しました。 ニュースの話ははっきり言って、「どこまで伝えきれているんだろう、一過性の報道しかしていないじゃないか」と思うことがあります。例えば、水洗トイレがまだまだ復旧していなかったり、生活用品を買出しに行くだけで2時間もかかってしまう地域があったりします。このように、自分が当たり前だと思っていることが当たり前ではない環境で被災地の人々は大変な生活を強いられているのです。 このような状況を、普通に生活している自分に返した時、「私は何と不自由なく生きているのだろう」と感じました。このことから、被災して困っている人達のことを他人事と思わず、また、こうして自分たちが生活できていることに感謝しながら生活することが大切であるということを実感しました。また、現地に行ってボランティアをすることが全てではなく、こうして「現状を伝えること」「話をすることによって身近な人が理解を示し、意識をもってもらうこと」もボランティアの一つだと思います。 さて、 約130万人という多くのボランティアがこの地を訪れ、その人たちの260万の両手によって、やっと瓦礫の撤去作業が終わろうとしています。 しかしながら、まだ全体としては、掃除が済んだだけの状態なのです。東北の方々のこれからの生活を築いていくために地域産業の復活、住宅の手配など、これからの復興への手助けが大切な次へのステップになるのです。これで終わってはいけないのです。 ボランティアも次のステップや作業に移行しつつある今、今一度みなさんの力が必要であると感じました。なので、またみなさんの力を貸して頂きたい、何が出来るのか考えて行動して頂きたいと思うのです。国も義援金や支援物資などをできうる限り有効活用できるような対応をしてほしいところですが、うまくいかないところも多々あると聞き、行政に任せきりにするのも、私はとても怖いことであると感じます。 私は、今回ボランティアで出会ったメンバーや現地の方々との繋がりを大切にしていきたいと考えています。今までボランティアをしたことがあるが風化しつつあるという方には、今一度、ボランティアの意義、精神を考えていただきたい、忘れて欲しくないと強く思いました。 真後ろまで津波がやってきて、なんとか逃げ切り生き残ったけど手を握っていたはずの祖母を亡くしたお母さん、船も家も奥さんも亡くしたお父さん、そんな辛い思いをした被災地のみなさんは、辛い思いの中でもみんな前を向いて生きてらっしゃいました。 そんな方々に対して、これを読んでくださったみなさんも何が出来るか今一度一緒に考えていただけたら…と思います。 現地に訪れたからこそ、得たことが多かったボランティアでした! 東北が大好きになりました!!!絶対また行きたい!!!南三陸のお父さんやお母さんにまた会いたいです。 東日本大震災の後、たくさんのひまわりが瓦礫の間から生えてきて、太陽に向かって咲いていたように、被災地のみなさんも支え合って力強く生きていらっしゃいました。 東北のみなさんには、これからもみんなで力を合わせて強く生きていってほしいし、私たちもできる限りのお手伝いを微力ながらも続けていきたいと思いました。 健康栄養学科2回生 稲垣 美穂
2013.03.14
人間環境デザイン学科加藤ゼミ 卒業制作で地域に貢献!
卒業制作の中の平井菜美子さん(加藤ゼミ)の作品をご紹介します。 平井さんは3回生の夏休みに京都にある家具工房フィンガーマークスというところへ行き、家具修理の勉強をしてきました。もともと家具には興味があったのですが、大学では特別に家具修理の授業はなく、それならばということで自費で短期修理コースに参加したのです。 4回生になり卒業制作をどんなものにしようかと悩んでいたのですが、今までに学んだスキルを最大限に生かすには家具修理しかないと考えこれを卒業研究のテーマに選びました。 ▼卒業制作作品の椅子 全部で3つの椅子の修理をしたのですが、中でも五位堂駅エスカレーター北側にあるタクシー乗り場前のベンチは、環境デザインに貢献できたのではないかと感じています。三貴ホームさんの所有ベンチがほとんどつぶれかけていましたので、店長様にご協力いただき、より丈夫ですっきりしたベンチにリフォームしました。 ▼修復前のベンチ(写真左) 店舗のガラスには「畿央大学生活支援協力店」の文字が・・・(写真右) ▼修復して元の位置に(タクシー乗り場前)。 店長様ほか皆様にも大変喜んでいただき、地域の絆が深まったプロジェクトでした。五位堂駅にお立ち寄りの際は、ぜひ作品を見て座ってみてください!
2013.03.12
京都大学鳥人間コンテスト出場チームShooting Starsを今年も応援しています。
読売テレビ「第36回鳥人間コンテスト」7月末開催決定!悲願の優勝を支援しています!! 畿央大学理学療法学科教員有志(田平先生、福本先生、松本先生)は、京都大学鳥人間コンテストチームShooting Starsのパイロット学生の体力測定で今年も支援しています。 読売テレビ「鳥人間コンテスト」は毎年7月下旬の土曜・日曜の2日間琵琶湖畔彦根市松原水泳場で開催され、今夏は36回目となります。京大Shooting Starsは今年で20回目の古豪出場チームで昨年は滑空部門835.38m4位、過去2度3位までこぎつけていますが優勝はなく今度こそという意気込みで臨んでいます。 2013(平成25)年3月11日朝早くから今年のパイロット來山典弘君(京大工学部2回生)と来年のパイロット候補者2名山家一樹君(工学部1回生)と野尻勢君(総合人間学部1回生)が体力測定のために来てくれました。この体力測定はその都度次回パイロット候補も一緒に年3~4回行うことから2年間の体づくり結果が数値にどのように表れているかが歴然と判ります。 來山君たちの運動負荷を与えたときの筋力、持久力、心電図異常、心拍数、運動耐用能などを測定したところ、以前の数値とは格段に良い結果が出ていました。しかし、鳥人間コンテストでは当日の天候、風向き、機体の状態、もちろんパイロットの体調や舵取りの勘などいろんな要素が飛距離を左右します。昨年は風にあおられたのと機体トラブルが重なって1,000mを超えない残念な結果に終わりました。自然環境条件は仕方ないとしてみんなで出来得る限りの事前努力は惜しまず、優勝をめざしています。7月下旬の第36回大会をお楽しみに! 【過去の関連記事】 ▼今年も京都大学鳥人間コンテスト出場チームShootingStarsを応援しています。 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/shooting-stars-1.html ▼3月16日測定の様子 「京都大学ShootingStars」を支援しています! https://www.kio.ac.jp/information/2012/03/shooting-stars.html ▼社会連携 鳥人間コンテスト常連校「京都大学ShootingStars」を支援しています! https://www.kio.ac.jp/information/2012/03/shooting-stars.html ▼鳥人間コンテスト本番出場で間寛平さんをメディカルサポート https://www.kio.ac.jp/information/2011/08/post-392.html ▼6月30日に間寛平さんが畿央大学で体力測定! https://www.kio.ac.jp/information/2011/07/post-387.html
2013.03.11
カーブス広陵馬見店連携の今年度最終の講座を実施しました。
カーブスの運動と食事コントロールで、よりスリムに! 2013(平成25)年3月9日エコールマミ南館マミホールにて、24年度下半期の「カーブス健康講座」を実施しました。今回の講師は、畿央大学健康科学部健康栄養学科講師の喜多雅子先生が担当、受講者はカーブス広陵馬見店の会員約20名の方々が対象。大学から持ち込んだ“食育サッとシステム”の食品モデルからふだんの夕食メニュー食品を選んでいただいて瞬時にカロリーと栄養バランスを表示・プリントアウトすることで一人ひとりのきめ細かい栄養相談に応じる講座です。 片嶋オーナーの挨拶の後、喜多先生が約1時間の講演と食育サッとシステム実演を行いました。カーブスは女性専用フィットネスクラブで会員の方は約30分間マシンでの運動を続けていますが、目標体重には届かず悩んでいるということで「運動と食事」のバランスについての健康講座には関心が深かったようです。体脂肪1kg消費に必要な運動量は、速歩き38時間、ジョギング22時間、自転車こぎ35時間、水泳16時間程度が目安とされているので、食べ過ぎによる摂取カロリーオーバーは運動だけでは取り戻しにくいのです。 健康栄養学科学部生2名とカーブススタッフ6名がサポートし、予定時間内に終了することができました。エコールマミ内のカーブス店は会員数が現在約500名で奈良県内約10店舗の中でも有数の規模を誇るまでに至っています。会員のみなさんには名前で呼び合う親しい人間関係づくりに徹していてスタッフおよび会員同士は家族のような親密さが感じられるのが人気の秘密です。 畿央大学とカーブスは連携し、このような「健康講座」を開催するとともに、骨密度測定会も定期的に実施しています。先月2月20日と22日には約100名ずつ計200名が畿央大学アリーナにて骨密度測定を行い、前回測定数値と比較する個々人の分析結果をもとに相談に応じました。以下、そのときの様子です。 畿央大学は地域の企業や行政、NPO法人などと協力して健康・教育・文化に関するいろいろな連携事業を展開しています。畿央大学は今年で開学10周年を迎えたくさんの記念事業を実施し、開放された大学をめざしていますので、今後ともみなさまのご支援ご協力をお願いいたします。
2013.03.08
開学10周年事業:大卒業展及びシンポジウムを開催しました。
~人間環境デザイン学科2012年度卒業研究・作品展~ 2013年3月2日(土)および3日(日)、人間環境デザイン学科2012年度卒業生(7期生)の4年間の集大成である「卒業研究・作品展」が行われました。今年度は畿央大学開学10周年事業のプレイベントの位置づけとして、「大卒業展」と銘打って開催。また、初日の午後には1期生から6期生までの卒業研究で優秀賞を受賞した卒業生を招き、自分自身の経験と今の現状を語っていただくシンポジウムを開催しました。 会場は奈良文化会館、近鉄奈良駅からすぐです! ▼看板の字は、4回生(2012年度卒業生)高橋さんに書いていただきました! ▼例年以上の人出でした!! ▼今年度、みごと学長(最優秀)賞を受賞した中井千織さんのモバイル茶室では、ご本人が着物を着て実演をしていました!! ▼作品に試乗?する子どもさんも。(写真左) また、昨年度までの最優秀・優秀作品もパネル化して展示されていました。(写真右) シンポジウムでは、「卒業研究で考えたこと、そして今」をテーマに、卒業研究の研究・もしくは制作のときに考えたこと、思い出を語ってもらい、そして今の卒業生たちの近況を一人ひとり伝えてもらいました。 ▼卒業生の話を聞くことはめったにない機会で、皆さん興味深そうに聞いています。 卒業生全員の話が終わった後、似たような作品の制作に取り組んだ在校生から質問や感想が出ました。 今年度優秀賞を取った守行くんは、同じく古民家再生を行った1期生俊田くんに質問を。 蚕から育てて着物を製作した野神さんは、5期生学長賞の鈴木君に質問。 などなど、在校生と卒業生とのやりとりという滅多に見る機会のない光景が見られました。 最後には卒業生と教員とで記念撮影をしました。 遠くから忙しいところを来ていただいた卒業生の皆さん、ありがとうございました!! 【関連ブログ】 ▼人間環境デザイン学科大卒業展、ポスター・DM(ハガキ)デザイン決定!! https://www.kio.ac.jp/information/2012/12/dm.html ▼卒業作品展の会場を下見に行ってきました!!人間環境デザイン学科 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/post-555.html
2013.03.07
第10回KSM(卒業生の理学療法勉強会)を開催しました!
畿央大学理学療法学科4期生の南です。2/24のKSM(Kio Study Meeting)の開催で記念すべき第10回目を迎えることができました。これからもメンバーの熱い気持ちがある限り20回、30回と継続し続けられると確信しておりますので、今後ともKSMをどうぞよろしくお願い申し上げます。 KSMとは4期生が中心になって行っている「理学療法勉強会」です。普段様々な現場で理学療法士として働いているメンバーが月に一度集まり、講義・ディスカッションをしています。内容としては、各々の得意分野の講義~苦手分野に対してアドバイスを求めること、また経験症例の検討など多岐にわたっています。 今回の講義内容は…① 森岡くん(4期生):症例検討~反復性肩関節脱臼患者の保存療法~ラグビー選手のタックルにおける反復性脱臼について、タックルの準備動作である構え姿勢やポジションによる競技特性から症例の問題点、トレーニング方法や今回の課題についてディスカッションしました。② 上田くん(5期生):フィジカルアセスメント 理学療法士は医療現場において、フィジカルアセスメントが不足しているきらいがあります。そこから理学療法士としてスクリーニングする必要のある身体所見について、訪問リハビリを行っている立場から講義・実技をしてくれました。③ 佐藤くん(4期生):脳卒中患者への電気刺激治療について電気治療について、ラットの研究から脳卒中患者に対する研究におけるevidenceデータの文献紹介をしてくれました。また、彼の勤務先で現在行っている電気治療の臨床研究についても紹介してくれました。 今回もスポーツ選手の症例検討、内科的なリスク管理の実技、物理療法のEBMなどの幅広いテーマについて、各々の勤務現場で培った知識や臨床思考をもとに活気あるディスカッションができ、各自が得たものを明日から実践できるような有意義な時間を過ごすことができました。次回は以前より企画していた別の学校出身グループとのコラボ勉強会を実施する予定です。 【過去の勉強会の様子】▼第1回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-502.html▼第2回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2ksm.html▼第3回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/3ksm.html▼第4回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/4ksm.html▼第5回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/4ksm-1.html▼第6回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/10/6ksm.html▼第7回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/11/7ksm.html▼第8回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/12/8ksm.html▼第9回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2013/02/ksm.html
2013.03.05
人間環境デザイン学科 インテリアコーディネーター試験に2名現役合格!!
公益社団法人インテリア産業協会が主催するインテリアコーディネーター(IC)資格試験は、始まって30回目を数える歴史のある資格試験です。 昨年、畿央大学から現役で始めての合格者が出ました。それに続けと今年も奮闘し、2名の合格者がでました。4回生の守行一晃君と山本早輝さんです。4回生になると就活、卒業研究等々とても忙しく資格試験勉強をする時間をとること自体大変です。よくやりました。今後も二人に続いてほしいと願っております。 ▼IC試験の合格通知を持ってほほ笑む二人。二人は、卒業制作(作品タイトル「故キヲ温ネテ新シキヲ知ル」)でも優秀賞を獲得しました。 ★守行一晃君のコメント 4月から時間を見つけてコツコツ勉強していたので、一次試験は自信がありました。ただ二次試験は内容も難しく、卒業制作との両立で勉強が大変でした。大学で学んだ知識を最大限に生かした結果、無事合格出来ました。努力すれば夢は叶うことが証明できたと思います。本当に嬉しいです。是非、学生の間にみなさんもチャレンジしてみて下さい! ★山本早輝さんのコメント 今回、インテリアコーディネーターの資格試験に挑戦して気付いたことは、自分の知識のなさと、やはり私はインテリアが好きだということでした。勉強を始めてからは、覚えることも多くテキストを開くのも嫌になる時もありました。でも、そんな時は素晴らしい建築やインテリアを見に行ったり、将来自分がどうなりたいかをイメージしたりして勉強に励みました。一年間、卒業制作と資格勉強の両立は大変でしたが、応援してくれた友達、家族、先生のおかげで出来たと思います。ありがとうございました。
2013.03.01
「第10回産学連携のための経営者セミナー」で畿央大学坂田進教授が講演しました。
経営者向けに「今からでも遅くない!メタボ対策」について講演 2013(平成25)年2月28日、奈良県大学連合(畿央大学はじめ奈良に事務所を置く4年制13大学)主催による「第10回産学連携のための経営者セミナー」が幹事校奈良教育大学101教室において開催され、畿央大学健康科学部看護医療学科教授坂田進先生が講演されました。 同連合の賛助会員である奈良県商工会議所連合会、奈良県経営者協会、奈良経済同友会など経済6団体、奈良労働局、奈良県などから約40名の方々が受講されました。 全2講座で、1つめの奈良県立大学伊藤忠通学長による「産学連携と地(知)の拠点としての大学」に続いて、坂田先生は「今からでも遅くない!メタボ対策」と題して奈良の経済を担うみなさんに特に体には留意してほしいという思いを込めてわかりやすく講義されました。 “メタボリックシンドローム”、“生活習慣病”、“動脈硬化”などの言葉は聞きなれていますが、「聞き流して」しまっている傾向にあり、ふだんの生活の中で簡単にできる対策をお話いただきました。受講して頂いた方々に、ぜひ実践して頂きたいものです。
2013.03.01
地域連携 子ども体力・地域体力向上プロジェクト報告会が開催されました。
子どもの体力低下の歯止めを願って! 2013(平成25)年2月27日、かしはら万葉ホールにおいて「NPO法人ポルベニルカシハラスポーツクラブ」が昨年2月から現在まで奈良県重点分野雇用創出事業として実施してきた『子ども体力・地域体力向上プロジェクト』の最終報告会が行われました。畿央大学とミズノスポーツサービス㈱は同NPO法人と連携して体力測定プログラムや機材および人材派遣で協力しているものです。 主催の奈良県からは、くらし創造部スポーツ振興課員、実施主体のポルベニルからは福西理事長、小川理事と実働メンバー、畿央大学からは理学療法学科福本先生、瓜谷先生、松本先生らが出席し事業経過の説明をしました。参加者は奈良県下の幼稚園、保育園の先生方や教育委員会の方など約30名でした。 奈良県内小学生の運動能力は都道府県別で全国45位と最低レベルに落ち込んだままで、この現状を改善するためには幼児期における体を動かす機会や環境を充実していく必要があり、幼稚園、保育所、家庭、地域が一体となった実践活動の実施が必至という課題解決型プロジェクトです。 ボール投げ、25m走、シャトルラン、体前屈、立ち幅跳び、握力、足指力の7項目の体力測定を橿原市内5つの幼稚園・保育園の年中・年長児童403名に実施、このうち4園で児童および保護者に対する体力向上プログラム(運動指導や講演会など)を行うとともに残り1園は実施せず、そのプログラム実施前後の測定値を比較した結果などを報告しました。(1回の測定には約20名のスタッフが必要なため理学療法学科学部生も多数ボランティア参加してくれました。) ▼保育園・幼稚園での体力測定の様子 ▼子ども体力・地域体力向上プロジェクト」の最終報告会の様子 幼児期の体力測定は園児の体力分析の目的もありますが、園児本人・保護者・先生など周りの人々が体力(健康)に関心を持つきっかけになり、結果的に住民すべてを巻き込んでの地域全体の体力(健康)を向上していくものと考えています。報告の最後の質疑応答では実施した保育・園児指導先生方から子どもたちは体力測定も遊びとして捉えて自分たちなりに競い合っているようだった、先生たちも楽しめた、健康と生活習慣支援の必要性を痛感した、などの評価・感想をいただきました。
2013.03.01
畿央大学共催「介護予防でいつまでもいきいき元気!」開催しました!
産官学連携で高齢期の健康づくりを推進、平日にかかわらず大盛況! 2013(平成25)年2月28日、アピタ大和郡山店2階特設フロアで大和郡山市地域包括支援センター主催・畿央大学と奈良県健康長寿共同事業実行委員会共催『介護予防でいつまでもいきいき元気!~高齢期からの元気度チェック~』が開催されました。 高齢化社会を迎えた日本では医療費負担が国民全体に重くのしかかっています。一人ひとりがいつまでも健康に暮らせることは負担を軽減し家族にとって幸せなこと。かねてから畿央大学では奈良県健康長寿共同事業に参画し“健康長寿体操”開発に取り組むとともに、県内各地で健康づくりのための啓発活動を行なっています。 大和郡山市地域包括支援センターでは昨年イオンモール大和郡山店で第1回目を開催し、今回2回目となるイベントで、「転びやすさチェックコーナー」(畿央大学理学療法学科高取先生、松本先生)、「栄養チェックコーナー」「体操コーナー」(ルネサンス登美ヶ丘、スポーツクラブ)、「口腔チェックコーナー」(歯科衛生士)のコーナーは10時開店と同時にたくさんの方々が来場され熱心に相談を受けていました。 畿央大学「転びやすさチェック」は、重心動揺検査(バランスチェック)とつま先上げ検査(姿勢とバランス)の2つで、二足歩行の人間は頭と胴体の重さのバランスをうまくとらないとつい転んで大けがをし寝たきりになる方もいます。ふだんから足腰を鍛える運動をして予防することが肝心です。同支援センター山下優所長は、「高齢者医療費負担の軽減は目に見えるものではない。みんなが“健康”で長生きしたいと願ってふだんから運動や食事に留意してもらう意識が大切。こういうイベントを通して考え、そして実行していただく地道な努力を続けていく。」と話しておられました。
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