2017.04.12 

平成29年度 新入生宿泊研修レポートvol.5~人間環境デザイン学科

平成29年4月6日(木)と7日(金)の2日間にわたり、愛知県犬山市にある博物館明治村にて新入生宿泊研修が行われました。研修には新入生68名、学科長の三井田先生を始め、1組担任の東先生、2組担任の西山先生、陳先生、中井先生が参加し、研修の進行をサポートするデザイン学科4回生4名の総勢77名の参加となりました。
 
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博物館明治村とは、戦災や震災で取り壊される運命にあった明治建築を保存展示している野外博物館です。全国各地からこの場所へ移築されており、重要文化財10棟を含む60数棟の歴史的建築物が現在も保存されています。人間環境デザイン学科では今後、建築・インテリア・アパレルに関する「デザイン」を学んでいきます。その最初の基盤として、毎年豊かな環境や歴史的建造物が存在する地域を訪ねます。
 
【研修1日目】
明治村へ到着し昼食のカレーを食した後、明治村館内へ。館内では8班のグループに分かれ、それぞれ好きなルート辿って3時間ほど見学しました。
▼見学時の様子:新入生各々が、見て・聞いて・触れて感じたことをまとめました。
 
デザイン 新入生研修 写真
 
 
▼聖ヨハネ教会堂(1907年建設)
 
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明治建築の石造・煉瓦造りが特徴的です。なんと天井には竹が使われており、なんともいえない落ち着いた空間となっていました。
 
 
▼宇治山田郵便局舎(1909年建設)をバックに記念撮影
 
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建存する郵便局庁舎の中では日本最古です。中に入ると円形のホールがあり、天井はまわりの事務室部分より一段高くされ、高窓から光が入るようになっています。
 
 
▼聖ザビエル天主堂(1890年建設)
 
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ステンドグラスからの光がとてもきれいでした。フランス人の設計原案に基づき、日本人の手で造られたもので、柱や天井など職人の繊細な技術が見られます。
 
▼帝国ホテル (写真左)内観 (写真右)外観
 
帝国ホテル内観・外観
 
アメリカの有名建築家フランク・ロイド・ライトによって設計されました。建物内外は幾何学模様に彫刻された大谷石や櫛目を入れた煉瓦で装飾され、柔らかで華麗な空間となっています。
これらの他にも、森鴎外と夏目漱石が住んでいた住宅や、西園寺公望の別荘など、数多くの建築物がありました。新入生のみなさんにとっては、初めて知ることばかりで質問が多く飛び交っていました。
 
▼館内見学前の昼食時。入学して間もない時期でも、すっかり仲良くなっている様子!
 
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新入生は建物を見て「感動したこと」「不思議に思ったこと」「感心したこと」などを各々でまとめ、1日目の研修が終了しました。
 
 
【研修2日目】
2日目午前中は、班ごとにわかれグループワークをしました。明治村でまとめたものをグループ内で模造紙にまとめ、「明治村内で一番好きな建物」「今と昔の違い」「特徴」など、各班それぞれ違った発表を行いました。新入生各々が各観点から建物を観察するため、色んな意見が飛び交い、非常に充実した貴重なグループワークとなりました。
 
▼新入生のグループワークに耳を傾ける三井田学科長
 
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▼グループワーク:入学後の初めての発表ということもあり、すこし緊張している様子。
 
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▼グループワーク後の昼食:緊張もほぐれ終始リラックスした様子。長良川沿いにあるホテルで、桜が満開で綺麗でした。
 
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▼最後は全員で記念撮影!
 
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今回の宿泊研修では、明治建築の特徴やデザインなどをたくさん学ぶことができました。これからそれぞれの夢に向かってみんなで頑張りましょう!!(^^)/
 

人間環境デザイン学科 助手 中井千織

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