2017.09.11 

理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.4

理学療法学科では、昨年度から台湾での海外インターンシップを実施しています。今年は9月6日(水)~12日(火)の日程で、3回生12名と教員4名が現地を訪問しています。現地からのレポート第4弾です!
 
【9月8日(金)】
本日9月8日は世界理学療法デー(World Physical Therapy Day)でした。午後12時から国立台湾大学附属病院を訪れ、大学の先生方、PTセンターの理学療法士の方々、一般に参加された方々と一緒に記念イベントに参加しました。
 
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イベントは、大きな附属病院の正面フロアに設置された大きなブースで行われ、テレビ局も入って撮影されていました。私たちは一般の方々と転倒予防のレクチャーや台湾のポップミュージックに合わせた体操などを一緒に楽しく、元気に実施しました。イベント終了時には、一般参加された高齢者の方々とも交流でき、非常に有意義な時間を共有できました。
 
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日本では理学療法週間というのが7月にあると先生方が言っておられ、その時に色々なイベントがあるようですが、世界的にみると9月にこのようなイベントがあることを実感しました。また、海外の先生方、一般の方とこのように活動できたことは非常に大きな経験となりました。私たちが理学療法士になっても、このような記念イベントには参加し、そして地域の方の力になれるような理学療法士になりたいと実感できた、貴重な経験になりました。
 
▼台湾大学附属病院の理学療法士の先生方と
 
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その後、中国医薬大学のChu先生の紹介で、台湾認知症協会Taiwan Alzheimer Disease Association(TADA)が実施しているFamily of Wisdom(瑞智互助家庭)という認知症患者さんとその家族が集う施設を見学させていただきました。
 
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この施設は一日に15人ほど入所し、患者さんだけが活動しているのではなく、そのご家族の方々も一緒に付き添い活動しています。また、ご家族が他の患者の世話もしており、それぞれのご家族が相互に助け合っています。施設には文字が読めない方のために、絵で場所を表していたり、時計には光が反射して患者が混乱しないようにガラスを外していたりと、様々な工夫がなされていました。
 
▼トイレも便座の色と壁の色を変えてわかりやすく
 
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日本でいう高齢者が集まる施設では家族の方々の疲れを緩和させる目的が強いのに対して、こちらの施設ではご家族が参加しているため全員で活動している雰囲気があり、とてもアットホームに感じました。
 
▼壁のお皿はすべて患者さんやそのご家族の手書きです!
 
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実は施設に来る途中に集中豪雨に合ってしまい、ずぶ濡れになりましたが、スタッフの方が服を乾かすのを手伝ってくれるなど、初対面の僕たちにもやさしく、日頃のケアの様子を体感できる機会になりました。
 
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理学療法学科 3回生 高橋 良太

 
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