畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!

畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!

看護医療学科

2020年9月18日(金)

令和2年8月30日、日本地域看護学会第23回学術集会(誌上発表)にて優秀演題賞を受賞しました。

 

この学術集会は、8月29日(土)、30日(日)に大阪にて開催予定でしたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大予防のため、現地開催を中止し、誌上開催となりました。

 

▽クリックで大会HPに移動します。

hp03

 

演題は「愛着形成に焦点をあてた重症心身障がい児とその家族への在宅支援の検討」です。研究では、訪問看護ステーションスタッフに同行し参加観察やインタビューを行いました。ストレングスモデル(C.A.Rapp,2006)を基盤とし、訪問看護師が、重症心身障がい児とその家族の強さ・力であるストレングスにどのように着目し在宅支援を行っているのか明らかにすることを目的とした研究です。研究にご協力いただきました皆様に心より深く感謝申し上げます。

 

賞状1

 

在宅小児ケアにおける愛着形成に焦点をあてた支援モデルの構築(科学研究費助成若手:1 8 K 1 7 6 0 9 研究代表者:田中陽子)

看護医療学科 講師 田中陽子

2020年8月28日(金)

2020年8月21日(水)、ふみ子助産院の院長である森田婦美子先生によるタニティヨガ、ベビーマッサージの演習がありました。

 

【マタニティヨガ】

マタニティヨガとは、妊娠中の身体に負担がかからないような緩い運動によって、コリやだるさなど母体の肉体的不調を改善し、ゆったりした気持ちで行うことで精神的なストレスを軽減することができるものです。また、家ではなく教室で行う場合は他のお母さんたちとおしゃべりをしたり、悩みなどを共有することで気分転換にもなります。

 

マタニティヨガ・ベビーマッサージ1-1-side

 

私たちも森田先生に教わりながら呼吸を意識してマタニティヨガをしました。演習や課題などで少し疲れていたこともあり、マタニティヨガをしたことで、学生自身も心も体も緊張が取れてリラックスすることが出来ました。

 

マタニティヨガ・ベビーマッサージ3-1-side

 

自分の身体であってもなかなか細部まで意識することはないですが、今回の演習ではじっくりと自分自身に向き合うことができた機会となりました。森田先生からはお母さん方もマタニティヨガをした後は表情がほぐれた状態で帰っていくというお話を聞かせていただき、お母さん同士の交流であったり、心身のリラックス、リフレッシュにもなったりと、様々な効果があることを学ぶことが出来ました。

 

0828_02

 

マタニティヨガの演習の後、自分たちで作ったベビー人形を使用してベビーマッサージの演習を行いました。

 

【ベビーマッサージ】

ベビーマッサージとは、母子が触れ合うことで絆を深め、健やかな身体をつくるコミュニケーションの手段です。赤ちゃんへの効果としては、表情が豊かになる、自律神経に働きかけることで消化吸収がよくなる、リラックス効果が高まりよく眠ることができる、母親との信頼関係が発達するなどがあります。母親への効果としては、スキンシップを取ることで赤ちゃんへの愛情が深まる、触れ合うことで愛情ホルモンであるオキシトシンが分泌されストレスや不安が軽減する、赤ちゃんの成長や不調などを敏感に感じ取ることが出来るなどがあります。

 

マタニティヨガ・ベビーマッサージ7-1-side

 

ベビーマッサージは特別な技術や力はいらず、母子のスキンシップの時間としてベビー人形に話しかけながら、楽しく穏やかな雰囲気で実施しました。マッサージの時は赤ちゃんの成長・発達の方向(中枢から末梢)に向かって撫でるようにし、ベビーオイルをつけて滑りをよくして行うと、さらに効果は高まると学びました。短い時間でしたが、赤ちゃんと向き合いながらコミュニケーションを取ることの大切さを理解することができました。

 

           助産学専攻科 岡本悠希 河野美佳

 

【関連記事】

熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「側方介助と肩甲難産の分娩介助方法」~助産学専攻科

産婦人科医に学ぶ!会陰縫合の理論と技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」

産婦人科医に学ぶ!超音波診断法の理論と実際~助産学専攻科

スペシャリストに学ぶフリースタイル分娩!~助産学専攻科

分娩介助・乳房マッサージの遠隔演習用教材を手作りしました!~助産学専攻科 

2020年8月19日(水)

2020年7月15日(水)「助産診断技術学Ⅱ」の科目で、健康科学部長で産婦人科医師である植田政嗣先生に、会陰縫合理論縫合技術について教えていただきました。

 

会陰縫合の理論と技術1-1

 

講義では会陰裂傷の原因や会陰切開が必要な場合、局所麻酔や様々な縫合技術について教えていただきました。赤ちゃんやお母さんにとって安全な分娩を行うためには、医師による会陰切開が必要になることがあります。今までの講義の中で、会陰の傷によって産後も痛みを抱えながら育児をされている褥婦さんについて学んできました。今回講義を受けたことで、助産師が会陰裂傷や会陰切開について理解しておくことは、お母さんたちの痛みや不便さを少しでも軽減するためにも大切なことであると強く感じました。

 

会陰縫合の理論と技術2-1

 

会陰裂傷が生じた場合や会陰切開を行った場合には、その処置として会陰縫合を行います。適切な縫合糸と針の種類や、時と場合に応じた糸結びの種類、局所麻酔時の注意点などについて教えていただき、実際に縫合練習用のセットを用いて演習を行いました。

 

ee8c66b054eee0658f0c782cfc724748[1]

 

演習ではまず、植田先生に実際の縫合糸の結び方を見せていただきました。はじめは見様見真似でしたが、分からないところなど学生同士で協力しあったり、植田先生に教えていただいたりして、縫合時に使う糸の結び方を修得することができました。また、縫合の仕方も教えていただき、それらの修得した技術を用いて、最後に1人ずつ裂傷のある会陰の模型で練習しました。コッヘルや持針器の使い方についても学ぶことができ、とても勉強になりました。

 

会陰縫合の理論と技術4-1

 

今回の講義や演習で会陰裂傷や会陰切開、会陰縫合技術について学んだことから、産後の褥婦さんの負担について改めて考え、褥婦さんの身体にとってより良い助産ケアを行うにはどうしたらよいか、という助産師の役割についても考えることができました。

 

今後も助産師として対象となる方々のために何が出来るのかを常に考えながら、学びを深めていきたいと思います。

 

 助産学専攻科

伊良原日南乃 末岐茉由

 

【関連記事】 

産婦人科医に学ぶ!超音波診断法の理論と実際~助産学専攻科

スペシャリストに学ぶフリースタイル分娩!~助産学専攻科

分娩介助・乳房マッサージの遠隔演習用教材を手作りしました!~助産学専攻科 

2020年8月7日(金)

看護医療学科4年次生必修科目である「保健医療福祉システム論Ⅰ」では、公衆衛生システムや社会福祉のあり方を学んできました。パンデミックが起きている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)についても、4月から一早く、国の専門家委員会が公表した資料をはじめとした様々資料を読み、理解を深めてきました。

また、感染者のみならず社会的弱者がコロナ禍において差別や偏見に苦しんでいることを学び、それらを医療従事者としてどのように対処するのかも考えてきました。

 

そのような中、7月23日の授業では全国薬害被害者団体連絡協議会 副代表世話人の勝村久司氏をお招きし、「『薬害の実情』と『患者の人権』~医療倫理や患者安全について考えながら~」と題した内容について講演いただきました。あいにく遠隔での講演ではありましたが、それを凌駕する心に突き刺さる内容でした。

 

0807_01

▲Microsoft Teamsを用いて、講演いただいている様子

 

勝村氏は、現在も大阪府立高校の理科教員をされておりますが、「陣痛促進剤」の被害によりわずか9日間の命しかなかった、娘さんの星子さんのことがきっかけ(詳細は、勝村さんの著書である「ぼくの『星の王子さま』へ」~医療裁判10年の記録~(幻冬舎文庫))で、薬害に関する運動に身を投じます。

その中で、薬害は人災であることを痛感され、陣痛促進剤(子宮収縮剤)は感受性の個人差がかなり大きいがその理解が医療従事者の中でも十分ではないこと、陣痛促進剤の誤った使用がまだ改められない医療機関があることも非常に懸念されておられました。また、一般社会にも薬害の被害に遭われた方々へのインターネットを用いた中傷がまだ残っていることもお話しされておられました。

 

最終学年にあたる受講生に対して、これから大切なことは「健全なチーム医療による専門性の発揮」「患者・家族を中心とした情報共有」であり、真実を求め続け、情報収集の努力を続けることと、「患者のための薬・医療」であることを忘れないことが重要であると話されました。その実践例として、診療報酬明細書の開示につながり、ある病院ではカルテの開示を積極的に行っているそうです。

学生も今回の講演の内容を重く受け止めていました。学生たちの感想から一部紹介したいと思います。

 

 

 

勝村さんの話は言葉の一つ一つが重く、家族を含めた方々の気持ちを思うと聞いているのが辛く、心が痛くなった。勝村さんの奥さんがどれほど苦しみ、それでも自分の子どもを助けたい一心で意識を手放さないように耐えていたこと、子どもが亡くなった苦しみを夫婦で乗り越えられてきたことに対して胸が詰まる思いでした。

また、陣痛促進剤等の薬害による被害に関する問題について考えることができた貴重な時間でもあった。二度と陣痛促進剤等の薬害による被害が出ないように、この問題が自分や家族にも大いに関係あることだと認識し、みんなで考えていきたい。

学生A

 

本日学んだ薬害の問題について被害者の方の気持ちを考え、二度とこのようなことが起こらないように本日の学びを忘れない。医師から指示された薬を何も考えずに患者に勧めるのではなく、常にクリティカルシンキングをして医療に従事していきたい。

学生B

 

 

学生たちは、あと半年で医療の現場に飛び込んでいきます。特に今は、新型コロナウイルスの影響が大きく、患者の人権がより大きくクローズアップされることでしょう。今回の勝村氏の講演を通じて、学生たちの学びは非常に大きく、今後に必ず活かされるだろうと思います。この場を借りて改めてお礼申し上げます。

 

看護医療学科 准教授 文鐘聲

2020年8月5日(水)

こんにちは、健康支援学生チームTASKの看護医療学科3回生の乾由樹子と東條真納美です!新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響もあり、勉強会や健康測定の実施をすることができませんでしたが、今回2020年度新学期初の活動としてオンライン勉強会を行いました。

 

TASKは、Think、Action、Support、for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。

 

テーマは「輸液管理と服薬」です。

今回の勉強会では、主に①輸液の必要性、②輸液の種類、③服薬の支援方法の3つの視点から発表を行い、学びを深めていきました。

看護医療学科の学生にとっては、今まで学んできたことの復習に、他学科の学生にとっては新たな学びにつながったように感じます。

今回はTeamsを活用したオンラインでの勉強会の実施が初めてであり、動画がうまく再生されるか、発表者の声がきちんと参加者に届いているか不安がありましたが無事に終えることができました。

参加してくださった皆さんありがとうございました!!

 

▼勉強会の様子

TASK7月勉強会1-1

 

そして、1回生の方、TASKに興味を持ってくださっている方への連絡です。

今回、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、本来のTASKとしての活動(測定会や勉強会、新入生歓迎会など)が行えていない状況です。

このような状況ではありますが、TASKというチームを残していくためにも新入生の皆さんの参加がすごく力になります。

 

「TASKってなに?」という方→Twitterで、「TASK(健康支援学生チーム)」と検索してみてください!

また、畿央大学のホームページから、TASKの過去の取り組みを見てもらうこともできます!

「どうやって参加すればいいの?」という方→Outlookのメールから検索ディレクトリを使用して、「task」と検索してみてください。

◎参加申し込みだけではなく、質問もこちらのメールで受け付けています!

 

コロナウイルスの感染の拡大によって学校への登校も制限がつき、広陵町とのイベントも中止となりTASKとしての活動がなかなかできない状況となりました。この状況でもできることを考え、8月10日(月)から14日(金)の5日間で「身体を動かそう!生活リズムを戻そうキャンペーン!」として朝の9時からラジオ体操や肩こり解消ストレッチを、teamsを使用して遠隔で行う企画を立てました。参加できるのはTASKの人だけとなりますが、これから状況に合わせて徐々にTASKの活動を再開することができるといいなと思っています。

 

看護医療学科3回生 乾由樹子 東條真納美

 

TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。