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理学療法学科

2023.09.28

令和5年度 在外研究員レポートvol.2~フランストゥールーズでの研究生活を紹介!

本学には教育研究水準の向上および国際交流の進展に資するため、学術の研究・調査等のため外国に在外研究員を派遣する制度があります。2023(令和5)年4月1日から2024(令和6)年3月31日までの期間、フランス南西部トゥールーズにあるトゥールーズ大学病院、老年科、加齢研究所(Institute of Aging, Gérontôpole, Toulouse University Hospital)で理学療法学科 松本 大輔准教授が研究活動を行っています。フランスから現地レポートが届きましたので、ご紹介します。 私は4月から在外研究員として、フランス南西部のトゥールーズにあるトゥールーズ大学病院、老年科、加齢研究所(Institute of Aging, Gérontôpole, Toulouse University Hospital)で、研究活動に従事しています。 今回は、研究員としての生活や国際学会へ参加レポート、最後にトゥールーズの街について紹介をさせていただきます。   研究員としての生活を紹介します! 私はINSPIRE(INStitute for Prevention healthy aging and medicine Rejuvenative)T-cohortというヒトを対象とした研究プロジェクトのデータ分析・論文執筆に関わらせていただいています。   高齢者だけではなく、20歳から100歳以上の成人を10年間追跡するコホート研究です。教授や同僚に分析方法や論文執筆のアドバイスをいただきながら、少しずつ進めているところです。 私は疲労感をテーマの一つにしています。   ▼研究室のメンバーです。     国際学会に参加してきました! TWINS Congress 2023 国際双生児研究学会(ハンガリー ブダペスト) International Society for Twin Studies (ISTS)という双生児研究の研究者が集う学会です。私は統計解析のワークショップに参加し、実際のプログラムを教えていただいたり、今進めている研究のアドバイスをいただきました。 また、日頃、あまり関わりがなかったエピジェネティクス(DNAの塩基配列は変えずに、あとから加わった修飾が遺伝子機能を調節する制御機構)などのトピックスについても知ることができました。以前からお世話になっているセンメルワイス大学の Adam, David Tarnoki氏(双子の医師)が学会を運営されており、懇親会では彼のサポートのおかげで著名な研究者と交流することができました。             EuGMS2023 ヨーロッパ老年医学会(フィンランド ヘルシンキ) Philipe教授とYves教授、同僚のEmmanuel氏と参加しました。 特に昨年度発表された転倒予防の国際ガイドラインWorld Guidelines for Falls Prevention and Management for Older Adults: A Global Initiativeに関わった研究者によるシンポジウムでは立ち見、座り見で満員御礼状態でした。 全体的にはフレイルや転倒のテーマが多く、また、遠隔リハやAI・VR・アプリ開発などデジタルヘルスに関する報告も多かった印象です。 教授陣はワークショップやレクチャーの講師として、同僚は口述発表をされていました。同僚のEmmanuel氏がBest Oral Communication Awardを受賞し、改めて研究室のレベルの高さに驚かされました。   ▼Emmanuel氏     ▼Philipe教授のワークショップ     ▼Yves教授のレクチャー   トゥールーズを紹介します! トゥールーズは、フランスの南西部でスペインとの国境近くにあり、パリ、マルセイユ、リヨンに続いて人口数第4位の都市です。赤レンガとテラコッタ瓦の建物が多いことから、別名『バラ色の都市』(la ville rose)と呼ばれています。     あと、ご存知の通り、ラグビーワールドカップの開催都市で、日本チームのベースキャンプとなっており、街はラグビー一色です。せっかくの機会なので、私もイベントに参加したり、試合を観戦しました!         現地での生活にも慣れてきましたが、まだまだ英語でのコミュニケーション・ディスカッションはハードルが高く、不甲斐なさを感じることも多くあります。滞在も折り返し地点が近づいてきているので、少し焦ってきていますが、大学に還元できるように、引き続き、取り組んでいきたいと思います。         理学療法学科 准教授 松本大輔   関連記事 朝日新聞社Webメディア「SDGs ACTION!」で松本准教授が「フレイル」を解説! 令和5年度 在外研究員レポートvol.1~なぜフランストゥールーズへ? 令和5年度 在外研究員 研究計画説明会を開催しました。

2023.09.21

在学生向けに「消費者教育講習会」を実施しました。

2023年9月14日(木)、「若者を狙う悪質商法~もうけ話・マルチ商法・ネット通販に注意!」をテーマにした講習会を実施しました。     成人年齢が18歳に引き下げられたことで、今や大学生は全員成人、新1回生は新成人ということになります。保護者の同意や許可なくさまざまな契約を行えるようになることで、トラブルに巻き込まれる可能性も高くなります。今回は奈良県消費生活センター職員の方をお招きし、よくあるトラブルや注意すべきポイントなどを、実例を交えて講演いただきました。2回あわせて400名をこえる在学生が参加しました。     参加した学生からは、 「クーリングオフ制度、消費者契約法など深く知ることができました」   「消費者トラブルにあったときの対策について知れて良かったです。今まで以上に注意して商品の購入や契約をしようと思いました」   「マルチや詐欺サイトには気を付けようと思いました」   「いい話に簡単についていくのはやめようと思いました。よく考えて行動していきたいです」   「騙されないように気をつけて過ごすとともに、もし困ったときには188を活用しようと思いました」   「一人暮らしで色々と不安があるため、相談できるところがあると知れて良かったです」 といった声がありました。消費者トラブルが他人事ではなく、身近に起こりうるリスクとして捉える機会にしていただければ幸いです。もちろんトラブルに遭わないことが一番ですが、困った時には消費者ホットライン「188(いやや)」に相談できますので、ぜひ覚えておいてください。   契約前にはよく確認して、SNSやネット、広告の情報を鵜吞みにせず、少しでも「変かな?」と思ったら相談して、自分の身をしっかり守りましょう!  

2023.09.21

令和5年度「全学年症例検討会」を開催しました~理学療法学科

理学療法学科4回生が下級生とグループになって「総合臨床実習」での学びや経験を伝える「全学年症例検討会」を2023年9月14日(木)に行いました。コロナ禍の影響で、フル対面での開催が一昨年までできておらず、現4回生は去年3回生時に実施しただけで、今回は最終学年としての発表側になりました。       理学療法学科4回生は4月~7月までの期間、8週間の総合臨床実習を計16週間行います。実習先の病院で理学療法士(実習指導者)の指導のもと、様々な疾患の患者さんを対象として基本的な評価を行い、その結果に基づいて治療プログラムを立案。実際に治療をさせていただくことで、基本的な理学療法を修得していきます。学内での学習とは異なり、患者さんと直接向き合う経験を通して、4回生たちは見違えるほど大きく成長します。   現時点でも新型コロナウイルスの感染拡大が懸念され、病院実習では多くの制約を受ける中、畿央大学では実習先の皆さまのご協力のおかげで、全学生が学外での実習経験を積むことができました。   症例検討会では各学年混成の小グループに分かれて、4回生が司会進行を担当。教員はファシリテーターとして見守ります。4回生は担当した症例から学んだことをまとめ、基本的な知識を再確認し、下級生たちに説明できる能力を高めます。1~3回生は現在学んでいる基礎医学と臨床との関係を理解することで、学習へのモチベーションを高めます。       症例以外の質問やコミュニケーションも生まれ、学年をこえた「タテのつながり」が生まれる絶好の機会です。   症例検討会に参加した学生たちの感想を学年ごとに紹介します。   4回生の声(理学療法学科4回生 林 大輝) 昨年に引き続き、今年も全学年揃っての開催となり有意義なものとなったと思います。発表では1・2回生と3回生のグループに分かれ、1・2回生にはできるだけわかりやすいように内容を噛み砕き、なんとなくのイメージを持ってもらえるように意識しました。3回生にはより詳しい内容を伝え、それに対する質問もあり活発な発表会となりました。 また、発表後には実習のこと以外にも勉強や就活、学校生活についての質問も多々あり、自身の経験や考えも含めてアドバイスできてよかったと思います。 私も下級生の時に先輩方の話を聞いたことが、その後の学習意欲につながりました。1~3回生の方にはこれからの勉強や実習などをはじめ学校生活に役立てば幸いです。   3回生の声(理学療法学科3回生 武田 英晃) 今回の症例発表を聞いて、昨年度よりもわかる部分や内容があり、自分が今まで勉強してきたことが少しずつ身についていることを実感できました。また、実習のことも詳しく教えていただき、正直不安を感じていたことも、発表していただいた4回生の皆さんも去年同じ思いで聞いていたのだと知り、少し安心した部分もありました。 そして、残りの学校生活での過ごし方やアドバイスもたくさんいただき、基礎的なこと、専門的なことそれぞれをしっかり勉強していくべきなのだと改めて実感しました。   2回生の声(理学療法学科2回生 武本 遥輝) 主に実習体験やこの先の学校生活について多くのお話をしていただきました。先輩が感じた臨床での雰囲気、実習で自分に起きた変化や実習先での楽しみなどを聞くことができました。症例発表自体は、1回生のときはほぼ「話を聞いているだけ」の状態でしたが、今回は理解できる部分が少し増えました。まだわからないところも、これからの勉強で理解できると思うと楽しみです。 今回参加したことで、自分の現在地を知ることもでき、この先をどのように過ごしていくことが大切か少しわかりました。目的・目標を持ち意欲的に1日1日を過ごしていこうと思います!   1回生の声(理学療法学科1回生 高見 亮佑) 症例検討会では多くの学びがありました。4回生の実習のレポートを通して内容は難しいところもありましたが、これから自分たちがどのようなことを学んでいくのか、自分たちに必要となってくる知識は何なのかをつかむことができました。また、先輩との交流では学校生活から日常の些細なことまでとてもフランクに教えていただき、これからの学校生活の不安が取り除かれました。特に、授業や実習についての話はこれからのモチベーションにもつながり、自分の目標を立てるきっかけになりました。この症例検討会を通して得た経験を生かしてこれからの学校生活を過ごし、自分も上回生のようになれるように日々努力していきたいです。     理学療法学科 准教授 福本 貴彦   【関連記事】 令和4年度「全学年症例検討会」を開催しました~理学療法学科 平成29年度「全学年症例検討会」を開催しました~理学療法学科

2023.09.14

修了生が「第21回日本神経理学療法学会学術大会」で奨励賞を受賞!~健康科学研究科

2023年9月9日、10日にパシフィコ横浜で行われた第21回日本神経理学療法学会学術大会において、畿央大学健康科学部理学療法学科2019年3月卒業かつ大学院健康科学研究科修士課程修了生(2023年3月修了)である私、若林汰(西大和リハビリテーション病院)が奨励賞を受賞しました。   ▲受賞の様子(写真左が、私です)     本学術大会は、特別講演、シンポジウム、関連する医学会、他領域の理学療法学会・研究会との合同企画、モーニングセミナーなどの多彩なプログラムが企画され、新しい視点やアイデアを学ぶことができ、本学会テーマである「臨床知へのあゆみ」を体現した学会内容であったと思います。 また、本学会は全面的に対面形式で行われていたため、理学療法士以外の他職種や様々な分野の研究者や臨床家が参加され、幅広い領域における発表内容の一般演題が報告されました。特に、対面ならではの活気ある意見交換や人と人とのつながりがとても印象的でした。   今回、私は「中心性頸髄損傷後のしびれ感と感覚・運動障害に対するしびれ同調経皮的電気神経刺激の効果:単一事例研究」というテーマで報告し、奨励賞に選出されました。その内容は両手に強いしびれ感と巧緻運動障害を呈した症例に対して、ニューロリハビリテーション研究センター客員研究員である西祐樹さん(長崎大学 助教)が開発されたしびれ同調TENSを用いた症例報告になります。しびれ同調TENSによるしびれ感の介入効果を得ることができれば、しびれ感によって増強している感覚障害由来の運動機能低下が改善できる可能性について報告しました。     数ある演題の中から、奨励賞に選出していただき、大変嬉しく思います。今後もしびれ感に対するリハビリテーション介入の一助となるよう研究活動・臨床に取り組んでいきたいと思います。 最後になりましたが、今回の報告にあたり、ご指導頂きました上司や先輩ならびに客員研究員の西祐樹先生をはじめとする多くの方々にご指導、ご支援をいただきました。この場を借りて深く感謝申し上げます。   西大和リハビリテーション病院 理学療法士 若林 汰 畿央大学 健康科学部 理学療法学科 2019年3月卒業  大学院 健康科学研究科 修士課程 2023年3月修了   【関連記事】 しびれ感に対する新たな経皮的神経電気刺激の効果~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 第12回IAGGアジア/オセアニア国際老年学会議および第65回日本老年医学会学術集会で教員、大学院生らが発表!〜理学療法学科・健康科学研究科 大学院生が「第33回岐阜県理学療法学会学術集会」で奨励賞に選出!~健康科学研究科 大学院生が国際学会「ESOC2023」でポスター発表!〜健康科学研究科 日本物理療法合同学術大会2023で大学院生が優秀賞を受賞!~健康科学研究科

2023.09.12

1回生が球技大会で交流を深めました!~理学療法学科

こんにちは!理学療法学科1回生の中山 紗希です。2023年9月8日(金)に1回生の交流会として球技大会を行いました。     入学から5ヶ月が経ちましたが、まだ男女の壁がまだあるように感じていました。そこでもっと親睦を深めようと思い、クラス委員主催で球技大会を開催することになりました。     球技大会では、男子のドッジボール、女子のバスケットボールをそれぞれ行った後、景品を懸けたビンゴ大会を行いました。みんな景品欲しさにめちゃくちゃ真剣でした。 景品の中には担任の先生から提供いただいたものもありました。岡田先生、瀧口先生ありがとうございます。       その後の男女混合のバレーボールでは、人数やルールも少し調整してみんなで楽しくできるようにしました。       普段はあまり話すことのない友達とも話すことができ、また協力しながら楽しむこともできて良い機会となりました。       コートの設営や準備もみんな協力していただき、ありがとうございました。       運営を共に行ったクラス委員からの感想です。 経験者、初心者関係なく楽しんでいて、企画した側としてはまたやりたいって言ってくれた人が多かったのは嬉しかったです。 理学療法学科 1回生 鴨崎 月奏 初めての学年全体での行事にも関わらず多くの人数が集まり、今まで話す機会のなかった友達とも話すことができ、学科の仲が深まる良い機会になったと感じました。これからも同じ夢や目標を持つこの仲間とともに勉学に励みたいと思いました。 理学療法学科1回生 上嶋 颯哉 仲を深めるために企画した球技大会をみんなが楽しんでくれてよかったです。 理学療法学科1回生 松下 広海     今回の球技大会で築いた絆を生かし、勉強面や部活、サークル、その他の面でも協力していけたらと思います。 参加してくれた理学療法学科のみんな、ありがとう!   理学療法学科1回生 中山 紗希   【関連記事】 「チーム医療ふれあい実習」レポート!~理学療法学科 卒業研究に向けて、瓜谷研究室が合同勉強会を実施!~理学療法学科 学生広報スタッフblog vol.249~「発達系理学療法学Ⅰ」レポート! 2023年度新入生研修 学科別レポートvol.3~理学療法学科

2023.09.05

「チーム医療ふれあい実習」レポート!~理学療法学科

畿央大学では、入学後早期にチーム医療の実際にふれ、職種間の協働の重要性について学ぶ「チーム医療ふれあい実習」を行っており、今年度から学科単位で実習に行っています。理学療法学科では、初日と最終日に学内実習を実施し、8月30日(水)~9月1日(金)に学外実習を実施しました。入学後半年も経たない時期に、分野、領域の異なる3つの施設で実習し、多方面で理学療法士の先生が活躍されている現場を新鮮な感性で経験できる貴重な機会になりました。   西大和リハビリテーション病院(回復期、療養型、生活期)での実習風景     平成記念病院(急性期、亜急性期、回復期)での実習風景       大阪市舞洲障がい者スポーツセンター(障がい者スポーツ)での実習風景       理学療法士の先生から病院や施設、リハビリテーションについて説明していただくだけでなく、臨床の現場の見学や体験、当事者の方とのコミュニケーションもさせていただきました。初めての実際の現場に緊張しながらも、実習中とてもいい顔をしている学生さんの様子が印象的で、教員(特に担任)としてとても嬉しい気持ちでした。学内での学びが重要であることは言うまでもありませんが、経験に勝る学びはないことを再認識しました。   最終日は学内で、3日間の学外実習に基づき、「チーム医療における理学療法士の徳・知・美」についてグループごとにパワーポイントにまとめ、発表会を行いました。短時間での難しい課題でしたが、学生たちは、グループに分かれて、試行錯誤しながら、テーマについて考え、発表資料にまでまとめあげることができていました。発表会では、学外実習での様々な気づき、学びに基づき今後理学療法士になるため、どのように研鑚していくかについて、各グループが工夫しながら発表してくれました。1回生のこの時期に、複数の施設で実習させていただけたことにより、「理学療法士ってすごいな、やさしいな、すてきだな」と、その魅力を感じ、今後に向けて今一度志を立てることができたのではないかと思います。   ▼最終日の学内発表会の様子です。寸劇を交えたプレゼンテーションもありました!       以下に参加した学生の声を紹介いたします。 「チーム医療ふれあい実習」で、理学療法士さんたちが患者様とコミュニケーションをとり、リハビリを行っている姿を見させていただき、理学療法士さんのやさしさ、あたたかさを直接感じることができました。また、実際に患者様と会話をして、コミュニケーションをとることの難しさを実感しました。自分の理想の理学療法士像をイメージでき、モチベーションが上がったとても有意義な実習になりました。 理学療法学科1回生 岡島 悠海 「チーム医療ふれあい実習」を通して、私たちは初めて理学療法士が働く現場を見学させて頂きました。その中で、各施設で働く理学療法士さんの姿はとてもかっこいいと素直に感じました。それと同時に、一人一人違った患者様とのコミュニケーションをとる難しさや私たちのこれからの学習の大切さを改めて感じることができました。この貴重な経験をこれからの学習や実習に活かしていけるように励みたいと強く思いました。 理学療法学科1回生 津田 逸朗 最後に、入学後まだまだ未熟な学生たちに、このような機会をいただきました関連各位に本当に感謝しています。個人的には、今回実習でお世話になった学生たちの担任をさせていただいていますが、ふとした発言や行動に「やさしさ」を感じる学生も多く、これからの学生の成長に期待しています。学生が、今後芽を伸ばして、将来素敵な理学療法士になり、活躍できるよう、我々教員も学生としっかりと向き合っていきたいと思います。畿央大学は今年で開学20周年を迎えますが、学生の成長を促すことができるよう、様々な新たな取り組みにも今後もチャレンジしていければと考えています。   理学療法学科 准教授 岡田 洋平   【関連記事】 令和3年度「チーム医療ふれあい実習」レポート 令和元年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催!~理学療法・看護医療・健康栄養学科 平成30年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催しました!  平成29年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催しました!  平成28年度「チーム医療ふれあい実習」を終えて 

2023.08.25

「第13回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を開催!~田平研究室

田平研究室(大学院)健康科学研究科修士課程の城山です。 2023年8月19日(土)・20日(日)の2日間で「第13回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を兵庫県神戸市にある瑞宝園で開催いたしました。     COVID-19の感染法上の位置づけが「5類」に代わり、様々な施設への入場制限がなくなるほど、以前の社会へと一気に戻りつつあります。私が在籍する田平研究室でも昨年度より感染対策を実施した上で、現地開催とWebによるハイブリッドで開催されています。       本研究大会は毎年、田平教授をはじめとした研究室の在学生と卒業生で行なっており、今回は現地参加者10名、Web参加者6名の計16名の参加で開催しました。 残念ながら田平教授はWeb出席となりましたが、卒業生を中心とし現地参加者が白熱したディスカッションを繰り広げられ、Web参加者が「現地は楽しそう」と羨ましがるほどでした。     私も昨年度より現地参加させていただいていますが、現地の熱気や雰囲気はWebでは味わうことができない楽しさがあります。 参加者は現在進めている研究についての進捗状況や今後の研究テーマについての発表などを行いました。また、修士課程・博士課程に在籍している私を含めた6名は修士論文や博士論文の研究テーマについて発表を行い、研究についての今後の進め方、発表の仕方、まとめ方などについてご指導していただけました。       当研究室の活動に興味のある方は、是非ご連絡をいただければと思います。呼吸・循環リハビリテーション分野における日々のClinical Questionを共に解決していきましょう。 研究室スタッフ一同お持ちしています。     健康科学研究科 修士課程1年 城山 潤   【関連記事】 「第12回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を開催!~田平研究室 「第10回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を開催!~田平研究室 「第9回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」レポート 「第8回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を開催!~田平研究室 「第7回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を開催!~田平研究室

2023.08.19

卒業研究に向けて、瓜谷研究室が合同勉強会を実施!~理学療法学科

理学療法学科4回生の平田です。私が所属する理学療法学科 瓜谷研究室では、2023年8月11日(金)に大阪行岡医療大学の粕渕研究室・山野研究室と合同勉強会を行いました。 大阪行岡医療大学の粕渕先生、山野先生はお二人とも本学の理学療法学科を卒業後、大学院の修士課程を修了し、現在博士後期課程に在籍している私たちの先輩※です。 ※粕渕 賢志先生(健康科学研究科 博士後期課程在籍/修士課程修了、理学療法学科1期生) ※山野 宏章先生(健康科学研究科 博士後期課程在籍/修士課程修了、理学療法学科4期生)     今、理学療法学科の4回生は学外実習を終え、現在卒業研究を進めている真っ最中です。 今回の勉強会では、卒業研究の発表を終えられた粕渕研究室から2演題、山野研究室から3演題を発表いただきました。 瓜谷ゼミは、まず4回生が進めている2つのテーマについて研究背景と研究方法までをプレゼンしました。その後修士課程の大学院生から3つのテーマについて研究発表いただきました。 最後はそれぞれの研究室の先生より、研究テーマについてお話しいただきました。     今回、合同勉強会に参加させていただき、大阪行岡医療大学の卒業研究、大学院生、先生方の研究内容についての話を聞くことができて、とても貴重な経験となりました。 現在、私たちは卒業研究を進めている途中なので、研究の仕方や考え方、スライドの作り方、発表の仕方など、参考になることが多くありました。 また、私たちの研究内容を発表した時にいくつか質問をしていただき、研究内容で明確にできていない部分や理解しきれていない部分を改めて知ることができました。 この経験を、今後の研究や大学での発表に活かしていけるように、頑張っていきたいと思います。     理学療法学科4回生 瓜谷ゼミ 平田 奈々子   【関連記事】 奈良学園大学 池田教授による質的研究勉強会を開催!~健康科学研究科 瓜谷研究室 大学院生が「第33回岐阜県理学療法学会学術集会」で奨励賞に選出!~健康科学研究科 瓜谷准教授の研究成果が2年連続で学会表彰されました!~健康科学研究科 「第10回日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会」に教員・大学院生が参加!~健康科学研究科 変形性膝関節症の患者さんは自らの病状とどのように向き合っているのか?~理学療法学科教員 患者教育プログラムは変形性膝関節症患者さんの自己効力感の向上に有効か?~理学療法学科教員 変形性膝関節症に関する研究の途中経過が学会誌に掲載されました~理学療法学科教員

2023.08.09

朝日新聞社Webメディア「SDGs ACTION!」で松本准教授が「フレイル」を解説!~理学療法学科

理学療法学科の松本 大輔准教授が朝日新聞社Webメディア「SDGs ACTION!」に登場しています。 「フレイル」という言葉を初めて聞いた一般の人に、そもそも「フレイル」とはどういったものなのか等について解説をされています。         現在、松本先生は在外研究員として、フランス南西部のトゥールーズで高齢者の健康増進、フレイル予防につながる研究活動を行っている真っ最中です! (詳しくは 令和5年度 在外研究員レポートvol.1~なぜフランストゥールーズへ?|KIO Smile Blog をご覧ください。)   今回の記事公開を受けて、松本先生よりコメントをいただきました。 この度、「フレイル」という言葉を初めて聞いた人向けに、網羅的にかつ、深堀した内容で紹介してほしいという依頼を受けました。 そこで、本記事が読者にとって、自分の健康・生活習慣を見つめ直す機会になり、実際に行動が起こせるようになることを心掛けて書きました。 前半部分は幅広く、後半により具体的な予防・改善対策になっています。(本当はもっと長かったのですが、編集担当の方と相談してやむなくカットいたしました...) 日頃、地域の高齢者の方々へ運動指導している時のように、予防や改善のためにどうすれば良いかについて焦点を当て、本学大学院の地域系リハビリテーション研究室の高取教授・院生との共同研究の成果や私自身の実践経験も多く盛り込んでおります。 改めて、本記事で強調したいのは、 ・フレイルは、多面的、可逆的である ・自分でチェックができ、対策もとれる ・早ければ早いほど良い ということです。   フレイルリスクの高いご高齢の方だけではなく、中年期の方や高齢者を支える家族、スタッフの方にもわかりやすくなっていますので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。 本記事が一人でも多くの方に届いて、健康行動を起こすきっかけになることを祈っております。 ぜひ一度、本記事をご一読いただき、セルフチェックをしてみてはいかがでしょうか? みなさんの健康を見つめ直す機会にしていただければ幸いです!   SDGs ACTION!:フレイルとは? 原因からチェックの仕方、改善方法、予防策まで解説   関連記事・リンク 地域リハビリテーション研究室 令和5年度 在外研究員レポートvol.1~なぜフランストゥールーズへ? 後期高齢者のフレイルはそのステージにより改善・悪化因子が異なる可能性~運動系社会参加活動の増加は前フレイルから健常への移行に寄与 「令和4年度地域リハビリテーション活動支援事業」成果報告とミーティングを開催!!〜地域リハビリテーション研究室+TASK卒業生チーム

2023.08.01

本学教員、大学院生の論文が学術優秀賞に選ばれました~理学療法学科・健康科学研究科

この度、物理療法科学掲載原著論文「慢性腰痛患者の運動時痛に対する経皮的電気刺激の効果:ランダム化比較試験」が物理療法科学30巻(2023年度発刊分)における学術優秀賞に選ばれました。   研究内容につきましては、下記の記事でも紹介しております。 慢性腰痛の運動時痛に対する経皮的電気刺激の効果~理学療法学科・健康科学研究科   本論文は、畿央大学健康科学部理学療法学科の瀧口 述弘助教、庄本 康治教授と高松 昇三氏(健康科学研究科博士後期課程3年/オムロンヘルスケア株式会社)らにより執筆されました。 本論文の詳細は「科学技術情報発信・流通総合システム」(J-STAGE)に掲載されております。   ▲:写真左より(高松氏、瀧口助教、庄本教授)   このような賞を頂き、大変光栄に思います。今後もリハビリテーション従事者の方や患者様に役立つ報告ができるような研究活動を努めて参ります。 最後になりますが、この論文の報告に際しては多くの方々に支援いただきました。この場を借りて深く感謝申し上げます。   理学療法学科 助教 瀧口 述弘   関連記事 【論文情報】慢性腰痛患者の運動時痛に対する経皮的電気刺激の効果:ランダム化比較試験 (jst.go.jp) 【プレスリリース】慢性腰痛の運動時痛に対する経皮的電気刺激の効果~理学療法学科・健康科学研究科 客員研究員の渕上 健さんの総説論文が「Journal of CLINICAL REHABILITATION」に掲載されました〜ニューロリハビリテーション研究センター 大学院生が国際学会「ESOC2023」でポスター発表!〜健康科学研究科 大学院修了生のColumbia University留学に向けた壮行会を開催!~森岡研究室 森岡 周教授のコメント論文が「Physics of Life Reviews誌」に掲載されました~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 多くの理学療法士が購読する「理学療法ジャーナル」の特集を本学教員が企画!~理学療法学科・健康科学研究科 日本物理療法合同学術大会2023で大学院生が優秀賞を受賞!~健康科学研究科 第27回日本神経理学療法学会サテライトカンファレンス@畿央大学、開催レポート!