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健康栄養学科
2012.07.24
健康栄養学科「給食経営管理論実習」レポート
健康栄養学科では、管理栄養士として給食の運営をできるようになるため、安全で栄養バランスも考えた、食べる人に満足してもらえる給食をつくる「給食経営管理論実習」という授業があります。実際の給食施設に準じて大量調理をするための<給食経営管理実習室>で行われます。1. 管理栄養士班2. 調理師班3. サービス班の3班が役割を分担し、今まで学んできた知識をいかして気持ちをこめておいしい給食を作ります。まず、管理栄養士班は、献立・お金の管理・タイムスケジュール等給食運営の全体を考えます。調理師班は、管理栄養士班と打ち合わせをし、調理補助を行います。サービス班は食券を購入してくださった方に心地よく食事をしてもらえるような環境を整えます。 2回生でも給食の実習があるのですが、今回は前回よりもレベルアップをはかってテーマを決めて献立を考えました。私たちのテーマは、ビタミン!不足しがちなビタミンを多く摂れる献立にしました。そんな本日の献立は・・・ ・ごはん・鮭のムニエル・ラタトゥイユ・野菜のオーブン焼き・みかんゼリー みんなで意見を出し合って考えた献立です。 当日の実習の様子です。 食中毒を出さないよう衛生管理には特に気をつけています。食器や調理器具は必ず消毒済みのものを使用し、食品に直接手で触れる場合には、ビニール手袋を着用します。また、加熱する食品については、中心部が75℃で1分以上加熱されていることを確認し、病原微生物を除去しています。 ▽野菜のオーブン焼き 調理中 ▽スチームコンベクション調理の中心温度測定中 ▽盛り付け&配膳 ▽できあがり♪ 提供する給食自体が栄養教育の教材として、食事の組み立て方、料理の方法、味つけ、料理の選択方法など食に関するさまざまな情報提供の役割をもっています。さらに管理栄養士班はポスター、卓上メモ、献立カードなども作成し、わかりやすく栄養についてお伝えする工夫をしています。 ▽給食提供中 ▽献立のポイントを説明したポスター ▽卓上メモ 本日の献立の栄養価は… ▽献立カード 食券を購入して下さった方にお渡しします。 給食を食べて下さった方には、アンケートの記入をお願いしています。食事の内容だけでなく、媒体やサービスなども含めた全体で今日の給食を評価していただきます。「おいしかった!」という感想は本当に嬉しいですが、厳しいご意見から反省し学ぶことがたくさんあります。貴重なご意見、いつもありがとうございます。 そして今回は特別に学長の冬木智子先生にお召し上がりいただきました! 管理栄養士班の中原・中村が今回の給食のテーマや食材の説明や工夫点を伝えました。 普段なかなかお目にかかれない冬木学長先生に給食を届けに行くのはすごく緊張しましたが、喜んでくださるお顔を見た時に気持ちがほぐれ、私たちも幸せな気持ちになりました。給食の実習は大変なことが多いのですが、給食を食べていただいた方の「おいしい!」の一言や笑顔で、今まで頑張ってきてよかった(^^)と思える素敵な授業です。 健康栄養学科3回生 中原恵
2012.07.18
おかめ納豆のタカノフーズから特別講師!「食品設計開発学演習」
健康栄養学科2回生対象「食品設計開発学演習」で、おかめ納豆で有名なタカノフーズから講師を招いて授業を実施! 2012(H24)年6月29日(金)および6月30日(土)、健康栄養学科2回生対象「食品設計開発学演習」(担当;岩城、松村、柴田)の中で、今年も「納豆づくり」を実施しました。 講師は、タカノフーズ(株)研究所の坂本晋一様と五十嵐直樹様。坂本様はおいしい納豆づくりのための開発研究を、五十嵐様は商品開発をされているそうです。 タカノフーズ(株)研究所 坂本様(左)と五十嵐様(右)による実演 <納豆づくり作業> ●煮豆を作る 今回の納豆づくりに用いる大豆はとても小さく直径5mmほどですが、一晩水に浸すと水を吸って2倍くらいの大きさに膨れます。その大豆を圧力鍋で蒸して煮豆にします。蒸すことによって殺菌効果も期待できます。大豆を蒸している間に、坂本様に納豆の講義をしていただきました。納豆の発酵に必要な3要素は、①水 ②空気 ③温度 だそうです。 圧力鍋で大豆を蒸す準備中 坂本様による納豆の講義 ●納豆菌づくり&納豆菌接種 納豆菌は市販の納豆からとります。熱湯消毒した瓶に熱湯を8分目くらいまで入れ、そこに市販の納豆をスプーン1杯くらい入れ、よく撹拌すると納豆菌液の出来上がり!煮豆がまだ熱いうちに納豆菌のシャワーをかけていきます。 納豆菌液作成中 納豆菌を煮豆に接種! 納豆菌は熱にとっても強い!80~90℃の熱で他の雑菌は死んでしまいますが、納豆菌の芽胞(がほう)は生き残ります。 芽胞はとても強い構造を持っており、環境が悪化して通常の細菌が死滅する状況に陥っても生き残ることができます。しかし芽胞の状態では休眠状態です。生き残った芽胞が、再び納豆菌の増殖に適した環境に置かれると、芽胞は発芽して納豆菌になります。 ●トレー容器に盛り込み 納豆菌を接種した煮豆をトレー容器に入れます。重さの目安は50g、真ん中が盛り上がるように入れるのがコツです。納豆の乾燥を防ぐために市販の納豆にはフィルムがかかっていますが、今回はラップフィルムで代用、通気用の穴を5ヶ所ほど爪楊枝で開けました。 納豆菌を接種した煮豆50gを慎重に量っています。 納豆の乾燥を防ぐためフィルム作成中 ●発酵~熟成まで 発酵の熱源は使い捨てカイロと恒温機(40℃)の2つを使用しました。カイロの方は発泡スチロール箱を使用し、豆が乾燥しないように水を入れた容器も一緒に入れます。約18時間おいてじっくり発酵させました。このとき、納豆菌が窒息しないようにフタにタオルをはさみ密封しないことが大切です。恒温機(40℃)も同様に18時間が目安です。発酵終了の目安としては軽く糸が引いているくらい。冷蔵庫へ移して寝かせることで、うま味がたっぷりとでてきます。じっくり1日寝かせると、納豆の完成です!! 2~3日後に試食、とてもおいしい納豆ができました♪ 学生アンケートでは「納豆が健康によいということは知っていたが、今回の講義でより詳しく納豆の栄養価について知ることができた」、「納豆が簡単に作れたことに驚いた」、「納豆にビタミンKが多いことは知っていたが、発酵によりゆでた大豆に比べ124倍に増えることに驚いた」など、貴重な体験を喜ぶ声が多数ありました。健康栄養学科2回生は納豆大好きな学生が多く、タカノフーズの坂本様、五十嵐様にも大変よろこんでいただきました。 タカノフーズの坂本様、五十嵐様、特別講義ありがとうございました。 使い捨てカイロで発酵(軽く蓋をします) 恒温機(40℃)で発酵中 おかめ納豆 made in Kio University みんなで試食♪
2012.07.10
産学連携『かしはらスイーツレシピ開発プロジェクト』学内コンペを実施しました。
過去最多の健康栄養学科学生18グループ58名、20作品がエントリー! 橿原商工会議所と畿央大学健康栄養学科(指導教員:浅野恭代教授、新谷実希助手)が連携し、物産・観光に寄与する食の商品開発をめざす取り組みも今年で4年目になります。4月から橿原の文化歴史・農産物を学ぶ勉強会、史跡・町屋見学、プロの職人さんから和洋スイーツの基本超方法の手ほどき、難しい食材の調理方法等の相談会を経て、2012(平成24)年7月7日に最終段階の学内コンペを行いました。 「かしはらスイーツレシピ開発プロジェクト」に参加した健康栄養学科1~3回生18グループ58名は過去最多の人数で、エントリー作品数は昨年と同数の20作品ですが内容は年々レベルアップしています。 管理栄養士の資格取得をめざす学生は月~土曜までびっしり授業があります。勉強会は平日18時~20時過ぎまで続きました。コンペ当日は土曜日でしたが授業がある学生もおり、3回生は全員就職セミナーが重なるなど大忙し。それぞれのグループが空いた時間に調理実習室を使って作品を仕上げ、14時からのプレゼンテーションと審査員試食会に臨みました。 橿原物産協会、橿原市、同商工会議所、飲食業者、大学教職員で構成する審査員がプレゼン力、ネーミング、見た目、味、食べやすさ、作りやすさ(喫茶店等での提供を意識して)などの審査項目を通して評価し、総合得点をもとに表彰作品を決定しました。 いずれも低カロリーで可愛いくヘルシーなものが多く、得点が拮抗するレベルの高い作品となりグランプリ賞を1点に絞り込むのが難しく、今年度はグランプリ賞該当なしとして優秀賞3作品、佳作3作品が選ばれました。 ▼【優秀賞】びーなす(なすのコンポートが入った米粉マフィン) 3回生 布施七恵 ▼【優秀賞】Jewelどら焼き~和(なごみ)~(大和茶入り葛粉ゼリーと粒あん入りのどら焼き) 2回生 高橋里茄、栗林佳代、鷹尾成美 ▼【優秀賞】大和の贈り物(ほうれん草、アスパラ、大和茶のかりんとう) 2回生 福井千尋、樋口若奈、萩原喬子、中村未波 ▼【佳作】若草(大和茶のスポンジ生地で包まれた大和茶、チョコレートと地酒、苺を使ったムース) 3回生 髙津万結香、巽美智、寺西優希 ▼【佳作】大和なでしこ三姉妹(大和茶or苺orきな粉入りの生クリームとあんを包んだ葛粉大福) 2回生 山下穂乃香、藤岡綾美、森口梓、安原千紘、藤井咲希 ▼【佳作】幸せムース~初恋の味~(ほうれん草ケーキ、豆乳ムース、レモンソースor苺ソースの3層) 2回生 中西郁未、中森未季、中西明梨、茶原弥奈、中西麻奈美、西山佳奈恵 (さらに…)
2012.06.28
産学連携 橿原商工会議所コラボ「かしはらスイーツレシピ・プロジェクト」レシピ相談会
学生たちが創作したレシピに関して、プロの目から見ての相談会を行いました。 6月26日(火)夕方6時から、橿原商工会議所との連携事業「かしはらスイーツレシピ・プロジェクト」のレシピ相談会を実施しました。 今年4月にスタートし、橿原にまつわる文化歴史を学び見学バスツアーを催し、プロの職人から和洋菓子作りの手ほどきを受けるなど一連の実習体験を積んできた健康栄養学科1回生~3回生。 学生約60名は20グループ程度に分かれ、それぞれの思いを創作レシピに託して試作を繰り返しています。 2回にわたり、和洋のスイーツづくり実習の講師をしていただいた大和高田市に本店のあるウエダベーカリー専務猶原秀和氏に来校していただき、創作したスイーツについて、どうすればより見た目も味もよくなるか、食材の活かし方、保存の仕方などを、具体的に個別グループごとに指南していただきました。 朝から調理した試作品を持ち込んで試食してもらったり、携帯電話に収めた写真やレシピで具体的に食材配合や焼き加減のアドバイスをいただきました。 1グループ約20分の相談予定でしたが、大幅に延びて、夜8時過ぎまで、真剣な相談会が続きました。 お忙しい中貴重な時間を割いてお越しいただいた猶原先生、ほんとうにありがとうございました。 7月7日(土)学内コンペ本番に向けて、参加学生たちは「かしはらスイーツレシピ」に熱心に取り組んでいます。 【参考記事】 4/17説明会の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-498.html 第1回勉強会の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/1-10.html 第2回勉強会の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2-6.html 橿原市内見学ツアーの様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/post-510.html 第3回勉強会の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/3-6.html
2012.06.23
学生広報スタッフblog vol.21~健康栄養学科「運動生理学実習」インサイドレポート!
はじめまして、学生広報スタッフ 健康栄養3回生の片桐と寺西です♪今期から、学生広報スタッフになりました!!よろしくお願いします(^ω^) 管理栄養士課程と言えば「栄養についての勉強を学んでいるだけ」と思われがちですが、実は運動療法についても管理栄養士の立場から理解することも大切です。そのため3回生の前期では、「運動生理学実習」という授業を学んでいます。この授業では、運動時の生体における生理学的な変化あるいは運動が及ぼす生体への影響を理解するため、私たち学生が「被験者」または「測定者」になって実習します。 今回の実習の内容は「呼吸循環機能の測定-運動負荷」。安静時と運動時ではどのくらい心拍数や呼吸数が変わるかを測定しました。 次に運動負荷を軽度(普通歩行)、中等度(速歩)、高度(ジョギング)にわけて、それぞれ行いました。 その後も心拍数や呼吸数を測定して、変化を調べていきます。結果は、運動をすると心拍数や呼吸数は上昇することがわかりました。この結果は次週にレポートとして提出します。提出期限を過ぎると先生からの圧力が…(笑)なんてことのないようにみんなレポート期限は守っています(^_^)Vこんな感じで楽しくみんなで実習しています! 最後に、この授業を担当している先生を紹介します♪ 理学療法学科の松本先生です。若くて学生との距離が近く親しみやすい先生です。畿央大学には、学部・学科の枠を超えたチャレンジ「コラボレーション」構想があり、この授業では理学療法学科と連携して授業を行っています。専門の先生から学ぶことでより深く理解することができます。これは畿央大学独自の授業スタイルです!!! 私たちは、これらの実習を通して管理栄養士をめざしてがんばっています!管理栄養士の国家試験に全員が合格するようにみんなで協力してがんばっていきたいです♪ ではまた次回お会いしましょう(^v^)♪
2012.06.13
Kio元気塾に参加しました! ~健康栄養学科~
健康栄養学科2回生のゆかです。 今日は、Kio元気塾(※)に参加しました。 テーマは「減塩指導教室!」 ▼真奈美ちゃんがクイズを出しているところです。 みなさん楽しみながら、クイズに答えていました。 ▼クイズの後にフードモデルを使った林先生のお話がありました。 とても分かりやすく私たちも勉強になりました! さらに、3種類の醤油さし(写真左からスプレータイプ・1滴ずつ出るタイプ・一般的)を使って実際に豆腐にかけて味を食べ比べました。 一般的な醤油さしではかけ過ぎる傾向がありましたが、スプレータイプでは少量で全体的にしょうゆをかけることができ、減塩に効果的だと実感しました。 元気塾では初めて患者さんとコミュニケーションをとることができ、また自分自身の栄養に関する知識も身につけることができるので参加してよかったと思います。これからももっと勉強して栄養指導ができるようになりたいと思います。 ※Kio元気塾 病院を退院後も障がいが残っている方々に大学に来ていただいて、運動と栄養指導を行います。実際に病気をされた方に直接お話しを伺い、関わらせていただくことで、自分たちがどのような専門的能力やコミュニケーション力を身につけなくてはいけないかを実感します。
2012.06.09
「かしはらスイーツレシピ・プロジェクト」第3回勉強会
プロの職人から学ぶ和スイーツの作り方 6月5日(火)夕方6時、調理実習室に健康栄養学科1~3回生の約50名が参加して、橿原にちなんだスイーツレシピを開発するプロジェクトの第3回勉強会を行いました。 前回(5月15日)講師をしていただいた大和高田市に本店のあるウエダベーカリー専務猶原秀和氏が、今回は夏の「和スイーツ」の代表格“くずきり”と“わらび餅”を手ほどきしてくれました。 参加学生たちは5限目終了(5時50分)まで授業がびっしり詰まっているため、いつも6時に開始し、8時過ぎの終了まで本当に忙しいなか、頑張っています。 この日は調理実習のあと、個別グループからの質問も相次ぎ、9時まで熱心な授業が続きました。 猶原講師による「スイーツづくり実習」では、洋と和の基本を学びましたが、今後学生のみなさんがアレンジしてレストランや喫茶店で橿原らしいメニューになるスイーツを考案していただきます。 次回は6月19日レシピ相談会でお悩みごとなどアドバイスの時間を持ち、7月7日はいよいよ学内コンペとなります。 【参考記事】 4/17説明会の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-498.html 第1回勉強会の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/1-10.html 第2回勉強会の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2-6.html 橿原市内見学ツアーの様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/post-510.html
2012.05.22
「かしはらスイーツレシピ・プロジェクト」橿原市内見学ツアー
橿原の歴史文化に触れる風情豊かなバスツアー! 2012(平成24)年5月20日(日)9時30分、健康栄養学科1~2回生13名が近鉄八木駅前に集合し、昨年オープンした“かしはらナビプラザ”見学をスタート地点として橿原市内バスツアーに参加しました。 橿原商工会議所と健康栄養学科(指導教員浅野恭代教授、新谷実希助手)の連携事業「かしはらスイーツレシピ開発」事業も今年で4年目を迎え、過去多くの先輩方が携わって橿原のお弁当や食および工芸部門のお土産ものが商品化され今も販売中で、このプラザに並べられています。 バスは一路香具山へ向かい、ふもとにある天香山神社にお参りし、(古事記によると)この木の皮を焼いて占いにも使われた「波波迦の木」を見てきました。今回は訪れませんでしたが山奥にはパワーストーンである「月の誕生石」という巨大石があり、一昨年創作された大和芋と大和まなのモンブラン風タルトケーキの商品名にもなっています。 そして平城京より約10年前に出来た「藤原京」旧跡を見学。ここからは、香具山、耳成山、畝傍山や三輪山を眺望でき、今は一面野原になっていて建物は何もありませんが、発掘調査は続いています。 そして普段はめったに来ることのない(独)国立文化財機構奈良文化財研究所で発掘された土器・瓦、富本銭、復元模型などを見て回りました。 (さらに…)
2012.05.16
「かしはらスイーツレシピ・プロジェクト」第2回勉強会
産学連携 橿原商工会議所コラボ 「かしはらスイーツレシピ・プロジェクト」第2回勉強会(実習編) プロの職人から学ぶスイーツの原点 2012(平成24)年5月15日、調理実習室に健康栄養学科の参加学生40名が集まり8つの班に分かれて、いよいよスイーツづくりの実習勉強がスタートしました。 コラボ先の橿原商工会議所(iチャレンジ岡橋委員長)が招聘していただいた猶原秀和氏(ウエダベーカリー専務)から代表的な洋菓子として「スコーン」と「焼きプリン」の作り方を学びました。 学生は大学の講義がびっしり詰まっているので、課外授業は18時から始まり20時には終了しなければなりません。猶原講師には、あらかじめ用意した見本や仕上だけを残し調理していただいたスイーツなどを駆使して、実演指導をしていただきました。 自社で販売しているスコーンのレシピをもとに、食材を変えることによりいろんなバリエーションが考えられること、抹茶は時間が経つとくすんだり苦味が出るなど、材料の特質を覚えたり食材を吟味する必要があること、生地の練り具合いや焼き上がり直前の色合い、熱加減が焼き菓子の命であることなどのコツもお話しいただきました。 プロの職人さんから教えていただけることで、聞く側の学生たちもしっかりメモをとったり、熱心さも一味違います。 さて、次回は5月20日(日)は橿原の名所旧跡や江戸時代繁栄した重要伝統的建造物保存地区である今井の六斎市などを見て回る観光バスツアーが予定されています。 また、第3回目勉強会は6月5日(火)です。ご期待ください! 【参考記事】 4/17説明会の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-498.html 第1回勉強会の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/1-10.html
2012.04.25
「かしはらスイーツレシピ・プロジェクト」第1回勉強会始まる!
「かしはらスイーツレシピ」PJ勉強会で橿原市観光課専門官による名所旧跡紹介! 4月24日(火)午後6時、待ちに待った第1回目勉強会がスタートしました。 橿原市の観光DVDを見たあと、歴史文化、遺跡、建築物、地産地消の食材などについて同市観光課専門官の磯橋さんから説明がありました。 橿原への観光客は年間400万人、うち360万人は橿原神宮参詣者ですので、わずか40万人が純粋な観光客で、京都市の5,000万人とは雲泥の差です。 これといった橿原のお土産物がなく、4年前から畿央大学と連携していくつかの土産物が出来てきたことなどについて話していただきました。 そのあと、事前課題として参加学生に提示していた「ヘルシーな中身で大量生産が可能なスイーツ商品とはどんなものか」について4~5人のワーキンググループに分かれて議論・意見集約・発表を行いました。 健康栄養学科指導教員(浅野先生、新谷先生)のもとに、この日参加した学生は約40名(エントリーは約70名)。 説明会時に課題として出されていた商品提案のレポートには、「ティラミス、ゼリー、葛餅風プリン、わらびもち、ヨーグルトのチーズケーキ、蒸しパン、米粉ロール、ようかん、クリーム大福」など比較的に作りやすく大量生産可能なスイーツ、材料を3色トッピングして大和三山をイメージするなどの意見が出ていました。 今後、第2回勉強会(5月15日)と第3回勉強会(6月5日)は、プロのパティシエさんに見本を作っていただきます。 ただレシピを考案するだけでなく、実際に自分たちが調理してどのように工夫したか、味はどうか、利益の出る原価なのか、ネーミングの由来は、など審査員の前でプレゼンしてコンペすることになります。(7月7日予定) 4年目を迎えるこの橿原商工会議所とのコラボ事業は今年もおもしろくなりそうです。 【参考記事】 4/17説明会の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-498.html
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