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健康栄養学科

2009.09.25

森 友彦 教授が日本食品科学工学会功労賞を受賞されました。

この度、本学健康科学部健康栄養学科の森教授が、 (社)日本食品科学工学会の功労賞を受賞されました。                                                                            先生は、永年に渡り"食品素材の研究・開発"に取り組まれ、新たな素材や高品質な素材、さらには高効率な素材生産の開発などにおいて多くの業績を上げてこられました。                                                                  今回の受賞以外にも、日本農芸化学会奨励賞を初め、アメリカ油化学会優秀論文賞、日本食品科学工学会学会賞などを受賞されておられます。     現在は、畿央大学健康科学研究所所長、大学院健康科学研究科教授も兼務され、学生の教育・研究指導に当たられる傍ら、食品の美味しさ、好ましさ、食べ易さなどの要因を知り、その知識を食べ物作りの実際の場に活用できるような知見や技術を得るために研究を続けておられます。   また、産官学の連携にも大いにご尽力され、大学が持つ知的財産の社会還元に貢献すべくコーディネート役として熱心に活動を続けておられます。       本学では、10月10日(土)に健康科学研究所主催のシンポジウムを開催しますが、その中で先生の最近の研究の一端をご披露していただく予定をしております。                                                                          なお、シンポジウムの詳細につきましては、本学ホームページをご覧下さい。                                       (健康科学部健康栄養学科 学科長 北田善三)

2009.09.01

健康科学部「チーム医療ふれあい実習」レポート

平成21年8月24日から28日にかけて看護医療学科・健康栄養学科・理学療法学科の学生が参加したチーム医療ふれあい実習を実施しました。24日は施設別のオリエンテーション・実習前オリエンテーション、25日から27日までは現場で実習させて頂きました。   最終の8月28日は、多くの施設側の指導者にもご参加頂き、学生から実習内容について施設毎にまとめて冬木記念ホールで発表してもらいました。   学生にとっては全く初めての実習で、とても緊張していましたが、この実習を通して改めてチーム医療の重要性、医療人の心構えを理解し、プロフェッショナリズムを刺激されたようです。 また最終日には、まとめて発表するという課題を3学科で協同して実施し、すでにチームとして立派に機能していたように感じました。この実習で学んだことを糧にして、努力して欲しいと思います。

2009.04.28

卒業生メッセージ~病院で栄養士として活躍する先輩~【岡波総合病院】

健康栄養3期生(09年卒業)の小塚拓也さんよりメッセージをいただきました。 現在、三重県の岡波総合病院で給食業務に携わっています。毎日、調理や配膳など、病院の栄養士として活躍中です。   【1】 就職先を決めた理由 栄養士職求人の中で、運良く募集があったことと、地域医療推進のために毎月1回の教室を院内で開いてること。   【2】 就職活動を振り返って 国家試験本番の日が迫るにつれて就職が本格化してきたので、試験勉強との両立が大変でした。どちらも手を抜けないしストレスも貯まるで精神的に不安定な日が続きました。ただそこで弱音を吐かず真剣に取り組むことで、強い忍耐力と自信に繋がりました。   【3】 就職活動でPRしたこと 畿友会会長と学祭実行委員長会長を務めたことのリーダー性と協調性をアピールしました。大勢をまとめる難しさと気持ちよく仕事をしてもらうために言葉使いも上から口調ではなく、質問口調するなどの工夫も述べました。   【4】 キャリアセンターと就職サポートについて 非常にお世話になりました。特に面接前の練習に時間を割いていただき、本番では落ち着いて面接に取り組めました。ありがとうございました。   【5】 将来の夢・目標 院内でのNSTを推進し、栄養の重要性を患者さん、スタッフ全員に深く知ってもらうための活動を全国で展開したいです!   【6】 後輩へのアドバイス・メッセージ 悔いだけは残さないでほしいです。そのために何事にも一生懸命取り組んでほしいと思います。時間はあっという間に過ぎていきます。今しかできないことを今一生懸命に取り組んでほしい。人生一回こっきり!後悔するならやらないよりやって後悔してください。そこから学ぶことが今後のあなたの役に立つからです。   【7】 大学で学んだり打ち込んだこと、畿央大学の印象 3回生までに部活や実行委員、畿友会などの学生会にかなり打ち込みました。そこで出会った友達は一生の財産であり思い出です。畿央大学はとても温かみのある大学です。つらい時や悲しい時、うれしい時や楽しい時にともに分かり合える仲間がいる。大学へ行こうと思わせてくれるような安心感を与えてくれた大学でした。

2009.04.08

ホテルで本格的なフランス料理を堪能しました!~健康栄養学科新入生宿泊研修~

これから4年間学ぶ奈良を知る・・・ということで、健康栄養学科の新入生宿泊研修は、奈良まちに行きました。 朝、ホテルに集合し、昼食をいただいた後、奈良の歴史の一端にふれつつ、初めて出会った同級生に自分のことを知ってもらうため、グループに分かれて、奈良まちを散策しました。散策先では携帯電話を使って写真撮影をしてもらいました。    夜は、食事の作法を学ぶため、ホテルでフランス料理のフルコースを堪能しました。 管理栄養士をめざす健康栄養学科の新入生にとって、とても有意義な時間でした。 (さらに…)

2009.03.25

経験の重みを感じる修了証! -後期学校インターンシップの報告会・修了証授与式-

2009年3月16日、後期学校インターンシップの報告会および修了証授与式を行いました。 今期、幼稚園や小・中学校のインターンシップに参加した学生は、合計81名(教育学部76名、健康科学部5名)です。2007年度に大和高田と協定を結んでスタートした学校インターンシップも今では、広陵町、香芝市、上牧町、安堵町、宇陀市、田原本町、奈良市、大阪府堺市に広がり、参加者の総数は297名にもなっています。     報告会では、今年度後期に初めて参加した人、2回生から1~2年継続して参加している学生達が、インターンシップでの個々の経験を発表しあいました。そして、畿央大学の学生という立場だけでなく、将来の夢に一歩近づいた教師の卵という立場で、経験した内容や学んだこと、悩んだこと、解決した方法などについて報告しあいました。 (さらに…)

2008.12.01

笑顔でポスター発表-食品の物性に関するシンポジウム(岩城研究室)-

11月26日から28日、京都テルサ第一会議室において、第35回食品の物性に関するシンポジウム(日本食品科学工学会 関西支部第40回シンポジウム)が開催されました。 岩城研究室からも5名が参加し、ポスター発表を行いました。 <発表内容> 「ゾル状食品の粘度と官能評価」 (野田佳菜子さん・中村晃子さん・村尾春絵さん) 「家庭レベルでのグルテンフリー米粉パン調製法の改善」 (橋本加奈子さん・堀真梨子さん) ほとんどの発表者が院生でしたが、多くの質問者に囲まれても自信を持って説明を行い、多くの方と意見交換をすることができました。

2008.11.07

健康スウィーツを召し上がれ!-卒業研究の試作品を講演会で出展(森研究室)-

10月23日に京都で開かれた、第十八回年次講演会(日本食品開発研究所主催)の展示会に、卒業研究のテーマ「大豆を使ったパウンドケーキの開発」の試作品を出展しました。   講演会では、「温故知新-食の原点を考える-」をテーマとして、"豆腐バカ世界に挑む"の著書で有名な森永乳業の雲田康夫氏や"ゴマの健康食品-セサミンE"の開発者であるサントリーの新免芳史氏らの講演があり、食ビジネスでの成功例を支える諸要素やスキルを学ぶことができました。 展示会は、関西の大学・大学院の研究室を紹介する企画で、今年で2年目を迎え、畿央大学から"健康スウィーツ-大豆パウンドケーキ"の展示・試食・販売の他、京都女子大学、京都大学大学院、近畿大学、神戸大学大学院などの食品系の研究室から研究活動を発表するパネル展示がありました。 大豆パウンドケーキ(プレーン、ココアマーブル、クルミとプルーン入りの3種)の試食の際の官能評価アンケートには、講演会に参加した食品関連企業や大学の技術者・研究者50人以上の協力があり、卒業研究の報告書の作成における貴重なデータが得られました。

2008.09.19

2人のかぐや姫が大活躍~広陵町・かぐや姫まつり~

広陵町主催のかぐや姫まつりが9月13日(土)、広陵町の竹取公園で開かれ、畿央大学からは、かぐや姫役として健康栄養学科3回生の学生2名が出演しました。     竹取物語ゆかりの讃岐神社に広陵町長らと参拝した後、オープニングセレモニー、かぐや姫みこしの先導、観月の夕べの点灯式に参加し、観客の注目を集め、祭りの盛り上げに大いに貢献しました。         また、健康栄養学科の浅野ゼミから、「テンペ食べてみ亭」が出店され、沢山の人の試食で大好評を博していました。    *テンペはインドネシアなどの東南アジア諸国で大豆などをテンペ菌で発酵させる醗酵食品。調理には、小さく切り、塩水や魚醤などに漬けて油で揚げることが多い。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2008.08.05

卒業生メッセージ~食品業界で活躍する先輩~【日本製粉株式会社】

健康栄養1期生(07年卒業)の田村祐太さんよりメッセージをいただきました。 現在、大手食品メーカーの日本製粉株式会社で営業として活躍しています。 頻繁に学校にも遊びに来てくれて、「畿央を愛する」OBの代表格でしょうか(笑)   【1】会社概要   設    立  : 1896年9月 資 本 金  : 122.4億円 売 上 高  : 2,507億円【グループ連結】 事業内容 : 製粉事業、プレミックス事業、パスタ事業、冷凍食品事業、中食事業、その他(バイオ関連、健康食品) 私の仕事内容  :  家庭用パスタ・小麦粉関連製品の営業担当。担当エリアにあるスーパーマーケットや問屋を対象に、自社製品の家庭用パスタ・小麦粉および関連商品の営業を担当しています。販売だけではなく店舗レイアウト提案や、レシピ提案をしています。       【2】就職活動を振り返って(頑張ったこと、苦労したこと)  私が苦労したことは、就職活動を本格的に始めたのが遅かったことです。 「まぁなんとかなるだろう」とか、「周りもまだ決まってないし」などと考えていました。 そして実際就職活動を始める頃には、興味の持てる企業を見つけても採用はもう終わってしまっていることなど多々あり、企業探しに苦労しました。 頑張ったことは、面接などを短期間に集中させて受けたことです。 そうすることで場慣れした感覚を維持でき、より研ぎ澄まされた感覚で返答することができたと思います。 【3】キャリアセンターと就職サポートについて キャリアセンターには就職に関する資料が揃っているので、そういったものを大いに活用するべきだと思います。(実際私も、現在の会社に入社を決めたのはキャリアセンターに置いてある就職四季報を見て決めました。) また行き詰ったり、企業探しでわからないならキャリアセンターの人に(岡田さんなど)に相談するのもいいと思います。相手はプロなわけですから、きっと力になってくれると思います。 ただ就職先はあくまで自分が決めるもであって、「勧められたから」といって自分に合わないと思った企業に決めてしまわないように気を付けてください。 【4】将来の夢や目標 将来は、商品開発部で日本製粉の看板を象徴するような商品を開発したいと思っています。 一番消費者に近い家庭用商品のセールスとして時代のニーズをくみ取り、大学で培った食の知識、管理栄養士としての資格を生かしてかならず実現したいと思います。 【5】畿央大学の印象 優しい、アットホームな大学だと思います。先生方もいい意味でフランクなので、垣根を越えた接し方ができたと思います。(ご飯おごってもらったり、研究室を溜まり場にしたりとご迷惑は掛けましたが、笑)そのお陰か、普段の会話の中でも細かなことを相談できて、アドバイスなどをいただけたと思います。 私にとって畿央大学は時々帰りたくなるような場所ですね。

2008.07.21

卒業生メッセージ~食品業界で活躍する先輩~【尾家産業株式会社】

健康栄養2期生(08年卒業)の小山佐和子さんよりメッセージをいただきました。 この4月から食品系商社の尾家産業株式会社で働いています。 ヘルシーメニュー開発チームに所属し、管理栄養士の国家資格を活かしたメニュー提案を行うなど、日々活躍中です。       【1】会社の概要と、仕事の内容 (会社概要) 会  社  名 : 尾家産業株式会社 創      業 : 1947年(昭和22年)             10月16日 会社設立  : 1961年(昭和36年)           2月16日 資  本  金 : 13億570万円 年       商 : 611億円                 (平成20年3月期) 社  員  数 : 672名                 (平成20年3月期) 上場東京証券取引所市場第一部、大阪証券取引所市場第一部       (仕事内容) 私は営業で採用されました。 営業はまだ先輩営業マンに随行している段階で、商談を見学したりするなかで営業活動の勉強しています。 最近は管理栄養士の資格を活かし、お客様である飲食店やホテルなどにメニュー提案の機会も度々持たせて頂いています。 最近、焼肉チェーン店に行なった「石焼カレー」という提案メニューが採用されました。このように、自分の提案が認められたとき、とても仕事のやりがいを感じます。これからも、より多くのメニュー提案やメニュープレゼンを行っていく予定です。 また、尾家産業では「ヘルシーX」という、女性8名のヘルシーメニュー開発チームがあり、私もそのメンバーに選ばれました。 そのチームで料理の試作、試食を繰り返し、ヘルシーメニューの開発を行っています。 ここで作成したメニューレシピを飲食店などお客様の店舗に導入してもらうことが目標です。 尾家産業では秋と春に提案会というイベントがあるのですが、そこでヘルシーXとしてブースを出すので、今はその秋季提案会準備のため大忙しです。 そして、メーカーと取り組んで営業活動を行うことも大切な業務の一つにあります。 今、カゴメの管理栄養士の女性の方とタッグを組んでメニュー提案を行い、より多くの商品導入を図るという新しい営業活動スタイルを計画中です。 今はまだ一人で営業活動をしていないので、これからもっと責任感のある仕事を任されることになり、営業の大変さを知っていくことになります。 しかし、向上心を忘れず、より多くの場で管理栄養士として、また営業マンとして活躍できるよう、たくさんの経験を踏み、頑張っていきたいと思います。     【2】就職活動を振り返って(頑張ったこと、苦労したことなど) 私は就職活動を正直、とても楽しみました。自分を見つめ直すいい機会になりましたし、他人に自分を認めてもらうことで自信にもなったからです。 自分の短所や長所を人にアピールすることは簡単な事ではありませんが、それによって、自分自身が一番成長しました。厳しく評価されたり、不合格の通知が来るたびに、自信をなくし、社会の厳しさを知ることになりますが、そんなことで落ち込んでいても何も前には進みません。 むしろ、自分にはもっとぴったりな職場があるんだ、落としてくれてありがとう☆というくらいの明るさで乗り切る事で、次へのやる気に繋がりました。 いくら落ち込んでも、笑顔を絶やさないのが一番です。 笑顔でいると、気持ちも自然と明るくなり、顔色も良くなります。 自分の魅力をよりアピールするために、笑顔は必需品です。 辛い時だからこそ、笑顔を絶やさないでください。   【3】キャリアセンターと就職サポートについて 私の就職した尾家産業を受けるきっかけとなったのは、キャリアセンターからのメールでした。 全く知らない会社の採用情報や、会社の雰囲気など様々な情報を配信してくれるため便利ですし、実際私も自分にぴったりの会社に就職する事が出来ました。 最新の採用募集会社の情報を得られるので、どんどん活用していくことで、より多くの企業に出会えると思います。 また、キャリアセンターへはよく足を運んでいました。 岡田先生をはじめ、キャリアセンターの先生方には本当にお世話になりました。エントリーシートは、初めの方は毎回書き直しのアドバイスをもらいに行ったり、確認してもらったりしていました。 また、面接の練習や受け答えの仕方など、色んな指導をしてくれたので、就職活動をする上でなくてはならない存在でした。私の就職活動がスムーズに早い時期に終える事ができたのも、キャリアセンターのお陰だと思います。 みなさんも、よりたくさんの企業に出会うために足を運ぶのはもちろんですが、自分の成長のため、悩みを聞いてもらうためなどにもキャリアセンターを有効活用してください。   【4】将来の夢や目標 将来の夢は、管理栄養士の資格を活かして営業で活躍する事です。 飲食店や病院、給食施設にそれぞれの喫食者に合ったメニューの提案をすることで、多くの人に食べる喜びを再確認してもらいたいと思っています。 そして、もっと料理のことを勉強し、独自の営業スタイルを作って行きたいです。       【5】後輩へのメッセージ 今は、就職活動や勉強、アルバイトに追われ大変だと思いますが、自分の時間をみつけ、たくさん旅行に行った方がいいと思います。 就職したらなかなか行く機会がないというのもありますが、旅行に行ったり遊んだりする中で、たくさんの人に出会い、自分はこんな仕事がしたい、こんな場所で働きたいなどの発見できるからです。また、切羽詰った気持ちをリセットし、また新たな気持ちで頑張ろうと思うためにも、自分の時間を作ることはとても大切だと思います。 仕事をし始めると長期休暇がなかなかとれないので、ほんとに旅行には行きたくても行けなくなりますよ!   【6】畿央大学の印象、など 他の大学と比べ、学部や生徒の数が少ないので、大学内での友達がたくさんできますね。 風通しがよく、先生もアットホームな人がたくさんいるので、ついつい研究室で長居をしてしまったことも度々ありました。 ほどよく田舎で過ごしやすいし、ちょっと狭いけど綺麗な校舎だし、私は畿央大学生でよかったと心から満足しています(^^)