2016.09.02
同窓会レポート~理学療法学科1期生・2期生同窓会!
今年も恒例になっている同窓会を開催しました。理学療法学科1、2期生でのキャンプも今年で10回目です。卒業してからはや10年記念すべき同窓会に今年は家族での参加が多く、総勢30名での参加になりました。 1年間同窓会を楽しみにしてくれている仲間の笑顔は晴れやかでした。子どももすくすく育っており、卒業生たちは良きお父さん、そしてすばらしい理学療法士に育っています。 まだまだ10年目の中堅理学療法士ですが日々精進し、民宿では日々の仕事の話、プライベートな話に盛り上がりました。家族も増えたことで奥様たちとの交流もでき、育児の話などもできました。 さすがに皆が30歳を超えてきただけあり、夜更かしするパワーは少しずつ減退しています。(笑) 今年も全員で海へ行きBBQをしたり海水浴を楽しんだり、民宿に帰ってからは子どもたちと花火をすることが出来き、大人、子ども共々楽しむことが出来ました。今年も限られた時間精一杯遊び尽くすことができました。 また、来年も元気で皆に会えることが楽しみです。来年はまた家族が増えそうです!! 理学療法学科1期生 中川和明 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。 詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2016.09.02
第14回畿央祭実行委員Blog vol.9~展示部署活動報告!
こんにちは~!!第14回畿央祭展示部署の部署長を務めさせていただきます、石黒です! 展示部署もついに本格的に活動が始まりました。今年の展示部署は23人と昨年より4人少ないのですが、畿央祭まで頑張りたいと思います。よろしくお願いします(^0^)♪ 展示部署は、学内の飾りつけや学内マップなどを担当しています。 昨年はとても大きなステンドグラスやモザイクアートなどを制作しました! ▼昨年のモザイクアート(上)とステンドグラス(下) 現在は正門に設置する立て看板を制作しています。今年のテーマである「頂」をイメージしたデザインとなっていますのでお楽しみに! 今年も畿央祭に来てくださった方々にびっくりしてもらえるような作品を目指して頑張っていきます!畿央祭にご来場いただいた際にはぜひご注目ください。 ↓昨年度の畿央祭の様子は畿央大学公式YouTubeチャンネルからご覧いただけます! 学生たちが作りあげる学園祭「畿央祭」ってどんな感じ? 【関連記事】 第14回畿央祭実行委員Blog vol.8~学内企画部署活動報告! 第14回畿央祭実行委員Blog vol.7~学長への実行委員幹部挨拶! 第14回畿央祭実行委員Blog vol.6~アリーナ部署活動報告! 第14回畿央祭実行委員Blog vol.5~統括からのメッセージ2! 第14回畿央祭実行委員Blog vol.4~統括からのメッセージ! 第14回畿央祭実行委員Blog vol.3~もう一人の副実行委員長からメッセージ! 第14回畿央祭実行委員Blog vol.2~副実行委員長からメッセージ! 第14回畿央祭実行委員Blog vol.1~今年のテーマは「頂(いただき)」!
2016.09.02
御所市連携コミュニティカフェ開催レポートvol.51~太極拳とマジックサークルによるパフォーマンス!
8月19日(金)畿央大学と御所市、地域住民が共同で運営している「金曜カフェ~つどい~」に参加しました。毎月第3金曜日の午前中には「太極拳」を開催しています。 太極拳はゆっくりとした動きですが、ひとつひとつの動きの際に、筋肉を意識し、体を動かすので、最初は少しむずかしかったです。一通り動きを教わったのち、音楽にあわせて、太極拳をしました。その後は、扇を使った太極拳をしました。扇を開く際には、先に習った動きに加えて手首の動きが入るので、これも難しかったです。 最後に先生方が「涙そうそう」の音楽で扇をつかった太極拳を披露してくださりました。 とても洗練された動きにうっとりしました。 午後からは、夏休み特別企画「畿央大学のマジックサークルによる『マジックショー』」が行われ、小学生からお年寄りまで幅広い世代の方々が参加してくださいました。 トランプを使ったマジックでは、地域住民の方が選んだカードを、ピタリと当てたり、また選んだカードが、山札の一番上や机の上のピーマンの中から出てきたときには、歓声があがりました。他にも地域住民の方が考えた人の名前をあてたりと、様々なマジックがあって、皆さんとても楽しんでおられました。 【関連記事】 過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む
2016.08.30
御所市で流しそうめんのギネス世界記録に協力!~ボランティアレポート
8月27日(土)、奈良県御所市にある温泉かもきみの湯で、流しそうめんのギネス記録に挑戦するイベントがありました。 これは、流しそうめんでギネス世界最長記録である最長3216,7mに挑戦するというもので、日本語での正式名称は、『竹といに流した麺の最長距離』です。 私たち人間環境デザイン学科4名(谷、斉藤、松永、安川)は、監視員としてボランティアで参加しました。 監視員の主な役割は、麺や水が追加されていないかの確認です。監視員だけでも60人位いました。 10時頃から簡単な説明を受けて、それぞれの場所にスタンバイ。私たちの持ち場はゴール付近の3000m辺りでした。 記録認定には (1)直径15.24cm以内の竹を使用 (2)ゴールした時点でそうめんが25g以上ある (3)食べること が必要です。 いよいよ12時過ぎに麺を投入! なにせ、山の麓から流しているもので、私たちの所に流れてきたのは約一時間後でした(笑) 私は、初めて本物の「流しそうめん」を見たので、目の前を素麺が流れていくの見たときは感動しました! しかし、喜んだのもつかの間、麺が団子状になって詰まってしまい、やむをえず1回目は失敗となってしまいました。 地元の人たちの試行錯誤の末、気を取り直して臨んだ2回目では、1回目よりもスムーズに流れていく素麺を見て、誰もが「行ける!」と思いました。 無事に既定の25gを大きく超える約300gが到着し、不正行為もなく、見事ギネス世界記録に認定されました!! 記録は3317,7mです。 ↑認定式の様子 こんなに長い距離の流しそうめんを見る機会はもうないと思うので良い経験になりました。また、地元の人たちは皆さん親切で面白くて、とても楽しいボランティア経験となりました。 人間環境デザイン学科3回生 安川侑希
2016.08.30
ビーチラグビー部女子チーム、全国大会2連覇を達成!
こんにちは!畿央大学ビーチラグビー部「Un lache(あんらーちぇ)」です! 7月31日(日)に横浜県の平塚ビーチで行われたBEACH RUGBY JAPAN TOUR 2016 ROUND7 第14回レディース全国大会に女子チームである「lady Unlache」が出場し、見事「全国大会2連覇」を達成しました!! 昨年に引き続いて2年目の出場。全国大会への出場権は、全国各地方(東海、九州、白浜、中部、関西、関東)で行われる大会で優勝して獲得することができます。今年はチームの中心である4回生の就職活動によるチーム練習の減少、メンバー内での意識の差などの様々な問題があり、地方大会では全国大会への切符を取ることに苦戦、大会成績もいい結果を残すことはできませんでした。そのような状況でも「全国2連覇」という目標は忘れず、ぶつかり合いながらもどうしたら勝てるのかを何度も話し合いました。 そして、7月31日(日)。全国大会の日がやってきました。全国から勝ち上がった強豪チームを相手に自分たちのビーチラグビーをやり抜き、決勝戦まで駒を進めました。 そして、決勝戦。緊張が経ち込める中、試合開始のブザーが鳴りました。前半戦ではお互い一歩も譲らず、後半戦へ。そこでladyUnlacheが1点、また1点取り、気が付けば試合終了のブザーが鳴っていました。 試合が終わった瞬間は実感がなく、チームメイトの顔を見てやっと勝利を確信しました。そしてチームメイト全員で「勝利=全国2連覇達成」という喜びを噛みしめました。 6月後半から始まったシーズン。いい結果を残せず不安を抱えながらも全国大会へ挑戦して優勝できたのは、どうやったら勝てるかを必死に考えてがむしゃらに頑張った1回生。 3、4回生のために練習が円滑に回るように頑張ってくれた2回生。 ▼マネージャーが作ってくれた部員からのメッセージボード ▼わざわざ横浜まで応援に来てくれた男子陣。 全国大会前日に電話をくれた前キャプテン。 オリジナルの動画を作ってくれていた○○君(笑) ずっと応援し支え続けてくれていた友達、家族… たくさんの人たちの支えがあったからだと思います。 ▼4回生は全国大会が最後の試合に 3年間、かっこよくて、優しくて、おもしろい4回生とビーチができたことを誇りに思います。もう、一緒に試合に出ることはできませんがこの4回生が成し遂げた功績を断ち切らないよう後輩とともに同じ舞台をめざして頑張っていきたいと思います!!!!! ▼MVPに輝いた人間環境デザイン学科2回生、清水真夏 たくさんの応援ありがとうございました!!!! これからもビーチラグビー部「Un lache」をよろしくお願いします!!! 健康栄養学科3回生 野村実音 【関連記事】 ビーチラグビー部、女子チームが全国大会で初優勝!
2016.08.30
第6回夏のセンバツ全日本軟式野球大会で準優勝!~軟式野球部
畿央大学軟式野球部は平成28年8月19日(金)に滋賀県で行われた第6回夏のセンバツ全日本軟式野球大会に南近畿地区代表として出場しました。 初戦は北信越地区代表の敬和学園大学に8-0、準々決勝は中国山陰地区代表の山口県立大学に6-0、準決勝は全日本軟式野球協会の選抜チーム、DPF選抜に9-0で勝利し、決勝戦まで駒を進めました。 決勝戦は中部地区代表の岐阜聖徳学園大学に4-3で敗れ、惜しくも準優勝となりました。 これからの野球部はこの全国大会で経験したことや優勝できなかった悔しい気持ちを持ち、9月4日(日)から始まる秋季リーグ戦に臨んでいきます。 畿央大学の学生の方々で野球に興味がある人は、ぜひグラウンドに来てみてください。練習時間は以下の通りです。 ・木曜日15時~18時 ・土曜日13時~16時 ・日曜日9時~16時 次は、西日本大会優勝を目標に練習に取り組んでいきますので、応援のほどよろしくお願いします! 軟式野球部 部長 森本直樹
2016.08.29
看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.5
看護医療学科では今年度から初めて海外インターンシップを行うことになりました。今年はオーストラリア ヴィクトリア州 メルボルンで実施されることになり、8月20日(土)から28日(日)の日程で、2回生5名、4回生3名の計8名が参加しています。ラ・トローブ大学、高齢者施設や認知症ケアに関する研修センター、緩和ケア病棟を訪問し、オーストラリアの文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度について学びます。 現地リポート5:8月26日(金) 今日は、アルツハイマー病協会ビクトリアでVDT(Virtual Dementia Training)で「バーチャルに認知症の世界を体験」し、その後の講義ではそのシーンを振り返りながら、認知症とはどのような病気か、認知症の方々にどのように接するべきかについて理解を深めました。 アルツハイマー病ビクトリアは、認知症の正しい知識を、一般の人、専門家、家族などに教育する施設です。最初に、私たちそれぞれに単語と絵が書かれたカードが1枚ずつ渡され、特別な環境を作った別の部屋で全員のカードに書かれた物(単語)を覚えるという体験をしました。部屋は赤いライトでうす暗く、スクリーンにはメルボルンの町の動画が映っており、tramや車の音、人の話している音などの騒音が大きく、その部屋で制限ある時間内に(実際には「少し時間を差し上げます」という説明でしたが「早く覚えなければ」という焦りがうまれプレッシャーになっていたと後で振り返りました)10枚のカードすべてを記憶するのはとても大変でした。10人中6人しか10個全ての単語を覚えていませんでした。この部屋は「認知症を患っている方々の世界」を表現しているとの説明でした。この体験から認知症の方々はコミュニケーションが困難な状況におかれていること、普段の生活の中で不安やプレッシャーを感じているかもしれないということを学びました。 その後、認知症の人から見える生活をスクリーンで見ました。床に模様があると虫がいるように見えたり、バスマットの色が黒だと穴があるように見えたり、認知症の人には日常の生活がどのように見えているのかを体験することができました。息子が認知症の母親に対して「早くして」などプレッシャーを与えている場面を見て、家族が認知症を理解できるように情報を提供し、認知症の人とコミュニケーションをとることが大切であることを学びました。また、認知症の人ができることを増やすために、例えばシャワールームなど目的の場所に行くのが難しい場合にはドアに絵を貼っておくなど環境の調整をすることで認知症の人にとって良い環境が作れることが分かりました。その後、もう一度単語が書かれた紙を一人ずつ渡されました。今度は暗記ではなくメモをとることを許可されました。同じ部屋ですが緑のライトで落ち着いた音楽がかかっており、スクリーンには自然の風景が映っていました。一回目のようなプレッシャーがなく、全員すべての単語を覚えることができました。このことから緑や自然などの環境でリラックスし、プレッシャーを感じないような落ち着いた環境が認知症の方には必要であることが分かりました。 ▲モーニングティ、いろんな種類のパンとフルーツがありとても豪華でした。 午後からは講義を受けました。まず、健康な脳と認知症の人の脳を比べ、認知症の人の脳について、どこが委縮し、そこから何をするのが苦手なのかを学びました。その中でも、特に海馬が一番委縮し、短期記憶が難しくなることや、認知症には①アルツハイマー型認知症②血管性認知症③前頭側頭型認知症④レビー小体型認知症などの多くの種類があり、それぞれの特徴を学びました。また、認知症の人へのサポートの仕方を教わり、どうやってアクティブにし、QOL(生活の質)を高めるかが重要で(社交的な認知症の人は、進行が遅くなるというデータがある)、そのために、①Know the person ②Choice and decision making ③Strengths and abilities ④Communication ⑤Environment ⑥Purposeful engagementなど、家族、本人とコミュニケーションをとり、写真、アルバムなどを見て、その人自身の興味、趣味、生活背景、できるADL(日常生活動作)をよく知り、理解し、その人に合ったアクティビティを見つけ支援することが大切であると分かりました。また、認知症の人の多くは人のやっていることの真似をすることはできるため、一つの動作が困難でも隣でやっている姿を見せたり、写真を貼ったりすることでできることが増えるということを学びました。ほかの人が手伝うよりも本人が行うことでアクティビティの引き金になり、できることが増えることで認知症の方の自信にもなることを学びました。また、講義では認知症の方に対してどのようなコミュニケーションの取り方が正しいのか話していて、認知症の方にはクローズドクエスチョンを使うなど、質問に選択肢を与えることで答えやすくすること、認知症の方の視界に入ってコミュニケーションをとることで良いコミュニケーションがとれるということを知ることができました。 ▲講義が終わり、アルツハイマー病協会ビクトリアでのプログラムを設定してくださったClaire Emmanuelさんと講師のAndrew Italiaさんと記念撮影 帰りはトラムでホテルを目指しました。皆で反対方向に向かってしまうなどハプニングがありながらも、今日も無事にホテルに戻り講義の振り返りショートカンファレンスを行いました。すべてのプログラムが終了!ということで、先生、生徒全員で中華料理のディナーです!多くの人で賑わっていて、本格中華でとても美味しかったです。 その後、ホテルへ帰る途中、綿あめなど食べている人を見かけ、お祭りを近くでやっているのですかとホテルマンに英語で尋ねるとYes!fashion festival!と言われ、探してみると、ネイル、ヘアセット、メイクアップ、綿あめなど無料でスタイリングしてくれる通りがあり、若い女性たちが長蛇の列をつくっていました。綺麗な人が多く、また街中に設置されたバスケットエリアなどがあり、とても活気がありました。 今まで勉強して学びを深めてきましたが、明日はLa Trobe大学の生徒に案内してもらいながら、一日観光をしてきます。 看護医療学科2回生 高田咲貴 種山美里 【関連記事】 看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.4 看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.3 看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.2 看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.1
2016.08.29
第14回畿央祭実行委員Blog vol.8~学内企画部署活動報告!
こんにちは!第14回畿央祭 学内企画部署 部署長の富田です。 夏休みに入って、学内企画部署の活動も本格的になってきました。 まずは、学内企画部署について紹介したいと思います! ○ お化け屋敷 毎年好評・満員御礼! お子さんはもちろん、大学生も大人も思わず叫んじゃうほどハイクオリティ 昨年よりもパワーアップした激怖なお化け屋敷をお届けします! ○ ぴったんこカンカン 数字の書いたカードをぶら下げて、同じ数字の異性を探します。 出会ったらぴったんこ!記念撮影をしてアルバムに残していきましょう。 素敵な出会いがあるかも? ○スタンプラリー 主に小学生以下のお子さんを対象としたスタンプラリーです。 スタンプを集めると何かいいことがあるかも?! 上記3つのイベントを、学内企画部署からの出し物として行います。 現在は、ぴったんこカンカンのカード作り、お化け屋敷の準備を進めている段階です。 まだまだ仕事はいっぱい…。 楽しく・明るく・元気よく、みんなで力を合わせて頑張っていきたいです! 第14回畿央祭実行委員学内企画部署長 健康栄養学科2回生 富田紫恵 ↓昨年度の畿央祭の様子は畿央大学公式YouTubeチャンネルからご覧いただけます! 学生たちが作りあげる学園祭「畿央祭」ってどんな感じ? 【関連記事】 第14回畿央祭実行委員Blog vol.7~学長への実行委員幹部挨拶! 第14回畿央祭実行委員Blog vol.6~アリーナ部署活動報告! 第14回畿央祭実行委員Blog vol.5~統括からのメッセージ2! 第14回畿央祭実行委員Blog vol.4~統括からのメッセージ! 第14回畿央祭実行委員Blog vol.3~もう一人の副実行委員長からメッセージ! 第14回畿央祭実行委員Blog vol.2~副実行委員長からメッセージ! 第14回畿央祭実行委員Blog vol.1~今年のテーマは「頂(いただき)」!
2016.08.29
看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.4
看護医療学科では今年度から初めて海外インターンシップを行うことになりました。今年はオーストラリア ヴィクトリア州 メルボルンで実施されることになり、8月20日(土)から28日(日)の日程で、2回生5名、4回生3名の計8名が参加しています。ラ・トローブ大学、高齢者施設や認知症ケアに関する研修センター、緩和ケア病棟を訪問し、オーストラリアの文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度について学びます。 現地リポート4:8月25日(木) 今日は前日と同じく電車に乗り、Banksia Palliative Care Service1に行きました。同じ場所ですので、駅から施設まで自分たちだけで歩きました。施設の中に入ると施設の方が笑顔で迎えてくださり、ティータイム後講義に入りました。 「緩和ケアにおける疼痛の緩和は大変重要である」と前日にも講義を受けましたが、今日のテーマは疼痛マネージメントについてでした。 痛みのアセスメントには身体的、心理的、社会的、文化的、精神的、性的、検査、薬歴の見直し、そしてケアプランの9つの視点で行われることが説明されました。情報収集、アセスメント、ケアプランを立てるにもコミュニケーションが重要ということは日本と同じだと思いました。痛みの定義についてこの2日間のセッションでどのように変化したかについて発表しました。研修を受ける前は「死に近い人が受けるケア」という緩和ケアにネガティヴなイメージをもつ学生が多く、またその実際も「患者さんを社会的、精神的、身体的にケアする」という漠然としたものでしたが、講義を受けてみて、痛みには今までの生活の経緯が関係することや、心理的な痛みがあり、緩和ケアは死ではなく、QOLに視点を向けて行われることを学びました。オーストラリアの緩和ケアの実際についての講義内容のおおよそは、ホテルに戻ってからのショートカンファレンスや先生の通訳などがあったため理解できました。しかし、私たちはまだ日本の終末ケアを学んでいないので、緩和ケアの基本的な知識が浅く、また日本における緩和ケアの現状に関する、日本との比較をしたり事前に勉強したことを深めたりするには至りませんでした。おそらく、英語力が質問できる程であれば学びがもっと深まったと思います。 今回のオーストラリアで学習したことを活かして、日本の緩和ケアや終末期の定義について学んでいきたいと思いました。 お昼ご飯を食べた後、Banksia Palliative Care Service1のボランティアスタッフの方の送迎で、Broadmeadows Palliative Care unitを訪問しました。 Broadmeadows Palliative Care unitは、緩和ケアと高齢者ケアの視点で運営されており、Banksia Palliative Care Service1など3つの施設と連携している病棟です。 その病棟には、高齢者ケアを受けている人が8人、緩和ケアを受けている人が20人おり、その患者を看護するために、レジスターナース(看護師)が30人、エンロールナース(准看護師)が4人、その他に医師はもちろんのこと、理学療法士、ソーシャルワーカー、ダイバーショナルケアワーカー、パストラルケアワーカーなど色々な職種が働いていました。 病棟には、シフト交代のミーティングやケースカンファレンスを行うための部屋や、患者が家族と話せるプライベートな部屋などを設けていました。また、病室には転倒防止のために、ローベッド(低床ベット)が設置してありました。日本ではベッドに転倒防止のために柵がついてありますが、オーストラリアでは抑制を一切禁じられているので、柵ではなくベッド自体を低くすることで転倒を防止しているのだと学ぶことができました。 また、病棟を見学していると、偶然にLa Trobe大学から実習にきていた看護学生と話すことができました。彼女は、私たちと同じ2回生でメルボルンの看護基礎教育について、説明を受けました。 ▲中心がLa Trobe大学の実習生、右端がユニットマネージャーの氏John氏 廊下のボードには、お礼の手紙や、亡くなった方のメモリアル会(遺族会)の手紙を飾ってあり、亡くなっていく人たちのケアをするパストラルケアワーカーという職種について学びました。短い訪問でしたが、学びの多い訪問でした。 ホテルへ戻り、7時から始まるショートカンファレンスまでの自由時間で、買い物に出かけました。これまでも、多民族国家ならではの国際色豊かな料理を食べていましたが、ついにこの日、オーストラリア料理のお店で、カンガルー肉を食べました。味はビーフのようで、とっても美味しかったです。店員さんも、親切に根気強く聞いてくださり、わかりやすく説明してくださって、とてもよい思い出になりました。 また、ホテルでにもどりショートカンファレンスで、1日のまとめをした後に、学生全員でトラムに乗り、スカイデッキ88という展望台に行きました。夜景が綺麗で楽しい思い出のひとつになると思います。 いよいよ、明日は研修最終日です。最後まで集中力を保持して頑張りたいと思います。 看護学科2回生 高田咲貴 種山美里 【関連記事】 看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.3 看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.2 看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.1
2016.08.26
看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.3
看護医療学科では今年度から初めて海外インターンシップを行うことになりました。今年はオーストラリア ヴィクトリア州 メルボルンで実施されることになり、8月20日(土)から28日(日)の日程で、2回生5名、4回生3名の計8名が参加しています。ラ・トローブ大学、高齢者施設や認知症ケアに関する研修センター、緩和ケア病棟を訪問し、オーストラリアの文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度について学びます。全5編でお届けする予定です。 現地リポート3:8月24日(水) 今日は朝から電車に乗ってBanksia Palliative Care Service(緩和ケアセンター)に行きました。 電車は今回初めて使ったということもあり駅の中で迷ってしまいましたが、無事たどりつくことができました。 駅からはBanksia Palliative Care Serviceの方が施設まで案内してくれました。 施設に到着すると、冷えた体を温めるようにと、温かい飲み物とお菓子をいただきました。 少し休憩した後は、施設のLecture roomやカウンセリング室、staff roomを案内されました。受付が入口すぐにあることで、施設に初めて来られた方も声をかけやすいようになっています。 それぞれの部屋に先住民権が認められているアボリやトレス海峡諸島の旗がオーストラリアの旗と共に飾られており、多文化の受け入れ意思を象徴していると教わりました。 そしてオーストラリアの緩和ケアと看護師の役割についての講義を受けました。 オーストラリアでは緩和ケアの対象はがんと診断された患者のみではなく、その点は日本と同じだと感じました。しかし、オーストラリアでは緩和ケアを受ける際に疾患にかかわらず、みんな平等に支援をうけることができるという点は日本と違うと学びました。そしてオーストラリアでは在宅・施設で過ごす患者が多いことから、ボランティアや地域の住民の協力が得られるような体制が整えられていると分かりました。 オーストラリアにはNP(Nurse Practitioner)と呼ばれる看護師がおり、その看護師は専門的な分野において医師と相談したうえで薬の処方や投与方法の変更を独自の判断で行うことができます。緩和ケアのNPでは麻薬のモルヒネ投与量や回数の変更を行うことができ、情報収集や薬の知識が必要で個々看護師責任が問われると学び、今後私たちも知識や技術を深め、責任をもって行動していくことが大切だと感じました。 たくさんの緩和ケア・終末期ケアに関する資料を頂きました。オーストラリアは多国籍国家であるため、患者・家族へ説明するためのパンフレットがいろんな国の言葉で用意されていました。 講義が終わった後、Banksia Palliative Care Serviceの方がサンドイッチを用意してくださり、みんなで昼食をとりました。 続いて、午後にはAssisi the Italian specific Nursing homeへ車で移動しました。 ▼メインエントランス Assisi the Italian specific Nursing homeは、特別養護老人ホームであり利用者の99パーセントはイタリア出身の方あり、スタッフの方も半分はイタリア出身の方でした。この施設の利用者は約150人で、low care unit、middle unit、high care unitに分かれています。施設長であるJammaさんが案内をしてくれました。 Low care unitではそれぞれに食堂やアクティビティスペースがあり、利用者が生活しやすい環境が整えられていました。 ▼入所者の方の食堂(ダイニングルーム) 入口を入ったすぐのところには共同スペースがあり、そこでは毎日お祈りをしたり音楽を聴いたりして、気分転換を図っていました。ダンスをしている利用者もいました。 Middle unit では外から鍵がかけられており、一人で外にでることはできないようにされていた。しかし、アクティビティをしたり、広い空間を利用することによって、より生活のしやすい環境をつくっていました。 ▼散歩スペース High care unitに行くと利用者は共同スペースでプリンセスチェアー(車椅子ではなく、身体全体を支えることのできるフカフカな椅子)に座りながら、TVを楽しんでいました。転倒時早期対策のため床にセンサーが埋め込まれており、患者が転倒した際にはコールがなるように工夫していました。また、家族とのプライベートを守ることができる緩和ケアルームがあり、今後についての相談を行うことができます。 ▼施設についてのレクチャー。職員もイタリア系の方が半分を占める 施設全体を通してイタリアの風景や家具を置いて、昔の生活を思いだして気分転換をする機会が増えるよう工夫されていました。 ▼生まれ故郷イタリアの町をイメージしたアレンジの庭 ▼施設敷地内のチャペルの前で 4回生 河合優希・山下夏美 【関連記事】 看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.2 看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.1
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