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畿央祭・ウェルカムキャンパス企画展示「紐庵」~人間環境デザイン学科
2017年11月7日(火)
人間環境デザイン加藤プロジェクトゼミで、畿央祭にて行う「茶室づくり」は今年で7年目となります。
毎年、学生主導で茶室の「テーマ」を設定することになっています。
今年は「紐」を使ってつくる茶室「紐庵(ひもあん)」になりました。
2つのグループ(各約10名)に分かれ、それぞれ違ったデザインで制作しました。
「紐」という漢字は糸偏に丑と書きます。
1つめのグループは、木製の「丑」という字を骨組にして、その骨組に糸が巻き付くことで「紐庵」になるというアイデアです。紐の素材に紅白の毛糸を用い、和の空間をつくりました。
▼製作メンバー
2つめのグループの紐庵は、細い棒をアーチ状にして構造を組み立て、荷造り用ひもで全体を覆うというものです。
少し丸みを持たせ、ドリームキャッチャーのような神秘的な茶室をめざしました。
▼製作メンバー
毎回悩まされる条件の1つが、<プレハブ(あらかじめ工作されたもの)>でなければならないという点です。
元来、茶室は仮設的な要素が強いのですが、プロゼミでつくる茶室も保管場所等の問題から、畿央祭前日に1日で作り上げ1週間後には跡形もなく解体される運命にあります。
昨年の紙庵は制作に手間取り夜遅くまで時間がかかりましたが、今年は両庵とも順調に作業が進み、夕方には完成しました。畿央祭では決まって子どもたちが中に入って遊びまわります。今年は破壊されることもなく無事に終了し、ホッとしています。
人間環境デザイン学科 准教授 加藤 信喜
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