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看護医療学科
2023.05.23
エリシオン真美ケ丘・エリシオン真美ケ丘アネックス「ひまわりカフェ」活動報告!~認知症ケアサークルOrange Project®畿央大学
Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)、愛知県(同朋大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体です。 “認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体で、2020年にはロゴやマークが商標登録されました。 2019年9月に畿央大学では「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に、サークルとして発足しています。 2023年5月14日(日)、広陵町にある介護付き有料老人ホーム「エリシオン真美ヶ丘・エリシオン真美ケ丘アネックス」で開催されている「ひまわりカフェ」にボランティアとして参加させていただきました。前回の4月の参加に引き続き、2度目の参加です。あいにくの雨模様でしたが、雨でも楽しく参加できるように、入り口前から素敵な飾りつけで参加者の方々のお出迎え準備がしてありました。 「ひまわりカフェ」は認知症の方や認知症の家族がいらっしゃる方、地域の方々、施設ケアマネジャーや生活相談員、施設長などが集い、楽しいイベントや世間話、介護相談など地域の人々の交流の場として開催されています。 私たちはひまわりカフェの準備からお手伝いさせていただき、会場の飾りつけや机の設置を行いました。 今回のひまわりカフェには27名が参加されていました。夫婦や友達同士で参加されている方が多かったです。皆さんが集まられてから、施設長の挨拶と職員の紹介があり、その際に私たち学生も自己紹介させていただきました。 次に、施設の調理師によるオムライス実演があり、昼食をいただきました。オムライスにケチャップでお名前やハートなどをかかせていただき、オリジナルのオムライスをつくりました。 昼食の後はお家でできる脳トレ体験として、ストレッチや足の運動、棒を使った運動を行いました。棒を使った運動では、参加者の方々から「難しいわ~」や「これなら家でできるわ」という感想が聞かれ、運動を楽しんでいる様子でした。 運動を行って昼食後の眠気覚ましをしたところで、介護保険制度について、簡単で分かりやすい説明がありました。 最後に、ロールケーキを食べながらお茶会と介護相談が行われました。私たちもお席にお邪魔して楽しくおしゃべりさせていただきました。 新型コロナウイルスのため、これまで大学外での活動が制限されていましたが、今回、直接地域の方々と交流することができ、とても良い経験ができました。 今後はOrange Project®のメンバーでも何か企画をしたいと考えています。 エリシオン真美ヶ丘・エリシオン真美ヶ丘アネックスの皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。 これからもOrange Project®をよろしくお願いします。 看護医療学科 上垣穂乃佳 岸田 知奈 【関連記事】 認知症ケアサークルOrange Project®が活動を再開!~エリシオン真美ケ丘「ひまわりカフェ」活動報告 認知症ケアサークルが「2022年度Orange Project®記念式典」にオンライン参加! 新たに「認知症ケア論」が開講しました!~看護医療学科 対面とZoomで「七夕交流会」を開催!~Orange Project®畿央大学 第1回エコマミ公開講座に山崎教授と学生が協力!~Orange Project®畿央大学 畿央大学看護実践研究センター第7回研修会 「地域で・笑顔で 生きるとは」を開催しました。 認知症啓発のための「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告!~Orange Project®畿央大学 「2021年度Orange Project®記念式典」で学生3名が功労賞を受賞! 広陵中学校の認知症サポーター養成講座にリモートで協力!~Orange Project®畿央大学 多世代まちづくりプロジェクト2021コンペティション、2年連続で「参加者賞」に!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」 広陵町図書館での認知症啓発活動に参加!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」 地域連携センター
2023.05.23
児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「ヒューマンヘルス」
2023年5月16日(火)に「ヒューマンヘルス」の授業で、奈良県桜井市にある児童養護施設「飛鳥学院」を見学しました。飛鳥学院では、環境上養護を必要とする子どもたちの自立性・社会性を身につけるための支援をしています。 前半は副施設長の清水先生の講義を受け、児童養護施設の歴史や現状、児童が自立できるように支援するための計画について教えていただきました。子どもが、社会でいかに自立していくことができるように関わっていくかが施設の職員に求められていることであると学びました。 また、助産師として乳幼児とその家族を支援する立場となったとき、家族による虐待などのリスクを減らすことを意識して、出産・育児に向けて支援していきたいと思います。 後半は、施設見学をさせていただきました。 飛鳥学院では教育に力を入れられていることをお話しされており、施設の中には塾やそろばんなどの学習環境が充実しており、子どもたちにとって学習しやすい環境となっていました。また、職員の方々は、子どもたちが自分の強みを見つけて伸ばせるための関わりをされており、子どもたちは自信を持って社会に出ることができるようになると感じました。 施設見学を通して、主体性と責任感をもって子どもに向き合うことで子どもとの信頼関係を築いていくことができるとわかりました。 今回は、お忙しい中、学生を温かく迎えてくださった河村院長、清水副院長、職員の皆様、貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。 助産学専攻科 12期生 足立 百合菜 【関連記事】 産婦人科医に学ぶ超音波診断法~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」 2022年度 新生児蘇生法(NCPR)Aコース講習会を受講しました!~助産学専攻科 第11期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科 外部講師に学ぶマタニティヨガとベビーマッサージ!~助産学専攻科 災害時の行動をロールプレイで学ぶ「地域母子保健論」~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合理論と縫合技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助方法」~助産学専攻科 「分娩異常時の助産診断の実際(母体急変時の初期対応)」~助産学専攻科「生命倫理」 マタニティヨガ・ベビーマッサージの特別演習~助産学専攻科 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「乳幼児の成長・発達」 熟練助産師に学ぶ!母子のための骨盤ケア!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」 産婦人科医に学ぶ!超音波診断法!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」
2023.05.22
産婦人科医に学ぶ超音波診断法~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」
令和5年5月15日(月)に「助産診断技術学Ⅰ(妊娠期診断とケア)」の授業で、産婦人科医師である、健康科学部長の植田政嗣先生から、超音波検査について教えていただきました。 はじめに、講義を行い、超音波診断法についてのビデオを見ながら、仕組みや方法について学びました。 次に、演習を行い、植田先生に超音波診断装置を用いて、装置の使い方やプローブの持ち方、児頭大横径(BPD)・腹囲(AC)・大腿骨長(FL)の測定方法、そして、推定児体重(EFW)と妊娠週数の算出方法を実演しながら教えていただきました。 その後、実際に学生が一人ずつ超音波診断の練習をしました。プローブの扱いは、初めてだったため、測定に苦戦しました。 ですが、植田先生から、プローブの持ち方や扱い方について一人ずつ丁寧に指導していただくことで、全員が測定することができました。 また、測定している学生の様子をみんなで見て、学生間でアドバイスをし合いながら演習することができ、うまくいくとみんなで喜び合って、楽しみながら学ぶことができました。 超音波検査は、赤ちゃんが成長し大きくなっていく様子が目で見てわかる検査です。またお母さんにとって赤ちゃんの成長を感じられる場面であり、赤ちゃんの存在を感じられる場面でもあります。 エコー画像をみてお母さんに頭の場所や手の場所などをきちんと説明することで、お母さんはより赤ちゃんの成長を感じることができ、安心に繋がると思います。 助産師として、きちんと説明できるよう知識と技術の学習に日々努力していきたいです! 助産学専攻科12期生 岡田 七彩 【関連記事】 2022年度 新生児蘇生法(NCPR)Aコース講習会を受講しました!~助産学専攻科 第11期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科 外部講師に学ぶマタニティヨガとベビーマッサージ!~助産学専攻科 災害時の行動をロールプレイで学ぶ「地域母子保健論」~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合理論と縫合技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助方法」~助産学専攻科 「分娩異常時の助産診断の実際(母体急変時の初期対応)」~助産学専攻科「生命倫理」 マタニティヨガ・ベビーマッサージの特別演習~助産学専攻科 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「乳幼児の成長・発達」 熟練助産師に学ぶ!母子のための骨盤ケア!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」 産婦人科医に学ぶ!超音波診断法!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」
2023.05.16
2023年度 離島・へき地医療体験実習(川上村)レポート~看護医療学科
看護医療学科では、4回生の統合発達科目として、その人の顔が見える看護や保健医療を体験することで、看護の本質を考えることを目的とした「離島・へき地医療体験実習」のため2023年5月9日(火)~5月11日(木)の3日間、23名の学生と3名の教員で奈良県川上村に行ってきました。昨年は3年ぶりに臨地で日帰り実習を行いましたが、宿泊を交えた数日間の実習は2018年以来です。 5月9日(火)1日目:雨の天気予報が見事にはずれ、太陽と青空と緑がとても綺麗な晴天になりました。 まず、初日は川上村を理解する上で、下流領域の住民の水害を防止するために、村の中心部をダムに沈めたという歴史とそのダムの実際を理解するために村の入り口にある大滝ダムに行きました。想像以上にとても大きなダムで、雨の後で水が増水していたため、緑色の豊かなダム湖になっていました。このダム湖の底に村が沈んでいることは想像できませんでしたが、ダムの掲示物を観て、村を犠牲にしてでも治水の重要性があったことが理解できました。 次に、川上村が大事にしている森林と水の資料館である「森と水の源流館」へ行き、学芸員の方から紀ノ川へと続く吉野川の水脈や林業を生活の生業としてきた村の歴史とその中でものづくりを行ってきた村の人々の暮らしの移り変わりを丁寧に説明していただきました。「昔からの手作りの器具が後世に引き継がれるためには、今の高齢者の方から話を聴き、器具作りを教えてもらう必要があるが、その話をしているときの高齢の方々の表情がとても生き生きと活気づくので、話を聴くことの必要性を感じている」との学芸員の方のお話から、異世代間でのコミュニケーションの重要性が理解できました。また館内の展示物がリニューアルされているとのことで、とてもわかりやすい状況で視覚や音響効果も含めて自然を守ることは村を守ることでもあるということを感じることができました。 次に村民への健康支援を行っている機関(役場保健師・社会福祉協議会・森林組合・診療所)の担当者に対して、事前に把握した事項から、看護者として可能な支援を検討するために考えた質問を学内期間中にまとめ、先方に送付した質問を各機関を訪問し、あるいは、学生の居場所であるやまぶきホールの研修室に来て頂き、インタビューをしました。 学生の質問は、村人の健康や安全な暮らしを守る支援を念頭において、コロナ禍で出来なくなっていたことの課題や、感染症分類が変更となることで今後を見据えた現状と活動の実際を理解しようとするもので、母子保健・成人保健・高齢者保健の活動だけでなく、先輩がこれまで提供してきた林業での救急措置対応媒体の活用の現状など先輩の活動を踏まえた質問を行っていました。また地域特性として、大雨による土砂災害が多いことと高齢化率が高く独居高齢者が多いことで、災害時の避難行動要支援者に対する支援の実際等、今までの実習成果を理解しさらに発展した支援を検討するものになっていました。インタビューを受けた担当者の方からは、「話の聞き方が上手で、通り一遍の質問ではなく、さらに関連することを掘り下げて聴く姿勢に感心した」との声がありました。 それぞれの機関や担当者とのインタビューは、時間を超過してご対応いただき、学びも沢山ありました。 また森林組合や診療所・保育園は、施設を訪問したことで村民の方々の生活の場・医療の場の理解につながったのではと感じました。 5月10日(水)2日目:今日も最高の天候に恵まれました。 2日目は、住民の方を対象にした健康測定を実施しました。学生たちは、スムーズに行えるように、学内での準備やシミュレーションを重ねてきました。会場や測定機器の設営も間隔を考えながら自分たちで全て行いました。会場となった川上村ふれあいセンターに偶然カフェを利用しに来られた方や、かわかみらいふのスタッフの方が呼びかけて下さった方23名の方が参加してくださいました。中には、以前にこのふれあいセンターで実施した骨密度測定に参加したことがあると平成28年の測定時の事をよく覚えてくださっていた80歳代の方もいらっしゃいました。 最初は緊張した様子の学生たちも、住民の方の温かいお言葉を頂き、和やかな雰囲気で健康測定を実施展開することができました。参加者の方から聞かせて頂く生活上でのお話は、大変興味深く、学生たちの目が輝いているように見えました。日頃の生活の様子をお伺いしながら問診をとり、血圧測定、握力測定、足趾把示力測定、結果に応じた保健指導を実施しました。学生が作成した各結果説明用パンフレットや保健指導用パンフレットを使い、転倒防止手帳を渡しながら一人ひとりに応じた結果説明や保健指導を一生懸命に行う学生の姿がとても頼もしく思えました。 また、かわかみらいふの活動の特徴である移動スーパーとコミュニティーナースの後を追って、山の中腹にある地区を訪れました。4世帯の独居高齢者のみで構成された集落で、足が不自由で移動スーパーまで歩いて行けない住民をコミュニティーナースと今年配属になった理学療法士と共に訪問して、健康状態の確認や、購入してほしい食品の聞き取りをしての買い物代行の状況を理解することができました。 学生の話によると、コミュニティーナースは医療者というよりは、知人のようにフレンドリーに話をしていて住民の事が良く理解できているようで、住民の方も「1週間ぶりに人と話したわ あれとこれが欲しい」ととても嬉しそうな表情が印象的だったとのことでした。 5月11日(木)3日目:日頃の行いが良い(?)見事な晴天でした。 3日目は、インタビューで把握できたことや健康測定の問診やデータの集計・まとめを行いました。それぞれのグループでディスカッションを行い、一人ひとりが学んだことや考えたことを共有し、問題ばかりを見つけずにお話を聴いたことや観察できたことで村の強みを再確認しながら、自分たち看護者として可能な支援のあり方を検討しました。 帰りは、匠の聚でインタビューを行ったあと、全員素晴らしい風景に見惚れました。バスの中からは、道を横断する猿に遭遇し、自然との共存も感じることができました。この実習を通して、実際に学生は自分たちの目で川上村の住民の方々の「生活」「暮らし」を観て感じ、またその中での健康と保健・医療・福祉・教育の関係性をインタビューを通して理解した上で、看護の役割を考える貴重な時間となりました。 お世話になった各機関の皆様、健康測定に参加して頂いた住民の皆様、本当にありがとうございました。 看護医療学科 助教 伊藤 千春 【関連記事】 「離島・へき地医療体験実習」発表会を開催しました!~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(川上村)で応急手当ポケットカードを作成!~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(山添村)レポート~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(宇陀市大宇陀地区)レポート~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(川上村)レポートvol.2~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(川上村)レポートvol.1~看護医療学科
2023.05.12
外部講師による講義「看取りを体験した遺族に対する看護の課題」~看護医療学科「終末期ケア論」
「終末期ケア論」は、看護医療学科3年前期に必修科目として開講しています。 この授業では、人生の終末期を迎えた対象の心理過程や、がん終末期の身体症状とそれに対する緩和ケアについて、また、死が迫った対象とのコミュニケーション、家族や遺族へのケアなど多彩な内容を取り上げています。 令和5年5月2日の授業では、外部講師による講義を実施しました。講師として、令和4年11月にお父さまを看取られた奥田美子さんに、看取りを体験した遺族の気持ちを語っていただきました。 大宇陀特別養護老人ホームラガールで介護福祉士として勤務されている奥田さんのお父さまが、がんを発症してからの治療経過とその選択、在宅に移行してからの様々な出来事や思い、そして看取りについての経験を率直に語っていただきました。新型コロナウィルス感染症の影響で入院中に面会が制限されたため、お父さまの状態が全く把握できないことへの不安があり、入院中の患者の状態を詳細に伝えるなど、面会できない家族の思いを予測して家族に対するケアを看護師にしてほしかったと話されました。看護師の説明では元気にしていると聞いていたが、実際に面会するとご飯をあまり食べていない状況であったり、医療現場への不満があったこと、そして何より本人の「自宅に帰りたい」という意思を尊重し、介護休暇を取得され、在宅での療養生活を選択されました。自宅に戻られてからのお父さまは家族と穏やかな時間を過ごされ、最期は家族に見守られながら、「ありがとう。もういいか・・」という言葉を残し亡くなったと話されました。 その後、大友先生がインタビュアーとなり、奥田さんから、患者だけではなく、家族へのケアの大切さについて話され、看取りにおいて看護師に求められるものとは何かを考える機会になったと思います。学生からは、「大切な人の死というものは、怖くなかったか」「仕事で実践している介護と家族への介護の違いはあるのか」「自分の身内が入院した際に、看護師の笑い声が不快であったが、看護師の態度で不快に思ったことはないか」など具体的な質疑応答がありました。自宅での看取りの決断は家族、職場などの介護力が必要であったが、いい経験となったと話され、自宅での看取りの実際について学ぶことができたと思います。 自宅で看取りを選択された患者さまやそのご家族に対するケアは、特別な援助や技術が求められているわけではなく、その人らしい日常を支え、大切にすること、患者さまやそのご家族を理解し、寄り添い、その思いを傾聴することが重要であると思います。 今回の講義を通して、患者さまやそのご家族の思いをくみ取り、傾聴し、その思いを支えることができる看護師になってほしいと思います。 看護医療学科 大友 絵利香 對中 百合 【関連記事】 被災者として、看護師として災害とどう向き合うか~看護医療学科「災害看護II」 ポーポキプロジェクト「平和について考える」ワークショップを開催!~看護医療学科「国際看護論」 「災害に強い大和の町づくりネットワーク」平成29年度第1回研修会を開催!~看護医療学科教員 奈良県看護協会主催「訪問看護インターンシップ」に2回生3名が参加!~看護医療学科 2・4回生対象「第17回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 2022畿央祭・ウェルカムキャンパスで、がんカフェ「きらめき」 を3年ぶりに対面実施!~看護医療学科 令和4年度 看護医療学科卒業研究発表会をオンラインで開催! 2022年度3回生の領域実習がスタート!~看護医療学科「老年看護学実習」 4回生から3回生へ学びの伝達「緩和ケア病棟の実際―病院インターンシップ実習を経験した上級生とのディスカッションー」~看護医療学科「終末期ケア論」|KIO Smile Blog
2023.05.01
2023年度入学時成績優秀者特別奨学金および遠隔地出身学生支援特別奨学金の表彰式を行いました。
畿央大学では入学試験による奨学金として、入学時成績優秀者特別奨学金及び遠隔地出身学生支援特別奨学金の2種類を給付しています。 2023年4月27日(木)には、受賞された学生の皆さんの表彰式を各学科で行いました。 今回は、看護医療学科から表彰式の様子をお届けします。 表彰式当日は担任の先生方も御祝と激励にかけつけ、学生さんの笑顔がとても素敵でした。入学した皆様のこれからの成長が楽しみです。気負う必要はありませんが、他の学生の模範となられることを願っております。 看護医療学科長 河野 由美
2023.04.19
認知症ケアサークルOrange Project®が活動を再開!~エリシオン真美ケ丘「ひまわりカフェ」活動報告
Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)、愛知県(同朋大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体です。 “認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体で、2020年にはロゴやマークが商標登録されました。 2019年9月に畿央大学では「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に、サークルとして発足しています。 2023年4月2日(日)、広陵町にある介護付き有料老人ホーム「エリシオン真美ヶ丘」で開催されている「ひまわりカフェ」にボランティアとして参加させていただきました! 「ひまわりカフェ」は認知症の方や認知症の家族がおられる方、地域の方々、エリシオンの施設ケアマネジャーや生活相談員、施設長などが集い、楽しいイベントや世間話、介護相談など地域の人々の交流の場として開催されています。 ▼ひまわりカフェ 準備の様子 私たちはひまわりカフェの準備からお手伝いさせていただき、合間の時間を使ってエリシオン真美ケ丘、エリシオン真美ケ丘アネックスの施設内を案内、紹介していただきました。 入居者の方々やその家族様に寄り添った大変充実した設備と体制が整った施設で、介護のリアルな現場を知ることができました。 今回のひまわりカフェには25名の方が参加されていました。 皆さんが集まられてから、施設長の挨拶と職員紹介があり、その際に私たち学生も自己紹介させていただきました! Orange Project®の活動についても説明させていただくことができ、地域の方々にOrange Project®を知ってもらうきっかけになったと思います。 ▼施設長の挨拶 次に、ウォーミングアップとして、家でもできる簡単リハビリ体操をしました。皆さん苦戦しながらも、それぞれのできる範囲で身体を動かしておられました。 参加者の方からは、座りながらでも意識して運動を行うことで良い運動になることを実感しているという声が聞かれました。 しばらく身体を動かしてリラックスしたところで、お手玉を使ったキャッチゲームやポップコーンの実演なども行われました。 また、職員の方が “昔の紙芝居のオジサン” 風に、紙芝居「舌切りスズメ」を披露してくださいました。参加者の方々からは『懐かしい感じやわ~。』『こんなの私の時代にあったかな~。』などそれぞれの感想が聞かれ、迫力ある職員の方の上手な紙芝居に皆さん楽しまれている様子でした。 そして最後には手作りケーキを食べながらお茶会です!私たちもお席にお邪魔しておしゃべりに花を咲かせました。 ▼美味しいケーキを食べながら交流 参加者には広陵町居住の方が多かったため、コロナ禍前には畿央大学で健康診断を受けたり、畿央大学の教員が地域で行っていた活動に参加してくださっていたりと、畿央大学に関連するお話を聞かせていただき、畿央大学の地域活動が、地域の方によく知られていることを実感しました。私たちOrange Project®の活動も、地域の方々にもっと知ってもらえるよう、これからの活動のモチベーションになりました。 新型コロナウイルスのためこれまで大学外での活動が制限されてきましたが、5類引き下げや世間の情勢を鑑み、徐々に活動の幅を広げる一つのきっかけとして、今回のひまわりカフェでの活動を今後につなげていこうと思います。 これからもOrange Project®をよろしくお願いします! 看護医療学科3回生 大久保 翼 【関連記事】 認知症ケアサークルが「2022年度Orange Project®記念式典」にオンライン参加!|KIO Smile Blog 新たに「認知症ケア論」が開講しました!~看護医療学科 対面とZoomで「七夕交流会」を開催!~Orange Project®畿央大学 第1回エコマミ公開講座に山崎教授と学生が協力!~Orange Project®畿央大学 畿央大学看護実践研究センター第7回研修会 「地域で・笑顔で 生きるとは」を開催しました。 認知症啓発のための「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告!~Orange Project®畿央大学 「2021年度Orange Project®記念式典」で学生3名が功労賞を受賞! 広陵中学校の認知症サポーター養成講座にリモートで協力!~Orange Project®畿央大学 多世代まちづくりプロジェクト2021コンペティション、2年連続で「参加者賞」に!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」 広陵町図書館での認知症啓発活動に参加!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」
2023.04.08
2023年度新入生研修 学科別レポートvol.1~看護医療学科
畿央大学では入学後の不安を取り除き、担任や同級生との絆を深めるため、学科ごとに「新入生研修」を入学式直後に行っています。第一弾は、看護医療学科の様子をレポートします! 看護医療学科16期生は94名の新入生をお迎えし、2023年4月6日(木)新入生研修を国立曽爾青少年自然の家で実施しました。2回生の支援学生さんにサポートいただきながら出発しました。 どんよりした空模様で天候が心配されましたが、途中晴れ間の見えるお天気となりました。 最後になって「行きのこの坂が一番辛かった」と話す人も…。 研修テーマは「心のふれあい」です。仲間との共同作業を通して、様々な気づきを促す機会にして欲しいとの願いのこもった研修です。 セッションⅠ 野外炊飯を行い、火おこし、野菜切り、米炊きなど役割分担をしながらカレーライスづくりに取り組みました。 この班はカレールーをカラスに襲撃されたため、他のグループからお裾分けをしてもらいました。 肉とルーを守りながら作っています。 美味しくできあがりました!!!野菜の切り方、盛り付けなど各班個性が出ていました。 セッションⅡ 曽爾村に移住され村おこしなどで村の活性化などに取り組まれる高松和弘先生からご講演をいただきました。人のつながりや人々の暮らしに寄り添うことについて学びました。 セッションⅢ 14期生の語りとして、2名の先輩から看護医療学科での1年間の学びについて伺いました。 セッションⅣ 各グループで研修テーマである「心のふれあい」について、ディスカッションを行いました。 ディスカッションの後は、みなさん真剣に「これから学ぶ看護への思い」などを発表してくれました。 新たな通学経路や生活、初めての出会いなど慣れない中、緊張した日々を過ごされたことと思います。 みなさんの素敵な未来に向けて、私たちも精一杯支援していきたいと思います。 最後に担任から一言ずつ新入生へのメッセージを添えさせていただきます。 みなさんご入学おめでとうございます。 自分ひとりの力が、人と協働することによりさらに広がり、磨かれていくことを実感する大学生活になりますように。やさしさをチカラに変え、有意義な時間を人とのつながりの中で見出してください。 1組担任 岡 いくよ ご入学おめでとうございます。 研修では、相手を思いやり協力する姿、相手の話を真剣に聴く姿勢、自分の役割を果たそうと頑張っている姿をたくさん見せていただき、とてもうれしく思いました。「自分も周りも笑顔になる」そんな大学生活となるように応援しています。 2組担任 中谷 香江 ご入学おめでとうございます。 グループメンバーとの野外炊飯や、先輩から授業や課題についてアドバイスをもらうなど研修を通して大学生活に期待が膨らんだことと思います。これからの学びのなかで、自分らしい看護観を育んでください。 3組担任 前田 則子 ご入学おめでとうございます。 研修では、初めての体験も多かったことと思いますが、元気に前向きに頑張るみなさんの姿が、とても頼もしく感じられました。これからの大学生活でも、失敗を恐れずに、様々なことにチャレンジしていきましょう。応援しています。 4組担任 中西 恵理 看護医療学科 新1回生担任一同
2023.03.31
卒業&看護師・保健師・助産師100%へのお祝いメッセージ!~看護医療学科教員
2023年3月16日に看護医療学科90名の卒業証書・学位記授与式が行われました。また3月24日には国家試験の合格発表がありました。 新しい門出をお祝いするとともに、みなさんの在学中の努力に心から敬意を表したいと思います。本当に本当におめでとうございます!!! 国家試験模試では河野学科長が式辞でお祝いくださったように、全国でも10位以内という素晴らしい成績を維持してきたみなさんです。合格は確信していたものの、万一の記入ミス…など100%合格の知らせを受けるまではドキドキが抑えきれない担任団でした。 みなさんの絶え間ない努力の賜物ではありますが、ご家族もさぞお喜びのことと存じます。この場をお借りしてお礼申し上げます。卒業式の様子を前日から振り返りつつ、卒業記念企画委員、担任団のメッセージをお届けします。 卒業式前日の準備の様子です。風船の、突然の爆発音に怯えながら、みんなで思いを込めて飾り付けを行いました。 今年度は、式がホールで開催され、学科別会場にはお花がない予定でしたが、大友先生のご厚意で立派なお花をご提供いただいた上に、素敵に活けていただきました。また、会場の「学位記授与式」の書は、卒業記念委員の谷﨑さんが書いてくれました。みなさんの門出にふさわしい会場ができあがったと自負しています。 植田学部長の式辞です。 学位記授与の様子です。みなさん、後ろ姿も素敵ですね。 河野学科長の式辞です。 卒業記念企画委員のおふたりからメッセージをいただきました。 私たちが卒業式を終えることができたのは、先生方や職員の方々、友人、家族といった周りの方々の支えがあってこそだと思います。心より感謝申し上げます。 卒業記念企画委員のお話をいただいたときは、国家試験も近づいていた上に自分に務まるのか不安でしたが、限られた時間の中で谷﨑さんと話し合い、無事当日を迎えることができたことを嬉しく思います。また企画の一つである動画視聴では、学生の写真や先生方からのメッセージ写真を流したのですが、学生だけでなく先生方も涙してくださっている様子がみられ、嬉しさが込み上げたと同時に達成感を感じました。 私は助産学専攻科の進学を志望し、担任の先生をはじめ、母性看護の先生方、キャリアセンターの方など、たくさんの方々の支えがあり、無事に合格することができました。決して一人ではここまで来ることができなかったと思うので、これまで関わってくださった方々に感謝し、次のステージでも積極的に学ぶ姿勢を忘れず精進します。4年間、畿央大学で学ぶことができ本当に良かったです。ありがとうございました。 森口 茉倫 私たちが卒業式を終えることができたのは、先生方や職員の方々、友人、家族といった周りの方々の支えがあってこそだと思います。心より感謝申し上げます。少しでもみんなの思い出に残る卒業式になればと、森口さんとともにたくさん話し合い、準備に励みました。当日はたくさんの笑い声、また、感動している姿が見られ、委員として卒業式に関わることができ本当に良かったです。 個人的には、大学生活4年間、非常に充実した日々を過ごし、最後には日本私立看護系大学協会長表彰をいただくことができました。このような素晴らしい賞をいただけたこと、そしてかけがえのない日々を過ごすことができたのも、友人や先生方、職員の方々の存在なしには得ることができませんでした。さらに、私の一番の理解者であった両親の存在は何者にも変えられません。これまで私が皆さんに支えられ、助けられてきたことを忘れることなく、これからは医療に関わる者としてあたたかい看護を提供できる人材になりたいと思います。4年間、お世話になりました。本当にありがとうございました。 谷﨑 華穂 最後に担任団からひとことメッセージを添えさせていただきます。 ご卒業、国家試験合格おめでとうございます。 4年間よく頑張りました。そして、打たれ強く成長しました。多くの方の支援のもと今の自分があることを忘れず、これから出会う人とのつながりを大切に、自分に誇りを持ち、自分らしい人生を歩んでください。 1組担任 林田 麗 夢が少しずつ形になってきましたね。これから新たなスタートを切るみなさんですが、全力で走り続けると息切れしてしまうかもしれません。途中で立ち止まる、休む、寄り道をすることがあってもよいと思います。みなさんそれぞれのペースで進んでください。今後、どんな看護師、保健師、助産師になられるのかとても楽しみです。いつまでも元気で、輝き続けてください。 2組担任 小林 智子 全員合格の知らせを受け全身の力が抜けました。新天地でのご活躍をお祈りしています。凹まずヘコたれず、タダでコケてなるものか…。失敗時の対応に真価が問われるはず。私は失敗時にプラスで考えればどうなのかを意識するようにしています。 3組担任 岡 いくよ みなさん一人ひとりが、大きく成長された4年間だったと思います。辛い時も苦しい時も、本当によく頑張りましたね。この先も、様々な経験をされることと思いますが、みなさんならきっと大丈夫ですよ。ここまで頑張ることができた自分の力を信じて、一歩ずつ進んでいきましょう。応援しています。 4組担任 中西 恵理 卒業式では私は実習指導中のため学位授与式のみ参加させていただきました。皆さんにお会いできる時間は短かったですが、達成感に満ちた晴れやかな皆さんのお顔をみて誇らしく感じました。先の人生は順風満帆な時ばかりではないでしょうが、皆さんが畿央大学で築いた人との関係を糧とし、前進され続けることをご祈念いたします。 5組担任 堀江 尚子 畿央大学は、臨床の場に巣立つみなさんの居場所のひとつでありたいと願いを込めて、いつまでもみなさんを応援し続けたいと思います。 看護医療学科 担任一同 【関連記事】 看護師・保健師・助産師、3年連続100%!~2023年3月卒業生 令和4年度卒業証書・学位記・修了証書授与式を行いました。
2023.03.29
3回生10名が「いこまスポーツの日」にボランティアとして参加!~看護医療学科
2023年3月21日(祝)、生駒市主催「いこまスポーツの日」に、実習施設である一般社団法人イーデンホール様よりコラボ出展のお誘いを受け、看護医療学科3年生のボランティア学生10名と教員が参加しました。 イベントは、一般市民参加型のスポーツイベントで、陸上競技からサッカー、ピラティス、卓球、グランドゴルフ、eスポーツなどなど、様々な競技・教室があり、リオパラリンピック銀メダリストの「山本篤さん」も来場するなど、子どもから大人まで楽しめる内容でした。 今回、私たちはI-Net(生駒市障がい福祉ネットワーク:アイネット)企画の一部として、健康チェックブースを開催、骨密度測定・体組成測定・アルコール依存症スクリーニングテストを実施しました。 アイネットは、障がい者・障がい児が利用する福祉サービス事業者11団体で構成された団体で、交流・学習などを通じ、障がいのあるなしに関わらず、誰もが住みやすい街づくりを、事業所の垣根を越えて進めておられます。私たちも、市民への精神疾患・障がい理解の促進及び地域との連携を広げることを目的に参加させていただきました。 ボランティア学生は、骨密度の測定や結果説明などは初めての体験でしたが、準備や測定練習をしっかりと行い、当日の動きも手際よく、3回生後期の各領域の臨地実習を終えて大きく成長した力を発揮していました。また、当日は精神看護学実習でお世話になったスタッフの方々と再会し、和やかな雰囲気でイベントを楽しむことができました。 参加した学生からの感想を紹介させていただきます。 今回、精神看護学のボランティアに参加しました。実習先でお世話になった「いろどり」以外にも、様々な事業所が出店していました。その中で、1つの事業所の方に、知的障害や精神疾患を抱えた方が通う事業所にて、利用者と共にトマトや人参を栽培し、それらを使って外の業者も連携し、ジュースやドレッシングを作成しているというお話を聞かせていただきました。また、他の事業所では、事業所のパンフレットを置いて、食べ物を出店していたり、当事者の方も一緒に販売に参加していることろもありました。 これらのことから、スポーツのイベントであり、精神疾患などに直接的な繋がりはありませんが、少しでも多くの人に、知的障害や精神疾患を抱えた方がいること、その方々がどのようなことをしているのかといったことを知ってもらう機会にしているのだということを学べました。 また、高齢者だけでなく、幼児から小中学生といった子どもやその親など様々な年代の方々と触れ合うことができました。実習では、関われる年代が限定していたり、受け持ちの方としか関わることができなかったため、このような多くの世代の方々と触れ合うことができ、とても楽しく、良い経験になりました。 看護医療学科 3回生 菊池 菜那 ご協力いただいた市民のみなさま、アイネットのみなさま、イーデンホールのみなさま、そして学生ボランティアのみなさんに感謝申し上げます。 看護医療学科 助教 中谷香江 【関連記事】 認知症ケアサークルが「2022年度Orange Project®記念式典」にオンライン参加! 2・4回生対象「第18回 基礎看護技術自己学修会」を開催しました!~看護医療学科
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