2016年8月の記事
2016.08.15
御所市連携コミュニティカフェ開催レポートvol.50~「うたごえ」
8月5日(金)、畿央大学と御所市、地域住民との毎週金曜日に開催している「金曜カフェ~つどい~」に参加しました。 毎月第一金曜日の午前中は歌声喫茶「うたごえ」を開催しています。 金曜カフェで一番人気の高い「うたごえ」ですが、約30名もの参加がありました。 昔懐かしい歌を歌いながら足踏みや手拍子、手話の振り付けなどを一緒に行いました。講師の方が、参加者に夏の生き物をたずね、その生き物をもとに替え歌を作りました。虫やカエルなどの鳴き声などのオリジナルの歌詞で、まるで金曜カフェが森の中にあるようでした。 その後、「もしもしかめよ」の歌に合わせて、じゃんけんゲームを行いました。参加した男性陣が、代表で前に出てじゃんけんをし、勝った数を競いました。 一回も勝てなかった人や、5回中4回勝った人など様々でしたが、皆さん終始笑顔が絶えませんでした。 第四金曜日の社交ダンスの先生もされている長村先生はお得意のギターの伴奏で、会場を盛り上げてくださいました。 井上陽水の「少年時代」を演奏していただいた際には、きれいな歌声で、会場全体が魅了されました。 次回は何を歌っていただけるのか楽しみです。 私たち清水ゼミ生が金曜カフェに参加するようになって、日に日に雰囲気に馴染めたかなと感じています。 学生の私たちを快く招いていただき、今ではイベントの参加だけでなく、昼ご飯を一緒に食べたり、談笑したりと、かわいがってもらっています。 先月の29日には、二回目となるボランティアスタッフ会議の司会役として、会議を進行させていただきました。 その中で、私たち学生から提案をさせていただいた、住民主体の方法や多世代での交流の案について、実際に参加している住民の声を聞く大変貴重な体験ができました。 これからの運営について課題はありますが、様々なイベントや会議に参加して、これからの「金曜日カフェ~つどい~」を住民や御所市役所の方々と一緒に考え、作っていこうと思います。 次回の「金曜日カフェ~つどい~」は8月19日(金)で、午前は太極拳、午後からは畿央大学マジックサークルのメンバーによる「マジックショー」があります! お子様も主婦の方も高齢者の方も参加お待ちしています! 人間環境デザイン学科4回生 平井直大
2016.08.09
夏季エコパトロールを実施しました。
本格的な夏の到来とともに、暑さが厳しくなりました。日ごろからエコキャンパス活動にご協力頂き、ありがとうございます。 さて、「エコキャンパスポスター」が一新されました。 今年度は人間環境デザイン学科の学生に協力して頂き、委員の教職員・学生の投票で選出されたのが以下の5作品です。 力作揃いで悩みましたが、わかりやすく印象に残る作品を選定しました。教室によって、いろいろな組み合わせで掲示しています。ご協力頂いた人間環境デザイン学科のみなさん、ありがとうございました! 7月21日(木)から29日(金)に、夏季エコパトロールを実施しました。 エアコン28℃設定へのご協力、無人教室の消灯など、普段は守衛さんに巡回して頂いていますが、この期間はエコキャンパス推進委員会委員の教職員が巡回しました。 ▲教育学習基盤センターの前(エントランスホール)にて。 左から事務局の山田さん、関さん、看護医療学科の大友先生、事務局の金澤さん。緑のタスキをかけて、いざ出発です。 掲示板には、電力使用量がリアルタイムで見えるように設定されています。 ▲各部屋に設置された温湿度計を確認しながら、巡回しました。ほとんどの教室で28℃前後の室温でしたが、一部の教室で低めの温度になっていました。 部屋に入ってすぐは涼しくしたくなりますが、長い時間いると外との温度差が大きくなり、身体への負担が生じます。室温を確認しながら、適切な温度設定を心がけましょう。 先生方の研究室への突撃訪問にも快く(?)ご対応頂き、ありがとうございました。 前期も終盤を迎えています。不要となった書類等はゴミ箱に捨てず、各所に設置されたリサイクルボックスに入れてください。 捨てればゴミ、リサイクルに回せば資源となります。ご協力をよろしくお願い致します。 エコキャンパス推進委員会
2016.08.08
卒業生の研究結果がClinical Rehabilitation誌に掲載されました!
畿央大学大学院健康科学研究科修士課程修了生(理学療法学科3期生)の尾川達也(西大和リハビリテーション病院勤務)氏らは、患者にとって価値のある重要な生活目標を評価し、リハビリテーション目標と関連付けながら治療を進めていく「ライフゴール」という概念を用いることが、入院患者の不安の軽減や治療への参加意欲に効果的であることを明らかにしました。 この研究成果は、Clinical Rehabilitation誌(Short-term effects of goal-setting focusing on the life goal concept on subjective well-being and treatment engagement in subacute inpatients: A quasi-randomized controlled trial)に掲載されています。 なお、本研究テーマである「ゴール設定」に関する研究は、リハビリテーションにとって大変意義があると評価され、Clinical Rehabilitation誌の '30th Anniversary Issue'に掲載されています。 ■研究概要 ライフゴール概念は病気の後遺症などによって変化した環境へ適応していくために、患者が重要としている生活目標を評価して、それをリハビリテーションに取り入れるものであり、心理機能や動機づけへの効果が期待されています。しかし、リハビリテーションで実施している目標設定にライフゴール概念を追加した効果は検討されていませんでした。そこで、研究グループは通常のリハビリテーションに目標設定介入を追加しないControl1群、目標設定介入を追加したControl2群、ライフゴール概念に焦点を当てた目標設定介入を追加したLife Goal群の3群を設定し、ライフゴール概念の短期的な効果を調べました。その結果、ライフゴール概念を追加することで不安や治療への参加意欲により効果のあることを明らかにしました。 ■本研究のポイント ライフゴール概念を取り入れた目標設定を実施することで、通常の目標設定よりも治療への参加意欲に効果があった。 ■研究内容 今回、リハビリテーションで実施する目標設定にライフゴール概念を追加した効果を検討するために、以下の3群を設定しました。 【図1 本研究で設定した3群】 目標設定介入: Goal Attainment Scalingを使用し週1回のフィードバックを実施 ライフゴール概念: 患者のライフゴールを評価しリハビリテーション目標との関連付けを実施 4週間の介入の結果、心理面(不安)に関しては、目標設定介入を追加したControl2群とLife Goal群で不安の軽減が認められましたが、Life Goal群の方がより効果量が大きい結果となりました。一方、治療への参加意欲に関してはLife Goal群が他の2群と比較してより高値を示しており、リハビリテーションの目標設定にライフゴール概念を追加することで治療への参加意欲により効果があることを明らかにしました。 【図2 各群の不安と治療への参加意欲の変化】 HADS: Hospital Anxiety and Depression Scale; PRPS: Pittsburgh Rehabilitation Participation Scale **: P<0.01, *: P<0.05 ■本研究の臨床的意義 今回の結果は、リハビリテーションにおけるライフゴール概念の有効性を示す知見のひとつになるものとして期待されます。今後はより長期的な介入効果を明らかにすることが望まれます。
2016.08.08
「第7回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を開催!~田平研究室
田平研究室(大学院)健康科学研究科修士課程2年、佐藤です。 7月30(土)〜31日(日)にかけて、「第7回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を奈良県の信貴山観光ホテルで開催しました。 今年度は11名(田平教授、在学生3名、卒業生7名)が参加し、2日間で11演題を行いました。また今回は田平研究室念願の女性複数(学部の卒業生と助教の宮本先生)が研究会に参加してくださいました! 毎年他の病院、教育機関からの参加者が現在取り組みんでいる研究演題について話し合い、活発な意見交換を行っています。今回も猛暑の中、避暑地に・・・とまではいきませんでしたが、快適な環境で発表する機会をいただきました。 中でも修士課程2年目、佐藤、右田の研究経過報告に関しては活発なご指導、ご指摘をいただきました。二人とも全体発表に向け、さらなる修正、考察を進めていく次第です! また、今回、田平研究室からはCochran Reviewに採用される研究も投稿されており、日々努力のもと、研究、発表を行い続けることの意義を先輩方に教えていただきました。Reviewに載るきっかけは海外の学会発表であったとのことであり、世界に向け、発信する努力の大切さを認識しました。 来年度は他大学の研究室との合同開催も案としてあがっており、当研究会の益々の盛り上がりが期待されます。自分も微力ながら精一杯努力をしていき、内部障害のリハビリテーションの発展に貢献したいと思います。 健康科学研究科修士課程 佐藤 達也(理学療法学科卒業生)
2016.08.08
「いのち」を守るイベントに参加しました! ~健康栄養学科ヘルスチーム菜良~
こんにちは。8月7日(日)に(*)ヘルスチーム菜良の活動で、さわやかホールで行われた広陵町主催の「いのち」を守るイベントに参加しました。 「いのち」を守るイベントでは「いのち」について学び、考える機会となるような食育コーナーや体力測定、身体測定などたくさんの催しものがあり、ヘルスチーム菜良から5名がスタッフとして参加しました。 ヘルスチーム菜良では、(**)さっとシステムを使って広陵町住民の方々の食事バランスチェックを行いました! (*)ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成され、食育啓蒙活動などを行っています。 (**)さっとシステム…フードモデルを用いて1食分の食事バランスを栄養価で計算し、☆5段階でわかりやすく評価するシステム。 とても暑い中、さっとシステムのコーナーには180名もの方々に来ていただき、たくさんの方と触れ合うことが出来ました。 ↑これがフードモデルです(^^♪ 今回のイベントを通して、食事バランスについて少しでも興味をもってもらい、「勉強になりました」「これから頑張ります」「いつもの食事にこの食品を加えるといいのですね」などの意見をたくさん頂けて嬉しかったです(^-^) 参加された方から、栄養素についての詳しい質問をいただき、健康や栄養に対する関心の高さを実感しました!また、ご質問に対するアドバイスが難しく、自分自身の知識不足に気づき、学びのあるものとなりました。これからもっと知識を深めていこうと感じました。 とても有意義なイベントに参加できてよかったです! 健康栄養学科 3回生 横田 綾乃 吉川衣梨香
2016.08.04
「インテリア設計士2級資格検定試験」に35名が合格!
第56回「インテリア設計士2級資格検定試験」が、本学において7/9(土),7/10(日)の2日間で行われました。 人間環境デザイン学科では、本年度から受験対象学年を3回生から2回生へと繰り下げることになりました。 専門知識がまだ十分ではない2回生にとって、難易度は高まったことになりますが大健闘をしてくれました。 本学で開催して8年目ですが、今までで最も多い37名が受験しました。 その結果、35名もの合格者が生まれ、その合格率は94.6%にのぼります。 ちなみに全国では794名が受験して合格者は603人、合格率は75,9パーセントですから我校の健闘ぶりがわかります。 来年は、昨年同様にまた合格率100%を目指して頑張ります。 ◎合格者は下記2回生35名です。(敬称略) 飯田奈那美・池田一貴・板倉奏美・井上和香・今西一志・宇野瑠莉・大山口有紗・緒方穂南・門野菜奈・神戸未来・岸汰佳良・木原由貴・菰田栞理・酒井幹太・佐川大介・佐竹舞香・清水星花・庄野真理子・田中創・谷口茉侑・友岡耕介・西口侑作・春野やすよ・春花拓海・平井円香・平山真菜実・福永栞・別役潤・前田光貴・前田千央璃・松田千春・松本佳乃・山根寿奈・山村実礼・山本千尋 皆さん、本当におめでとうございました。 人間環境デザイン学科 准教授 加藤信喜 【過去の成績】 2015年度 インテリア設計士2級試験結果 2014年度 インテリア設計士2級試験結果 2013年度 インテリア設計士2級試験結果 2012年度 インテリア設計士2級試験結果 2011年度 インテリア設計士2級試験結果 2010年度 インテリア設計士2級試験結果 2009年度 インテリア設計士2級試験結果
2016.08.03
『福島の子ども保養プロジェクト』に参加しました。
こんにちは。災害復興ボランティアHOPEFULです。 7月30日(土)、奈良コープさんが主催する『福島の子ども保養プロジェクト』に、部員12人で参加させていただきました! まず、保養プロジェクトについて説明したいと思います。 保養プロジェクトとは、福島県では、今も放射能被害や、それによる精神的不安などが続いています。そこで、この夏休み期間に、福島のご家族を奈良県へ招待し、“心も体もリラックスして過ごして頂こう”というプロジェクトです。 活動としては、奈良ロイヤルホテルで1時間をお借りして、子どもチームと大人チームに分かれてレクリエーションをさせていただきました。 各レクリエーションを、2人ずつで担当して進めていきました。 【子どもチーム】猛獣狩りゲーム → オニのパンツ → ジェスチャーゲーム → じゃんけん列車 【大人チーム】後出しじゃんけん → 人間知恵の輪 → 線路は続くよ → 言うこと一緒、やること一緒 今回司会をしてくれた、1回生の福塚祥子さん、橋本唯さん、落合玲央くんに参加した感想を聞いてみました! 大人チームということで、レクリエーションも簡単すぎず、かつ、皆が楽しめるものを選ぶのはなかなか難しかったです。また、今回司会もさせていただいて、進行が上手くいくのか、HOPEFULの活動内容をきちんと伝えることが出来るのかなどが不安でしたが、上手く進み、レクリエーションも楽しかったと言ってもらえて、とても嬉しかったです。 また機会があれば参加したいです。 現代教育学科1回生 落合 玲央 今回子どもチームに参加させていただきました。子どもたちは最初、少し緊張も見られましたが、レクリエーションをしていく中で、緊張もほぐれ、元気いっぱい楽しんでいる姿を見せてくれました。1時間という短い時間でしたが、子どもたちの楽しい思い出の1ページになったのではないかと思います。子どもたちの元気な姿から、私たちも本気で楽しむことができ、貴重な経験をさせていただきました。震災から5年経過しましたが、これからもそのことを忘れることなく、笑顔で毎日過ごせるようにできることを少しずつでもしていきたいと思います。ありがとうございました。 現代教育学科1回生 橋本 唯 今回初めて子どもたちの前に立つということで、どういう風にしたら興味をもってくれるだろう、理解しやすいだろうとたくさん考えました。至らない部分がたくさんありましたが、先輩たちの助けのおかげで無事に終わることが出来てよかったです。今回の経験は、将来、保育者を目指す私にとってとても勉強になりました。先輩や他の同回生の子たちともたくさん話せ、時間を共有でき、良かったです。また、ボランティアに参加したいと思います。ありがとうございました。 現代教育学科1回生 福塚 洋子 活動後に参加者の皆さんからたくさんの「ありがとう!」「楽しかった!」などの嬉しいお言葉をもらいました。ボランティアをするたびに出会う人との“つながり”を大切に、これからも頑張っていきたいと思います。 HOPEFUL 広報 中津美穂
2016.08.02
運動器リハビリテーションセミナー「上肢・体幹編」を開講しました。
7月24日(日)、運動器リハビリテーションセミナー上肢・体幹編を開催いたしました。 全国各地から、臨床現場で活躍されている先生方75名が参加され、初夏の熱い日差しに勝るとも劣らない熱量で熱心に受講いただきました。 上肢・体幹編では、肩関節、肘・手関節、腰椎・骨盤帯を対象部位として、本学理学療法学科より福本先生と瓜谷先生、健康科学研究科修了生で他機関にて活躍されている粕渕先生と山野先生が、運動療法の基礎と国内外の研究動向や自身の研究知見などをご紹介いたしました。 今回取り扱った内容はスポーツや産業理学療法、運動器障害と呼吸器系・泌尿器系の機能障害との関連など、非常に多岐にわたるものでした。 講座で紹介した内容が、従来の理学療法の枠組みを超えて理学療法学を応用的に実践していくきっかけとなれば幸いです。 次回は10月30日(日)に「下肢編」を開催します。 多くの皆様のお越しをお待ちいたしております!!
2016.08.01
ハンセン病療養所長島愛生園を見学~看護医療学科
看護医療学科4年次生開講科目(保健師科目)「健康学特論」においては、「マイノリティの健康」と題し、昨年に引き続き、ハンセン病を中心として学んでいます。 7月25日(月)には、岡山県瀬戸内市にある国立療養所長島愛生園歴史館の学芸員である田村朋久さんを大学にお招きし、当科目と2年次生開講科目「地域看護学概論」との合同講義として「ハンセン病問題から学ぶ」と題してお話を伺いました。 4年次生はその後2日間にわたり小グループに分かれ、グループごとに異なるテーマで事前学習を行い、全体で学習の成果を共有しました。 7月27日(水)は私たちが長島愛生園に訪れ、様々なお話を伺い、そして体験しました。8時に大阪市内を出発し、観光バス3時間と少し。瀬戸内海の長島という島に到着しました。今は橋が架かっていますが、30年近く前までは架かっておらず、文字通り「隔離された島」だったわけです。 長島愛生園歴史館では、ハンセン病の歴史、当時の様々な展示品を見ることにより、学生たちも「想像を超えた苦しさがあったのではないか」「世間の差別はこれほどまでにひどかったんだ」との声をあげていました。 また、今年は岡本悦子看護部長のお話を伺うことができました。長島愛生園看護部のケア体制とその内容について、素晴らしいお話を伺うことができました。ハンセン病はもちろん治癒していますが、末梢神経を中心に後遺障害をお持ちの方が多いので、そのケアについて、興味深く聞くことができました。また、「看護者の倫理綱領」に基づいた看護への信念を伺うことができ、とても勉強になりました。学生たちも、同じ看護職者のお話に真剣に聞きいっていました。 その後の園内の見学では、暑いさなかではありましたが、歴史館学芸員の田村さんにご案内いただき、昨年と同じく、収容桟橋、最初の収容施設(回春寮)、納骨堂へ行きました。学生たちも当時の建物の中に入り、言葉では言い表せない気持ちだったようです。また、その道すがら、学芸員の田村さんにも積極的に質問を行っていました。納骨堂では、地域社会に帰ることなくお亡くなりになった方々に対し、皆で手を合わせました。 研修の最後には、長島愛生園入所者自治会執行委員の川北為俊さんのお話を伺うことができました。川北さんには、今までのつらい体験を含め、いろいろお話しいただきました。「社会的入院(この場合には入所)」はなぜ起こるのか、他の看護学領域でも習うことですが、偏見や差別がまだまだあることを痛感させられました。 療養所に行った翌々日、授業の最終日には、奈良県出身の映画監督である河瀨直美さんが監督され、昨年公開された映画『あん』を鑑賞しました。これはハンセン病が題材になっているもので、療養所に行った直後にこの映画を観ることで、より大きな共感を得ることができました。学生も「何も悪いことをしていないのに差別と偏見にさらされることの不条理さ」、「人間らしく生きる意味」、「正しい知識・理解の必要性」について、その後のグループディスカッションでもかなりの時間をかけて意見を交わしました。 この科目は、7月下旬に集中して行われましたが、ちょうどその時期に神奈川県相模原市の障害者施設において痛ましい事件が起こりました。ディスカッションの中でも、障がい者を含めたマイノリティの人権、健康、そして生命を深く考える機会にもなりました。ハンセン病回復者も障がい者も、外国人も健康な人々も、全て尊い命。看護職者として、どう寄り添っていくか、熱い議論が交わされました。この問いは、卒業した後もきっと考え続けてくれることでしょう。 このように非常に有意義な研修をすることができました。この場をお借りして、長島愛生園の田村さま、森さま、岡本看護部長、入所者自治会の川北さまをはじめ、長島愛生園のみなさまに厚くお礼申し上げます。 看護医療学科 准教授 文鐘聲 【昨年の国立ハンセン病療養所訪問関連の記事】 2015/10/19 「ハンセン病療養所訪問学習を通しての学び」報告会を開催しました。~看護医療学科 2015/09/02 看護医療学科4回生が国立ハンセン病療養所を訪問~学生レポート「健康学特論」 2015/08/26 看護医療学科4回生が国立ハンセン病療養所を訪問(2日目)!~「健康学特論」 2015/08/26 看護医療学科4回生が国立ハンセン病療養所を訪問!~「健康学特論」
2016.08.01
第14回畿央祭実行委員Blog vol.5~統括からのメッセージ2!
こんにちは! 第14回畿央祭の統括を務めさせていただくことになりました、前田千央璃です。 各部署夏休みの活動日程も決まり、畿央祭実行委員が動き出しつつあります。 また以前もブログで記載したように今年も、もーちゃんさんにつなぎの背中のデザインを依頼させていただきました!そしてそのデザインがついに完成しました!とても力強く、文も今回の「頂」にぴったりの内容になっていて、さらに本番の待ち遠しさが増しました! 今回は、畿央祭実行委員にたくさんの学生が参加しており、その分まとめることも大変だと思いますが、頑張りたいと思います!実行委員長、副実行委員長達のサポートも精一杯させていただきたいと思います(^^) 先輩達が作り上げてこられた良い所はたくさん引き継ぎ、伸ばせるところは伸ばし、去年の畿央祭を超えるような気持ちで挑みたいです! よろしくお願いします! 健康科学部 人間環境デザイン学科2回生 前田 千央璃 ↓昨年度の畿央祭の様子は畿央大学公式YouTubeチャンネルからご覧いただけます! 学生たちが作りあげる学園祭「畿央祭」ってどんな感じ?
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