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畿央の学びと研究

2016.09.26

通学路のクリーン活動ボランティア(KCV53)が100回を迎えました!

大学最寄りの「五位堂」駅から大学までの通学路のゴミ拾いをする活動で、毎週金曜の朝、通学時に人間環境デザイン学科の加藤先生と学生数名で行っている活動が、KCV53です。 Kは畿央大学・広陵町・香芝市の頭文字をとってK。Cはクリーン活動。Vはボランティア。53はゴミで、合わせてKCV53となります。   第1回目の活動は、2014年の5/30(ゴミ0の日)にスタートしました。第100回目は記念すべき特別な日ということで、加藤プロジェクトゼミ生12名が参加して、9/23(金)の13時から盛大に行われましたので、報告させていただきます!     ▲オリジナルゴミ袋とマイトングを持参して、さぁスタートしますよ!       ▲駅周辺では数歩でゴミに遭遇し、なかなか前に進めません!   100回もゴミ拾いするとゴミの傾向がわかります。皆さん、数あるゴミの中で何が1番多いと思いますか? もちろん統計などとっていませんが、1位=タバコの吸い殻、2位=ペットボトル、3位=空き缶と続きます。雨の日の後などは壊れた雨傘が落ちていたりと、困ったものです。毎週KCV53活動をしていても次週には必ずゴミは落ちていて、我々の活動をアテにしているかのように原因をまき散らしてくれます。       ▲(左)骨の折れた傘も捨てられていました。       ▲落とし物と間違うぐらい大きな袋のゴミも落ちています。   以前、冬木智子名誉学長先生が畿央大学を「うちの大学」と言えるかどうか・・・そのような内容のことをおっしゃったと記憶しています。それならば「うちの通学路」を美しくすることは大事なことだと思っています。イチロー選手の大リーグ通算安打記録は今年3000本を超えましたが、せめてその1割の300回まで続けられたらと願っています。とりあえず次の目標は200回です。     ▲ゴミ袋がいっぱいになるまで清掃して、清々しい気持ちで午後の授業に向いました。   ちなみに、通常のKCV活動は、毎週金曜日の午前8時に五位堂駅をスタートしています!学生の皆さん(教職員は対象外)、今後ともご協力をお願いします。    人間環境デザイン学科 准教授 加藤信喜

2016.09.26

卒業研究で女性向けパンツを共同開発!~理学療法学科 瓜谷ゼミ

9月15日(木)、卒業研究で機能性を持たせた女性用のパンツの開発に携わらせていただけるということで、ゼミを担当していただいている瓜谷先生と神戸市にあるアパレルメーカー、株式会社バリュープランニングにお伺いしました。     この会社では、アパレルの中でも「パンツ」に特化し、生地から商品化までのすべての段階を自分たち自身でとことんこだわりぬくことで、機能性・デザイン性ともに最高品質の商品を作っておられました。   そんなValue Planningさんとわたしたちが今回共同研究として提案することになったのは、骨盤ベルトの機能を持たせたパンツです。一見普通のパンツに見えても履くだけで楽に美しく歩けるようになるという嬉しいパンツを目指して、今回私は、腰痛の原因として考えられることや、どの位置にどれほどの圧をかけるとよいかなどの先行研究をまとめたものを、Value Planningの担当の方々の前で発表させていただきました。そしてそれをもとに、開発中のパンツで検証していくべきところを話し合い、明確にしていきました。     また、実際に良いパンツを作るために工夫された社内を見せていただき、肌でこだわりを感じることができました。     全く異なる2つの職種が1つのゴールを目指す貴重な機会に、今回卒業研究として参加させていただくことをうれしく思います。Value Planningの方々とお会いできたことで、最高の商品を作るために力になれるよう、改めて努力したいと思います!     理学療法学科3回生 北村 葵 【関連記事】 理学療法学科教員が衣料品メーカーと商品開発の共同研究!  

2016.09.21

「東アジア・サマースクール2016」参加レポート!

奈良県ではグローバルに活躍する人材を育成することを目的として「東アジア・サマースクール」が開催されています。 今年度の「東アジア・サマースクール」は、平成28年8月18日(木)~30日(火)の13日間にわたり奈良県立大学を中心会場として実施され、本学からは教育学部現代教育学科4回生の中村祥子さんと同学科2回生の加田翔太さんが参加しました。   東アジアから来日した学生達と奈良県内の学生が共に学び、グループ討議をしたのちに成果発表を行うなどして、相互交流を深めました。参加学生は「このスクールを通して多くのことを得ることができた」「東アジアとのつながりを感じられた」と有意義な13日間を過ごし、成長を感じることができたようです。次世代を担う未来のリーダーとなることを期待しています。    ▲フェアウェルパーティ(8/29)に冬木学長先生が来てくださいました。   参加した学生からのコメントです。   «現代教育学科4回生 中村祥子» 奈良市で開催されている「東アジア・サマースクール」に参加してきました。サマースクール期間中は奈良市内のホテルに宿泊し、今回は日本、中国、韓国、台湾、ベトナム、モンゴル、アメリカ、オーストラリアの国からの44名の参加者と日本語で共に学習をしました。私たちのグループは、歴史分野のグループで「中国・韓国・日本の今日の仏教」というテーマで、サマースクールに参加している中国人、韓国人、日本人にアンケート調査を行ったり、奈良県立大学の図書資料を使用したりしてパワーポイント作成や、発表原稿作成に取組みました。グループのメンバーが中国人2人、韓国2人、そして日本人の私の5人構成でしたので、グループディスカッションでは、宗教はもちろん、中国や韓国の日常生活について多く話を聞くこともできました。 このスクールを通して多くのことを得ることができました。講義の質疑応答の時間には、涙を流しながら自分の国や地域について話をしたり、それを聞いて深く考えたりする時間がありました。東アジア各国の友人と、それぞれの国交について本音で会話をすることで、これからの東アジアがまた世界各国がどうなっていけばよいのかをみんなで一緒に考えました。私は、友達ができたからこそ日本だけではなく他の国を自分事として考えることができるようになったと感じています。そして、このスクールは東アジアの多くの国について興味を持つきっかけになり、それぞれの国の友達の文化や言葉をもっと理解して、今後も交流を続けていきたいと考えています。 このスクールでの学びや、できた友人は、私にとって一生の財産です。     «現代教育学科2回生 加田翔太» 今回「東アジアの可能性」というテーマで全8か国、44人の受講生で講義を受け、ディスカッションを行い発表したり、橿原考古学研究所や東大寺などに視察に行きました。ディスカッションではグループごとにその日の講義内容について思ったことを共有しあい、与えられたテーマについて討論し発表しました。 視察では普段は入れない場所を見学し、様々なことを説明いただき、とても勉強になりました。初日のオリエンテーションで話す機会が多くあり特に距離が縮まりました。期間中の夕食は様々な受講生と食事に行き、距離がどんどん近くなり、自由時間も会話が絶えない有意義な時間を過ごすことができました。 そういった環境で感じたことがあります。参加者同士で様々な話をしましたが、それぞれの考え方や思っていることは違います。ですがその中にも共通点があり、同じことを思っていることはたくさんありました。今回のテーマである「東アジアの可能性」は小さな共通点から広がっていくものだと私は思いました。 このスクールは学びだけではなく東アジアのつながりを感じられるものとなっています。興味のある人は、来年に是非参加してみてください。  

2016.09.20

同窓会&ラボ学会レポート~理学療法学科瓜谷ゼミ+裏瓜谷ゼミ同窓会!

新しくゼミ生が決まり、ますます活気づいている瓜谷ゼミです。9月2日(金)には、今年も瓜谷ゼミ・裏瓜谷ゼミの同窓会兼ラボ学会を開催いたしました。年々参加者も増加しており、今回はついに総勢30名以上の会となりました!     例年は年末にメンバー自身が発表を行う形式をとっていましたが、今回は初めて外部講師をお招きしてのラボ学会の実施となりました。それも講師は新潟医療福祉大学大学院の亀尾徹先生!亀尾先生は、瓜谷先生とともに日本理学療法士協会徒手理学療法部門や日本徒手理学療法学会に所属しており、日本の理学療法におけるクリニカルリーズニング(臨床的推論)教育で第一人者です。今回の会は瓜谷先生の直接交渉により実現していただきました。   参加者だけでなく講師まで(水ではなく)ビールを呑みながら講演が進み、雰囲気としては「亀尾先生による贅沢なディナーショー」のようでした。なお、講演のテーマは「あなたはPeripheralist? Centralist?」。痛みや問題になっている部位だけを局所的に見るセラピストか?それとも患者さんの病変部部位だけでなく全人的に診ることができるセラピストか?という切り口で、亀尾先生のこれまでの経験、考え方などが盛り込まれた内容は参加者より大好評のうちに終えることが出来ました。     当然その後は懇親会、いつものバーでの2次会へと発展し、亀尾先生にも日付が変わるまでお付き合い頂きました。     いつもと形式は違いましたが、今年の同窓会でも現職者・学生・外部の方など、縦・横の繋がりを増やし、深められる瓜谷ゼミはならではの会となりました。今後も瓜谷ゼミでは、飲み会から恒例の沖縄旅行まで、たくさんの会を開催予定ですので、今回来られなかった方も参加をお待ちしています!!     ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。 詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。

2016.09.20

イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.9

9月3日(土)から9月23日(金)にかけて、9名の畿央生がイギリスのカンタベリーでの短期語学留学プログラムに参加しています。留学も折り返し点を過ぎました。当初は違い環境での生活や英語に苦労していた学生たちも少しづつ慣れ、イギリス生活を楽しむことができるようになっています。 学生からのレポート、第9弾です!     まず初めに私がこの留学に参加しようと思った理由は、海外の慣習や文化を感じることで多くのことに寛容になれると思ったからです。はじめは不安がありましたが、ホストファミリーはとても親切で海外での生活に馴染めるよう気を遣っていただいたおかげで上手く馴染めることができました。   イギリス(海外)に滞在することで様々な違いや日本との違いを感じています。それは食生活、学校生活、建造物など様々な面にわたります。   食生活に関して言えば、主食が全く違うものなので、とても驚かされました。食事の場面でのマナーでは(ホームステイ先にイタリアの方も住んでいるのですが)テーブルからものを落としたとき、イタリアでは拾ってはいけないと聞いて食事マナーでも大きく違うのだと驚きました。   学校生活では、授業の形式の違いが大きく心に残りました。参加したコンコードインターナショナルでの授業はディスカッション形式であり、生徒が積極的に授業に参加できる形式となっていました。まず生徒に題材に興味を持たせるために、まずその話題について考えさせて授業に入りやすくしているのがとても興味深かったです。例を挙げれば、今世界で問題となっていることを授業で取り上げる場合には、まず生徒に今自分の国で多くの話題を呼んでいる問題を5つ挙げさせ、そのあと2人ペアでその話題について話し合わせた後、本格的な授業に入っていきました。 アクティブラーニングについて何度か調べる機会がありましたが、まさにアクティブラーニングが取り入れられている状況でした。言語の違いこそありますが授業形式に関しては日本で取り入れるべきことが多くありました。今回感じられたことを教師になった時に生かしていこうと考えています。 海外の人は個人を大切にしている、とも感じました。誰かが発言しようとした際には相手の話を聞く姿勢を取り、自分が発言する際には自分が言いたいことが伝わるまで諦めない姿勢が見られました。   日本に帰っても他の国の人から学んだ姿勢を実践し続けたいです。特に他人の意見に耳を傾けることは大切にしていきたいと思います。「しゃべっているときに相槌を打ってあげるだけで相手が意見を言いやすくなる」ことを発言する側として経験したので、今度はそれを話を聞く側として実行していきたいと思います。   英会話のスキルを身につけると多くの人とコミュニケーションが取れるとわかったので、今後も力を入れていきたいと考えています。学習の方法も、今までとは違う形にも目を向けたいと思います。   現代教育学科1回生 西倉慧

2016.09.20

イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.8

9月3日に始まったイギリスの短期語学留学も折り返し点を過ぎました。当初は違い環境での生活や英語に苦労していた学生たちも少しづつ慣れ、イギリス生活を楽しむことができるようになっています。 学生からのリポート、第8弾です!   私は人前に出て自分の意見を発表したりするのが苦手でした。「少しでもそんな自分を変えたい!」「海外での生活を経験してみたい!」という思いから、短期語学留学への申込みを決意しました。 海外での生活は予想以上に大変で、学校でも家でも英会話なので自分の伝えたいことはなかなか伝わらないし、相手の伝えようとしていることはなかなか理解できないし…という毎日でした。それでもなんとかして伝えてコミュニケーションをとらないといけないのがとても大変でしたが、いい経験になったと思います。 海外の人たちはみんなとても優しくて、私が何か言おうとしたら必死に理解しようとしてくれるし、私が理解できていない時は、なんとかして分かり易く説明してくれました。その様子を見て私も一生懸命伝えようと努力することが出来ました。 学校に通い始めた初日はホームステイ先の人から聞いた情報だけを頼りに1人でバスに乗って学校に行くのも不安でした。帰りもバスを間違ったり、道が分からなかったりパニックだらけでしたが、周りの人にたくさん聞いてなんとかホームステイ先に帰ることが出来ました。今までの自分は1人で何かすることをいつもためらっていて挑戦することも怖かったのですが、今回の経験を通して「1人でも必死になれば出来るんだ!」と実感することが出来ました。 学校の授業は簡単でしたが、何を言っているのか聞き取れないし、自分の考えを伝えられずに苦労しました。他国の人たちは文法的に少し間違いがあっても堂々と発言していて、私たちに足りないのはこの力なのだと実感しました。私は文法を正しく使わないといけないとか、どの単語を使ったらいいのかなど、発言する前に色々考えてしまって結局話が進まないことがたくさんありました。間違いを意識しすぎることよりも、積極的に発言していくことが大事なのだと学びました。 2週間にわたり語学研修をして、最初よりもだいぶ聞き取れるようになったし、下手な英語だけれど少しずつ自分の意見を伝えることが出来るようになりました。     ホームステイ先には2歳の女の子と5歳の男の子がいて、とても可愛かったです。ホームステイ初日は日本のお菓子や折り紙、甚平を持ってきていたのでそれを渡しました。甚平を着せたり、折り紙を折ったりするととても喜んでくれて良かったです。たくさん遊んで体力的には結構しんどかったですが、簡単な英語を喋ってくれるのでいいリスニングの練習になったし、私も楽しかったです。ごはんも毎日美味しいし、色々質問してくれたり、とても素敵なホームステイ先でした。何よりも1番驚いたのはお父さんがとても頻繁に家事を手伝っていたことです。何かのデータで外国の男性は日本人の男性よりも家事を手伝うと書いていたので知ってはいましたが、実際に見てみるとこんなにも積極的に手伝うのかと驚きました。とても素敵な文化だなと思いました。   最初は本当に帰りたくて仕方がなかったけれど、2週間終えてみて、一番に感じることは「とても楽しかったし、これからの自分にとっていい経験になった」ということです。大変な思いや辛い思いもしましたが、本当に来てよかったと思っています。   現代教育学科1回生 上村樹奈   【関連記事】 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.7 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.6 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.5 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.4 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.3 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.2 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.1

2016.09.17

理学療法学科 海外インターンシップ in 台湾 vol.4~日本に戻って報告会を開催!

今年度よりスタートした理学療法学科の海外インターンシップ。3回生16名が9月8日(木)から13日(火)の日程で台湾の国立台湾大学と中国医薬大学に出向き、色々な活動を行ってきました。 帰国後に開かれた報告会のレポートが届きました!   9月13日(火)-14日(水) 9月13日(火)、台湾では台風が接近中でしたが、どうにか無事日本に19名全員が到着しました。     そして、帰国した翌日には畿央大学で海外インターンシップの報告会を行いました。 当日9時に集まり、報告会の最後の準備です。ぎりぎりになりましたが、何とか報告会開始の11時に間に合わせることができました。     最初に今北先生からのあいさつがあり、学生の発表に移りました。現地で学んだことを生かして、最初は英語であいさつ!     発表内容は台湾に行くまでの準備、英語の練習の様子から始まり、台湾の理学療法や訪問させていただいた国立台湾大学や中国医薬大学の特徴など、多岐にわたりました。     お世話になった方々にお礼の言葉を述べ、学生からの発表は終了となりました。 最後に健康学部長の金子先生にコメントをいただきました。 『他を見て自分を知るというのは素晴らしいことです。これからもこの取り組みが続けられるようにしていってください。』という力強いお言葉が特に印象に残りました。     来てくださった皆さん、ありがとうございました!この報告会に参加して、もしくは私たちからの直接の感想を聞いて海外インターンシップに興味を持ち、来年以降に参加したいと思う学生がいてくれると嬉しいです! 最後になりましたが、今北先生、松本先生、宮本先生をはじめ、この海外インターンシップ開催にご協力頂いたたくさんの方々、本当にありがとうございました。皆さんのおかげで私たちは、学生のこの時期に素晴らしい経験をすることができました!   理学療法学科3回生 喜多郁果 ▼平成28年度海外インターンシップ 参加学生・教員   【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ in 台湾 現地レポートvol.3 理学療法学科 海外インターンシップ in 台湾 現地レポートvol.2 理学療法学科 海外インターンシップ in 台湾 現地レポートvol.1

2016.09.16

イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.7

9月3日から始まったイギリスの短期語学留学も折り返し点を過ぎました。当初は違い環境での生活や英語に苦労していたみんなも少しづつ慣れ、イギリス生活を楽しむことができるようになっています。日本とは全然違う環境でこそ学ぶことのできる様々なことを日々吸収しています。 学生からのリポート、第7弾!   こんにちは、現代教育学科一回生の長谷和樹です。短期語学留学inイギリスで気づいたこと、感じたこと、日本との違いについて話したいと思います。 まず、街がめちゃくちゃオシャレです。イギリスの方は地震が日本と比べると圧倒的に少ないのでこっちの建物は耐震性よりもデザイン重視なんだなと純粋に思いました。僕らが通っているConcord Internationalが部屋数はなかなか多いのですが、階段がめちゃくちゃ急であったり、教室の地面が傾いていたり、扉がしっかり閉まらなかったりと、日本の学校ではあり得ないなと思いました。しかし、勉強には支障がないのでこれもアリかなと思いました。     勉強に関して、日本との一番の違いは、先生がとても明るく、参加型の授業であることです。参加型なので、おいてきぼりにされないようにみんなが必死に先生の話を聞くし、自分の意見を存分に発言できるので、受けていてとても楽しいし、時間が経つのがあっという間でした。授業では、色々な国から来た人達としているので、同じ英語を話していても、母国語のなまりが入り、イタリアの人だとやたら舌を巻くような発音であったり、アラブ系の人だと、とても早口なので聞き取ることが初めはとても難しかったです。今でも苦戦していますが… 食べ物に関しては、留学前にイギリス料理は…という変な先入観があって、とても恐れていました。しかし、実際ホームスティ先で出される料理はとても美味しいです。これも先入観なのですがフィッシュアンドチップスばかり出されると思っていたのですが、ホームスティ先の人に聞くと『作らないよ』と言っていたのでとても驚きました。他にも、紅茶ばかり飲んでいるイメージと思っていたら、『コーヒーの方が最近は好きだよ』と言っていて、実際に朝食でよくコーヒーを飲んでいたのでとても興味深かったです。 ホームスティ先の人が幸運にもとても優しい方で、昼ごはんを作ってくださったり、一度だけですが、アラームをかけ忘れて爆睡していた僕を起こしに来てくださったりと、自分を孫のように扱って頂いています。その優しさに甘えすぎないように気をつけたいです。。。 イギリス語学留学を一週間経験して、何よりも『笑顔』が一番大切だと僕は思いました。笑顔があれば、たとえ言葉が通じなくても助けてくれるし、第一印象が笑顔が素敵な人だと、誰もその人を敵にしようなどとは思わないでしょう。 イギリスに来てから、道端で見知らぬ人とすれ違っても、こちらが笑顔でいるとそれに応えてくれるし、笑顔でいるといい扱いをされるのでとてもいい文化だなと思いました。 高橋優さんの福笑いという曲の歌詞に 『きっとこの世界の共通言語は、英語じゃなくて笑顔だと思う。』 という歌詞があります。僕はこの歌詞の意味を実際に経験を通して感じることができてとても嬉しかったです。笑顔が一番のコミュニケーションだということ。この留学で学んだ一番のことだと思います。   現代教育学科1回生 長谷和樹

2016.09.16

イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.6

9月3日から始まったイギリスの短期語学留学も折り返し点を過ぎました。当初は違い環境での生活や英語に苦労していたみんなも少しづつ慣れ、イギリス生活を楽しむことができるようになっています。日本とは全然違う環境でこそ学ぶことのできる様々なことを日々吸収しています。 学生からのリポート、第6弾!   まず初めに、私が留学を決意した理由について述べます。留学を決意した一番の理由は、自分自身を変えたいと思ったからです。私は、普段周りの目ばかりを気にして、自分の意見が言えなかったり、人前で話すことが苦手でした。でも、この留学をきっかけに積極的に人前で話せたり、何か自分自身を成長させてくれるきっかけになるのではないかと思い参加しました。また私は、英語を学ぶことが好きなので、で少しでも英語を話せるようになりたいと思い参加しました。次に、イギリスでの生活、学校での勉強、ホームステイ先での生活の三点について述べていきます。 イギリスの気候は、私が想像していたよりも暖かく、驚きました。私は、日本よりも寒い国だと思っていたので、厚手の衣服を用意してきましたが、予想以上に暖かく、服装に困ったりしました。また、イギリスは、気候が変動しやすいので常に折り畳み傘を常時したりしていました。 私の授業のクラスは、日本人3人、サウジアラビア人5人、イタリア人2人、中国人1人の合計11人クラスです。生徒は、学生だけでなく、色んな年代の人がいました。最初は、全員の名前を覚えるのが難しく、大変でしたが、毎日顔を合わせ、話していくうちに覚えるようになりました。授業内容は、あるテーマについて話し合ったり、配布されたプリントをしたり、CDを流して情報を読み取ったりしていました。授業は、午前と午後の授業があり、午前の授業は、90分ごとに2つの授業に分かれていました。両方の先生共に優しく、丁寧に英語を教えてくれました。 私のホームステイ先は、学校から歩いて30分ぐらいの場所にあり、ホストマザーとイタリア人2人の合計4人で暮らしています。初めてホストマザーに会った時、彼女は、温かく迎え入れてくれました。彼女と話しているとホームステイを受け入れて約30年になり、受け入れた人数は数え切れないと言っていました。私が一番ホームステイ先での生活で驚いたことは、洗濯を1週間に一度しかしないという事です。日本では、ほとんど毎日洗濯するのが当たり前です私のホームステイ先では、1週間に一度しか洗濯しません。また、私のホームステイ先では、食事の時間がそれぞれ決まっていて、朝食7:30、夕食17:30と定められていました。私は、夕食の時間の早さに驚きました。初めの頃は、夕食の時間に慣れず、あまりお腹が空いていない状態で食べていたので、気分が悪くなったり、夜にお腹が空いて起きたりと大変でしたが3日を過ぎると慣れていきました。家に居る時は、できるだけホストマザーと話すように心がけ、より多くコミニュケーションをとるように心がけました。ホストマザーとの会話は、英語上達に繋がるのでで積極的に自分から質問したり、話しかけたりしていました。   留学することは、その国の文化、歴史、生活について学べることができるのでとても良い経験になると思います。私自身、初めて留学を経験していますが毎日が発見の連続でとても興味深かったりもします。この留学で少しでも自分自身が変われたらいいなと思います。今後も英語を含めさまざまな事を学んでいきたいと思います。 看護医療学科2回生 南野 愛

2016.09.16

イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.5

9月3日から始まったイギリスの短期語学留学も折り返し点を過ぎました。当初は違い環境での生活や英語に苦労していたみんなも少しづつ慣れ、イギリス生活を楽しむことができるようになっています。日本とは全然違う環境でこそ学ぶことのできる様々なことを日々吸収しています。 学生からのリポート、第5弾!   この1週間ほど、学校に通い続け、そしてイギリスの街を探索し続けて感じたことを、これを読んでくれている人たちに伝えたいと思う。 まず初めに、今回の留学を、英語力不足を理由に断念した人たちに伝えたいと思う。自分も、今回の留学が始まる前までは自分の英語力で通用するのかと心配していたのだが、こんな心配は学校に通い始めてすぐに吹き飛んだ。なぜなら、学校で自分と一緒に学習する他の国からの留学生たちもまた似たような悩みを抱えているからである。それもそのはず、この学校の生徒たちは自分も含めて「英語を今よりもっとうまく使えるようになりたい」と思って集まっているのであり、それを迎える先生方やホームステイファミリーもそのことを理解してくれているからだ。そんな中で自身の英語が通じるかが心配で押し黙ったままでは意味がない。単語を並べただけでも文法に誤りがあってもいい。とりあえず発言する。これさえできれば悩みを掃うどころか上達という成果を得ることもできるだろうと感じることが出来た。だから是非とも挑戦してほしい。   (コンコルドインターナショナルスクール)   次に、1週間イギリスを探索して感じたことを伝えたいと思う。イギリスと日本、どれだけ距離の空いた国であっても、生活の基本部分には共通していることがいくつもある。学校や駅、マクドナルドをはじめとした飲食店、衣料品などのタグ、変わったところでは観光地のガイドマップでもいいから周りの情報に目を片端から目を向けてほしい。すべて、日本語が英語に入れ替わっただけで、そこに必要な情報はすべて乗っている。中学レベルの語彙があれば、断片を読み取り、そこからどの部分にどの情報があってどの単語がどんな役割を果たしているのかを推測することが出来るだろう。そして推測できたら近くの職員に聞いてみるといい。例えば学校の掲示板から近くイベントがあるらしいことを推測したとする。そこで教員に「今度イベントがあるの?」と簡単な単語を並べただけでいいから尋ねてみる。そこでYesと返事がきたら「いつ」とか「どこで」ということを聞いてみて、Noと返ってきたら先に正答をもらってから掲示板にもどりもう一度推測して、再度確認しに行く。このとき、「もっとゆっくり話して」や「もう一回言ってください」は何度使ってもいい。とにかくこの一連の流れで正しい情報を得られたならば、生活していくのに必要な英語のスキルを得ることができたということになる。初日と二日目にこれを試して以降、英語で書かれたいろいろな情報がスッと頭に入ってくるようになり、ちょっとした達成感とやっていけるという自信を得た。   最後に、どうしても伝えたいことは、会話が大切だということ。先にも書いたが、推測して、それを聞いてみるところまでいって初めて生活に役立つレベルになる。右も左もわからない状態で、英語を使って一から情報を引き出すという経験は日本に居てはできない。ぜひ、次の機会には留学をしてこの方法を試してみてほしい。   現代教育学科2回生 中川雄太