2024.07.03
「障がい児の愛着形成支援」について研修会を開催!~看護実践研究センター
看護実践研究センター地域包括ケア部門は、乳幼児から高齢者までの看護分野における連携および他職種との連携と協働からのケアシステムおよびケアのあり方を探求するとともに、それらに関連する情報を提供し、健康増進に寄与することを目的とした研修会や事業活動をしています。
看護実践研究センター地域包括ケア部門は、母子分野の事業活動として、「安心感の輪子育てプロジェクト」を展開しています。
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そのプロジェクトの一環として、6月28日(金)に奈良県社会福祉総合センターで開催されました、令和6年度奈良県児童福祉施設連盟職員研修会で「障がい児の愛着形成支援」の講師として看護医療学科の田中と前田が参加しました。児童養護施設、児童自立支援施設、乳児院、福祉型障がい児入所施設、医療型障がい児入所施設、児童発達支援センター等の職員37名のご参加がありました。
研修会では、安心感の輪子育てプログラムを用いた愛着についての説明、今までの科研費の研究で明らかになった障がい児の愛着形成支援についてお話しし、子どもとの遊びの場面でのかかわり方についてロールプレイを実施しました。
事前質問では、「他人とのコミュニケーションを取りにくい、障がいのある子の“愛着形成”ついて」「定型発達児と障がい児の“愛着形成”の違いは何か」「重度の障がいの子どもと関わっていますが、感情等の表出が少ない重度の障がいの子どもでも、毎日関わっていたら“愛着形成”はできていきますか」など様々な疑問の声をいただきました。
終了後のアンケートから、「愛着形成支援の5つのポイントや、ロールプレイが役立ちそうです」「ロールプレイを自分なりに実践し深めていき、新しい発見をしていきたい。子どもとの関係性について改めて大切さに気付いた」というお声をいただきました。
今後も、障がい児のお子様とその家族の、一人ひとりの気持ちに寄り添う支援を行い、地域全体で障がいを持っても安心して暮せる街づくりを目指していけたらと思います。
*科研費基盤研究C24K14212 の助成を受けたものです
畿央大学 看護実践研究センター 看護医療学科
准教授 田中 陽子
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