2023.06.15
奈良学園大学 池田教授による質的研究勉強会を開催!~健康科学研究科 瓜谷研究室
2023年6月13日に奈良学園大学の池田先生をお招きして、瓜谷研究室の院生に向けて質的研究勉強会を行っていただきました。
みなさんは、「やさしさ」とは何ですか?と問われると答えられますか?
やさしさというのはみんなあると良いなと思いつつも、個人個人が少しずつ違う捉え方をしていると思います。
瓜谷研究室では普段、量的研究を行うことが多いのですが、最近「やさしさ」のような主観的なものや量的に測定しにくいものなどを扱うのって難しいよねという話がよく挙がっていました。そこで、今回池田先生に勉強会の開催をお願いすることにしました。
私は以前から池田先生に質的研究はそういった主観的なものを扱うのが得意な手法だと伺っていたので興味があったのですが、なかなか勉強する時間が取れなかったこともあり、今回はとても良い機会になりました。
池田先生の講義の中で、質的研究とはどういったものか、どんな手法があるのか、質的研究の質について学ぶことができました。
量的研究と質的研究のどちらが優れているといったことではなく、量的研究が得意とする部分、質的研究が得意とする部分など扱いたいものによってしっかり使い分け、時には組み合わせながら、自分が明らかにしたいことに近づいていくことが重要だというメッセージがとても印象に残り、改めて自身の研究の根底にある目的を考え直す良い時間になりました。
院生からもたくさんの質問や意見が出て、活発なやり取りが見られてとても有意義でした。
今回の勉強会のおかげで、研究への考え方、用いる研究手法の選択肢の広がりができ、今後の研究をより深めていけるイメージが沸いて、とてもワクワクしています。
本勉強会の内容を踏まえて、瓜谷研究室のメンバーでより社会に役立つ研究を進めていきたいと思います!
健康科学研究科 瓜谷研究室
博士後期課程 山野 宏章(理学療法学科4期生)
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