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理学療法学科

2013.04.12

平成25年度 『理学療法学科 新入生宿泊研修』を開催しました

平成25年4月4日、5日に大阪リバーサイドホテルにて、理学療法学科の新入生宿泊研修を開催いたしました。       集合して昼食後、まずはアイスブレイキング。いつもはクラス会なのですが、今回はクラスをまたいで行いました。       7~8人でランダムに作ったグループで自分たちの共通点を1つ見つけてもらい、グループ名を考えてもらいました。クラス内ではすでに仲良しグループがちらほらできていましたが、まだ名前を知らない人、しゃべったことがない人たちで交流し、早速盛り上がっていました。     その後は4年生6名からの大学生活についてのプレゼンテーション。日々の学習、学外実習、バイト、部活・サークル、ボランティアなど先輩たちの経験談を話してもらいました。それを受けて、学生たちがグループワークを行い、それぞれのグループで大学生活での目標や抱負を発表してくれました。       2日目は現場で活躍する5名の卒業生がプレゼンテーションしてくれました。現職者になって振り返る学生生活、それぞれが活躍する場での理学療法あるいは理学療法士について、先輩たちが熱く語ってくれました。       その後、先輩たちのプレゼンテーションから理学療法士にとって、建学の精神である「徳をのばす」「知をみがく」「美をつくる」とはどういうことなのか?そのために大学生活の4年間をどう過ごしたらよいのか?をグループでディスカッションし、それぞれの考えを発表してもらいました。       今回の研修で多くの友人をつくることができ、またこれからの4年間あるいは理学療法士として将来社会で活躍するために決意を新たにすることができたようです。 がんばれ、新入生!!

2013.04.10

第11回KSM(卒業生の理学療法勉強会)を開催しました!

畿央大学理学療法学科四期生の及川です。 3/31に第11回KSM(kio study meeting)を開催しました。 KSMが発足してからもうすぐ一年が経過しようとしています。 同じ理学療法学科で学んだ仲間達と現在もこうして臨床に対する意見交換が出来ることに幸せを感じています。 時間が経つのは早いもので、今年度からは私達も臨床4年目のセラピストとなりました。KSMはこれまで積み上げてきたものを大切にしながら、貪欲に自己研鑽に励んで参りたいと考えています。   今回は新しい取り組みとして、他大学の卒業生が中心となって行われている勉強会と合同勉強会を行いました。 私が働いている病院の先輩である中本氏に声をかけて頂き、今回の合同勉強会が実現しました。 まず、双方の勉強会のメンバーで、臨床で感じている疑問点を出し合い、その中で最も多かった「筋緊張の評価・抑制」についてディスカッションを行いました。   ディスカッションを行う前に、私と中本氏が筋緊張の基礎とその抑制メカニズムについて、末梢組織、脊髄、脳幹、大脳皮質レベルに分けて発表しました。 質問や疑問があれば、発表中でも気軽に発言が出来るスタイルで行い、理解を深めやすい環境づくりを心掛けました。           発表後にディスカッションを行いました。最初は初めて顔を合わせた者同士、緊張で思うようなディスカッションが出来ませんでした。しかし、臨床の話をする内に次第に打ち解け、議論はヒートアップしていきました。その中で、自分が担当した患者様を何とかしたいという熱い気持ちが伝わってきました。 今回の合同勉強会では、そんな熱い気持ちをもったセラピストに出会うことが出来ました。       今回ご一緒させて頂いた勉強会は発足から既に2年が経過しているそうです。勉強会を立ち上げる団体は多くても、それを継続して開催出来ている団体は少ないと聞きます。長く続けることは本当に大変なことであり、私たちも見習わなければなりません。 今年度も全力で活動していきたいと思いますので、今後ともKSMをよろしくお願いします。     最後になりましたが、いつも快く大学の施設を使用させてくださる理学療法学科長の庄本先生、並びに大学事務員の方々に心から感謝をお伝えしたいと思います。   来月の開催は4月21日です!     【過去の勉強会の様子】 ▼第1回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-502.html ▼第2回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2ksm.html ▼第3回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/3ksm.html ▼第4回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/4ksm.html ▼第5回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/4ksm-1.html ▼第6回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/10/6ksm.html ▼第7回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/11/7ksm.html ▼第8回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/12/8ksm.html ▼第9回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2013/02/ksm.html ▼第10回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2013/03/post-636.html

2013.04.05

理学療法学の教科書シリーズ「標準理学療法学 神経理学療法学」 発刊!!

本学の理学療法学科 森岡 周 教授が編集・執筆をつとめた「標準理学療法学 専門分野 神経理学療法学」が発刊されました。   この「標準理学療法学」は物理療法学や骨関節理学療法学、内部障害理学療法学などの各専門分野にてシリーズ化され、ほとんどの養成校にて教科書として長年使用されています。また、全国養成校の図書館には必ず所蔵されていると言っても良いほど、まさしく理学療法教育のスタンダードとされている書籍です。今回そのシリーズに、新たに神経理学療法学が加わり、森岡教授はもちろんのこと松尾 篤 准教授、岡田 洋平 助教そして私、さらに客員講師である信迫 悟志 氏といった本学のメンバーが執筆しています。それはまさに、神経理学療法分野のスタンダードが畿央大学を中心に構築されつつあるということを証明しています。     本書は、病態からその障害論を含めた評価・治療、意識障害や運動麻痺などの機能障害において、これまでの古典的な情報と臨床経験、そして最新の神経科学における知見が網羅されつつ、根拠に基づいた理学療法へと導くような構成となっています。さらには、「皮質連合野障害に対するクリニカルリーズニング」や「視床障害に対するクリニカルリーズニング」などといった、クリニカルリーズニング(臨床推論)という独立した章を設けています。これらの章では各臨床症状の解釈から治療選択に至るまで、臨床経験と科学的知見を融合した推論が示めされており、単なる根拠の提示だけでなく、読者自身が新たな根拠とスタンダードの構築に取り組むための方向性を示してくれています。   ということで、本書は理学療法を学ぶ学生だけでなく、日々臨床において試行錯誤している理学療法士の方々に対して、有益かつ示唆に富んだ内容に仕上がっております。その分、厚くて熱い本となっていますが、是非とも手にとってその中身を吟味して頂ければと思います。   なお、本学では今年度より「畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター」を開設し、現在だけでなくこれからの神経理学療法分野のスタンダードの中心として「最新」かつ「最先端」な情報をこれらも発信し続けるよう努力していきます。   健康科学部理学療法学科 准教授 冷水 誠

2013.04.01

2012年度の卒業祭を開催しました!

3月24日(日)に、2012年度の「卒業祭」を冬木記念ホールにおいて開催しました。 卒業祭は昨年も行われたようですが、主に教育学科が中心となり企画していたそうです。しかし、今年の卒業祭は学科を飛び越えて企画しようと考えました。また、卒業生だけでなく、在校生も多く集めて卒業をともに祝おうということになりました。 畿央大学は、学年や学科を問わず、交流を深めることができる大学であると僕たちは思っています。 そのため、大学生活を共に過ごした同級生、先輩・後輩の思い出が強く残っています。 その出会いや交流を忘れないためにも、全学年・全学科を招待することに意味があると思います。 企画は4回生4人で行いました。国家試験など忙しい中、11月頃から企画し始めました。 4年間で築いた繋がりを活かして、たくさんの団体に声をかけました。しかし4人だけで企画するのは少し大変でした。     今年の卒業祭は、軽音楽部や軽音サークルのEMCさんによる演奏、ダンス部によるダンスパフォーマンス、景品の当たるビンゴゲーム、カラオケ大会などを企画しました。観客動員はあまり多くありませんでしたが、とてもかっこいい演奏やパフォーマンスは時間を忘れさせてくれたし、ビンゴゲームでみんな大いに盛り上がりました。     主催メンバーである卒業生として、大学生活の最後のいい思い出ができたことを嬉しく思っています。集客という点では課題を残しましたが、来年も是非ともこの卒業祭を引き継いで盛り上げていってほしいと思います。 最後になりましたが、今回出演していただいた方々、卒業祭に参加していただいた観客の方々にはとても感謝しています。ありがとうございました。     卒業祭主催メンバー 理学療法学科 高橋健嗣 松岡勇祐 首藤隆志 健康栄養学科 堀川一真 看護医療学科 難波佑太朗 現代教育学科 岡田渉

2013.03.25

客室研究員の論文が「Body in Mind」に掲載されました!

畿央大学健康科学研究所客員研究員で大学院健康科学研究科の客員講師である信迫悟志氏の研究成果が「Body in Mind」 (http://www.bodyinmind.org/)の記事に掲載されました!   このサイトは、痛みの臨床研究で世界的に有名なLorimer Moseley教授が、臨床家や基礎研究者と共に、身体・脳・心について関係のある研究を取り上げ、活発な議論を展開しています。痛みに関する研究が中心に取り上げられますが、他分野の興味深い研究が取り上げられたり、実際の論文では明記されていない内容の議論までされているので非常に参考になります。今回、そのサイトに本学の客員研究員の信迫氏の研究である「慢性頸部痛に対する視線方向認知課題の効果」が「Is GDR effective in the treatment of chronic neck pain?」というタイトルで掲載されました!       記事では、信迫氏が独自に考案した「他者の後方観察による視線方向認知課題」の着想に至るまでの経過や、実際に信迫氏が今までに行った脳イメージング研究と臨床研究の成果が書かれています。   信迫氏の研究成果としては2012年に国際雑誌に掲載されたものですが、その7年前である2005年から『頸部痛に対するより良いリハビリテーションはないだろうか?』という自問をしていたこともこの記事から知ることができます。2005年当時は、運動イメージによる痛みの改善や、ヒトのミラーニューロンシステムに注目が集まった時期です。信迫氏は当時の最新の臨床研究や神経科学の知見に加えて、頸部の「目標物を視覚で捉えるための協調運動」という機能に着目し、「視線方向認知課題」を考案しました。このような記事を読むと、頸部痛に対するリハビリテーションへの想い、その当時の学術的背景と歴史、自身が考案した介入を地道に科学的方法で効果検証していく姿が想像でき、感慨深い気持ちになりました。注目をされるまで努力を怠らず、粛々と臨床と研究を継続することの意味性を考えさせられました。   「Body in Mind」は、痛みの研究をしている者にとっては非常に有用な情報源であり、世界的に知られているサイトです。今回の信迫氏の記事が掲載されたことは、このような視点の痛みのリハビリテーションが世界的に認められてきているということでもあります。今後、さらなる成果を皆で協力して残して、痛みのリハビリテーションをより良いものしていくという皆の想いを強くさせてくれました。   畿央大学大学院健康科学研究科博士後期課程 大住 倫弘   【今回の記事に関する信迫氏の論文】 1.  信迫悟志, 他: 後方観察における視線方向認知の脳内機構―機能的近赤外分光法を用いた検討―. 理学療法科学 25(3); 419-425, 2010. 2.  信迫悟志, 他: 視線方向認知課題が頸部関節可動域と痛みに与える効果. 理学療法学 38(2); 65-73, 2011. 3.  Nobusako S, et al.: Effectiveness of the gaze direction recognition task for chronic neck pain and cervical range of motion: a randomized controlled pilot study. Rehabil Res Pract. 2012;570387. 4.  Nobusako S, et al.: Gaze Direction Recognition Task for the Rehabilitation of Chronic Neck Pain. J Nov Physiother. 2012; S1-006.   これら論文のうち,1が修士論文,3は博士論文

2013.03.25

学生広報スタッフblog vol.60~被災地支援サークルHOPEFULの活動

こんにちは。 学生広報スタッフ&HOPEFULメンバーの、きーさんです!   3月10日(日)、神戸市中央区のコミスタこうべ(神戸市生涯学習支援センター)で東北支援の健康チャリティーイベント「BTB 命は宝」が開催されました。畿央大学被災地支援サークル「HOPEFUL」の有志4名(尾西、喜島、境、山野)でイベント運営のボランティアに参加。今回はこの様子について書きたいと思います☆   このイベントにボランティア参加するきっかけは昨年9月。HOPEFULメンバー3名で宮城県石巻市へ漁業支援ボランティアに行った時(学生広報スタッフblog vol.37、46参照)、たまたま同じボランティアに来ていたチームBTB(Beyond the Border)代表の森西美香さんと知り合いイベントを紹介してもらいました。  (昨年9月 写真左)真ん中が森西さん。宮城県石巻市にて (今年3月 写真右)神戸で再会!素敵な一期一会☆   イベントは、フィットネスやスポーツを通して健康を作ったり、子供向けのブースではスライム作りをしたりするもので、収益は東北の支援に充てられます。 HOPEFULメンバーはそれぞれ別々の配属となったのですが、自分は子どもフットサル教室を担当しました。準備運動で鬼ごっこをしたり、ボールを使って簡単な遊びをし、最後は小学校の学年別チームで試合をします。時折雨もぱらつく肌寒い日でしたが、子ども達は元気に走り回っていました。   ▼フットサル教室                               ▼試合の様子   ▼兵庫県のマスコット「はばタン」登場!子ども大喜び♪     あいにくの天候でしたが来場者も多く、皆さん身体を動かして健康的にチャリティーに参加されていました。 きーさんも、子どもらと触れ合いながら一緒にフットサルの試合に参加したりして、楽しく活動する事が出来ました。関西と東北は距離的には離れていますが、イベントに携わった大勢の人々の思いはきっと現地へ届く事と思います。   ▼体育館の様子。午後2時46分にはここで黙祷も捧げました。   ▼HOPEFUL有志4名!

2013.03.12

京都大学鳥人間コンテスト出場チームShooting Starsを今年も応援しています。

読売テレビ「第36回鳥人間コンテスト」7月末開催決定!悲願の優勝を支援しています!!   畿央大学理学療法学科教員有志(田平先生、福本先生、松本先生)は、京都大学鳥人間コンテストチームShooting Starsのパイロット学生の体力測定で今年も支援しています。 読売テレビ「鳥人間コンテスト」は毎年7月下旬の土曜・日曜の2日間琵琶湖畔彦根市松原水泳場で開催され、今夏は36回目となります。京大Shooting Starsは今年で20回目の古豪出場チームで昨年は滑空部門835.38m4位、過去2度3位までこぎつけていますが優勝はなく今度こそという意気込みで臨んでいます。   2013(平成25)年3月11日朝早くから今年のパイロット來山典弘君(京大工学部2回生)と来年のパイロット候補者2名山家一樹君(工学部1回生)と野尻勢君(総合人間学部1回生)が体力測定のために来てくれました。この体力測定はその都度次回パイロット候補も一緒に年3~4回行うことから2年間の体づくり結果が数値にどのように表れているかが歴然と判ります。   來山君たちの運動負荷を与えたときの筋力、持久力、心電図異常、心拍数、運動耐用能などを測定したところ、以前の数値とは格段に良い結果が出ていました。しかし、鳥人間コンテストでは当日の天候、風向き、機体の状態、もちろんパイロットの体調や舵取りの勘などいろんな要素が飛距離を左右します。昨年は風にあおられたのと機体トラブルが重なって1,000mを超えない残念な結果に終わりました。自然環境条件は仕方ないとしてみんなで出来得る限りの事前努力は惜しまず、優勝をめざしています。7月下旬の第36回大会をお楽しみに!    【過去の関連記事】 ▼今年も京都大学鳥人間コンテスト出場チームShootingStarsを応援しています。 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/shooting-stars-1.html ▼3月16日測定の様子 「京都大学ShootingStars」を支援しています! https://www.kio.ac.jp/information/2012/03/shooting-stars.html ▼社会連携 鳥人間コンテスト常連校「京都大学ShootingStars」を支援しています! https://www.kio.ac.jp/information/2012/03/shooting-stars.html ▼鳥人間コンテスト本番出場で間寛平さんをメディカルサポート https://www.kio.ac.jp/information/2011/08/post-392.html ▼6月30日に間寛平さんが畿央大学で体力測定! https://www.kio.ac.jp/information/2011/07/post-387.html

2013.03.07

第10回KSM(卒業生の理学療法勉強会)を開催しました!

畿央大学理学療法学科4期生の南です。2/24のKSM(Kio Study Meeting)の開催で記念すべき第10回目を迎えることができました。これからもメンバーの熱い気持ちがある限り20回、30回と継続し続けられると確信しておりますので、今後ともKSMをどうぞよろしくお願い申し上げます。 KSMとは4期生が中心になって行っている「理学療法勉強会」です。普段様々な現場で理学療法士として働いているメンバーが月に一度集まり、講義・ディスカッションをしています。内容としては、各々の得意分野の講義~苦手分野に対してアドバイスを求めること、また経験症例の検討など多岐にわたっています。 今回の講義内容は…① 森岡くん(4期生):症例検討~反復性肩関節脱臼患者の保存療法~ラグビー選手のタックルにおける反復性脱臼について、タックルの準備動作である構え姿勢やポジションによる競技特性から症例の問題点、トレーニング方法や今回の課題についてディスカッションしました。② 上田くん(5期生):フィジカルアセスメント 理学療法士は医療現場において、フィジカルアセスメントが不足しているきらいがあります。そこから理学療法士としてスクリーニングする必要のある身体所見について、訪問リハビリを行っている立場から講義・実技をしてくれました。③ 佐藤くん(4期生):脳卒中患者への電気刺激治療について電気治療について、ラットの研究から脳卒中患者に対する研究におけるevidenceデータの文献紹介をしてくれました。また、彼の勤務先で現在行っている電気治療の臨床研究についても紹介してくれました。 今回もスポーツ選手の症例検討、内科的なリスク管理の実技、物理療法のEBMなどの幅広いテーマについて、各々の勤務現場で培った知識や臨床思考をもとに活気あるディスカッションができ、各自が得たものを明日から実践できるような有意義な時間を過ごすことができました。次回は以前より企画していた別の学校出身グループとのコラボ勉強会を実施する予定です。 【過去の勉強会の様子】▼第1回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-502.html▼第2回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2ksm.html▼第3回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/3ksm.html▼第4回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/4ksm.html▼第5回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/4ksm-1.html▼第6回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/10/6ksm.html▼第7回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/11/7ksm.html▼第8回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2012/12/8ksm.html▼第9回勉強会https://www.kio.ac.jp/information/2013/02/ksm.html

2013.03.01

地域連携 子ども体力・地域体力向上プロジェクト報告会が開催されました。

          子どもの体力低下の歯止めを願って! 2013(平成25)年2月27日、かしはら万葉ホールにおいて「NPO法人ポルベニルカシハラスポーツクラブ」が昨年2月から現在まで奈良県重点分野雇用創出事業として実施してきた『子ども体力・地域体力向上プロジェクト』の最終報告会が行われました。畿央大学とミズノスポーツサービス㈱は同NPO法人と連携して体力測定プログラムや機材および人材派遣で協力しているものです。 主催の奈良県からは、くらし創造部スポーツ振興課員、実施主体のポルベニルからは福西理事長、小川理事と実働メンバー、畿央大学からは理学療法学科福本先生、瓜谷先生、松本先生らが出席し事業経過の説明をしました。参加者は奈良県下の幼稚園、保育園の先生方や教育委員会の方など約30名でした。   奈良県内小学生の運動能力は都道府県別で全国45位と最低レベルに落ち込んだままで、この現状を改善するためには幼児期における体を動かす機会や環境を充実していく必要があり、幼稚園、保育所、家庭、地域が一体となった実践活動の実施が必至という課題解決型プロジェクトです。 ボール投げ、25m走、シャトルラン、体前屈、立ち幅跳び、握力、足指力の7項目の体力測定を橿原市内5つの幼稚園・保育園の年中・年長児童403名に実施、このうち4園で児童および保護者に対する体力向上プログラム(運動指導や講演会など)を行うとともに残り1園は実施せず、そのプログラム実施前後の測定値を比較した結果などを報告しました。(1回の測定には約20名のスタッフが必要なため理学療法学科学部生も多数ボランティア参加してくれました。)   ▼保育園・幼稚園での体力測定の様子 ▼子ども体力・地域体力向上プロジェクト」の最終報告会の様子 幼児期の体力測定は園児の体力分析の目的もありますが、園児本人・保護者・先生など周りの人々が体力(健康)に関心を持つきっかけになり、結果的に住民すべてを巻き込んでの地域全体の体力(健康)を向上していくものと考えています。報告の最後の質疑応答では実施した保育・園児指導先生方から子どもたちは体力測定も遊びとして捉えて自分たちなりに競い合っているようだった、先生たちも楽しめた、健康と生活習慣支援の必要性を痛感した、などの評価・感想をいただきました。  

2013.03.01

畿央大学共催「介護予防でいつまでもいきいき元気!」開催しました!

産官学連携で高齢期の健康づくりを推進、平日にかかわらず大盛況! 2013(平成25)年2月28日、アピタ大和郡山店2階特設フロアで大和郡山市地域包括支援センター主催・畿央大学と奈良県健康長寿共同事業実行委員会共催『介護予防でいつまでもいきいき元気!~高齢期からの元気度チェック~』が開催されました。 高齢化社会を迎えた日本では医療費負担が国民全体に重くのしかかっています。一人ひとりがいつまでも健康に暮らせることは負担を軽減し家族にとって幸せなこと。かねてから畿央大学では奈良県健康長寿共同事業に参画し“健康長寿体操”開発に取り組むとともに、県内各地で健康づくりのための啓発活動を行なっています。   大和郡山市地域包括支援センターでは昨年イオンモール大和郡山店で第1回目を開催し、今回2回目となるイベントで、「転びやすさチェックコーナー」(畿央大学理学療法学科高取先生、松本先生)、「栄養チェックコーナー」「体操コーナー」(ルネサンス登美ヶ丘、スポーツクラブ)、「口腔チェックコーナー」(歯科衛生士)のコーナーは10時開店と同時にたくさんの方々が来場され熱心に相談を受けていました。   畿央大学「転びやすさチェック」は、重心動揺検査(バランスチェック)とつま先上げ検査(姿勢とバランス)の2つで、二足歩行の人間は頭と胴体の重さのバランスをうまくとらないとつい転んで大けがをし寝たきりになる方もいます。ふだんから足腰を鍛える運動をして予防することが肝心です。同支援センター山下優所長は、「高齢者医療費負担の軽減は目に見えるものではない。みんなが“健康”で長生きしたいと願ってふだんから運動や食事に留意してもらう意識が大切。こういうイベントを通して考え、そして実行していただく地道な努力を続けていく。」と話しておられました。