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現代教育学科
2012.05.15
真美ケ丘第2小学校科学クラブ向け「レゴ・ロボット」製作活動!
2012年度SPP選定事業の真美ケ丘第2小学校で第1回目の授業を行いました。 独立行政法人科学技術振興機構(JST)では小学生から高校生の科学分野人材育成のための制度として、サイエンスパートナーシッププロジェクト(SPP)を毎年募集し展開しています。畿央大学では昨年度高校生向け企画に続いて、今年度は小学生を対象にした『マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!』を実施します。 2012(平成24)年5月14日、真美ケ丘第2小学校理科室において放課後の科学クラブ員25名(4~6年生)の児童に対して畿央大学の教員(看護医療学科福森貢教授と現代教育学科奥田俊詞准教授)および学生2名(教育学部4回生荻原君、永井君)が、第1回目の授業を行いました。 科学クラブでは理科の教科書などから毎年テーマを考えて実施しているそうですが、「今年は畿央大学の先生と学部生がロボット作りを教えてくれる」と聞いてクラブ員のみんなは大喜びでした!! みんなの興味をわかすため、あらかじめ作っておいたロボットを走行させました。 次回以降、走行ロボットを組み立てて回らせたり元の位置に戻ってくるプログラムをインプットし、教室のなかに描いたとおりの道路を走行させます。 そして2段階目は、アームをつけたロボットで音声認識によってあたかも意志を持っているかのような動きをさせる予定です。 この日は科学クラブの今年度はじめての授業だったため、部長と副部長を決めロボット作りの班分けをするところまでで終了! この授業は児童の理数系教育の支援として、単にロボットを作るのではなく、人の関節や重心の移動について模型によって学習し、自分の思い描く動作をさせるための構造について考えさせることが目的で、来年までに約10回の実施を予定しています。子どもたちは興味津々、ロボットが動くたびに歓声がわきました。
2012.05.02
海外インターンシップ事後報告会を開催しました!
4月24日(火)18時~海外インターンシップ事後報告会が行われました。海外インターンシップは2012年2月29日~3月19日、ロサンゼルスのキンダーガーデン・小学校でのアシスタントティーチャープログラムとして実施。参加した現代教育学科3回生の4名がそれぞれ、学んだことや得られたことを発表しました。当日は1~3回生5名が発表を聞くために集まりました。 現地の学校で子どもたちとどのようにかかわったのか、ホームステイ先のホストファミリーとどんな交流をしたのか、どこへ行き、何を見て、何を食べ、何を感じたのか、写真とともに話される内容は実際に体験したからこそ話せるリアルな内容ばかりでした。 参加した4名が強調していたことは、 「気持ちがあればコミュニケーションはできる!」 「子どもたちとのかかわりがとても楽しくてもっと居たいと思った」 「現地でさまざまな人との絆ができたことは本当にすばらしい経験になった」 ということでした。子どもたちからお別れの際にもらった寄せ書きを見せてくれた学生もいて、もらった際、とても感動したそうです。 最後にムース先生から英語で(!)講評していただき、参加者4名に今回の海外インターンシップの修了書が手渡され報告会は終了しました。 今年度の海外インターンシップも2月~3月で予定しています。 聴講に来た5名のうち、2名はアンケートで「参加してみたい」と回答していました。 少しでも興味がある人はまずは説明会に参加してみて下さい! 説明会の日時は決まり次第、学内の掲示等に案内していきます。
2012.04.26
運動メンタル支援セミナー -教育学部辰巳ゼミ-
教育学部の辰巳智則先生のご専門は、運動心理学、臨床心理身体運動学です。 今春、県下のジュニアアスリートを対象にしたメンタル支援セミナーの講師を担当されました。 アシスタントとして参加したゼミ生から、レポートが届いています! ▼「学校運動部活動 心理教育支援セミナー」レポート 3月26日(月)、30日(金)二日間にわたり、奈良県で硬式テニスのトップチームに所属する24名の中学生を対象に、心理教育支援セミナーが開催されました。 講師を務められたのは、畿央大学教育学部の辰巳先生です。私達ゼミ生がTA(ティーチングアシスタント)に付きました。 生徒の皆さんは、中学校とは異なった大学キャンパスの雰囲気に、当初は戸惑いもありましたが、開講後は、終始リラックスし、楽しみながら取り組んでいました。 講座内容の一つに、心理的競技能力診断検査(DIPCA)を基にしたセッションがあり、強く印象に残りました。 このセッションでは、理想とする選手心理のプロフィールと実際の自分のプロフィールを基にして、自己理解が図られました。 理想と現実との意外なずれや、類似点を自ら分析する作業は、生徒にとっても新鮮で、とても楽しく映っていたようです。 私自身、中学時代は部活動で体力トレーニングなど体を鍛えることはしましたが、自分の心においては指導を受けたことはなく、高校生の終わり頃に本で知り得たぐらいでした。 自分自身と向き合うことは我々大学生にとっても難しいことです。 よく就職活動で自己アピールができないという人がいます。 また、スポーツをするうえで体力の向上はもちろん大切ですが、心の整え方も同じぐらい大事なことです。 せっかく身につけた運動能力(実力)も、試合で過剰に緊張などしてしまい、思う存分に実力が発揮できなくては元も子もありません。 このことは、スポーツに限らず、受験など人生のいろいろな節目においても言えることだと思います。 今回のセミナーは、なかなか誰にも教えてもらえない心の整え方を学ぶことができるものでした。 その内容は、社会で主体的に生きていく原動力となる大切な考え方ではないかと、セミナーを通じて感じました。 江口雄祐(教育学部4回生) (さらに…)
2012.04.16
新入生宿泊研修 -教育学部-
教育学部では、4月5日(木)・6日(金)、1泊2日の新入生宿泊研修を南紀白浜で行いました。 新入生が安心して大学生活を始めることができるように、新入生同士が知り合い、先輩や先生方からアドバイスをいただけるような交流活動とともに、将来教育現場で実施する校外学習の企画力や指導力につながる体験的な研修を行うのが目的です。 ≪1日目≫ 白浜では、日本列島形成の歴史を物語る地形を多く見ることができます。千畳敷で、紀州博物館学芸員の玉田さんから白浜の地形と歴史についての解説をしていただきました。玉田さんは、見物で終わるのではなく、自然を感じたり考えたりする校外学習の推進に尽力されており、「目を閉じて風と光を感じてください」という言葉がとても印象的でした。 宿泊場所であるリゾートホテルラフォーレ南紀白浜に到着後は、開会式を行い、安井学科長から講話をいただきました。 また、宿泊研修のテーマソング「ガンガン」を、上回生サポーターのギター演奏で歌いました。 その後、4年間の大学生活の重要性を確認した上で、「夢をチカラに」と題して自分の決意を文章に表しました。 教員となった場合の実践力育成という観点から、上回生が新入生のために企画を考え実践することも、教育学部では大切だと考えています。今回は、「白い砂浜で新入生に花火の演出を」というものでした。花火の発射準備をして、新入生を迎え、さぁ打ち上げというところで、風がさらに強くなり、始まってすぐ断念することになりました。 ホテルに戻り、新入生が先輩や先生と気軽に話せるようにと、自分で作った自己紹介カードを首にかけてフリートークを行いました。12名の上回生のもとに新入生が自由に集まって話が弾みました。中にはゲームを始めるグループもあり、賑やかな時間となりました。 (さらに…)
2012.04.05
海外インターンシッププログラム終了!
2012年2月29日(水)、本学初の海外インターンシップとして、現代教育学科の2回生4名がロサンゼルスへ向けて出発しました。3月19日の帰国まで、「アシスタントティーチャー」として、現地の小学校でのプログラムに参加しました。 参加者が送ってくれた写真を紹介します。 ロサンゼルス到着後、現地のスタッフに案内されて全員でサンタモニカを観光。左から寺田宇晃君、丹下真理子さん、古川朋樹君。(港尚紀君撮影)この日のロサンゼルスの海は、日本の5月頃の太平洋のような感じでした。 インターン受け入れ先の1つである、Anza elementary schoolです。jog-a-thonという走った分だけ親からお小遣いがもらえる行事があり、子どもたちはみんな頑張って走っていたそうです。他にもtalent showという子どもたちが特技を披露する行事もあります。 こちらは受け入れ先の1つ、Washington elementary schoolの教室の様子です。ここで学生は子どもたちと一緒に過ごします。 sentence builder kitといって、一文の空欄に正しい単語カードをあてはめる教材を使っているところです。 実習最後の日に子どもたちと一緒に粘土で好きなものを作りました。子どもたちは楽しそうに活動していました。何を作るかとても迷ったそうですが、学生が作った作品はどれかわかりますか? 学生の報告から、学校での子どもたちとの交流を楽しんでいること、それがよい刺激になっていることが伝わってきました。また、ホームステイ先での交流、ロサンゼルスの文化、自然も存分に楽しんだようです。最後の実習を終えて「まだ帰りたくない!」と名残惜しそうでしたが、19日の夜には帰国して海外インターンシップを終えます。このインターンシップでの経験を、今後の進路に活かしてくれることを期待しています。 学生が何を感じ、何を考え、何を学んだか、後日行われる報告会を待ちたいと思います。
2012.03.28
同窓会レポート~教育学部 「公立幼・保対策ゼミ」同窓会を開催!
2012年3月17日(土)、公立幼稚園・保育園採用試験に合格した畿央大学教育学部現代教育学科卒業生のための「公立幼・保対策ゼミ同窓会」が大阪市内で行われました。 仕事のお休みや仕事の合間をぬって、たくさんの卒業生が参加してくれました。中にはこの日のためにわざわざ遠方から駆けつけて下さった人も。久々の再会でもあったので、仕事の話や最近の出来事について、盛り上がったり、お互いに写真を撮って笑い合ったり…と同級生の仲の良さが伝わってきました。また幼稚園教諭・保育士の先輩・後輩がじっくりと話せる機会でもあったので、気になっていることや聞きたいこと、アドバイスなどをたくさん話していました。 本当にみんな気さくな人ばかりで、初めて同窓会をしたとは思えないほど絆を深めることができました。同窓会はヨコだけの関係だけでなく、タテの良い関係を築くことができる絶好の機会だと思います。また在学中にサポートして頂いた先生方も参加してくださり、必死に打ち込んだ受験勉強や先生との思い出を懐かしみながら、楽しい同窓会はあっという間に終了しました。 おかげさまで第一回目の同窓会は大いに盛り上がって大成功!第二回目の開催が今から楽しみです。
2012.03.27
学長訪問 -その6-
教育学部 現代教育学科 学校教育コースの2回生です。 今回、学長先生とお話ができるということで、またとない成長のチャンスだと思い、学長訪問をさせていただきました。 訪問前にお話したいことをいくつかまとめておいたのですが、実際学長先生を前にすると話したいことが次から次へと出てきて、予定していた時間よりも長い、一時間もの時間を割いていただくことになりました。 当初は「学びの場をつくるにあたり、何を心がけたか」「やさしさとは何か」「教育とは何か」について冬木学長先生の考えを伺おうと思っていました。 しかし、うれしいことに話はどんどん発展し、より質の高い、より味のある話となっていきました。 「学びの場をつくるにあたり、何を心がけたか」「やさしさとは何か」という話からは、「童心にかえり、感動すること」「幼少期の体験、経験の大切さ」まで話が発展しました。 また「教育とは何か」という話からは、「徳・知・美」のそれぞれの文字に付けられた動詞の「のばす、みがく、つくる」に込められた思いまで話が発展し、そこからまた「子どもの名前」に込められた思いについての話もすることができました。 冬木学長先生は本当に博識な方で、話題が尽きることがありませんでした。 最後に学長先生に「あなたなら私の思い、感動をみんなに伝えられると信じている」と言っていただいたことが、本当に光栄でした。 「学びの貪欲さなら冬木先生にも負けません」と大見栄を切った手前、怠けてなどいられません。 これからも今回の学びを生かして、冬木学長先生の信頼を裏切らないように、また学長先生の期待よりさらに大きく成長出来るよう、より充実した大学生活を過ごしたいと思います。 この度、こういった成長の場を与えてくださった方々や、お忙しい中時間をつくって下さった学長先生には本当に感謝しています。 ありがとうございました。
2012.03.26
4回生有志が「卒業祭(そつぎょうまつり)」を開催しました!
こんにちは、教育学部卒業生、式こと正岡です* 2012(H24)3月16日(金)。 卒業式から2日経ったこの日に、 冬木記念ホールで「卒業祭(そつぎょうまつり)」を開催しました! 畿央大学を卒業するにあたって、 自分たちの思い出のある場所で 後輩や同期たちと小さな文化祭をしたいなぁと かなり前から思っていたのに・・・・ 約一ヶ月前にやっと実行を決意し、 ばたばたばたばたばた…!!!っと 学生支援センターに無理をいって申請しました。笑 せっかくやるなら!と 畿央祭でもお世話になっている桜井誠文堂さんに依頼し、 格安で機材を提供していただきました。 この場を借りてもう一度、感謝申し上げます。 当日までの1週間、みんな猛練習でした。 卒業式もあって忙しいのに。笑 (卒業式は3/14(水)) 当日。 2日前に出演が決まったジャグリング部がオープニングを飾ってくれました! 普段の練習の成果ですね!綺麗な演舞でしたよ─!! みんなからも感嘆の声がもれていました。 開会宣言(漫才)も行われて あとはバンドが続きます! その中に、4回生のために、と出てくれた1回生の2人。 この2人、めっっっっちゃ歌うまいんです! 次の畿央祭で要チェックですよ!! 終始盛り上がって、 楽しい時間はあっとゆう間に過ぎ去って、 笑いあり、涙あり、の卒業祭は幕を閉じましたとさ。 教育学部 現代教育学科3期生(2012年3月卒) 代表者 821119正岡 麗
2012.03.22
学校インターンシップ「事後報告会」を実施しました。
教育学部は昨年度からの新カリキュラム移行に伴い、学校インターンシップを単位化しました。その初年度に当たる平成23年度、教育学部の2回生による学校インターンシップ事後報告会を2012年3月15日(木)に行いました。 当日は65名の学生が出席。従来からお世話頂いていた広陵町、香芝市、大和高田市、上牧町に加え、今年度から新たにお世話になっている八尾市の各教育委員会から指導主事の先生方に指導助言に来ていただきました。 全体会で、各先生方を紹介しご挨拶をさせていただいた後、地域別の5つの分科会に分かれて活動の報告を行った後に指導主事の先生から、具体的な指導助言を頂きました。 学生の報告をいくつかの内容に分けて紹介します。 一つめは子どもとのかかわりについてです。多くの学生は学校や園に行けば子どもから側に寄ってきてくれるものと考えていたようです。もちろん、そんな積極的な子どもいますが、すべてそうではありません。年齢が高い子どもと、なかなか関わりをもてなくて困った学生も多かったようです。中にはいたずらを受けて、めげそうになったと報告する学生もいました。しかし、そんな学生の多くがそのままでは済まさず、例えば「子どもが関心をもっていそうな漫画の話題から話しかける」「朝、校門であいさつをする」等の自主的な取り組みにより信頼関係をつくっていくことで問題を解決していったようです。「子どもたちとのキャンプ活動を何度もやっているので、子どもたちの事を知っているつもりだったし、どうやって接すればよいかをわかっているつもりだったが、この活動を通して、自分は、ごく一部の子どもたちしか見ていなかったということを改めて思い知らされた」との報告には、多くの子どもに関わる教師の視点を得ることができた成果を感じました。 二つめは学習指導についてです。先生方が日々の授業や学校運営のために、その裏でいかに膨大な時間と労力を費やしているかが分かったという声が多くありました。研修当初は授業時間内に先生方がいかにうまく授業を進めているか、どのような授業方法を用いているか等だけを見ていたが、授業準備や事務作業の補助を経験することで、学習指導を授業時間の枠内のみで捉えるのではなく、教師がおこなう多種多様な仕事全体の中に位置づけて考えるようになったとのことです。特別支援学級で研修させていただいた学生からは「支援って『その子がどう自分の力でできるようになる』ためにすることなんだということをこの活動を通して学んだ」との報告もありました。教師の「教え」と子どもの「学び」の結びつきは、子どもの視点にたった教師の工夫によって成り立つという大切なことを学べたようです。 三つめは教師としての心構えや学校運営についてです。子どもとの関わりや先生方の学習指導の補助等を通して「叱る、褒める、認める。とにかく子どもたちとかかわることが教師の仕事で大事な事。子どもたちと接したことで「自分」というものを見つめ直す機会となった」「自閉傾向の子どもに対し、自分は『できなくても仕方ない』と考えてしまっていたが、先生は真正面からぶつかって指導しており、自身の考えを改めるきっかけになった」「なぜ英語を勉強しなければいけないのか」と生徒に聞かれた時にすぐに答えられなかった。根本的なことを自分自身が深く考えていないことに気付けた」など、教師をめざす学生として、自分の心構えや姿勢を見直すことができたという報告がありました。また「問題が生じた時、学校全体の先生方が協力して解決に取り組み、改善に向かう様子を見ることができた」「先生が少ない幼稚園だったので、保護者と一緒に行事を作り上げる場に接し、地域との連携の大切さに気付くことができた」「支援学級の子どもの下校の際、保護者の方々と話す機会があった。教師はいろいろな人とコミュニケーションをもてる必要があるのだとわかった」など、先生方が一つの学校組織として、地域や保護者とも密接に関係しながら運営されていることを実感した報告もありました。 成果ばかりではなく、掃除の時間の児童達のケンカの仲裁や特別な配慮が必要な児童への関わり方,心の問題を抱えた児童との関わりの難しさなど、いろんな課題もありましたが,それらを冷静に振り返り,これからの教育実習や将来教諭になるために何をするべきかについて言葉にしていたことが印象的でした。 指導主事の先生方からは,学生達の意識の高さや,児童や先生への観察の深さに感心する言葉をいただきました。また、苦労をしたことも多かったことについて、「児童・生徒の指導や学習指導については、思ったことは、失敗を恐れずにやってみることが大切である。失敗ありきで、それを次につなげること。先輩教師にアドバイスをもらいつつ、どんどんやってみてほしい」「多くのことを学ぶことができたよい機会ととらえ、それを糧にさらに成長してほしい」との励ましや期待の言葉もいただきました。 また、一方でメモを取らない学生が多い事をご指摘されたました。一人一人が発表している内容は、「教育」を考えるうえで大事なものがたくさん隠れているとのことです。また、大学の講義で得た知識をどのように実践していくかについて、知識を身体化させていくことをめざして欲しいとのご助言もありました。これらは今後の大学での取り組みの課題となります。 学校インターンシップにおける多くの学校現場と教育委員会の先生方、地域や保護者の方々のご協力により、本学の学生は多くの実践的な学びを得るとともに、今後解決すべき課題も明らかにしていただきました。この成果と課題を踏まえ、彼らが一層の成長を実現できるよう大学も努力を重ねていきたいと思います。関係の皆様、ありがとうございました。
2012.03.14
学生が自作したディジタルコンテンツを授業で使っていただきました
畿央大学で行われた教員免許更新講習がご縁となり、奈良県立奈良養護学校の先生方と共同研究を行っています。養護学校の生徒さんが使うディジタルコンテンツ(電子教材)を本学の学生5人が作り、その教材を使った授業を見学させていただきました。 教育学部2回生の小松知美さん、村上舞子さん、横峯愛奈さんが動物や乗り物の絵を描き、2回生の喜多智大さん、東谷俊之さんが動物の鳴き声や乗り物の音などを声で表現する仕事を担当。4回生の喜野遼さんがこれらをコンピュータ上で合成し、ディジタルコンテンツを制作しました。 生徒さんは、マウスにつながった大きなスイッチを押したり、ひもをひっぱったりすることで、動物の顔が変わったり、鳴き声や音が聞こえたりするコンテンツを何度も操作したり、動物を変えたりして学習しておられました。また、先生がいくつかの動物の顔をならべたメニューを準備され、「自ら選ぶ」という学習も行われていました。 授業後、お忙しい中、先生方に機会をつくっていただき、ディジタルコンテンツの改善点や来年度以降の展開についてお話させていただきました。 学生たちも、自ら作ったものが実際に利用されている状況を見て、非常にうれしさとやりがいを感じたようです。今後、情報系の授業や卒業研究などを通し、実際に役立つ教材を作成し、多くの生徒さんに使っていただきたいと考えています。 (教育学部准教授 西端律子)
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