2010年4月の記事

2010.04.12

「わたぼうし橿原コンサート」の運営をお手伝い

"はじめの一歩 小さな一歩 明日への一歩" ~「第28回わたぼうし橿原コンサート」の運営をお手伝いしました~   ボランティアセンターです。 4月4日(土)、かしはら万葉ホールで「第28回わたぼうし橿原コンサート」が行われました。入場者数は303人。ボランティアスタッフで支えられているこのコンサートでは、多種多様な人々がそれぞれの力を発揮してイベントを盛り上げています。畿央大学からは8人が参加し、会場整理やチケット販売、もぎりなどを行いました。このコンサートでは、障害をもつ方がつづった詩に曲をつけたものが演奏されます。その人の立場や気持ちが伝わってくる詩には、率直にこころに響くものがあり、深く感動します。     今回のゲストとして、視覚障害のある市川純也さん(14)のピアノ演奏が行われました。ジャズが好きという市川さんのジャズアレンジされた曲やオリジナル曲は、どれも優しく澄んだ音色で、会場全体が息をのんで聴きいっているようでした。「目の見えないことが自分の普通の姿、かわいそうなんて思ってほしくない!」と、障害をマイナスにとらえず、それも含めて自分だと語る市川さんの自然体の姿には、大きな勇気を与えられました。学生たちは、さまざまな人と出会い、またイベントを成功させるお手伝いをできたことを達成感と誇りを持って終えることができたようです。   ※『第28回わたぼうし橿原コンサート』主催:奈良たんぽぽの会 http://popo.or.jp/nara/

2010.04.09

インドネシアからの留学生が畿央大学の見学にきました!!

インドネシアのバリ島にあるウダヤナ大学医学部から6回生のRatihさん、5回生のRaniさんが日本の大学・医療を知るために、2月20日、畿央大学に見学にきました。 学内の案内は、国家試験前の理学療法学科の4回生が、英語で学校や機器の紹介・説明をしてくれました。 彼女たちは、 「非常にきれいな大学で、機械も見たことがないものばかりで驚いた」と言っていました。     また、病院見学として理学療法学科・看護医療学科の実習でお世話になっている西大和リハビリテーション病院を見学し、ちょうど実習中であった看護医療学科の1年生と留学生との情報交換会を行いました。       日本とインドネシアとの医療の違い・看護の違い、また医学を目指した理由など活発な意見交換があり、お互い有意義な時間を過ごすことができました。 日本だけでなく国際的な視点を持ついい機会になったと思います。 今後の学生の活躍に期待しています。 ご協力いただきました西大和リハビリテーション病院のスタッフの方々に感謝申し上げます。

2010.04.07

理科実験教室を実施!

子どもたちに理科の楽しさを感じてもらいたい! ~「キャンバス」が理科実験教室を実施しました~   ボランティアセンターです。 春休みの3月26日(金)、大学近隣の真美ヶ丘7丁目集会所に小学校5・6年生15人を対象に、学生ボランティア5人(グループ名:キャンバス)が理科実験教室を行いました。     今回の実験のテーマは「電磁石の確認」。コイルを巻いて電気を通すための材料を、子どもたちが作ることからはじめ、プラスチックや銅、ステンレスなどで電磁石になるのか実験しました。子どもたちはのびのびと活発に意見を交わしながら、みんなが順番に実験に触れられるようにして協力していました。    「キャンバス」は、教育学部2回生5人が中心となって活動を始めたグループです。                             子どもが勉強の楽しさを感じるきっかけとになるよう、子どもを主体としたあたたかい場を作る活動をしていきます。(理科実験のほか、学び合いや学習法の手伝いなど)                                       見学しておられた子どもの保護者からは、「初めてのことで緊張されていたと思いますが、皆さんの真面目な姿勢と思いが伝わってきました。将来の目標に向けて、これからも頑張ってくださいね。夏休みにも企画があるとうれしいです。親子で楽しみにしています。」など、たくさんの応援のメッセージをいただきました。         次回は夏休みに数回のシリーズを企画していく予定です。近隣の子どもたち!ぜひ参加して下さいね。

2010.04.05

山本隆先生が関西テレビ「アンカー」に登場!

20歳代の若者はなぜ"からい"ものが苦手? 健康栄養学科山本隆教授が明快に解説!   関西テレビ平日18時から19時までのスーパーニュース「アンカー」では、いろいろなアンケート結果が示す数値の疑問に答えるというコーナーを設けており、今回は「20歳代の若者は30歳代・40歳代に比べて"からい"ものが嫌い、苦手なのはなぜ?」を解き明かすという。そこでコメンテーターとして登場されるのが、味覚に関する研究では随一の健康栄養学科教授山本隆先生。取材は2010(平成22)年3月31日、放映予定日は4月9日です。     傍でお聞きしていて山本先生の解説は明快で、なるほど確かにと、視聴者をうならせるものがあります。 そこで山本先生の許可を得て、以下に要約を掲載します。   「味覚には、五味(辛味・甘味・酸味・塩味・苦味)がありますが、これに『こく』をプラスすると、おいしさが格段に増すことになります。漢字の"からい"には、『辛い(わさびや胡椒・山椒のからさ)』、『鹹い(しょっぱい塩からさ)』の2つがあり、アンケートでお尋ねの"からい"は前者の方だとすれば、現代の若者の幼児期の食生活に原点があると思う。人間の味覚は、およそ10歳小学校4、5年生までに固まると言われていて、家庭で親と一緒に食べるのが普通です。乳幼児期には前者のような刺激物は与えないので、わさびや山椒などは人間の経験としては大人になってから食べるメニューの部類に入ります。健康な食事の摂り方は、好き嫌いせず何でも食べることが大切で、今まで食べたことのないものにチャレンジすることも大事です。"からい"ものも食べなくては楽しさやバリエーションが広がらず偏った食事になりがちです。でも大量に食べる必要はなく、少しでいい。"からい"ものは"痛み"に通じ脳に刺激を与え、やがて快感につながることもあります。食事は家族や仲間みんなで楽しく団欒の中で、おいしく適量(腹八分)に食べるのが健康の源です。」