2024.10.16 

広陵町防災訓練に参加しました!~ 看護医療学科

本年元日に発生した能登半島地震において、災害関連死による死者が多く発生しました。このような災害関連死を減少させるには行政と福祉施設の連携が必要不可欠であるため、令和6年10月8日(火) 広陵町で福祉施設との連携合同訓練が行われました。畿央大学の「災害看護Ⅱ」履修学生7名と保健師実習中の学生3名が参加させていただきました。

① 介護トリアージ

避難者役を地域住民並びに畿央大学の学生が行い、紀伊半島地震が起きたという想定で実施しました。看護師・保健師、医師によって介護トリアージが行われ、避難者の身体状態をみて「医療機関」「個室」「大部屋」の3つの区分に分けられました。

 

▼ 一次トリアージの様子

 

予め授業で事例を通しての役作りを行っており、当日は感情を入れながら患者を演じました。保健師の聞き取り方や待機中の声のかけ方などを観察し、現場での状況を想像することができました。

 

▼ 二次トリアージの様子

② 実践演習後の検証会(フィードバック)

演習後すぐにフィードバックを行うことで、実際の声を反映させることができ課題点の明確化ができました。避難者の声、福祉施設の声、災害対策本部の声など参加された方が意見を出し合い、様々な状況に応じた改善策を考える機会となっていました。

 

▼ 学生も積極的に意見を出し、全員で一つ一つの事例に対してのフィードバックをしました。

 

今回の防災訓練は災害時において、医療者、避難施設がすべてそろったという状況を設定していましたが、実際の場面ではそうとは限りません。そのため今回のような防災訓練を何度も行い、実際の場面に対応できるようにしておく必要があると感じました。

 

 

看護医療学科 4回生 久田 伸幸

教授 松本 泉美、原田 俊子

准教授 酒井 啓子

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