2024.10.16 

奈良県中央卸売市場で「第17回ならいちばのキッチン料理教室」を開催!~ 健康栄養学科

畿央大学では、奈良県中央卸売市場 「同市場の活性化と大学の充実発展」を目的に2013年より包括連携協定を締結し、学生を交えて様々な事業に取り組んできました。その取り組みの1つとして、2015年より同市場の関連商品売場棟内に「ならいちばのキッチン」がオープン。本学健康栄養学科の教員と学生が、市場の新鮮な食材を使って料理を作る「ならいちばのキッチン料理教室」を実施しています。コロナウイルスの感染拡大により中止が続いていましたが、ついに2024年9月28日(土)に4年ぶりの開催となりました!

 

健康栄養学科の学生プロデュースによる料理教室@奈良県中央卸売市場。

今回のメニューは、アジを使った「魚の揚げ焼きと野菜たっぷり彩りトマトソース」

 

 

当日は、事前に申し込みをした年齢・性別も様々な12名の方々にご参加いただきました。。本学健康栄養学科 上地教授と矢内助手、上地ゼミの学生4名が担当し教室を進めました。実習などで当日参加できなかった学生もいましたが、4名が協力して頑張って進めていました。今回は、主に水産物卸協同組合のご協力をいただき、新鮮なお魚を使ったメニューをプロデュースしました。

 

 

まず本イベント開催にご尽力いただいた同市場の方々にご挨拶いただきました。また、鮮魚をご提供いただいた七海水産株式会社の方が、食材についての説明をしてくださいました。

 

▼ 企画管理課 戸澤課長の挨拶

 

 

▼ 水産物卸協同組合 吉田理事長の挨拶

 

 

▼ 七海水産株式会社より魚の説明の様子

 

 

料理教室が始まると、上地教授より挨拶と説明、そして学生からは、手作りのテロップを使って、魚に関するクイズを参加者の皆さんに答えていただきました。みなさんの反応も良く、良いアイスブレイクになったようです。

 

 

その後、上地教授が、調理のポイントやコツを丁寧に説明され、学生がその隣でデモンストレーションを行いました。

 

  1. アジのウロコと内臓を取り除き、3枚におろす、
  2. 丁寧に骨取りをして切り身にする、
  3. 衣をつけて揚げ焼きにする、
  4. そしてソースを作って揚げ焼きにしたアジの上におしゃれにかけて出来上がりです。

たくさんの工程があったのですが、皆さん熱心に聞き、学生のデモンストレーションを食い入るように見て勉強されていました。

 

 

説明が終わるといよいよ参加者の皆さんの調理が始まりました。各調理テーブルに学生が付いて、参加者の補助をしました。やはり、最初のアジの3枚おろしにみなさん苦労されていましたが、学生が楽しく、丁寧にフォローしていました。普段スーパーで切り身を買うことが多い一般の方には、とても貴重な体験だったと思います。

 

 

 

 

最後は、お楽しみの試食タイムです。苦労して作った魚の揚げ焼きは、っくらとボリュームがあってとてもおいしかったです。野菜たっぷり彩りトマトソースのさっぱりした味と相性も良くとてもおいしくできあがりました。試食タイムでは、学生が別に準備した四川風ソースも試食していただきました。こちらはピリッと辛めのソースで、大人の方に人気でした。みなさん和気あいあいと楽しく過ごされました。

 

 

 

 

試食タイムでは、同市場の業務課 川合係長が、大和野菜についてご紹介してくださいました。

参加した学生の感想

今回のならいちばのキッチンには、市場で開催されるため単純に「楽しそう!」という思いと、栄養学生として魚の美味しさをもっと知ってほしいという思いから参加を決めました。当日は、3枚おろしを参加者の方の前で実演することになっていたのですが想像以上に立派なアジを提供いただいたので、捌くことに緊張もあり少し苦労しました。しかし、参加者の方々からとても良いリアクションをいただくことができ、とても嬉しく、私自身にとってとても良い経験となりました。参加者の方々にも、この機会を経て魚の魅力が伝わっていれば嬉しく思います。大学生最後の年に思い出に残るとても貴重な経験ができて良かったです。ありがとうございました。

井岡 裕

 

ならいちばのキッチンに参加するにあたってやはり緊張はしましたが、私たちが考えたレシピで少しでも魚を手に取りやすいようになり、より「美味しい」と感じてくださればいいなという思いで頑張りました。私はデモストレーションの際にしか参加者の皆さんと顔を合わせる機会が無かったのですが、用意したクイズや三枚おろしへのリアクションがとても良くて嬉しく感じました。また、美味しいという言葉を頂くことができて参加できてよかったと思いました。の美味しさをもっと知って欲しいという市場の方々や私たちの気持ちが参加者の皆さんへ届いていると良いなと思っています。市場にも行くことが出来て良い経験となりました。

大山 真弥

 

普段市場に行く機会がないため、市場の活気ある雰囲気を感じることができて新鮮な気持ちになりました。ならいちばのキッチンは意外にも親子での参加者が多かったため、市場の方が若い世代に向けて食に関心を持ってもらうためのきっかけづくりをされているのだと知ることができました。今回、私たちがそのお手伝いをすることができて良い経験になったと感じています。料理に対する嬉しい感想をいただくこともできて喜ばしい限りです。

小林 苑子

 

今回のならいちばのキッチンに参加し私たちの食が市場によって支えられているということと新鮮で良質な魚を食べてもらいたいという市場の方の思いを直に知ることができました。家庭でも簡単に作ることができながらも、食べたことのないような料理を作ってもらいたいと感じ、今回のレシピを考えました。参加してくださった方や食べてくださった方から「ひと工夫でいつもの料理がこんなに変わるんだね!」といった声も聴くことができとても嬉しかったです。実際に市場の雰囲気を知ることができ貴重な経験となりました。

更井 李穂

 

 

今回のイベントは、料理教室を通して、奈良県中央卸売市場を知ってもらい、調理を通じて食材に興味を持ってもらうとても有意義な機会でした。参加した学生は、4回生で来春には卒業予定です。この体験を社会に出てからも生かして頑張ってもらいたいです。

 

次回のいちばのキッチン料理教室』は、12月に開催予定です。詳細は、奈良県中央卸売市場 HPでご確認ください。

 

畿央大学 地域連携担当

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