2025.05.12 

活躍する大学院修了生vol.4~飯野 薫さん(大阪市立公立小学校 教諭 勤務/ 教育学研究科 教育実践学専攻修士課程修了)

働きながら学べる畿央大学大学院を経て、現場で活躍する修了生をご紹介!大学院への進学を考えている方、あるいは研究に興味をお持ちの方に向けて、これまでのキャリアや大学院での経験、研究の魅力などを振り返っていただきました!

  • 飯野 薫さん 教育学研究科 教育実践学専攻修士課程 2024年9月修了)

 

現在のお仕事・研究を教えてください!

大阪市立公立小学校教諭。現在は勤務校にて3年生の担任。その他に研究部長を担当しています。

これまでのキャリアを教えてください!

畿央大学を卒業後、大阪市の小学校に7年間勤務し、8年目に大学院に入学しました。その後、3年半かけて修士号を取得しました。

これまで取り組んできた研究、また今関心のある研究テーマ・キーワードは?

学院では、道徳教育における体験的な活動(構成的グループエンカウンターを取り入れた道徳科の授業の在り方)について、島先生のもとで研究をさせていただきました。修了してからも、日々の道徳の学習の仕方についてあれこれ考えながら実践を行っています。研究と呼べるようなものではないかもしれませんが、日々楽しんで道徳の実践をすることができています。

大学院に進学したきっかけや目的は?

自分の学級経営の在り方がこれでいいのか、また、道徳をもっと勉強したいという思いが背景にありました。そして、同じような思いで一緒に大学院に進学しようと声を掛けてくれた友人がいたのも進学に大きく影響したと思います。

大学院での時間を一言でいうと?

一言で言うと、「楽しい」ものでした。先生方の講義で学んだことを次の日の授業や学級経営にすぐ生かすことができたのが大きな魅力だったと思います。また、大学院には様々な年齢、職業の人たちがいたので、自分の世界や価値観が大きく広げられました。リモートで講義に参加することができたので、働いている自分にとってはとてもありがたかったです。課題ももちろん出ますが、それも教授たちが働きながらだと大変だということで相談しながら進めていくことができ、自分のペースで進めていくことができました

今の仕事や研究に、大学院での学びはどう活きていますか?

大学院での学びは、学級経営の場面で非常に役立っています。振り返ると、それまでの学級経営は自分の考えに固執してしまうところがあったかと思います。もちろん一生懸命はやっていたのですが、、、大学院で学んでからは、以前より柔軟に対応ができるようになったかなと思っています。特に、大学院では特別支援や心理学に関係する講義が多かったので、そういったアプローチの仕方があるのかと、大変勉強になりました。

 

また、今は勤務校で研究部長をしているので、研究の進め方などは大学院での学びが非常に役立っています。大学院での研究テーマとは全く違う教科で苦労していますが(笑)しかし、修士論文を書いた時の経験や研究のアプローチの仕方を生かして、勤務校で頑張っています。

これから大学院進学を考えている方へのメッセージを!

畿央の大学院は、同じ院生はもちろん、教授方との距離が非常に近いので、困っているときにいつでも相談に乗っていただけました。自分のペースで研究を進めていくことができるので、働きながらでも行くことができます。仕事との両立で不安なこともあるかもしれませんが、行ったことでマイナスになったことは何一つありませんでした。大学院はこれまでの経験と講義で受けたことが繋がり、大きく成長することができる場だと思っています。進学を考えている方は、ぜひ。

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