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助産学専攻科
2015.07.27
奈良県母性衛生学会に参加し、ゼミ生が卒業研究を発表!~看護医療学科(廣金ゼミ・鷲尾ゼミ)
平成27年7月25日(土)猛暑の中、12:30より、奈良県下の医師、助産師、看護師、看護師・助産師養成所の教員及び学生が集合し、奈良県医師会館にて奈良県母性衛生学会が今年も開催されました。毎年、看護医療学科の鷲尾ゼミでは、卒業研究発表に向けて本学会を聴講させていただいています。今年度は、廣金ゼミとともに、昨年度ゼミ生が行った卒業研究を1題ずつ発表しました。 発表者 藤田 百合恵 看護医療学科平成27年3月卒業・(現)助産学専攻科学生 『児童虐待ハイリスク家庭』について発表させていただきました。発表後には臨床の立場からご意見をいただくこともでき、改めて児童虐待の奥深さと社会全体で取り組んでいくことの重要性を感じました! 初めての経験で緊張も大きかったですが、とてもいい経験となりました! 発表者 竹田 亜柚 看護医療学科3月卒業・(現)助産学専攻科学生 『看護医療学科の時に行った出生前教育の在り方』についての発表をさせていだたきました。無事発表を終え、質問をいただき、研究の難しさや奥深さを感じました。今回の研究にあたって、ゼミの鷲尾先生には、たくさんの指導やアドバイスをいただきました。発表はとても緊張しましたが、学びの多い良い経験になりました。 2人とも緊張しながら発表していましたが、会場からのご意見や質問に、はきはきと答えており、とても頼もしく感じました。発表後には、一般社団法人奈良県助産師会の宮田英子会長(後列 向かって左から5人目)とともに、参加者全員で写真撮影をしていただきました。 参加者 前列 廣金ゼミ学生1名、鷲尾ゼミ学生4名[(現)看護医療学科学生] 後列 助産学専攻科 美甘祥子講師、昨年度の廣金ゼミ学生1名、鷲尾ゼミ学生3名[(現)助産学専攻科学生]、看護医療学科 廣金和枝准教授、私(鷲尾弘枝) 今回参加したゼミ生からの感想です。 「初めて学会に参加させていただき発表を見せていただき、私の興味がある助産分野だったので、すごく楽しく勉強になりました。先輩方の発表は内容も理解しやすく、スライドも見やすかったです。また、研究の内容も現在、問題になってるものばかりで看護師、助産師になった時にこの学会を聞いているか聞いていないかで、対象者に大きく違った関わりができると感じました。助産師の方の発表で難しく十分に理解できない内容もありましたが、学会とはどんな雰囲気かというものを感じ取ることができ、良い学びができたと思います。」 看護医療学科4回生 小畠彩(鷲尾ゼミ) 「初めて学会というものに参加させていただき、発表を聞かせていただくことで、母性看護の向上のため、学生から助産師の方まで幅広く研究されていることを知りました。就職してからも、常に向上心を持ち、しっかりと頑張って行きたい、と思いました。」 看護医療学科4回生 中川由美(鷲尾ゼミ) 現在、看護医療学科のゼミ生は、4年次配当の離島・へき地医療体験実習の真っ最中ですが、10月3日(土)看護医療学科の卒業研究発表会に向けて、これからラストスパートです。今日の学びを活かして頑張っていきましょう! 看護医療学科 講師 鷲尾弘枝
2015.07.16
麻薬取締官に学ぶ麻薬と医療用麻薬の現状~看護医療学科「看護倫理」
7月7日(火)の看護医療学科3年次配当の授業「看護倫理」で、現役の麻薬取締官(講師:近畿厚生局麻薬取締部神戸分室 髙橋正氏)をお招きしての講義が行なわれました。助産学専攻科の学生も合わせた合同講義に、約100名の学生が参加しました。 テーマは「医療人に課せられた社会的使命…薬物の怖さを熟知し効能を最大限に活かす」。薬物乱用の種類や怖さについて動画や図表等でわかりやすく説明していただき、「一度でも薬物を乱用すると、依存症は一生治らない」ことを学びました。 現在日本ではマスメディアの影響などで危険ドラックに対する恐怖心や警戒心が先行しており、医療現場での麻薬使用量が諸外国と比較して少ない現状があります。このことは、疼痛で苦しんでおられる患者様が大勢おられる(=外国と比較すると日本人は痛くても我慢する傾向がある)ことを示していること、「医療麻薬は適正に使用すると副作用は出現しない」こと、現在医療用麻薬は、疼痛緩和の目的で患者様の枕元で管理することができることなど、多くのことを学びました。薬剤師でもある麻薬取締官の講義は、メッセージを伝える熱意が伝わるものでした。 終了後には学生からの質問にも快く応じていただきました。また当日取材に来ていた新聞社からの取材に学生が応える場面も見られました。 今後学生の皆さんが臨地実習で麻薬の管理や疼痛緩和の薬剤に関心を持ち、理解をさらに深めていくことを期待したいと思います。 なお、髙橋さんと本学看護医療学科の松本泉美教授および中居は、①麻薬取締官による講義を受けた場合(3回生)②乱用薬物のパンフレットを読んで理解する場合(2回生)、以上2つの方法で麻薬に対する理解や意識がどう変わるのかを比較する研究を進めています。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。 助産学専攻科 講師/教務主任 中居 由美子
2015.03.09
「NCPR(新生児の蘇生)Bコース」を受講して~助産学専攻科
大学へ向かう道筋も、肌寒い季節から 3月に入って桜の蕾がつき、少し春らしさを感じる季節へとなってきました。 さて、私たち助産学専攻科は2月の国家試験と卒業研究発表会も終え、 3月4日(水)に学内最後のイベントでもある『NCPR(新生児の蘇生:Neonatal Cardio-Pulmonary Resuscitation)Bコース』を受講しました。 今回は、学生全員と先生方と一緒に受講しました。 NCPRとは、日本周産期・新生児医学会により「すべての分娩に新生児蘇生法を習得した医療スタッフが新生児の担当者として立ち会うことができる体制」の確立をめざし、新生児の蘇生を新生児科医のみならず、分娩にかかわる産科医、助産師、看護師、さらには医学生・看護学生、救急救命士等にも学んでもらおうというものです。講習会受講後、試験に合格し所定の手続きを経て「新生児蘇生法修了認定」の資格を得ることが出来ます。 1日の流れとして、まず講習を受けた後、実際に人形を使って蘇生法のデモンストレーションを行います。その後、試験を受けて終わりです。 インストラクターによる蘇生時に必要な知識や実践の講座を受け、新生児の緊急時に対応出来る助産師となるためには的確な判断と、現場で迅速に動くことが出来るよう訓練することが大切であることを学びました。 デモンストレーションでは、一つ一つの行動に時間がかかってしまい、次に何をすればいいのか考えている時間がなかったり出生後30秒単位で行動することの難しさを体感しました。 その時の対応によって生まれてくる新生児の生命が左右するという話を聞き、改めて生命の誕生に関わる助産師としての責任感や、チームとして動いていく大切さを感じました。 また、実施のデモンストレーションでは、真剣な眼差しの先生方の姿もみられ、いつまでも勉強し学んでいる姿勢は今後とも見習っていきたいと思いました。 最後にテストを受け全員合格していることを願いながら最後のナース服姿を写真におさめ、1日が終わりました!(緊張感が取れて、いい笑顔☆) 4月から現場で、今回の学びを活かし笑顔を忘れずそれぞれが自分の理想とする助産師になれるように精一杯頑張っていきたいと思います! 助産学専攻科 吉安 生希
2015.03.05
助産学専攻科事例研究発表会を行いました。
2015年2月27日(金)、助産学専攻科の事例研究発表会を行いました。 昨年の9~10月に行った実習での学びを、12月より3ヶ月間という長い期間を費やし、学生たちが論文としてまとめました。 実習中には、学生は臨床指導者より熱心なご指導を頂き、叱咤激励され…、多くの事を学ばせていただきました。また、学生が受け持つことを快諾してくださった妊産褥婦の皆様からは、児の誕生の喜びだけでなく、母親になることで経験する様々なことを通して、多くの事に気づかせていただきました。 9週間という大変長い実習でしたが、学生がそこで学び体験した事を、じっくりと、一つずつ丁寧に振り返り、自身の助産観について考えた成果を発表しました。 発表会当日(2月27日)は、5つの実習病院の病棟師長、副師長、主任、臨床指導者といった方々が出席してくださいました。実践の場で活躍されている方々の貴重なご意見を頂き、大変有意義な会となりました。遠方より、冷たい雨が降りお足元の悪い中、発表会に来ていただき、深くお礼申し上げます。 学生は、論文作成と発表会を通じて、目指す助産師像が、さらに明確になったと思います。4月からは助産師として歩み始めますが、時々、この時に考えた助産観を思い出し、頑張っている自分を褒めて欲しいと思います。 最後になりましたが、実習を受け入れ、ここまで育てていただきました施設の皆様、受け持たせていただきました妊産褥婦の皆様に心より感謝申し上げます。 助産学専攻科 講師 美甘 祥子 【発表した学生のメッセージ】 お世話になった実習病院の指導者さんをはじめ、先生方がいらっしゃる中、自分達がこの1年間学んだ集大成を発表させて頂きました。 発表前は国家試験とはまた違う緊張感でいっぱいでしたが、終わった後の開放感と達成感はたまりません! 最後にみんなでとった集合写真! みんなホッとして良い笑顔をしています(笑) 助産学専攻科 山本 果歩
2014.08.30
「奈良県母性衛生学会」参加レポート~助産学専攻科
皆さん、こんにちは。 7月26日(土)に、助産学専攻科7名全員で、『第29回奈良県母性衛生学会』に参加してきました。 前回の京都で開催された日本母性看護学会学術集会に続けての2回目の学会参加です。 助産師が行う性教育のあり方や、妊娠期からの胎児との愛着形成を促す要因と看護等様々な研究発表がありました。 学会での発表内容を聞いて、知らないことがたくさんありました。 これからも、さらに勉強をしていこうと思いました。 私たちは9月から別々に、それぞれの病院に実習に行きます。 今回の研究発表を聞いて、助産技術をみがき産婦さん褥婦さんを援助できるようになりたいと思いました。 これからも、各自のめざす助産師になれるよう日々努力していこうと思います。 助産学専攻科 角田美也子
2014.08.29
「日本母性看護学会」参加レポート~助産学専攻科
少し前になりますが、6月28日に京都橘大学で開催された『第16回日本母性看護学会』に参加して来ました! 今年は、2001年より行われている「健やか親子21」の最終年ということで、『周産期看護と健やか親子21』というテーマで行われていました。健やか親子21については、大学の講義でも勉強しましたが、より深く知ることができ、大変勉強になりました。 また、周産期看護について様々な講演を聞くことができて、とても勉強になりました。特に、印象に残った発表は、喫煙の妊婦に対する影響や禁煙の必要性や、退院後の地域の保健師との連携についてでした。これらの研究発表を聞いたことで、妊娠期から産褥期までケアを行っていくことの大切さを感じました。 新生児用品や搾乳器など様々なグッズの展示がありました。 大学にはない最新の機械や用品があり、勉強になりました。 その中で防災グッズの展示がありました。お母さんと赤ちゃんを守るために色んな工夫がされており、自然災害から身を守るためにいざというときには欠かせないものであると感じました。 9月の実習に向けて学内では内診や分娩介助の練習を、ひたすら行いました。これから実習に、気を引き締めていきたいと思います。 助産学専攻科 岩隈 真希
2014.03.04
第2回「助産学研究発表会」レポート!~助産学専攻科
助産学専攻科の山下美有希です。2014年2月18日(火)13:00~16:10に「第2回助産学研究発表会」が行われ、助産学専攻科2期生9名が発表しました。 助産学専攻科では前期に講義を受け、後期に臨床実習を行い、1年間で助産師免許の取得をめざします。今回は後期に行われた実習を振り返り、事例をもとに研究を行いました。 年末に全員が10例の「分娩介助実習」を終え、それからすぐに研究と国家試験の勉強を始め、国家試験が終わってすぐに研究発表の準備…と何かと忙しかったですが、先生方と学生で協力し、何とか研究発表会を開催することができました。 私は「情緒不安定な産婦への分娩第一期における精神的援助に関する事例検討」というテーマで発表を行いました。 発表会には看護医療学科でお世話になった先生方の他、実習でお世話になった病院の指導者さまもお越しくださいました。 学生一人一人が「実習中の自分の行った助産ケアは効果があったのか」「もっと良い援助が行えたのではないか」などの疑問を研究としてまとめていました。現在助産学専攻科には9名が在籍していますが、同じお産でも一人ひとり違い、9通りの視点、9通りの助産ケアについて学びを共有することができました。 実習で感じたことは「お産は一人ひとり違い、教科書通りにはいかない」ということです。また、お産は常に進行しているため、ゆっくり考えている余裕などありません。すぐに判断することが求められます。そのため、実習中は指導者さんや先生方のアドバイスをいただきながら精一杯の助産ケアを行いましたが、自分のケアを論理的な視点で振り返ることが十分にはできませんでした。実習の事例研究は一例一例を丁寧に振り返り、自分の行ったケアを振り返ることができ、分娩介助の学びをより深める良い機会となりました。 春からは私たち助産学生は臨床で働き始めます。 この研究を行った経験を活かし、受け持たせていただいた方のケアを丁寧に振り返り、学びをさらに深めていけるように頑張りたいと思います。 貴重な出産体験を私たちに介助させてくださった妊産褥婦のみなさま、実習を受け入れてくださった病院施設の皆様、側で見守り励ましてくださった先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。 ありがとうございました。 ▼ご講評頂きました指導者様、先生方 助産学専攻科 山下 美有希
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