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助産学専攻科

2015.03.05

助産学専攻科事例研究発表会を行いました。

2015年2月27日(金)、助産学専攻科の事例研究発表会を行いました。     昨年の9~10月に行った実習での学びを、12月より3ヶ月間という長い期間を費やし、学生たちが論文としてまとめました。 実習中には、学生は臨床指導者より熱心なご指導を頂き、叱咤激励され…、多くの事を学ばせていただきました。また、学生が受け持つことを快諾してくださった妊産褥婦の皆様からは、児の誕生の喜びだけでなく、母親になることで経験する様々なことを通して、多くの事に気づかせていただきました。 9週間という大変長い実習でしたが、学生がそこで学び体験した事を、じっくりと、一つずつ丁寧に振り返り、自身の助産観について考えた成果を発表しました。     発表会当日(2月27日)は、5つの実習病院の病棟師長、副師長、主任、臨床指導者といった方々が出席してくださいました。実践の場で活躍されている方々の貴重なご意見を頂き、大変有意義な会となりました。遠方より、冷たい雨が降りお足元の悪い中、発表会に来ていただき、深くお礼申し上げます。 学生は、論文作成と発表会を通じて、目指す助産師像が、さらに明確になったと思います。4月からは助産師として歩み始めますが、時々、この時に考えた助産観を思い出し、頑張っている自分を褒めて欲しいと思います。 最後になりましたが、実習を受け入れ、ここまで育てていただきました施設の皆様、受け持たせていただきました妊産褥婦の皆様に心より感謝申し上げます。 助産学専攻科 講師 美甘 祥子     【発表した学生のメッセージ】 お世話になった実習病院の指導者さんをはじめ、先生方がいらっしゃる中、自分達がこの1年間学んだ集大成を発表させて頂きました。 発表前は国家試験とはまた違う緊張感でいっぱいでしたが、終わった後の開放感と達成感はたまりません! 最後にみんなでとった集合写真! みんなホッとして良い笑顔をしています(笑) 助産学専攻科 山本 果歩

2014.08.30

「奈良県母性衛生学会」参加レポート~助産学専攻科

  皆さん、こんにちは。 7月26日(土)に、助産学専攻科7名全員で、『第29回奈良県母性衛生学会』に参加してきました。 前回の京都で開催された日本母性看護学会学術集会に続けての2回目の学会参加です。   助産師が行う性教育のあり方や、妊娠期からの胎児との愛着形成を促す要因と看護等様々な研究発表がありました。 学会での発表内容を聞いて、知らないことがたくさんありました。 これからも、さらに勉強をしていこうと思いました。     私たちは9月から別々に、それぞれの病院に実習に行きます。 今回の研究発表を聞いて、助産技術をみがき産婦さん褥婦さんを援助できるようになりたいと思いました。 これからも、各自のめざす助産師になれるよう日々努力していこうと思います。 助産学専攻科 角田美也子

2014.08.29

「日本母性看護学会」参加レポート~助産学専攻科

  少し前になりますが、6月28日に京都橘大学で開催された『第16回日本母性看護学会』に参加して来ました! 今年は、2001年より行われている「健やか親子21」の最終年ということで、『周産期看護と健やか親子21』というテーマで行われていました。健やか親子21については、大学の講義でも勉強しましたが、より深く知ることができ、大変勉強になりました。   また、周産期看護について様々な講演を聞くことができて、とても勉強になりました。特に、印象に残った発表は、喫煙の妊婦に対する影響や禁煙の必要性や、退院後の地域の保健師との連携についてでした。これらの研究発表を聞いたことで、妊娠期から産褥期までケアを行っていくことの大切さを感じました。     新生児用品や搾乳器など様々なグッズの展示がありました。 大学にはない最新の機械や用品があり、勉強になりました。 その中で防災グッズの展示がありました。お母さんと赤ちゃんを守るために色んな工夫がされており、自然災害から身を守るためにいざというときには欠かせないものであると感じました。   9月の実習に向けて学内では内診や分娩介助の練習を、ひたすら行いました。これから実習に、気を引き締めていきたいと思います。 助産学専攻科 岩隈 真希

2014.03.04

第2回「助産学研究発表会」レポート!~助産学専攻科

助産学専攻科の山下美有希です。2014年2月18日(火)13:00~16:10に「第2回助産学研究発表会」が行われ、助産学専攻科2期生9名が発表しました。     助産学専攻科では前期に講義を受け、後期に臨床実習を行い、1年間で助産師免許の取得をめざします。今回は後期に行われた実習を振り返り、事例をもとに研究を行いました。   年末に全員が10例の「分娩介助実習」を終え、それからすぐに研究と国家試験の勉強を始め、国家試験が終わってすぐに研究発表の準備…と何かと忙しかったですが、先生方と学生で協力し、何とか研究発表会を開催することができました。 私は「情緒不安定な産婦への分娩第一期における精神的援助に関する事例検討」というテーマで発表を行いました。     発表会には看護医療学科でお世話になった先生方の他、実習でお世話になった病院の指導者さまもお越しくださいました。 学生一人一人が「実習中の自分の行った助産ケアは効果があったのか」「もっと良い援助が行えたのではないか」などの疑問を研究としてまとめていました。現在助産学専攻科には9名が在籍していますが、同じお産でも一人ひとり違い、9通りの視点、9通りの助産ケアについて学びを共有することができました。   実習で感じたことは「お産は一人ひとり違い、教科書通りにはいかない」ということです。また、お産は常に進行しているため、ゆっくり考えている余裕などありません。すぐに判断することが求められます。そのため、実習中は指導者さんや先生方のアドバイスをいただきながら精一杯の助産ケアを行いましたが、自分のケアを論理的な視点で振り返ることが十分にはできませんでした。実習の事例研究は一例一例を丁寧に振り返り、自分の行ったケアを振り返ることができ、分娩介助の学びをより深める良い機会となりました。   春からは私たち助産学生は臨床で働き始めます。 この研究を行った経験を活かし、受け持たせていただいた方のケアを丁寧に振り返り、学びをさらに深めていけるように頑張りたいと思います。   貴重な出産体験を私たちに介助させてくださった妊産褥婦のみなさま、実習を受け入れてくださった病院施設の皆様、側で見守り励ましてくださった先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。 ありがとうございました。   ▼ご講評頂きました指導者様、先生方    助産学専攻科 山下 美有希