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助産学専攻科

2016.05.06

近畿地区助産師学生交流会 参加レポート!~助産学専攻科

みなさんこんにちは!畿央大学 助産学専攻科の藤原です(^^)♪ 入学式が終わり、桜も散る季節になりました。今年の助産学専攻科には、9名の学生が在籍しています。助産専攻科は毎日、講義と技術演習、課題に追われていますが、ようやく学校に慣れてきました。学生同士も仲良く学習に取り組んでいます。   4月23日(土)には、学生9名と中居先生で、京都府立医科大学広小路キャンパスで行われた、助産師のキャリアアップの講演会と学生交流会に参加させて頂きました。     学生交流会に参加するということで、まずは畿央大学を紹介。学生9名が前に出て、建学の精神や日々の取り組みなどを発表しました。 他学校の年齢もキャリアも違う助産師学生と交流を深める中で、助産師という仕事について考えたり、就職について相談したり、めざす助産師像を話し合ったりと学生同士でさまざまな交流を行うことで、助産師について意識を高めることができました。わたし自身も貴重な経験になったと感じています。   “助産師って何が一番大切なんだろう?”と考えた時に、まだ明確な答えは出ていませんが、この1年を通して個々の考えや看護観をまとめながら、実習に臨んでいきたいと思います。 これからは看護医療学科の時に学んだ母性看護の分野の枠を超えて、さらに専門性に特化した学習になっていきます。その中で、技術テストがあったり、グループワークがあったり... 忙しい毎日になりますが、学生9名で力を合わせて日々頑張っていきたいと思います! 畿央大学 助産学専攻科 藤原舞香

2016.03.04

第4回 助産学専攻科事例研究発表会を開催!~学生レポート

助産学専攻科1年間の集大成、事例研究発表会!     助産学専攻科では9月頃から助産学実習がスタートします。そこで10例の分娩介助を実施しますが、そのうち1例では妊娠中から陣痛が始まって入院、出産、そして産後1か月健診まで、助産診断・助産ケアを一貫して担当します。文字通り、妊婦の身体とこころに寄り添いながら得た学びを、先行研究とも照らし合わせながらまとめて「事例研究」として発表しました。 発表会には助産学専攻科4期生10名、教員4名、臨床教授7名に加え、ご多忙のところ実習を受け入れてくださった指導者の皆さま9名の方にもご参加いただきました。     学生が受け持つことを快諾してくださった妊産褥婦の皆様やそのご家族からは、保健指導や分娩介助技術だけでなく、親役割獲得の過程やそれを促すケアについても多くの事を学ばせていただきました。 長い実習期間の中で、辛くて挫けそうになることや、時には涙することもありましたが,それ以上の学びを得ることが出来たと振り返りながら研究を進めてきました。いのちの誕生の奇跡やそれに携わる助産師という職の素晴らしさを日々感じ、同時に責任の重さに、私たちに務まるのかと不安になることもありました。また、一生懸命勉強して実習に臨んだつもりでしたが、それでも知識面や技術面は課題ばかりで、家に帰っても勉強や記録に追われ寝不足が続いたこともありました。 そんな時、産婦さんからやご家族からかけていただいた「ありがとう」という言葉に何度も救われ、仲間からの「一緒に頑張ろう」という言葉に励まされました。また、いつもそばで見守ってくださり、時には厳しく指導してくださる先生方の存在はとても心強かったです。     研究を進める中で、自身の行ったケアやご指導いただいたことをひとつひとつ丁寧に振り返り、なにが出来たのか、どうすればもっと良いケアが出来たのかということを深く考察する機会となりました。改めて振り返ると、実習中には気づくことができなかった自分の思考の傾向なども知ることが出来ました。また、指導者さんや先生方から助言をいただき支えられながら実習させていただいていたのだということも、改めて感じました。     今回はお忙しい中、実習施設から師長さん、指導者さんにお越しいただき、ご参加いただいた全員から貴重な御意見をいただきました。 とても緊張しましたが、10人それぞれが経験した貴重な学びを全員で共有し、それぞれの今後の活動に生かすことができる発表会であったと感じています。   熱心にご指導いただきました臨床のスタッフの皆様、先生方に心より感謝いたします。 ありがとうございました!     助産学専攻科  植島実穂   【助産学専攻科 関連記事】 「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」受講レポート!~助産学専攻科 ベビーマッサージとマタニティヨガの特別講演~助産学専攻科 ICMアジア太平洋地域会議・助産学術集会に参加~助産学専攻科 麻薬取締官に学ぶ麻薬と医療用麻薬の現状~看護医療学科「看護倫理」(看護医療学科との合同講義)

2016.03.02

「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」受講レポート!~助産学専攻科

3月に入り、少し春らしさを感じられる季節となりました。 私たち助産学専攻科の学生は国家試験・卒業研究発表会を終え、3月1日(火)に「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」を学生10名が受講しました。     NCPRとは「すべての分娩に新生児蘇生法を習得した医療スタッフが新生児の担当者として立ち会うことができる体制」の確立をめざし、新生児蘇生法を新生児科医のみならず、分娩にかかわる産科医、助産師、看護師、さらには医学生、看護学生、救急救命士等にも学んでもらおうというものです。講習会を受講後に、試験に合格し、所定の手続きを経て新生児蘇生法修了認定の資格を習得することができます。   講習を受けた後、演習室にてベビー人形を用いながら新生児蘇生法のデモンストレーションを行いました。蘇生時に必要な手技は、インストラクターの佐野先生、豊先生に丁寧に指導をいただきながら練習することができました。しかし、練習とはいえ実際の現場では一刻を争う状況であることを想像すると、緊張を感じることもありました。     そして、実施のデモンストレーションでは、設定された出生直後の新生児の状態から、どのような項目を観察し、どのように対応するのかを、アルゴリズムに沿って考えながら、蘇生法を実施しました。 その際、一つ一つの行動に時間がかかってしまい、迅速に行動することの困難さを感じました。その時の自分の判断が、新生児の予後に関わることを考えると、命に関わる職業である助産師としての責任感を改めて感じることができました。また、一人だけで判断するのではなく、最適な対応を行えるよう周囲のスタッフとも連携をはかることが大切だと学びました。     最後にテストを受け、1日が終わりました。 その後、最後のユニフォーム姿をインストラクターの先生方、教員の方々と一緒に写真に収めました。     臨床の場では、いつ、どのようなことが起きるか分かりません。 その時の対応として、今回の学びを忘れず、これからも勉強を重ねていきたいと思います。 そして、4月からそれぞれが理想とする助産師になれるよう精一杯頑張っていきたいと思います!   助産学専攻科 鏡味庸華 【助産学専攻科 関連記事】 ベビーマッサージとマタニティヨガの特別講演~助産学専攻科 ICMアジア太平洋地域会議・助産学術集会に参加~助産学専攻科 麻薬取締官に学ぶ麻薬と医療用麻薬の現状~看護医療学科「看護倫理」(看護医療学科との合同講義)

2015.08.11

ベビーマッサージとマタニティヨガの特別講演~助産学専攻科

ベビーマッサージとマタニティヨガの特別講演   7月7日(火)に、インストラクターの森田先生に来ていただき、ベビーマッサージ、マタニティヨガの講義を受講しました。   ★ベビーマッサージ★ ベビーマッサージとは、肌と肌で触れ合う親子のスキンシップのひとつです。赤ちゃんに優しく声をかけながら行うことでお母さんの愛情をたくさん受け、情緒豊かで安らかな心が育ちます。 また、それだけでなく、赤ちゃんの皮膚を刺激することで脳や全身の発達も促されます。 私たちも実際に赤ちゃんの人形に声をかけながら、ベビーマッサージを体験しました。     はじめは、見よう見まねで行っていましたが、ベビーマッサージにおいて大事なことは手技や手順ではなく、愛情を持って赤ちゃんに触れたり話しかけたりすることだと教えていただき、楽しくマッサージができました。   ★マタニティヨガ★ マタニティヨガとは、妊娠中の精神・肉体・呼吸を整え、心と体の安定を目指すプログラムです。 マタニティヨガのポーズをとることで、腰痛、肩こり、便秘、足のつりなどの妊娠中の不快症状の予防や、お産の姿勢の練習が自然に身につくという効果があります。     写真にあるように精神を整え、リラックスを促すポーズが多かったですが、中には私たちでも少しきついポーズがあり、やはり出産には体の柔軟性も大切だと実感しました!   助産学専攻科 長﨑理紗

2015.08.10

ICMアジア太平洋地域会議・助産学術集会に参加~助産学専攻科

助産学専攻科「助産研究」   7月20日(月・祝)~22日(水)3日間、横浜で開催されていた『第11回ICMアジア太平洋地域会議』に、20日・21日に助産学専攻科学生10名で参加しました。 国際的で大きな学会だったため、とても楽しみにしており、いざ会場に着くと参加者の人数の多さと、この中に居る人たちが助産師、または助産学生であるということに何か感慨深いものを感じました。    ▲助産学専攻科学生10名   1日目はプレコングレスで、午後からの開始でした。 4つの会場に分かれ、それぞれ違った内容の発表をしているので、興味があるものに各自で参加するようにしていました。日本における助産の実情についての発表はもちろん、諸外国に関する発表もあり、興味深いものでした。初めに参加した発表では、近くの方々と自己紹介するというのもあり、長年助産師として活躍されている方のお話を聴く機会にもなり、とても刺激されました。   2日目は午前中からで、まず和太鼓が演奏されました。女性と子どもたちで構成されたグループで圧巻の演奏でした。 そのあとに開会式が始まり、参加国の助産師協会の代表者の方が自国の伝統衣装を纏って順番に紹介されていきました。この時に改めてとても多くの国が参加しているのだと実感しました。そして、秋篠宮妃様の挨拶もあったことに驚き、今回の学会の規模の大きさを感じました。     そのあとは、1日目と同様に各自で参加したい発表に回るようにしました。1日目と違い、外国の方々が多くみられ、発表以外に展示会もしていました。発表は、他国の方々も行っており、英語によるもの、同時通訳があるものがあり、1日目とは雰囲気が違うものでした。   展示会では、最新の機器を紹介していたり、昔日本で使用されていた助産の器具の展示もされていたり、とても興味深く、助産師の歴史に感動しました。   そして、研究発表のポスターも掲示されており、様々な研究内容で読むだけでとても勉強になりました。   残念ながら、3日間全てに参加することができなかったのですが、この2日間だけでも様々な研究発表が聴けて、新しい発見、臨床に活用できる知識もたくさんあり、とても有意義な2日間でした。また、ここに参加している人たちとの交流の機会にもなり、とても良い刺激になりました。 そして、学生10人で2日間を過ごしたことで絆もより深まったと感じます。 今回の学会の参加で様々なものを得られ、今後に向けた良い学びになりました。   助産学専攻科  田中 美緒

2015.07.27

奈良県母性衛生学会に参加し、ゼミ生が卒業研究を発表!~看護医療学科(廣金ゼミ・鷲尾ゼミ)

平成27年7月25日(土)猛暑の中、12:30より、奈良県下の医師、助産師、看護師、看護師・助産師養成所の教員及び学生が集合し、奈良県医師会館にて奈良県母性衛生学会が今年も開催されました。毎年、看護医療学科の鷲尾ゼミでは、卒業研究発表に向けて本学会を聴講させていただいています。今年度は、廣金ゼミとともに、昨年度ゼミ生が行った卒業研究を1題ずつ発表しました。   発表者 藤田 百合恵 看護医療学科平成27年3月卒業・(現)助産学専攻科学生 『児童虐待ハイリスク家庭』について発表させていただきました。発表後には臨床の立場からご意見をいただくこともでき、改めて児童虐待の奥深さと社会全体で取り組んでいくことの重要性を感じました! 初めての経験で緊張も大きかったですが、とてもいい経験となりました!   発表者 竹田 亜柚 看護医療学科3月卒業・(現)助産学専攻科学生 『看護医療学科の時に行った出生前教育の在り方』についての発表をさせていだたきました。無事発表を終え、質問をいただき、研究の難しさや奥深さを感じました。今回の研究にあたって、ゼミの鷲尾先生には、たくさんの指導やアドバイスをいただきました。発表はとても緊張しましたが、学びの多い良い経験になりました。   2人とも緊張しながら発表していましたが、会場からのご意見や質問に、はきはきと答えており、とても頼もしく感じました。発表後には、一般社団法人奈良県助産師会の宮田英子会長(後列 向かって左から5人目)とともに、参加者全員で写真撮影をしていただきました。 参加者 前列 廣金ゼミ学生1名、鷲尾ゼミ学生4名[(現)看護医療学科学生] 後列 助産学専攻科 美甘祥子講師、昨年度の廣金ゼミ学生1名、鷲尾ゼミ学生3名[(現)助産学専攻科学生]、看護医療学科 廣金和枝准教授、私(鷲尾弘枝)   今回参加したゼミ生からの感想です。 「初めて学会に参加させていただき発表を見せていただき、私の興味がある助産分野だったので、すごく楽しく勉強になりました。先輩方の発表は内容も理解しやすく、スライドも見やすかったです。また、研究の内容も現在、問題になってるものばかりで看護師、助産師になった時にこの学会を聞いているか聞いていないかで、対象者に大きく違った関わりができると感じました。助産師の方の発表で難しく十分に理解できない内容もありましたが、学会とはどんな雰囲気かというものを感じ取ることができ、良い学びができたと思います。」 看護医療学科4回生 小畠彩(鷲尾ゼミ)   「初めて学会というものに参加させていただき、発表を聞かせていただくことで、母性看護の向上のため、学生から助産師の方まで幅広く研究されていることを知りました。就職してからも、常に向上心を持ち、しっかりと頑張って行きたい、と思いました。」 看護医療学科4回生 中川由美(鷲尾ゼミ)     現在、看護医療学科のゼミ生は、4年次配当の離島・へき地医療体験実習の真っ最中ですが、10月3日(土)看護医療学科の卒業研究発表会に向けて、これからラストスパートです。今日の学びを活かして頑張っていきましょう! 看護医療学科 講師 鷲尾弘枝

2015.07.16

麻薬取締官に学ぶ麻薬と医療用麻薬の現状~看護医療学科「看護倫理」

7月7日(火)の看護医療学科3年次配当の授業「看護倫理」で、現役の麻薬取締官(講師:近畿厚生局麻薬取締部神戸分室 髙橋正氏)をお招きしての講義が行なわれました。助産学専攻科の学生も合わせた合同講義に、約100名の学生が参加しました。 テーマは「医療人に課せられた社会的使命…薬物の怖さを熟知し効能を最大限に活かす」。薬物乱用の種類や怖さについて動画や図表等でわかりやすく説明していただき、「一度でも薬物を乱用すると、依存症は一生治らない」ことを学びました。     現在日本ではマスメディアの影響などで危険ドラックに対する恐怖心や警戒心が先行しており、医療現場での麻薬使用量が諸外国と比較して少ない現状があります。このことは、疼痛で苦しんでおられる患者様が大勢おられる(=外国と比較すると日本人は痛くても我慢する傾向がある)ことを示していること、「医療麻薬は適正に使用すると副作用は出現しない」こと、現在医療用麻薬は、疼痛緩和の目的で患者様の枕元で管理することができることなど、多くのことを学びました。薬剤師でもある麻薬取締官の講義は、メッセージを伝える熱意が伝わるものでした。     終了後には学生からの質問にも快く応じていただきました。また当日取材に来ていた新聞社からの取材に学生が応える場面も見られました。   今後学生の皆さんが臨地実習で麻薬の管理や疼痛緩和の薬剤に関心を持ち、理解をさらに深めていくことを期待したいと思います。 なお、髙橋さんと本学看護医療学科の松本泉美教授および中居は、①麻薬取締官による講義を受けた場合(3回生)②乱用薬物のパンフレットを読んで理解する場合(2回生)、以上2つの方法で麻薬に対する理解や意識がどう変わるのかを比較する研究を進めています。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。    助産学専攻科 講師/教務主任 中居 由美子

2015.03.09

「NCPR(新生児の蘇生)Bコース」を受講して~助産学専攻科

大学へ向かう道筋も、肌寒い季節から 3月に入って桜の蕾がつき、少し春らしさを感じる季節へとなってきました。   さて、私たち助産学専攻科は2月の国家試験と卒業研究発表会も終え、 3月4日(水)に学内最後のイベントでもある『NCPR(新生児の蘇生:Neonatal Cardio-Pulmonary Resuscitation)Bコース』を受講しました。 今回は、学生全員と先生方と一緒に受講しました。     NCPRとは、日本周産期・新生児医学会により「すべての分娩に新生児蘇生法を習得した医療スタッフが新生児の担当者として立ち会うことができる体制」の確立をめざし、新生児の蘇生を新生児科医のみならず、分娩にかかわる産科医、助産師、看護師、さらには医学生・看護学生、救急救命士等にも学んでもらおうというものです。講習会受講後、試験に合格し所定の手続きを経て「新生児蘇生法修了認定」の資格を得ることが出来ます。   1日の流れとして、まず講習を受けた後、実際に人形を使って蘇生法のデモンストレーションを行います。その後、試験を受けて終わりです。     インストラクターによる蘇生時に必要な知識や実践の講座を受け、新生児の緊急時に対応出来る助産師となるためには的確な判断と、現場で迅速に動くことが出来るよう訓練することが大切であることを学びました。 デモンストレーションでは、一つ一つの行動に時間がかかってしまい、次に何をすればいいのか考えている時間がなかったり出生後30秒単位で行動することの難しさを体感しました。 その時の対応によって生まれてくる新生児の生命が左右するという話を聞き、改めて生命の誕生に関わる助産師としての責任感や、チームとして動いていく大切さを感じました。     また、実施のデモンストレーションでは、真剣な眼差しの先生方の姿もみられ、いつまでも勉強し学んでいる姿勢は今後とも見習っていきたいと思いました。   最後にテストを受け全員合格していることを願いながら最後のナース服姿を写真におさめ、1日が終わりました!(緊張感が取れて、いい笑顔☆) 4月から現場で、今回の学びを活かし笑顔を忘れずそれぞれが自分の理想とする助産師になれるように精一杯頑張っていきたいと思います!   助産学専攻科 吉安 生希

2015.03.05

助産学専攻科事例研究発表会を行いました。

2015年2月27日(金)、助産学専攻科の事例研究発表会を行いました。     昨年の9~10月に行った実習での学びを、12月より3ヶ月間という長い期間を費やし、学生たちが論文としてまとめました。 実習中には、学生は臨床指導者より熱心なご指導を頂き、叱咤激励され…、多くの事を学ばせていただきました。また、学生が受け持つことを快諾してくださった妊産褥婦の皆様からは、児の誕生の喜びだけでなく、母親になることで経験する様々なことを通して、多くの事に気づかせていただきました。 9週間という大変長い実習でしたが、学生がそこで学び体験した事を、じっくりと、一つずつ丁寧に振り返り、自身の助産観について考えた成果を発表しました。     発表会当日(2月27日)は、5つの実習病院の病棟師長、副師長、主任、臨床指導者といった方々が出席してくださいました。実践の場で活躍されている方々の貴重なご意見を頂き、大変有意義な会となりました。遠方より、冷たい雨が降りお足元の悪い中、発表会に来ていただき、深くお礼申し上げます。 学生は、論文作成と発表会を通じて、目指す助産師像が、さらに明確になったと思います。4月からは助産師として歩み始めますが、時々、この時に考えた助産観を思い出し、頑張っている自分を褒めて欲しいと思います。 最後になりましたが、実習を受け入れ、ここまで育てていただきました施設の皆様、受け持たせていただきました妊産褥婦の皆様に心より感謝申し上げます。 助産学専攻科 講師 美甘 祥子     【発表した学生のメッセージ】 お世話になった実習病院の指導者さんをはじめ、先生方がいらっしゃる中、自分達がこの1年間学んだ集大成を発表させて頂きました。 発表前は国家試験とはまた違う緊張感でいっぱいでしたが、終わった後の開放感と達成感はたまりません! 最後にみんなでとった集合写真! みんなホッとして良い笑顔をしています(笑) 助産学専攻科 山本 果歩

2014.08.30

「奈良県母性衛生学会」参加レポート~助産学専攻科

  皆さん、こんにちは。 7月26日(土)に、助産学専攻科7名全員で、『第29回奈良県母性衛生学会』に参加してきました。 前回の京都で開催された日本母性看護学会学術集会に続けての2回目の学会参加です。   助産師が行う性教育のあり方や、妊娠期からの胎児との愛着形成を促す要因と看護等様々な研究発表がありました。 学会での発表内容を聞いて、知らないことがたくさんありました。 これからも、さらに勉強をしていこうと思いました。     私たちは9月から別々に、それぞれの病院に実習に行きます。 今回の研究発表を聞いて、助産技術をみがき産婦さん褥婦さんを援助できるようになりたいと思いました。 これからも、各自のめざす助産師になれるよう日々努力していこうと思います。 助産学専攻科 角田美也子