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ボランティアセンター

2014.04.25

海外ボランティアレポート~障がい児支援センター in ベトナム!

看護医療学科4回生の中野麻祐子です。 2013年10月~2014年1月の約3ヶ月間、ベトナムでの海外ボランティアを経験してきました! 言葉の壁など不安もありましたが、「海外で働きたい」という将来の目標と「学生のうちに世界を見て、視野を広げたい」という気持ちが強く、決心するのにあまり時間はかかりませんでした。 今思えば、「ボランティアに行く」と決めてから帰国するまで、ずっとワクワク感でいっぱいでした!     私はハノイにある障がい児支援センター(PHUC TUE CENTER)で活動していました。 対象年齢は5歳~22歳、障がいの種類は知的障がい、ダウン症、心身障がいが多く、障がいのレベルも様ざまでした。その中で私は毎日一人ひとりに合わせた遊び、食事介助、算数や読み書き教えたり、一緒に絵を描いたりしていました。 センターのベトナム人の先生は英語が話せるのでよかったのですが、子どもたちはベトナム語しか話せないのでコミュニケーションをとるのにかなり苦労しました。それでも私なりにbody language、表情や触れ合うことで言葉の壁を少しずつ乗り越えていきました。 また、現地でベトナム語のレッスンを受けていたので簡単な会話が出来るようになり、コミュニケーションにとても役立ったと思います。 帰国が近づくにつれて子どもたちが「まゆこ帰らないで!もう1ヶ月間でいいから居てよ!」と泣き叫ばれたときには今までもがいてきた事が一気に晴れると同時に、子ども達との心の距離がグっと近くなっていることを実感できた瞬間でした。 言葉よりももっともっと大切なものが人と人との間には必要で、それが何なのか、そのときに気づく事が出来ました。   (Phuc Tue Center)   ベトナムでの生活はとても楽しく、ご飯も美味しかったです。ホームシックにもなりませんでした! ただ、私のほかにも日本からの参加者が沢山いるだろうと思っていましたが、驚いたことに、なんと日本人は私だけ!!みんなヨーロッパやアメリカ出身だったので約3ヶ月間、日本語を話す機会はゼロに近かったです!でもその分毎日英語に触れていたので「下手な英語でも伝えたい!会話したい!」という強い精神力がつきました!(笑) 休日は現地でできた友達、ボランティア仲間とベトナム各地を旅行でまわったりベトナムの文化を学んだりと刺激的な毎日を過ごしていました。   (SAPA)                                                (HALONG BAY)   この3ヶ月間の経験によって視野がひろがったのはもちろん、考え方も少し変わったと思います。 長期間で参加していればもっと沢山の経験が出来たかもしれません。でも、学生で障がい児支援活動した私だからこそ分かる感動や、気づきがありました。その学びを大切にして将来につなげ、今度ベトナムに行ったときは子ども達や家族のように接してくれた世界中の友達に心から「ありがとう、大好き!」の気持ちを改めて伝えたいです。 そして何より、私の”挑戦したい”という気持ちを尊重してくれた親には本当に感謝しています!! 皆さんも学生のうちに挑戦したいことがあれば頑張ってみてください!    看護医療学科4回生 中野 麻祐子

2014.04.11

「みんなで外遊びプロジェクトin春休み」に参加!~被災地支援サークルHOPEFUL

こんにちは、教育学部2回生のゆっきーです!   春休みを利用して3/31〜4/2に福島県会津若松市で行われた『みんなで外遊びプロジェクトin春休み』に、被災地支援サークルHOPEFULメンバーの前ちゃん、本ちゃんと一緒に、参加してきました!   『みんなで外遊びプロジェクト』は、特定非営利活動法人 寺子屋方丈舎(てらこやほうじょうしゃ)によるプロジェクトです。外遊びの中でお互いが人に頼む、また人から頼られる経験を積んで仲間づくりの大切さを理解することや、プロジェクト終了後も一緒に遊べる子どもたちの関係を作ることをめざした活動です。   青森県から来ている子どもや福島県の中でも比較的に放射能の影響が大きかった大熊町から来ている子どもなど、参加者は様々でした。   朝、会津若松駅で子ども達を迎え入れてバスに乗り、福島県会津自然の家に到着!   そこでは木を使ったクラフトをしました。 みんな一生懸命に作っていました☆     そしてお昼はバイキング形式の昼食を食べてから、プレイホールと野外に分かれて自由遊びの時間! ドッジボールをしたりフラフープをしたりピアノを弾いたり川遊びをしたり… 自然豊かな場所でのびのびと体を動かして、とても楽しそうでした! 友達と遊ぶ子ども達はみんな笑顔で溢れていました(^^)♪   子ども達の活動の様子はこちらから☆   子ども達との時間はあっという間で一日だけでは足りず、解散する時はとても寂しかったです。 今回企画してくださった寺子屋方丈舎さんは毎年子ども達とキャンプや日帰りのプロジェクトを行っているようなので、ぜひまた参加したいと思いました!!   子どもが好きな人、ボランティアに参加してみたいという人は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか(^^)?   私たちは今回福島県に行き、プロジェクトに参加することで、改めて復興支援を継続的に続けていきたいなと思いました。 私たちができることはほんの一部にしか過ぎないかもしれませんが、子ども達の「楽しかった!!」と言う笑顔を見て、無駄ではないのかなと思いました。   「復興支援」と一言で言っても様々ですが、このように目に見えない支援もたくさんあります。 私たち学生はこれからも必要とされる限りのことを少しずつでも続けていき、このように活動の記録をみんなに発信していきたいと思います。   最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!   被災地支援サークルHOPEFUL 現代教育学科2回生 荒井 章恵

2014.04.08

学生広報スタッフBlog vol.122~学生による被災地支援活動に、住友商事から助成が決定!

こんにちは!学生広報スタッフで被災地支援サークル「HOPEFUL」の山地美咲です!   東日本大震災以降、畿央大学の学生と教職員有志による被災地支援の活動がつづいています。被災地支援サークル「HOPEFUL」では、今年の夏に福島県の子どもたちを対象としたイベントを企画しています。その活動に、住友商事 東日本再生ユースチャレンジ・プログラム-活動・研究助成-2014年度の助成をしていただくことが決定しました!昨年に引き続き、2年連続での助成になります。     【助成対象一覧】【Aコース(ユースが任意のチーム/サークル/グループで取り組む活動や研究)   そして、先日東京で行われたスタートアップオリエンテーションに、現代教育学科1回生の前川知史くんと共に参加してきました。新幹線で東京駅まで行き、途中何度か迷いながら会場にたどり着きました。始まる前から、他団体の方とお話しする人たちも多い中、知り合いのいない二人はどうすればいいのか分からず、緊張しながら時間まで過ごしました。   助成オリエンテーションのあと、助成決定証書をいただきました。これから夏まで大変なことだらけではありますが、証書をいただき、これからもより真剣に頑張っていこうという思いが強くなりました。     その後、10団体程度に分かれて行ったグループワークでは、お互いが団体紹介をした後に、他団体の活動のすごいところを伝えて、エールを送りあいました。「被災地支援」といっても、さまざまな活動の形があることを知ることができました。   また、エールタイムでは、自分たちの強みを再確認することができました。例えば、畿央大学には教育・健康それぞれの分野で専門性の高い学生がいて、それを生かしながら活動しているところが、他の団体にはなかなかない点として挙げられました。   最後に、他団体の方と親交を深めるために、懇親会が行われました。老舗の日本料理店がプロデュースしたレストランで、とてもおいしく、二人とも食べ過ぎちゃいました!(笑)   他団体の方々と、どんな思いでどんな活動をしていてどんな思いを持っているのか、学生団体ならではの悩みや、活動拠点が被災地から離れているからこその悩みなど、他団体の方とお話しすることができた貴重な機会でした。このつながりを大切にしていきたいです。   ▼レストランの窓から見える夜景がとてもきれいでした。   これから、夏のイベントに向け、まだまだするべきことが山積みではありますが、全力で突っ走り切りたいと思います。このKIO Smile BlogやHOPEFLのfacebookページでも情報発信していきますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。   【関連ページ】 被災地支援HOPEFUL facebookページ 畿央大学のびのびプロジェクトfacebookページ 学生広報スタッフBlog vol.108~被災地支援のびのびキャンプ、住友商事の中間発表会!

2014.03.11

学生広報スタッフBlog vol.118~3月11日、被災地のためにできること。

皆さんこんにちは♪ 学生広報スタッフ&被災地支援サークル「HOPEFUL」メンバーの、きーさんです☆   今日は3月11日。東日本大震災からちょうど3年ですね。 最近は報道も少なくなりましたが、節目となるこの日の前後はどの局も特番を組んだりしています。 被災地の現状はまだまだ厳しいものがあり、「何かしたい」「でもどうしたら良いか分からない」という思いで見ている人も多いのではないでしょうか?   『HOPEFUL』は、畿央大学の被災地支援サークルです。 被災地の団体や他大学ともつながり、ボランティアの情報を共有して様々な活動に参加しています。 これまでの活動の様子もいくつか大学公式ブログにアップしているので、良かったらご覧ください☆ ・学生広報スタッフblog vol.37 ~被災地支援サークル「HOPEFUL」の活動 ・学生広報スタッフblog vol.46~被災地支援サークル活動報告@宮城県石巻市! ・学生広報スタッフblog vol.60~被災地支援サークルHOPEFULの活動 ・被災地支援「きっかけバス47」~ボランティア学生レポート!その2   また、福島の子ども達と「のびのびキャンプ」をこれまでに3回実施してきた「畿央大学のびのびプロジェクト」のメンバーも、『HOPEFUL』に多数参加しています。 ・学生・教職員有志の被災地支援「のびのびキャンプ2013」を福島県で開催! ・学生広報スタッフBlog vol.90~のびのびキャンプ2013参加レポート! Facebookページ 畿央大学のびのびプロジェクト   『HOPEFUL』は、次年度の活動に向けて新体制で動き始めています! 4月以降、新入生・在学生を問わず新規メンバーも募集する予定なので、お気軽にお問い合わせを(^o^) 是非、一緒に活動しましょう!    ▲会議の様子☆ 昼休みを中心に集まっています ▲もぐもぐ♪ 楽しく元気なメンバーたち☆            ▲忘年会☆ みんな仲良く楽しく真剣に活動しています!

2014.03.07

被災地支援「きっかけバス47」~ボランティア学生レポート!その2

「今を生きろ、この一瞬を生きろ。」 僕がとても大事にしている言葉です。   こんにちは、来年度3回生となります、教育学部現代教育学科の大東元気です。 僕は2014年2月22日(土)~25日(火)の4日間、「きっかけバス奈良」に参加してきました。 きっかけバスとは47都道府県の学生たちが支援者の方の支援金を使わせていただき、岩手県・宮城県・福島県に訪れて「風化」「風評」に苦しむ東北に復興の「旋風」を巻き起こす、そんなプロジェクトです。   みなさんは今、東北の復興はどれくらい進んでいるか、御存知でしょうか? 東日本大震災から3年、今の東北はどうなっているのか、 「建物や住民が避難場所や仮設住宅から少しずつ戻ってきている。」 「復興は進んでいる。」 そんな風に、なんとなくで、漠然としたイメージでしかないという方も多いのではないでしょうか? 僕もその中の一人でした。   ▲この写真は、岩手県のJR陸前高田駅から陸前高田のメインストリートを撮った写真です。   見ての通り、建物も住民も、だれも、なにもありません。 僕はこの光景を目にして言葉が出ませんでした。 僕はなにを思って、「復興は進んでいる。」と思っていたのでしょうか。 人がいませんでした。   ▲ここはJR陸前高田の駅のホームです。   ▲この建物は宮城県南三陸町にある、防災対策庁舎です。2つの写真から津波の凄まじさが感じ取れるのではないでしょうか。   ▲宮城県にある閖上(ゆりあげ)中学校にも行ってきました。 (ちなみに、YouTubeには閖上中学校の屋上から見た津波の様子がアップされています)   「生きたくても生きられなかった方がたくさんいる。」と感じる瞬間がたくさんありました。やはりその時には、言葉が出ませんでした。     東北の今、復興はおろか、復旧さえ進んでいないところがほとんどなんです。 なぜ復興は進まないのか、なぜこんなにも被害がでてしまったのか、原発問題とはなんなのか、一度調べてみてください。 それでわからなかったり、もっと詳しいことを知りたいと感じたり、自分もなにかできることはないかと思ったら、ぜひ僕に一声かけてください。絶対に力になります。 畿央大学の被災地支援サークル「HOPEFUL」にも所属しています。昨年は学生・教職員有志による「のびのびキャンプ2013」にも参加しました。興味があるならぜひ、アクションを起こしてみてください!     僕は東北に行って、防災の大切さについても知りました。 しかし防災の大切さを知るだけではいけません。 今度起こる“南海トラフ地震”に備え、いつおこるかわからない天災に備え、防災をしておくことは大切なのです。 生きるために。 ・自分が避難する場所はどこか ・その避難場所は本当に安全か ・その避難場所の備蓄はどれくらいあるのか これらのことを熟知しておくだけで、生き残れる確率はぐっと上がります。     このブログに載っていることはほんの一部ですが、すべて真実です。日本で起きている“今”です。 僕は東北で、現実や命のはかなさ、そして人の温かさを知りました。 東北の方が、きっかけバス参加者の僕らに向けた言葉でとても印象に残っている言葉があります。「あなたたちや、あなたたちの大切な人に生きてほしい。」という言葉です。 この言葉にどれだけのいろんな思いや感情が隠されているのでしょうか。 なぜこのような言葉を発することができたのか。 僕はこのきっかけバスでの体験を絶対に忘れません。そして、大切な人に、大切な人の大切な人に、ずっと伝え続けることを心に決めました。 最後になりましたが、このブログを最後まで読んでいただきありがとうございました。 ぜひあなたの大切な人に、このブログで知った少しのことでもいいので伝えてくださればと思っています。 自分が避難する場所はどこか、その避難場所は本当に安全か、その避難場所の備蓄はどれくらいあるのか、自分の住んでいる地域の土地の高さはどれくらいか、防災リュックは準備できているか、これらのことがあなた自身、あなたの大切な人の命を救う力になります。 どうか、「今を生きてください、この一瞬を生きてください。」 いつなにが起こるかわからない、生と死の世界に僕たちは生きているのです。   現代教育学科2回生 大東 元気 【関連リンク】 被災地支援「きっかけバス47」~ボランティア学生レポート!その1 畿央大学のびのびプロジェクト ブログカテゴリ「被災地支援の活動」

2014.03.05

被災地支援「きっかけバス47」~ボランティア学生レポート!その1

こんにちは。畿央大学教育学部3回生の柴田大貴と片岡利允です。 僕達2人は今回、被災地支援活動の『きっかけバス47』という活動に参加させていただきました。 (柴田は滋賀バス:2014年2月16日~19日、片岡は奈良バス:2014年2月22日~25日)     『きっかけバス47』は、47都道府県から各都道府県につき学生40人を乗せた1台のバスを東北三県(宮城・福島・岩手)に送り出すプロジェクトです。 学生が東北での実体験を通して東北の今を感じ、震災の教訓を学び、自分のコトバで家族や友人、大切な人、それぞれの故郷・地域の人たちに伝え続けていき、そして、日本中が助けあって東北の復興に関わり、3.11の教訓を地域の防災に活かす“きっかけ”をつくるという目的で行われています。 公益社団法人助け合いジャパン主催のもと、環境庁と連携、内閣府が後援の大規模なプロジェクトとなっています。 今回は、僕たちが東北の土地へ行き、学んだこと、感じたことを多くの人に伝えて行きたいと思い、投稿させていただきました。   ▼震災の2時46分で止まった時計 (宮城県名取市立閖上中学校 旧校舎)   私は東北に行き、語り部さんのお話の中で特に心に残っていることが2つあります。 1つ目は「皆さんは自分が災害に遭わないと思っているのです」と言われたことです。 「自分は大丈夫だろう」と思っていた自分の心を見透かされたような気がし、防災に対する認識の甘さを感じさせられました。いつ災害が来るか分からない、明日は自分が被災者になるかもしれない、という怖さを実感させられました。   2つ目は教育に関する話で、ある学校では「教師の適切な判断と普段の避難訓練のおかげで、子ども達の命が守られた」、またある学校では「教師間の連携が上手く取れていなく、教師の判断ミスで津波に流されてしまった」という話を伺い、避難訓練の大切さ、教師は子ども達の命を預かっている立場であり、大変責任感のある仕事だということを改めて感じさせられました。   最後に、私が多くの方に伝えたいことに、福島の除染プラザセンターで聞いたお話があります。 「福島といえば放射能のイメージがあるために福島の野菜を買おうとする人は少ないかもしれません。でも、それは大きな間違いなのです。きちんと検査されているかどうか分からないような野菜と比べると、福島の野菜は様々な検査を通って出荷されているため「世界一安全」な野菜と言えるのです。と施設の方から伺い、自分が風評に踊らされて物事を判断していたと、気付かされました。 少し考え方を変えるだけで、風評被害は止められます。私達は風評被害に踊らされることなく、正しい情報をきちんと知ろうとして、そして、風化させないために、正しく多くの人に東北の様子を伝えていくことが大切なのです。東北に旅に来て、魅力を知ること、それを伝えることも十分、町を元気にして、活気づけ、復興に繋げられるのです。 またこの地に戻って来ようと思わせてくれる暖かさが、東北にはたくさんあります。東北のことを知ろうとする。その気持ちだけでも十分、東北支援に繋がるのです。皆さんもこの投稿を見て、少しでも東北支援に興味を持っていただけたのであれば幸いです。 教育学部3回生 柴田 大貴   私は、今まで何も知りませんでした。いや、知ろうとしませんでした。この4日間、本当に自分の無知に気付かされました。復興はまだしも、復旧すらしていない現実。ここに本当にかつて人がいて、建物などがあったのかと疑いたくなるような何もない土地。一番初めに宮城県南三陸町の防災対策庁舎の前にバスから降りたとき、その場の静けさに違和感を覚えました。そんな第一印象で東北三県を巡るツアーが始まりました。 現地で行ってきたボランティア活動、当時避難所を運営していた語り部さんのお話、仮設商店街、地元の語り部ガイドの案内で巡るツアー、福島除染情報プラザ、被災物が展示されている美術館などの経験から、感じたこと考えたことをいくつか伝えたいと思います。 南三陸での農業復旧作業。畑にある津波で流されてきた瓦礫や大きな石をピッケルやつるはしで掘り起こしていくという比較的地道な作業でした。しかし、この作業は必ず復興の力になる作業だと現地の方はおっしゃっていたので、少しでも復興の力になれたことにうれしく思いました。また、東北の地を訪れるだけで現地の方は、「私たちの土地はまだ忘れられていないのだな」という気持ちになるそうです。地道な作業がまだ残っており、心のケアという意味でも、まだまだ現地での継続的な支援が必要なのだと感じました。 釘子さんという語り部さんのお話。「避難所の場所を知っていますか?」という問いかけに、私は手を上げられませんでした。家族がバラバラになったときの連絡の手段も考えたことがありませんでした。心のどこかで、自然災害を他人事に思っていたことに気付きました。しかし、誰もが被災者になりうる可能性があります。今までの奈良県は、私の知る限り自然災害による被害が他県に比べて少ないからか、防災意識は低いのではないかと思います。しかし、奈良県にいるときだけに自然災害は起こりますか?今までがそうだったように、これからも奈良県は大丈夫だといえますか?今回の東日本大震災では、さまざまな想定外あったようです。だから、いつでも最悪の事態を想定して、その対策をしておくべきではないでしょうか。この記事を読んでくださっている方には、ぜひ自分の身を守る術を今のうちに身に付けておいて欲しいと思います。1秒後にさえ何が起こるかわからないので。 他にも、この4日間でここには書ききれない程の経験をさせていただきました。それは知ることが怖くもなるほどものでした。しかし向き合わねばなりません。現地の方々がそうしていたように。この貴重な経験を、「きっかけバス47」に関わってくださった多くの方々、支援してくださった方々、東北の方々、そして未来の災害から救われるべき人々のために、生かしていきます。私に何ができるのかまだ分かりませんが、とにかくできる限り伝え続けていきます。来週、地元の小学校の5.6年生と先生方の前で話をすることになりました。ゆくゆくは小学校教諭になり、防災教育をもって一人でも多くの子どもたちに生き抜く力を身に付けさせたいです。 教育学部3回生 片岡 利允 ▼被災した宮城県南三陸町 旧防災対策庁舎 【被災地支援関連リンク】 畿央大学のびのびプロジェクトfacebookページ ブログカテゴリ「被災地支援の活動」

2014.02.06

学生広報スタッフBlog vol.115~被災地支援「ひらそるニューイヤーキャンプ」で福島県へ!

学生広報スタッフ、現代教育学科2回生の尾西萌です。 今回は平成26年1月3日(金)から5日(日)の2泊3日で参加した「ひらそるニューイヤーキャンプ」の報告をします!     このひらそるニュイヤーキャンプは、福島県二本松市で活動されている「ふくしまの笑顔をつなぐボランティアグループ“ひらそる”」が主催。また、この活動は赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」の助成を受けています。ひらそる様とは畿央大学の学生・教職員による被災地支援「のびのびキャンプ」で協働させていただいているご縁から、今回協力することになりました! 今回は畿央大学からの助っ人として、のびのびプロジェクトメンバーのみゆっきー、卒業生のおやじ、在学生のひちょり、わかちゃん、私の合わせて5人が参加しました!     子どもたちは2011、2012、2013と3回行った「のびのびキャンプ」に参加している子もいれば、今回のキャンプが初参加の子もいて、新たなつながりも生まれました。   1月3日(金)の初日。二本松市役所で集合したのち、バスに乗ってフォレストパークあだたらへ。最初は緊張でいっぱいだった子どもたちも、景色が山へと変わっていくうちに一面真っ白な雪で埋め尽くされたところを見て、笑顔が増えていきました!     キャンプ場についてからは、のびのびキャンプ2013学生代表、ひちょりによるアイスブレイク! 簡単なゲームを通して、初対面同士の緊張をほぐします。   ▼(写真 左)日本列島(全員で力を合わせて新聞紙1枚の上に乗るゲーム) ▼(写真右上)似顔絵リレー ▼(写真右下)風船遊び   子どもたちも大人たちも緊張が和らぎ、楽しむことに夢中になっていました!   その後、名札にするための缶バッチと3.11に使用する灯明作りをしました。     さっきまで体いっぱい動かして笑顔いっぱいだったのと打って変わって、みんな真剣な表情で一生懸命作っていました。子どもたちの中には、年下の子のサポートをしてくれた子もいて、また大きく成長していたことにも感動しました。   そして、ロッジに集合して夕食! まず、みんなで作った灯明にあかりを灯して、黙とう。2014年、新しい年を元気に迎えられたことに感謝しました。     メニューはしゃも鍋、トマト鍋、オードブルに焼き芋・・・と盛りだくさん。 準備も後片付けもみんなでして、おなかいっぱいわいわいと食べることができました!     1月4日(土)の2日目は場所を変えて、映画「フラガール」で有名な、いわき市の「スパリゾートハワイアンズ」に行きました。雪でいっぱいの冬とプールでおもいきり遊べる夏の両方を楽しみました(笑)   ハワイアンズに向かう途中には、福島大学・いわき明星大学ののびキャンメンバーのあだっち、いわっちょも合流。久しぶりの会った子どもたちは、とても嬉しそうでした。     ハワイアンズに着いてからは、水着に着替え、流れるプールやウォータースライダー、ビーチバレーなどして、思う存分遊びました。帰りのバスは、みんな疲れて夢の中でした(笑)   開散場所の二本松市役所に着くと、子どもたちのご家族がみんなの帰りを待ってくれていました。バスから降りると、一目散にお家の人のところにいって、キャンプのことを話している子もいました。これで子どもたちとはお別れで寂しかったですが、必ずまた会えると信じて、元気に帰っていく子どもたちを笑顔で見送りました!     このキャンプに参加して、子どもたちといっぱい遊べたのはもちろん、成長している姿や今まで知らなかった福島を見ることができて、いい経験になりました。   3日目の福島めぐりの様子は第2弾で紹介しますので、ご期待下さい!   【関連リンク】 畿央大学のびのびプロジェクト(過去のキャンプの様子が写真で分かります) 東日本大震災支援~ひらそるウィンターキャンプ&アクアマリンの旅~を実施!

2013.11.22

学生広報スタッフBlog vol.108~被災地支援のびのびキャンプ、住友商事の中間発表会!

こんにちは!学生広報スタッフ、現代教育学科2回生の尾西萌です。   たいへん遅くなってしまったのですが、今年度「畿央大学のびのびプロジェクト」の活動に対して助成をしてくださっている住友友商事様の「東日本ユースチャレンジ・プログラム2013 中間報告会」に行ってきました。 場所は仙台、プロジェクトメンバーの同じく現代教育学科2回生の若林さんとともに、9月28日(土)、29日(日)の2日間にわたり参加しました。     新幹線で行ったため、約4時間半もの移動に2人とも疲れてしまいましたが・・・(笑)1日目は特に何もすることがなかったので、仙台駅周辺を散策していました。その時は、ちょうど楽天イーグルスがパ・リーグ優勝をして間もないときだったので、とてもにぎわっていました!     仙台市内の様子は、想像していた以上にすごく都会で震災が起きたことも感じられないくらいでした。その日の夜は、次の日の発表に向けて、事前につくっておいた原稿をもとに、最終修正、打ち合わせをしました。   2日目の発表当日、初めてきた土地で、大きな企業でのプレゼンということもあり、とても緊張しました。私たちのイメージでは、大きな法人化しているような団体ばかりだと思っていたのですが、私たちと同じ大学生が主体となって活動している団体さんばかりだったので、少し安心。   各団体のプレゼンが始まり、私たちとはまた違った被災地での活動を聞く中で、今後プロジェクトを引っ張っていく2回生の私たちにとっては、とても刺激となりました。プレゼン終了後も助成の選考委員の方や同じ「子ども支援」を行っている方とお話することができ、今後活動していくヒントや、新たなつながりを持つことができました。最初は不安でいっぱいでしたが、出席して本当によかったです。   報告会が終わってから帰りの新幹線まで少し時間があったので、仙台から少し先の日本三大名所といわれる「松島」にいきました。     そこはすごくのどかで海のきれいで落ち着く場所でした。2人ともが本当にここに津波がきたことを想像できないほどです。少し歩いていくと観光案内所があったので立ち寄ってみると、そこには、津波がきた到達点の印や震災直後の様子など写真で掲示してありました。それを見て、津波がきたことを再認識させられました。松島は観光名所のため、復興がいち早く進んでいるようですが、実際に松島か石巻の間はまだ電車が通っていない状況です。被災地全体の復興が少しでも進むよう、被災地のニーズに合わせて私たちはまだまだ活動していかないといけないなと実感しました。   今後も私たちは、被災地ボランティアに関わっていきます。今回の報告会でできた新たなつながり、実際に被災地に訪れて感じたことを大事にして活動していきたいと思います!   畿央大学のびのびプロジェクトfacebookページ 被災地支援「のびのびキャンプ2013」を福島県で開催!

2013.10.31

学生広報スタッフBlog vol.101 ~のびのびキャンプ2013報告会@畿央祭!

こんにちは!! 学生広報スタッフ 現代教育学科1回生の本田亮介です。 前に一度きーさんの記事で少し書かせていただきましたが、単独での投稿は初めてです。   今回は、10月19日(土)に開催された「のびのびキャンプ2013」の報告会を紹介させていただきます。   ※畿央大学の学生・今日職員有志による被災地支援のための「畿央大学のびのびプロジェクト」では、 被災地の子ども達を招いて夏にこころとからだをリラックスするためのキャンプを開催しており、 今回は3回目の開催です(詳細はリンク先をご覧下さい!)   畿央祭当日の開催ということで、たくさんの方が足を運んでいただきました。わざわざ足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました! 会場であるC105ゼミ室では、現地の子ども達との交流を撮った写真や子ども達と作った新聞、のびのびキャンプに関する資料を、前日からのびキャンメンバー有志が準備して展示しました。     そして、13時からはいよいよ報告会がスタート。 キャンプを企画・運営した統括からの挨拶にはじまり、のびのびキャンプの説明、2013年度の活動内容、各グループリーダーからの発表など、約30分の報告会でした。 ▼発表の様子 また、福島県現地でキャンプ開催に向けて大変お世話になっている、ふくしまの笑顔をつなぐボランティアグループ「ひらそる」からきょうこさんが、わざわざ発表会のためだけに来てくださいました!   ▼きょうこさんには最後に、福島のことやのびのびキャンプへの思いを熱く語っていただきました。   被災地の福島に行って感じたことや子ども達の様子をたくさんの人に報告できて、本当によかったと思います。 震災に負けず、強い子ども達とたくさん出会うことができました。   僕は今回のボランティアで本当にいい経験をしたと改めて実感しています。これからものびのびプロジェクトは、どんな形でも奈良県と福島県を結ぶ架け橋になれるように活動を続けていきます。 またその際は、みなさまのご協力お願いします。   ▼のびのびキャンプマーク(2013ver)     ▼最後にみんなで記念写真☆ 

2013.10.30

地域連携イベント「第18回クリーン&歴史ウォーク」に参加しました。

ボランティアセンターです。 台風27号が接近していたため、開催が直前まで危ぶまれましたが催行が決定され、10月26日(土)、近隣市町の方々を始め、県外の大阪府市、県内奈良市の方々、今回はボーイスカウトのメンバーにもご参加いただいて「第18回クリーン&歴史ウォーク」が行われました。   畿央大学の学生6名がボランティアスタッフとして参加しました。今回は12月7日(土)に広陵町かぐや姫ホールで開催予定の「2013年全国コットンサミットin広陵町」にちなんでコットン畑を見学し、コットンサミット事務局員の方にコットンゆかりのお話を聞くという特別企画が盛り込まれていました。 開会オリエンテーションでは、実行委員長の深田先生(畿央大学教育学部現代教育学科)の挨拶および松本先生(畿央大学健康科学部理学療法学科)のウォーキング指導・準備体操が行われました。 そのあと、肌寒いけれど爽やかな心地よい風が吹く中、ゴミ袋と火バサミを手に清掃活動が始まりました。     第18回クリーン&歴史ウォークコース (約5.5km) START&GOAL ふるさと広場( 南館1 階)→真美ヶ丘幹線→牧野古墳→広谷秋廻り線→三吉石塚古墳→コットン畑→かつらぎの道ふるさと広場( 南館1 階)   今回は、国指定史跡「牧野(ばくや)古墳」の石室に入り、「広陵古文化会」会長の平井様から解説をしていただきました。 両袖式の横穴式石室で全長は17.1mで、埋葬者は敏達(びんたつ)天皇の皇子で舒明(じょめい)天皇の父である押坂彦人大兄(おしさかのひこひとのおおえの)皇子と言われています。また、広陵町歴史ボランティアの方々が詳細に説明して下さり、とても勉強になりました。   ※通常、牧野古墳石室見学を希望する場合は、事前に広陵町文化財保存課まで申込みが必要です。   牧野古墳を後に再び、広谷秋廻りでクリーン活動をしながら次に向かった所は、三吉石塚(みつよしいしづか)古墳です。 到着後、疲れをほぐすために松本先生から健康体操の指導がありました。 体の疲れをほぐした後は、頭の体操、クイズ大会です。学生スタッフ(2回生の狩俣さん、廣畑さん)が司会を担当。○×クイズが行われました。今年はコットンサミットin広陵町に、ちなんでの問題 「広陵町では、綿を原材料とするある物の生産量が全国一であります。その、あるものとは「手袋」である。」(正解:×「靴下」が正解。)と古墳の歴史についての問題「三吉石塚古墳は隣接する新木山(にきやま)古墳の陪塚(ばいづか)と言われていますが、この陪塚とは主人が可愛がっていたペットを埋葬したものである。」(正解:×「家来を埋葬」が正解。)他3問が出題されました。ボーイスカウトのメンバーをはじめ参加者は全問正解をめざして、隣の人にまどわされることなく(?!)答えていたようです。     いよいよ終盤は今回のコースに特別に組み入れられた見学場所、コットン畑に向かいました。前日の雨のせいで地盤がぬかるんでいたため、残念ながら畑には入れませんでしたが、可愛いいコットンキャンディを思わせる苗木を見ることが出来ました。しかも、参加者全員へ綿の木と種がプレゼントされました。ラッキー!     4回~5回連続で参加されている方々がいらっしゃいます。地域を愛する方々がこの企画にご賛同下さって、回を重ねていることは本当にすばらしいですね。畿央学生スタッフの皆さん、お疲れ様でした。 次回のクリーン&歴史ウォークは2014年春に開催されます。 学生の皆さん、来年もスタッフとして参加よろしくお願いします。     <参考URL> コットンサミットin 広陵町 奈良県・広陵町商工会 http://www.koryonet.or.jp/ 三吉石塚古墳 奈良県公式ホームページ http://www.pref.nara.jp/18242.htm      主催:クリーン&歴史ウォーク実行委員会 後援:広陵町教育委員会、香芝市教育委員会、(独)都市再生機構西日本支社、畿央大学 協力:広陵古文化会、ふたかみ史遊会、畿央大学学生 協賛:(株)関西都市居住サービス エコール・マミ営業所