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現代教育学科

2014.07.28

ゲスト講師による「教育×ICT」~教育学部キャリア形成セミナー

教育学部1年生キャリア形成セミナーにて、 「教育×ICT」をゲスト講師に語っていただきました! 教育学部1年生のキャリア形成セミナー「教育×ICTを、神と王子が語る会」において、神こと澤円氏(日本マイクロソフト株式会社 マイクロソフトテクノロジセンター センター長)と、王子こと廣瀬一海氏(アイレット株式会社 クラウドパック事業部 シニアソリューションアーキテクト)のお二方がICTやクラウドをテーマに講演をして下さいました。 まずは廣瀬氏から「15分でわかったつもり?になるクラウドコンピューティング」というタイトルでお話しいただきました。 1年生はSurface Pro2が大学より貸与され、情報処理演習の時間にすでにクラウドを使っているにもかかわらず、最初はそのすばらしさを実感できていなかったようでした。 しかし、「カーシェアリング」という身近な例を出され、テンポよくお話しされた廣瀬氏の「15分で認識を変えさせていただきます」というお言葉どおり、最後には1年生もクラウドのメリット、そしてそれを既に使っているということを認識できたようでした。 次に澤氏より「ICTの過去‐現在‐未来 クラウドとモバイルデバイスが生み出す新しい世界」というタイトルでお話しいただきました。 具体的にはICTの過去と現在の流れ、クラウドの裏側、デバイスの進化、ICTの未来でした。パソコンの作られた目的や成り立ち、どのように使われていたという話やクラウドの中身にもたくさんあるということ、未だに人類には解決することのできないことにチャレンジをし、ICTがそれらをサポートしているなどの講義を通して、この世にあるたくさんの情報を手に入れることができ、たくさんの情報があるのだからもっと活用していろいろなことに対してチャレンジしベストを尽くすことに全力を挙げることが学生にとっても人々にとっても大切だと言うことを私たちに伝えてくださいました。 授業の最後には、1年生200名が持参しているSurfaceをめいめいがもちあげて、一緒に写真を撮るなど滅多に見ることのできない光景を見ることができました。 (教育学部3年生 本多赳雄) 1年生からは「クラウドのことについてとても基礎の部分から私たちに問いかけながら説明してくれたのでとてもわかりやすいと感じた」「プレゼンテーションの話し方や、パワーポイントがとても分かりやすく、引き込まれました。 プレゼンテーションの内容ももちろんですが、特にプレゼンテーションのやり方が印象的でした。」などの感想がありました。 また、お二方から事前に許可をいただき、ご講演のUstream配信を行いました。西端ゼミの大学院生及びゼミ生が一丸となり、大学の限られた環境と機材でしたが、90分途中で途切れることもなく配信できました。北海道から九州まで多くの方に視聴いただき、またコメントも多数寄せられました。ありがとうございました。 以下のURLで録画をご覧いただくことができます。 (http://www.ustream.tv/recorded/50178362) 今回、ゲストの方にご講演いただくだけではなく、実際に「教育×ICT」を体感できる授業を行いました。今後もこのような機会を設け、学生の視野を広げ、大学内外にむけて情報を発信し、開かれた教育を目指していきたいと考えています。 (教育学部 教授 西端律子)

2014.07.10

宇陀市連携「子ども元気体操づくり・子ども体力測定」プロジェクト、進行中!

畿央生が中心となり、体操の動作や音楽づくりが本格化しています!   2014(平成26)年6月に宇陀市と包括連携協定を締結した畿央大学では、健幸都市「ウェルネスシティ宇陀市」構想の具体策を実施するため、『子ども元気体操づくり・子ども体力測定』に取り組んでいます。   5月24日(土)宇陀市最大の約180名規模の幼保児童を擁する大宇陀幼児園で、隣接する交流ドーム体育館内で25m走・テニスボール投げ・足指握力等の測定を行いました。当日は保護者参観日とし保護者に対して、畿央大学の理学療法学科福本貴彦先生、健康栄養学科柴田満先生による講演会も実施しました。子どもたちは宇陀市内のあちこちから送迎バスに乗って通園しており、また普段から保護者の車に乗っての生活習慣になっているようで、足腰の弱さが体力測定結果に出ています。 この測定結果を踏まえて、体力向上に有効な「幼児向け体操」および体操の「音楽」づくりに取り掛かっているところです。     2014(平成26)年7月8日(火)小体育館に、現代教育学科辰巳智則先生、理学療法学科福本貴彦先生、音楽の非常勤講師吉田はるみ先生、教育学部生4名が集まって体操と音楽のラフイメージづくりを行いました。 ホワイトボードに各自が思いついたダンスアイデアと楽曲の骨組みを記録していきます。このダンス・音楽部会は学生7~8名の構成とし、この日は2回目の集まりで4名が参加しました。小さなパーツをいくつか作って組み合わせて、子どもたちと保護者らが無理なく楽しく繰り返し踊れるダンス体操づくりをめざします。     辰巳先生からは幼児体操の特性について話して頂き、学生たちは思いつきを次々に書きとめ体操の動作として表現してみます。その一部始終をビデオ録画や写真に収めて、次回の打合せに活かしていくことにしています。   【関連記事】 2014年5月24日 宇陀市連携「子ども元気体操づくり・子ども体力測定」 TASK(健康支援学生チーム)活動レポート vol.2 ~幼児園での体力測定に協力!

2014.06.28

自ら考え、自ら学ぶ~現代教育学科2回生「合同ゼミⅡ」の取り組み~

現代教育学科2回生「合同ゼミⅡ」では、学生のキャリア形成を支える、新たな取り組みを行っています。学生が自ら考え、自ら学んでいる様子をお知らせします。   まず、前半の取り組みで自分に必要な学びは何なのかを明確にしました。それに続いて、現在、個々に必要な学びを自ら組み立て、自ら学んでいます。 その2本柱が5つの選択授業と社会人になるために必要な一般教養の学習です。 5つの選択授業では、外部講師をお招きして、手話、美文字、板書術、読み聞かせ、整容(化粧・着こなし)の講義を3回(のべ14回)実施します。その中から、自分が必要と考える3つ を選択して受講します。 自ら学ぼうと選択した授業なので、どの講義も真剣そのものです。 講師の先生方のおかげで、真剣に、かつ楽しく学べる講義となっています。 それでは、講義の様子を紹介します。   ▼手話の時間、手話を実際にしているところです。手話に関しては、2014/6/16のブログ記事「手話で楽しくコミュニケーション~現代教育学科『合同ゼミ』」に詳しく出ています。   ▼美文字の時間です。美しく読みやすい文字を書くことは、自分の印象アップにつながります。そのコツをつかもうと練習しています。   ▼板書の時間です。板書のポイントについての講義のあと、実際に書き、さらに上達するポイントを教えていただきました。   ▼読み聞かせの時間です。読み聞かせのための絵本選びや読み方について教えていただいた後、実際に読み聞かせをしました。   ▼整容(メイク)の時間です。自分がいつも使っているメイク道具でいかに印象をよく見せることができるのか、真剣に鏡を見ています。   ▼これは、整容(スーツ)の時間です。TPOに合わせた着こなしの方法や、いつまでも格好良 く着るための手入れの方法などを学びました。   社会人になるために必要な一般教養の学習では、一般教養のテキストを用います。自分が学ぶ内容を自分で決め、類似したところを学びたいものが集まって、一緒に学びます。   ▼これは、一般教養の学習をしている時間です。グループで勉強の範囲と方法を決めて学んでいます。わからないところがあれば、3・4回生と大学院生からなるSAがサポートしてくれます。   「合同ゼミⅡでの取り組みがきっかけとなって、自分でこんな勉強を始めました」という嬉しい声も聞かれるようになりました。   教育学部現代教育学科2回生担任団 西尾正寛、岡本啓子、粕井みづほ、衛藤昌子、Randy Muth、八木義仁、細越寛樹、横山朋子    文責:現代教育学科 教授 粕井 みづほ

2014.06.16

手話で楽しくコミュニケーション!~ 現代教育学科「合同ゼミ」

現代教育学科2回生「合同ゼミ」では、学生のスキルアップのためにいくつかの講座を設定しました。 そのひとつ、手話講座では「手話エンターテイメント発信団oioi」さんから4人の先生に来ていただきました。   「私の名前は○○です。よろしくお願いします」を教えていただき、まずは自己紹介。 次に、50音ひとつずつを指で表す指文字をつかい、それぞれのニックネームをいれて、学生同士でも自己紹介できるようになりました。そして、動詞をつかっての会話文。   ☆「食べる」+「好き」=「食べたい!」 ☆「泳ぐ」+「無理」=「泳げない」   など組み合わせで手話になることにビックリ!   その後、時間を表す手話、接続詞なども教わり、読唇されるかたもいらっしゃるので、表情が大事とのこと、学生たちもたっぷり演技しながら、会話の練習を楽しみました。 習った手話を駆使しながらアドリブを入れるのはさすが発表や模擬授業になれた教育学部の学生だから、というところでしょうか。     また、お昼休みは大学内の手話サークルとの合同ランチ会。 自己紹介、手話との出会いなどを話しながら交流しました。 畿央大学の学園祭で手話演劇をしたり、oioiさんのイベントに一緒に参加したりできないかなと話は盛り上がりました。     手話がこの1日だけで終わらないように、みんなで毎日少しずつ手話を使い、より多くの人と、よりいろいろな方法でコミュニケーションする日常が大切だと思いました。 現代教育学科 教授 西端 律子

2014.06.16

教育学部卒業生が、全国保育士養成協議会会長表彰を受けました。

本学は、保育士養成校の全国組織である全国保育士養成協議会に所属しています。 協議会では、各校の保育士の資格をもって就職する成績優秀者1名に、毎年、会長表彰を行っています。   今春の本学の会長表彰の受賞者は、現代教育学科2014年3月卒業生の藤本奈都美さんでした。   ▲会長表彰を受けて寄稿した「会長表彰を受けてーすべては夢に繋がっているー」が、この度、全国保育士養成協議会会報「保育士養成№76」に掲載されました。     保育士になりたいという幼稚園の頃からの夢を叶えたいま、22年間を振り返ると、様々な人に支えられて生きてきた事や様々な努力をしてきた事のすべてがこの夢に繋がっていたのだという感慨と、これまでに関わった全ての方々への感謝の気持ちが綴られています。   【ゼミ指導教員のコメント】 藤本さんは、4月から橿原市の公立園に勤務されています。 2歳児クラスの子ども達が、毎日、「ちぇんちぇえーーー」と抱きつきに来て、慕われながら、“幸せに”勤務しているそうです。 現代教育学科 教授 粕井みづほ  

2014.06.04

中学校一日見学実習レポートvol.2~現代教育学科

2014年5月22日(木)に中学校一日見学実習を大阪教育大学附属天王寺中学校で行いました。 この実習は、教育学部の英語科教育実習(中学校)の授業の一環として、将来教師をめざす学生7名が参加しました。 実習の目的は、中学校での英語科教育実習を直前に控え、教職をめざす者として中学校における学習指導、生徒指導及び生徒の実態を実践的、体験的に学ぶことです。   では、当日の様子を写真とともにご紹介します。     はじめに、大阪教育大学附属天王寺中学校、金井副校長先生より本日の注意事項等のご説明をいただき、附属天王寺中学校の歴史や校風について、さらに先生ご自身も英語を担当されていたというご経験から、本日の実習で見るべき大切な視点をご指導いただきました。 「良い点はもちろんながら、自分が授業者だったらどうする」といった改善点も見るようにとの指示を頂き、私達学生を一教師として見ていただいている先生の心の広さに感動をしました。     授業観察一つ目は、中学2年生の英語の授業でした。 担当の先生はクラスルームイングリッシュを多く用いられ、生徒に生きた英語の手本を示されていました。後の振り返りで、「英語力の必要性を痛感した」という意見が多く、私達学生にとってとても良い刺激になったと感じています。また、学習の中に新しい単元だけではなく、前回に習った単元などを織り交ぜ、さらには、一つ、一つの活動に意義を持たせるようにし、授業の中で有意義な活動をされているのが非常に印象的でした。     続いて、見学させていただいた授業は、3年生の英語の授業。 3年生にもなると1年生から積み上げてきた英語力を発揮するために、初めに1人の生徒が1分間スピーチを英語で行うなど生徒主体の活動があり、また生徒の発問に対して「褒める」というのが特徴だと感じました。 生徒が英語に対して意欲的に活動ができる場をつくる指導方法に感銘を受けました。     午後からは、金井副校長先生よりご講話をいただきました。ご講話が始まる前に、ウォーミングアップと称して「チャンツ」を使った活動が始まりました。 チャンツとは、ジャズのリズムに合わせて、英語のイントネーション、リズム、ストレスを自然に学ぶ事が出来る指導法のひとつです。このチャンツで緊張していた気持ちも治まり、活気あるご講話のスタートとなりました。     ウォーミングアップの後は、学生たちによる授業の振り返りや金井副校長先生の長年の経験を活かしたお話を聞かせていただきました。 特に先生のお話の中で「英語指導における効果的な五箇条」をご教授頂いたことは、これから私達が実習に向けて改めて見直さなければいけない点を頂いた気がし、なお一層実習に向けて気持ちが引き締まりました。     それでは、最後に参加した学生の声を紹介します。   ☆生徒たちも英語で行われている授業に対して、教師の説明を日本語に訳したり、スムーズに活動に移ったりとしっかり反応することができており、英語を話すことや聞くといった環境に慣れており、英語力の高さを感じました。実際にそのような授業を見学させていただくことで、教師の英語力が生徒の英語力につながっていくということをすごく感じました。   ☆たくさん生徒を褒めていたところ、そして褒めるだけではなくて、次につながる課題を伝えていたところがとても良いところだと思いました。   ☆先生方は授業に対する事前準備をとてもしっかりとされている上に、生徒たちを惹きつける方法をたくさん持っていると思いました。本文の内容の暗唱や単語以外での発音指導、スピーキングカードの利用などを通して、教師としての授業への意識の高さを生徒たちに示したり、生徒たちのモチベーションを上げたりすることができていたように思います。   ☆副校長先生のご講話より、音声の大切さも改めて感じました。 『「言える」ということは、「書ける」や「聴ける」につながる』 という先生のお言葉は強く印象に残っています。 たしかに我々も母語を習得する際は、主に母親からの音声を模倣し繰り返すことで習得してきました。第二言語でも同じようにできるとは限らないかもしれませんが、それでもやはり音声による教授は大切であると心にとどめ、実習で活かしていこうと思います。   もうすぐ教育実習が始まります。 今回学んだこと、また大学で学んできたことをしっかりと活かせるように頑張ります。本日の中学校一日見学で、教育実習への意欲もますます高まり、よい緊張感を持って実習に臨めそうです。 現代教育学科4回生 田仲 真規 山口 大輔  

2014.06.03

中学校一日見学実習レポートvol.1~現代教育学科

中学校英語科の教員免許取得をめざしている学生達は、英語科教育実習を通して、学校現場で生かせる心得や心構えなどのさまざまな指導を受けます。 その中には、社会人としての挨拶の仕方や服装の整え方、実習記録簿の書き方、模擬授業の指導などがありますが、本学では、教育実習前に学校現場の様子を実際に目で見て学ぶ実習、「英語科中学校一日見学実習」を行っています。 教育実習を直前に控え、教職をめざす者として中学校における学習指導、生徒指導及び生徒の実態を実践的、体験的に学ぶことが目的です。     今年度の一日見学実習は、例年以上に充実したものになりました。 本来であれば、「一日」の見学実習を通して、中学校の様子を学ぶ実習ですが、見学先の香芝市立香芝北中学校の先生方のご厚意とご協力により、一日見学に向けた事前指導を計2回行い、より充実した一日が過ごせるようご配慮を頂きました。 (本学と香芝市は、連携協定を平成19年度から締結し、様々な点で協力体制を築いています。)   第1回目の事前指導では、香芝市立香芝北中学校の教務主任である富田先生に畿央大学にお越し頂き、生徒との接し方や授業の進め方などについてわかりやすく、またたくさんの具体例を用いて講義してくださいました。特に授業の進め方では「授業では、山を作る」、「生徒がなるほど!と思えるような落としどころを作る」等、目から鱗の授業技術を披露してくださり、学生達も先生のご講義に引き込まれていました。 また、第2回目の事前指導では、本学学生が香芝北中学校にお邪魔をし、英語科の先生方と英語指導の事、また一日見学実習時のサポートの方法等を綿密に打ち合わせさせていただきました。この時の学生達は、現場の先生方の熱心な指導に触れ、一日見学に向け一層気が引き締まったようにも見えました。   そして2014年5月8日(木)。いよいよ中学校一日見学実習の日です。この実習では、本学教育学部学生8名が参加しました。では、当日の様子を写真とともにご紹介します。     当日の朝、学生達が自分自身のスケジュールを確認している様子。 1限目から6限目まで英語授業のみならず様々な教科を見学する機会を頂きました。 集団で行動するという受動的な参加ではなく、授業のお手伝いや英語での自己紹介等、積極的に参加する場面も頂き、貴重な経験をさせて頂きました。       先生の立場で初めて教壇に立つ学生は、最初は、緊張の面持ちでの自己紹介でしたが、子供達が積極的に質問してくると、緊張感がほぐれてきたようにも見えました。     学生は先生の授業の様子を熱心に観察しています。 「なるほど、こうやって伝えるのか」 「英語で英語の授業をするにはこんな方法があるのか」 と先生方の授業見学を通してたくさんの「気づき」を得ます。     ALT(Assistant  Language Teacher)の先生からお話を聞かせて頂く機会も頂きました。豊富な経験をお持ちの先生で、様々な興味深い体験について話をしてくださいました。日本で英語の先生として長年活躍されているので、英語の教え方や日本の英語教育に関するご意見を聞かせて頂き、学生にとって大変有意義な時間となりました。     昼食の時間。学生は、担当クラスの生徒たちと一緒にお弁当を食べながら、授業のことや普段の生活などの話を通して積極的に子供たちとかかわりました。   授業以外の時間も大切な時間です。生徒とともに清掃をして、会話の機会を持ちます。大学生のお兄さん、お姉さんに中学生は、興味津々で会話も掃除もはずみました。     学生達は休憩時間を活用し、意見交換を行いました。普段の大学での講義だけでは見えないこと、実際に中学生と触れあうことで感じたこと、疑問に思ったことなどを熱心に意見交換しました。   放課後、ボランティア活動にも参加させて頂きました。このボランティア活動は、香芝北中学校の生徒会が中心となって初めて全校生徒に呼びかけた地域貢献活動になります。生徒達と学生達は中学校近くの「旭ヶ丘近隣公園」で地域美化に貢献をしました。 また、美化活動を通して、生徒達との絆も築くことができました。 「こんなゴミがあったよ!」 「名前、何て言うんですか?」 「英語の発音教えてください!」 など清掃活動を通して、授業参観だけではできない交流も可能になりました。 また、この時の様子は、5月15日付の奈良新聞でも紹介されました。     放課後には、英語科の先生方との懇談会の時間を設けていただきました。授業での工夫や先生方が授業で大事にされていることを語っていただき、先生方の日頃の努力を聞き、生徒達に対する熱い思いに触れる非常に有意義な時間となりました。   【この実習に参加した学生の声】 ☆私にとって初めての中学校で“先生”と呼ばれながらの一日でした。また、英語の授業のみならず、生徒指導、ボランティア活動、特別活動(修学旅行についてのホームルーム活動)など様々な事柄に一日で触れることができ、とても有意義な一日でした。現場の先生がおっしゃっていた「授業を批判的に見る、なぜ?を大事にする」ということを大事にしたいと思っています。   ☆香芝北中学校を初めて訪問した時に感じたことは、生徒とすれ違うたびに元気な挨拶をしてくれるということでした。一日見学実習で最初はとても緊張しましたが、生徒の元気な挨拶が私に勇気を与えてくれて、元気に充実した一日を過ごすことができました。授業中の集中力、休み時間中の明るさ、そして積極的な地域清掃、「やる時にはしっかりとやる」の姿を見ることができました。   ☆香芝北中学校の一日見学実習は私にとって新しい経験の連続で、多くの学びを得ることができました。一番驚いたことは、香芝北中学校では授業にデジタル教材を用いたり、上下に移動可能な黒板を使用されていて、すべてが自分の中学時代にはなかったことばかりですごく驚きました。   ☆最初は不安もありましたが、自分にとって得られたものがたくさんあったとてもよい一日でした。中学生との関わり方、現役の先生方が行う英語の授業、そしてその授業の仕組みなど、実習中は新しいことをどんどん吸収でき、生徒の視点しか持っていなかった自分にとって、すべてが新鮮に感じられました。今後はこの経験を活かし、普段の勉学や教育実習に取り組んでいきたいと思っています。お忙しい中、お邪魔させていただきましてありがとうございました。   いよいよこれから、中学校への英語科教育実習が始まります。畿央大学で得たこと、学んだことを糧に、中学校でさらにたくさんの事に気づき、学び、成長してくれることと思います。学生達のこれからの飛躍に大いに期待しています!   現代教育学科 英語科  准教授 竹下 幸男 准教授 ムース・ランディ 助教 深田 將揮

2014.04.24

2013年度「マミポコ親子ひろば」12月、1月活動報告!

近隣の未就園児の親子を対象に、毎週月曜日の午前10:00~、大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。   12月は普段の自由遊び、絵本の読み聞かせに加え、クリスマスの製作活動を行いました。 クリスマスカードにシールを貼ったり、絵を描いたり、画用紙の靴下に紐を通したり等、クリスマスの製作活動を子どもたちは保護者の方と一緒に楽しんでいました。 自分で靴下に紐を通せたことを保護者の方に笑顔で話している姿はとても可愛らしかったです。     1月は自由遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びをしました。 後期に入ってだいぶ経ち、子どもたちも親子ひろばの環境に慣れ、大学生と一緒に遊び、体操遊びでは体をおもいきり動かして楽しく活動している姿が多く見られました。 また、2013年の活動最後として、卒業式をしました。     普段の自由遊びに加えて、親子で出来る触れあい遊びやエプロンシアターをしました。 子どもも保護者の方も笑顔で楽しんでくださっているのがわかり、とても嬉しかったです。 エプロンシアターは初めて活動に取り入れたのですが、子どもたちの反応もとても新鮮で、私たち学生にとっても良い経験になりました。     活動終了後には学生スタッフ一同感謝の気持ちを込めて、手作りのひよこのストラップを子どもたちにプレゼントしました。すぐ鞄につけてくれる子もいて、作って良かったと心から思えました。   2013年度の親子ひろばの活動が終了しました。1年間子どもたちの成長を間近で見ることで、多くのことを学び、感じることが出来ました。 来期も親子ひろばがより良いものになるように頑張っていきますので、よろしくお願いします。  

2014.04.14

平成26年度新入生宿泊研修レポート~現代教育学科

教育学部現代教育学科では、2014年4月7日~8日に南紀白浜で1泊2日の新入生宿泊研修を行いました。 新入生同士、親しくなるとともに、教員や上回生とのコミュニケーションを通じて、新入生の不安を解消することをめざしています。 畿央大学教育学部の新入生宿泊研修では、2回生、3回生の学生サポーターが研修を進めるようにしています。集団行動の引率は、教員になったときに必ず求められる大切な要素です。その指導力を学生サポーターが身につけることも、重要な目標のひとつに位置づけています。   【1日目】  (左)集合の点呼 (右)全員集合!   出発後、バスの中でガイダンスや自己紹介を進め、お互いの距離が少し近づいたようです。   (左)和やかな雰囲気で進める学生スタッフ (右)はにかみながらの自己紹介   白浜に着いて最初のプログラムは、とれとれ市場での昼食です。教育学部では、子どもたちに指導する「いただきます」の手遊びから始め、新入生は学生スタッフのまねをしながら覚えます。     (左)ごちそうを目の前に… (右)手遊びを指導するスタッフ   食後は、白浜の自然や歴史を学ぶために、2クラスずつに分かれて千畳敷、三段壁、紀州博物館を巡りました。 三段壁・・・高さ50mもある崖が2kmに渡って続く名所です。   ▲奈良では見られない絶景を背景に、クラス写真やグループ写真を撮りました。   ▲千畳敷・・・海水の浸食で複雑な形に切り取られた砂岩の岩盤です。   視界全体に広がる水平線に感動し、地球の丸さを実感することが出来ました。   (左)紀州博物館…白浜温泉を一望できる平草原にあり、紀州の名士・実業家から寄贈された浮世絵や印籠など様々な収蔵品を展示しています。 (右)館内の貴重な浮世絵などを見学させていただいたり、展望台から白浜温泉一体を一望しながら、白浜の地形について学芸員の玉田様のお話を聞かせていただいたりしました。     ホテルに着いて開講式を行い、安井学科長からの講話に続きスタッフからの自己紹介を行いました。その後、学長先生からのメッセージを読み、入学時の決意を文章に残す「夢をチカラに」に取り組みました。     夕食後、2日目に行う「砂の造形」の活動グループを決め、できたグループの紹介方法について話し合いました。そして、紹介のときに映すグループ写真を撮影してグループ紹介へと進みました。   (左)グループでの話し合い (右)グループ紹介の様子   短時間の話し合いでしたが、工夫された写真と発表ができました。さらに学生間の距離が縮まったように感じました。   【2日目】 白浜町立体育館で、生野先生の指導によるコミュニケーションゲームを行いました。 手をつないだまま全体で同じ動きをしたり、じゃんけんゲームや人数集まりをしたりして、互いのコミュニケーションを深めました。     最後には、恒例となった大縄飛びです。400回以上飛び続けたクラスもあり、すっかり眠気も吹っ飛びました。   白良浜に移動して、宿泊研修の集大成「砂の造形」の始まりです。宿泊研修が始まったときには全然知らなかった学生ともすっかり顔見知りになれたようで、力を合わせて一つの作品づくりに取り組んでいました。   (左)全体説明 (右)活動開始   砂を積み上げ、水をかけて固めて、形を整えます。途中で崩れてしまったり、なかなかうまくいかずに方向転換をしたりというグループもありましたが、苦労した分仲間意識が育ったように思います。     全てのグループが作品を仕上げて達成感を共有することができました。そして、砂浜を元の状態に戻して終了しました。自分たちが苦労して作り上げた作品を、自分たちの手で壊して元に戻す作業も、重要な教育の一つです。   今年も学生スタッフの活躍で充実した研修を行うことができました。毎年、反省と工夫を繰り返している宿泊研修ですが、新入生に対する効果はもとより、2回生、3回生の学生スタッフ自身も成長できるプログラムとして、確立してきているように感じました。   この研修を行うにあたり一方ならぬご協力をいただきました、リゾートホテルラフォーレ南紀白浜の皆様、紀州博物館の皆様に深く感謝いたします。   現代教育学科 准教授 奥田 俊詞

2014.04.11

「みんなで外遊びプロジェクトin春休み」に参加!~被災地支援サークルHOPEFUL

こんにちは、教育学部2回生のゆっきーです!   春休みを利用して3/31〜4/2に福島県会津若松市で行われた『みんなで外遊びプロジェクトin春休み』に、被災地支援サークルHOPEFULメンバーの前ちゃん、本ちゃんと一緒に、参加してきました!   『みんなで外遊びプロジェクト』は、特定非営利活動法人 寺子屋方丈舎(てらこやほうじょうしゃ)によるプロジェクトです。外遊びの中でお互いが人に頼む、また人から頼られる経験を積んで仲間づくりの大切さを理解することや、プロジェクト終了後も一緒に遊べる子どもたちの関係を作ることをめざした活動です。   青森県から来ている子どもや福島県の中でも比較的に放射能の影響が大きかった大熊町から来ている子どもなど、参加者は様々でした。   朝、会津若松駅で子ども達を迎え入れてバスに乗り、福島県会津自然の家に到着!   そこでは木を使ったクラフトをしました。 みんな一生懸命に作っていました☆     そしてお昼はバイキング形式の昼食を食べてから、プレイホールと野外に分かれて自由遊びの時間! ドッジボールをしたりフラフープをしたりピアノを弾いたり川遊びをしたり… 自然豊かな場所でのびのびと体を動かして、とても楽しそうでした! 友達と遊ぶ子ども達はみんな笑顔で溢れていました(^^)♪   子ども達の活動の様子はこちらから☆   子ども達との時間はあっという間で一日だけでは足りず、解散する時はとても寂しかったです。 今回企画してくださった寺子屋方丈舎さんは毎年子ども達とキャンプや日帰りのプロジェクトを行っているようなので、ぜひまた参加したいと思いました!!   子どもが好きな人、ボランティアに参加してみたいという人は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか(^^)?   私たちは今回福島県に行き、プロジェクトに参加することで、改めて復興支援を継続的に続けていきたいなと思いました。 私たちができることはほんの一部にしか過ぎないかもしれませんが、子ども達の「楽しかった!!」と言う笑顔を見て、無駄ではないのかなと思いました。   「復興支援」と一言で言っても様々ですが、このように目に見えない支援もたくさんあります。 私たち学生はこれからも必要とされる限りのことを少しずつでも続けていき、このように活動の記録をみんなに発信していきたいと思います。   最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!   被災地支援サークルHOPEFUL 現代教育学科2回生 荒井 章恵