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現代教育学科

2013.03.25

被災地支援~現代教育学科 古川ゼミ 宮城県の気仙沼を訪問

こんにちは。教育学部現代教育学科3回生、古川ゼミの玉木佑果です。 3月8日(金)から12日(火)まで、宮城県の気仙沼へ行ってきました。 今回で三度目の訪問となりました。(一度目2012年2月、二度目2012年8月)     <今回気仙沼へ行った目的> ①小学校・高等学校・特別支援学校の先生方の話を聞くこと ②お母さん方の話を聞くこと ③震災から2年目の3月11日を肌で感じること   学校には、ご自身が被災者である先生もたくさんいらっしゃいます。 家が津波で流されたり、ご家族を亡くされたり、勤務していた学校が被害にあったりと、非常に辛い経験をしながらも毎日がんばっておられます。 今年は極寒だったこともあり、運動場が使えない、体育館も使えないことで、子どもたちはストレスが溜まり、苦しい状況だそうです。   2013年3月11日14時46分 宮城県気仙沼向洋高等学校 仮設校舎の職員室で先生方と一緒に黙祷させていただきました。   下記は、11日の午前中、私に授業を見学させてくださった先生から、夜にいただいたメールです。 「2年前の今、学校から3㌔内陸の中学校に避難し、真っ暗で寒い中、大勢の生徒たちといました。情報もあまりなく、信じられないことが、起こったらしいしか分からず、長い夜を過ごしました…。大きい余震が頻繁で、とにかく寒く、トイレも大変でした…。今夜もあの日みたいに、寒いですね。」   気仙沼へ行くと、毎回感じること、思うことがたくさんあります。 テレビでは決して伝わらないことばかりです。   古川先生と一緒に行動することで、分かったことがあります。 支援は信頼関係がない上では成立しないということ。 信頼関係を築くためには、継続的に足を運ぶことが必要なのだということを学びました(先生は毎月訪問しています)。 私も、気仙沼で出会い、話をしてくださった先生方や子どもたち、地域の人々に会いに、必ずまた行きたいと思います。   ▼気仙沼復興商店街 南町紫市場 「揚げたてコロッケ屋」さんの中で。 緊急派遣カウンセラーの国重先生、気仙沼市内の高等学校の養護教諭の先生、古川先生、私。     是非一度、皆さんも気仙沼へ足を運んでみてほしいです。   ▼気仙沼の有志が行っている追悼イベント「3月11日からのヒカリ2013」   光の柱には、震災の記憶を刻んでいく「いしぶみ」になってほしいという思い、未来を照らす光になってほしいという思いも込められています。   現代教育学科3回生 被災地支援サークル「HOPEFUL」 玉木 佑果   【関連ブログ】 ▼被災地支援~教育学部生有志が、宮城県南気仙沼小学校へボランティアに! https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-492.html

2013.02.28

2012年度後期「マミポコ親子ひろば」1月・2月の活動報告!

近隣の未就園児の親子を対象に、毎週月曜日の午前10:00~、大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。 1月は普段の自由遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどの活動をしました。 後期に入って子どもたちも親子ひろばの環境に慣れ、大学生と一緒に遊んだり、体操遊びでは体をおもいきり動かして楽しく活動している姿が多く見られました。   2月は後期最後の活動として、お楽しみ会を開きました。普段の自由遊びを少しした後、「たまごをパカッ」という親子で出来る触れあい遊びをしました。親子で出来る遊びなので、子どもはもちろん保護者の方もとても楽しそうにしていました。   活動終了後には学生スタッフ一同感謝の気持ち等を含め、ひよこのストラップをプレゼントしました。子どもたちはすぐに身に付けたりしてくれ、とても嬉しかったです。 お楽しみ会は普段の自由遊びだけでなく、学生が主体となって遊びをすることでまたいつもとは違う雰囲気の親子ひろばになり、学生スタッフも良い経験になりました。   2012年度の親子ひろばの活動が終了しました。1年間子どもたちの成長を見ることで、多くのことを学び、感じることが出来ました。来期も親子ひろばがより良いものになるように頑張っていきますので、よろしくお願いします。                     マミポコ親子ひろば 広報 秋田真奈美                                  中川麻美  【マミポコ親子広場関連ブログ】 ▼2012年後期マミポコ親子広場 10月の活動報告! https://www.kio.ac.jp/information/2012/11/201210-1.html ▼2012年前期マミポコ親子ひろば 7月の活動! https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/2012-2.html ▼2012年前期マミポコ親子ひろば 5・6月の活動報告! https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/201256.html ▼2012年後期マミポコ親子ひろば11月・12月の活動報告! https://www.kio.ac.jp/information/2012/12/post-612.html

2013.02.27

第3回 養護教諭の勉強会を行いました。

畿央大学教育学部卒業生(1期生)の廣田有加です。 平成25年2月16日(土)に、現役の養護教諭をメイン対象に「第3回養護教諭の勉強会」を行いました。   この勉強会は、平成23年11月に第1回目を実施し、教育、心理、医療など幅広い分野に携わる養護教諭として、卒業後も常に最新の知識を習得すること、様々な地域・校種の養護教諭の情報交換の場となることを目的として開催してきました。   今回の勉強会では大和高田市の山根整形外科医院長である山根先生より「救急処置」の講義、畿央大学教育学部教授の岡本先生より「養護教諭のコーディネーション」の講義と演習をしていただきました。   「救急処置」では、外傷の基本から、分かりやすく、笑いも交えながら、講義をしていただき、様々な症例写真より今後同じような事象が起こったときどのように動くか、学ぶことができました。 「養護教諭のコーディネーション」では、コーディネーションの定義、また実際にどんなところでコーディネーションが行われているか、これからどのような視点でコーディネーションしていくかを講義していただきました。学校内外を問わず組織で連携することが求められる中、養護教諭としてどのようにコーディネートしていくかを学ぶことが出来ました。 また、学生時代に授業を受けていた岡本先生の講義を久しぶりに聴けてとっても嬉しかったです。   勉強会の後は五位堂駅近くのおしゃれカフェbrarivaにて懇親会を開催しました!! 男性の参加者はひとりだけ。ほとんど女子会状態で、あんなことやこんなこと、話しもかなり盛り上がりました。 卒業後もみんなと勉強できて意欲が高まり、また同じ職種の人たちと現場での楽しいエピソードから悩みまで色々と話し合えたことで、仲間がいることを再確認できました。みんな仕事柄でしょうか・・・とても聴き上手、しゃべり上手です(笑) これからは、グループワークや討議など、形式ももっと工夫しながらみんなで勉強し高め合っていきたいと思います。畿央大学の卒業生以外の参加も可能としていますので、また新たな出会いがあることも楽しみにしにしています。

2013.02.26

SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第10回目授業

真美ヶ丘第二小学校科学クラブ向け「多機能ロゴ・ロボット」最終授業で発表会!   2013(平成25)年2月25日、真美ケ丘第二小学校科学クラブ(4~6年生児童26人)で*SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」の第10回目の最終授業を行いました。(畿央大学指導教員:現代教育学科 奥田俊詞先生、情報センター長 福森貢先生、協力:教育学部学生)   *SPP選定事業:独立行政法人科学技術振興機構(JST)では小学生から高校生の科学分野人材育成のための制度として「サイエンスパートナーシッププロジェクト(SPP)」を毎年募集しており、これに畿央大学が応募・選定された事業です。   科学クラブ部員26人が8チームに分かれてそれぞれ機能の異なるロボット(①ベルトコンベア、②グランドローバー、③ヒューマノイド、④ロボットアーム、⑤スコーピオン、⑥サウンドロボット、⑦トライボット、⑧インテリジェントカー)の組み立てとプログラムダウンロード、動作確認は前回2月18日の第9回目授業で終わり、最終回のこの日はいよいよチームごとの発表会です。自分たちが組み立てたロボットの名前と動き、特徴、苦労した点、センサーの働きなどを他のチームのみんなを前に発表し、実際に動かせて見てもらいました。ほとんど同じようなパーツを使っていながらセンサーひとつでまるで違った動きをするのがわかります。今度はあんなロボットを作りたい、もっと複雑なセンサーで再挑戦したい、など科学に対する子どもたちの夢が膨らんでいるようです。SPP最後の授業には校長先生が来てくださって、目を輝かせ真剣に取り組んでいる科学クラブ部員にエールを送ってくださいました。   昨年5月から始まったSPP選定事業もようやく終了したことに指導教員・協力学生も安堵の気持ちを隠せませんでした。クラブ顧問の丸谷先生、北川先生のご指導のすばらしさのおかげです。本当にありがとうございました。しんどかったけど、また来年もやりたい、と思うのは子どもたちばかりではないようです。TAとして協力してくれた教育学部現代教育学科の学生たちの多くは小学校教諭として子どもたちの教育に携わっていきますので、近い未来の教師像を味わっているようでした。    【関連記事】 真美ケ丘第2小学校科学クラブ向け「レゴ・ロボット」製作活動! https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2-5.html   SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第3回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/spp3.html   SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第4回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/spp4.html   2012年度SPP選定事業『マミポコ・子どもサイエンス「ロボットを作ろう!」』(香芝市内小学生向け)を開講しました。 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/2012spp.html    SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第8回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2013/01/spp8.html   SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第9回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2013/02/post-628.html  

2013.02.21

2012年度後期マミポコ・キッズの活動が終了しました。

10月からはじまった後期マミポコ・キッズは、計6回の活動をもって終了となりました。最後の2回の活動もブログで紹介したいと思います。 「マミポコ・キッズ」では、近隣の小学生を対象に、室内遊びや外遊び、伝承遊びを通じて子どもたちの人間関係を築くお手伝いをしています。グループや年齢の違う子ども達と触れ合ううち、相手や自分の良さに気付くことができます。子ども同士の関係性が広がって、大勢で遊ぶことが苦手な子も、お友達と楽しく遊べるようになっていきます。 第5回の活動は、外遊びでした。寒い中、子どもたちは元気いっぱい活動することができました。ダンボールの上に乗せたボールを、グループ全員で運ぶ「ボール運び」では、どう持つのが一番いいのかを話し合って工夫することができました。また、「ばななおに」では、友達を助けるなど、子どもたち同士で助け合っていました。グループ内の仲間意識や思いやりが見られた第5回の活動でした。   第6回の活動では、アリーナ全体を使ってすごろくをしました。それぞれのマスにあるゲームやミッションを、グループのみんなと協力しながらクリアしていきました。最終回ということもあり、緊張している子どもも少なく、最初から笑顔いっぱいの活動ができました。さいころを投げるとき、順番を決めていたり、何人かで一緒に投げるようにしていたりと、グループのみんなが楽しめるよう子どもたちで話し合っている姿がたくさん見られました。最後に、グループごとにこれまでの活動や第1回のときにそれぞれが書いた自分の目標を振り返りました。また、グループリーダーからプレゼントをもらって、子どもたちはとても嬉しそうでした。   マミポコ・キッズでは、第6回の活動の時に、保護者の方々にアンケートを書いていただきました。感想・意見の中には、「参加してよかったです」「子どもが毎回楽しみにしていました」「家でよくマミポコの話をしていました」「子どもの成長が見られました」といった、私たちにとってとても嬉しい感想・意見を書いてくださったものばかりでした。また、改善点を書いていただいた方もいて、わたしたちが気付けなかったところにも気付くことができました。   2012年度後期マミポコ・キッズはこれで終了となりますが、これからも保護者や地域の方々とのつながりを大切にし、マミポコ・キッズをさらによりよいものにしていけるよう、私たち大学生スタッフはがんばっていきたいと思います。               マミポコ・キッズ広報 現代教育学科                        2回生 津村 真紀帆                        1回生 浜岡 優生                         1回生 山地 美咲   【マミポコ・キッズ関連ブログ】 ▼2012年度前期「マミポコ・キッズ」がはじまりました。 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2012-1.html ▼2012年度前期マミポコ・キッズの活動も残すところあと2回!! https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/post-522.html ▼2012年度前期マミポコ・キッズの活動も無事に終わりました!! https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/2012-4.html ▼2012年度後期「マミポコ・キッズ」が始まりました! https://www.kio.ac.jp/information/2012/11/post-602.html ▼2012年度後期「マミポコ・キッズ」第3回・第4回活動レポート!  https://www.kio.ac.jp/information/2012/12/201234.html

2013.02.19

SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第9回目授業

真美ヶ丘第二小学校科学クラブ児童26人向け「多機能ロゴ・ロボット」完成!! 2013(平成25)年2月18日、真美ケ丘第二小学校科学クラブ(4~6年生児童26人)で*SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」の第9回目授業を行いました。(畿央大学指導教員:現代教育学科奥田俊詞先生、看護医療学科福森貢先生、協力:学部生) *SPP選定事業:独立行政法人科学技術振興機構(JST)では小学生から高校生の科学分野人材育成のための制度として「サイエンスパートナーシッププロジェクト(SPP)」を毎年募集しており、これに畿央大学が応募・選定された事業です。   昨年5月から始まった「ロボットを作ろう!」のSPP授業は実質今回で終了します。8チームそれぞれの課題は違った動きをするロボットたち(①ベルトコンベア、②グランドローバー、③ヒューマノイド、④ロボットアーム、⑤スコーピオン、⑥サウンドロボット、⑦トライポット、⑧インテリジェントカー)で、ロボットアームやセンサーを取り付け、組立が完了したロボットにプログラムをダウンロードすることにより“たましい”が入り、思ったとおりの動きをします。やっとの思いで組み立てたロボットを実際に動かすと、子どもたちは目を輝かせながら「やったぞー!」の歓声をあげていました。   このロボットは壁などの障害物を感知するとバックしてまた動き出すプログラムをインプットしています。まるで「お掃除ロボット」みたいだと子どもたちは手をかざしたり自分の顔を近づけたりして動かしていました。今日は3年生の児童が科学クラブ見学に訪れました。4年生になったらクラブ活動ができるのでいろんなクラブを回っているのです。この3年生の中から新しい科学クラブ員がきっと来てくれるでしょう。 ロボットの組み立てと動作確認は今回の9回目授業で終わり、次回最終回は8チームそれぞれの発表会です。組立で苦労した点、自分たちのロボットがどのような動きをするのか、どういうセンサーが組み込まれているのか、そしてそれはどのような役に立てそうなのか、子どもたちなりに考えてもらいます。 最終回をお楽しみに!!   【関連記事】 真美ケ丘第2小学校科学クラブ向け「レゴ・ロボット」製作活動! https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2-5.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第3回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/spp3.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第4回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/spp4.html 2012年度SPP選定事業『マミポコ・子どもサイエンス「ロボットを作ろう!」』(香芝市内小学生向け)を開講しました。 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/2012spp.html  SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第8回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2013/01/spp8.html

2013.01.29

清教学園高等学校情報科の授業見学をさせていただきました!

2012年11月22日、高等学校「情報」教員免許取得希望者4人で清教学園高等学校を訪問し、情報科の授業を見学させていただきました。授業は前回の復習と生徒からの質問に答えることから始まりました。生徒が書いたフローチャートを教材提示装置で大きく映し、その間違いなどの解説を電子黒板上で書き込みながら指導されています。また、乱数の説明では、インターネット上のゲーム動画も見せながら解説されていました。先生の話を聞くだけではなく、電子黒板に書かれる説明を見る生徒たちの表情はとても真剣でした。フローチャート、条件分岐、疑似乱数など、自分が高校時代には聞いたこともなかったことばかりを学習していたことに驚きました。 2時間目は、プログラム作成です。その説明も電子黒板を使っておられました。蟻の左右の触覚が線に触れているかどうかを判断し、どちらに回転させて進めるかという、プログラムの答えではなく、考え方を話しておられました。さらに、頭の中だけで考えるのではなくノートにフローチャート等を書くようにということもおっしゃっていました。 プログラム作成が終わった後はグループ活動でした。車についたセンサーがどの位置で反応するかというセンサーの値を測り、表やグラフにまとめ、考察しました。活動中は、生徒同士の会話や先生と生徒の会話もあり、とても楽しそうな雰囲気で活動していました。 授業の最後に、学んだことを「振り返りシート」に書き、生徒自身で授業の振り返り活動を行っていました。そして、この「振り返りシート」が次の授業につながるとのことでした。 授業が終わってから、先生のお話を聞かせていただきました。授業では、生徒からの質問に応じてより深い話をしたり、普段の生活体験と結びつけたりするので、クラスによって発展的な内容が加わることもあると言っておられました。他にも、生徒が興味のあることをのばすこと、概念だけ言ってあとは生徒が考えられるようにすること、一つの話に別のことを関連させて話すこと、生徒が考えてわからなかったことに関して質問をすることで、自分で解決する方法を見いだす為に自学自習することができるようにしていること、などを伺いました。 生徒が自分で考えることのできる授業は、とても面白いと感じました。そして、その準備には、多くの知識が必要であるということもわかりました。生徒が自分で考えることで、授業の内容もより定着するだろうと感じました。また、電子黒板やプロジェクタなどの情報機器を活用することにより、授業の内容が視覚化されていたので、授業者による情報機器の使い方の工夫は特に大切だと思いました。 来年度、高等学校「情報」科の教育実習に行くので、生徒にとってわかりやすい授業や生徒が自分で考えて活動できる授業を作れるようになりたいと思いました。                     (現代教育学科 3回生 横峯愛奈)  

2013.01.29

SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第8回目授業

真美ケ丘第2小学校科学クラブ児童26人向け「多機能ロゴ・ロボット」完成間近! 2013(平成25)年1月28日、真美ケ丘第2小学校科学クラブ(4~6年生児童26名)で*SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」の第8回目授業を行いました。(畿央大学指導教員:現代教育学科奥田俊詞先生、看護医療学科福森貢先生、協力:学部生) *SPP選定事業:独立行政法人科学技術振興機構(JST)では小学生から高校生の科学分野人材育成のための制度として「サイエンスパートナーシッププロジェクト(SPP)」を毎年募集しており、これに畿央大学が応募・選定された事業です。 8グループに分かれた科学クラブメンバーは、2012(平成24)年5月14日の第1回目授業から6月18日の第4回までの間に廊下を走行する比較的単純なロボットを作りました。 11月に入ってからはいろんなセンサーを付けた様々なタイプのロボット(①ベルトコンベア、②グランドローバー、③ヒューマノイド、④ロボットアーム、⑤スコーピオン、⑥サウンドポット、⑦トライポット、⑧インテリジェントカー)の組み立てに挑戦しています。 たとえば、①ベルトコンベアロボットは、ベルトコンベアで運んできたロゴブロックの色識別によって区分け作業を行う複雑な命令をインプットします。⑤スコーピオンロボットは、まるでスコーピオン(さそり)のように近づいてきたものに針攻撃をします。8班がこれら①~⑧の別々の課題に取り組んでいます。 年間10回のロボット組立授業をこなしますが、学校行事や夏・冬休みなどで2か月近く開くときもあり、また小学校での1回の授業時間は45分と短く思うように進行しないのが難点です。しかし子どもたちが真剣に取り組む様子をみていると科学の授業ってこんなに興味深いのかとあらためて感心させられます。次回は最後の組み立てとプログラミング完成の予定。その成果が楽しみです。 【関連記事】 真美ケ丘第2小学校科学クラブ向け「レゴ・ロボット」製作活動! https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2-5.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第3回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/spp3.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第4回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/spp4.html 2012年度SPP選定事業『マミポコ・子どもサイエンス「ロボットを作ろう!」』(香芝市内小学生向け)を開講しました。 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/2012spp.html

2013.01.28

第11回畿央大学公開講座を開講しました!

メインテーマ『こころを元気に!』 2講座を開講! 2013(平成25)年1月26日(土)午後より、今回のメインテーマは、『こころを元気に!』とし、畿央大学で特に重きをおいている人間理解、人との接触、コミュニケーションのための「心理学」の専門家であるお二人の先生に、「こころの秘密」、「こころの扱い方」についてお話していただきました。 畿央大学の建学の精神である「徳をのばす、知をみがく、美をつくる」を実践していくためには、人や自然に優しく接する“こころ”を持ち心身ともに健全な人格を形成しなければなりません。畿央大学の健康科学部(理学療法学科・看護医療学科・健康栄養学科・人間環境デザイン学科)と教育学部(現代教育学科)は、医療や教育の現場で患者さんや児童と直接対話してよりよい方向に導く職業人を養成するため、心理学を学ぶカリキュラムが組み込まれています。 まず1講座目は、スポーツ心理学、注意と集中、禁煙支援などの研究の第一人者、理学療法学科東山明子教授による「こころup作戦」と題して、日々の生活の中でどのように自分のこころをコントロールできるか、適度な緊張にリラックスさせるα2波の効用、こころの持ち方ひとつで健康な精神と身体を保つ工夫など、例示を交えてわかりやすくお話していただきました。   運動では力を込めた、リキんだ状態ではうまくいかないので“力を抜く”、そして“こころも力を抜きやわらかく”させてやること、頑張りすぎないことがコツだそうです。頭ではわかっていてもなかなか直せない、実はわかっていないというのが人の常ですが、理論的に考える習慣を付け、実践することによって人生はより楽しく生きられるのではないでしょうか。   2講座目は、現代教育学科准教授で、発達心理学・家族心理学・保育幼児教育がご専門の粕井みづほ先生が、「上手なコミュニケーション」と題して夫婦関係、親子関係を中心とした人間関係づくりのコツをお話していただきました。   日本の夫婦関係の特徴として、中年期に結婚満足度はもっとも低くなり、また妻の満足度は夫より低いという統計結果が出ているそうです。受講者のみなさんにはご自分はどうかのアンケートを行い採点していただきました。いつまでも良い関係を保つコツとして、相手のためにする「感情」「情報」「行動」のマインドコントロール3原則などについての説明がありました。   この日2つの講座受講者は約70名ずつ、のべ150人ほどでした。1講座の所要時間は大学の講義と同じ90分と長いのですが、みなさん熱心にお聴きいただきました。記入いただいたアンケートを拝見すると、満足した、実生活に役に立ちますといった声が多数見受けられました。   畿央大学では地域社会貢献活動の一環としてこのような大学主催の講座とともに、ご依頼を受けて公民館やホールへ出張して講演を行う出張講義・講演も行っています。ぜひご利用ください。 https://www.kio.ac.jp/cooperation/tiikirenkei/koushi_haken/

2013.01.25

「大学・高校教育実践ソリューションセミナー」に参加しました!

内田洋行株式会社大阪支店で開かれた「大学・高校教育実践ソリューションセミナー」を見学させて頂きました。 教育の情報化と聞いて一番先に思い浮かぶのは、ゼミでもよく使用している電子黒板でした。しかし、実際見に行ってみると様々なものが展示されていていました。最新の機能を搭載した電子黒板、タブレット PCを使った学習用ソフトウェア、聞き手の反応を見ることのできるクリッカー、高解像度のプロジェクタ等々……本当にたくさんのものがあって、学校で利用できるものの多さに驚きました。どこを見ても興味深くて面白かったです。 中でも一番感動したのは、3Dプリンタです。内部で樹脂が形を作っていく様子を見せてくださって、とてもワクワクしました。 こんな機器が当たり前にある環境で、どんな授業ができるのか。未来の教室が楽しみです。                     (教育学部3回生 村上舞子)