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理学療法学科

2018.08.04

同窓会レポート~理学療法学科12期生

2018年7月21日(土)、理学療法学科12期生の同窓会を開催しました。     理学12期生?・・・そう、私たちは今年の3月15日に金子章道栄誉教授から卒業証書を授与され、それぞれの道を歩み始めて4ヶ月経過での同窓会開催となりました(参加者44名)。たった4ヶ月でもいろんなイベント(?)、アクシデント(?)、ハプニング(?)は起きるもので、○○に彼氏・彼女ができた等という話もそこかしこから聞こえてきたような、こなかったような...。 恋話ももちろんですが、やはりみんな一様に口にしたのがそれぞれの仕事に関する話題。今どんな疾患の患者を診ているのか、退勤時間は何時ぐらいか、どんな勉強をしているのか等、みんなの話を聞くことで自分の置かれている環境を客観的に見直すよい機会となったように思います。     今回は、ご多忙の中にもかかわらず、妥協のない熱い指導で我々12期生を指導してくださった松尾先生と宮本先生にもお越しいただきました。松尾先生と言えば、実習訪問に行った際、学生が適当に患者さんを歩かせて治療した気になっているのを目撃して怒り狂った、という話を授業でしていたのを思い出し、果たして今の自分の臨床は自信を持って松尾先生に見せられるものだろうかと考えさせられました。一方、宮本先生と言えば、元気塾のフィードバックで考えの浅さを指摘いただき、蛇に睨まれた蛙のようになった学生時代を思い出し、あの頃よりも深く患者さんのことを考えられているだろうか、と考えさせられました。 4年間、数々の関門(そのうち半分以上は松尾先生・・・笑)を励ましあって乗り越えてきた12期生。理学療法士として働く同期、それ以外の道を選んで頑張る同期、これからもいい刺激を与えあいながら高めあっていきたいと思います。   理学療法学科12期生 廣光悠哉   ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。

2018.08.01

理学療法学科卒業生の卒業研究が国際学術雑誌に掲載!~理学療法学科

2017年3月に理学療法学科を卒業した2名(瓜谷ゼミ:西田朋子さん、坂口ななみさん)が取り組んだ卒業研究が「Pain Research and Management」という国際学術雑誌に論文として掲載されました。 論文のタイトルは「Difference in Response to a Motor Imagery Task: A Comparison between Individuals with and without Painful Temporomandibular Disorders」です。 この研究では「メンタルローテーション」という、脳内でイメージを想起する手法を用いて、痛みを伴う顎関節症の患者さんは健常な方と比較して脳内での身体のイメージの想起が遅延したり、誤りが多かったりすることを明らかにしました。     この研究は、奈良県立医科大学口腔外科顎関節外来の顎関節専門医の先生との共同研究として実施しました。その中で西田さんと坂口さんは研究準備からデータ測定、データ整理において中心的役割を担って活動してくれました。 また今回の論文は痛みを専門にオーストラリアを中心に活躍されているPhysiotherapist、Lester E Jones氏にもご協力いただいて執筆しました。 瓜谷ゼミではこれからも、卒業研究にとどまらず、理学療法やリハビリテーションの発展に寄与するレベルでの研究に取り組んでいきたいと思います。 この論文はオープンアクセスとなっていますので、是非ご一読ください。   Uritani D, Nishida T, Sakaguchi N, Kawakami T, Jones LE, Kirita T. Difference in Response to a Motor Imagery Task: A Comparison between Individuals with and without Painful Temporomandibular Disorders. Pain Research and Management. Article ID 6810412, Volume 2018 (2018)    理学療法学科 准教授 瓜谷大輔   【関連記事】 環境省「エコチル調査」の一環で運動教室を開催!~理学療法学科瓜谷ゼミ メルボルン大学の研究チームとしてイギリスへ!~理学療法学科瓜谷准教授 瓜谷准教授の在外研究報告会兼同窓会レポート!~理学療法学科「運動器ラボ」 毎年恒例の沖縄ゼミ旅行!~理学療法学科 瓜谷ゼミ

2018.07.26

フランスの理学療法学生が来校!~理学療法学科 海外インターンシップ2018 in 台湾

理学療法学科では、昨年に引き続き3回目となる海外インターンシップを行います。教員5名、3回生15名で平成30年9月6日(木)〜12日(水)の7日間の日程で台湾を訪れます。 現地では、国立台湾大学と中国医薬大学の理学療法学科との交流や英語での講義・実習・プレゼンテーションに加えて、実際に台湾の高齢者の方への運動指導などが予定されています。   今年度から英語力アップだけでなく、海外の文化、理学療法の現状を知るために、海外からゲストをお招きし、学生交流やレクチャーを受ける機会をつくっています。前回のマレーシア、タイに続き、今回はフランスのパリにあるÉcole d'Assasという学校から、学生のAlexandre君とDianeさんの2名が大学に来てくれました!     夏でも涼しいパリと比べ、日本は「Too hot!!」と汗をかきながら、食堂で1・2回生とランチをしました。親子丼を選んだDianeさんは、今まで食べた日本料理で一番おいしい!と絶賛していました!(皆さんもぜひご賞味あれ!) その後、学内のヤマザキストアでかき氷づくり体験をしました! Dianeさんはイチゴ、Alexandre君はみぞれと渋いセレクションでした。     その後、ニューロリハビリテーション研究センターをお伺いし、センター長の森岡先生に施設案内をしていただきました。森岡先生はフランスで留学されていたこともあり、「Enchanté(アンシャンテ:はじめまして)」とフランス語での挨拶をされ、二人も驚いていました。実際に授業で、脳科学研究で用いられる実験場面を見学させていただきました。 「授業では聞いたことがあったが、実際に見るのは初めてで貴重な経験ができた」と話していました。     そして、3回生が待つ海外インターンシップの授業へ。英語学習担当の学生が考えてくれたアイスプレイクの一つ目は、二人への質問カードを引いて、答えてもらい、こちらにも質問してもらうものです。彼氏彼女の話や日本人はモテるのか?など、一気に距離が縮まって、次のジェスチャーゲームも大盛り上がりでした!     そして、お二人からフランスの理学療法についてのプレゼンテーションを聞きました。   ・教育:2015年が4年制教育(1年間は基礎医学を勉強してから理学療法教育課程に進むので、5年に近い)に移行され、実習時間は日本の約2倍。 ・就職:約80%近くはクリニックを開業している(日本は70~80%は病院に勤務し、開業権はない) ・その他の専門職:PEDICURIE-PODOLOGIEというフットケアの専門家がリハビリテーション専門職に含まれる   海外と日本との違いを知ることで、日本の現状・課題について深く考え直す機会になりました。     終了後は畿央大学のオリジナルグッズをお渡しして、いつもの集合写真をパシャリ!!終わった後も、それぞれ話したり写真を撮ったり楽しい時間を過ごすことができました。短い時間でしたが、理学療法士になるために同じように頑張っている海外の仲間ができたことは、今後の人生の糧になるのではないかと思います。     最後に、この猛暑の中、フランスからわざわざ来てくれたAlexandre君とDianeさん、この企画をサポートしてくれましたÉcole d'Assasの先生、スタッフの方々、また、見学等に協力してくださった先生方、学生のみなさんに感謝申し上げます。ありがとうございました。   Merci beaucoup!(ありがとうございました!)   理学療法学科助教 松本大輔   【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ2018 in 台湾に向けて! 海外インターンシップ先の中国医薬大学(CMU)の教員・学生が来学!~理学療法学科   ●昨年度の海外インターンシップはコチラ!

2018.07.18

森岡教授と客員研究員がISPRMで発表!~ニューロリハビリテーション研究センター

2018年7月8日(日)~12日(木)にフランスのパリで開催された12th the International Society of Physical and Rehabilitation Medicine(ISPRM) World Congressに、森岡周教授と私(佐藤剛介 客員研究員)で参加・発表してきました。   ISPRMは学会名の通りリハビリテーション医を中心とした学会であり、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士等のリハビリテーション関連職種には関係の深い学会になります。学会では、演題発表もありつつワークショップも豊富に企画されているのが特徴的でした。取り上げられている分野も幅広く、脳卒中や外傷性脳損傷、脳性麻痺、パーキンソン病、脊髄損傷をはじめとした神経疾患や筋骨格系疾患、トピックスとしてバーチャルリアリティ等がありました。   演題発表については、森岡教授と私ともに7月9日にE-poster発表を行ってきました。森岡教授の発表セッションは、短時間のプレゼンテーションとディスカッションで構成されており、森岡教授のプレゼンテーションとディスカッションのやり取りを直にみることができ参考になりました。しかしながら、今回の学会で驚かされたことの一つとして、私の発表セッションではプレゼンテーションの時間が設けられておりませんでした。結果的には、自分の演題について他の学会参加者とディスカッションできなかったことが心残りではあります… 色々な意味で世界のリハビリテーション医学を垣間見ることができたことは、今後の私の研究人生の励みになるとともに財産になると思います。   ▲演題発表を行う森岡教授(写真左)と佐藤剛介(写真右)   また、学会の合間を利用して、森岡教授・松本大輔助教、首都大学東京の先生方とフランスのサルペトリエール病院の見学に行くことができました。サルペトリエール病院は歴史が非常に古く、起源となる療養所が造られたのは西暦1650年代に遡ります。そして、現代の神経学の発展に大きな影響を与えた、Jean-Martin Charcot(ジャン=マルタン・シャルコー)医師やJoseph Jules François Félix Babinski(ジョゼフ・ジュール・フランソワ・フェリックス・ババンスキー)医師が活躍されていた病院になります。これらの医師達の名前は、学生時代から当たり前のように目にする神経疾患の病名や神経学的検査の名称にもなっており非常に身近な存在のようにも感じます。病院内には、サルペトリエール病院の歴史を物語る一つとして大きな教会が建てられていることや、日本でのリハビリテーション科がReEducationと表現されていた点が印象深かったです。さらに病院では、Myologieを専門とされているDr.Edoardo Malfattiの研究室の紹介をしていただくことができました。私の研究テーマとは離れた部分もあり、勉強不足のままでの参加となったため十分に理解できなかった点は残念に思います。しかし、実際に海外の研究室を訪問することは、初めての経験でしたので非常に良い刺激になったと思います。     今回のISPRM2018への参加では、最新のリハビリテーション医学の動向を知ることができ、加えてサルペトリエール病院を訪問し神経学の長い歴史に触れることができました。華の都パリらしく、新しいものから古いものまで私に様々な時間を与えてくれたと思います。   最後になりますが、今回の学会参加にあたり研究指導・アドバイスをしていただきました森岡周教授、大住倫弘助教、信迫悟志助教、研究室のメンバーに感謝申し上げます。そして、研究の場を提供していただきました畿央大学に感謝申し上げます。     【発表演題】 森岡 周 教授 RELATIONSHIP BETWEEN MOTOR IMAGERY ABILITY AND MOTOR FUNCTION OF HEMIPLEGIC UPPER LIMBS AND THEIR USE IN STROKE PATIENTS   佐藤 剛介 客員研究員 THE EFFECTS OF TRANSCRANIAL DIRECT CURRENT STIMULATION COMBINED WITH AEROBIC EXERCISE ON PRESSURE PAIN THRESHOLDS AND ELECTROENCEPHALOGRAPHY IN HEALTHY CONTROL: PILOT STUDY   畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 客員研究員 佐藤剛介   ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターHP ●畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターFacebook    【関連記事】 大学院生が海外でポスター発表!~健康科学研究科 森岡周教授と大学院生が第40回日本疼痛学会で発表!~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 第25回Cognitive Neuroscience Societyで研究発表!~健康科学研究科  長崎大学大学院 運動障害リハビリテーション学研究室と研究交流会を開催!~ニューロリハビリテーション研究センター

2018.07.05

環境省「エコチル調査」の一環で運動教室を開催!~理学療法学科瓜谷ゼミ

環境省が子どもの健康と環境の関連について行っている全国調査であるエコチル調査というプロジェクトの兵庫ユニットにお招きいただき、去る平成30年6月30日(土)に兵庫県尼崎市で子どもの体力向上を目的とした親子運動教室を3年生の新ゼミ生4名と卒業生で開催してきました。   当日は午前午後合わせて37家族、106名の保護者と小学校低学年までのお子さんに集まっていただきました。     子どもの体力低下については近年注目が集まっているトピックであり、子を持つ親の関心事であることは間違いありません。最近は子供が遊ぶ空間・時間・仲間が以前と比べて減少しており、遊びを通じて子どもが体力をつける機会が減少していると言われています。それに加えて共働きの親が増えたために、子どもの生活習慣が親に合わせたサイクルにならざるを得ないなど、生活習慣の影響も指摘されています。   今回のイベントでは我々が行った研究成果も紹介しながら、子ども達に体力向上と生活習慣の関係、特に睡眠をしっかり取ることの大切さをお話しました。また、ご家族・特にお父さんと一緒に過ごしたり、遊んだりすることが、運動好きになるかどうかと関連しているという報告もご紹介しました。そのあと親子でできる運動遊びを紹介し、実際に参加してくださった親子で体験してもらいました。 参加された保護者の方々は熱心にお話を聞いてくださり、終了後も質問に来られた方がたくさんおられ、保護者の方々の関心の高さをうかがい知ることができました。     アンケートでは「具体的な話が聞けて良かった」「家でも子ども達とやってみようと思う」「学生さんたちがデモンストレーションしてくれたのが分かりやすかった」など、とても好評でした。     しかし何より印象に強く残ったのは、参加してくれた子どもたちがとても楽しそうに保護者の方々と目いっぱい身体を動かしていたことでした。 終了後に保護者の方々だけでなく子どもたちが「ありがとうございました!」「めっちゃ楽しかった!」と自分達から駆け寄ってきてくれたことがとても嬉しかったです。     体操教室終了後は子どもたちと保護者の方々に足趾握力測定を体験していいただきました。     日頃は研究テーマの内容から中高年の方と関わることが多いですが、 今回のような活動を通じて、子どもたちの健康とも関わっていきたいと思います。   理学療法学科准教授 瓜谷大輔   【関連記事】 メルボルン大学の研究チームとしてイギリスへ!~理学療法学科瓜谷准教授 瓜谷准教授の在外研究報告会兼同窓会レポート!~理学療法学科「運動器ラボ」 「足趾握力」に関する論文が国際誌に掲載!~理学療法学科教員

2018.06.28

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.57~6月勉強会は新入生に向けた機器説明!

こんにちは!健康支援学生チームTASK※現代教育学科2回生の兒嶋紗佳です。2018年6月25日(月)に勉強会を行いました。    ※TASKはThink, Action, Support for Health by Kio Universityの略称で、学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。   前回に引き続き、機器を使って測定する方法を新入生に向けて説明しました。今回は、握力、足指握力、体組成の3種類です。ペアになって実際にポイントをおさえながら測定し合ったのですが、みなさん積極的に取り組んでくれたのでとても頼もしかったです!     次回からは機器の説明ではなく健康に関する勉強会になるので、普段の授業では学べないことをもっと一緒に学んでいければいいなと思います。   ▲最後はみんなでTASKの「T」(^^)/ 現代教育学科2回生 兒嶋紗佳   ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。

2018.06.25

理学療法学科 海外インターンシップ2018 in 台湾に向けて!

理学療法学科では、去年に引き続き3回目となる「海外インターンシップ」を行います。教員5名、3回生15名で平成30年9月6(木)〜12日(水)の7日間の日程で、台湾を訪れます。現地では、国立台湾大学と中国医薬大学の理学療法学科との交流や英語での講義・実習・プレゼンテーションに加えて、実際に台湾の高齢者の方への運動指導などが予定されています。   インターンシップに向けて準備も着実に進んでいます。空きコマを利用して、木曜5限に集まり現地でのプレゼンテーションや余興、旅行の手続きなどの準備を行っています。プレゼンテーションでは、「日本の理学療法」「畿央大学について」「日本の文化」というテーマごとに分かれ、より良い発表になるように話し合いを進めています。  さらに、木曜日の昼休憩にも集まり、1人ずつ英語で発表を行うことで英語のスキルも高めています!     また、3回生全員が台湾に訪れることが初めてという事もあり、学科長の庄本先生からの台湾についてレクチャーしていただき、とても勉強になりました! 今年から海外からの先生や学生との交流や英語のレクチャーを聞く機会が増えています!海外の方からも世界の理学療法について教えて頂きました。   ▼チュラロンコン大学(タイ)からアン先生(中央左)・リー先生(中央右)の訪問   ▼MAHSA大学(マレーシア)からのリーさんと。   日本との違いを実感することができるとともに、英語でのプレゼンだったのでリスニングの力もついてきたと思います!インターンシップまであと3ヶ月を切り、まだまだ行うべきことは多いですが、全員で協力しあって良いものにしていきたいです!   理学療法学科3回生 川上雅子 【関連記事】 海外インターンシップ先の中国医薬大学(CMU)の教員・学生が来学!~理学療法学科 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 帰国後に報告会を開催! 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.8 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.7 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.6 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.5 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.4 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.3 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.2 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.1

2018.06.22

書評~森岡周教授著「コミュニケーションを学ぶ -ひとの共生の生物学-」

畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター長の森岡教授(理学療法学科教授)が執筆された「コミュニケーションを学ぶ -ひとの共生の生物学-」が出版されました!     本書は、【社会人類学的視点からみた人間のコミュニケーション】【神経科学からみた人間のコミュニケーション】【人間のコミュニケーション行動】の3部構成になっており、人間のコミュニケーションを生物学的あるいは神経科学的に学べることはもちろんのこと、現代のコミュニケーション文化についても語られていますので、シンプルに楽しめる本です。最初のページをめくると、『人間はおしゃべり』とだけ綴られたページがあり、なんとも森岡教授らしい仕掛けとなっています。特に、コミュニケーションにおける“無駄”なことについても言及されており、我々のコミュニケーション行動の本質についても触れられているように思いました。 本書は、現代社会のコミュニケーションについて考える機会を与えてくれるものになっており、医療・教育・経営などの分野で幅広く読まれることになる一冊と思いますので、ご一読いただければ幸いです。   畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 助教 大住倫弘   【畿央大学教員執筆図書の紹介】 ・DVDで学ぶ助産師のわざ「母乳育児支援」に執筆協力!~助産学専攻科教員 ・書評~教育学部西端律子教授執筆「誰でも使える教材ボックス」 ・書評「看護学生のための疫学・保健統計」(看護医療学科松本泉美教授 編著) ・書評『教育の質の平等を求めて―アメリカ・アディクアシー学校財政制度訴訟の動向と法理―』 ・『サルコペニアとフレイル』書評 ・書評:森岡周教授執筆「発達を学ぶ~人間発達学レクチャー」 ・「養護教諭のための発達障害児の学校生活を支える教育・保健マニュアル」をご紹介! ・書評『リハビリテーションのための神経生物学入門』 ・書評「おいしさの科学シリーズ~生きていくための味覚の役割」 ・書評「Pain Rehabilitation(ペインリハビリテーション)」 ・石川裕之著『韓国の才能教育制度』を読む

2018.06.20

森岡周教授と大学院生が第40回日本疼痛学会で発表!~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター

平成30年6月15日、16日に長崎で開催された第40回日本疼痛学会に健康科学研究科の森岡教授と私(博士後期課程:片山脩)で参加してきました。学会では細胞や分子レベルでの基礎研究から薬理学、そしてリハビリテーションまで多彩な演題発表とシンポジウムが組まれており大変勉強になりました。 森岡教授はシンポジウム「幻肢痛のメカニズムと新規治療戦略」にて座長および演者として講演を行われました。講演では、森岡研究室の研究成果を紹介しながら「幻肢痛を含んだ身体性変容のメカニズムとニューロリハビリテーション」についてお話しされました。     私は博士後期課程で行っている「感覚運動の不一致による身体性変容の脳内情報処理メカニズム」についてポスターセッションにて発表を行いました。発表は自由討論形式でしたので多くの方々とゆっくり議論することができました。以前からお話をしたかった先生も内容を聞きに来てくださり、今後の研究につながる様々なアドバイスを頂けました。 1日目の夜には、長崎大学の沖田教授、神戸学院大学の松原教授の研究室の方々との懇親会が開催されました。学会会場とは異なり、和やかな雰囲気の中で情報交換を行うことができました。このような貴重な経験をさせて頂いた森岡教授と畿央大学に深く感謝申し上げます。 今回の発表内容を論文としてまとめ、今後も研究活動に取り組んでいきたいと思います。 健康科学研究科 博士後期課程3年 片山脩

2018.05.28

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.56~新入生に向けた機器説明&新入生歓迎会!

こんにちは!健康支援学生チームTASK※理学療法学科の礒兼実沙です。2018年5月17日(木)に新入生を迎えて勉強会&新歓を行いました。    ※TASKはThink, Action, Support for Health by Kio Universityの略称で、学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。    今回の勉強会はこれからTASKでよく使用する機器の説明を新入生に向けて行いました。種類はFRT(Functional Reach Test)、骨密度、長座体前屈、垂直飛びの4種類です。1回生は先輩の説明をしっかり聞いてくれていたと思います。これからTASKでの活動で使っていく機器なので、しっかり覚えてくれたら嬉しいですね(^^)   2回生も初めての後輩に対して、「先輩」という意識をもって機器の説明をしてくれました。   ▲骨密度計の説明中   ▲FRT(ファンクショナルリーチテスト)の説明中   ▲長座体前屈の説明中   勉強会の後は新食堂をお借りして新歓をおこないました。立食だったので1・2・3回生全員と交流することができて、とても楽しい交流会になりました!人数が多くて全員とお話しができなかったのが残念ですが、これからのTASKの活動がすごく楽しみになりました。   ▲TASKの一文字!   ▲最後はみんなでTASKの「T」(^^)/   理学療法学科3回生 礒兼実沙    ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。