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看護医療学科
2015.07.16
麻薬取締官に学ぶ麻薬と医療用麻薬の現状~看護医療学科「看護倫理」
7月7日(火)の看護医療学科3年次配当の授業「看護倫理」で、現役の麻薬取締官(講師:近畿厚生局麻薬取締部神戸分室 髙橋正氏)をお招きしての講義が行なわれました。助産学専攻科の学生も合わせた合同講義に、約100名の学生が参加しました。 テーマは「医療人に課せられた社会的使命…薬物の怖さを熟知し効能を最大限に活かす」。薬物乱用の種類や怖さについて動画や図表等でわかりやすく説明していただき、「一度でも薬物を乱用すると、依存症は一生治らない」ことを学びました。 現在日本ではマスメディアの影響などで危険ドラックに対する恐怖心や警戒心が先行しており、医療現場での麻薬使用量が諸外国と比較して少ない現状があります。このことは、疼痛で苦しんでおられる患者様が大勢おられる(=外国と比較すると日本人は痛くても我慢する傾向がある)ことを示していること、「医療麻薬は適正に使用すると副作用は出現しない」こと、現在医療用麻薬は、疼痛緩和の目的で患者様の枕元で管理することができることなど、多くのことを学びました。薬剤師でもある麻薬取締官の講義は、メッセージを伝える熱意が伝わるものでした。 終了後には学生からの質問にも快く応じていただきました。また当日取材に来ていた新聞社からの取材に学生が応える場面も見られました。 今後学生の皆さんが臨地実習で麻薬の管理や疼痛緩和の薬剤に関心を持ち、理解をさらに深めていくことを期待したいと思います。 なお、髙橋さんと本学看護医療学科の松本泉美教授および中居は、①麻薬取締官による講義を受けた場合(3回生)②乱用薬物のパンフレットを読んで理解する場合(2回生)、以上2つの方法で麻薬に対する理解や意識がどう変わるのかを比較する研究を進めています。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。 助産学専攻科 講師/教務主任 中居 由美子
2015.07.15
実習病院の看護師さんたちに来校いただきました!~急性期看護学援助論Ⅱ
看護医療学科3回生の学生は、来月からに迫った臨床実習にむけて様々な実践演習に取り組んでいます。急性期看護学実習では、手術を受ける患者さんへの看護を展開しています。 4月から4か月の間、実際の患者さんを想定した授業でトレーニングを積んできた成果が見え始めています。 先日7月6日・13日の授業(演習)には、周手術期の臨床実習施設である東大阪市立総合病院の看護師さんたちが来てくださいました。 看護師さんたちは、学生が演習する様子を温かい目で見守ってくださり、タイミングを見計らって適切なアドバイスを下さっていました。 ①手術後の患者を想定した演習をする学生たち・・患者役の役作りは女優さながら・・ ②喉頭がんの手術を受けた患者の様子を表現する学生たち・・ ③輸液や膀胱留置カテーテルも実際の患者さんに使っているもので体験しました。 演習が終わるとみんなクタクタに疲れていますが、一つずつ習得していく知識や技術がみんなを大きく成長させてくれます。 両日の演習では、東大阪市立総合病院の看護師さんから「皆さんが大学でこんなに伸び伸びと楽しく学修しているんだな」という感想をいただきました。また「病院実習でも過剰な緊張は不要です。ここで先生方から教わった知識を持って実習を楽しむつもりで頑張ってください」というエールもいただきました。 急性期看護学では、教員と臨床指導者の連携を強化することで、実習を通して学生が「看護することの喜び」を体験してくれることを願っています。
2015.07.14
御所市連携コミュニティカフェ開催レポートvol.27~第4回「認知症カフェ」!
7月10日(金)「金曜日カフェ~つどい~」(御所市連携コミュニティカフェの新名称)では、「認知症カフェ」を開催しました。 梅雨で雨が続いていましたが、この日は久しぶりの晴れ間で、多くの人が参加してくださいました。初めて来られた人や男性も多く、とてもうれしかったです。 この日は、『認知症にならないために気をつけること』をテーマに畿央大学看護医療学科の松原寿美惠先生から糖尿病と認知症とのかかわりについてお話いただきました。 日本の糖尿病患者さんのうち約100万人が認知症を合併していることに驚きました。また、糖尿病が認知症の発症につながりがあることも学びました。 糖尿病の予防のためには、①食事を規則正しく②食べすぎない③適度の運動④禁煙・節酒することです。まったく食べない、1食抜くなどをすると、身体の決まったリズムが変わってしまい、かえって身体に悪いそうです。3食きっちり摂取し、1週間に1回ぐらいは食べ過ぎの日があっても、大丈夫だそうです。 最後に、健康運動指導士の米倉先生による、椅子に座ってできる運動を、音楽に合わせて行いました。こぶしを前に押し出す運動では、みなさんで「やーー」と掛け声をかけながら、楽しく行ない、皆さんの笑顔が見られました。 また、この日は看護医療学科の2回生の学生の皆さんがボランティアとして協力していただきました。ありがとうございました。 今後梅雨が明けるとますます暑くなりますが・・・・・ そんなときこそ!カフェで涼みながら、お茶しながら、イベントに参加してみませんか?毎週金曜日に”金曜日カフェ~つどい~”を開催しておりますので、是非一度お越しください。斎藤ゼミ一同皆様にお会いできるのを心からお待ちしております! 人間環境デザイン学科4回生 山上華奈 【今後のスケジュール】 御所市連携コミュニティカフェ イベントスケジュール
2015.06.18
「日本老年看護学会第20回学術集会」参加レポート~看護医療学科教員
2015年6月12日(金)~14日(日)に、パシフィコ横浜で開催された「日本老年看護学会第20回学術集会」に参加しました。今年は、日本老年学会総会、日本老年医学会、日本老年精神医学会、日本老年社会科学会、日本基礎老化学会、日本老年歯科医学会、日本ケアマネジメント学会との合同学会でした。日本老年看護学会の参加者は例年以上に多く、2,000人近い参加がありました。 講演、シンポジウム、ワークショップ、口頭発表、ポスター発表など盛りだくさんの内容で、どの会場も座る席を確保するのが大変なくらい盛況でした。 内容としては、「認知症の治療や看護」「支援の在り方」「エンド・オブ・ライフケア」「医療施設や高齢者ケア施設におけるケア」「看護教育」「倫理」「共同・連携」など多彩なものでした。”認知症ケア”については、アルツハイマーに関するものも多かったのですが、レビー小体型認知症についての発表が多くみられました。 また畿央大学の老年看護学分野教員(山崎教授他)より、「認知症高齢者グループホームと連携している看護師の終末期ケアでのジレンマ」のテーマでポスター発表をしました。 発表内容は、本来は看護職が常駐することは義務付けられていないグループホームでの看取り時に、グループホームで働く看護職や訪問看護師がどのようなことに困難や葛藤を抱いているのかを調査した研究でした。 他にも、若年性認知症の当事者方の丹野氏が38歳でAlzheimer型認知症と診断され、悲嘆と絶望にあるなかで「認知症の人と家族の会」との出会いが心の支えになったことや、今も会社(ネッツトヨタ仙台)で会社員を続けられているのは社長の理解のおかげだと発言されている講演を聞いて、自分たちも認知症に理解のある企業をさらに増やす活動を続け、「認知症にやさしい町 広陵町」「認知症に強い大学 畿央大学」をめざす心意気を実感した学会となりました。 ▲写真(上)丹野さんの講演 合同学会でしたので、いろいろ聞きたい講演もあったのですが、全部を回るのは困難でした。しかし、昨年と比較しても終末期医療や看取り、認知症ケア、多職種連携に関する演題の増加に変化が感じ、さらなる研鑽の必要性を実感しました。 看護医療学科 老年看護学領域 教授 山崎尚美 講師 南部登志江 助手 島岡昌代 助手 寒作里加子 臨床教授 松原寿美恵 健康科学研究科 川村由香里
2015.06.18
「第16回日本認知症ケア学会大会」参加レポート~看護医療学科教員
平成27(2015)年5月23日(土)~24日(日)の2日間、「第16回 日本認知症ケア学会大会」が、ホテル札幌芸文館および札幌教育文化会館にて開催されました。 この学会は、認知症ケアに携わる多くの職種が集まり、講演、口頭発表、ポスター発表等を行い、研讃するところが特徴です。医師、看護師、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士などの職種とともに、各専門士、看護の分野においては専門看護師や老年看護認定看護師などが参加していました。 また昨年、関西で初めて立ち上げた奈良県認知症ケア専門士会の山崎尚美会長(畿央大学看護医療学科教授)をはじめとする理事による発表もありました。 内容としては、「治療から看護」「介護」「地域での支援など幅広く」「ユマニチュード」「ひもときシート」「若年性認知症」「オレンジカフェ」など幅広い内容でした。 また畿央大学の老年看護学分野教員(山崎教授他)より、「認知症高齢者グループホームの終末期ケアにおける医療連携体制の特徴」のテーマでポスター発表をしました。 発表内容は、グループホームでの看取り時に、グループホーム職員と看護職との医療連携体制の特徴には、①往診専門の医師が中心となる「医療強化型連携」 ②「訪問看護を含んだ看護職との連携体制型」 ③「看護師が管理者である医療連携型」の3パターンがあり、ぞれぞれの特徴を活かしたケア提供の必要性を示唆したものです。 参加者からは、それぞれの体制にどのような教育支援が必要かという質問を頂きましたが、「連携体制の特徴から多職種が活用できる教材が必要であり、それぞれの職種、殊に看護職対象の教育プログラムや教育支援システムの充実が不可欠であること」を強調してお答えしました。 ▲大会長の山田律子先生と記念写真 看護医療学科 老年看護学領域 教授 山崎尚美 講師 南部登志江 助手 寒作里加子 ※「認知症ケア専門士」…認知症ケアに対する優れた学識と高度の技能、および倫理観を備えた専門技術士 【関連記事】「奈良県認知症ケア専門士会」第1回研修会が開催されました。
2015.06.09
病院インターンシップ実習発表会【看護医療学科】~すべての病院実習を終えて~
こんにちは! 今日も元気いっぱい!看護医療学科の藤原です(^^)♪ 6月5日(金) ついに、長かった病院実習が終わりを迎えました。 チーム医療ふれあい実習、基礎看護学実習、各看護学領域実習、病院インターンシップ実習・・・、入学時から頑張ってきた実習が終わりを迎え、つらかった時もありましたが、今ではさみしい気持ちもあります。 最後の病院での実習は病院インターンシップ実習ということで・・・、 実際、看護師さんはどのように仕事の優先度を判断しているんだろう? どのように病棟の中で連携をとっているんだろう? チーム医療が行われている病院での看護師の役割は? など、個々に目標や課題を持ちながら実習に取り組みました。 そして、もう一つの目的があり、それぞれの看護観(どのような看護師になりたいか)を再確認し、それぞれの思いを深めていくという実習でもありました。本日、2週間の実習が終わり、それぞれの学びや看護観を共有するため、発表会が行われました。報告会にはたくさんの先生方が来てくださいました。 テーマ:「わたしの看護観とこれからすすむ道」 限られた時間の中で個々の学びをすべて発表するのは難しかったのですが、一人ひとり”看護観”を発表し、一人ひとりの先生方から”うれしいお言葉”を頂きました。 ある学生は、この看護師を目標にしていこう!と思ったり、 ある学生は、この言葉・・・すごく心に響いたな、と感じたり、 ある学生は、患者さんにもっと寄り添う看護を・・・と強く思うことができたり、 それぞれの学生が自分の看護観をありのままに発表しました。 決してきれいな言葉ではなく、自分の言葉で先生方に伝えることができました。 学びもたくさんありましたが、自分の課題を見出すことのできた実習でした。 もう畿央大学の白衣ではなく、次に着るのは就職した病院の白衣です。 不安でいっぱいですが・・・。 先生方からは「学んだこと、看護観を大事に看護師として羽ばたいていって下さい!」と力強いお言葉を頂きました。 その期待に応えられるよう、それぞれの看護観を胸に就職しても頑張っていこうと思いました!! 病院実習もすべて終わり、いよいよ国家試験が近づいてきました! 今年も全員合格100%を目指して、頑張っていきましょう!^^ みなさん、本当におつかれさまでした☆ 看護医療学科 藤原舞香
2015.06.05
「母性看護学」での自主学習用DVDを制作中!~看護医療学科
現在、看護医療学科3年次配当「母性看護学援助論Ⅱ」の講義・演習で使用する「人形を使った沐浴」のDVDを制作しています。完成すれば、教員が実施している様子を収録したDVDを何度も繰り返し見直すことでしっかりした自主練習が可能になります。 ①領域担当教員が集まって沐浴方法のチェックリストを点検 ②撮影の様子 ③DVD制作に協力してくれた学生さんたち 実際の沐浴の講義演習は7月9日(木)で、技術試験は7月16日(木)です。 全員合格に向けて頑張ってください! 看護医療学科 母性看護学領域 講師 鷲尾弘枝
2015.05.25
学生広報スタッフBlog vol.169~マジックサークルが「ふれあい社協まつり」に参加!
こんにちは☆ 学生広報スタッフの、きーさんです♪ 4回生になって約2か月! 保健師課程の集中講義や卒業研究、国試対策など、やる事はいっぱいですが、勉強と遊び、課外活動を両立させながら楽しんで生活しています(^^) ▲保健師課程の「地区踏査」。町を歩き、いろいろ見て回って健康課題を考えます☆ 遠足みたいで楽しそうに見えますが、みんな真剣そのものです!(笑) TASK(健康支援学生チーム)の新入生歓迎会!! ▲看護医療学科のメンバーも増えた♪全学年が揃いました(^^) ▲集合写真♪メンバーがかなり増えました♪ ※TASK(健康支援学生チーム)はThink, Action, Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 …と、このように“大学生らしい”健康で文化的な生活を送っている今日この頃ですが、今回のメインテーマはマジックサークル!! ボランティアの依頼を受け、5月24日(日)に開催された「ふれあい社協まつり2015」(主催:上牧町社会福祉協議会)でマジックを披露して来ました♪ ▲近鉄五位堂駅からバスで約10分☆ 目的地の上牧町は、畿央大学のある広陵町と同じ北葛城郡内の町です。会場は「2000年会館(上牧町保健福祉センター)」 ▲保健師取得をめざすきーさんとしては、この辺がとても気になる(笑) ちなみに上牧町地域包括支援センターは、もともと社協委託型で運営されていましたが、現在は町直営型になっているそうです(^^) ▲オープニングセレモニー♪ ▲中庭では模擬店!賑わっています(^^) 午後からはいよいよマジックサークルの出番です☆ ▲バラエティ豊かなマジックを披露し、大人から子どもまで、いろんな人に楽しんでもらえたと自負しています♪ きーさんもトランプの束の真ん中に入れたはずのカードが一番上に上がってくる「アンビシャス」というマジックを披露し、なんとか見破られずに喜んでもらいました(^^) 実習の時に患者さんにも披露していた、きーさんの得意技です☆ マジックサークル以外にも、畿央大学の幼児教育研究部がボランティアに来ていた他、畿友会(学生自治会)やTASKでも一緒に活動しているメンバーがイベントのお手伝いをしていました。 イベント終了後は皆さんと一緒に後片付け☆ その時にたまたま出会ったボランティア連絡協議会会長で上牧町児童民生委員もされているWさんからバルーンアートの作り方も教えて頂きました(^^) マジックと組み合わせると子どもに喜んでもらえそうですね♪ ▲立つ鳥跡を濁さず。しっかり後片付け☆ ▲Wさん、ありがとうございました! マジックやボランティアを通してこうした様々な一期一会や学びが得られました♪ 課外活動ってほんとにいいもんですね! サークルはメンバーを随時募集しているので、興味のある方はお気軽に連絡して下さいね!
2015.05.14
平成27年度 新入生宿泊研修レポート~看護医療学科 9班学生からの報告!
看護医療学科の新入生宿泊研修に参加した学生さんの報告をご紹介します! 【9班の学生からのレポート】 私達、看護医療学科は4月8・9日に高野山へ宿泊研修に行きました。4月ですが、標高が高く気温が0℃以下で非常に寒かったです。 まず、班ごとに分かれて高野山探索をしました。私達の班は“中の橋”という橋について調べました。“中の橋”は死の世界の入り口だということを知って、何も知らずに渡っていたので後から知った時は怖くなりました…。 その後クラスごとに分かれてクラス会を開いてクラスのメンバーとの仲を深めました。 先輩方がビンゴ大会をしてくださって豪華な景品もあり、大いに盛り上がりました。 次に高野山大学の教授である山脇先生の講義を聞きました。 山脇教授からは、『働くということの本当の意味』『プロだからこそできる仕事』『本当の優しさとはどういうことなのか』『社会に出ていくうえでの大切なこと』など、たくさん学ばせていただきました。 その後、先輩方から実習についての体験談や学校生活のお話なども伺うことができ、みんな興味津々でした。その際に課題が多いということを聞き、少しビビっています(笑) でもこれから自分たちが学んで行くことが具体的に分かってワクワクしている気持ちもあります。 夜は色々な友達とたくさんおしゃべりもして楽しかったです。 話が盛り上がって少し夜更かしもしました。 2日目は、最後のまとめとしてグループで“いのちとこころ”について調べたことを発表しました。班ごとに様々な考え方があり、どれもとても素晴らしかったです。 私達の班は“看護師にとって大切なこと”をサブタイトルとして話し合いをしました。 看護師にとって大切なことは自分で考えて行動する、常に客観的に物事を考える力だと考えました。またチーム医療を行うにあったって、患者さんはチームの一員であると考え、節度を保った関係で看護することが大切だと考え、まとめ、発表しました。 これらのことをふまえて、看護師としてだけでなく、一人の人間としても成長出来るように4年間、しっかり学修していきたいです。 【関連記事】 平成27年度 新入生宿泊研修レポートvol.2~看護医療学科
2015.04.20
国際学会「第30回国際アルツハイマー病学会議」参加レポート~看護医療学科教員
4月15日~18日までオーストラリアのパースでADI国際会議が開催され、17日に「認知症高齢者グループホームの職員に対する終末期ケア研修会の有効性」について発表しました。発表内容は、愛知県と宮城県での行ったグループホーム職員に対する終末期ケア研修会の内容の妥当性を検証したものです。南オーストラリアから来た歯科衛生士やメルボルンの認知症コーディネーターから終末期ケアにおいては多職種との連携は重要であり、とても関心があるとの示唆を得ました。 また、世界の認知症ケアの傾向としては、BPSDなどの心理・行動障害に対するアセスメントや対応の教育、緩和ケアの教育の発表も多く、緩和ケアの教育、特に医師・看護師・介護職などの専門職や介護する家族への教育についてのシステムや教育ツールの開発が進んでいました。 当事者やその家族の参加も多く来られていて、自らの体験をプレゼンテーションし、認知症の人の世界(イメージ)を理解することへの促進がなされていました。日本からも認知症の当事者やご家族の方も来られていて、海外の認知症カフェの発表について大変興味深く聞いていました。 また、メルボルンで会う予定のアルツハイマー病協会(メルボルン支部)の方やLa.Trobe大学の教授とも会場で出会いしました。ADI国際会議はADI国際会議は2016年はブタペスト、2017年に日本で予定されています。 看護医療学科 教授 山崎 尚美
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